JP2003325792A - 遊技機の打球発射装置 - Google Patents

遊技機の打球発射装置

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JP2003325792A JP2002133465A JP2002133465A JP2003325792A JP 2003325792 A JP2003325792 A JP 2003325792A JP 2002133465 A JP2002133465 A JP 2002133465A JP 2002133465 A JP2002133465 A JP 2002133465A JP 2003325792 A JP2003325792 A JP 2003325792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に振動を的確に伝えることができる遊
技機の打球発射装置を提供すること。 【解決手段】 この遊技機の打球発射装置Gは、遊技機
本体に着脱可能に組み付けられるハンドルユニット11
を備える。ハンドルユニット11は、回動操作によって
遊技球の発射強度を調整する回動操作部材14と、回動
操作部材14の遊技者側面を覆うカバー部材15とを含
んで構成される。カバー部材15の内側にある空間部2
7内には、ハンドルユニット11の回動軸C方向に振動
する振動発生手段の一種であるスピーカ41が配設され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の打球発射
装置に係り、詳しくはハンドルユニットを介して遊技者
の手に振動を伝達しうる遊技機の打球発射装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れる弾球遊技機では、近年、図柄表示装置の図柄を変化
させるだけの演出では物足りなくなってきている。この
ため、大当たり等の特定遊技状態になると打球発射装置
のハンドルユニットを振動させて特定遊技状態をより効
果的に演出する、という技術が従来提案されている。
【0003】例えば、特開2001−120741号公
報には、打球発射装置における固定部分である前側ケー
ス部材の内面に、ハンドルユニット振動用の振動発生手
段を固着したものが開示されている(第1の従来技
術)。同公報では、永久磁石と電磁コイルとを接近状態
で対向させたものを振動発生手段として用いている。従
って、電磁コイルに低周波信号を与えると、電磁コイル
と永久磁石との吸引・反発により振動が発生する。そし
て、その振動が前側ケース部材を経由して回動操作部材
であるハンドルグリップに伝達し、最終的にはハンドル
グリップに触れている遊技者の手に伝達されうるように
なっている。
【0004】また、特開2000−300739号公報
には、ハンドルユニット中で唯一の可動部分であるハン
ドルグリップの部分に振動発生手段を取り付けたものが
開示されている(第2の従来技術)。同公報では、モー
タの出力軸に半月状の振動発生体を偏心状態で固定した
ものを振動発生手段として用いている。従って、モータ
を駆動させると、振動発生体の重心が出力軸の周囲を旋
回することにより振動が発生する。そして、その振動が
ハンドルグリップに直接伝達し、最終的には遊技者の手
に伝達されうるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術では、固定部分である前側ケースに振動発
生手段を配設しているため、振動発生手段からハンドル
グリップに到る振動伝達経路が長い。従って、ハンドル
グリップに振動を効率よく伝達することができず、さら
には遊技者に振動を的確に伝達することができないとい
う問題がある。また、この従来技術における打球発射装
置の場合、遊技機本体側への組み付けや取り外しの際
に、面倒なビスの着脱作業を行う必要がある。しかも、
ハンドルグリップや振動発生手段等を含む構成のみを、
ユニットとして一体的にかつ容易に取り扱うことができ
ないという問題もある。
【0006】また、上記第2の従来技術では、ハンドル
グリップに振動発生手段を配設しているものの配設位置
が回動中心部から偏心しているため、振動がハンドルグ
リップ全体に均等に伝達されるとは言い難い。従って、
遊技者の持ち方・触れ方いかんによっては、遊技者の手
に振動が的確に伝わらない場合がある。さらに、この従
来装置の場合、1)振動発生手段が回動中心部から偏心
して配設されていることに加え、2)モータの回転運動
を振動エネルギーに変換しているため振動方向が多方向
になってしまう、という特徴がある。それゆえ、ハンド
ルグリップの回動軸方向と平行に配置されかつハンドル
グリップに対して駆動連結されている可変抵抗器の調整
軸が、振動による影響を受けやすい。従って、遊技者が
せっかく好みの発射強度に調整したにもかかわらず、意
に反した可変抵抗器回動量の変動に伴って発射強度が変
化してしまい、発射強度を一定に保持できないという問
題がある。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、遊技者に振動を的確に伝え
ることができる遊技機の打球発射装置を提供することに
ある。
【0008】本発明の第2の目的は、遊技球の発射強度
を一定に保持することができる遊技機の打球発射装置を
提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、回動操作や振動発
生のための構造部分を、ユニットとして一体的にかつ容
易に取り扱うことができる遊技機の打球発射装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、回動操作によって遊技
球の発射強度を調整する回動操作部材と、前記回動操作
部材の遊技者側面を覆うとともに、内側に空間部を有す
るカバー部材とを含んで構成され、遊技機本体に着脱可
能に組み付けられるハンドルユニットを備えた遊技機の
打球発射装置であって、前記空間部内に、前記回動操作
部材の回動軸方向と略平行に振動する振動発生手段を配
設したことを特徴とする遊技機の打球発射装置をその要
旨とする。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によると、
上記の振動発生手段をカバー部材の空間部内に配設して
いるため、振動発生手段から回動操作部材に到る振動伝
達経路の長さが、上記第1の従来技術に比べて相当短く
なる。従って、回動操作部材に効率よく振動が伝達さ
れ、遊技者に振動を的確に伝えることができる。
【0012】また、前記ハンドルユニットは振動発生手
段を備えるとともに遊技機本体に着脱可能に組み付けら
れるものであるため、実質的に打球発射装置における回
動操作や振動発生のための構造部分を、一体的にかつ容
易に取り扱うことができる。よって、上記第1の従来技
術に比べて遊技機本体への組み付け・取り外し作業を簡
単に行うことができる。即ち、遊技場管理者は、振動発
生手段無しユニットを振動発生手段付きユニットに交換
したり、あるいは故障した振動発生手段付きユニットを
新しい振動発生手段付きユニットに交換したりする作業
を、必要に応じて簡単に行うことができる。
【0013】さらに、本発明における振動発生手段は、
回動操作部材の回動軸方向に略平行に振動するように設
定されている。従って、上記第2の従来技術とは異な
り、回動操作部材や可変抵抗器の回動方向へ振動が加わ
るようなことが殆どなく、可変抵抗器の回動量が変動し
にくくなる。よって、発射強度を一定に保持することが
できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記振動発生手
段はスピーカであることをその要旨とする。本明細書に
おいて「スピーカ」とは、電気エネルギーを振動エネル
ギーに変換(しさらに必要に応じて振動エネルギーを音
エネルギーに変換)する装置であって、コイルを励磁し
て磁性体を吸引・反発することで磁性体を直線的に往復
動させ、この直線往復運動をもって所定方向の振動を発
生させる構成を有するものを意味している。そして、こ
のようなスピーカによれば、電気エネルギーによって所
望の振動、即ち回動操作部材の回動軸方向に略平行な振
動を、比較的容易に発生させることができる。
【0015】スピーカには、振動エネルギーを音エネル
ギーに変換するための構成である空気振動体(コーン)
付きのタイプと、コーン無しのタイプとがあって、いず
れのタイプも使用可能であるが、本発明においては後者
のタイプを使用することが好ましい。コーン無しのタイ
プのスピーカでは、振動エネルギーを積極的に音エネル
ギーに変換していない分だけ、少ないエネルギーで大き
な振動を発生させることができ、より効率よく回動操作
部材に振動を付与することができるからである。
【0016】また、前記コーン無しのタイプのスピーカ
は、磁性体と弾性的に連結された錘を備えていることが
よい。このような錘があると、磁性体に連動して錘が直
線往復運動を行う際に直線往復運動が促進される。よっ
て、より大きな振動を発生させることができ、いっそう
効率よく回動操作部材に振動を付与することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記振動発生手段を前記回動操作部材の回
動中心部に配設したことをその要旨とする。
【0018】従って、請求項3に記載の発明によると、
振動発生手段の配設位置が回動操作部材の回動中心部か
ら偏心している場合と比較して、振動が回動操作部材全
体にほぼ均等に伝達しやすくなる。従って、遊技者の持
ち方・触れ方いかんにかかわらず、遊技者の手に的確に
振動を伝達することができる。しかも、振動発生手段か
ら回動操作部材に到る振動伝達経路の長さ、言い換える
と振動が発生する部分から遊技者の手が触れる部分に到
る振動伝達経路の長さが確実に短くなるため、遊技者の
手に効率よく振動を伝達することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記振動発生手段を前記カバ
ー部材の内側面に接触するように配設したことをその要
旨とする。
【0020】従って、請求項4に記載の発明によると、
振動発生手段がカバー部材の内側面に接触することによ
り、振動発生手段の発生した振動がカバー部材に直接伝
達される。そのため、遊技者の掌が触れる部分に振動を
効率よく伝達することができる。
【0021】ここで「接触するように配設した」とは、
振動時であるか否かを問わず常時接触するように配設し
た場合のみを指すばかりでなく、振動時にのみ接触する
ように配設した場合も指している。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項において、前記カバー部材と前記回動操
作部材との間に介在された状態で前記カバー部材と互い
に固定関係にある内側部材を備えるとともに、前記振動
発生手段を前記内側部材に接触するように配設したこと
をその要旨とする。なお「接触するように配設した」の
定義は先に述べたとおりである。
【0023】従って、請求項5に記載の発明によると、
振動発生手段が内側部材に接触することにより、振動発
生手段の発生した振動が内側部材を介してカバー部材に
伝達される。そのため、遊技者の掌が触れる部分に振動
を効率よく伝達することができる。なお、請求項4の構
成を備えるような場合には、振動の発生する部分から遊
技者の掌が触れる部分に到る振動伝達経路が増えること
となるので、当該部分にいっそう効率よく振動を伝達す
ることができる。
【0024】請求項6に記載の発明によると、請求項1
乃至5のいずれか1項において、前記回動操作部材を所
定の回動位置に復帰させる付勢手段を備えるとともに、
その付勢手段を前記回動操作部材と前記振動発生手段と
の間に挟み込むようにして配設したことをその要旨とす
る。
【0025】従って、請求項6に記載の発明によると、
振動発生手段の振動時には付勢手段がガタついて外れや
すくなると考えられるが、振動発生手段と回動操作部材
との間に挟み込まれた付勢手段であれば、その場合にお
いても外れにくくなる。また、本発明のような構成であ
ると、付勢手段外れ防止部材をわざわざ設置しなくても
付勢手段の外れを防止することができるので、部品点数
の増加を回避することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]
【0027】以下、本発明を具体化した一実施形態のパ
チンコ機を図1〜図6に基づき詳細に説明する。なお本
実施形態において「左」又は「右」とは、パチンコ機の
表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示す
ものとする。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成
を簡単に説明する。
【0028】図1に概略的に示されるように、このパチ
ンコ機は機体の外郭をなす縦長方形の外枠Aを備えてい
る。外枠Aの開口前面側には、各種の遊技用構成部材を
セットするための縦長方形の中枠(図示略)が、開閉可
能かつ着脱可能に組み付けられている。そして、この中
枠の前面側には、遊技盤Bの透視保護窓である前枠D
と、上の球受け皿Eとが、個々の連結支持手段等を利用
してともに横開き形態で開閉可能に組み付けられてい
る。その一方で、中枠の下部には下の球受け皿F、打球
発射装置G等がセットされている。また中枠の裏側に
は、各種の球経路及び球処理・払出部等を備えた機構セ
ット盤(図示略)がセットされている。なお、図中Hは
球貸しシステムに利用されるカードユニットを示してい
る。
【0029】このように構成されたパチンコ機では、上
記中枠に、前述した前枠D、上下の球受け皿E,F、打
球発射装置G、遊技盤B及び各種の付属部品等の遊技用
構成部材がセットされて1台単位に構成されている。即
ち、遊技者が通常の打球発射操作を行うことにより、上
の球受け皿E内の遊技球を1球ずつ発射レール1に送り
込み、それを所望の強度で適宜に打ち出すことによっ
て、遊技盤C内でパチンコゲームを展開することができ
る。
【0030】さて次に、本実施形態の特徴的構成である
打球発射装置Gの構成について詳細に説明する。
【0031】打球発射装置Gは、打球操作に基いて上の
球受け皿Eから球送り装置を介して発射レール1に送り
込まれた遊技球を打ち出すための装置であって、中枠の
右下部に装備されている。なお、本実施形態ではロータ
リーソレノイド駆動形式の打球発射装置Gが採用されて
いる。
【0032】前記打球発射装置Gは、ユニット化された
打球操作部であるハンドルユニット11と、打球駆動部
(図示略)と、駆動制御部(図示略)とを基本構成とし
て備えている。
【0033】中枠の前盤部の裏側にセットされる打球駆
動部は、ハンドルユニット11での操作入力条件に基い
てパルス制御されるロータリーソレノイドを備えてい
る。ソレノイドの回動軸の後端には打球杆が連結されて
いる。打球杆は、ソレノイドのパルス通電励磁毎に打球
始端から打球終端の範囲を回動変移し、発射レール1の
発射位置にある遊技球を打ち出すようになっている。
【0034】打球駆動部の裏側に着脱可能にセットされ
る駆動制御部は、ロータリーソレノイド等の入出力制御
(ハード的制御、ソフト的制御)を行うように構成されて
いる。
【0035】図2、図3、図5、図6に示されるよう
に、本実施形態のハンドルユニット11は、ベース体1
2、ハンドルインナー13、ハンドルグリップ14、ハ
ンドルキャップ15等の主要部品を同一軸線上に互いに
組み付けてユニット化した構造となっている。
【0036】図2に示されるように、合成樹脂材料によ
り形成されたベース体12は、円筒部12aの一方側に
かさ状部12bを設けたような形状を呈している。円筒
部12aの内部には、コネクタブロック16及び回動調
整式の可変抵抗器(ボリュームスイッチ)17が収容さ
れている。略円柱状に形成されたコネクタブロック16
は、ベース体12の後端側(即ちかさ状部12bがない
側)に挿入配置されている。コネクタブロック16は、
集合コネクタ部16aとスピーカ用コネクタ部16bと
を有しており、それらのコネクタ部16a,16bには
各々ハンドルグリップ14の回動軸C方向に沿って平行
に延びる端子18が配設されている。
【0037】パチンコ機本体側である下の球受け皿Fの
右側には、図示しないユニット装着用スリーブが突設さ
れている。そのスリーブの内奥部には図示しないコネク
タ部が配置され、このコネクタ部にはパチンコ機本体側
にある電気的構成が接続されている。前記スリーブに対
してはベース体12の基端側が直接嵌挿されるととも
に、両者はユニット下方向から挿通された1本のビスに
より互いに固定されるようになっている。このようなユ
ニット装着時においては、コネクタ部16a,16bと
パチンコ機本体側コネクタ部とが連結される。勿論、前
記ビスを1本だけ外せば、スリーブからベース体12を
容易に離脱させることができる。
【0038】図6に示されるように、ハンドルグリップ
14の回動量を電気抵抗値に変換するための可変抵抗器
17は、ベース体12においてコネクタブロック16よ
りも前側(遊技者側)の位置に配設されている。可変抵
抗器17の調整軸17aは、ハンドルユニット11の前
方側に向けられるとともに、ハンドルグリップ14の回
動軸Cと同軸上に配設されている。可変抵抗器17は図
示しない配線を介して集合コネクタ部16aの端子18
に電気的に接続されている。
【0039】かさ状部12bの内面側における所定箇所
には、ソレノイドに対するスイッチ(図示略)及びその
スイッチをオンオフするためのスイッチ操作レバー20
が配設されている。かさ状部12bの内面側における離
間した3箇所には、ハンドルグリップ14の回動範囲を
規制する役割を有する柱状のボス部22が立設されてい
る。また、図3に示されるように、かさ状部12bの外
周縁には、金属製のまたは表面が金属メッキされたタッ
チ感知環21が取り付けられている。タッチ感知環21
はタッチセンサの構成部材であり、これに遊技者の手の
一部が触れていることを1つの条件として遊技球が発射
されるようになっている。
【0040】図2、図3、図5、図6に示されるよう
に、合成樹脂材料からなるハンドルグリップ14はハン
ドルユニット11における可動部分であって、円盤状に
形成された本体部分14aの外周部3箇所に指掛け部で
ある発射レバー23を突設した構造を有している。ハン
ドルグリップ14の前面側中心部には筒状部24が突設
されており、筒状部24の内部には係合片25が形成さ
れている。そして、この係合片25は、可変抵抗器17
の調整軸17aに形成された係合溝に差し込まれてい
る。その結果、ハンドルグリップ14と可変抵抗器17
の調整軸17aとが一体回動可能に連結されている。遊
技球の発射強度は、ハンドルグリップ14の回動量を調
整して可変抵抗器17の抵抗値を変化させることにより
調整可能である。なお、ハンドルグリップ14と可変抵
抗器17とは、回動軸C方向に沿って若干相対移動可能
な状態とされている。
【0041】ハンドルグリップ14の本体部分14aの
外周部には円弧状の案内溝26が2つ形成され、それら
の案内溝26には前記3つのボス部22がそれぞれ挿通
されている。従って、案内溝26の端部にボス部22の
側部が当接することにより、ハンドルグリップ14の回
動操作範囲が一定量に規制されるようになっている。
【0042】図2、図3、図5、図6に示されるよう
に、ハンドルグリップ14の遊技者側面(即ち前側面)
を覆うためのカバー部材であるハンドルキャップ15
は、合成樹脂材料により形成された略半球状の部材であ
って、一般的には人の掌に納まる程度の大きさとされて
いる。このハンドルキャップ15は内側に空間部27を
有している(図6参照)。
【0043】一方、内側部材であるハンドルインナー1
3は、合成樹脂材料により形成された円環状の部材であ
って、ハンドルキャップ15の内側(つまり前記空間部
27内)に配置されている。ハンドルインナー13及び
前記ハンドルキャップ15には、それぞれねじ挿通部2
8,29が形成されている。そして、両ねじ挿通部2
8,29に対して図示しないねじを挿通して締め付ける
ことにより、ハンドルインナー13とハンドルキャップ
15とが互いに固定されている。
【0044】ハンドルインナー13は、さらに、案内溝
26を介して前方側に突出したボス部22の先端にもね
じ止め固定されている。これにより、固定側部材である
ベース体12とハンドルインナー13との間に、回動操
作部材であるハンドルグリップ14が配置された状態と
なる。本実施形態では、ベース体12とハンドルインナ
ー13との隙間の大きさが、ハンドルグリップ14の厚
さよりも1mm程度大きく設定されている。その結果、
ハンドルグリップ14と、ベース体12及びハンドルイ
ンナー13との間には、ハンドルグリップ14の往復動
作を許容する若干の遊びが設けられている。
【0045】図3、図5、図6に示されるように、ハン
ドルグリップ14の前側面中央部には、ハンドルグリッ
プ14を回動復帰させるための付勢手段であるねじりば
ね31が配置されている。ねじりばね31の中心リング
部31aには、ハンドルグリップ14の筒状部24が遊
挿されている。ねじりばね31の一方の端部は3つある
ボス部22のうちの1つに引っ掛けられるとともに、他
方の端部は本体部分14aにおいて案内溝26よりも内
周側に突設された係止凸部32に係止されている。その
結果、ねじりばね31は図5の反時計回り方向に常時付
勢力を与え、ハンドルグリップ14を所定の位置に回動
復帰させるようになっている。
【0046】図3、図6に示されるように、このハンド
ルユニット11の場合、前記空間部27内には振動発生
手段の一種である振動スピーカ41が配設されている。
図4に示されるように、本実施形態の振動スピーカ41
を構成する本体42は、上部に開口部を有する有底略円
筒状の部材であって、その最下部外周面における離間し
た3箇所に取付用突片48を備えている。各取付用突片
48は本体42の径方向に向かって延びるとともに、取
付用のねじを挿通させるためのねじ孔を有している。本
体42の内側にはコイル43が収容されている。このコ
イル43の両端には配線が接続されるとともに、それら
の配線はコネクタ49を介してスピーカ用コネクタ部1
6bの端子18に電気的に接続されている。なお、かか
る配線は、本体部分14aにおいて案内溝26よりも内
周側に透設された配線引き出し孔50に挿通されてい
る。コイル43の開口端寄り内側部分には、コイル43
への通電によって所定方向への直線往復運動をする磁性
体である永久磁石44が配置されている。本体42の開
口部、言い換えると永久磁石44の上方位置には平板状
の錘45が配置されている。このような錘45と永久磁
石44とは、弾性体であるコイルばね46を介して弾性
的に連結されている。錘45と本体42の開口縁とはコ
イルばね47を介して弾性的に連結されている。即ち、
錘45を介して永久磁石44が本体42に弾性的に連結
支持された構造となっている。
【0047】この振動スピーカ41は、上記のような錘
45を備えている反面、空気振動体であるコーンを備え
ていない。その理由は、この構成であると振動エネルギ
ーを積極的に音エネルギーに変換しない分だけ少ないエ
ネルギーで大きな振動を発生できることに加え、発生し
た大きな振動を錘45によってさらに大きな振動にする
ことができるからである。
【0048】図3、図6に示されるように、本体部分1
4aの前面側における3つの箇所には、前記各取付用突
片48に対応して柱状のスピーカ取付用ボス部33が筒
状部24を包囲するように立設されている。そして、こ
れらのボス部33及び取付用突片48にねじを挿通させ
ることにより、振動スピーカ41がハンドルグリップ1
4の回動中心部に対して締結固定されている。より詳細
にいうと、振動スピーカ41の中心軸線がちょうどハン
ドルグリップ14の回動軸Cと重なるようなかたちで、
振動スピーカ41がハンドルグリップ14の本体部分1
4aに締結固定されている。
【0049】上記のように振動スピーカ41を固定した
場合、本体42の底面は筒状部24の上端面に当接した
状態となる。また、本体部分14aの前側面と本体42
の底面との間にはねじりばね31の最大厚さよりも若干
大きな隙間が設けられ、その隙間の部分には中心リング
部31aが配置される。つまり、ねじりばね31は、ハ
ンドルグリップ14と振動スピーカ41との間に挟み込
まれるようにして配設されている。このような配設構造
を採ったことにより、振動スピーカ41は、ねじりばね
31の外れ(具体的には筒状部24からの中心リング部
31aの外れ)を未然に防止するための外れ防止部材と
しても機能するようになっている。なお、前記ねじりば
ね31は変形可能な状態で挟み込まれているので、ハン
ドルグリップ14の回動復帰動作に特に支障を来たすよ
うなことはない。
【0050】振動スピーカ41をハンドルグリップ14
に固定した場合、振動スピーカ41はハンドルインナー
13の中心部に形成したスピーカ挿通孔13aに挿通さ
れた状態となる。本実施形態では、スピーカ挿通孔13
aの内周面と本体42の外周面との間には一定の隙間が
設けられており、振動スピーカ41側とハンドルインナ
ー13側とは非接触になっている。スピーカ挿通孔13
aを通り抜けた振動スピーカ41の頂上部(即ち錘45
の上端面)は、ハンドルキャップ15の内側面中央部に
設けられた環状当接部15aに接触可能な状態で近接配
置されている。
【0051】次に、上記のように構成されたハンドルユ
ニット11の動作を説明する。
【0052】ハンドルユニット11をパチンコ機本体側
のスリーブに装着した状態で、例えば数十ヘルツ程度の
低周波電流を通電すると、コイル43がその周波数に従
って励磁されることで所定の磁界を発生する。すると、
まず永久磁石44が周期的に吸引・反発される結果、図
4にて太線矢印で示した上下方向(即ち振動スピーカ4
1の中心軸線方向)に沿って永久磁石44が直線往復運
動を開始する。このとき、錘45も連動して同じ方向に
直線往復運動を開始するとともに、その振動はコイルば
ね47を介して本体42側にも伝達される。ここで、図
4にて太線矢印で示した方向はハンドルグリップ14の
回動軸C方向と等しいので、この振動スピーカ41は前
記回動軸C方向に沿った振動を付与していることにな
る。
【0053】本体42に伝達した振動は、さらに取付用
突片48、ボス部33、本体部分14aという順序で伝
達される。上記のごとくハンドルグリップ14とベース
体12及びハンドルインナー13との間には若干の遊び
が設けられているため、前記振動が加わることで、ハン
ドルグリップ14が回動軸C方向に沿って全体的に前後
動するようになっている。また、錘45の上端面の振動
は、環状当接部15aを経由して直接ハンドルキャップ
15に伝達し、ハンドルキャップ15全体を前後動させ
る。勿論、ハンドルユニット11における他の部材(例
えばタッチ感知環21等)にも、このとき振動が伝達さ
れる。
【0054】ゆえに、例えば大当たり時に振動スピーカ
41への通電を行って、ハンドルユニット11全体を振
動させることにより、特定遊技状態をより効果的に演出
することができる。
【0055】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。
【0056】(1)本実施形態では、上記の振動発生手
段をハンドルキャップ15の空間部27内に配設してい
るため、振動発生手段からハンドルグリップ14に到る
振動伝達経路の長さが、上記第1の従来技術に比べて相
当短くなる。従って、ハンドルグリップ14に効率よく
振動が伝達され、遊技者に振動を的確に伝えることがで
きる。
【0057】また、ハンドルユニット11は振動発生手
段を備えるとともにパチンコ機本体に着脱可能に組み付
けられるものであるため、実質的に打球発射装置Gにお
ける回動操作や振動発生のための構造部分を、一体的に
かつ容易に取り扱うことができる。即ち、基本的に1本
のビスの着脱のみで組み付け・取り外しが可能なため、
多数本のビスの着脱を余儀なくされる上記第1の従来技
術に比べて、パチンコ機本体への組み付け・取り外し作
業を簡単に行うことができる。このため、遊技場管理者
は、振動発生手段無しユニットを振動発生手段付きユニ
ットに交換したり、あるいは故障した振動発生手段付き
ユニットを新しい振動発生手段付きユニットに交換した
りする作業を、必要に応じて簡単に行うことができる。
【0058】さらに、本実施形態の振動発生手段は、ハ
ンドルグリップ14の回動軸C方向に沿って平行に振動
するように設定されている。従って、上記第2の従来技
術とは異なり、ハンドルグリップ14や可変抵抗器17
の回動方向へ振動が加わるようなことが殆どなく、可変
抵抗器17の回動量が変動しにくくなる。よって、発射
強度を一定に保持することができる。また、遊技者はし
ばしばハンドルグリップ14を好みの回動位置に固定す
るためにコイン等を挟み込んで遊技を行うことがある
が、この構成によれば振動に起因してコインがずれたり
外れたりしにくくなる。それゆえ、遊技者は快適に遊技
を続行することができる。
【0059】(2)本実施形態では、振動スピーカ41
を振動発生手段として採用しているため、それに電気エ
ネルギーを与えることによってハンドルグリップ14の
回動軸C方向に平行な振動を比較的容易に発生させるこ
とができる。また、この振動スピーカ41は、錘45を
有するコーン無しタイプであるので、少ない電気エネル
ギーで大きな振動を発生させることができ、より効率よ
くハンドルグリップ14等に振動を付与することができ
る。
【0060】(3)本実施形態において振動スピーカ4
1は、ハンドルグリップ14の回動中心部に配設されて
いる。従って、振動スピーカ41の配設位置が回動中心
部から偏心している場合と比較して、振動がハンドルグ
リップ14全体にほぼ均等に伝達しやすくなる。従っ
て、遊技者の持ち方・触れ方いかんにかかわらず、遊技
者の手に的確に振動を伝達することができる。具体的な
場面を想定すると、遊技者はコインを挟み込んでハンド
ルグリップ14を固定するとともにタッチ感知環21の
みを軽く指で触れた状態で遊技を行うことがしばしばあ
るが、このような場合であっても遊技者の指に的確に振
動を伝達できることになる。
【0061】しかも、振動スピーカ41からハンドルグ
リップ14の外周部に到る振動伝達経路の長さ、言い換
えると振動が発生する部分から遊技者の指が最も触れや
すい部分に到る振動伝達経路の長さが確実に短くなる。
そのため、遊技者の指に効率よく振動を伝達することが
できる。
【0062】さらに、振動スピーカ41は、ハンドルグ
リップ14の本体部分14aの前側面に対してその回動
軸Cの周りの3箇所にて固定されている。このような複
数の点にて振動スピーカ41を支持固定した構造は、ハ
ンドルグリップ14全体によりいっそう均等にかつ効率
よく振動を伝達するうえで好適である。
【0063】(4)本実施形態において振動スピーカ4
1の頂上部は、振動発生時にハンドルキャップ15の内
側面略中央部に接触するように、環状当接部15aに近
接して配設されている。従って、振動スピーカ41の発
生した振動がハンドルキャップ15に直接伝達されるこ
ととなり、遊技者の掌が触れる部分にも振動を均等にか
つ効率よく伝達することができる。
【0064】(5)本実施形態では、付勢手段であるね
じりばね31をハンドルグリップ14と振動スピーカ4
1との間に挟み込むようにして配設している。振動発生
手段を備える構成を採用した本実施形態では、ねじりば
ね31が振動発生時にガタついて外れやすくなるという
課題があらたに生じる。しかしながら、このような位置
にねじりばね31を挟み込んでおけば、ねじりばね31
の外れ防止を図ることができる。
【0065】(6)本実施形態では、ハンドルユニット
11の有するコネクタ部16a,16bが、パチンコ機
本体側コネクタ部に対してハンドルグリップ14の回動
軸C方向に沿って挿抜されるように構成されている。従
って、挿抜方向が振動方向と同じになるため、コネクタ
部16a,16bの有する端子18の幅方向に力が働き
にくくなり、端子18に対する振動の影響が小さくな
る。よって、コネクタ部16a,16bにおける断線や
接触不良を未然に回避することができ、装置の耐久性・
信頼性が向上する。
【0066】(7)本実施形態では、ハンドルグリップ
14の回動量を電気抵抗値に変換する可変抵抗器17
が、ハンドルグリップ14の回動軸C上に配設されてい
る。従って、可変抵抗器17が回動軸Cから偏心した位
置に配設されている場合に比べて、可変抵抗器17に対
する振動の影響が小さくなる。よって、調整軸17aの
回動量が意に反して変動することがなくなり、確実に発
射強度を一定に保持することができる。 [第2の実施の形態]
【0067】次に、図7、図8に基づき第2実施形態の
ハンドルユニット11Aについて説明する。ここでは第
1実施形態と相違する構成のみについて言及する。
【0068】このハンドルユニット11Aでは、ハンド
ルインナー13におけるスピーカ挿通孔13aが第1実
施形態のときよりも一回り小径に形成されている。その
ため、スピーカ挿通孔13aの内周面が振動スピーカ4
1の本体42の外周面に対し、ほぼ全周にわたって常時
接触するように構成されている。よって、振動発生時に
は、スピーカ挿通孔13aの内周面と本体42の外周面
とが摺接し、その結果ハンドルインナー13側に振動が
伝達されるようになっている。ハンドルインナー13に
伝達した振動は、さらにねじ挿通部28,29を経由し
てハンドルグリップ14に到達し、ハンドルキャップ1
5全体を前後動させる。
【0069】つまり、本実施形態のハンドルユニット1
1Aにおいても、ハンドルキャップ15が振動すること
により、遊技者の掌が触れる部分にも振動を効率よく伝
達することができる。なお、第1実施形態のときと比べ
て、振動の発生する部分から遊技者の掌が触れる部分に
到る振動伝達経路が1つ増えることとなるので、当該部
分にいっそう効率よく振動を伝達することができる。
【0070】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。
【0071】・振動発生手段である振動スピーカ41の
中心軸線は必ずしも上記各実施形態のように回動軸Cと
同軸上に配設されていなくてもよく、それから若干偏心
した位置に配設されていてもよい。ただし、ユニット前
面側からハンドルユニット11を投影したときに振動ス
ピーカ41の一部が回動軸C上に重なるような配設態様
であることが望ましい。
【0072】・振動スピーカ41等の振動発生手段は、
上記各実施形態と異なる態様で空間部27内に配設され
ていてもよく、例えばハンドルインナー13に対して固
定されていたり、ハンドルキャップ15に対して固定さ
れていてもよい。
【0073】・振動発生手段は、必ずしも上記各実施形
態のような構成の振動スピーカ41でなくてもよく、例
えば錘45の無い振動スピーカや、コーン付きタイプの
スピーカであっても許容される。さらにはスピーカ以外
のもの、例えば流体圧を利用したアクチュエータ(例え
ばエアシリンダ等)のようなものでもよい。この場合、
エアシリンダに対して加圧エアの給排を短時間で周期的
に行えば、シリンダ長手方向に沿った振動を発生させる
ことが可能である。なお、この種のアクチュエータを用
いる場合には別に流体供給源が必要となるので、電気エ
ネルギーのみにより駆動可能なスピーカ等のアクチュエ
ータを使用する態様のほうが、実際上は有利であるとい
える。
【0074】・上記各実施形態のようにハンドルユニッ
ト11,11Aを演出効果の一環として振動させてもよ
いほか、演出効果とは直接関係のない別の目的で(例え
ば不正行為に対する遊技者への警告等のために)振動さ
せてもよい。
【0075】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。
【0076】(1)請求項3乃至5のいずれか1項にお
いて、前記振動発生手段は、前記回動操作部材の片側面
に対してその回動軸周りの複数の位置にて固定されてい
ること。従って、この技術的思想によると、このような
複数の点にて支持固定されていれば、回動操作部材全体
によりいっそう均等にかつ効率よく振動を伝達すること
ができる。
【0077】(2)請求項6において、前記振動発生手
段は、少なくとも付勢手段の最大厚さ分以上の隙間を設
けた状態で、前記回動操作部材の片側面に対して回動軸
周りの複数の位置にて固定されていること。従って、こ
の技術的思想によると、このような複数の点にて支持固
定されていれば、回動操作部材全体によりいっそう均等
にかつ効率よく振動を伝達することができる。しかも、
付勢手段は変形可能な状態で挟み込まれているので、回
動操作部材の回動復帰動作に特に支障を来たすようなこ
ともない。
【0078】(3)請求項1乃至6のいずれか1項にお
いて、前記ハンドルユニットはその基端部にコネクタ部
を備えるとともに、そのコネクタ部は、前記遊技機本体
側コネクタ部に対して前記回動操作部材の回動軸方向に
沿って挿抜されるように構成されていること。従って、
この技術的思想によると、挿抜方向が振動方向と同じに
なるため、コネクタ部の有する端子の幅方向に力が働き
にくくなり、端子に対する振動の影響が小さくなる。よ
って、コネクタ部における断線や接触不良を未然に回避
することができ、耐久性・信頼性が向上する。
【0079】(4)請求項2乃至6のいずれか1項にお
いて、前記回動操作部材の回動量を電気抵抗値に変換す
る可変抵抗器を備えるとともに、その可変抵抗器を前記
回動操作部材の回動中心部に配設したこと。従って、こ
の技術的思想によると、可変抵抗器が回動操作部材の回
動中心部から偏心した位置に配設されている場合に比べ
て、可変抵抗器に対する振動の影響が小さくなる。よっ
て、可変抵抗器の調整軸の回動量が意に反して変動しに
くくなり、確実に発射強度を一定に保持することができ
る。
【0080】(5)請求項4において、前記スピーカの
頂上部が前記カバー部材の内側面略中心部に接触するよ
うに前記スピーカを配設したこと。従って、この技術的
思想によると、例えばスピーカをカバー部材の内面側に
おいて中心部から偏心した位置に接触するように配設し
た場合に比べて、カバー部材全体に振動が均等に伝達さ
れやすくなる。よって、遊技者の掌に振動をいっそう的
確に伝えることができる。
【0081】(6)請求項5において、前記内側部材の
略中心部に形成したスピーカ挿通孔にスピーカを挿通さ
せるとともに、前記スピーカの頂上部を前記カバー部材
の内側面略中央部に接触可能とし、かつスピーカの外周
面を挿通孔内周面に接触させたこと。従って、この技術
的思想によると、カバー部材に到る振動伝達経路が増え
ることから、遊技者の掌に振動をいっそう効率よく伝え
ることができる。
【0082】(7)請求項2乃至6のいずれか1項にお
いて、前記スピーカは、コイルと、前記コイルへの通電
により直線往復運動をする磁性体と、前記磁性体と弾性
的に連結された錘とを備えたコーン無しタイプの振動ス
ピーカであること。
【0083】(8)請求項2乃至6のいずれか1項にお
いて、前記スピーカは、本体と、前記本体に設けられた
コイルと、前記コイルへの通電によって直線往復運動を
する磁性体と、前記磁性体及び前記本体と弾性的に連結
された錘とを備えたコーン無しタイプの振動スピーカで
あること。
【0084】(9)請求2乃至6のいずれか1項におい
て、前記スピーカは、開口部を有する略筒状の本体と、
前記本体の内側に設けられたコイルと、前記コイルの内
側に配置されかつ前記コイルへの低周波の通電によって
直線往復運動をする磁性体と、前記本体の開口部に配置
されかつ前記磁性体及び前記本体とばねを介して弾性的
に連結された錘とを備えたコーン無しタイプの振動スピ
ーカであること。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜6に記
載の発明によれば、遊技者に振動を的確に伝えることが
できる遊技機の打球発射装置を提供することができる。
また、上記発明によれば、遊技球の発射強度を一定に保
持することができるとともに、回動操作や振動発生のた
めの構造部分を、ユニットとして一体的にかつ容易に取
り扱うことができる。
【0086】請求項3に記載の発明によれば、遊技者の
手に的確にかつ効率よく振動を伝達することができる。
【0087】請求項4に記載の発明によると、遊技者の
掌が触れる部分に振動を効率よく伝達することができ
る。
【0088】請求項5に記載の発明によると、遊技者の
掌が触れる部分に振動をいっそう効率よく伝達すること
ができる。
【0089】請求項6に記載の発明によると、部品点数
の増加を伴わずに付勢手段の外れ防止を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機を具体化した第1実施形態のパ
チンコ機を示す概略正面図。
【図2】第1実施形態のハンドルユニットを示す斜視
図。
【図3】第1実施形態のハンドルユニットを示す分解斜
視図。
【図4】第1実施形態のハンドルユニットに用いられる
振動スピーカの構造を説明するための概略図。
【図5】第1実施形態のハンドルユニットの正面図。
【図6】図5のA−A線における部分断面図。
【図7】第2実施形態のハンドルユニットを示す分解斜
視図。
【図8】第2実施形態のハンドルユニットの部分断面
図。
【符号の説明】
11,11A…ハンドルユニット 13…内側部材であるハンドルインナー 14…回動操作部材であるハンドルグリップ 15…カバー部材であるハンドルキャップ 27…空間部 31…付勢手段としてのねじりばね 41…振動発生手段である(振動)スピーカ G…打球発射装置 C…回動軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動操作によって遊技球の発射強度を調整
    する回動操作部材と、前記回動操作部材の遊技者側面を
    覆うとともに、内側に空間部を有するカバー部材とを含
    んで構成され、遊技機本体に着脱可能に組み付けられる
    ハンドルユニットを備えた遊技機の打球発射装置であっ
    て、前記空間部内に、前記回動操作部材の回動軸方向と
    略平行に振動する振動発生手段を配設したことを特徴と
    する遊技機の打球発射装置。
  2. 【請求項2】前記振動発生手段はスピーカであることを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機の打球発射装置。
  3. 【請求項3】前記振動発生手段を前記回動操作部材の回
    動中心部に配設したことを特徴とする請求項1または2
    に記載の遊技機の打球発射装置。
  4. 【請求項4】前記振動発生手段を前記カバー部材の内側
    面に接触するように配設したことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
  5. 【請求項5】前記カバー部材と前記回動操作部材との間
    に介在された状態で前記カバー部材と互いに固定関係に
    ある内側部材を備えるとともに、前記振動発生手段を前
    記内側部材に接触するように配設したことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機の打球発
    射装置。
  6. 【請求項6】前記回動操作部材を所定の回動位置に復帰
    させる付勢手段を備えるとともに、その付勢手段を前記
    回動操作部材と前記振動発生手段との間に挟み込むよう
    にして配設したことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の遊技機の打球発射装置。
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