JP4042889B2 - 情報収集・提供システムおよび方法、並びにサーバ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報収集・提供システムおよび方法、並びにサーバ装置に関し、特に商品に使用されている消耗品の消耗時期を通知する情報収集・提供システムおよび方法、並びにサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ、ファクシミリ装置などの画像データ処理装置には、例えば、トナー、インクリボン、インクカートリッジ、用紙、感光体など、使用することで消費される消耗部品が用いられている。
【0003】
このような消耗部品の残量が少なくなると、通常、画像データ処理装置に設けられた表示部などで使用者に報知することで、当該消耗部品の交換・補充を使用者に促していた。
【0004】
しかしながら、画像データ処理装置の表示部などで報知されるため、使用者が画像表示装置付近にいない場合などには、報知に気づかない場合もあった。
【0005】
また、報知された時点ではまだ使用可能な場合もあるので、使用者が報知後直ちに交換・補充しないことも多い。その結果、当該消耗部品が完全に消費されてから交換・補充する場合も多く、その際に交換・補充用の部品が予め用意されていないと、部品を入手するまで当該画像データ処理装置を使用できないという事態も起こりうる。
【0006】
また、画像データ処理装置の使用状況は使用者毎に異なるため、報知から消耗部品が完全に消費されるまでの期間も使用者毎に異なる。そのため、一律に残量(または使用量)を基準にした報知では、適切な交換・補充時期あるいは入手時期を知るのは困難であった。
【0007】
さらに、交換・補充用部品として、サードパーティー製などの純正(正規)品以外のものが使用された場合、画像データ処理装置のもつ性能が十分に発揮できなかったり、あるいは故障の原因になる場合もある。そのため、交換・補充用部品として、画像データ処理装置の製造者が製造あるいは推奨する正規の製品を用いることが望ましい。しかしながら、使用者の環境によっては正規品の入手が困難な場合もあり、正規部品の使用が徹底されないという問題もある。
【0008】
また、多数の画像データ処理装置を所有する企業などでは、必要量の交換・補充用部品を予め一括購入してストックしておく場合があるが、保管場所の制約などで十分なストックを確保できない場合もある。そのため、交換・補充用部品の使用状況に応じて随時追加発注することが望ましいが、その作業は繁雑である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、消耗部品の適切な交換・補充時期を確実に使用者に報知するとともに、適切な消耗部品を容易に提供することができる情報収集・提供システムおよび方法、並びにサーバ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる情報収集・提供システムは、
消耗部材を使用する商品と、該商品と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置と、から構成される情報収集・提供システムにおいて、
前記サーバ装置は、
各商品を使用する複数の使用者について、少なくとも各使用者の識別情報と属性情報を含んだ顧客情報と、当該商品の識別情報とを対応づけて格納するデータベース部と、
前記商品の識別情報と、用いられている消耗部材の消耗度合を示す消耗品情報とを含んだ顧客別商品情報を、第1の通信ネットワークを介して当該商品から収集して前記データベース部に格納する情報収集部と、
前記消耗品情報が示す消耗度合に基づいて、当該消耗部材の交換・補充時期であるか否かを判別する消耗判別部と、
前記消耗判別部が、消耗部材の交換・補充時期であると判別した場合、前記データベース部に格納されている当該商品の識別情報に対応づけられている使用者情報から、前記属性情報に基づいて通知すべき使用者を特定する通知対象特定部と、
前記通知対象特定部が特定した使用者に応じた内容の、該消耗部材の交換・補充時期であることを示す消耗通知情報を生成して、前記通知対象特定部が特定した使用者が利用する端末装置に、第2の通信ネットワークを介して提供する消耗通知提供部と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、使用することにより消耗する消耗部品の消耗度合を示す情報を収集し、この消耗度合が、例えば、交換・補充を必要とすることを示す基準範囲内である場合、使用者である顧客にその旨を通知するので、顧客は消耗部品の適切な交換・補充時期を知ることができる。
【0012】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記顧客別商品情報は前記商品の使用状況を示す使用状況情報をさらに含んでいてもよく、この場合、
前記消耗判別部は、
前記消耗品情報と前記使用状況情報とに基づいて、当該消耗部材の使用可能期間を算出する算出部をさらに備え、
前記算出部で算出された消耗部材の使用可能期間が所定の閾値以下である場合に、前記消耗部材の交換・補充時期であると判別することが望ましい。
【0013】
このような構成によれば、消耗部品の使用可能期間を、顧客の商品使用ペースに基づいて算出するので、顧客毎に最適な交換・補充時期を通知することができる。
【0014】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記データベースに格納される前記顧客情報は、各使用者の電子メールアドレスを含んでいることが望ましく、この場合、
前記消耗通知提供部は、
前記消耗通知情報を含む電子メールを作成するメール作成部と、
前記メール作成部が作成した電子メールを、前記通知対象特定部が特定した使用者の電子メールアドレス宛に送信するメール送信部と、
を備えることが望ましい。
【0015】
このような構成によれば、電子メールにより消耗部品の補充・交換時期が通知されるので、適切な時期に確実に通知することができる。
【0016】
上記情報収集・提供システムにおいて、
消耗部品の受注ページを前記ネットワークを介して提供する受注サーバをさらに備えていてもよく、この場合、前記メール作成部は、前記電子メールに、前記受注ページへのリンク情報を付加し、前記受注サーバは、前記電子メールのリンク情報から消耗部材の購入を受け付けた場合に、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行うものとすることができる。
【0017】
このような構成によれば、交換・補充時期を通知する電子メールを当該消耗部品が購入できる、例えばウェブページにリンクさせることができるので、通知受信後直ちに消耗部品を購入することができ、適切な時期に交換・補充を行うことができる。
【0018】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記消耗通知提供部は、
前記消耗通知情報を含んだページ情報を作成するページ作成部と、
通信ネットワークを介して送信される前記顧客を特定する識別情報を受信し、該識別情報と前記データベース部に記憶された顧客情報に含まれている識別情報とに基づいて顧客を認証する顧客認証部と、
前記顧客認証部での認証が成立した場合、前記ページ作成部で作成されたページ情報を前記第2の通信ネットワークを介して当該顧客が利用する端末装置に送信するページ送信部と、
を備えていてもよい。
【0019】
このように構成した場合、例えば、商品提供者が商品の購入者のみがアクセスできるウェブサイトを開設するように構成し、アクセスした顧客が使用している商品の消耗部品の交換・補充が必要である場合、その旨を当該顧客に対してのみ提供することができる。これにより、より確実に消耗部品の交換・補充時期を通知することができる。
【0020】
この場合、消耗部品の受注ページを前記ネットワークを介して提供する受注サーバをさらに備えていてもよく、この場合、前記ページ作成部は、前記ページ情報に、前記受注ページへのリンク情報を付加し、前記受注サーバは、前記ページ情報のリンク情報から消耗部材の購入を受け付けた場合に、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行うことが望ましい。
【0021】
このように構成することにより、ウェブページ閲覧後直ちに消耗部品を購入することができ、適切な時期に交換・補充を行うことができる。
【0022】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記商品は、画像データ処理装置であり、この場合、該画像データ処理装置は、自身の消耗部材の消耗度合を示す情報を前記第1の通信ネットワークを介して前記情報収集部に送信する消耗情報送信部を備えるものとすることができる。
【0023】
このように構成することにより、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像データ処理装置に使用される、例えばトナー、インクカートリッジ、用紙、感光体などの、交換・補充を怠ると使用不可となってしまう消耗部品の適切な交換・補充時期を通知することができる。
【0024】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記データベース部は、前記商品を使用する顧客が当該商品の消耗部材の自動発注を契約しているか否かを示すフラグ情報を当該商品の識別情報と対応づけて格納し、
前記消耗通知提供部は、前記消耗判別部によって前記消耗部材の交換・補充時期であると判別された場合、前記データベース部で当該商品の識別情報に対応づけられている前記フラグ情報に基づいて、当該商品を使用する顧客が自動発注を契約しているか否かを判別し、自動発注を契約している場合、前記消耗通知情報の生成をおこなわずに、当該消耗部材の発注にかかる処理をおこなってもよい。
【0025】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記データベース部に格納されている前記属性情報は、少なくとも、前記商品のメンテナンス作業をおこなう機器管理者、前記商品に関連する物品を購入する購買担当者、を含む属性を示すものとすることができ、この場合、
前記通知対象特定部は、前記消耗部材の交換に関連する通知内容の場合、機器管理者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定し、前記消耗部材の購入に関連する通知内容の場合、購買担当者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定することが望ましい。
【0026】
上記情報収集・提供システムにおいて、
前記データベース部は、前記顧客情報に含まれる属性情報に応じて用意された定型文ファイルを格納していることが望ましく、この場合、
前記消耗通知提供部は、前記通知対象特定部が特定した使用者の属性情報に基づいて、前記データベース部から定型文ファイルを取得して前記消耗通知情報を生成することが望ましい。
【0030】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる情報収集・提供方法は、
消耗部材を使用する商品と通信ネットワークを介して接続されたコンピュータが、
前記商品の識別情報と用いられている消耗部材の消耗度合を示す消耗品情報とを含んだ顧客別商品情報を、前記通信ネットワークを介して当該商品から収集する情報収集ステップと、
前記消耗品情報が示す消耗度合に基づいて、当該消耗部材の交換・補充時期であるか否かを判別する消耗判別ステップと、
前記消耗判別ステップで、消耗部材の交換・補充時期であると判別された場合、各商品を使用する複数の使用者について、少なくとも各使用者の識別情報と属性情報を含んだ顧客情報と、当該商品の識別情報とを対応づけて格納するデータベース部にアクセスし、当該商品の識別情報に対応づけられている使用者情報から、前記属性情報に基づいて通知すべき使用者を特定する通知対象特定ステップと、
前記通知対象特定ステップで特定された使用者に応じた内容の、該消耗部材の交換・補充時期であることを示す消耗通知情報を生成して、前記通知対象特定ステップで特定した使用者が利用する端末装置に、前記通信ネットワークを介して提供する消耗通知提供ステップと、
を実行することを特徴とする。
【0031】
上記情報収集・提供方法において、
前記顧客別商品情報は前記商品の使用状況を示す使用状況情報をさらに含んでいることが望ましく、この場合、
前記消耗判別ステップは、
前記消耗品情報と前記使用状況情報とに基づいて、当該消耗部材の使用可能期間を算出する算出ステップをさらに備え、
前記算出ステップで算出された消耗部材の使用可能期間が所定の閾値以下である場合に、前記消耗部材の交換・補充時期であると判別することが望ましい。
【0032】
上記情報収集・提供方法において、
前記データベースに格納される前記顧客情報は、各使用者の電子メールアドレスを含んでいることが望ましく、この場合、
前記消耗通知提供ステップは、
前記消耗通知情報を含む電子メールを作成するメール作成ステップと、
前記メール作成ステップで作成した電子メールを、前記通知対象特定ステップで特定された使用者の電子メールアドレス宛に送信するメール送信ステップと、
を備えることが望ましい。
【0033】
上記情報収集・提供方法において、
前記メール作成ステップは、前記電子メールに、前記消耗通知情報に示される消耗部材の購入を受け付ける部材購入ページを指定する情報を付加してもよく、この場合、
前記情報収集・提供方法は、前記部材購入ページで消耗部材の購入を受け付けた場合、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行う発送処理ステップをさらに備えていることが望ましい。
【0034】
上記情報収集・提供方法において、
前記消耗通知提供ステップは、
前記消耗通知情報を含んだページ情報を作成するページ作成ステップと、
通信ネットワークを介して送信される前記顧客を特定する識別情報を受信し、該識別情報と前記データベース部に記憶された顧客情報に含まれている識別情報とに基づいて顧客を認証する顧客認証ステップと、
前記顧客認証ステップでの認証が成立した場合、前記ページ作成ステップで作成したページ情報を前記通信ネットワークを介して当該顧客が利用する端末装置に送信するページ送信ステップと、
を備えていてもよい。
【0035】
上記情報収集・提供方法において、
前記ページ作成ステップは、前記ページ情報に、前記消耗通知情報に示される消耗部材の購入を受け付ける部材購入ページを指定する情報を付加してもよく、この場合、
前記情報収集・提供方法は、前記部材購入ページで消耗部材の購入を受け付けた場合、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行う発送処理ステップをさらに備えることが望ましい。
【0036】
上記情報収集・提供方法において、
前記商品は、画像データ処理装置とすることができる。
【0037】
上記情報収集・提供方法において、
前記データベース部は、前記商品を使用する顧客が当該商品の消耗部材の自動発注を契約しているか否かを示すフラグ情報を当該商品の識別情報と対応づけて格納することができ、この場合、
前記消耗通知提供ステップは、前記消耗部材の交換・補充時期であると前記消耗判別ステップで判別された場合、前記データベース部で当該商品の識別情報に対応づけられている前記フラグ情報に基づいて、当該商品を使用する顧客が自動発注を契約しているか否かを判別し、自動発注を契約している場合、前記消耗通知情報の生成をおこなわずに、当該消耗部材の発注にかかる処理をおこなうことが望ましい。
【0038】
上記情報収集・提供方法において、
前記データベース部に格納されている前記属性情報は、少なくとも、前記商品のメンテナンス作業をおこなう機器管理者、前記商品に関連する物品を購入する購買担当者、を含む属性を示すものとすることができ、この場合、
前記通知対象特定ステップは、前記消耗部材の交換に関連する通知内容の場合、機器管理者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定し、前記消耗部材の購入に関連する通知内容の場合、購買担当者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定することが望ましい。
【0039】
上記情報収集・提供方法において、
前記データベース部は、前記顧客情報に含まれる属性情報に応じて用意された定型文ファイルを格納していることが望ましく、この場合、
前記消耗通知提供ステップは、前記通知対象特定ステップで特定した使用者の属性情報に基づいて、前記データベース部から定型文ファイルを取得して前記消耗通知情報を生成することが望ましい。
【0040】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるサーバ装置は、
消耗部材を使用する商品と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
各商品を使用する複数の使用者について、少なくとも各使用者の識別情報と属性情報を含んだ顧客情報と、当該商品の識別情報とを対応づけて格納するデータベース手段と、
前記商品の識別情報と、用いられている消耗部材の消耗度合を示す消耗品情報とを含んだ顧客別商品情報を、第1の通信ネットワークを介して当該商品から収集して前記データベース手段に格納する情報収集手段と、
前記消耗品情報が示す消耗度合に基づいて、当該消耗部材の交換・補充時期であるか否かを判別する消耗判別手段と、
前記消耗判別手段が、消耗部材の交換・補充時期であると判別した場合、前記データベース手段に格納されている当該商品の識別情報に対応づけられている使用者情報から、前記属性情報に基づいて通知すべき使用者を特定する通知対象特定手段と、
前記通知対象特定手段が特定した使用者に応じた内容の、該消耗部材の交換・補充時期であることを示す消耗通知情報を生成して、前記通知対象特定部が特定した使用者が利用する端末装置に、第2の通信ネットワークを介して提供する消耗通知提供手段と、
を備えることを特徴とする。
【0041】
上記サーバ装置において、
前記データベース部に格納されている前記属性情報は、少なくとも、前記商品のメンテナンス作業をおこなう機器管理者、前記商品に関連する物品を購入する購買担当者、を含む属性を示すものとすることができ、この場合、
前記通知対象特定手段は、前記消耗部材の交換に関連する通知内容の場合、機器管理者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定し、前記消耗部材の購入に関連する通知内容の場合、購買担当者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定することが望ましい。
【0042】
上記サーバ装置において、
前記データベース手段は、前記顧客情報に含まれる属性情報に応じて用意された定型文ファイルを格納していることが望ましく、この場合、
前記消耗通知提供手段は、前記通知対象特定手段が特定した使用者の属性情報に基づいて、前記データベース手段から定型文ファイルを取得して前記消耗通知情報を生成することが望ましい。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる実施の形態を図面を参照して説明する。
【0044】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる情報収集・提供システムの構成を概略的に示す図である。なお、本実施の形態では、商品として複写機を例に挙げ、複写機を導入している企業から情報を収集するものとする。
【0045】
図示するように、本実施の形態にかかる情報収集・提供システム1000は、公衆回線網2と、通信ネットワーク3と、センタ100と、複数の企業200−1〜200−nと、複数の複写機300−1〜300−nと、複写機300−1〜300−nに付随する送信装置400−1〜400−nと、端末500−1〜500nと、から構成されている。
【0046】
公衆回線網2は一般の電話回線網であり、後述する送信装置400−1〜400−nが送信する情報を伝達する。
【0047】
通信ネットワーク3は、例えばインターネットであり、後述するセンタ100から端末500に送信される情報を伝達する。なお、本実施の形態では、通信ネットワーク3としてインターネットが用いられるものとする。
【0048】
センタ100は、複写機300を製造販売する事業体が運営するサーバである。公衆回線網2を介して、後述する送信装置400−1〜400−nから情報を収集し、通信ネットワーク3を介して端末500−1〜500−nに提供する。
【0049】
センタ100の構成を図2を参照して説明する。図2は、センタ100の構成を模式的に示したブロック図である。
【0050】
センタ100は、大別して情報を収集する情報収集部110と、情報を提供する情報提供部120と、から構成されている。
【0051】
情報収集部110は、情報収集制御部10と、通信部11と、顧客情報データベース12と、から構成されている。
【0052】
情報収集制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、情報収集部110の各部を制御する。
【0053】
通信部11は、例えば、モデム、TA(Terminal Adapter:ターミナルアダプタ)、ルータなどの通信装置であり、公衆回線網2に接続され、後述する送信装置400から、図6に示すような複写機300の使用状況を示す情報を受信する。
【0054】
顧客情報データベース12は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、通信部11が受信した情報を蓄積する。
【0055】
情報提供部120は、情報提供制御部20と、通信部21と、顧客ID(識別情報)データベース22と、コンテンツ作成部23と、定型文データベース24と、入力部25と、から構成されている。
【0056】
情報提供制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、情報提供部120の各部を制御する。
【0057】
通信部21は、例えば、モデム、TA(Terminal Adapter:ターミナルアダプタ)、ルータなどの通信装置であり、通信ネットワーク3に接続され、後述する端末500に情報を提供する。
【0058】
顧客IDデータベース22は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、図3に示すような、顧客を識別するための識別情報を蓄積している。図示するように、識別情報には複写機300が導入されている事業所を示す事業所コード、事業所に導入されている複写機300それぞれに付された機器ID、各複写機300を使用する使用者のメールアドレスおよびパスワード、複写機300の使用に関する各使用者の属性を示すユーザ属性が含まれている。
【0059】
ここで、ユーザ属性とは、例えば、複写機300を使用するだけの一般ユーザ、複写機300のメンテナンス作業(例えば、トナー交換など)を行う機器管理者、複写機300に関連する物品(例えば、トナー、用紙など)を購入する購買担当者、当該事業所の経営管理を担当する経営管理者などに分類されている。このユーザ属性情報は、後述する情報提供処理において、メールの宛先を決定する際に参照される。
【0060】
コンテンツ作成部23は、情報提供部120が端末500に提供する情報を示す電子メールおよびページデータを作成するためのもので、例えば、情報提供制御部20で実行されるCGIプログラムなどから構成されている。コンテンツ作成部23は、ページデータとして例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)などインターネット3を介して送受信可能なファイル形式のページデータを作成する。
【0061】
定型文データベース24は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、後述する情報提供処理において顧客に送信される、消耗部品の交換時期が迫っていることを示す定型文を、例えばHTML形式で記述された定型文ファイルとして蓄積している。ここで、定型文ファイルは、消耗部品の種類や送信先のユーザ属性に応じて種々用意されている。
【0062】
入力部25は、例えば、キーボードやマウスなどから構成され、主に顧客IDデータベース22などに蓄積される内容の追加、訂正、削除などを行うためのものである。例えば、新規顧客の情報を顧客IDデータベース22に追加する場合などに用いられる。
【0063】
次に、各企業200内に設置される複写機300と送信装置400の構成を図4を参照して説明する。図4は、本実施の形態にかかる複写機300と送信装置400の構成を模式的に示すブロック図である。
【0064】
複写機300は、制御部30と、用紙センサ部31と、トナーセンサ部32と、機器各部33と、から構成されている。
【0065】
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、複写機300の各部を制御し、後述する用紙センサ部31、トナーセンサ32および機器各部33からの情報を送信装置400に伝達する。
【0066】
用紙センサ部31は、原稿枚数、コピー枚数、コピー用紙を保持する用紙カセット毎の使用量、など複写機300で用いられる用紙に関する使用量をカウントする。
【0067】
トナーセンサ部32は、複写機300でのトナーの使用量を随時検出する。
【0068】
機器各部33は、複写機300を構成する各機構などであり、制御部30に指示された動作モードに従った動作を行う。
【0069】
送信装置400は、図示するように、制御部40と、受信部41と、記憶部42と、送信部43と、から構成されている。
【0070】
制御部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、送信装置400の各部を制御する。
【0071】
受信部41は、複写機300の制御部30から送信される、用紙およびトナーの使用量および使用状況情報などを受信する。
【0072】
記憶部42は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、受信部41が受信した複写機300の消耗部品使用量および使用状況情報などを所定期間蓄積する。
【0073】
送信部43は、公衆回線網2に接続され、記憶部42に蓄積された情報をセンタ100に送信する。
【0074】
本実施の形態では、説明を簡単にするため、1つの送信装置400に1台の複写機300が接続される場合を説明するが、企業200内(あるいは同一フロア)に複数の複写機300が存在する場合、1つの送信装置400に複数の複写機300が接続されるものとする。また、本実施の形態では、複写機300と送信装置400を別体で構成した例を示すが、複写機300に送信装置400の機能を備えた構成としてもよい。
【0075】
次に本実施の形態にかかる情報収集・提供システム1000による情報収集処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0076】
各複写機300において、用紙センサ部31およびトナーセンサ部32が、各動作毎に用紙およびトナーの使用量を検出する(ステップS101)。
【0077】
次に、制御部30は、ステップS101で取得した消耗部品の使用量を示す情報と、図6に示すような複写機300の使用状況を示す情報とを送信装置400に送信し、送信装置400は受信した情報を記憶部42に蓄積する。送信装置400は、記憶部42に蓄積した情報を一定期間毎にセンタ100に送信する(ステップS102)。
【0078】
ここで、使用状況情報とは、複写機300で行われた所定動作についての情報であり、例えば、用紙サイズ毎のコピー枚数、使用機能などを示す情報である。
【0079】
センタ100では、ステップS102で各送信装置400から送信された情報を情報収集部110の通信部11が受信し、顧客情報データベース12に蓄積する(ステップS103)。このとき、顧客情報データベース12には、受信した情報が顧客別に蓄積される。
【0080】
情報収集制御部10は、ステップS103で受信した消耗品使用量と、使用状況情報とから、各消耗部品の使用可能期間を算出する(ステップS104)。ここで、情報収集制御部10は、当該複写機300について、所定期間(例えば、過去1ヶ月間)の使用状況情報を分析することで、複写機毎(顧客毎)の使用ペースを算出する。情報収集処理部10は、当該複写機300の各消耗部品使用量を参照し、算出した使用ペースで複写機300を使用した場合に、各消耗部品があと何日使用できるかを算出する。
【0081】
情報収集制御部10は、ステップS104で算出した各消耗部品の使用可能期間(日数)が、所定の基準日数(例えば、1週間や1ヶ月など)以下となったか否かを判別する(ステップS105)。
【0082】
所定基準日数以下であると判別された場合(ステップS105:YES)、情報収集制御部10は顧客情報データベース12にアクセスし、当該消耗部品に対応する消耗フラグが0であるか否かを判別する(ステップS106)。ここで、消耗フラグとは顧客情報データベース12に蓄積される情報のうち、消耗部品を示す情報に対応して付されるものであり、0は使用可能期間が所定の基準日数以下でないことを示し、1は使用可能期間が所定の基準日数以下であることを示す。
【0083】
ステップS106で消耗フラグが0、つまり当該消耗部品の使用可能期間が所定の基準日数以下でないことを示している場合(ステップS106:YES)は、情報収集制御部10は消耗フラグを1に更新する(ステップS107)。
【0084】
一方、消耗フラグがすでに1である場合は、当該消耗部品の使用可能期間が基準日数以下であることがすでに記録されており、後述する情報提供処理がすでに行われていることを示しているので、このまま処理を終了する(ステップS106:NO)。
【0085】
ステップS107でフラグを1に更新した後、情報収集制御部10は、使用可能期間が基準日数以下の消耗部品が検出された旨を情報提供部120の情報提供制御部20に通知して、後述する情報提供処理を行う(ステップS110)。
【0086】
一方、ステップS105で、当該消耗部品の使用可能期間が基準日数以下でないと判別された場合(ステップS105:NO)は、情報収集制御部10は、顧客情報データベース12にアクセスし、当該消耗部品の情報に対応する消耗フラグが1であるか否かを判別する(ステップS108)。
【0087】
ステップS108で消耗フラグが1であると判別された場合(ステップS108:YES)、以前に使用可能期間が基準日数以下であると判別された消耗部品が交換・補充されたことを示すので、情報収集制御部10は、消耗フラグを0に更新し(ステップS109)、処理を終了する。
【0088】
一方、ステップS108で消耗フラグが1ではないと判別された場合(ステップS108:NO)は、消耗部品の交換・補充を促す後述する情報提供処理を行う必要がないので、処理を終了する。
【0089】
次に、情報提供部120による情報提供処理を図7〜図11を参照して説明する。
【0090】
最初に、電子メールによる情報提供処理について図7、8を参照して説明する。
【0091】
まず、情報提供制御部20は、顧客IDデータベース22にアクセスし、ステップS105で使用可能期間が基準値以下と判別された消耗部品が使用されている複写機300に対応する使用者のユーザ属性情報を取得する。情報提供制御部20は、取得したユーザ属性情報を分析し、メールによる情報提供をすべき使用者を決定する(ステップS111)。ここでは消耗部品の使用可能期間が残り少ないことを示すメールを送信するので、消耗部品の交換・補充作業を行う機器管理者および消耗部品の購入を行う購買担当者を検索し、そのメールアドレスを取得する。
【0092】
次に情報提供制御部20は、ステップS111で取得したユーザ属性情報と、ステップS105で使用可能期間が基準値以下と判別された消耗部品情報とに基づいて、適当な定型文ファイルを定型文データベース24から取得する(ステップS112)。つまり、対象消耗部品がトナーである場合、機器管理者に対しては図8(a)に示すような、トナーの交換を促す定型文を示す定型文ファイルを取得し、購買担当者には図8(b)に示すような、トナーの購入を促す定型文を示す定型文ファイルを取得する。
【0093】
次に、情報提供制御部20の制御により、コンテンツ作成部23が、ステップS112で取得した定型文ファイルに示される定型文を含む図8(a),(b)に示すような電子メールを作成する(ステップS113)。
【0094】
情報提供制御部20は、ステップS113で作成した電子メールそれぞれを、ステップS111で取得したメールアドレス宛に通信部21を介して送信する(ステップS114)。
【0095】
次に、ウェブページにより情報提供する処理を図9〜11を参照して説明する。
【0096】
なお、本実施の形態では、複写機300の製造販売会社によって自社の情報をインターネット3上で提示するウェブサイトが開設されており、情報提供部120によりウェブサイトの作成・提供が行われているものとする。また、このウェブサイトには端末500などを用い、インターネット3を介して誰でもアクセスできるが、複写機300の正規ユーザのみがアクセスできるページ(以下、「顧客専用ページ」とする)がサイト中に用意されているものとする。
【0097】
顧客から顧客専用ページにアクセスがあった場合(ステップS121:YES)、情報提供制御部20は、図10に示すような識別情報入力画面を含むページをアクセス要求元の端末500に送信する。端末500から、メールアドレス、パスワード、法人IDなどの所定の識別情報が入力されると、これらに基づいて顧客の認証処理が行われる(ステップS122)。ここでは、情報提供制御部20により、端末500から入力された識別情報と、顧客IDデータベース22に蓄積された顧客IDとを照合することで正規の顧客であるか否かが判別される。
【0098】
ステップS122の顧客認証処理で、端末500から入力された識別情報が顧客IDデータベース22に存在しなかったり、識別情報の組み合わせが間違っている場合は、正規顧客とは認証されず、一般のページが提供される(ステップS123:NO、ステップS129)。
【0099】
一方ステップS123で正規の顧客であると判別された場合、情報提供制御部20は、顧客IDデータベース22にアクセスし、当該顧客のユーザ属性情報を取得する(ステップS124)。
【0100】
次に、情報提供制御部20は、情報収集制御部10を介して顧客情報データベース12にアクセスし、当該顧客に対応する複写機300について、消耗フラグが1である消耗部品があるか否かを判別する(ステップS125)。
【0101】
消耗フラグが1、つまり使用可能期間が基準日数以下となった消耗部品がある場合(ステップS125:YES)、情報提供制御部20は、当該消耗部品と、ステップS124で取得したユーザ属性情報とに基づいて、適当な定型文ファイルを定型文データベース24から取得する(ステップS126)。
【0102】
続いて情報提供制御部20は、コンテンツ作成部23を制御して、ステップS126で取得した定型文ファイルに示される定型文を含んだ図11(a),(b)に示すような、例えば、HTML形式で記述されたページデータ(ウェブページデータ)を作成する(ステップS127)。ここで、当該消耗部品がトナーである場合、アクセスした顧客のユーザ属性が機器管理者であるときには、図11(a)に示すような、トナー交換を促す定型文を含んだウェブページを作成し、購買担当者であるときは、図11(b)に示すような、トナーの購入を促す定型文を含んだウェブページを作成する。
【0103】
情報提供制御部20は、ステップS127で作成したページデータを、当該顧客の端末500に送信して(ステップS128)、処理を終了する。
【0104】
上記第1の実施の形態によれば、センタ100が定期的かつ自動的に各複写機300の消耗部品の使用量を示す情報を収集し、顧客毎の使用ペースに基づいて各消耗部品の使用可能期間を算出し、所定の基準値以下の場合、電子メールにてその旨を当該顧客に報知する。このため、各顧客は、使用する複写機300に用いられている消耗部品の適切な交換・補充時期を、複写機300の近傍にいない場合であっても知ることができる。
【0105】
さらに、各顧客(複写機300)毎の使用ペースに応じて消耗部品の使用期間を算出しているので、単に消耗部品の使用量(あるいは残量)を基準に交換・補充時期を報知する場合と異なり、より正確に適切な交換・補充時期を報知することができる。
【0106】
また、電子メールで報知するのみでなく、顧客が顧客専用ページにアクセスした際に、電子メールの報知内容と同様のメッセージがウェブページ上に表示されるので、より確実に消耗部品の交換・補充時期を通知することができる。
【0107】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、複写機300に用いられている消耗部品の交換・補充時期を顧客に報知するのみであったが、消耗部品の交換・補充時期となった場合に顧客が当該消耗部品を購入できるようにしてもよい。
【0108】
第2の実施の形態では、顧客が交換・補充時期となった消耗部品を購入することができる情報収集・提供システムを説明する。
【0109】
図10に本実施の形態にかかる情報収集・提供システム2000の構成を概略的に示す。
【0110】
図示するように、本実施の形態にかかる情報収集・提供システム2000の構成は、第1の実施の形態の情報収集・提供システム1000の構成とほぼ同様であるが、センタ100と社内ネットワーク4で接続された配送センタ150をさらに含んでいる。
【0111】
配送センタ150は、複写機300に使用される少なくともトナーなどの消耗部品を含む部品などを供給する施設であり、例えば、センタ100を運営している事業体などで運営されているものとする。また、センタ100と配送センタ150を接続する社内ネットワーク4は、例えば、専用線、公衆回線網、インターネットなど任意のものを採用できる。本実施の形態では、社内ネットワーク4として専用線が用いられているものとする。
【0112】
本実施の形態にかかるセンタ100の構成を図13を参照して説明する。
【0113】
図13は、第2の実施の形態にかかるセンタ100の構成を模式的に示すブロック図である。なお、図2に示す第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0114】
図示するように、本実施の形態にかかるセンタ100には、図2に示す第1の実施の形態にかかるセンタ100の構成に加え、情報収集部110(情報収集制御部10)に接続された受注サーバ130が備えられている。
【0115】
受注サーバ130は、インターネット3に接続された、例えばワークステーションなどのコンピュータで構成されたウェブサーバであり、例えば、CGIプログラムを実行して後述する消耗部品受注ページをインターネット3を介して提供することで後述する受注処理を行う。受注サーバ130は、さらに、社内ネットワーク4に接続され、後述する受注情報を配送センタ150に送信する。
【0116】
本実施の形態にかかる複写機300および送信装置400の構成は、図4に示す第1の実施の形態における構成と同様なので、その説明は省略する。
【0117】
また、本実施の形態にかかる情報収集・提供システム2000の情報収集処理は、図6に示す第1の実施の形態における情報収集処理と同様なので、その説明は省略する。
【0118】
次に、本実施の形態にかかる情報収集・提供システム2000における情報提供処理(ステップS210)を図14のフローチャートを参照して説明する。
【0119】
まず、情報提供制御部20は、顧客IDデータベース22にアクセスし、ステップS105で使用可能期間が基準値以下と判別された消耗部品が使用されている複写機300に対応する使用者のユーザ属性情報を取得する。情報提供制御部20は、取得したユーザ属性情報を分析し、メールによる情報提供をすべき使用者を決定する(ステップS211)。ここでは消耗部品の使用可能期間が残り少ないことを示すメールを送信するので、消耗部品の交換・補充作業を行う機器管理者および消耗部品の購入を行う購買担当者を検索し、そのメールアドレスを取得する。
【0120】
次に、情報提供制御部20は情報収集制御部10を介して顧客情報データベース12にアクセスし、消耗部品を示す情報に付された購入済フラグが0であるか否かを判別する(ステップS212)。このフラグは、ステップS105で使用可能期間が所定基準値以下と判別された消耗部品がすでに購入されているか否かを示すためのものであり、0であればまだ購入されていないことを示す。
【0121】
購入済フラグが1である場合、つまり、当該消耗部品がすでに購入済みである場合(ステップS212:NO)は、後述する消耗品受注ページの提供および購入を促す通知をする必要がないので、ステップS211で取得した機器管理者に対してのみ、上記第1の実施の形態におけるステップS112〜S114を実行することで、図8(a)に示すような消耗部品の交換を促すメールを送信して(ステップS213)、処理を終了する。
【0122】
一方、購入済フラグが0、つまり、当該消耗部品がまだ購入されていない場合(ステップS212:YES)、情報収集制御部10は、当該消耗部品の情報を受注サーバ130に供給する(ステップS214)。
【0123】
受注サーバ130では、ステップS214で供給された消耗部品情報に基づいて、図15(a)に示すような、消耗部品を受注するためのウェブページを作成し、所定のURL(Uniform Resource Locator)を割り当て、ウェブサーバ(この場合、受注サーバ130自身)にアップロードする(ステップS215)。この場合、図15(a)に示すように、ステップS105で使用可能期間が基準値以下と判別された消耗部品に対応する商品がリスト表示される。
【0124】
ステップS211で決定したメール送信先が購買担当者である場合(ステップS216:YES)、受注サーバ130は、ステップS215で作成・アップロードした受注ページに割り当てられたURLを示す情報を情報提供部120の情報提供制御部20に提供する(ステップS217)。この場合、情報提供制御部20は、供給されたURL情報を、例えば内部メモリなどに保持する。
【0125】
情報提供制御部20は、ステップS105で使用可能期間が基準値以下と判別された消耗部品について、送信先が購買担当者であることに対応する定型文ファイルを定型文データベース24から取得する(ステップS218)。つまり、当該消耗部品の使用可能期間が所定基準値以下であることを示し、交換・補充用の消耗部品の購入を促す定型文を含んだ定型文ファイルが取得される。
【0126】
次に、情報提供制御部20の制御により、コンテンツ作成部23が、ステップS217で取得したURL情報と、ステップS218で取得した定型文ファイルに示される定型文を含んだ、図15(b)に示すような電子メールを作成する(ステップS219)。図示するように、ステップS215でアップロードされた受注ページにリンクしたURL情報(ここでは、http://www.○○○.co.jp)が電子メールに含まれている。
【0127】
情報提供制御部20は、通信部21を介して、ステップS211で取得した購買担当者のメールアドレス宛にステップS219で作成した電子メールを送信する(ステップS220)。
【0128】
一方、ステップS211で決定したメール送信先が購買担当者でない場合、つまり機器管理者である場合(ステップS216:NO)は、ステップS213に進み、当該消耗部品の交換・補充を促すメールを送信する。
【0129】
次に、ステップS215で作成・アップロードされた受注ページから消耗部品を受注する場合の処理を図16のフローチャートを参照して説明する。
【0130】
顧客は、ステップS220で送信された電子メールを、例えば端末500で受信する。顧客が、消耗品受注ページから消耗部品の購入を希望する場合には、端末500を操作し、電子メールに記載されたURLをクリックするなどすると、当該URL情報が受注サーバ130に送信され、当該消耗品受注ページの送信を要求する(ステップS231:YES)。消耗品受注ページの送信が要求されない場合(ステップS231:NO)は、処理を終了する。
【0131】
端末500からの要求に応じて、受注サーバ130は、図15(a)に示すような消耗品受注ページを示すウェブページデータを要求元の端末500に送信する(ステップS232)。
【0132】
ウェブページデータを受信すると、端末500は図15(a)に示すような消耗品受注ページを表示する。顧客は、表示された消耗品受注ページから所望の商品を、例えばラジオボタンをオンにするなどして選択し、所望の数量を、例えばテキストボックスなどに入力する。購入を希望する場合には、「購入」ボタンをクリックするなどして、所望の商品とその数量を示す情報(以下、受注情報と称す)を受注サーバ130に送信する(ステップS233:YES)。購入が指示されない場合(ステップS233:NO)は、処理を終了する。
【0133】
受注サーバ130は、端末500から商品購入の指示を受信すると、当該消耗部品の購入が指示された旨を情報収集部110の情報収集制御部10に報知する。情報収集制御部10は、報知された情報に基づき、当該消耗部品が購入されたことを示すために、顧客情報データベース12の当該消耗部品に付された購入済フラグを1にする(ステップS234)。
【0134】
受注サーバ130は、ステップS233で受信した受注情報を社内ネットワーク4を介して配送センタ150に送信する(ステップS235)。
【0135】
配送センタ150では、受信した受注情報に基づいて、対応する商品を梱包し、発注元の顧客宛に発送する配送処理を行い(ステップS236)、処理を終了する。
【0136】
上記第2の実施の形態によれば、複写機300に用いられる消耗部品の適切な交換・補充時期を電子メールにより確実に通知できると同時に、当該消耗部品を購入できるウェブページを電子メールにリンクさせているので、顧客は、交換・補充時期の通知を受けた直後に消耗部品を購入することができる。
【0137】
また、消耗部品が購入できるウェブページは、複写機300の製造販売者が運営しているので、顧客は純正品(正規品)の消耗部品を購入でき、純正品以外の消費を使用することに起因する故障や性能劣化などを防止することができる。
【0138】
上記第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、顧客専用ページにアクセスした顧客に対し、消耗部品の交換・補充時期を通知するメッセージを含んだウェブページを提供してもよく、この場合、当該ウェブページを消耗部品購入ページにリンクさせることができる。
【0139】
(第3の実施の形態)
上記第2の実施の形態では、消耗部品の交換・補充時期の通知毎に購入を指示していたが、事前に契約した顧客に対しては、通知せずに自動的に購入(受注)・発送処理を行うようにしてもよい。
【0140】
本実施の形態では、このような場合の情報収集・提供システムの動作を説明する。
【0141】
本実施の形態にかかる情報収集・提供システムの構成および情報収集処理は第2の実施の形態と同様なので、その説明は省略する。
【0142】
図17のフローチャートを参照して、本実施の形態にかかる自動受注処理を説明する。
【0143】
まず、情報収集制御部10は、顧客情報データベース12にアクセスし、当該消耗部品に対応する購入済フラグが0であるか否かを判別する(ステップS311)。
【0144】
購入済フラグが1、つまり当該消耗部品がすでに購入済みである場合(ステップS311:NO)は、処理を終了する。
【0145】
一方、購入済フラグが0である場合(ステップS311:YES)、情報収集制御部10は、顧客情報データベース12にアクセスし、当該消耗部品が使用されている複写機300の顧客が自動受注処理の契約顧客であるか否かを判別する(ステップS312)。この場合、顧客情報データベース12に記録された情報のうち、各顧客を示す情報に対応したフラグなどにより、その顧客が契約済みであるか否かを示すものとする。
【0146】
当該顧客が契約済み顧客ではない場合(ステップS312:NO)は、上記第2の実施の形態の情報提供・受注処理におけるステップS212〜S220およびS231〜S236を実行することにより、電子メールによる通知および受注処理を行う(ステップS313)。
【0147】
当該顧客が契約済み顧客である場合(ステップS312:YES)、情報収集制御部10は、指定された消耗部品の情報を受注サーバに提供する(ステップS314)。ここでは、顧客が所望する消耗部品の品番や、配送希望数量などが契約時に予め登録され、顧客情報データベース12に記録されているものとし、ここで指定されている消耗部品およびその数量を示す情報(受注情報)が受注サーバ130に提供される。
【0148】
受注サーバ130は、受注情報を受信すると、受信したことを示す信号を情報収集制御部10に返信することで、購入済フラグを1に更新する(ステップS315)。
【0149】
受注サーバ130は、ステップS314で受信した受注情報を社内ネットワーク4を介して配送センタ150に送信し(ステップS316)、所定の配送処理を行う(ステップS317)。
【0150】
上記第3の実施の形態によれば、契約した顧客に対しては、使用可能期間が基準値以下となった消耗部品を自動的に発送するので、顧客は発注作業をすることなしに消耗部品の供給を受けることができる。
【0151】
上記実施の形態では、トナーやインクカートリッジ、用紙、感光体などの消耗部品を例に説明したが、その他の部品についても本発明を適用することができる。例えば、複写機300に部品の異常や故障を検出するセンサを設け、部品に異常が生じた場合にセンタ100に通知することで、当該部品を発送するようにしてもよい。これにより、故障などの異常発生からの復旧時間を短縮することができる。
【0152】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が使用する商品に用いられている消耗部品の消耗度合を示す情報を通信ネットワークを介して収集し、当該消耗部品の使用可能期間が所定の基準値以下である場合、顧客に対してその旨を通知するので、顧客は消耗部品の適切な交換・補充時期を知ることができる。また、通知とともに、純正消耗部品を購入可能なウェブページを提供するので、純正部品の使用徹底を促進することができ、顧客側の労力が軽減されるとともに、販売側は安定した商品受注を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる情報収集・提供システムの構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示すセンタの構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】図2に示す顧客IDデータベースに蓄積される情報の例を示す図である。
【図4】図1に示す複写機および送信装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる情報収集・提供システムによる情報収集処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態にかかる情報収集・提供システムで収集される使用状況情報の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態にかかる情報収集・提供システムが実行するメール送信による情報提供処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態にかかる、消耗部品交換通知メールの例を示す図であり、(a)は機器管理者宛のメールの例を示し、(b)は購買担当者宛のメールの例を示す。
【図9】本発明の第1の実施の形態にかかる情報収集・提供システムが実行するページ送信による情報提供処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に示す情報提供処理の顧客認証処理における表示例を示す図である。
【図11】図9に示す情報提供処理において送信されるページ情報の表示例を示す図であり、(a)は機器管理者に送信されるページの表示例を示し、(b)は購買担当者に送信されるページの表示例を示している。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかる情報収集・提供システムの構成を概略的に示す図である。
【図13】図12に示すセンタの構成を模式的に示すブロック図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態にかかる情報提供処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】図14の情報提供処理において提供される情報の表示例を示す図であり、(a)は消耗品受注ページの表示例を示し、(b)は(a)の消耗品受注ページへリンクしたメールの表示例を示す。
【図16】本発明の第2の実施の形態にかかる受注処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態にかかる自動受注処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1000,2000 情報収集・提供システム
2 公衆回線網
3 インターネット
100 センタ
200−1〜200−n 企業
300−1〜300−n 複写機
400−1〜400−n 送信装置
500−1〜500−n 端末
Claims (23)
- 消耗部材を使用する商品と、該商品と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置と、から構成される情報収集・提供システムにおいて、
前記サーバ装置は、
各商品を使用する複数の使用者について、少なくとも各使用者の識別情報と属性情報を含んだ顧客情報と、当該商品の識別情報とを対応づけて格納するデータベース部と、
前記商品の識別情報と、用いられている消耗部材の消耗度合を示す消耗品情報とを含んだ顧客別商品情報を、第1の通信ネットワークを介して当該商品から収集して前記データベース部に格納する情報収集部と、
前記消耗品情報が示す消耗度合に基づいて、当該消耗部材の交換・補充時期であるか否かを判別する消耗判別部と、
前記消耗判別部が、消耗部材の交換・補充時期であると判別した場合、前記データベース部に格納されている当該商品の識別情報に対応づけられている使用者情報から、前記属性情報に基づいて通知すべき使用者を特定する通知対象特定部と、
前記通知対象特定部が特定した使用者に応じた内容の、該消耗部材の交換・補充時期であることを示す消耗通知情報を生成して、前記通知対象特定部が特定した使用者が利用する端末装置に、第2の通信ネットワークを介して提供する消耗通知提供部と、
を備えることを特徴とする情報収集・提供システム。 - 前記顧客別商品情報は前記商品の使用状況を示す使用状況情報をさらに含み、
前記消耗判別部は、
前記消耗品情報と前記使用状況情報とに基づいて、当該消耗部材の使用可能期間を算出する算出部をさらに備え、
前記算出部で算出された消耗部材の使用可能期間が所定の閾値以下である場合に前記消耗部材の交換・補充時期であると判別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報収集・提供システム。 - 前記データベースに格納される前記顧客情報は、各使用者の電子メールアドレスを含み、
前記消耗通知提供部は、
前記消耗通知情報を含む電子メールを作成するメール作成部と、
前記メール作成部が作成した電子メールを、前記通知対象特定部が特定した使用者の電子メールアドレス宛に送信するメール送信部と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報収集・提供システム。 - 消耗部品の受注ページを前記ネットワークを介して提供する受注サーバをさらに備え、
前記メール作成部は、前記電子メールに、前記受注ページへのリンク情報を付加し、
前記受注サーバは、前記電子メールのリンク情報から消耗部材の購入を受け付けた場合に、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報収集・提供システム。 - 前記消耗通知提供部は、
前記消耗通知情報を含んだページ情報を作成するページ作成部と、
通信ネットワークを介して送信される前記顧客を特定する識別情報を受信し、該識別情報と前記データベース部に記憶された顧客情報に含まれている識別情報とに基づいて顧客を認証する顧客認証部と、
前記顧客認証部での認証が成立した場合、前記ページ作成部で作成されたページ情報を前記第2の通信ネットワークを介して当該顧客が利用する端末装置に送信するページ送信部と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報収集・提供システム。 - 消耗部品の受注ページを前記ネットワークを介して提供する受注サーバをさらに備え、
前記ページ作成部は、前記ページ情報に、前記受注ページへのリンク情報を付加し、
前記受注サーバは、前記ページ情報のリンク情報から消耗部材の購入を受け付けた場合に、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報収集・提供システム。 - 前記商品は、画像データ処理装置であり、
該画像データ処理装置は、自身の消耗部材の消耗度合を示す情報を前記第1の通信ネットワークを介して前記情報収集部に送信する消耗情報送信部を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報収集・提供システム。 - 前記データベース部は、前記商品を使用する顧客が当該商品の消耗部材の自動発注を契約しているか否かを示すフラグ情報を当該商品の識別情報と対応づけて格納し、
前記消耗通知提供部は、前記消耗判別部によって前記消耗部材の交換・補充時期であると判別された場合、前記データベース部で当該商品の識別情報に対応づけられている前記フラグ情報に基づいて、当該商品を使用する顧客が自動発注を契約しているか否かを判別し、自動発注を契約している場合、前記消耗通知情報の生成をおこなわずに、当該消耗部材の発注にかかる処理をおこなう、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報収集・提供システム。 - 前記データベース部に格納されている前記属性情報は、少なくとも、前記商品のメンテナンス作業をおこなう機器管理者、前記商品に関連する物品を購入する購買担当者、を含む属性を示し、
前記通知対象特定部は、前記消耗部材の交換に関連する通知内容の場合、機器管理者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定し、前記消耗部材の購入に関連する通知内容の場合、購買担当者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報収集・提供システム。 - 前記データベース部は、前記顧客情報に含まれる属性情報に応じて用意された定型文ファイルを格納し、
前記消耗通知提供部は、前記通知対象特定部が特定した使用者の属性情報に基づいて、前記データベース部から定型文ファイルを取得して前記消耗通知情報を生成する、
ことを特徴とする請求項9に記載の情報収集・提供システム。 - 消耗部材を使用する商品と通信ネットワークを介して接続されたコンピュータが、
前記商品の識別情報と用いられている消耗部材の消耗度合を示す消耗品情報とを含んだ顧客別商品情報を、前記通信ネットワークを介して当該商品から収集する情報収集ステップと、
前記消耗品情報が示す消耗度合に基づいて、当該消耗部材の交換・補充時期であるか否かを判別する消耗判別ステップと、
前記消耗判別ステップで、消耗部材の交換・補充時期であると判別された場合、各商品を使用する複数の使用者について、少なくとも各使用者の識別情報と属性情報を含んだ顧客情報と、当該商品の識別情報とを対応づけて格納するデータベース部にアクセスし、当該商品の識別情報に対応づけられている使用者情報から、前記属性情報に基づいて通知すべき使用者を特定する通知対象特定ステップと、
前記通知対象特定ステップで特定された使用者に応じた内容の、該消耗部材の交換・補充時期であることを示す消耗通知情報を生成して、前記通知対象特定ステップで特定した使用者が利用する端末装置に、前記通信ネットワークを介して提供する消耗通知提供ステップと、
を実行することを特徴とする情報収集・提供方法。 - 前記顧客別商品情報は前記商品の使用状況を示す使用状況情報をさらに含み、
前記消耗判別ステップは、
前記消耗品情報と前記使用状況情報とに基づいて、当該消耗部材の使用可能期間を算出する算出ステップをさらに備え、
前記算出ステップで算出された消耗部材の使用可能期間が所定の閾値以下である場合に、前記消耗部材の交換・補充時期であると判別する、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報収集・提供方法。 - 前記データベースに格納される前記顧客情報は、各使用者の電子メールアドレスを含み、
前記消耗通知提供ステップは、
前記消耗通知情報を含む電子メールを作成するメール作成ステップと、
前記メール作成ステップで作成した電子メールを、前記通知対象特定ステップで特定された使用者の電子メールアドレス宛に送信するメール送信ステップと、
を備えることを特徴とする請求項11または12に記載の情報収集・提供方法。 - 前記メール作成ステップは、前記電子メールに、前記消耗通知情報に示される消耗部材の購入を受け付ける部材購入ページにアクセスするためのリンク情報を付加し、
前記情報収集・提供方法は、前記電子メールのリンク情報からのアクセスによって消耗部材の購入を受け付けた場合、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行う発送処理ステップをさらに備える、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報収集・提供方法。 - 前記消耗通知提供ステップは、
前記消耗通知情報を含んだページ情報を作成するページ作成ステップと、
通信ネットワークを介して送信される前記顧客を特定する識別情報を受信し、該識別情報と前記データベース部に記憶された顧客情報に含まれている識別情報とに基づいて顧客を認証する顧客認証ステップと、
前記顧客認証ステップでの認証が成立した場合、前記ページ作成ステップで作成したページ情報を前記通信ネットワークを介して当該顧客が利用する端末装置に送信するページ送信ステップと、
を備えることを特徴とする請求項11または12に記載の情報収集・提供方法。 - 前記ページ作成ステップは、前記ページ情報に、前記消耗通知情報に示される消耗部材の購入を受け付ける部材購入ページにアクセスするためのリンク情報を付加し、
前記情報収集・提供方法は、前記ページ情報のリンク情報からのアクセスによって消耗部材の購入を受け付けた場合、当該消耗部材を当該顧客に発送するための処理を行う発送処理ステップをさらに備える、
ことを特徴とする請求項15に記載の情報収集・提供方法。 - 前記商品は、画像データ処理装置である、
ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の情報収集・提供方法。 - 前記データベース部は、前記商品を使用する顧客が当該商品の消耗部材の自動発注を契約しているか否かを示すフラグ情報を当該商品の識別情報と対応づけて格納し、
前記消耗通知提供ステップは、前記消耗部材の交換・補充時期であると前記消耗判別ステップで判別された場合、前記データベース部で当該商品の識別情報に対応づけられている前記フラグ情報に基づいて、当該商品を使用する顧客が自動発注を契約しているか否かを判別し、自動発注を契約している場合、前記消耗通知情報の生成をおこなわずに、当該消耗部材の発注にかかる処理をおこなう、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報収集・提供方法。 - 前記データベース部に格納されている前記属性情報は、少なくとも、前記商品のメンテナンス作業をおこなう機器管理者、前記商品に関連する物品を購入する購買担当者、を含む属性を示し、
前記通知対象特定ステップは、前記消耗部材の交換に関連する通知内容の場合、機器管理者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定し、前記消耗部材の購入に関連する通知内容の場合、購買担当者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定する、
ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項に記載の情報収集・提供方法。 - 前記データベース部は、前記顧客情報に含まれる属性情報に応じて用意された定型文ファイルを格納し、
前記消耗通知提供ステップは、前記通知対象特定ステップで特定した使用者の属性情報に基づいて、前記データベース部から定型文ファイルを取得して前記消耗通知情報を生成する、
ことを特徴とする請求項19に記載の情報収集・提供方法。 - 消耗部材を使用する商品と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
各商品を使用する複数の使用者について、少なくとも各使用者の識別情報と属性情報を含んだ顧客情報と、当該商品の識別情報とを対応づけて格納するデータベース手段と、
前記商品の識別情報と、用いられている消耗部材の消耗度合を示す消耗品情報とを含んだ顧客別商品情報を、第1の通信ネットワークを介して当該商品から収集して前記データベース手段に格納する情報収集手段と、
前記消耗品情報が示す消耗度合に基づいて、当該消耗部材の交換・補充時期であるか否かを判別する消耗判別手段と、
前記消耗判別手段が、消耗部材の交換・補充時期であると判別した場合、前記データベース手段に格納されている当該商品の識別情報に対応づけられている使用者情報から、前記属性情報に基づいて通知すべき使用者を特定する通知対象特定手段と、
前記通知対象特定手段が特定した使用者に応じた内容の、該消耗部材の交換・補充時期であることを示す消耗通知情報を生成して、前記通知対象特定部が特定した使用者が利用する端末装置に、第2の通信ネットワークを介して提供する消耗通知提供手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 前記データベース部に格納されている前記属性情報は、少なくとも、前記商品のメンテナンス作業をおこなう機器管理者、前記商品に関連する物品を購入する購買担当者、を含む属性を示し、
前記通知対象特定手段は、前記消耗部材の交換に関連する通知内容の場合、機器管理者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定し、前記消耗部材の購入に関連する通知内容の場合、購買担当者を示す前記属性情報が対応づけられている使用者を通知対象として特定する、
ことを特徴とする請求項21に記載のサーバ装置。 - 前記データベース手段は、前記顧客情報に含まれる属性情報に応じて用意された定型文ファイルを格納し、
前記消耗通知提供手段は、前記通知対象特定手段が特定した使用者の属性情報に基づいて、前記データベース手段から定型文ファイルを取得して前記消耗通知情報を生成する、
ことを特徴とする請求項22に記載のサーバ装置。
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