JP4043277B2 - 遊技機の打球発射装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の打球発射装置に係り、詳しくはハンドルユニットを介して遊技者の手に振動を伝達しうる遊技機の打球発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表される弾球遊技機では、近年、図柄表示装置の図柄を変化させるだけの演出では物足りなくなってきている。このため、大当たり等の特定遊技状態になると打球発射装置のハンドルユニットを振動させて特定遊技状態をより効果的に演出する、という技術が従来提案されている。
【0003】
例えば、特開2001−120741号公報には、打球発射装置における固定部分である前側ケース部材の内面に、ハンドルユニット振動用の振動発生手段を固着したものが開示されている(第1の従来技術)。同公報では、永久磁石と電磁コイルとを接近状態で対向させたものを振動発生手段として用いている。従って、電磁コイルに低周波信号を与えると、電磁コイルと永久磁石との吸引・反発により振動が発生する。そして、その振動が前側ケース部材を経由して回動操作部材であるハンドルグリップに伝達し、最終的にはハンドルグリップに触れている遊技者の手に伝達されうるようになっている。
【0004】
また、特開2000−300739号公報には、ハンドルユニット中で唯一の可動部分であるハンドルグリップの部分に振動発生手段を取り付けたものが開示されている(第2の従来技術)。同公報では、モータの出力軸に半月状の振動発生体を偏心状態で固定したものを振動発生手段として用いている。従って、モータを駆動させると、振動発生体の重心が出力軸の周囲を旋回することにより振動が発生する。そして、その振動がハンドルグリップに直接伝達し、最終的には遊技者の手に伝達されうるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の従来技術では、固定部分である前側ケースに振動発生手段を配設しているため、振動発生手段からハンドルグリップに到る振動伝達経路が長い。従って、ハンドルグリップに振動を効率よく伝達することができず、さらには遊技者に振動を的確に伝達することができないという問題がある。また、この従来技術における打球発射装置の場合、遊技機本体側への組み付けや取り外しの際に、面倒なビスの着脱作業を行う必要がある。しかも、ハンドルグリップや振動発生手段等を含む構成のみを、ユニットとして一体的にかつ容易に取り扱うことができないという問題もある。
【0006】
また、上記第2の従来技術では、ハンドルグリップに振動発生手段を配設しているものの配設位置が回動中心部から偏心しているため、振動がハンドルグリップ全体に均等に伝達されるとは言い難い。従って、遊技者の持ち方・触れ方いかんによっては、遊技者の手に振動が的確に伝わらない場合がある。さらに、この従来装置の場合、1)振動発生手段が回動中心部から偏心して配設されていることに加え、2)モータの回転運動を振動エネルギーに変換しているため振動方向が多方向になってしまう、という特徴がある。それゆえ、ハンドルグリップの回動軸方向と平行に配置されかつハンドルグリップに対して駆動連結されている可変抵抗器の調整軸が、振動による影響を受けやすい。従って、遊技者がせっかく好みの発射強度に調整したにもかかわらず、意に反した可変抵抗器回動量の変動に伴って発射強度が変化してしまい、発射強度を一定に保持できないという問題がある。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、遊技者に振動を的確に伝えることができる遊技機の打球発射装置を提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、遊技球の発射強度を一定に保持することができる遊技機の打球発射装置を提供することにある。
【0009】
本発明の第3の目的は、回動操作や振動発生のための構造部分を、ユニットとして一体的にかつ容易に取り扱うことができる遊技機の打球発射装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回動操作によって遊技球の発射強度を調整する回動操作部材と、前記回動操作部材の遊技者側面を覆うとともに、内側に空間部を有するカバー部材とを含んで構成され、遊技機本体に着脱可能に組み付けられるハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置であって、錘を有し、前記回動操作部材の回動軸方向と略平行に振動する空気振動体無しタイプのスピーカを、前記カバー部材内に配設した状態で前記回動操作部材の回動中心部に取り付けるとともに、前記錘の上端面を前記カバー部材の内側面に接触可能な状態で配置したことを特徴とする遊技機の打球発射装置をその要旨とする。
【0011】
従って、請求項1に記載の発明によると、上記の振動発生手段である空気振動体無しタイプのスピーカをカバー部材の空間部内に配設しているため、振動発生手段から回動操作部材に到る振動伝達経路の長さが、上記第1の従来技術に比べて相当短くなる。従って、回動操作部材に効率よく振動が伝達され、遊技者に振動を的確に伝えることができる。
【0012】
また、前記ハンドルユニットは振動発生手段を備えるとともに遊技機本体に着脱可能に組み付けられるものであるため、実質的に打球発射装置における回動操作や振動発生のための構造部分を、一体的にかつ容易に取り扱うことができる。よって、上記第1の従来技術に比べて遊技機本体への組み付け・取り外し作業を簡単に行うことができる。即ち、遊技場管理者は、振動発生手段無しユニットを振動発生手段付きユニットに交換したり、あるいは故障した振動発生手段付きユニットを新しい振動発生手段付きユニットに交換したりする作業を、必要に応じて簡単に行うことができる。
【0013】
さらに、本発明における振動発生手段は、回動操作部材の回動軸方向に略平行に振動するように設定されている。従って、上記第2の従来技術とは異なり、回動操作部材や可変抵抗器の回動方向へ振動が加わるようなことが殆どなく、可変抵抗器の回動量が変動しにくくなる。よって、発射強度を一定に保持することができる
また、このようにスピーカを回動操作部材の回動中心部に配設した構成によると、振動発生手段の配設位置が回動操作部材の回動中心部から偏心している場合と比較して、振動が回動操作部材全体にほぼ均等に伝達しやすくなる。従って、遊技者の持ち方・触れ方いかんにかかわらず、遊技者の手に的確に振動を伝達することができる。しかも、振動発生手段から回動操作部材に到る振動伝達経路の長さ、言い換えると振動が発生する部分から遊技者の手が触れる部分に到る振動伝達経路の長さが確実に短くなるため、遊技者の手に効率よく振動を伝達することができる。
さらに、この構成によると、振動発生手段であるスピーカがカバー部材の内側面に接触することにより、振動発生手段の発生した振動がカバー部材に直接伝達される。そのため、遊技者の掌が触れる部分に振動を効率よく伝達することができる。
【0014】
明細書において「スピーカ」とは、電気エネルギーを振動エネルギーに変換(しさらに必要に応じて振動エネルギーを音エネルギーに変換)する装置であって、コイルを励磁して磁性体を吸引・反発することで磁性体を直線的に往復動させ、この直線往復運動をもって所定方向の振動を発生させる構成を有するものを意味している。そして、このようなスピーカによれば、電気エネルギーによって所望の振動、即ち回動操作部材の回動軸方向に略平行な振動を、比較的容易に発生させることができる。
【0015】
スピーカには、振動エネルギーを音エネルギーに変換するための構成である空気振動体(コーン)付きのタイプと、コーン無しのタイプとがあって、いずれのタイプも使用可能であるが、本発明においては後者のタイプを使用する。コーン無しのタイプのスピーカでは、振動エネルギーを積極的に音エネルギーに変換していない分だけ、少ないエネルギーで大きな振動を発生させることができ、より効率よく回動操作部材に振動を付与することができるからである。
【0016】
前記スピーカは、コイルと、前記コイルへの通電により直線往復運動をする磁性体と、前記磁性体と弾性的に連結された前記錘とを備えていることがよい(請求項2)。このような錘があると、磁性体に連動して錘が直線往復運動を行う際に直線往復運動が促進される。よって、より大きな振動を発生させることができ、いっそう効率よく回動操作部材に振動を付与することができる。また、前記スピーカは、開口部を有する略筒状の本体と、前記本体の内側に設けられたコイルと、前記コイルの内側に配置されかつ前記コイルへの低周波の通電によって直線往復運動をする磁性体と、前記本体の開口部に配置されかつ前記磁性体及び前記本体とばねを介して弾性的に連結された前記錘とを備えていることが、より好ましい(請求項3)。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、略半球状に形成された前記カバー部材と前記回動操作部材との間に介在された状態で前記カバー部材と互いに固定関係にあり、スピーカ挿通孔を有する円環状の内側部材を備えるとともに、前記スピーカを前記スピーカ挿通孔の内周面が前記スピーカの外周面に対し常時接触するように配設し、前記錘の上端面を前記カバー部材の内側面中央部に接触可能な状態で配置したことをその要旨とする。
【0023】
従って、請求項に記載の発明によると、振動発生手段であるスピーカが内側部材に接触することにより、振動発生手段の発生した振動が内側部材を介してカバー部材に伝達される。そのため、遊技者の掌が触れる部分に振動を効率よく伝達することができる。なお、この場合には、振動の発生する部分から遊技者の掌が触れる部分に到る振動伝達経路が増えることとなるので、当該部分にいっそう効率よく振動を伝達することができる
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至 4 のいずれか1項において、前記回動操作部材の本体部の外周部分に形成された案内溝を挿通して前方側に突出したベース体のボス部に前記内側部材を固定することで、前記ベース体と前記内側部材との間に前記回動操作部材が配置され、前記ベース体には前記回動操作部材の回動量を電気抵抗値に変換するための可変抵抗器が配設されるとともに、前記可変抵抗器の調整軸と前記回動操作部材の回動軸とが同軸上に配置されかつ一体回動可能に係合連結されていることをその要旨とする。
【0024】
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記回動操作部材を所定の回動位置に復帰させるねじりばねを備えるとともに、前記ねじりばねの一端部をベース体のボス部に引っ掛ける一方で他端部を前記回動操作部材に突設された係止凸部に係止し、前記ねじりばねの中心リング部を前記回動操作部材の回動中心部に形成された筒状部に遊挿し、かつ、前記スピーカの本体の底面を前記筒状部の上端面に当接させた状態とすることで、前記ねじりばねを前記回動操作部材と前記スピーカとの間に挟み込むようにして配設したことをその要旨とする。
【0025】
従って、請求項6に記載の発明によると、振動発生手段であるスピーカの振動時には付勢手段であるねじりばねがガタついて外れやすくなると考えられるが、振動発生手段と回動操作部材との間に挟み込まれた付勢手段であれば、その場合においても外れにくくなる。また、本発明のような構成であると、付勢手段外れ防止部材をわざわざ設置しなくても付勢手段の外れを防止することができるので、部品点数の増加を回避することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
【0027】
以下、本発明を具体化した一実施形態のパチンコ機を図1〜図6に基づき詳細に説明する。なお本実施形態において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成を簡単に説明する。
【0028】
図1に概略的に示されるように、このパチンコ機は機体の外郭をなす縦長方形の外枠Aを備えている。外枠Aの開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の中枠(図示略)が、開閉可能かつ着脱可能に組み付けられている。そして、この中枠の前面側には、遊技盤Bの透視保護窓である前枠Dと、上の球受け皿Eとが、個々の連結支持手段等を利用してともに横開き形態で開閉可能に組み付けられている。その一方で、中枠の下部には下の球受け皿F、打球発射装置G等がセットされている。また中枠の裏側には、各種の球経路及び球処理・払出部等を備えた機構セット盤(図示略)がセットされている。なお、図中Hは球貸しシステムに利用されるカードユニットを示している。
【0029】
このように構成されたパチンコ機では、上記中枠に、前述した前枠D、上下の球受け皿E,F、打球発射装置G、遊技盤B及び各種の付属部品等の遊技用構成部材がセットされて1台単位に構成されている。即ち、遊技者が通常の打球発射操作を行うことにより、上の球受け皿E内の遊技球を1球ずつ発射レール1に送り込み、それを所望の強度で適宜に打ち出すことによって、遊技盤内でパチンコゲームを展開することができる。
【0030】
さて次に、本実施形態の特徴的構成である打球発射装置Gの構成について詳細に説明する。
【0031】
打球発射装置Gは、打球操作に基いて上の球受け皿Eから球送り装置を介して発射レール1に送り込まれた遊技球を打ち出すための装置であって、中枠の右下部に装備されている。なお、本実施形態ではロータリーソレノイド駆動形式の打球発射装置Gが採用されている。
【0032】
前記打球発射装置Gは、ユニット化された打球操作部であるハンドルユニット11と、打球駆動部(図示略)と、駆動制御部(図示略)とを基本構成として備えている。
【0033】
中枠の前盤部の裏側にセットされる打球駆動部は、ハンドルユニット11での操作入力条件に基いてパルス制御されるロータリーソレノイドを備えている。ソレノイドの回動軸の後端には打球杆が連結されている。打球杆は、ソレノイドのパルス通電励磁毎に打球始端から打球終端の範囲を回動変移し、発射レール1の発射位置にある遊技球を打ち出すようになっている。
【0034】
打球駆動部の裏側に着脱可能にセットされる駆動制御部は、ロータリーソレノイド等の入出力制御(ハード的制御、ソフト的制御)を行うように構成されている。
【0035】
図2、図3、図5、図6に示されるように、本実施形態のハンドルユニット11は、ベース体12、ハンドルインナー13、ハンドルグリップ14、ハンドルキャップ15等の主要部品を同一軸線上に互いに組み付けてユニット化した構造となっている。
【0036】
図2に示されるように、合成樹脂材料により形成されたベース体12は、円筒部12aの一方側にかさ状部12bを設けたような形状を呈している。円筒部12aの内部には、コネクタブロック16及び回動調整式の可変抵抗器(ボリュームスイッチ)17が収容されている。略円柱状に形成されたコネクタブロック16は、ベース体12の後端側(即ちかさ状部12bがない側)に挿入配置されている。コネクタブロック16は、集合コネクタ部16aとスピーカ用コネクタ部16bとを有しており、それらのコネクタ部16a,16bには各々ハンドルグリップ14の回動軸C方向に沿って平行に延びる端子18が配設されている。
【0037】
パチンコ機本体側である下の球受け皿Fの右側には、図示しないユニット装着用スリーブが突設されている。そのスリーブの内奥部には図示しないコネクタ部が配置され、このコネクタ部にはパチンコ機本体側にある電気的構成が接続されている。前記スリーブに対してはベース体12の基端側が直接嵌挿されるとともに、両者はユニット下方向から挿通された1本のビスにより互いに固定されるようになっている。このようなユニット装着時においては、コネクタ部16a,16bとパチンコ機本体側コネクタ部とが連結される。勿論、前記ビスを1本だけ外せば、スリーブからベース体12を容易に離脱させることができる。
【0038】
図6に示されるように、ハンドルグリップ14の回動量を電気抵抗値に変換するための可変抵抗器17は、ベース体12においてコネクタブロック16よりも前側(遊技者側)の位置に配設されている。可変抵抗器17の調整軸17aは、ハンドルユニット11の前方側に向けられるとともに、ハンドルグリップ14の回動軸Cと同軸上に配設されている。可変抵抗器17は図示しない配線を介して集合コネクタ部16aの端子18に電気的に接続されている。
【0039】
かさ状部12bの内面側における所定箇所には、ソレノイドに対するスイッチ(図示略)及びそのスイッチをオンオフするためのスイッチ操作レバー20が配設されている。かさ状部12bの内面側における離間した3箇所には、ハンドルグリップ14の回動範囲を規制する役割を有する柱状のボス部22が立設されている。また、図3に示されるように、かさ状部12bの外周縁には、金属製のまたは表面が金属メッキされたタッチ感知環21が取り付けられている。タッチ感知環21はタッチセンサの構成部材であり、これに遊技者の手の一部が触れていることを1つの条件として遊技球が発射されるようになっている。
【0040】
図2、図3、図5、図6に示されるように、合成樹脂材料からなるハンドルグリップ14はハンドルユニット11における可動部分であって、円盤状に形成された本体部分14aの外周部3箇所に指掛け部である発射レバー23を突設した構造を有している。ハンドルグリップ14の前面側中心部には筒状部24が突設されており、筒状部24の内部には係合片25が形成されている。そして、この係合片25は、可変抵抗器17の調整軸17aに形成された係合溝に差し込まれている。その結果、ハンドルグリップ14と可変抵抗器17の調整軸17aとが一体回動可能に連結されている。遊技球の発射強度は、ハンドルグリップ14の回動量を調整して可変抵抗器17の抵抗値を変化させることにより調整可能である。なお、ハンドルグリップ14と可変抵抗器17とは、回動軸C方向に沿って若干相対移動可能な状態とされている。
【0041】
ハンドルグリップ14の本体部分14aの外周部には円弧状の案内溝26が2つ形成され、それらの案内溝26には前記3つのボス部22がそれぞれ挿通されている。従って、案内溝26の端部にボス部22の側部が当接することにより、ハンドルグリップ14の回動操作範囲が一定量に規制されるようになっている。
【0042】
図2、図3、図5、図6に示されるように、ハンドルグリップ14の遊技者側面(即ち前側面)を覆うためのカバー部材であるハンドルキャップ15は、合成樹脂材料により形成された略半球状の部材であって、一般的には人の掌に納まる程度の大きさとされている。このハンドルキャップ15は内側に空間部27を有している(図6参照)。
【0043】
一方、内側部材であるハンドルインナー13は、合成樹脂材料により形成された円環状の部材であって、ハンドルキャップ15の内側(つまり前記空間部27内)に配置されている。ハンドルインナー13及び前記ハンドルキャップ15には、それぞれねじ挿通部28,29が形成されている。そして、両ねじ挿通部28,29に対して図示しないねじを挿通して締め付けることにより、ハンドルインナー13とハンドルキャップ15とが互いに固定されている。
【0044】
ハンドルインナー13は、さらに、案内溝26を介して前方側に突出したボス部22の先端にもねじ止め固定されている。これにより、固定側部材であるベース体12とハンドルインナー13との間に、回動操作部材であるハンドルグリップ14が配置された状態となる。本実施形態では、ベース体12とハンドルインナー13との隙間の大きさが、ハンドルグリップ14の厚さよりも1mm程度大きく設定されている。その結果、ハンドルグリップ14と、ベース体12及びハンドルインナー13との間には、ハンドルグリップ14の往復動作を許容する若干の遊びが設けられている。
【0045】
図3、図5、図6に示されるように、ハンドルグリップ14の前側面中央部には、ハンドルグリップ14を回動復帰させるための付勢手段であるねじりばね31が配置されている。ねじりばね31の中心リング部31aには、ハンドルグリップ14の筒状部24が遊挿されている。ねじりばね31の一方の端部は3つあるボス部22のうちの1つに引っ掛けられるとともに、他方の端部は本体部分14aにおいて案内溝26よりも内周側に突設された係止凸部32に係止されている。その結果、ねじりばね31は図5の反時計回り方向に常時付勢力を与え、ハンドルグリップ14を所定の位置に回動復帰させるようになっている。
【0046】
図3、図6に示されるように、このハンドルユニット11の場合、前記空間部27内には振動発生手段の一種である振動スピーカ41が配設されている。図4に示されるように、本実施形態の振動スピーカ41を構成する本体42は、上部に開口部を有する有底略円筒状の部材であって、その最下部外周面における離間した3箇所に取付用突片48を備えている。各取付用突片48は本体42の径方向に向かって延びるとともに、取付用のねじを挿通させるためのねじ孔を有している。本体42の内側にはコイル43が収容されている。このコイル43の両端には配線が接続されるとともに、それらの配線はコネクタ49を介してスピーカ用コネクタ部16bの端子18に電気的に接続されている。なお、かかる配線は、本体部分14aにおいて案内溝26よりも内周側に透設された配線引き出し孔50に挿通されている。コイル43の開口端寄り内側部分には、コイル43への通電によって所定方向への直線往復運動をする磁性体である永久磁石44が配置されている。本体42の開口部、言い換えると永久磁石44の上方位置には平板状の錘45が配置されている。このような錘45と永久磁石44とは、弾性体であるコイルばね46を介して弾性的に連結されている。錘45と本体42の開口縁とはコイルばね47を介して弾性的に連結されている。即ち、錘45を介して永久磁石44が本体42に弾性的に連結支持された構造となっている。
【0047】
この振動スピーカ41は、上記のような錘45を備えている反面、空気振動体であるコーンを備えていない。その理由は、この構成であると振動エネルギーを積極的に音エネルギーに変換しない分だけ少ないエネルギーで大きな振動を発生できることに加え、発生した大きな振動を錘45によってさらに大きな振動にすることができるからである。
【0048】
図3、図6に示されるように、本体部分14aの前面側における3つの箇所には、前記各取付用突片48に対応して柱状のスピーカ取付用ボス部33が筒状部24を包囲するように立設されている。そして、これらのボス部33及び取付用突片48にねじを挿通させることにより、振動スピーカ41がハンドルグリップ14の回動中心部に対して締結固定されている。より詳細にいうと、振動スピーカ41の中心軸線がちょうどハンドルグリップ14の回動軸Cと重なるようなかたちで、振動スピーカ41がハンドルグリップ14の本体部分14aに締結固定されている。
【0049】
上記のように振動スピーカ41を固定した場合、本体42の底面は筒状部24の上端面に当接した状態となる。また、本体部分14aの前側面と本体42の底面との間にはねじりばね31の最大厚さよりも若干大きな隙間が設けられ、その隙間の部分には中心リング部31aが配置される。つまり、ねじりばね31は、ハンドルグリップ14と振動スピーカ41との間に挟み込まれるようにして配設されている。このような配設構造を採ったことにより、振動スピーカ41は、ねじりばね31の外れ(具体的には筒状部24からの中心リング部31aの外れ)を未然に防止するための外れ防止部材としても機能するようになっている。なお、前記ねじりばね31は変形可能な状態で挟み込まれているので、ハンドルグリップ14の回動復帰動作に特に支障を来たすようなことはない。
【0050】
振動スピーカ41をハンドルグリップ14に固定した場合、振動スピーカ41はハンドルインナー13の中心部に形成したスピーカ挿通孔13aに挿通された状態となる。本実施形態では、スピーカ挿通孔13aの内周面と本体42の外周面との間には一定の隙間が設けられており、振動スピーカ41側とハンドルインナー13側とは非接触になっている。スピーカ挿通孔13aを通り抜けた振動スピーカ41の頂上部(即ち錘45の上端面)は、ハンドルキャップ15の内側面中央部に設けられた環状当接部15aに接触可能な状態で近接配置されている。
【0051】
次に、上記のように構成されたハンドルユニット11の動作を説明する。
【0052】
ハンドルユニット11をパチンコ機本体側のスリーブに装着した状態で、例えば数十ヘルツ程度の低周波電流を通電すると、コイル43がその周波数に従って励磁されることで所定の磁界を発生する。すると、まず永久磁石44が周期的に吸引・反発される結果、図4にて太線矢印で示した上下方向(即ち振動スピーカ41の中心軸線方向)に沿って永久磁石44が直線往復運動を開始する。このとき、錘45も連動して同じ方向に直線往復運動を開始するとともに、その振動はコイルばね47を介して本体42側にも伝達される。ここで、図4にて太線矢印で示した方向はハンドルグリップ14の回動軸C方向と等しいので、この振動スピーカ41は前記回動軸C方向に沿った振動を付与していることになる。
【0053】
本体42に伝達した振動は、さらに取付用突片48、ボス部33、本体部分14aという順序で伝達される。上記のごとくハンドルグリップ14とベース体12及びハンドルインナー13との間には若干の遊びが設けられているため、前記振動が加わることで、ハンドルグリップ14が回動軸C方向に沿って全体的に前後動するようになっている。また、錘45の上端面の振動は、環状当接部15aを経由して直接ハンドルキャップ15に伝達し、ハンドルキャップ15全体を前後動させる。勿論、ハンドルユニット11における他の部材(例えばタッチ感知環21等)にも、このとき振動が伝達される。
【0054】
ゆえに、例えば大当たり時に振動スピーカ41への通電を行って、ハンドルユニット11全体を振動させることにより、特定遊技状態をより効果的に演出することができる。
【0055】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
【0056】
(1)本実施形態では、上記の振動発生手段をハンドルキャップ15の空間部27内に配設しているため、振動発生手段からハンドルグリップ14に到る振動伝達経路の長さが、上記第1の従来技術に比べて相当短くなる。従って、ハンドルグリップ14に効率よく振動が伝達され、遊技者に振動を的確に伝えることができる。
【0057】
また、ハンドルユニット11は振動発生手段を備えるとともにパチンコ機本体に着脱可能に組み付けられるものであるため、実質的に打球発射装置Gにおける回動操作や振動発生のための構造部分を、一体的にかつ容易に取り扱うことができる。即ち、基本的に1本のビスの着脱のみで組み付け・取り外しが可能なため、多数本のビスの着脱を余儀なくされる上記第1の従来技術に比べて、パチンコ機本体への組み付け・取り外し作業を簡単に行うことができる。このため、遊技場管理者は、振動発生手段無しユニットを振動発生手段付きユニットに交換したり、あるいは故障した振動発生手段付きユニットを新しい振動発生手段付きユニットに交換したりする作業を、必要に応じて簡単に行うことができる。
【0058】
さらに、本実施形態の振動発生手段は、ハンドルグリップ14の回動軸C方向に沿って平行に振動するように設定されている。従って、上記第2の従来技術とは異なり、ハンドルグリップ14や可変抵抗器17の回動方向へ振動が加わるようなことが殆どなく、可変抵抗器17の回動量が変動しにくくなる。よって、発射強度を一定に保持することができる。また、遊技者はしばしばハンドルグリップ14を好みの回動位置に固定するためにコイン等を挟み込んで遊技を行うことがあるが、この構成によれば振動に起因してコインがずれたり外れたりしにくくなる。それゆえ、遊技者は快適に遊技を続行することができる。
【0059】
(2)本実施形態では、振動スピーカ41を振動発生手段として採用しているため、それに電気エネルギーを与えることによってハンドルグリップ14の回動軸C方向に平行な振動を比較的容易に発生させることができる。また、この振動スピーカ41は、錘45を有するコーン無しタイプであるので、少ない電気エネルギーで大きな振動を発生させることができ、より効率よくハンドルグリップ14等に振動を付与することができる。
【0060】
(3)本実施形態において振動スピーカ41は、ハンドルグリップ14の回動中心部に配設されている。従って、振動スピーカ41の配設位置が回動中心部から偏心している場合と比較して、振動がハンドルグリップ14全体にほぼ均等に伝達しやすくなる。従って、遊技者の持ち方・触れ方いかんにかかわらず、遊技者の手に的確に振動を伝達することができる。具体的な場面を想定すると、遊技者はコインを挟み込んでハンドルグリップ14を固定するとともにタッチ感知環21のみを軽く指で触れた状態で遊技を行うことがしばしばあるが、このような場合であっても遊技者の指に的確に振動を伝達できることになる。
【0061】
しかも、振動スピーカ41からハンドルグリップ14の外周部に到る振動伝達経路の長さ、言い換えると振動が発生する部分から遊技者の指が最も触れやすい部分に到る振動伝達経路の長さが確実に短くなる。そのため、遊技者の指に効率よく振動を伝達することができる。
【0062】
さらに、振動スピーカ41は、ハンドルグリップ14の本体部分14aの前側面に対してその回動軸Cの周りの3箇所にて固定されている。このような複数の点にて振動スピーカ41を支持固定した構造は、ハンドルグリップ14全体によりいっそう均等にかつ効率よく振動を伝達するうえで好適である。
【0063】
(4)本実施形態において振動スピーカ41の頂上部は、振動発生時にハンドルキャップ15の内側面略中央部に接触するように、環状当接部15aに近接して配設されている。従って、振動スピーカ41の発生した振動がハンドルキャップ15に直接伝達されることとなり、遊技者の掌が触れる部分にも振動を均等にかつ効率よく伝達することができる。
【0064】
(5)本実施形態では、付勢手段であるねじりばね31をハンドルグリップ14と振動スピーカ41との間に挟み込むようにして配設している。振動発生手段を備える構成を採用した本実施形態では、ねじりばね31が振動発生時にガタついて外れやすくなるという課題があらたに生じる。しかしながら、このような位置にねじりばね31を挟み込んでおけば、ねじりばね31の外れ防止を図ることができる。
【0065】
(6)本実施形態では、ハンドルユニット11の有するコネクタ部16a,16bが、パチンコ機本体側コネクタ部に対してハンドルグリップ14の回動軸C方向に沿って挿抜されるように構成されている。従って、挿抜方向が振動方向と同じになるため、コネクタ部16a,16bの有する端子18の幅方向に力が働きにくくなり、端子18に対する振動の影響が小さくなる。よって、コネクタ部16a,16bにおける断線や接触不良を未然に回避することができ、装置の耐久性・信頼性が向上する。
【0066】
(7)本実施形態では、ハンドルグリップ14の回動量を電気抵抗値に変換する可変抵抗器17が、ハンドルグリップ14の回動軸C上に配設されている。従って、可変抵抗器17が回動軸Cから偏心した位置に配設されている場合に比べて、可変抵抗器17に対する振動の影響が小さくなる。よって、調整軸17aの回動量が意に反して変動することがなくなり、確実に発射強度を一定に保持することができる。
[第2の実施の形態]
【0067】
次に、図7、図8に基づき第2実施形態のハンドルユニット11Aについて説明する。ここでは第1実施形態と相違する構成のみについて言及する。
【0068】
このハンドルユニット11Aでは、ハンドルインナー13におけるスピーカ挿通孔13aが第1実施形態のときよりも一回り小径に形成されている。そのため、スピーカ挿通孔13aの内周面が振動スピーカ41の本体42の外周面に対し、ほぼ全周にわたって常時接触するように構成されている。よって、振動発生時には、スピーカ挿通孔13aの内周面と本体42の外周面とが摺接し、その結果ハンドルインナー13側に振動が伝達されるようになっている。ハンドルインナー13に伝達した振動は、さらにねじ挿通部28,29を経由してハンドルグリップ14に到達し、ハンドルキャップ15全体を前後動させる。
【0069】
つまり、本実施形態のハンドルユニット11Aにおいても、ハンドルキャップ15が振動することにより、遊技者の掌が触れる部分にも振動を効率よく伝達することができる。なお、第1実施形態のときと比べて、振動の発生する部分から遊技者の掌が触れる部分に到る振動伝達経路が1つ増えることとなるので、当該部分にいっそう効率よく振動を伝達することができる。
【0070】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0071】
・振動発生手段である振動スピーカ41の中心軸線は必ずしも上記各実施形態のように回動軸Cと同軸上に配設されていなくてもよく、それから若干偏心した位置に配設されていてもよい。ただし、ユニット前面側からハンドルユニット11を投影したときに振動スピーカ41の一部が回動軸C上に重なるような配設態様であることが望ましい。
【0072】
・振動スピーカ41等の振動発生手段は、上記各実施形態と異なる態様で空間部27内に配設されていてもよく、例えばハンドルインナー13に対して固定されていたり、ハンドルキャップ15に対して固定されていてもよい。
【0073】
・振動発生手段は、必ずしも上記各実施形態のような構成の振動スピーカ41でなくてもよく、例えば錘45の無い振動スピーカや、コーン付きタイプのスピーカであっても許容される。さらにはスピーカ以外のもの、例えば流体圧を利用したアクチュエータ(例えばエアシリンダ等)のようなものでもよい。この場合、エアシリンダに対して加圧エアの給排を短時間で周期的に行えば、シリンダ長手方向に沿った振動を発生させることが可能である。なお、この種のアクチュエータを用いる場合には別に流体供給源が必要となるので、電気エネルギーのみにより駆動可能なスピーカ等のアクチュエータを使用する態様のほうが、実際上は有利であるといえる。
【0074】
・上記各実施形態のようにハンドルユニット11,11Aを演出効果の一環として振動させてもよいほか、演出効果とは直接関係のない別の目的で(例えば不正行為に対する遊技者への警告等のために)振動させてもよい。
【0075】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
【0076】
(1)請求項3乃至5のいずれか1項において、前記振動発生手段は、前記回動操作部材の片側面に対してその回動軸周りの複数の位置にて固定されていること。従って、この技術的思想によると、このような複数の点にて支持固定されていれば、回動操作部材全体によりいっそう均等にかつ効率よく振動を伝達することができる。
【0077】
(2)請求項6において、前記振動発生手段は、少なくとも付勢手段の最大厚さ分以上の隙間を設けた状態で、前記回動操作部材の片側面に対して回動軸周りの複数の位置にて固定されていること。従って、この技術的思想によると、このような複数の点にて支持固定されていれば、回動操作部材全体によりいっそう均等にかつ効率よく振動を伝達することができる。しかも、付勢手段は変形可能な状態で挟み込まれているので、回動操作部材の回動復帰動作に特に支障を来たすようなこともない。
【0078】
(3)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記ハンドルユニットはその基端部にコネクタ部を備えるとともに、そのコネクタ部は、前記遊技機本体側コネクタ部に対して前記回動操作部材の回動軸方向に沿って挿抜されるように構成されていること。従って、この技術的思想によると、挿抜方向が振動方向と同じになるため、コネクタ部の有する端子の幅方向に力が働きにくくなり、端子に対する振動の影響が小さくなる。よって、コネクタ部における断線や接触不良を未然に回避することができ、耐久性・信頼性が向上する。
【0079】
(4)請求項2乃至6のいずれか1項において、前記回動操作部材の回動量を電気抵抗値に変換する可変抵抗器を備えるとともに、その可変抵抗器を前記回動操作部材の回動中心部に配設したこと。従って、この技術的思想によると、可変抵抗器が回動操作部材の回動中心部から偏心した位置に配設されている場合に比べて、可変抵抗器に対する振動の影響が小さくなる。よって、可変抵抗器の調整軸の回動量が意に反して変動しにくくなり、確実に発射強度を一定に保持することができる。
【0080】
(5)請求項4において、前記スピーカの頂上部が前記カバー部材の内側面略中心部に接触するように前記スピーカを配設したこと。従って、この技術的思想によると、例えばスピーカをカバー部材の内面側において中心部から偏心した位置に接触するように配設した場合に比べて、カバー部材全体に振動が均等に伝達されやすくなる。よって、遊技者の掌に振動をいっそう的確に伝えることができる。
【0081】
(6)請求項5において、前記内側部材の略中心部に形成したスピーカ挿通孔にスピーカを挿通させるとともに、前記スピーカの頂上部を前記カバー部材の内側面略中央部に接触可能とし、かつスピーカの外周面を挿通孔内周面に接触させたこと。従って、この技術的思想によると、カバー部材に到る振動伝達経路が増えることから、遊技者の掌に振動をいっそう効率よく伝えることができる。
【0082】
(7)請求項2乃至6のいずれか1項において、前記スピーカは、コイルと、前記コイルへの通電により直線往復運動をする磁性体と、前記磁性体と弾性的に連結された錘とを備えたコーン無しタイプの振動スピーカであること。
【0083】
(8)請求項2乃至6のいずれか1項において、前記スピーカは、本体と、前記本体に設けられたコイルと、前記コイルへの通電によって直線往復運動をする磁性体と、前記磁性体及び前記本体と弾性的に連結された錘とを備えたコーン無しタイプの振動スピーカであること。
【0084】
(9)請求2乃至6のいずれか1項において、前記スピーカは、開口部を有する略筒状の本体と、前記本体の内側に設けられたコイルと、前記コイルの内側に配置されかつ前記コイルへの低周波の通電によって直線往復運動をする磁性体と、前記本体の開口部に配置されかつ前記磁性体及び前記本体とばねを介して弾性的に連結された錘とを備えたコーン無しタイプの振動スピーカであること。
【0085】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の発明によれば、遊技者に振動を的確に伝えることができる遊技機の打球発射装置を提供することができる。また、上記発明によれば、遊技球の発射強度を一定に保持することができるとともに、回動操作や振動発生のための構造部分を、ユニットとして一体的にかつ容易に取り扱うことができる。
【0089】
請求項6に記載の発明によると、部品点数の増加を伴わずに付勢手段の外れ防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機を具体化した第1実施形態のパチンコ機を示す概略正面図。
【図2】第1実施形態のハンドルユニットを示す斜視図。
【図3】第1実施形態のハンドルユニットを示す分解斜視図。
【図4】第1実施形態のハンドルユニットに用いられる振動スピーカの構造を説明するための概略図。
【図5】第1実施形態のハンドルユニットの正面図。
【図6】図5のA−A線における部分断面図。
【図7】第2実施形態のハンドルユニットを示す分解斜視図。
【図8】第2実施形態のハンドルユニットの部分断面図。
【符号の説明】
11,11A…ハンドルユニット
13…内側部材であるハンドルインナー
14…回動操作部材であるハンドルグリップ
15…カバー部材であるハンドルキャップ
27…空間部
31…付勢手段としてのねじりばね
41…振動発生手段である(振動)スピーカ
G…打球発射装置
C…回動軸

Claims (6)

  1. 回動操作によって遊技球の発射強度を調整する回動操作部材と、前記回動操作部材の遊技者側面を覆うとともに、内側に空間部を有するカバー部材とを含んで構成され、遊技機本体に着脱可能に組み付けられるハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置であって、
    錘を有し、前記回動操作部材の回動軸方向と略平行に振動する空気振動体無しタイプのスピーカを、前記カバー部材内に配設した状態で前記回動操作部材の回動中心部に取り付けるとともに、前記錘の上端面を前記カバー部材の内側面に接触可能な状態で配置したことを特徴とする遊技機の打球発射装置。
  2. 前記スピーカは、コイルと、前記コイルへの通電により直線往復運動をする磁性体と、前記磁性体と弾性的に連結された前記錘とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の打球発射装置。
  3. 前記スピーカは、開口部を有する略筒状の本体と、前記本体の内側に設けられたコイルと、前記コイルの内側に配置されかつ前記コイルへの低周波の通電によって直線往復運動をする磁性体と、前記本体の開口部に配置されかつ前記磁性体及び前記本体とばねを介して弾性的に連結された前記錘とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の打球発射装置。
  4. 略半球状に形成された前記カバー部材と前記回動操作部材との間に介在された状態で前記カバー部材と互いに固定関係にあり、スピーカ挿通孔を有する円環状の内側部材を備えるとともに、
    前記スピーカを前記スピーカ挿通孔の内周面が前記スピーカの外周面に対し常時接触するように配設し、前記錘の上端面を前記カバー部材の内側面中央部に接触可能な状態で配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
  5. 前記回動操作部材の本体部の外周部分に形成された案内溝を挿通して前方側に突出したベース体のボス部に前記内側部材を固定することで、前記ベース体と前記内側部材との間に前記回動操作部材が配置され、
    前記ベース体には前記回動操作部材の回動量を電気抵抗値に変換するための可変抵抗器が配設されるとともに、前記可変抵抗器の調整軸と前記回動操作部材の回動軸とが同軸上に配置されかつ一体回動可能に係合連結されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
  6. 前記回動操作部材を所定の回動位置に復帰させるねじりばねを備えるとともに、
    前記ねじりばねの一端部をベース体のボス部に引っ掛ける一方で他端部を前記回動操作部材に突設された係止凸部に係止し、前記ねじりばねの中心リング部を前記回動操作部材の回動中心部に形成された筒状部に遊挿し、かつ、前記スピーカの本体の底面を前記筒状部の上端面に当接させた状態とすることで、前記ねじりばねを前記回動操作部材と前記スピーカとの間に挟み込むようにして配設したことを特徴とする請求項5に記載の遊技機の打球発射装置。
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