JP4044221B2 - トルクリミッタ - Google Patents

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    • B65H2403/73Couplings
    • B65H2403/732Torque limiters

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、常に一定のトルクを伝達し、所定値以上の負荷がかかると、トルクの伝達を遮断するトルクリミッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタなどの給紙機構は、紙を1枚ずつ送り出すため、第1回転軸で紙送り出し方向へ回転させられるゴム製の第1ローラと、第2回転軸で紙戻し方向へ回転させられるゴム製の第2ローラとを軸方向へ外周を接触させて配設し、第2回転軸と第2ローラとの間にトルクリミッタを配設した構成とされている。
なお、第1および第2回転軸は、同一方向へ回転する。
【0003】
このように構成した給紙機構で、1枚の紙が第1ローラと第2ローラとの間に入ったときは、第1ローラと紙との間の摩擦力がトルクリミッタの設定トルクよりも大きいので、第2ローラが第1ローラと反対方向へ回転することにより、紙が送り出される。
しかし、2枚の紙が第1ローラと第2ローラとの間に入ったときは、紙と紙との摩擦力がトルクリミッタの設定トルクよりも小さいので、第1ローラが紙送り出し方向へ回転して一方の紙を送り出し、第2ローラが紙戻し方向へ回転して他方の紙を戻すことにより、紙を1枚ずつ送り出している。
【0004】
図6は上記した従来のトルクリミッタのシャフトを除いて上側半分を断面とした正面図である。
図6において、1は合成樹脂で円筒状に成形されたシャフトを示し、後述するマグネット7の内径よりも僅かに小さな外径で、マグネット7内へ挿入される太径部2の両側に、後述するハウジング9の挿通孔12,15へ挿通される細径部3,4が連なっている。
そして、ハウジング9から突出する細径部4にピンなどが係合する係合部5が設けられ、太径部2と細径部4との境界部分の外周にマグネット7の外径よりも小径なフランジ6が設けられている。
【0005】
7は円筒状のマグネットを示し、軸方向の長さ(以下、単に長さという。)が太径部2の長さと略同一で、内径が太径部2の外径よりも僅かに大きくされている。
このマグネット7は、接着剤で太径部2の外周に固定されている。
8は円筒形のヒス材(強磁性体を含む磁性体)を示し、長さが太径部2の長さと略同一か太径部2の長さよりも長く、マグネット7の外周と所定のギャップ、例えば0.1mm位で内周が対向する内径とされている。
【0006】
9は合成樹脂で成形されたハウジングを示し、細径部3が挿通される円形の挿通孔12が中心に設けられ、太径部2およびマグネット7が後述するワッシャ16を介して当接する底部11の外周に、円形の筒部13が設けられたハウジング本体10と、細径部4が挿通される円形の挿通孔15が中心に設けられ、フランジ6が当接する状態で開放端を閉塞するようにハウジング本体10に接着剤で固定される円形のキャップ14とで構成されている。
なお、ハウジング本体10はヒス材8を所定の力で圧入できる内径とされ、ハウジング9の中心部分における軸方向の内法は、太径部2の細径部3側の端からフランジ6の細径部4側までの長さと略同一にされている。
【0007】
16はワッシャを示し、合成樹脂製のシート状で、太径部2およびマグネット7とハウジング本体10との間に介装され、マグネット7とハウジング本体10と間の摩擦係数を所定の値に設定するものである。
【0008】
次に、動作について説明する。
図6に示すトルクリミッタのシャフト1に図示を省略した回転軸を挿通し、この回転軸に設けたピンなどを係合部5に係合させてシャフト1を回転軸に固定した状態で、回転軸を所定方向へ回転させると、マグネット7とヒス材8との磁気的結合により、ハウジング9も回転軸と同じ方向へ回転する。
しかし、マグネット7とヒス材8とが一体となって回転するトルクよりも大きな負荷がハウジング9にかかると、マグネット7とヒス材8とが回転力を伝達しなくなるため、ハウジング9は回転軸と一緒に回転しなくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このトルクリミッタを構成する個々の部品であるシャフト1、マグネット7、ヒス材8、ハウジング本体10、キャップ14に寸法精度のばらつきがあることにより、組み立て状態でマグネット7とヒス材8との間のギャップにばらつきがあり、また、シャフト1、ハウジング本体10およびキャップ14などの摺動部の摺動特性にばらつきがあり、さらには、マグネット7およびヒス材8の特性にばらつきがある。
【0010】
したがって、トルクリミッタを組み立てた場合、種々の要素によってトルクにばらつきが発生する。
しかし、組み立て後にトルクを所定の範囲に入るように微調整することができなかったので、トルクリミッタの不良率を低下させて歩留まりを向上させることができなかった。
【0011】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、組み立て後にトルクを所定の範囲に入るように微調整することによって歩留まりを向上させることのできるトルクリミッタを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明のトルクリミッタは、ハウジングを軸方向の途中で底部と筒部とを有するハウジング本体およびキャップに分割するとともに、組み立て状態でハウジング本体とキャップとの間に間隙を形成する長さとし、この間隙の磁性体の外周に磁性体粒を混入したリングを装着したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態であるトルクリミッタの分解斜視図、図2は図1に示したリングを除いた部品を組み立ててシャフトを除いた上側半分を断面とした正面図、図3は図2のA−A線に相当する断面図、図4は図3の状態に組み立てた後にリングを装着してシャフトを除いた上側半分を断面とした正面図である。
【0014】
これらの図において、21は耐熱性を有する非晶性のポリカーボネートで円筒状に成形されたシャフトを示し、後述するマグネット28の内径よりも僅かに小さな外径で、中心に対して対称な外側の部分に軸方向へ同一断面で切り欠いたIカットと称される切欠部23を有し、マグネット28内へ挿入される太径部22の両側に、後述するハウジング31の挿通孔34,41へ挿通される細径部24,25が連なっている。
そして、ハウジング31から突出する細径部25にピンなどが係合する係合部26が設けられ、太径部22と細径部25との境界部分の外周にマグネット28の外径よりも小径なフランジ27が設けられている。
【0015】
28は円筒状のマグネットを示し、長さが太径部22の長さと略同一で、内径が太径部22の外径よりも僅かに大きく、切欠部23を形成するために太径部22から切り取った肉に相当する肉を切欠部23に対応する内面の軸方向へ肉盛りした肉盛り部29が設けられている。
30は円筒形のヒス材(強磁性体を含む磁性体)を示し、長さが太径部22の細径部24側の端からフランジ27の細径部25側までの長さよりも長く、マグネット28の外周と所定のギャップ、例えば0.1mm位で内周が対向する内径とされている。
【0016】
31はハウジングを示し、非晶性のポリカーボネートと相性のよい高摺動グレードのポリオキシメチレンで成形された、ハウジング本体32と、キャップ39とで構成されている。
そして、ハウジング本体32は、細径部24が挿通される円形の挿通孔34が中心に設けられ、この挿通孔34の中心を中心にした同一円周上に所定数の通気孔35が設けられるとともに、内側にヒス材30の端面が当接する突条36が所定の高さで、半径方向に所定間隔で設けられ、太径部22およびマグネット28が後述するワッシャ46を介して当接する底部(第1底部)33と、この底部33の外周に、開放端側の内面が底部33へ向かって縮閉する周回したテーパー面38とされた円形の筒部(第1筒部)37とで構成されている。
【0017】
また、キャップ39は、細径部25が挿通される円形の挿通孔41が中心に設けられ、フランジ27が当接した状態で、フランジ27で塞がれないように挿通孔41の中心を中心にした同一円周上に所定数の通気孔42が設けられるとともに、内側にヒス材30の端面が当接する突条43が所定の高さで、半径方向に所定間隔で設けられた底部(第2底部)40と、この底部40の外周に、開放端側の内面が底部40へ向かって縮閉する周回したテーパー面45とされた円形の筒部(第2筒部)44とで構成されている。
【0018】
なお、ハウジング本体32およびキャップ39は、ヒス材30を所定の力で圧入できる内径とされている。
そして、ハウジング本体32の開放端から突条36までの軸方向の寸法にキャップ39の開放端から突条43までの軸方向の寸法を加えた有効寸法はヒス材30の長さよりも所定長短くされ、組み立てた状態でハウジング本体32とキャップ39との間に間隙Gを形成する長さとされている。
【0019】
46はワッシャを示し、合成樹脂製のシートで、太径部22およびマグネット28とハウジング本体32との間に介装され、マグネット28とハウジング本体32と間の摩擦係数を所定の値に設定するものである。
47はヒス材30の外周に装着されるリングを示し、例えばシリコンゴムなどのゴムに鉄、鉄系合金などの磁性体粒(強磁性体粉および磁性体粉を含む磁性体粒)が混入されているが、磁化された磁性体粒を混入させたものとは異なるものである。
【0020】
次に、組立の一例について説明する。
まず、軸を垂直方向へ向けて作業台に載置したヒス材30の上に筒部37を下側にしてハウジング本体32を載置した後、ハウジング本体32を押し下げてヒス材30の端面が突条36に当接する状態までヒス材30を筒部37内へ圧入させる。
そして、細径部25側を下側にして軸を垂直方向へ向けた状態で、切欠部23に肉盛り部29を対応させてマグネット28内へ太径部22を挿入してフランジ27にマグネット28を載置した後、太径部22およびマグネット28の端面にワッシャ46を載置する。
【0021】
次に、ハウジング本体32を上側にしてヒス材30内へ下側からシャフト21を上昇させてマグネット28を挿入し、細径部24を挿通孔34へ挿通するとともに、太径部22およびマグネット28を、ワッシャ46を介して底部33に当接させる。
そして、上下を反転させ、軸を垂直方向へ向けて作業台に載置した後、筒部44を下側にしたキャップ39の挿通孔41へ細径部25を挿通してヒス材30の上にキャップ39を載置し、キャップ39を押し下げてヒス材30の端面が突条43に当接する状態まで筒部44内へヒス材30を圧入することにより、図2に示す状態に組み立てることができる。
【0022】
次に、図2の状態に組み立てると、ハウジング本体32とキャップ39との間に周回した間隙Gが形成されるので、この間隙Gのヒス材30の外周にリング47を、自身の弾性を利用して装着することにより、図4に示す状態に組み立てることができる。
【0023】
図5はリングを用いてトルクを微調整する説明図である。
なお、マグネット28を同一のものとし、ヒス材30の厚さ(半径方向の厚さ)、すなわち体積を増減させた場合、ヒス材30の体積が増えることによってトルクが減少し、ヒス材30の体積が減ることによってトルクが増加することが、実験によって明らかになった。
したがって、トルクを微調整する場合、ヒス材30の体積を増減すればよいことになる。
【0024】
次に、トルクの微調整の一例について説明する。
まず、リング47を装着しない状態で、図5に示すトルク適正範囲Zよりも僅かにトルクが大きくなるようにトルクリミッタを設計する。
このように設計したトルクリミッタを図2の状態に組み立てる。
そして、測定したトルクが、例えばトルク適正範囲Zよりも大きなトルクAであった場合、トルク適正範囲Z内の例えばトルクBとなるように、ヒス材30の体積を見掛け上増加させるリング47を間隙Gに装着することにより、トルクAをトルク適正範囲Z内に入るトルクBに微調整することができる。
【0025】
次に、トルクの微調整の他の例について説明する。
まず、適当な磁性体粒を混入したリング47を装着した状態で、図5に示すトルク適正範囲Zの中央のトルクCとなるようにトルクリミッタを設計する。 このように設計したトルクリミッタを図2の状態に組み立てる。
そして、測定したトルクがトルク適正範囲Zよりも大きなトルクAであった場合、トルク適正範囲Z内のトルクBとなるように、設計段階の磁性体粒の混入率よりも混入率を増加させたリング47を間隙Gに装着し、ヒス材30の体積を見掛け上増加させることにより、トルクAをトルク適正範囲Z内に入るトルクBに微調整することができる。
【0026】
また、測定したトルクが、例えばトルク適正範囲Zよりも小さなトルクDであった場合、トルク適正範囲Z内の例えばトルクEとなるように、設計段階の磁性体粒の混入率よりも混入率を減少させたリング47を間隙Gに装着し、ヒス材30の体積を見掛け上減少させることにより、トルクDをトルク適正範囲Z内に入るトルクEに微調整することができる。
【0027】
このようにヒス材30の体積を見掛け上増減させる方法は、磁性体粒の混入率を増減させる他、リング47に混入する磁性体粒の質を、例えば鉄、コバルト、ニッケル、これらの合金などに変えたり、磁性体粒の混入率を変えずに長さを変えたり、混入率を変えずに半径方向の肉厚を変えることによっても行える。
【0028】
上述したように、この発明の一実施形態によれば、組み立て後に間隙Gに装着するリング47によってトルクを微調整できるので、不良率を低下させて歩留まりを向上させることができる。
そして、シャフト21に切欠部23を設け、マグネット28に肉盛り部29を設けたので、シャフト21をマグネット28内へ挿入するだけで、マグネット28をシャフト21の周方向へ回転しないように取り付けることができる。
したがって、接着剤を使用することなく回転しないようにマグネット28をシャフト21に作業性よく、かつ効率的に取り付けることができる。
【0029】
また、底部33と筒部37とからなるハウジング本体32と、底部40と筒部44とからなるキャップ39とでハウジング31を構成し、各筒部37,44内へヒス材30を圧入する構成にしたので、精度のよいヒス材30の外周面を利用して接着剤を使用することなくシャフト21を支持する両挿通孔34,41の適正な位置関係(同軸度)を確保しつつハウジング31を作業性よく、かつ効率的に組み付けることができる。
【0030】
そして、各筒部37,44の開放端側の内面を各底部33,40へ向かって縮閉する周回したテーパー面38,45としたので、ヒス材30を圧入するときにテーパー面38,45が案内面として機能するため、各筒部37,44を破損させることなくヒス材30を容易に圧入することができる。
さらに、ハウジング31の有効寸法をヒス材30よりも短くしたので、ヒス材30の長さに両底部33,40の肉厚を加えた値がハウジング31の長さとなるため、ハウジング31の長さ寸法を正確に出すことが容易になる。
【0031】
また、シャフト21を非晶性のポリカーボネートで成形するとともに、ハウジング本体32およびキャップ39を非晶性のポリカーボネートと相性のよい高摺動グレードのポリオキシメチレンで成形したので、摩擦係数を低下させて安定した摺動特性を得ることができる。
さらに、ハウジング31の両底部33,40に通気孔35,42を設けたので、この通気孔35,42からハウジング31内の暖まった空気が流出したり、または、例えば通気孔35から流入した空気が通気孔42から流出することにより、熱を放出してハウジング31内の温度上昇を抑えることができるため、温度上昇によるトルク低下を防いでトルクを安定させることができる。
【0032】
上記した実施形態において、係合手段を切欠部23と肉盛り部29とで構成したが、シャフト21をマグネット28内へ挿入可能で、マグネット28がシャフト21の周方向へ回転不可能な関係であれば、例えばDカット、溝と突条または突起との組合せ、または多角形などの係合手段であってもよい。
また、突条36,43を設けてヒス材30の端面で通気孔35,42を塞がないようにしたが、ヒス材30の端面で通気孔35,42を塞がなければ、突条36,43を設けなくてもよい。
さらに、リング47は、例えばOリング、角リング、三角リングなどのようにヒス材30の外周に沿う断面形状のものであればよいことは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、組み立て後に間隙に装着するリングによってトルクを微調整できるので、不良率を低下させて歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるトルクリミッタの分解斜視図である。
【図2】図1に示したリングを除いた部品を組み立ててシャフトを除いた上側半分を断面とした正面図である。
【図3】図2のA−A線に相当する断面図である。
【図4】図3の状態に組み立てた後にリングを装着してシャフトを除いた上側半分を断面とした正面図である。
【図5】リングを用いてトルクを微調整する説明図である。
【図6】従来のトルクリミッタのシャフトを除いて上側半分を断面とした正面図である。
【符号の説明】
21 シャフト
22 太径部
23 切欠部
24,25 細径部
26 係合部
27 フランジ
28 マグネット
29 肉盛り部
30 ヒス材
31 ハウジング
32 ハウジング本体
33,40 底部
34,41 挿通孔
35,42 通気孔
36,43 突条
37,44 筒部
38,45 テーパー面
39 キャップ
46 ワッシャ
47 リング
G 間隙

Claims (5)

  1. シャフトの外周に取り付けられた円筒状のマグネットをハウジングの内周に取り付けられた円筒状の磁性体内へ挿入した状態で、前記マグネットの外周と前記磁性体の内周とが所定のギャップで対向するように前記シャフトの両端部を前記ハウジングで回転可能に支持したトルクリミッタにおいて、
    前記ハウジングを軸方向の途中で底部と筒部とを有するハウジング本体およびキャップに分割するとともに、組み立て状態で前記ハウジング本体と前記キャップとの間に間隙を形成する長さとし、
    この間隙の前記磁性体の外周に磁性体粒を混入したリングを装着した、
    ことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 請求項1に記載のトルクリミッタにおいて、
    前記リングは、前記磁性体粒の混入率を変えたものによって組み立て後のトルクを調整できる、
    ことを特徴とするトルクリミッタ。
  3. 請求項1に記載のトルクリミッタにおいて、
    前記リングは、前記磁性体粒の質を変えたものによって組み立て後のトルクを調整できる、
    ことを特徴とするトルクリミッタ。
  4. 請求項1に記載のトルクリミッタにおいて、
    前記リングは、軸方向の長さを変えたものによって組み立て後のトルクを調整できる、
    ことを特徴とするトルクリミッタ。
  5. 請求項1に記載のトルクリミッタにおいて、
    前記リングは、半径方向の肉厚を変えたものによって組み立て後のトルクを調整できる、
    ことを特徴とするトルクリミッタ。
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