JPH05240327A - 回転体装置 - Google Patents

回転体装置

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JPH05240327A
JPH05240327A JP32850892A JP32850892A JPH05240327A JP H05240327 A JPH05240327 A JP H05240327A JP 32850892 A JP32850892 A JP 32850892A JP 32850892 A JP32850892 A JP 32850892A JP H05240327 A JPH05240327 A JP H05240327A
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JP
Japan
Prior art keywords
gear
rotating body
cap
sliding
rotary body
Prior art date
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Pending
Application number
JP32850892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Tsuchitani
美郎 槌谷
Hiroshi Yukimachi
博司 行待
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH05240327A publication Critical patent/JPH05240327A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車装置、巻掛伝導装置等の回転体装置にお
いて、軸方向位置を正確に出すことが出来、端面の摩耗
し難い回転体装置を提供する。 【構成】 歯車1のボス部1b外周に嵌合するキャップ
2を設ける。キャップ2は隣接部材と摺動する摺動面2
a、ボス1bに嵌合する円筒形嵌合部2b、ボス1bの
外周を押圧する取付部2c、キャップ2をボス1bに取
付ける際に取付けを容易にする導入部2dを備えてい
る。これによって組立容易、摺動面の方向を間違えな
い、摺動個所を明確にでき、摺動を安定し、軸方向隙間
の管理が容易、キャップを複数種類揃えて同一の回転体
を様々な機械に共通化できる。摺動部材を交換するだけ
で容易に保守でき、プーリ、歯車を回転体とする回転体
装置に適用して好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプーリ、歯車等
の回転体の端面が隣接部材と摺動して回転する回転体装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、歯車とそれが取り付けら
れている歯車軸と歯車軸を支持する軸受の端面と摺動す
る場合、両者の材質が共にプラスチックであると、互い
の融着、摩耗、異音等の生じるおそれがあり、同材質あ
るいは類似材質の摺動を避けるために、両者の間に薄い
スペーサを挟み、同材質あるいは類似材質が摺動するの
を避けていた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、例
えば歯車と軸受端面の関係の様に、同材質あるいは類似
材質の摺動を避けるために歯車の両側に薄いスペーサを
入れることは、非常に組みづらく、例えば歯車を納める
ハウジング中へ該スペーサを落としたりしてコストアッ
プの原因となったり、組み立て不良を起こす原因にもな
ってしまう。
【0004】さらに、スペーサでは、回り止めがなく、
本来摺動させたいと考えている部分で摺動するとは限ら
ないばかりでなく、さらに、組み立ての際もスペーサで
は、どちらの側が摺動面かを瞬時に見分けて組み立てる
ことはむずかしく、摺動面を抜きだし側として使用した
いにもかかわらず、その逆になってしまい、滑らかに摺
動できなくなってしまうという欠点があった。
【0005】本発明は回転体装置における上記課題を解
消し、組立分解容易で、且つ組み違えることのない回転
体装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は回
転体の端面が隣接部材と摺動して回転する回転体装置に
おいて、前記回転体に摺動部材を取り外し自在に取り付
け、この摺動部材の材質は相手摺動面の材質と異にした
ことを特徴とする回転体装置である。
【0007】本発明の第2の発明は前記摺動部材は、弾
性を有している第1の発明に記載の回転体装置である。
【0008】本発明の第3の発明は前記回転体はプーリ
である第1の発明に記載の回転体装置である。
【0009】本発明の第4の発明は前記回転体は歯車で
ある第1の発明に記載の回転体装置である。
【0010】本発明の第5の発明は回転体の端面が隣接
部材と摺動して回転する回転体装置において、前記回転
体の端面が摺動する前記隣接部材に摺動部材を取り外し
自在に取り付け、この摺動部材の材質は相手摺動面の材
質と異にしたことを特徴とする回転体装置である。
【0011】本発明の第6の発明は前記摺動部材は、弾
性を有している第5の発明に記載の回転体装置である。
【0012】本発明の第7の発明は前記回転体はプーリ
である第5の発明に記載の回転体装置である。
【0013】本発明の第8の発明は前記回転体は歯車で
ある第5の発明に記載の回転体装置である。
【0014】
【実施例】以下図面をもとに、本発明の実施例について
説明する。
【0015】「実施例1」図1,図2は斜視図、図3は
平面図である。歯車1は合成樹脂製であり、円筒形の歯
車部1a外周には歯列が形成され、歯車部1a両側には
ボス部1bが形成され、中心に歯車軸を挿通させる軸穴
1cが設けてある。
【0016】摺動部材としてのキャップ2はボス部1b
に着脱自在となっており、上記歯車軸が軸承される軸受
端面と摺動する円環平板状の摺動面2aを有し、中心は
歯車軸の挿通する穴2eである。該摺動面2aを突出部
として離れる方向にボス部1b外周と嵌合する円筒嵌合
部2bが設けられ、更に円筒嵌合部2bの縁を三等配し
て摺動面2a側から遠のく方向に突出する取付部2cが
設けられている。各取付部2cの内接円はボス部1b外
径より小さく、取付部2c先端は外周方向に斜めに折曲
して更に同方向に突出して導入部2dを設けてある。キ
ャップ2はステンレス鋼を絞り加工して作られており、
歯車1のボス部1bに向って進めると、導入部2dがボ
ス部1bの外周の角に当り、取付部2cは外周側へその
ばね力に抗して拡大され、ボス部1b外周に嵌合して、
ボス部1b外周を圧する。そのまま軸方向にキャップ2
を押し込むと円筒嵌合部2bはボス部1bの外周に嵌合
し、摺動面2aの中心と歯車1の軸穴1cの中心が一致
する。歯車1の両側からキャップ2を取付けるとこれら
は一体的となり、軸方向寸法管理、組立が容易となる。
又、このようにすることにより、歯車1にキャップ2を
自動組立可能となる。
【0017】図3はハウジング中に歯車を組込んだ図で
ある。歯車の種類は異なっているけれどもはすば歯車1
1,12のボス11b,12bには夫々キャップ13
a,13b,13c,13dが嵌合している。はすば歯
車11の支持は、軸15が固定ではすば歯車11が該軸
15上で回転自在な場合で、該軸15はプラスチック製
のハウジング14に固定されている。はすば歯車12は
歯車軸16に固定されており、ハウジング14に一体に
形成した平軸受部14a,14bで回転自在で且つ、ス
ラストを各軸受部14a,14bの対向する端面で受け
るようになっている。歯車列はハウジング14に固定し
たモータ10の歯車の歯部を一体に形成したモータ軸1
0aとはすば歯車11とかみ合い、はすば歯車11はは
すば歯車12とかみ合っている。
【0018】いま、モータ10が矢印α1 の方向に回転
したとき、はすば歯車11は矢印α2 の方向へ、はすば
歯車12は矢印α3 の方向へ回転し、はすば歯車12
は、矢印βの方向へのスラスト力を受けることになる。
このため、はすば歯車12が矢印βの方向に力を受ける
と、キャップ13cの摩耗が大きくなるが、キャップ1
3cははすば歯車12に対して着脱が容易であるため、
キャップ13cが摩耗したとしても容易に取り換えるこ
とができるものである。
【0019】「実施例2」実施例1では、歯車1とキャ
ップ2を一体とした状態で軸方向の寸法は一定であった
が、実施例2では歯車とキャップを結合した状態で回転
体にスラスト方向の弾性をもたせる様にしてある。
【0020】図4に、実施例2の正面図を示す。図4に
於いて歯車3のボス3aにキャップ4が差し込まれてい
る。この実施例のキャップ4は前述実施例の摺動面部が
図4のように球の一部となっている。この球形部4a部
分が弾性体となっていて、図中実線で書かれているのが
自然状態で、図中一点鎖線で示したのが、圧縮した状態
の図である(ただし、このキャップは容易に圧縮できる
ものである)。そして、結合した状態では、通常の軸方
向の幅寸法はAであるが、A′まで変形可能である。も
ちろん歯車軸の挿通する穴が設けてある。このように、
弾性を持つことにより、一般に歯車等の回転体をある機
械の中に組み込む場合は、必ず軸方向隙間を持たせなく
てはならないのに対して、軸方向隙間を設けなくても歯
車等は容易に回転することができ、軸方向隙間を設けた
場合は歯車等の軸方向位置が一定しないのに対して、本
実施例の場合は一定にすることができる。例えば他の部
品との隙間をなくしたい時等は、非常に有利であり、し
かも滑らかに回転可能である。
【0021】さらに、図4に於ける歯車3が、例えば板
金製の幅の狭い歯車であった場合、少しでも余分に歯車
が軸方向に変位すると、歯車が噛み合わなくなってしま
うため、歯車のボス部軸方向の幅を寸法管理するのは非
常にむずかしく、噛み合いがはずれる可能性があるが、
この実施例のキャップを取りつけることにより、寸法を
厳しく管理することなく、軸方向隙間をなくすることが
できる。
【0022】「実施例3」実施例1では、歯車1の両側
に同一のキャップ2を圧入したが、本実施例では、該キ
ャップを複数種類用意して、該歯車1が使用される状況
に応じて組み替えて使用してもよい。
【0023】キャップを複数種類用意することによっ
て、様々な状況において対応がとれ、同一の歯車を様々
な機械で共通化できる。
【0024】例えば、キャップの材質を複数種類設定す
ることで、歯車が装着されるハウジングの材質と異なっ
た材質を選択できる。あるいは、高温・高湿や低温・低
湿といった厳しい環境に耐え得る材質を選択して、機械
に装着することができる。
【0025】さらに、実施例2におけるキャップを、A
の幅が自由に決められるように形状が異なるキャップを
複数種類用意して、様々な機械に同一歯車を共通化して
使用することもできる。 「実施例4」実施例1〜3では、歯車等の回転体にキャ
ップをかぶせていたが、図5に示す様に、ハウジング1
7側にキャップ6を装着し、その中に回転体である歯車
5を装着してもよい。即ち、歯車5の歯車軸5aはハウ
ジング17に設けた軸受部17aに軸承され、軸受部1
7aの円筒形外周にキャップを嵌め込んである。
【0026】この様に、ハウジング側にキャップを取り
付けることにより、高耐久性の機械であれば、容易に交
換可能な歯車を、摩耗させる側とすることができ、本体
(ハウジング)側の摩耗を防止することができる。
【0027】各実施例は回転体と不動のハウジング間の
関係として説明したが同軸上で隣接摺動する複数の回転
体間において本発明が適用されることは言及するまでも
ない処である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、 1) 組立てが容易になる。 2) 例えば、抜きだし側といったような組み込み方向
を間違えずに組み立てられる。 3) 摺動させる箇所を明確にでき、摺動を安定させる
ことができる。 4) 軸方向隙間の管理が容易である。 5) 摺動部材を複数種類用意することにより、同一の
回転体を様々な機械で共通化できる。 6) 回転体又はこの回転体に隣接する隣接部材に取り
つける摺動部材が容易に着脱できることにより、はすば
歯車のように軸方向に荷重が加わり、軸方向端面の摩耗
が大きい場合、たとえ、摩耗が大きく、機械が停止せざ
るを得なくなった場合でも摺動部材を交換するだけで容
易に保守が行える。 7) 片寄り力の働くプーリ、スラスト力の生ずる歯車
装置に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の分解斜視図である。
【図2】実施例1の組立状態の斜視図である。
【図3】歯車装置の平面図である。
【図4】実施例2の正面図である。
【図5】実施例4の正面図である。
【符号の説明】
1,3,5 歯車 2,4,6 キャップ 14 ハウジング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の端面が隣接部材と摺動して回転
    する回転体装置において、前記回転体に摺動部材を取り
    外し自在に取り付け、この摺動部材の材質は相手摺動面
    の材質と異にしたことを特徴とする回転体装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動部材は、弾性を有している請求
    項1記載の回転体装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体はプーリである請求項1記載
    の回転体装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体は歯車である請求項1記載の
    回転体装置。
  5. 【請求項5】 回転体の端面が隣接部材と摺動して回転
    する回転体装置において、前記回転体の端面が摺動する
    前記隣接部材に摺動部材を取り外し自在に取り付け、こ
    の摺動部材の材質は相手摺動面の材質と異にしたことを
    特徴とする回転体装置。
  6. 【請求項6】 前記摺動部材は、弾性を有している請求
    項5記載の回転体装置。
  7. 【請求項7】 前記回転体はプーリである請求項5記載
    の回転体装置。
  8. 【請求項8】 前記回転体は歯車である請求項5記載の
    回転体装置。
JP32850892A 1992-11-13 1992-11-13 回転体装置 Pending JPH05240327A (ja)

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