JP4043008B2 - トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の変速装置として用いられるトロイダル型無段変速機のための油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トロイダル型無段変速機の主要部であるバリエータは、凹湾曲状の軌道面を有する入力ディスク及び出力ディスクを、軌道面同士が互いに対向するように配置し、両ディスク間に複数個のローラを配置して各ディスクの軌道面に圧接させた構成を有している。入力ディスクは、エンジンにより回転駆動される入力軸に取り付けられており、この入力軸の回転により、入力ディスクからローラを介して出力ディスクにトルクが伝達される。変速は、ローラの回転軸が傾くことにより無段階で行われる。ローラの回転軸は、支持部材であるキャリッジによって支持されており、このキャリッジの進退方向に駆動力を付与する油圧制御装置が設けられている。
【0003】
上記バリエータは、幅広い変速比レンジを有するが、停止状態からの発進や後退の機能は有していないため、クラッチと遊星ギヤ装置とを含むトランスミッション機構と組み合わせて用いられる。そして、クラッチの動作状態及びキャリッジへの駆動力の付与状態を変化させることにより、ニュートラル、後退、及び前進2速までに相当するローレジーム及び、それ以上の前進ギヤ比に相当するハイレジームの2つの運転条件が実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のトロイダル型無段変速機における油圧制御装置では、エンジン回転数の角速度変動等により、ローラが入出力ディスクに接触して回転することに基づいて振動が発生することがあり、この振動はキャリッジにも伝達される。ここで、キャリッジに駆動力を付与する油圧回路は、油の粘性等により振動吸収に寄与している。ところが、油の粘度は、油温が上昇すると低下して、油圧回路のダンピング特性が低下し、キャリッジの振動吸収効果が低下する。
このような振動吸収効果の低下は、キャリッジの動作を不安定にする要因となるので好ましくない。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、キャリッジの振動を常に安定して抑制するトロイダル型無段変速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一側面に凹湾曲状の軌道面を有する一対の入力ディスクと、各入力ディスクの軌道面にそれぞれ対向する凹湾曲状の軌道面を有する一対の出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのそれぞれの軌道面間で構成されるトロイド状隙間に配置され、両軌道面に接して回転しながら両ディスク間のトルク伝達を行う複数のローラと、前記ローラの回転軸を支持するキャリッジとを有するトロイダル型無段変速機における前記キャリッジに対して進退方向に駆動力を付与する油圧制御装置であって、
前記キャリッジに駆動力を付与するシリンダの油圧回路内に、制御装置からの指令により流路抵抗値を変化させる可変オリフィスを設け、当該制御装置は、当該油圧回路内の油温の上昇に対して単調増加する流量係数をC d 、前記可変オリフィスの開口面積をAとすると、当該油圧回路内で計測される油温及び予め求めた油温と流量係数C d との関係に基づいて、C d ・Aが一定値となるように開口面積Aを制御することを特徴とするものである。
【0006】
上記のように構成されたトロイダル型無段変速機の油圧制御装置において、制御装置は、油温に基づいて可変オリフィスの流路抵抗値を変化させる。これにより、油温及び、油温と相関関係にある運転条件(ローレジーム、ハイレジーム)に無関係に、流体摩擦エネルギーの消耗量すなわち、油圧回路の振動吸収能力を、常に最適な状態に制御することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態によるトロイダル型無段変速機のバリエータ1部分を示す概略図である。このトロイダル型無段変速機において、上記バリエータ1には、エンジンの出力軸2により回転駆動される入力軸3が設けられており、その両端近傍にはそれぞれ入力ディスク5が支持されている。
【0008】
各入力ディスク5の一側面には、凹湾曲状の軌道面5bが形成されており、その内周には複数条の溝を切ったスプライン穴5aが形成されている。入力ディスク5は、そのスプライン穴5aを入力軸3に設けられたスプライン軸3aに結合させることによって、入力軸3に一体回転可能に組み付けられている。さらに、各入力ディスク5は、入力軸3に固定された係止リング51によって互いに離反する方向への移動が規制されている。
【0009】
上記入力軸3の軸方向中央部には、出力部材6aと、この出力部材6aにそれぞれ一体回転可能に支持された出力ディスク6bとを備える出力部6が、当該入力軸3に対して相対回転自在に設けられている。入力ディスク5の軌道面5bに対向する出力ディスク6b一側面には、凹湾曲状の軌道面6cが形成されている。また、上記出力部材6aの外周にはチェーン6dと噛み合うスプロケットギヤ6eが形成されており、チェーン6dを介して外部へ動力が取り出されるようになっている。
【0010】
上記出力ディスク6bは、出力部材6aに対して軸方向への微動が許容された状態で組み込まれており、その背面には隙間6gを設けてバックアップ板6hが配置されている。上記隙間6gはケーシング6f及び図示しないシールによって密封されており、この隙間6gに油圧回路9から圧油を供給することにより、出力ディスク6bを、対向する入力ディスク5方向へ付勢して、所定の端末負荷が加えられている。
【0011】
互いに対向する入力ディスク5の軌道面5bと出力ディスク6bの軌道面6cとの間は、トロイド状隙間として構成されており、このトロイド状隙間には、それぞれ各軌道面5b,6cと圧接して回転する3個の円盤状のローラ7が円周等配に配置されている。各ローラ7の回転軸7aはキャリッジ8によって支持されており、ローラ7は、これによって回転自在に、かつ、その回転軸7aが傾動可能に支持されている。キャリッジ8には、図1の紙面と交差する所定の方向(垂直ではなく、所定のキャスタ角を含む。)に油圧による駆動力が付与されるように構成されている。
【0012】
上記バリエータ1においては、入力ディスク5から出力ディスク6bに対して、上記6個のローラ7を介してトルクが伝達される。トルクを伝達するとき、ローラ7の回転軸7aには反力が生じており、この反力を支えているのが、キャリッジ8に付与される駆動力である。当該反力と出力ディスク6bを駆動するのに必要なトルクとの間に不均衡が生じると、ローラ7は軸角度を変えてこの不均衡を解消する。例えば、走行負荷の変動やアクセルペダルの加減により、キャリッジ8が油圧による駆動力に抗して押し戻されるか又は引き出されるような力が発生すると、ローラ7の軸角度が変化して(図1の二点鎖線参照)変速比のアップ又はダウンが行われ、バリエータ1の出力するトルクが変化する。すなわち、バリエータ1におけるレシオの変化は、キャリッジ8に付与される駆動力の加減と、外部抵抗に対する応答のみで達成される。
【0013】
図2は、上記トロイダル型無段変速機におけるトランスミッション機構(バリエータ1以外の部分)の概略構成を示す図である。図において、エンジン11の出力軸2には第1入力ギヤ12が取り付けられている。出力軸2の右端の、図示を省略した箇所には、上記バリエータ1が配置されている。上記第1入力ギヤ12は、第2入力ギヤ13と噛み合っている。この第2入力ギヤ13は、駆動軸14と同軸的に配置されているが、互いに直結されているのではなく、ベアリング(図示せず。)を介して相対回転が可能に支持されている。
【0014】
上記第2入力ギヤ13には、ローレジームクラッチ15、遊星ギヤ装置16及びハイレジームクラッチ17が図示のように接続されている。また、駆動軸14の左端にはディファレンシャル装置18が接続されている。上記ローレジームクラッチ15は、クラッチ入の状態で、第2入力ギヤ13から遊星ギヤ装置16へ駆動力を伝達し、クラッチ切の状態で駆動力の伝達を遮断する。また、ハイレジームクラッチ17は、クラッチ入の状態で、バリエータ1のチェーン6dから受けた駆動力を駆動軸14に伝達し、クラッチ切の状態で駆動力の伝達を遮断する。遊星ギヤ装置16は、駆動軸14と直結されたアニュラス(インターナルギヤ)161と、チェーン6dによって駆動されるサンギヤ162と、アニュラス161とサンギヤ162との間に複数個等配されたプラネタリピニオン163と、各プラネタリピニオン163の回転軸を支持するプラネタリキャリア164とによって構成されている。
【0015】
図3は、上記トロイダル型無段変速機における油圧回路9(図1)の基本構成を示す図である。説明の簡略化のため、1個のローラ7についての回路構成を示している。図において、ローラ7にはキャリッジ8が接続されている。シリンダ901の油室901a又は901bに油圧が供給されることにより、キャリッジ8にはそれぞれ、前進又は後退方向に力が付与される。油室901aに対しては、第1ポンプ902から当該油室901aを経て可変オリフィス903及び電磁圧力制御弁904が接続され、油タンク905に至る回路が図示のように構成されている。また、油室901bに対しては、第2ポンプ906から当該油室901bを経て可変オリフィス907及び電磁圧力制御弁908が接続され、油タンク905に至る回路が図示のように構成されている。
【0016】
上記第1ポンプ902と第2ポンプ906との間にはシャトル弁909が接続されており、このシャトル弁909の出力が、出力ディスク6bの背面の隙間6g(図1)に供給されている。
また、油室901a及び901bの下流側流路間にはシャトル弁910が接続され、その出力はローレジーム用のクラッチ制御弁911及び、ハイレジーム用のクラッチ制御弁912に供給されている。油圧の供給により、両クラッチ制御弁911,912は予備加圧の状態とされている。
また、油室901a及び901bの下流側にはそれぞれ、圧油の温度を計測する温度センサ913及び914が接続されている。
【0017】
上記可変オリフィス903,907、電磁圧力制御弁904,908及び両クラッチ制御弁911,912は、制御装置21からの指令により制御される。また、温度センサ913,914の温度検知信号が制御装置21に入力されている。電磁圧力制御弁904及び908を制御することにより、油室901a及び901bの圧力を制御して、キャリッジ8に前進又は後退方向の力を付与することができるようになっている。
【0018】
次に、ローレジーム及びハイレジームの動作について説明する。図2において、ドライバーの運転操作に基づいてローレジームの状態とされているときは、ローレジームクラッチ15が「入」で、ハイレジームクラッチ17が「切」となる。この場合、エンジン11の出力軸2の回転は、第1入力ギヤ12、第2入力ギヤ13及びローレジームクラッチ15を介して、遊星ギヤ装置16に伝達される。従って、プラネタリキャリア164が回転して、プラネタリピニオン163が公転する。一方、エンジン11の出力軸2の回転により、バリエータ1を介してチェーン6dが駆動される。従って、サンギヤ162も回転する。
【0019】
このようにして、プラネタリキャリア164とサンギヤ162の両方が入力部材となることにより、アニュラス161が出力部材となって、駆動軸14を回転させることができる。ここで、遊星ギヤ装置16におけるギヤ比を適正に選択することにより、バリエータ1における変速比の中央付近で、駆動軸14を静止させることができる。これは、プラネタリキャリア164が車両の前進方向に回転する一方で、サンギヤ162が後退方向に回転し、両回転が打ち消しあうことにより実現されるものであり、ギヤードニュートラルと呼ばれる状態である。この状態では、ローラ7は、バリエータ1内で自動的にギヤードニュートラルを実現する位置に移動している。
【0020】
アクセルペダルが踏み込まれ、前進運転が要求されると、制御装置21はそれに反応して油室901bより油室901aの方の油圧が高くなるように電磁圧力制御弁904,908を制御し、キャリッジ8に対して、これを押し出す方向に駆動力を作用させる。これにより、ローラ7の回転軸7aには、その反力と、出力ディスク6bを駆動するのに必要なトルクとの間の不均衡が生じる。この状況下で、ローラ7は、不均衡が解消するまで自動的に軸角度を変える。具体的には、図1において、左側のローラ7は反時計回り方向に、右側のローラ7は時計回り方向に、左右対称に軸角度を変える。この結果、サンギヤ162の後退方向への回転数が低下して上記ギヤードニュートラルの状態を脱し、車両は発進・加速する。
【0021】
ローレジームにおいて最高の前進速度比に達したとき、アニュラス161、サンギヤ162及びプラネタリキャリア164の回転速度が全て相等しくなる。この状態からさらに加速が続くと、ハイレジームへのチェンジが行われる。ハイレジームでは、ハイレジームクラッチ17が「入」となり、ローレジームクラッチ15が「切」となる。従って、チェーン6dからハイレジームクラッチ17を介して駆動軸14に至る接続がなされ、バリエータ1の出力がそのまま駆動軸14に伝達される。
【0022】
一方、ハイレジームにおいては、アクセルペダルの踏み込みに応じて制御装置21は、油室901aより油室901bの方の油圧が高くなるように電磁圧力制御弁904,908を制御する。これにより、ローレジームのときとは逆に、キャリッジ8に対して、これを後退させる方向に駆動力が作用する。従って、アクセルペダルの踏み込みに応じて、ローラ7は、ローレジームのときとは逆方向に軸角度を変える。すなわち、図1の左側のローラ7についていえば、軸角度が反時計回り方向の限度位置から時計回り方向に変化し、最終的には時計回り方向の限度位置(いわゆるオーバードライブに相当する最高速度比)まで無段階に変速して車速を増大させることができる。
【0023】
上記のようなトロイダル型無段変速機において、可変オリフィス903,907は、油を通過させる際の流路抵抗により流体摩擦エネルギーを消耗させ、振動を吸収するダンピング効果を発揮する。制御装置21は、可変オリフィス903,907におけるダンピング効果が油温の影響を受けないように、温度センサ913,914によって検知される油温に基づいて、制御を行う。具体的には、以下のような制御を行う。
【0024】
一般に、オリフィスを通る油の流量Qと圧力損失ΔPとの関係は、流量係数をCd、可変オリフィス開口面積をA、油の密度をρとすると、
Q=Cd・A・{(2/ρ)・ΔP}1/2 ...(1)
である。ここで、流量係数Cdは一般に油の粘度の増大に対して単調減少し、油の粘度は油温の上昇に対して単調減少する傾向がある。従って、流量係数Cdは油温の上昇に対して単調増加するといえる。(1)式において、今、油温が上昇したとすれば、流量係数Cdが増加するので、流量Qが一定であるとすれば圧力損失ΔPは減少することになる。これを補償するためには、可変オリフィス開口面積Aを変化させればよい。すなわち、
Cd・A=const. ...(2)
となるように制御すればよい。このために、油温と流量係数Cdとの関係を予め実験的に調べておき、これに基づき(2)式を満たすように可変オリフィス開口面積Aを制御する。例えば、油温が上昇すれば、可変オリフィス開口面積Aを減少させ、流路抵抗値を増大させるように設定する。流路抵抗値が増大すると、可変オリフィス903又は907において消耗される流体摩擦エネルギーが増大する。従って、その分、振動を吸収することができ、油温の上昇に伴って油の粘度が低下することによる振動吸収能力の低下を補って、油圧回路のダンピング特性を一定に維持することができる。こうして、キャリッジ8の振動を常に安定して抑制することができる。また、運転条件と油温とは互いに相関関係にある。従って、油温に基づいて可変オリフィス903,907を制御すれば、必然的に、運転条件によっても可変オリフィス903,907が制御されることになる。
【0025】
このようにして、油温の変化や運転条件に関わらず、キャリッジ8の振動を常に安定して抑制することができる。従って、キャリッジ8の動作が常に安定したものとなり、バリエータ1の信頼性が向上する。
【0026】
なお、上記実施形態では、可変オリフィス903,907を制御装置21により制御したが、可変オリフィス自体に温度補償機能を持たせることもできる。例えば、図4の(a)に示すようにオリフィス開口部Xに対して温度補償部材Yを図示の関係で設け、油温変化により温度補償部材Yが体積変化して開口面積を変化させるようにすればよい。また、(b)及び(c)に示すように、オリフィス開口部Xの形状を工夫すれば、温度補償特性を変えることもできる。これらの場合、温度補償部材Y自体が、上記実施形態における可変オリフィスの流路抵抗値を変化させる制御装置21の役目を果たしている。
【0027】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明は以下の効果を奏する。
請求項1のトロイダル型無段変速機によれば、可変オリフィスの流路抵抗値を変化させることにより流体摩擦エネルギーの消耗量が変化して、油圧回路の振動吸収能力を常に最適な状態に制御することができるので、油温の高低に関わらず、キャリッジの振動を常に安定して抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるトロイダル型無段変速機のバリエータ部分を示す概略図である。
【図2】上記トロイダル型無段変速機におけるトランスミッション機構(バリエータ以外の部分)の概略構成を示す図である。
【図3】上記トロイダル型無段変速機における油圧回路の基本構成を示す図である。
【図4】可変オリフィス自体に温度補償機能を持たせた構成を示す概略図である。
【符号の説明】
5 入力ディスク
5b 軌道面
6b 出力ディスク
6c 軌道面
7 ローラ
7a 回転軸
8 キャリッジ
9 油圧回路
21 制御装置
903,907 可変オリフィス
Claims (1)
- 一側面に凹湾曲状の軌道面を有する一対の入力ディスクと、各入力ディスクの軌道面にそれぞれ対向する凹湾曲状の軌道面を有する一対の出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのそれぞれの軌道面間で構成されるトロイド状隙間に配置され、両軌道面に接して回転しながら両ディスク間のトルク伝達を行う複数のローラと、前記ローラの回転軸を支持するキャリッジとを有するトロイダル型無段変速機における前記キャリッジに対して進退方向に駆動力を付与する油圧制御装置であって、
前記キャリッジに駆動力を付与するシリンダの油圧回路内に、制御装置からの指令により流路抵抗値を変化させる可変オリフィスを設け、当該制御装置は、当該油圧回路内の油温の上昇に対して単調増加する流量係数をC d 、前記可変オリフィスの開口面積をAとすると、当該油圧回路内で計測される油温及び予め求めた油温と流量係数C d との関係に基づいて、C d ・Aが一定値となるように開口面積Aを制御することを特徴とするトロイダル型無段変速機の油圧制御装置。
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