JP2000104752A - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ

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JP2000104752A
JP2000104752A JP10273002A JP27300298A JP2000104752A JP 2000104752 A JP2000104752 A JP 2000104752A JP 10273002 A JP10273002 A JP 10273002A JP 27300298 A JP27300298 A JP 27300298A JP 2000104752 A JP2000104752 A JP 2000104752A
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    • B65H3/5253Driven retainers, i.e. the motion thereof being provided by a dedicated drive the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
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    • H02K49/00Dynamo-electric clutches; Dynamo-electric brakes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て後にトルクを所定の範囲に入るよう
に微調整することによって歩留まりを向上させることの
できるトルクリミッタを提供する。 【解決手段】 シャフトの外周に取り付けた円筒状のマ
グネットをハウジングの内周に取り付けた円筒状のヒス
材内へ挿入した状態で、マグネットの外周とヒス材の内
周とが所定のギャップで対向するようにシャフトの両端
部をハウジングで回転可能に支持したトルクリミッタに
おいて、ハウジング31を軸方向の途中で、底部33,
40と筒部37,45とを有するハウジング本体32お
よびキャップ39に分割し、組み立て状態でハウジング
本体32とキャップ39との間に間隙Gを形成する長さ
とし、この間隙Gのヒス材30の外周に磁性体粒を混入
したリング47を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常に一定のトル
クを伝達し、所定値以上の負荷がかかると、トルクの伝
達を遮断するトルクリミッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタなどの給紙機構は、紙を1枚ず
つ送り出すため、第1回転軸で紙送り出し方向へ回転さ
せられるゴム製の第1ローラと、第2回転軸で紙戻し方
向へ回転させられるゴム製の第2ローラとを軸方向へ外
周を接触させて配設し、第2回転軸と第2ローラとの間
にトルクリミッタを配設した構成とされている。なお、
第1および第2回転軸は、同一方向へ回転する。
【0003】このように構成した給紙機構で、1枚の紙
が第1ローラと第2ローラとの間に入ったときは、第1
ローラと紙との間の摩擦力がトルクリミッタの設定トル
クよりも大きいので、第2ローラが第1ローラと反対方
向へ回転することにより、紙が送り出される。しかし、
2枚の紙が第1ローラと第2ローラとの間に入ったとき
は、紙と紙との摩擦力がトルクリミッタの設定トルクよ
りも小さいので、第1ローラが紙送り出し方向へ回転し
て一方の紙を送り出し、第2ローラが紙戻し方向へ回転
して他方の紙を戻すことにより、紙を1枚ずつ送り出し
ている。
【0004】図6は上記した従来のトルクリミッタのシ
ャフトを除いて上側半分を断面とした正面図である。図
6において、1は合成樹脂で円筒状に成形されたシャフ
トを示し、後述するマグネット7の内径よりも僅かに小
さな外径で、マグネット7内へ挿入される太径部2の両
側に、後述するハウジング9の挿通孔12,15へ挿通
される細径部3,4が連なっている。そして、ハウジン
グ9から突出する細径部4にピンなどが係合する係合部
5が設けられ、太径部2と細径部4との境界部分の外周
にマグネット7の外径よりも小径なフランジ6が設けら
れている。
【0005】7は円筒状のマグネットを示し、軸方向の
長さ(以下、単に長さという。)が太径部2の長さと略
同一で、内径が太径部2の外径よりも僅かに大きくされ
ている。このマグネット7は、接着剤で太径部2の外周
に固定されている。8は円筒形のヒス材(強磁性体を含
む磁性体)を示し、長さが太径部2の長さと略同一か太
径部2の長さよりも長く、マグネット7の外周と所定の
ギャップ、例えば0.1mm位で内周が対向する内径と
されている。
【0006】9は合成樹脂で成形されたハウジングを示
し、細径部3が挿通される円形の挿通孔12が中心に設
けられ、太径部2およびマグネット7が後述するワッシ
ャ16を介して当接する底部11の外周に、円形の筒部
13が設けられたハウジング本体10と、細径部4が挿
通される円形の挿通孔15が中心に設けられ、フランジ
6が当接する状態で開放端を閉塞するようにハウジング
本体10に接着剤で固定される円形のキャップ14とで
構成されている。なお、ハウジング本体10はヒス材8
を所定の力で圧入できる内径とされ、ハウジング9の中
心部分における軸方向の内法は、太径部2の細径部3側
の端からフランジ6の細径部4側までの長さと略同一に
されている。
【0007】16はワッシャを示し、合成樹脂製のシー
ト状で、太径部2およびマグネット7とハウジング本体
10との間に介装され、マグネット7とハウジング本体
10と間の摩擦係数を所定の値に設定するものである。
【0008】次に、動作について説明する。図6に示す
トルクリミッタのシャフト1に図示を省略した回転軸を
挿通し、この回転軸に設けたピンなどを係合部5に係合
させてシャフト1を回転軸に固定した状態で、回転軸を
所定方向へ回転させると、マグネット7とヒス材8との
磁気的結合により、ハウジング9も回転軸と同じ方向へ
回転する。しかし、マグネット7とヒス材8とが一体と
なって回転するトルクよりも大きな負荷がハウジング9
にかかると、マグネット7とヒス材8とが回転力を伝達
しなくなるため、ハウジング9は回転軸と一緒に回転し
なくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このトルクリミッタを
構成する個々の部品であるシャフト1、マグネット7、
ヒス材8、ハウジング本体10、キャップ14に寸法精
度のばらつきがあることにより、組み立て状態でマグネ
ット7とヒス材8との間のギャップにばらつきがあり、
また、シャフト1、ハウジング本体10およびキャップ
14などの摺動部の摺動特性にばらつきがあり、さらに
は、マグネット7およびヒス材8の特性にばらつきがあ
る。
【0010】したがって、トルクリミッタを組み立てた
場合、種々の要素によってトルクにばらつきが発生す
る。しかし、組み立て後にトルクを所定の範囲に入るよ
うに微調整することができなかったので、トルクリミッ
タの不良率を低下させて歩留まりを向上させることがで
きなかった。
【0011】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、組み立て後にトルクを所定
の範囲に入るように微調整することによって歩留まりを
向上させることのできるトルクリミッタを提供するもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のトルクリミッ
タは、ハウジングを軸方向の途中で底部と筒部とを有す
るハウジング本体およびキャップに分割するとともに、
組み立て状態でハウジング本体とキャップとの間に間隙
を形成する長さとし、この間隙の磁性体の外周に磁性体
粒を混入したリングを装着したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
トルクリミッタの分解斜視図、図2は図1に示したリン
グを除いた部品を組み立ててシャフトを除いた上側半分
を断面とした正面図、図3は図2のA−A線に相当する
断面図、図4は図3の状態に組み立てた後にリングを装
着してシャフトを除いた上側半分を断面とした正面図で
ある。
【0014】これらの図において、21は耐熱性を有す
る非晶性のポリカーボネートで円筒状に成形されたシャ
フトを示し、後述するマグネット28の内径よりも僅か
に小さな外径で、中心に対して対称な外側の部分に軸方
向へ同一断面で切り欠いたIカットと称される切欠部2
3を有し、マグネット28内へ挿入される太径部22の
両側に、後述するハウジング31の挿通孔34,41へ
挿通される細径部24,25が連なっている。そして、
ハウジング31から突出する細径部25にピンなどが係
合する係合部26が設けられ、太径部22と細径部25
との境界部分の外周にマグネット28の外径よりも小径
なフランジ27が設けられている。
【0015】28は円筒状のマグネットを示し、長さが
太径部22の長さと略同一で、内径が太径部22の外径
よりも僅かに大きく、切欠部23を形成するために太径
部22から切り取った肉に相当する肉を切欠部23に対
応する内面の軸方向へ肉盛りした肉盛り部29が設けら
れている。30は円筒形のヒス材(強磁性体を含む磁性
体)を示し、長さが太径部22の細径部24側の端から
フランジ27の細径部25側までの長さよりも長く、マ
グネット28の外周と所定のギャップ、例えば0.1m
m位で内周が対向する内径とされている。
【0016】31はハウジングを示し、非晶性のポリカ
ーボネートと相性のよい高摺動グレードのポリオキシメ
チレンで成形された、ハウジング本体32と、キャップ
39とで構成されている。そして、ハウジング本体32
は、細径部24が挿通される円形の挿通孔34が中心に
設けられ、この挿通孔34の中心を中心にした同一円周
上に所定数の通気孔35が設けられるとともに、内側に
ヒス材30の端面が当接する突条36が所定の高さで、
半径方向に所定間隔で設けられ、太径部22およびマグ
ネット28が後述するワッシャ46を介して当接する底
部(第1底部)33と、この底部33の外周に、開放端
側の内面が底部33へ向かって縮閉する周回したテーパ
ー面38とされた円形の筒部(第1筒部)37とで構成
されている。
【0017】また、キャップ39は、細径部25が挿通
される円形の挿通孔41が中心に設けられ、フランジ2
7が当接した状態で、フランジ27で塞がれないように
挿通孔41の中心を中心にした同一円周上に所定数の通
気孔42が設けられるとともに、内側にヒス材30の端
面が当接する突条43が所定の高さで、半径方向に所定
間隔で設けられた底部(第2底部)40と、この底部4
0の外周に、開放端側の内面が底部40へ向かって縮閉
する周回したテーパー面45とされた円形の筒部(第2
筒部)44とで構成されている。
【0018】なお、ハウジング本体32およびキャップ
39は、ヒス材30を所定の力で圧入できる内径とされ
ている。そして、ハウジング本体32の開放端から突条
36までの軸方向の寸法にキャップ39の開放端から突
条43までの軸方向の寸法を加えた有効寸法はヒス材3
0の長さよりも所定長短くされ、組み立てた状態でハウ
ジング本体32とキャップ39との間に間隙Gを形成す
る長さとされている。
【0019】46はワッシャを示し、合成樹脂製のシー
トで、太径部22およびマグネット28とハウジング本
体32との間に介装され、マグネット28とハウジング
本体32と間の摩擦係数を所定の値に設定するものであ
る。47はヒス材30の外周に装着されるリングを示
し、例えばシリコンゴムなどのゴムに鉄、鉄系合金など
の磁性体粒(強磁性体粉および磁性体粉を含む磁性体
粒)が混入されているが、磁化された磁性体粒を混入さ
せたものとは異なるものである。
【0020】次に、組立の一例について説明する。ま
ず、軸を垂直方向へ向けて作業台に載置したヒス材30
の上に筒部37を下側にしてハウジング本体32を載置
した後、ハウジング本体32を押し下げてヒス材30の
端面が突条36に当接する状態までヒス材30を筒部3
7内へ圧入させる。そして、細径部25側を下側にして
軸を垂直方向へ向けた状態で、切欠部23に肉盛り部2
9を対応させてマグネット28内へ太径部22を挿入し
てフランジ27にマグネット28を載置した後、太径部
22およびマグネット28の端面にワッシャ46を載置
する。
【0021】次に、ハウジング本体32を上側にしてヒ
ス材30内へ下側からシャフト21を上昇させてマグネ
ット28を挿入し、細径部24を挿通孔34へ挿通する
とともに、太径部22およびマグネット28を、ワッシ
ャ46を介して底部33に当接させる。そして、上下を
反転させ、軸を垂直方向へ向けて作業台に載置した後、
筒部44を下側にしたキャップ39の挿通孔41へ細径
部25を挿通してヒス材30の上にキャップ39を載置
し、キャップ39を押し下げてヒス材30の端面が突条
43に当接する状態まで筒部44内へヒス材30を圧入
することにより、図2に示す状態に組み立てることがで
きる。
【0022】次に、図2の状態に組み立てると、ハウジ
ング本体32とキャップ39との間に周回した間隙Gが
形成されるので、この間隙Gのヒス材30の外周にリン
グ47を、自身の弾性を利用して装着することにより、
図4に示す状態に組み立てることができる。
【0023】図5はリングを用いてトルクを微調整する
説明図である。なお、マグネット28を同一のものと
し、ヒス材30の厚さ(半径方向の厚さ)、すなわち体
積を増減させた場合、ヒス材30の体積が増えることに
よってトルクが減少し、ヒス材30の体積が減ることに
よってトルクが増加することが、実験によって明らかに
なった。したがって、トルクを微調整する場合、ヒス材
30の体積を増減すればよいことになる。
【0024】次に、トルクの微調整の一例について説明
する。まず、リング47を装着しない状態で、図5に示
すトルク適正範囲Zよりも僅かにトルクが大きくなるよ
うにトルクリミッタを設計する。このように設計したト
ルクリミッタを図2の状態に組み立てる。そして、測定
したトルクが、例えばトルク適正範囲Zよりも大きなト
ルクAであった場合、トルク適正範囲Z内の例えばトル
クBとなるように、ヒス材30の体積を見掛け上増加さ
せるリング47を間隙Gに装着することにより、トルク
Aをトルク適正範囲Z内に入るトルクBに微調整するこ
とができる。
【0025】次に、トルクの微調整の他の例について説
明する。まず、適当な磁性体粒を混入したリング47を
装着した状態で、図5に示すトルク適正範囲Zの中央の
トルクCとなるようにトルクリミッタを設計する。 こ
のように設計したトルクリミッタを図2の状態に組み立
てる。そして、測定したトルクがトルク適正範囲Zより
も大きなトルクAであった場合、トルク適正範囲Z内の
トルクBとなるように、設計段階の磁性体粒の混入率よ
りも混入率を増加させたリング47を間隙Gに装着し、
ヒス材30の体積を見掛け上増加させることにより、ト
ルクAをトルク適正範囲Z内に入るトルクBに微調整す
ることができる。
【0026】また、測定したトルクが、例えばトルク適
正範囲Zよりも小さなトルクDであった場合、トルク適
正範囲Z内の例えばトルクEとなるように、設計段階の
磁性体粒の混入率よりも混入率を減少させたリング47
を間隙Gに装着し、ヒス材30の体積を見掛け上減少さ
せることにより、トルクDをトルク適正範囲Z内に入る
トルクEに微調整することができる。
【0027】このようにヒス材30の体積を見掛け上増
減させる方法は、磁性体粒の混入率を増減させる他、リ
ング47に混入する磁性体粒の質を、例えば鉄、コバル
ト、ニッケル、これらの合金などに変えたり、磁性体粒
の混入率を変えずに長さを変えたり、混入率を変えずに
半径方向の肉厚を変えることによっても行える。
【0028】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、組み立て後に間隙Gに装着するリング47によ
ってトルクを微調整できるので、不良率を低下させて歩
留まりを向上させることができる。そして、シャフト2
1に切欠部23を設け、マグネット28に肉盛り部29
を設けたので、シャフト21をマグネット28内へ挿入
するだけで、マグネット28をシャフト21の周方向へ
回転しないように取り付けることができる。したがっ
て、接着剤を使用することなく回転しないようにマグネ
ット28をシャフト21に作業性よく、かつ効率的に取
り付けることができる。
【0029】また、底部33と筒部37とからなるハウ
ジング本体32と、底部40と筒部44とからなるキャ
ップ39とでハウジング31を構成し、各筒部37,4
4内へヒス材30を圧入する構成にしたので、精度のよ
いヒス材30の外周面を利用して接着剤を使用すること
なくシャフト21を支持する両挿通孔34,41の適正
な位置関係(同軸度)を確保しつつハウジング31を作
業性よく、かつ効率的に組み付けることができる。
【0030】そして、各筒部37,44の開放端側の内
面を各底部33,40へ向かって縮閉する周回したテー
パー面38,45としたので、ヒス材30を圧入すると
きにテーパー面38,45が案内面として機能するた
め、各筒部37,44を破損させることなくヒス材30
を容易に圧入することができる。さらに、ハウジング3
1の有効寸法をヒス材30よりも短くしたので、ヒス材
30の長さに両底部33,40の肉厚を加えた値がハウ
ジング31の長さとなるため、ハウジング31の長さ寸
法を正確に出すことが容易になる。
【0031】また、シャフト21を非晶性のポリカーボ
ネートで成形するとともに、ハウジング本体32および
キャップ39を非晶性のポリカーボネートと相性のよい
高摺動グレードのポリオキシメチレンで成形したので、
摩擦係数を低下させて安定した摺動特性を得ることがで
きる。さらに、ハウジング31の両底部33,40に通
気孔35,42を設けたので、この通気孔35,42か
らハウジング31内の暖まった空気が流出したり、また
は、例えば通気孔35から流入した空気が通気孔42か
ら流出することにより、熱を放出してハウジング31内
の温度上昇を抑えることができるため、温度上昇による
トルク低下を防いでトルクを安定させることができる。
【0032】上記した実施形態において、係合手段を切
欠部23と肉盛り部29とで構成したが、シャフト21
をマグネット28内へ挿入可能で、マグネット28がシ
ャフト21の周方向へ回転不可能な関係であれば、例え
ばDカット、溝と突条または突起との組合せ、または多
角形などの係合手段であってもよい。また、突条36,
43を設けてヒス材30の端面で通気孔35,42を塞
がないようにしたが、ヒス材30の端面で通気孔35,
42を塞がなければ、突条36,43を設けなくてもよ
い。さらに、リング47は、例えばOリング、角リン
グ、三角リングなどのようにヒス材30の外周に沿う断
面形状のものであればよいことは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、組み
立て後に間隙に装着するリングによってトルクを微調整
できるので、不良率を低下させて歩留まりを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるトルクリミッタの
分解斜視図である。
【図2】図1に示したリングを除いた部品を組み立てて
シャフトを除いた上側半分を断面とした正面図である。
【図3】図2のA−A線に相当する断面図である。
【図4】図3の状態に組み立てた後にリングを装着して
シャフトを除いた上側半分を断面とした正面図である。
【図5】リングを用いてトルクを微調整する説明図であ
る。
【図6】従来のトルクリミッタのシャフトを除いて上側
半分を断面とした正面図である。
【符号の説明】
21 シャフト 22 太径部 23 切欠部 24,25 細径部 26 係合部 27 フランジ 28 マグネット 29 肉盛り部 30 ヒス材 31 ハウジング 32 ハウジング本体 33,40 底部 34,41 挿通孔 35,42 通気孔 36,43 突条 37,44 筒部 38,45 テーパー面 39 キャップ 46 ワッシャ 47 リング G 間隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの外周に取り付けられた円筒状
    のマグネットをハウジングの内周に取り付けられた円筒
    状の磁性体内へ挿入した状態で、前記マグネットの外周
    と前記磁性体の内周とが所定のギャップで対向するよう
    に前記シャフトの両端部を前記ハウジングで回転可能に
    支持したトルクリミッタにおいて、 前記ハウジングを軸方向の途中で底部と筒部とを有する
    ハウジング本体およびキャップに分割するとともに、組
    み立て状態で前記ハウジング本体と前記キャップとの間
    に間隙を形成する長さとし、 この間隙の前記磁性体の外周に磁性体粒を混入したリン
    グを装着した、 ことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトルクリミッタにおい
    て、 前記リングは、前記磁性体粒の混入率を変えたものによ
    って組み立て後のトルクを調整できる、 ことを特徴とするトルクリミッタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトルクリミッタにおい
    て、 前記リングは、前記磁性体粒の質を変えたものによって
    組み立て後のトルクを調整できる、 ことを特徴とするトルクリミッタ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のトルクリミッタにおい
    て、 前記リングは、軸方向の長さを変えたものによって組み
    立て後のトルクを調整できる、 ことを特徴とするトルクリミッタ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のトルクリミッタにおい
    て、 前記リングは、半径方向の肉厚を変えたものによって組
    み立て後のトルクを調整できる、 ことを特徴とするトルクリミッタ。
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