JP4043645B2 - ヤーコン・桑葉配合食品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は糖尿病の予防又は改善を目的とする食事療法に適した配合茶又はその利用法に関し、詳しくは南米アンデス原産のヤーコン地上部と桑葉を混合した配合茶、該配合茶の水又は含水アルコール抽出物を有効成分とする糖尿病の予防又は改善用薬剤、並びに該配合茶の水又は含水アルコール抽出物を含有してなる同疾病予防又は改善用食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
糖尿病は糖代謝の異常によって引き起こされる疾患であり、現在国内には600万人の患者がいると言われ、またそのほぼ二倍の予備軍がいると推定されている。
【0003】
糖尿病はインスリン依存型(IDDM)とインスリン非依存型(NIDDM)に大別され、インスリン依存型はウイルス等が原因とされる自己免疫機序によって膵臓のβ細胞が壊死あるいは機能停止することによりインスリンを合成・分泌できないタイプであり、患者の1割弱を占めている。また、インスリン非依存型は加齢やストレス等の不確定な要因により生ずるインスリンの分泌不全や組織インスリン抵抗性に起因して高血糖を示すタイプであり、患者の9割以上がこのタイプに含まれる。このタイプの軽症又は中等症の患者における治療には食事療法と運動療法が主に採用されており、食事のカロリー制限及び運動による糖の代謝促進で血糖値の安定が図られている。
【0004】
しかしながら、食後の血糖値の急な上昇とその持続(食後過血糖)が長年に渡って続くと、いずれは耐糖能異常につながり、糖尿病の悪化に伴って血管障害を促進し、神経症、腎症、網膜症、更には心筋梗塞、脳卒中等の合併症の発症につながる危険性を有している。食後過血糖の抑制はインスリン非依存型糖尿病の発症予防に効果があるとされ、アカルボース等のα−グルコシダーゼ阻害剤が医療用医薬品として利用されているが、糖尿病の予防又は悪化防止の観点から食事療法の更なる充実が望まれている。
【0005】
その他、糖尿病以外で高血糖状態を引き起こす要因としてストレスがある。現代はストレス社会ともいわれ、子供から大人に至るまでストレスを感じている人は多い。また、このストレスがもとで暴飲・暴食をする人も少なくない。ストレスは交感神経を興奮させてアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を促し、これにより血糖値が上昇するといわれている。したがって、日常生活においてストレスの状態、更に暴飲・暴食等が続くと高血糖状態になる危険性があり、糖尿病と同様の合併症の発症につながるため、日頃から食後過血糖の抑制等による血糖値コントロールが必要である。
【0006】
以上のように、糖代謝異常は生活習慣病の多くの疾患と関連があることから、生活習慣病の予防又は悪化防止を目的とした薬剤や食品が望まれている。
【0007】
ヤーコン(Yacon)は南米アンデス原産のキク科の植物であり、学名をSmallanthus sonchifolia(旧学名Polymnia sonchifolia)と言う。ヤーコンはニュージーランドを経て1985年に根菜として日本に紹介され、その後国内の農業試験場や大学の農学部において利用法が研究された。
【0008】
特に塊根部については、フラクトオリゴ糖を多量に含むことが見出され、生のまま根菜として食用に供した場合、低カロリーであることからダイエット食や糖尿病食として検討されると共に、フラクトオリゴ糖やフラクトースの天然原料として検討された経緯がある。
【0009】
一方、塊根収穫時には2mにも達するヤーコンの地上部、特に茎葉部については、従来、原産地で家畜の飼料として用いられているか又は水溶性溶媒抽出物を老化防止・美白用の皮膚外用剤として提案されている(特開平8-175964号)以外、その用途の開拓は十分なされておらず、糖尿病関連の応用としては、国内でのヤーコン利用法研究の過程で、自然乾燥させたヤーコン茎葉部を単独でお茶として利用することで糖尿病患者の血糖値が低下することが報告されていた〔農業および園芸、第64巻 第4号 538(1989)〕。
【0010】
しかしながら、ヤーコン茎葉部は食事の際にお茶として服用することで食後過血糖を有意に抑制するものの、苦味や渋味が強く味の点で改善の余地が残されていた。
【0011】
最近になって、本発明者らはヤーコン茎葉部にウーロン茶葉を混合することで味が改善されること並びにその配合茶が、それぞれを単独で用いた場合に比べて有意に食後過血糖を抑制し、血中の中性脂肪やコレステロールを低下させ更には体重増加を抑制する作用を有することを見出して、新たな提案を行った〔PCT出願公開WO98/08527〕。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ヤーコン単独での食後過血糖抑制作用は上記のごとく知られていたが、更に長期に服用することで耐糖能異常を改善又は進行を抑制することを本発明者らが見出したことから、この作用を有効に利用する方法が模索されていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ヤーコン地上部の血糖抑制作用を更に有効に利用するため、研究を重ねた結果、ヤーコン地上部に桑葉を混合し、乾燥重量比としてヤーコン地上部1重量部に対して、桑葉0.3〜3.0重量部の配合茶とすることで、味が改善されることを見出したが、驚くべきことにヤーコン地上部と桑葉を上記の如く組み合わせることでそれぞれを単独で用いた場合に比べ、耐糖能異常の改善が明らかに増強されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】
すなわち、本発明はヤーコン地上部と桑葉を混合した配合茶、該配合茶の水又は含水アルコール抽出物を有効成分とする糖尿病の予防又は改善用薬剤、並びに該配合茶の水又は含水アルコール抽出物を含有してなる同疾病予防又は改善用食品を提供するものである。
【0015】
糖尿病の予防・改善を目的に、食事療法の一環としてお茶を毎日服用するためには、味が極めて重要な要素を占めることから、本発明においてはまずヤーコン地上部単独の場合の味を改善する目的で桑葉との混合比の異なる配合茶を準備し、配合茶4gを600mlの沸騰水にて煎じて成人30名で味のパネルテストを実施した結果、乾燥重量比でヤーコン地上部1重量部に対して桑葉0.3〜3.0重量部の配合が味の点で好ましいとの結果を得た。
【0016】
本発明で用いるヤーコン地上部とは、植物形態学の用語である葉、茎又は葉柄のいずれか或いはその全てを指すものであり、産地や収穫時期に関係なく使用できる。使用に当たっては、ヤーコン地上部を天日で1日乾燥し、更に2日間陰干ししたものを細切り或いは粉末にして直接用いるか、乾燥した地上部を必要に応じて焙煎した後に使用することもできる。なお、焙煎する場合は、桑葉と混合する前に外温140〜150℃で加熱し、水蒸気が出た後、香りを確かめながら数分間熱するのが味の点で好ましいが、これに限定されるものではない。
【0017】
又、桑については古くから根皮を桑白皮と称して、消炎性利尿、緩下、鎮咳去痰剤として漢方製剤に配合されている。
【0018】
近年、養蚕飼料として利用されていた桑の葉も、古くは臨済宗の開祖栄西による喫茶養生記に示されるごとく、桑がゆや桑茶として「飲水の病」すなわち糖尿病の予防に利用されており、最近では、血糖上昇を抑制し、血中コレステロール・中性脂肪の値を改善し、肝機能を改善する効果があることが示唆されているため、健康茶として開発され販売されている。特に、その制糖作用が注目を集め、主活性成分としてα−グルコシダーゼ阻害活性を有する1−デオキシノジリマイシンが見出されている。
【0019】
本発明に用いる桑葉は、産地又は収穫時期に関係なく使用できる。
【0020】
本発明の配合茶は水の温度に関係なく、熱水、温水又は冷水のいずれの場合でも通常のお茶と同様に浸出でき服用できる。特に、食後過血糖をコントロールするためには、食事と同時に又は食前2時間以内に服用しておくのが好ましい。
【0021】
又、本発明の配合茶を温度に関係なく水又は含水アルコールで抽出し、その抽出液を凍結乾燥、スプレードライ等の方法を用いて乾燥し、粉末のままで又は細粒剤、散剤、顆粒剤、錠剤、コーティング錠剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、シロップ剤等の形態に製剤して薬剤又は食品として利用することもできる。
【0022】
含水アルコールとしては、50%以下のエタノールが使用できる。
【0023】
これらの剤型の調製は薬学的に許容される賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、懸濁化剤、乳化剤、防腐剤、安定化剤、分散剤等、例えば、乳糖、白糖、澱粉、軽質無水ケイ酸、デキストリン、結晶セルロース、カオリン、炭酸カルシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、蒸留水、又は生理食塩水を用いて行われる。
【0024】
又、食品を調製する場合は、凍結乾燥又はスプレードライした粉末をそのままで又は清水に溶かして液剤とするか、或いはジュース、酒類、ビール、茶類等の飲料、めん類、パン、米飯、ビスケット等の穀物加工品、ソーセージ、ハム、かまぼこ等の練製品、ジャム、ゼリー、グミ、あめ、ガム、ドレッシング、ふりかけ、調味料等に添加して用いることもできる。添加量は適宜調整可能であり、適当な製造段階にて添加し得る。
【0025】
粉末として用いる場合の摂取量並びに投与量は、患者の症状、年齢、体重等に応じて異なるが、体重60kgの成人に対する一日量として200〜2,000mgを数回に分けて摂取又は投与することができる。
【0026】
次に、実施例、製造例、試験例を挙げて本発明について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0027】
【実施例】
〔実施例1〕
天日で1日、更に2日間陰干しして乾燥させた韓国産ヤーコン葉5.0gと群馬県産桑葉5.0gを混合した配合茶を通常の方法で調製して得たティーバッグを200mlの沸騰水中に加え、3分間煎じた後取り除いた。煎じ液を約50mlに減圧濃縮し、一昼夜凍結乾燥して、褐色粉末1.83gを得た。
【0028】
〔実施例2〕
実施例1と同様にして、韓国産ヤーコン葉7.5gと群馬県産桑葉2.5gを用いて褐色の凍結乾燥粉末1.80gを得た。
【0029】
〔実施例3〕
実施例1と同様にして、韓国産ヤーコン葉2.5gと群馬県産桑葉7.5gを用いて褐色の凍結乾燥粉末2.02gを得た。
【0030】
〔実施例4〕
水に代わって50%エタノールを用いる以外、実施例1と同様にして、褐色の凍結乾燥粉末1.30gを得た。
【0031】
〔実施例5〕
水に代わって25%エタノールを用いる以外、実施例1と同様にして、褐色の凍結乾燥粉末1.32gを得た。
【0032】
〔実施例6〕
実施例1の凍結乾燥粉末を用いた錠剤の処方例(15錠中)
実施例1の凍結乾燥粉末 1,830mg
結晶セルロース 1,000mg
部分α化デンプン 300mg
乳糖 935mg
ショ糖脂肪酸エステル 100mg
硬化油 35mg
【0033】
〔実施例7〕
実施例1の凍結乾燥粉末を用いた細粒剤の処方例(2包中)
実施例1の凍結乾燥粉末 1,830mg
サイクロデキストリン 920mg
ショ糖脂肪酸エステル 50mg
【0034】
〔実施例8〕
実施例2の凍結乾燥粉末を用いたカプセル剤の処方(10カプセル中)
実施例2の凍結乾燥粉末 1,800mg
乳糖 1,040mg
無水リン酸水素カルシウム 100mg
ショ糖脂肪酸エステル 30mg
硬化油 30mg
【0035】
〔製造例1〕
実施例1と同様にして、韓国産ヤーコン葉10.0gを用いて茶褐色の凍結乾燥粉末2.5gを得た。
【0036】
〔製造例2〕
実施例1と同様にして、群馬県産桑葉10.0gを用いて褐色の凍結乾燥粉末2.6gを得た。
【0037】
〔製造例3〕
水に代わって50%エタノールを用いる以外、製造例1と同様にして、褐色の凍結乾燥粉末1.55gを得た。
【0038】
〔製造例4〕
水に代わって25%エタノールを用いる以外、製造例1と同様にして、褐色の凍結乾燥粉末2.02gを得た。
【0039】
〔製造例5〕
水に代わって50%エタノールを用いる以外、製造例2と同様にして、褐色の凍結乾燥粉末1.14gを得た。
【0040】
〔製造例6〕
水に代わって25%エタノールを用いる以外、製造例2と同様にして、褐色の凍結乾燥粉末1.20gを得た。
【0041】
次に、本発明の配合茶の血糖値に及ぼす影響を下記試験例1を用いて説明する。
【0042】
なお、これらの試験用検体1〜3は前記実施例1〜3の熱水抽出物に対応し、又比較例1〜2の検体は前記製造例1〜2のヤーコン葉単独又は桑葉単独の熱水抽出物に対応する。
【0043】
〔試験例1〕ショ糖負荷試験(経口投与)
ウィスター系雄性ラット(7週齢、196.1±1.5g、一群5匹)を約17時間絶食させた後、蒸留水に溶解したショ糖(2.0g/kg)と検体(1.0g/kg)の混合物をラット経口用ゾンデを用いて経口投与した。投与後、15分毎に120分まで尾静脈より採血し、血漿を調製して、血漿中のグルコースをグルコース B−テストワコー(和光純薬製)を用いて測定した。
【0044】
ショ糖(2.0g/kg)のみを経口投与した対照群では、投与後約30分に血漿中のグルコース濃度がピークを示し、その後徐々に減衰した。一方、ショ糖と検体を同時経口投与すると、ピーク値が下記表1のごとく低くなり、血糖上昇抑制作用がいずれの検体においても明らかに認められた。ただし、検体1〜3と比較例1〜2の各データの間には有意差は認められなかった。
【0045】
【表1】
Figure 0004043645
【0046】
〔試験例2〕グルコース負荷試験(皮下投与)
耐糖能異常を示す肥満性糖尿病マウス(KK−Ayマウス、雄性、42.5±0.52g)16匹を、それぞれ、対照群(蒸留水飲水群)、ヤーコン群(0.3%ヤーコン地上部熱水エキス含有水飲水群)、桑の葉群(0.3%桑の葉熱水エキス含有水飲水群)、ヤーコン・桑の葉混合群(0.3%ヤーコン地上部熱水エキスと0.3%桑の葉熱水エキス含有水飲水群)の4群に分けて12週間飼育した。
【0047】
試験期間中は、食餌(EC-2、日本クレア製)並びに飲水は自由に与え、毎週体重並びに摂餌量を測定すると共に、4週毎に1g/kgグルコース皮下負荷試験を行い耐糖能異常の進行を確かめた。すなわち、1g/kgの投与量となるように調製したグルコース溶液を一晩絶食したマウスの背部に皮下投与後、経時的(投与直前、15、30、60、90、120、180分)に尾静脈より採血して小型血糖測定器(グルコカード)を用いて血糖値を測定した。その結果を表2、3及び図1に示す。
【0048】
なお、飼育期間中の体重並びに摂餌量において対照群と検体投与群との間に有意な差は認められなかった。
【0049】
【表2】
Figure 0004043645
【0050】
【表3】
Figure 0004043645
【0051】
図1に示されるように、対照群は血糖ピーク値並びに投与後の120分値が200mg/dl以上と高く、耐糖能の低下すなわち耐糖能異常が認められた。一方、本発明の配合茶を12週間服用させたことで、グルコース負荷試験における血糖上昇が有意に抑えられ、投与後の120分値も明らかに低下した。
【0052】
又、上記表2、3の結果からも明らかなように、対照群の血糖ピーク値を示す投与後60分値並びに0〜180分の血糖曲線下面積であるAUC値を比較しても配合茶の長期服用でそれらの値が有意に低下し、耐糖能の上昇すなわち耐糖能の改善が認められた。
【0053】
特に、単独では改善作用を示さない量を配合しているため、本発明の配合茶の上記作用は予想外の結果であり、ヤーコン葉と桑葉の組合せが起因していることは明らかである。
【0054】
又、この傾向はヤーコン地上部及び桑葉の他の配合例である実施例2及び3あるいは抽出溶媒の異なる実施例4及び5の各凍結乾燥粉末においても同様にみうけられた。
【0055】
〔試験例3〕
本発明の配合茶の毒性を確かめるため、代表例として実施例1、2、3の凍結乾燥粉末を用いてICRマウスの急性毒性試験を実施したが、いずれも10g/kgで死亡例はみられなかった。
【0056】
以上の結果より、本発明の配合茶は、有意に血糖値をコントロールして食後過血糖のような急激な血糖値の上昇を抑制し、血糖値を安定させる作用を示すと共に、長期間続けて服用することで耐糖能異常が明らかに改善されることから、本発明の配合茶が糖吸収抑制作用及び糖代謝改善作用を併せ持つことが予想される。
【0057】
したがって、本発明の配合茶は食事による急激な血糖値の上昇を抑制するだけでなく糖の代謝異常を予防するため、日常生活における中高年の糖尿病や肥満の予備軍の過剰カロリー摂取の抑制、糖尿病患者や肥満患者の食事療法への応用並びにそれら治療薬の補助的な利用が期待できる。
【0058】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、乾燥重量比として、ヤーコン地上部1重量部に対し桑葉0.3〜3.0重量部を配合したヤーコン・桑葉配合茶としたことにより、味が改善され、糖吸収後の血糖値抑制作用を保持するとともに、ヤーコン地上部と桑葉を単独で用いた場合に比べて耐糖能異常の改善が明らかに増強された。
【0059】
よって本発明の配合茶は血糖値コントロールに有用なお茶として日常服用できると共に、前記配合茶の水又は含水アルコール抽出物を有効成分とする糖尿病の予防・改善用薬剤を提供することができ、更には前記水又は含水アルコール抽出物を食品に添加することによって同疾病予防又は改善用食品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グルコース負荷試験におけるグルコース投与後の時間の経過に対する血糖値の変化を示すグラフである。

Claims (2)

  1. 乾燥重量として、ヤーコン1重量部に対して桑葉0.3〜3.0重量部の配合茶の水又は含水アルコール抽出物を有効成分とする糖尿病予防又は改善用薬剤
  2. 請求項1記載の配合茶の水又は含水アルコール抽出物を含有してなる糖尿病予防又は改善用食品。
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