JP4040832B2 - 多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械 - Google Patents

多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の圧縮、膨張、及び圧送を行うスクロール流体機械、特に、前段圧縮部により圧縮された流体を、冷却して、更に後段圧縮部により圧縮する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スクロール流体機械では、通常高熱を発生するために旋回スクロール及び固体スクロールを冷却風もしくは冷却流体により冷却し、流体の圧縮によって発生する高熱を冷却している。そして、圧縮比を通常より大きくするにはスクロールラップの巻数を増大することによって可能である。しかしながら、圧縮比を通常より大きくすると単に構造が大きくなるだけではなく、流体の圧縮により発生する通常より高い熱によって、軸受やシール部材の寿命の低下が問題となる。
【0003】
よって、通常より冷却装置の冷熱量を多くして旋回スクロール及び固体スクロールを冷却する必要があるために、冷却装置の構造を大きくすることが必要になる。そして、スクロール流体機構は旋回スクロール端板の外周側から流体を取り込み、中心側へ向かって流体を取り込んだ圧縮空間を縮小させて流体圧縮を行い、中心側の吐出孔から吐出するので、その中心部分を効率良く冷却するには高度な技術を必要とする。
【0004】
かかる理由から、スクロール流体機構に冷却器を近接配置するとともに、スクロール流体機械の圧縮部を2段に分けて、前段から圧縮流体を前記冷却器に通して冷却して後段に導入して再度圧縮を行う多段圧縮式スクロール流体機械が要求される。該多段圧縮式スクロール流体機械は前段までの圧縮でスクロール流体機構が耐える温度に抑えて、冷却後に前段の圧縮流体を後段で圧縮することにより通常より高温となることなしに所望の圧縮比をえることができる。
【0005】
前述した多段圧縮式スクロール流体機械として、スクロール流体機械の圧縮部を2段に分けて、前段から圧縮流体を前記冷却器に通して冷却して後段に導入して再度圧縮を行うスクロール流体機械は、特開昭54−59608号公報によって、知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術によると、以下に述べるような問題点がある。これを図9及び図10を用いて説明する。前段圧縮部の最終圧縮室の近傍にある吐出孔2eは後段圧縮部の取り組み空間と連通する吸込孔2fと冷却器を介して配管で連結され、中間経路を形成している。
【0007】
今、前段圧縮部の最終圧縮空間S3が前段圧縮部の吐出孔2eと連通した後は、図9に示すように、後段圧縮部の圧縮空間S4とT4は圧縮空間S3と連通状態となる。旋回スクロールラップ10aの旋回駆動によって圧縮空間S3が減少するに連れて前段圧縮部の最終圧縮空間T3が開口し始めて最終圧縮空間T3が吐出孔2eと連通したときに、図10に示すように圧縮空間T3の圧縮流体が圧縮空間S3の圧縮流体とともに後段圧縮部の吸込孔2f側に流入し、吐出孔2eと吸込孔2fとの間の中間経路には該中間経路の容積にもよるが、1回の最終圧縮空間S3またはT3内の圧縮流体容量以上の容量の圧縮流体が存在することとなる。
【0008】
図9は最終圧縮空間S3と後段圧縮部側の空間S4及びT4が連通したある一瞬の状態であり、及び図10は最終圧縮空間T3と後段圧縮部側の空間S4及びT4が連通したある一瞬の状態であり、旋回スクロールラップ10bの旋回駆動で、図9の場合は旋回スクロールラップ先端10は固定スクロールラップ壁面2gに、図10の場合は旋回スクロールラップ先端10は固定スクロールラップ壁面2hに接触して、後段圧縮部の圧縮空間S4またはT4を形成するものである。
【0009】
しかしながら、図9及び図10に示す状態で、後段圧縮部側の旋回スクロールラップの端部10が固定スクロールラップ壁面2g、もしくは2hに接触して圧縮空間を形成しないでいる時間が長いと前記中間経路から圧縮流体が流入して過圧取り込みの状態となり、所定の圧縮比よりオーバーし、発熱量も多くなり、所望の仕様を満たさなくなる。
【0010】
(削除)
【0011】
上述の事情に鑑み、本発明は、前段圧縮部と後段圧縮部との間に中間経路を備えた多段スクロール流体機械において、後段圧縮部における圧縮流体の取り込みを効率良く行う多段圧縮式スクロール流体機械を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、後段圧縮部のスクロールラップ溝幅より狭い取り込み通路を備えた多段圧縮式スクロール流体機械を提供することである。
また、本発明の他の目的は、後段圧縮部のスクロールラップ溝幅より狭い取り込み通路を備え、該取り込み通路とスクロールラップ壁面との間を曲面で連結構成した多段圧縮式スクロール流体機械を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前段圧縮部により圧縮された流体を、冷却して、更に後段圧縮部により圧縮する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
前記後段圧縮部の固定スクロールハウジングに形成された吸込口と、後段圧縮部の旋回スクロールラップの先端縁との間に、固定スクロールラップの内壁面から固定スクロールラップの溝の幅を狭めて前記吸込口から前記固定スクロールラップの溝へ流入する流体を遮るように突起を突設し、該突起の前記旋回スクロールラップの先端縁側に前記旋回スクロールラップが公転する円周軌跡に沿った円周面が形成され、該円周面に前記旋回スクロ ールラップの先端縁が接触して該先端縁が固定スクロールラップの内壁に到達する前に前記旋回スクロールラップと固定スクロールラップとの間に取り組み空間を形成するように構成したことを特徴とする。
【0013】
本発明は、前段圧縮部により圧縮された流体を、冷却して、後段圧縮部に搬送されるが、両圧縮部間には冷却手段が介在される。この冷却手段は、配管で連結された冷却器であっても、配管を冷却雰囲気に配置し、また、強制送風によって前記配管を冷却するものであってもよい。
【0014】
また、前段圧縮部と後段圧縮部に連通する供給通路は、冷却した圧縮流体を後段圧縮部に供給するものであり、前段圧縮部の出口側では発生した高熱を固定スクロール側に残さないで吐出することが望ましく、よって、前記出口側には、断熱パイプを配置するのがよい。
また、前段圧縮部の吐出口と後段圧縮部の吸入口とが断熱されていない場合は、前段圧縮部側において発生する高熱によって、再度熱せられるのを防止するために後段圧縮部の吸入口側に断熱パイプを配置するのがよい。
【0015】
本発明は、前段圧縮流体が供給される前記後段圧縮部側の固定スクロールラップ溝の入口幅を、該固定スクロールラップ溝の幅より狭幅に形成したので、固定スクロールラップ溝内に配置される旋回スクロールラップの流体取込端が前記入口を開口状態とする時間が、固定スクロールラップ溝の幅全部を入口幅とする場合より、短くなり、余分の流体を前記供給通路から取込ことがなく、過圧取り込みの状態となり、所定の圧縮比よりオーバーし、発熱量も多くなり、所望の仕様を満たさなくなることがない。よって、後段圧縮部における圧縮流体の取り込みを効率良く行う多段圧縮式スクロール流体機械を提供することができる。
【0016】
また、前記固定スクロールラップ溝の入口において、前記固定スクロールラップ溝を形成する一方側の固定スクロールラップ壁面に、該壁面から延設する円周面を有する突起が配設され、
該突起の前記旋回スクロールラップの先端縁側に前記旋回スクロールラップが公転する円周軌跡に沿った円周面が形成され、該円周面に前記旋回スクロールラップの先端縁が接触して該先端縁が固定スクロールラップの内壁に到達する前に前記旋回スクロールラップと固定スクロールラップとの間に取り組み空間を形成するように構成する。
【0017】
かかる技術手段によると、前記固定スクロールラップ溝の入口において、前記固定スクロールラップ溝を形成する一方側の固定スクロールラップ壁面に、該壁面から延設する円周面を有する突起が配設されているので、前記後段圧縮部の旋回スクロール端部が前記円周面と接触して前記前段圧縮流体の取り込み時期が、固定スクロールラップ溝の幅全部を入口幅とする場合より、早くなり、余分の流体を前記供給通路から取込ことがない。
【0018】
また、前記突起は前記固定スクロールラップ溝の両側のラップ壁面に配設することが望ましく、かかる技術手段により、さらに、後段圧縮部における圧縮流体の取り込みを効率良く行う多段圧縮式スクロール流体機械を提供することができる。
【0019】
(削除)
【0020】
(削除)
【0021】
また、好ましくは、旋回スクロールラップの壁面が対面する形で配置されるラップ溝を、固定スクロールの外周側から中心側の吐出孔に向かって渦巻き状に設けるとともに、
該ラップ溝は、外周側から前記吐出孔までの間に、前段圧縮部で圧縮した圧縮流体を吐出する前段吐出口と、該前段吐出口から中間経路を介して圧縮流体を受け入れる後段圧縮部の後段吸込口を備えた吸込・吐出部を設け、
前記中心側の吐出孔、前記前段吐出口、前記後段吸入口の内、少なくとも前記前段吐出口内に断熱パイプを配置することが望ましい。
【0022】
(削除)
【0023】
かかる発明は、前記中心側の吐出孔、前記吸込・吐出部の前記前段吐出口、及び前記後段吸込口の内、少なくとも前記前段吐出口内に断熱パイプを配置したことを特徴とするものである。
前段圧縮部の最終圧縮空間までの間に発生した高熱は、前記前段吐出口からも固定スクロールに伝熱されるものであり、特に、前段吐出口に並んで後段吸込口が配置されているので、後段圧縮部の固定スクロールラップへも伝熱される。よって、前段吐出口内に断熱パイプを配置することによって、後段圧縮部の固定スクロールラップへの伝熱を抑制することができる。
【0024】
また、前記吸込・吐出部の前記後段吸込口は、冷却器などによって冷却された流体を吸入するものであるが、前段吐出口に並んで前記後段吸込口が配置されているので、断熱されない部分から後段吸込口側へ伝熱され、その熱が冷却された流体に伝熱される。よって、後段吸込口内に断熱パイプを配置することによって、冷却された流体への伝熱を抑制することができる。
【0025】
また、前記吐出口は、後段圧縮部によって圧縮された圧縮流体を吐出するものであるが、前記吐出口は固定スクロールラップが植設される端板を介して他のラップに伝熱される。よって、吐出口内に断熱パイプを配置することによって、他のラップへの伝熱を抑制することができる。
【0026】
(削除)
【0027】
(削除)
【0028】
(削除)
【0029】
(削除)
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施の形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0031】
図1は、本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の断面図、図2は、固定スクロールハウジングの斜視図、図3は、旋回スクロールの斜視図、図4は、旋回スクロールラップによって流体を取り込んだ場合の流体圧縮状況を説明する説明図、図5は、図4から180゜旋回スクロールラップが回動した場合の流体圧縮状況を説明する説明図、図6は、本発明の実施の形態にかかる後段圧縮部の圧縮流体取り込み動作を説明する説明図、図7は、圧縮流体の吸入孔及び吐出孔の断面図、図8は、他の実施の形態を示す固定スクロールと旋回スクロールとの組み合わせを示す構成図である。
【0032】
図1において、多段式スクロール流体機構本体1は、ハウジングカバー4を取り付けた固定スクロールハウジング2と、該固定スクロールハウジング2が取り付けられる駆動軸ハウジング3とで構成される。
そして、後述する固定スクロールハウジングの前段圧縮部の吐出口に取る付けられた吐出配管6と、後段圧縮部の吸込口に取り付けられた吸い込み配管7との間に冷却室24が配設され、該冷却室24、吐出配管6、及び吸い込み配管7を配管によって接続して中間経路を構成している。
【0033】
尚、この中間経路は、図2に示す前段吐出孔2e、後段吸込孔2fと、これらの間に介在する冷却室24内を通る配管の総合容積を有し、その総合容積は前段圧縮部の最終圧縮室容積のN(整数)倍に設定する。そして、N回の前段圧縮部の最終圧縮室からの吐出があって後に、後段圧縮部の初段取り込みは前段圧縮部の最終圧縮室容積と等しい容積分取り込まれるように構成される。
【0034】
しかしながら、初期運転時には、スクロール流体機械は停止状態にあり、固定スクロールラップと旋回スクロールラップとにより形成される流体圧縮空間の後段圧縮部の最終圧縮室には、後段圧縮部の吐出孔2d(図1)の外部圧力と同等かそれより低い圧力で流体が存在し、また、後段圧縮部の初期取り込み空間にあった流体は前記中間経路と連通しているので、前段圧縮部の取り込み圧力まで低下する場合がある。
【0035】
この状態で、初期運転を開始すると、後段圧縮部の残留流体が外部圧力より高くなるまで圧縮される。すなわち、後段圧縮部の最終圧縮室の圧力がそれより手前の圧縮室の圧縮流体と合体して外部圧力より高くなると外部に吐出されるが、それでもまだ外部圧力より低いと、前記中間経路からの流体を取り込み、それと吐出孔側の流体と合体して圧縮される。
そして、初期運転の終了頃には、N回の前段圧縮部の最終圧縮室からの吐出があって後に、後段圧縮部の初段取り込みは前段圧縮部の最終圧縮室容積と等しい容積分取り込まれるような運転状態となる。
【0036】
さて、固定スクロールハウジング2は図2に示すように、円形トレイ状に形成され、その外周面の周方向3カ所に後述する駆動軸ハウジング3と結合面2mで結合する取付部2i、2j、2kが設けられ、凹部には鏡面2cが設けられ、該鏡面2cは取付部2iの内部に設けられた通路2aと連通している。
結合面2mには、駆動軸ハウジング3と結合する部分を外れた、それより内側には溝が設けられ該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するダストシール12が配設されている。
【0037】
鏡面2cには、図1に示す吐出配管6に連結する前段吐出口2e(図4、図5)、及び吸い込み配管7に連結する後段吸込口2f(図4、図5)が設けられ、これらの孔が形成されたランド部9aから反時計方向に前段圧縮部を形成する固定スクロールラップ9bが、また、時計方向に後段圧縮部を形成する固定スクロールラップ9cが螺旋状に植設されている。そして、これらのラップ上方先端には溝が設けられ、該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール14が嵌入されている。
【0038】
固定スクロールハウジング2の鏡面2cの裏側には、図1に示すように冷却フィン2bが植設され、該冷却フィン2bの頂部にはハウジングカバー4が取付られ、冷却通路2nを形成している。よって、図1の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、固定スクロールを冷却可能に構成されている。また、配管5が取付られ、通路2aに流体を取り込み可能に構成されている。
【0039】
旋回スクロール11は鏡面10cを有し、該鏡面10cが図1に示すように固定スクロールハウジング2の結合面に設けられたダストシール12と接触して対面配置され、鏡面10cには外側に植設された前段圧縮部を構成する旋回スクロールラップ10aと、中心側に植設された後段圧縮部を構成する旋回スクロールラップ10bを有している。そして、これらのラップ上方先端には溝が設けられ、該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール13が嵌入されている。
そして、これらの旋回スクロールラップ10a,10bは固定スクロールラップ9b、9cと壁面が互いに対面配置される。
【0040】
また、鏡面10cの裏側には、図1に示すように冷却フィン11aが植設され、該冷却フィン11aの頂部には補助カバー15が取付られ、冷却通路11nを形成している。よって、図1の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、旋回スクロールを冷却可能に構成されている。
【0041】
該補助カバー15は、中心側に後述する回転駆動軸16の先端偏芯部16aが回転可能に嵌合するベアリング軸受18が配置され、また、外周側には周方向に3等分した箇所に、旋回スクロールの自転防止用のクランク部材を受ける軸受ベアリング19が配置されている。
このクランク部材は、板部材21の一方の面に前記軸受ベアリング19と嵌合する軸22と他方の面に、軸22とは偏芯した軸位置を有する軸23とで構成され、該軸23は駆動軸ハウジング3に設けた軸受ベアリング20と嵌合して位置決めされるように構成されている。よって、回転駆動軸16の先端偏芯部16aの偏芯回転によって、旋回スクロール11は固定スクロールに対して公転運動可能に構成される。
【0042】
駆動軸ハウジング3は、図1の紙面を貫く方向に開口部を有し、流れる冷却風によって、旋回スクロールのフィン11a部分を冷却可能に構成されている。そして、中央部の軸受ベアリング17によって、図示しない駆動モータの回転軸と連結する回転駆動軸16を回転可能に保持している。
【0043】
このように構成されたスクロール本体1は、図1に示すように、回転駆動軸16の回転により、偏芯軸部16aが軸芯16bを中心に回転することにより旋回スクロール11が公転し、図4に示すように、固定スクロールハウジング9の吸込口2aから吸入した圧縮流体は、旋回スクロールのラップ10aにより取り込まれ、このラップと固定スクロールのラップ9bとによって形成される密閉空間S1及びT1により取り込まれる。
これらの取り組み空間は180゜ずれているが同時に略等しい容積分取り込まれる。
【0044】
この密閉空間は図4及び図5に示すように、図4でS1として取り込まれた密閉空間は順次S1→S2→S3→S4と圧縮し、S5から前段吐出口2e→中間経路→後段吸込口2f→S6→S7→S8→S9と圧縮し、また、図4でT1として取り込まれた密閉空間は順次T1→T2→T3と圧縮し、T4から前段吐出口2e→中間経路→後段吸込口2f→T5→T6→T7→T8→T9と圧縮されて中央部に送られ、S9とT9は合流して吐出口2dを出て配管8から排出される。
尚、図4に示すように、密閉空間S8とT9は等しい容積を有するので、同じ圧力の流体が吐出される。
【0045】
次に、この流体圧縮過程における後段圧縮部の圧縮流体取り組み口構造を説明する。
後段圧縮部の圧縮流体取り組み口構造の第1実施の形態として、図6(a)に示すように、後段圧縮部の吸込口2fと後段圧縮部の旋回スクロール10bの先端10との間には、固定スクロールラップ9cの内壁面に円周面9gを有する突起9eが突設され、旋回スクロール10bの先端10の縁30は前記円周面9gと接触して円周軌跡30a上を公転するように構成される。
【0046】
本実施の形態は、このように構成されているので、空間S5とS6が導通した状態であっても、空間T6の取り組み時において旋回スクロールラップ10bの先端部10の縁30が固定スクロールラップ9cの内壁のP1点の位置まで旋回する以前に縁30と前記円周面9gが接触して取り組み空間T6を形成する。よって、P1点に到達する前に取り組み空間T6を形成するので、中間経路からの圧縮流体の取り込みが遅れて過圧取り組みすることがない。
【0047】
また、後段圧縮部の圧縮流体取り組み口構造の第2実施の形態として、図6(b)に示すように、後段圧縮部の吸入口2fと後段圧縮部の旋回スクロール10bの先端10との間には、固定スクロールラップ9dの外壁面に円周面9hを有する突起9fが突設された場合は、旋回スクロール10bの先端10の縁31は前記円周面2hと接触して円周軌跡31a上を公転するように構成される。
【0048】
本実施の形態は、このように構成されているので、空間T4とT5が導通した状態であっても、空間S5の取り組み時において旋回スクロールラップ10bの先端部10の縁31が固定スクロールラップ9dの外壁のP2点の位置まで旋回する以前に縁31と前記円周面9hが接触して取り組み空間S5を形成する。よって、P2点に到達する前に取り組み空間S5を形成するので、中間経路からの圧縮流体の取り込みが遅れて過圧取り組みすることがない。
【0049】
尚、前述した突起9f及び突起9eを両方配設することにより、後段圧縮部の取り組み空間による取り込み量を安定して取り込みことができ、安定した圧縮比を得ることができる。
【0050】
さて、前述した流体圧縮過程で、前段圧縮部の最終圧縮室においては圧縮流体によって高熱が発生する。よって、図7に示すように、この高熱が固体スクロールラップに熱伝導される熱伝導量を減少させるために前段吐出孔2eから配管6に連なる通路と配管6の内部に樹脂製の断熱パイプ25を配設する。
また、後段圧縮部の吸込口2fは、冷却室24からの冷却流体が基部ランド9aから伝熱される量を少なくするために、配管7とともに内部に樹脂製の断熱パイプ26を配設する。
また、後段圧縮部の最終圧縮室においては圧縮流体によって高熱が発生する。よって、この高熱が固体スクロールラップに熱伝導される熱伝導量を減少させるために後段吐出孔2dから配管8に連なる通路と配管8の内部に樹脂製の断熱パイプ24を配設する。
このように構成することによって、高熱圧縮流体の熱伝導を抑制し固定スクロール部材の熱膨張などによりスクロールラップが変形して相手方部材と接触することが防止される。
【0051】
次に、図8を用いて、4段圧縮部を備えた多段スクロール流体機械の他の実施の形態を説明する。同図において、固定スクロール40は、相手方の旋回スクロールラップが、その壁面が対面する形で配置される多数のラップ溝を設けてある。該ラップ溝は、外周側から中心側へ螺旋状に設けられ、第1段圧縮部で圧縮した圧縮流体を吐出する第1段吐出口40aと、該吐出口40aから図示しない中間経路を介して圧縮流体を吸い込む第2段圧縮部の第2段吸込口40bを備えた第1吸込・吐出部41までの間に螺旋状に形成された第1ラップ溝44と、第2段圧縮部で圧縮した圧縮流体を吐出する第2段吐出口40cと、該吐出口40cから図示しない中間経路を介して圧縮流体を吸い込む第3段圧縮部の第3段吸込口40dを備えた第2吸込・吐出部42までの間に螺旋状に形成された第2ラップ溝45と、第3段圧縮部で圧縮した圧縮流体を吐出する第3段吐出口40eと、該吐出口40eから図示しない中間経路を介して圧縮流体を吸い込む第4段圧縮部の第4段吸込口40fを備えた第3吸込・吐出部43までの間に螺旋状に形成された第3ラップ溝46と、第4段圧縮部で圧縮した圧縮流体を吐出する吐出口40gまでの間に螺旋状に形成された第4ラップ溝47とで構成される。
【0052】
一方、旋回スクロールラップは、前記第1ラップ溝44に配置される第1旋回ラップ48、前記第2ラップ溝45に配置される第2旋回ラップ49、前記第3ラップ溝46に配置される第3旋回ラップ50、前記第4ラップ溝47に配置される第4旋回ラップ51とで構成される。
【0053】
このように構成された4段圧縮のスクロール流体機械は、固定スクロールの外側及び内側で形成される第1ラップ溝44に配置される第1旋回ラップ48の公転駆動により、前記第1旋回ラップ48が第1ラップ溝44を形成する固体スクロールラップとで形成する密閉空間に取り込んだ流体を圧縮して、前記第1吸込・吐出部41にて、第1段吐出口40aから図示しない冷却機に吐出し、冷却された圧縮流体が第2段吸込口40bから、前記第2旋回ラップ49が第2ラップ溝45を形成する固体スクロールラップとで形成する密閉空間に取り込み、該流体を第2吸込・吐出部42まで圧縮する。
【0054】
前記第2吸込・吐出部42にて、第2段吐出口40cから図示しない冷却機に吐出し、冷却された圧縮流体が第3段吸込口40dから、前記第3旋回ラップ50が第3ラップ溝46を形成する固体スクロールラップとで形成する密閉空間に取り込み、該流体を第3吸込・吐出部43まで圧縮する。
【0055】
前記第3吸込・吐出部43にて、第3段吐出口40eから図示しない冷却機に吐出し、冷却された圧縮流体が第4段吸込口40fから、前記第4旋回ラップ51が第4ラップ溝47を形成する固体スクロールラップとで形成する密閉空間に取り込み、該流体を吐出口40gから吐出する。
【0056】
本実施の形態は、このように構成されているので、圧縮流体の高熱発生を抑制し高圧縮比を有するスクロール流体機械を提供することができる。
【0057】
尚、本実施の形態においては、2段圧縮及び4段圧縮の事例を説明したが、これに限定されるものではなく、3段圧縮、5段以上の圧縮でもよいことは勿論のことである。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、前段圧縮流体が供給される前記後段圧縮部側の固定スクロールラップ溝の入口幅を、該固定スクロールラップ溝の幅より狭幅に形成したので、固定スクロールラップ溝内に配置される旋回スクロールラップの流体取込端が前記入口を開口状態とする時間が、固定スクロールラップ溝の幅全部を入口幅とする場合より、短くなり、余分の流体を前記供給通路から取込ことがなく、後段圧縮部における圧縮流体の取り込みを効率良く行う多段圧縮式スクロール流体機械を提供することができる。
さらに、前記突起の前記旋回スクロールラップの先端縁側に前記旋回スクロールラップが公転する円周軌跡に沿った円周面が形成され、該円周面に前記旋回スクロールラップの先端縁が接触して該先端縁が固定スクロールラップの内壁に到達する前に前記旋回スクロールラップと固定スクロールラップとの間に取り組み空間を形成するように構成したので、前記後段圧縮部の旋回スクロール端部が前記円周面と接触して前記前段圧縮流体の取り込み時期が、固定スクロールラップ溝の幅全部を入口幅とする場合より、早くなり、余分の流体を前記供給通路から取込ことがない。
【0059】
また、前段吐出口内、後段吸入口内等に断熱パイプを配置することによって、後段圧縮部の固定スクロールラップへの伝熱を抑制することができる。
また、後段吸入口内に断熱パイプを配置することによって、冷却された流体への伝熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の断面図である。
【図2】 固定スクロールハウジングの斜視図である。
【図3】 旋回スクロールの斜視図である。
【図4】 旋回スクロールラップによって流体を取り込んだ場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【図5】 図4から旋回スクロールラップが180゜回動した場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態にかかる後段圧縮部の圧縮流体取り込み動作を説明する説明図である。
【図7】 圧縮流体の吐出孔及び吐出孔の断面図である。
【図8】 他の実施の形態を示す固定スクロールと旋回スクロロールとの組み合わせを示す構成図である。
【図9】 従来技術にかかる後段圧縮部の圧縮流体取り込み動作を説明する説明図(1)である。
【図10】 従来技術にかかる後段圧縮部の圧縮流体取り込み動作を説明する説明図(2)である。
【符号の説明】
1 スクロール流体機械本体
2 固定スクロールハウジング
3 駆動軸ハウジング
11 旋回スクロール
24 冷却機
27,28 固定スクロールラップ溝
19 入口

Claims (3)

  1. 前段圧縮部により圧縮された流体を、冷却して、更に後段圧縮部により圧縮する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
    前記後段圧縮部の固定スクロールハウジングに形成された吸込口と、後段圧縮部の旋回スクロールラップの先端縁との間に、固定スクロールラップの内壁面から固定スクロールラップの溝の幅を狭めて前記吸込口から前記固定スクロールラップの溝へ流入する流体を遮るように突起を突設し、該突起の前記旋回スクロールラップの先端縁側に前記旋回スクロールラップが公転する円周軌跡に沿った円周面が形成され、該円周面に前記旋回スクロールラップの先端縁が接触して該先端縁が固定スクロールラップの内壁に到達する前に前記旋回スクロールラップと固定スクロールラップとの間に取り組み空間を形成するように構成したことを特徴とする多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。
  2. 前記突起を前記固定スクロールラップ溝の両側のラップ壁面に配設したことを特徴とする請求項1記載の多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。
  3. 前記旋回スクロールラップの壁面が対面する形で配置されるラップ溝を、固定スクロールの外周側から中心側の吐出孔に向かって渦巻き状に設けるとともに、
    該ラップ溝は、外周側から前記吐出孔までの間に、前段圧縮部で圧縮した圧縮流体を吐出する前段吐出口と、該前段吐出口から中間経路を介して圧縮流体を受け入れる後段圧縮部の後段吸込口を備えた吸込・吐出部を設け、
    前記中心側の吐出孔、前記前段吐出口、前記後段吸込口の内、少なくとも前記前段吐出口内に断熱パイプを配置したことを特徴とする請求項1記載の多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。
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