JP4071459B2 - スクロール流体機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の圧縮、膨張、及び圧送を行うスクロール流体機械、特に、固定スクロールに対して旋回スクロールを公転制御するクランク軸用軸受を冷却する冷却手段を備えたスクロール流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、固定スクロールに対して旋回スクロールを公転制御するクランク軸用軸受を冷却する冷却手段を備えたスクロール流体機械は特開平9−144678号公報として知られている。
かかる従来技術は、該公報の図2に示すように3個の補助クランク(25)が記載され、左方からの冷却風によって冷却可能に構成されている。
【0003】
しかしながら、かかる従来技術によると、冷却風の通風下流側に配置された補助クランク(25)は、上流側の補助クランク(25)及び旋回スクロールを駆動するクランク2Aを冷却した冷却風によって冷却されるので、冷却が十分に行われにくいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の事情に鑑み、本発明は、簡単な構成で効率よくクランク軸用軸受を冷却可能なスクロール流体機械を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、固定スクロールに対して旋回スクロールを公転制御する複数のクランク軸用軸受を有したスクロール流体機械において、
前記クランク軸用軸受は前記旋回スクロールの外周側の周方向に等分した箇所に複数設置され、スクロール流体機械本体の入口側に配設された入口ダクトと出口側に配設された 出口ダクトとによって前記旋回スクロールの端板に沿って一方から他方に冷却気体を送風すると共に、前記複数のクランク軸用軸受に冷却空気を送風し、該送風の下流側の前記クランク軸用軸受の旋回域の外側に起立するハウジング外周壁に、前記入口ダクトから分岐して取り込んだ冷却空気を導入する導入口を設け、前記旋回スクロール端板に沿う流れとは別に前記導入口から取り込んだ冷却空気で前記下流側のクランク軸用軸受を冷却するように構成したことを特徴とする。
【0006】
本発明によると、前記クランク軸用軸受は前記旋回スクロールの外周側の周方向に等分した箇所に複数設置され、スクロール流体機械本体の入口側に配設された入口ダクトと出口側に配設された出口ダクトとによって前記旋回スクロールの端板に沿って一方から他方に冷却気体を送風すると共に、前記複数のクランク軸用軸受に冷却空気を送風し、該送風の下流側の前記クランク軸用軸受の旋回域の外側に起立するハウジング外周壁に、前記入口ダクトから分岐して取り込んだ冷却空気を導入する導入口を設け、前記旋回スクロール端板に沿う流れとは別に前記導入口から取り込んだ冷却空気で前記下流側のクランク軸用軸受を冷却可能に構成したので、冷却気体の通風方向上流側で他のクランク軸用軸受等を冷却した冷却気体で冷却することがないために下流側のクランク軸用の軸受においても冷却性能を向上させることができる。
また、旋回スクロールの端板を冷却する冷却気体を入口ダクトによって取り込むので、冷却気体がダクト周囲の環境によって影響されることが少なく、その冷却気体を入口ダクトから導入ダクトによって分岐してクランク軸用軸受のハウジング外周壁面の前記導入口に導入するので周囲温度に影響されない冷却気体を用いて、よってクランク軸用軸受を冷却することができる。
【0007】
また、前記クランク軸用軸受の冷却後の気体を排出する排出口を、前記ハウジング外周壁面に設けられた第1排出口と、前記クランク軸用軸受の周囲通路と連通するバランスウエイト回転空間に設けられた第2排出口とによって構成することも本発明の有効な手段である。
【0008】
かかる技術手段によると、前記ハウジング外周壁面はクランク軸用軸受の旋回域を囲繞しているが、該ハウジング外周壁に第1排出口を設けると、クランク軸用軸受が旋回して該第1排出口に接近した位置においては、冷却気体の排出に機械的損失が多く排出しにくい。よって、かかる際にはクランク軸にクランク軸用軸受に隣接して配置されたバランスウエイトの回転空間に他の第2排出口を設けることによって、クランク軸用軸受が旋回して該第1排出口に接近した位置においては、前記第2排出口によって冷却後の気体を排出し、バランスウエイトが第2排出口に接近した位置において、前記第1排出口によって冷却後の気体を排出することによって冷却気体の排出に際する機械的損失を低減することができる。
【0009】
そして、前記クランク軸用軸受の周囲通路及び該周囲通路と連通するバランスウエイト回転空間を含む軸受冷却空間内の気体は、クランク軸用軸受の旋回駆動によって第1排出口から、または、バランスウエイトの旋回駆動によって第2排出口から、それぞれ排出され、それによって軸受冷却空間内は負圧となることによって前記導入口から冷却気体が取り込まれる。
【0010】
また、前記クランク軸用軸受の冷却後の気体を排出する排出口を、前記出口ダクトに設けることも本発明の有効な手段である。
【0011】
かかる技術手段によると、旋回スクロール端板に沿って冷却気体を一方から他方に送風する該他方側の出口ダクトに前記クランク軸用軸受の冷却後の気体を排出する排出口を設けているので、旋回スクロール端板を冷却する冷却気体によっても前記クランク軸用軸受を冷却することができて冷却性能を向上することができる。
【0012】
また、前記旋回スクロールの端板のクランク軸用軸受近傍部位に、前記旋回スクロールの取込流体域に連通する連通孔を設け、前記クランク軸用軸受冷却後の気体を取り込んで圧縮可能に構成することも本発明の有効な手段である。
【0013】
かかる技術手段によると、クランク軸用軸受を冷却した気体を取り込んでスクロール流体機構によって圧縮するので、冷却用気体を無駄に排気することがない。
【0014】
(削除)
【0015】
(削除)
【0016】
(削除)
【0017】
(削除)
【0018】
(削除)
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施の形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の断面図、図2は、図1のII−II断面図、図3は、図1のI−I断面図、図4は、図3のIII−III断面図である。
図1において、多段式スクロール流体機械本体1は、ハウジングカバー4Aを取り付けた固定スクロールハウジング2と、ハウジングカバー4Bを取り付けた固定スクロールハウジング3と、両固定スクロールハウジング2,3間に配置される旋回スクロール11と、該旋回スクロール11の外周側を囲繞する中間スクロールハウジング34と、旋回スクロール11の旋回範囲を規制するクランク軸22及び駆動軸23を収納するクランクハウジング36とで構成される。尚、該スクロール流体機械本体1は図8に示すように防音壁58によって囲まれている。
【0021】
そして、旋回スクロール11は前記クランク軸22によって駆動する端板11f及び端板11gの鏡面に旋回スクロールラップ10、及び5を植設されたダブルラップ式に構成され、旋回スクロールラップ10側に対向して配設された固定スクロールハウジング2の前段圧縮部の吐出口に取り付けられた吐出配管6と、後段圧縮部の吸込口に取り付けられた吸い込み配管7との間に冷却室24Aが配設され、該冷却室24A、吐出配管6、及び吸い込み配管7を配管によって接続して第1中間経路を構成している。
【0022】
また、固定スクロールラップ5側に対向して配設された固定スクロールハウジング3の前段圧縮部の吐出口に取り付けられた吐出配管16と、後段圧縮部の吸込口に取り付けられた吸い込み配管17との間に冷却室24Bが配設され、該冷却室24B、吐出配管16、及び吸い込み配管17を配管によって接続して第2中間経路を構成している。
【0023】
尚、この第1(第2)中間経路は、図2に示す前段側吐出口2e、後段側吸込口2fと、これらの間に介在する冷却室24A(24B)内を通る配管の総合容積を有し、その総合容積は前段圧縮部の最終圧縮室容積のN(整数)倍に設定する。そして、N回の前段圧縮部の最終圧縮室からの吐出があって後に、後段圧縮部の初段取り込みは前段圧縮部の最終圧縮室容積と等しい容積分取り込まれるように構成される。
【0024】
しかしながら、初期運転時には、スクロール流体機械は停止状態にあり、固定スクロールラップと旋回スクロールラップとにより形成される流体圧縮空間の後段圧縮部の最終圧縮室には、後段圧縮部の吐出口2d(図2)の外部圧力と同等かそれより低い圧力で流体が存在し、また、後段圧縮部の初期取り込み空間にあった流体は前記中間経路と連通しているので、前段圧縮部の取り込み圧力まで低下する場合がある。
【0025】
この状態で、初期運転を開始すると、後段圧縮部の残留流体が外部圧力より高くなるまで圧縮される。すなわち、後段圧縮部の最終圧縮室の圧力がそれより手前の圧縮室の圧縮流体と合体して外部圧力より高くなると外部に吐出されるが、それでもまだ外部圧力より低いと、前記中間経路からの流体を取り込み、それと吐出口側の流体と合体して圧縮される。
そして、初期運転の終了頃には、N回の前段圧縮部の最終圧縮室からの吐出があって後に、後段圧縮部の初段取り込みは前段圧縮部の最終圧縮室容積と等しい容積分取り込まれるような運転状態となる。
【0026】
さて、固定スクロールハウジング2は、円形トレイ状に形成され、その外周面の周方向3カ所に後述するクランクハウジング36内にベアリング20によって回転自在に保持された駆動軸23の先端部23aを回転自在に保持する保持部37が配設されている。そして、3カ所の保持部37を省いて示した図2(図1のII−II断面図)を用いて更に固定スクロールハウジング2を説明する。
【0027】
図2において、固定スクロールハウジング2は、トレイ状に形成された凹部には鏡面2cが設けられ、該鏡面2c上にはランド部9aが設けられている。該ランド部9aから左周りでラップ9bが螺旋状に植設されラップ溝を形成し、右周りでラップ9cが螺旋状に後段側吐出口2dに向かって植設されラップ溝を形成している。
そして、ラップ9b、9cには旋回スクロール11の鏡面11cに押圧接触して摺動するチップシール13が設けられている。
また、最外周のラップ溝は吸込口孔2aに連通する流体吸込通路と連通している。また、該最外周ラップ溝の外側に溝が設けられ該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するダストシール12が配設されている。
【0028】
固定スクロールハウジング2のラップ溝には、前段圧縮部を形成する旋回スクロールラップ10a及び、後段圧縮部を形成する旋回スクロールラップ10bが鏡面11c(図1)に植設され、固定スクロールハウジング2の鏡面2cに押圧接触して摺動するフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール13(図1)が設けられている。
【0029】
ランド部9aには、図1に示す吐出配管6に連結する前段側吐出口2e、吸い込み配管7に連結する後段側吸込口2f、吐出配管8に連結する後段側吐出口2dが設けられ、吐出配管6と後段側吐出口2dとの間には、高温の圧縮流体を冷却する冷却室24Aが配設されている。
【0030】
固定スクロールハウジング2の鏡面2cの裏側には、冷却フィン2bが植設され、該冷却フィン2bの頂部にはハウジングカバー4Aが取付られ、冷却通路2hを形成している。よって、図1の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、固定スクロールを冷却可能に構成されている。
【0031】
図1に示すように、旋回スクロール11は鏡面11cを有し、該鏡面11cが図1に示すように固定スクロールハウジング2の結合面に設けられたダストシール12と接触して対面配置され、鏡面11cには外側に植設された前段圧縮部を構成する旋回スクロールラップ10aと、中心側に植設された後段圧縮部を構成する旋回スクロールラップ10bを有している。そして、これらのラップ上方先端には溝が設けられ、該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール13が嵌入されている。
そして、これらの旋回スクロールラップ10a、10bは固定スクロールラップ9b、9cと壁面が互いに対面配置される。
【0032】
また、鏡面11cの裏側には、冷却フィン11aが植設され、冷却通路11nを形成している。
よって、図1の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、旋回スクロールを冷却可能に構成されている。
【0033】
また、冷却フィン11aを介して他方側の旋回スクロールラップ40が植設される鏡面11pを有する端板が設けられている。そして、この他方側の旋回スクロールラップ40の壁面と対面するように配設される固定スクロールラップ5を有する固定スクロールハウジング3が配設されているが、他方側の旋回スクロールラップ40と固定スクロールハウジング3との関係は、一方側の旋回スクロールラップ10と固定スクロールハウジング2との関係と同じものであって、図2と同じように作用する部材の組み合わせ及び作用がなされる。
【0034】
すなわち、固定スクロールハウジング3は鏡面3cに固定スクロールラップ5が植設され、旋回スクロールラップ40と固定スクロールラップ5とによって圧縮された流体は前段側の吐出口から吐出配管16を通って冷却室24Bで冷却され、吸い込み配管17を通って後段側の吸込口から後段圧縮部に流入した流体は後段圧縮部で圧縮され後段側吐出口3dから吐出される。
【0035】
そして、固定スクロールハウジング3の鏡面3cの裏側には、冷却フィン3bが植設され、該冷却フィン3bの頂部にはハウジングカバー4Bが取付られ、冷却通路3hを形成している。よって、図1の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、固定スクロールハウジング3を冷却可能に構成されている。
【0036】
固定スクロールハウジング2は、外周側の周方向に3等分した箇所に、旋回スクロール11の旋回駆動軸23の先端部23aを回転可能に保持する保持部37が設けられている。該駆動軸23は前記保持部37と固定スクロールハウジング2に取り付けられるクランクハウジング36に設けられたベアリング20によって回転可能に保持されている。駆動軸23とは偏芯したクランク軸22は、旋回スクロール11の外周側の周方向に3等分した箇所に設けられた駆動連結部11dに軸受19を介して旋回スクロール11に旋回駆動力を付与可能に嵌合されている。よって、この駆動軸23は旋回スクロール11へは駆動力を付与するとともに、駆動軸23の回転中心軸心とは偏芯したクランク軸22によって旋回スクロールの自転防止作用を行う。
【0037】
このクランク軸22を挟んで駆動軸23の両側にはバランスウエイト28,29が配設され、該バランスウエイト28とクランク軸22の端部22aとクランク軸23の頭部22bにはオイルシールが設けられ軸受19からのグリースの漏洩が防止されている。また、駆動軸23の太径部21にはオイルシールが設けられ、ベアリング20からのグリースの漏洩が防止されている。
【0038】
駆動軸23はクランクハウジング36から突出し、クランク軸プーリ30A及び駆動用プーリ31が並んで固着されている。駆動用プーリ31は図示しない駆動源モータよりベルトを介して駆動力が伝達され、該駆動力はタイミングベルト15によってクランク軸プーリ30Aを介して図5に示すように、クランク軸プーリ30B,30Cに駆動力が伝達可能に構成されている。また、クランク軸プーリ30B,30Cとの中間には固定スクロールハウジング3にタイングベルト15の張力を調整する張力調整用プーリ33が、上下方向に取り付け位置を調整可能に取り付けられている。
【0039】
図3は、図1のI−I線断面図である。旋回スクロール11には端板の圧縮室と反対側面には波形の冷却フィン11aが多数植設され、冷却通路11nが形成されている。よって、図3の紙面と平行に流れる冷却風によって、旋回スクロールのフィン11a部分を冷却可能に構成されている。
【0040】
ここで、さらに、図1を用いて冷却通路11nの形状を詳しく説明する。前記旋回スクロール11は、一方側の固定スクロール側に鏡面11cを有する第1端板11fと、他方側の固定スクロール側に鏡面11pを有する第2端板11gと、該第1端板及び第2端板の鏡面と反対側の面間を連結する多数の冷却フィン11aとで構成し、効率よく冷却することが可能である。
【0041】
また、図1に示すように、中間スクロールハウジング34は、圧縮する流体の吸入口32を有する吸い込み口金具35が、スクロール流体機械本体1の上面に配設され、圧縮する吸入流体は前記冷却通路11nの延設方向と交差する方向に取込まれる。そして該吸入流体の吸入口と対面する位置に前記旋回スクロール11の前記第1端板11f、及び第2端板11gを外周側から鏡面側を中間スクロールハウジング34によって挟持する狭持部材43cを設け、該狭持部材43cを介して前記吸入流体によって前記旋回スクロールを冷却可能に構成している。
【0042】
かかる技術手段によると、前記旋回スクロールの前記狭持部材43cに前記吸入口32から流入する圧縮するための流体が衝突するので、圧縮用の吸入流体によっても旋回スクロールを冷却でき、更に効率よく冷却することが可能である。
【0043】
また、図1に示すように、外周側に前記旋回スクロールの旋回駆動と自転防止を行う駆動軸23を複数設け、該駆動軸23の軸受19と前記冷却フィン11aとの間に冷却風が流通可能な空隙11eを設けている。
【0044】
かかる技術手段によると、駆動軸の軸受19部分と前記冷却フィン11aとの間は、旋回スクロール11の軸受19部分に、フィン11aや端板11f、11gとさほど肉厚が変わらないように肉厚を取って、ダイキャストによるひけ、歪みなどを防止し、製作容易性を図ることにより歩留まりを向上させる。そして、旋回スクロール11の軽量化が可能となる。
また、冷却フィンを波形に形成し、より冷却風との衝突が行わせ伝熱性能を向上させるためには、旋回スクロールを2部材に分割して、作製し、その後に両者を合体することで製造することができる。
【0045】
また、図3において、軸受空間82を形成する中間スクロールハウジング34には導入口44が設けられ、矢印59で示す冷却気体を矢印60の如く軸受空間82に取り込むことができる。
ダクト42内を矢印方向から通風する冷却風は、中間スクロールハウジング34の窓34a,34b,34c,34dから中間スクロールハウジング34に流入する。
【0046】
冷却気体65,66,67は旋回スクロールの冷却フィン11aを冷却してそれぞれ矢印73,74,76,77,78としてダクト43内に排出される。
【0047】
一方、軸受空間80において、クランク軸用軸受53Aが旋回揺動しているときに、入来した冷却気体68は軸受53Aを冷却して矢印85,86,または、79,78として排出される。
【0048】
軸受空間81において、クランク軸用軸受53Cが旋回揺動しているときに、入来した冷却気体63,64は軸受53Cを冷却して矢印69として流れ、70,71として軸受空間82において、クランク軸用軸受53Bが旋回揺動しているときに、軸受53Bを冷却して72,または73として排出される。
【0049】
一方、導入口44から軸受空間82に入来した冷却気体59は、出口窓側に軸受53Bが接近した状態では軸受空間82の内壁と軸受53Bとの間の間隙が狭くなるので、冷却後の気体の排出がしにくくなる。そのために、図4に示すようにバランスウエイト28が存在するバランスウエイト回転空間83に出口開口87を開設している。
【0050】
よって、クランク軸用軸受53Bの冷却後の気体を排出する排出口は、前記ハウジング外周壁面に設けられた排出窓34gと、クランク軸用軸受53Bの周囲通路と連通するバランスウエイト回転空間83に設けられた排出出口87とを備えている。
【0051】
かかる技術手段によると、ハウジング外周壁面の排出窓34gを設けると、クランク軸用軸受53Bが旋回して該排出窓34gに接近した位置においては、冷却気体の排出に機械的損失が多く排出しにくい。一方、クランク軸にクランク軸用軸受に隣接して配置されたバランスウエイト28の回転空間83に排出出口87を設けることによって、クランク軸用軸受53Bが旋回して排出窓34gに接近した位置においては、排出出口87によって冷却後の気体を排出し、バランスウエイト28の排出出口87に接近し該出口87を遮蔽した位置において、前記排出窓34gによって冷却後の気体を排出することによって冷却気体の排出に際する機械的損失を低減することができる。
【0052】
そして、前記クランク軸用軸受53Bの周囲通路及び該周囲通路と連通するバランスウエイト回転空間83を含む軸受冷却空間82内の気体は、クランク軸用軸受53Bの旋回駆動によって排出窓34gから、または、バランスウエイト28の旋回駆動によって排出出口87から、それぞれ排出され、それによって軸受冷却空間内は負圧となることによって前記導入口44から冷却気体が取り込まれる。
【0053】
また、図5に示すように、外周側に前記旋回スクロールの旋回駆動と自転防止を行う駆動軸を3個設け、該3個の間をプーリ30A,30B,30cと該プーリに架設したタイミングベルト15によって回転駆動力が伝達可能に構成している。そして、前記駆動軸の一つに駆動源から駆動力を入手可能なクランク軸プーリ30Aを有した駆動源駆動軸23(図1)とし、該駆動源駆動軸23をスクロール機構の重力中心位置下方に配置し、他の2個のクランク軸プーリ30B,30Cを有する駆動軸を上方の前記重力中心位置から左右対称に配置している。また、クランク軸プーリ30B,30Cには、保護カバー54及び55が設けられている。
【0054】
かかる技術手段によると、一番重量が多い駆動源駆動軸23をスクロール機構の重力中心位置下方に配置することによって、重量バランスが安定する。
また、他の2個の前記駆動源駆動軸より重量の軽い駆動軸を上方の前記重力中心位置から左右対称に配置することによって重量バランスが安定する。
【0055】
また、前記他の2個の駆動軸間の重力中心位置に前記タイミングベルト15の張力を調整する調整用プーリ33を配設し、さらに、圧縮流体を吸込する吸込口金具35を重力中心位置のスクロール流体機械本体1上面に設けても、重量バランスが崩れることがない。そして、前記タイミングベルト15の張力を調整する調整用プーリ33によりタイミングベルト15の張力を調整可能に構成しているので、組立時の部材の製作誤差を調整により解消し、また、メンテナンスによる調整によって、耐久性が向上する。
【0056】
図6に示すように、固定スクロールハウジング2と固定スクロールハウジング3との間に位置する中間スクロールハウジング34は前記冷却フィン11aに対応する位置に窓34a,34b,34c,34dが開設され、該窓34a〜dは図6の紙面の反対側にも同じように窓34が開設され、図6を貫く方向への冷却風によって旋回スクロール11が冷却可能に構成されている。
【0057】
そして、冷却風の流通方向にそって入口側に断熱部材であるカバー4A,4B,4C,4Dによって形成されたダクト42が配設され、図6の紙面と反対側を示す図7に示すように冷却風の出口側に断熱部材であるカバー4A,4B,4E,4Fによって形成されるダクト43が配設され、該ダクト43内には冷却室24A,24Bが配設されている(図8)。
【0058】
また、ダクト42上にはダクト42内を流れる冷却気体を取り込む取組口45が配設され、該取組口45から図示しない外部を断熱部材で形成された配管によって軸受空間82を形成するハウジング壁に配設された導入口44に冷却気体を分岐して供給可能に構成されている。
【0059】
本実施の形態はこのようにダクト42,43によって冷却風が流通するので、これらのダクト42,43の存在によりダクト外の熱風若しくは輻射熱等によって冷却風が暖められることがなく、冷却効率を向上することができる。
【0060】
尚、本実施の形態は、出口側のダクト43内に冷却室24A,24Bを配置したが、図9に示すように、入口側のダクト42内に冷却室24A,24Bを配置してもよい。
【0061】
このように構成されたスクロール本体1は、図1に示すように、回転駆動軸23の回転により、偏芯したクランク軸22が駆動軸中心に回転することにより旋回スクロール11が公転し、図10に示すように、固定スクロールハウジング2の吸込口孔2aから吸入した流体は、旋回スクロールのラップ10aにより取り込まれ、このラップと固定スクロールのラップ9bとによって形成される密閉空間S及びTにより取り込まれる。
これらの取り組み空間は180゜ずれているが同時に略等しい容積分取り込まれる。
【0062】
この密閉空間は図10及び図11に示すように、図10でSとして取り込まれた密閉空間は、順次S→S→S→Sと圧縮し、Sから前段側吐出口2e→中間経路→後段側吸込口2f→S→S→S→Sと圧縮し、また、図10でTとして取り込まれた密閉空間は順次T→T→Tと圧縮し、Tから前段側吐出口2e→中間経路→後段側吸込口2f→T→T→T→T→Tと圧縮されて中央部に送られ、SとTは合流して吐出口2dを出て配管8から排出される。
尚、図10に示すように、密閉空間SとTは等しい容積を有するので、同じ圧力の流体が吐出される。
【0063】
次に、図12を用いてクランク軸用軸受の冷却風源の他の実施の形態を説明する。同図において、図1に示す圧縮流体吐出用の配管8は、逆止め弁56、アフタークーラ47、ドライヤ48を経由して空気タンク49が配設されている。
【0064】
また、空気タンク49は圧縮空気をメインラインに送る配管49aと、スクロール流体機械本体側に圧縮空気を送る配管49bが配設されている。配管49bには電磁弁50が配設され、該電磁弁50はスクロール流体機械本体の駆動開始に同期して開成し、停止に同期して閉成するように構成されている。電磁弁50は下流側にて圧縮空気75を供給する配管46と連結され、配管46には流量調整器52が配設されている。
【0065】
このように構成された軸受用冷却風発生装置は、スクロール流体機械の吐出用の配管8の圧力が所定値を超えると逆止め弁56が開放してアフタークーラ47によって冷却され、ドライヤ48によって乾燥され、空気タンク49に収納される。空気タンク49には図示しない圧力計が配置され、空気タンク内の圧力が所定値、例えば、圧力0.8MPaに達するとスクロール流体機械本体の駆動が停止される。
【0066】
スクロール流体機械本体の駆動に同期して電磁弁50が開成し、配管46に圧縮空気が供給される。この圧縮空気は配管46と連結された導入口44に供給され、軸受空間82(図3)に噴射され軸受53Bを冷却する。
この軸受用冷却風発生装置は、流体機械本体から吐出された圧縮流体を冷却するとともに、大気圧より高い圧力で貯留して、軸受冷却時に大気圧に放出して圧縮気体が膨張して用いるので、冷却した気体で軸受を冷却することができ、冷却性能が向上する。
【0067】
次に、図13を用いて他の実施の形態を説明する。本実施の形態は、図13に示すように、旋回スクロールの端板のクランク軸用軸受53Bの近傍部位11kに、前記旋回スクロールの取込流体域88(図2)に連通する連通孔57を設けている。
【0068】
よって、クランク軸用軸受53Bを冷却後の気体89,90は連通孔57に取り込まれ、旋回スクロールラップと固定スクロールラップとによって形成される密閉空間に取り込まれ、圧縮流体として吐出口から吐出される。したがって、図3及び図4に記載された排出窓34f,34g,排出出口87を形成することなしに、また、図2に記載された吸込口孔2aを設けることなしに、クランク軸用軸受を冷却した気体を取り込んでスクロール流体機構によって圧縮するので、冷却用気体を無駄に排気することがなく、簡単な構成でスクロール流体機械本体を冷却する冷却気体の流通方向下流側に配置されたクランク軸用軸受を冷却することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、前記クランク軸用軸受は前記旋回スクロールの外周側の周方向に等分した箇所に複数設置され、スクロール流体機械本体の入口側に配設された入口ダクトと出口側に配設された出口ダクトとによって前記旋回スクロールの端板に沿って一方から他方に冷却気体を送風すると共に、前記複数のクランク軸用軸受に冷却空気を送風し、該送風の下流側の前記クランク軸用軸受の旋回域の外側に起立するハウジング外周壁に、前記入口ダクトから分岐して取り込んだ冷却空気を導入する導入口を設け、前記旋回スクロール端板に沿う流れとは別に前記導入口から取り込んだ冷却空気で前記下流側のクランク軸用軸受を冷却可能に構成したので、冷却気体の通風方向上流側で他のクランク軸用軸受等を冷却した冷却気体で冷却することがないために下流側のクランク軸用の軸受においても冷却性能を向上させることができる。
また、旋回スクロールの端板を冷却する冷却気体を入口ダクトによって取り込むので、冷却気体がダクト周囲の環境によって影響されることが少なく、その冷却気体を入口ダクトから導入ダクトによって分岐してクランク軸用軸受のハウジング外周壁面の前記導入口に導入するので周囲温度に影響されない冷却気体を用いて、よってクランク軸用軸受を冷却することができる。
【0070】
(削除)
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の断面図である。
【図2】 図1のII−II断面図である。
【図3】 図1のI−I断面図である。
【図4】 図3のIII−III断面図である。
【図5】 図1の右側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の正面図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の背面図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の平面図である。
【図9】 本発明の他の実施の形態に係るスクロール流体機械の平面図である。
【図10】 旋回スクロールによって流体を取り込んだ場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【図11】 図10から180゜旋回スクロールラップが回動した場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【図12】 クランク軸用軸受を冷却する冷却気体の他の実施の形態を示す図である。
【図13】 本発明の他の実施の形態に係るクランク軸用軸受冷却機構を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 多段式スクロール流体機械本体
2,3 固定スクロールハウジング
2h,3h 冷却通路
11 旋回スクロール
11n 冷却通路
24 冷却室(インタークーラ)
34 中間スクロールハウジング(ハウジング)
44 導入口
53 クランク軸用軸受(53A,53B,53C)

Claims (4)

  1. 固定スクロールに対して旋回スクロールを公転制御する複数のクランク軸用軸受を有したスクロール流体機械において、
    前記クランク軸用軸受は前記旋回スクロールの外周側の周方向に等分した箇所に複数設置され、スクロール流体機械本体の入口側に配設された入口ダクトと出口側に配設された出口ダクトとによって前記旋回スクロールの端板に沿って一方から他方に冷却気体を送風すると共に、前記複数のクランク軸用軸受に冷却空気を送風し、該送風の下流側の前記クランク軸用軸受の旋回域の外側に起立するハウジング外周壁に、前記入口ダクトから分岐して取り込んだ冷却空気を導入する導入口を設け、前記旋回スクロール端板に沿う流れとは別に前記導入口から取り込んだ冷却空気で前記下流側のクランク軸用軸受を冷却するように構成したことを特徴とするスクロール流体機械。
  2. 前記クランク軸用軸受の冷却後の気体を排出する排出口を、前記ハウジング外周壁面に設けられた第1排出口と、前記クランク軸用軸受の周囲通路と連通するバランスウエイト回転空間に設けられた第2排出口とによって構成することを特徴とする請求項1に記載のスクロール流体機械。
  3. 前記クランク軸用軸受の冷却後の気体を排出する排出口を、前記出口ダクトに設けたことを特徴とする請求項に記載のスクロール流体機械。
  4. 前記旋回スクロールの端板のクランク軸用軸受近傍部位に、前記旋回スクロールの取込流体域に連通する連通孔を設け、前記クランク軸用軸受冷却後の気体を取り込んで圧縮可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール流体機械。
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