JP4040211B2 - 記録媒体用保護フィルム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンパクトディスク(CD)や、レーザーディスク(LD)等のような記録媒体の記録面を保護するための記録媒体用保護フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の記録媒体用保護フィルムとしては、図6及び図7に示すように、中心部に位置合わせ用孔1aを設けたアセテート製円盤形フィルム基材1の裏面側に印刷部2を設けるとともに、その上に粘着剤層3を設けたものが知られている。このような記録媒体用保護フィルムは、図8に示すように、中心部に位置合わせ用突起20aを備えた治具20に、その位置合わせ用突起20aを利用して例えばCD等の記録媒体30をその記録面30a側を上向きにした状態で固定しておき、その後、その上方から前記記録媒体用保護フィルム10を位置合わせ用孔1aを利用して記録媒体30の記録面30a上の所定位置に重なるように載置し、この状態で保護フィルム10に所定の圧力を加えることにより、前記保護フィルム10を記録媒体30の記録面30a上に貼着するようにしていた。
尚、保護フィルムが寿命が来た場合には、別個に用意した粘着テープを保護フィルムに貼り付け、この粘着テープを引っ張り上げることにより保護フィルムを記録媒体の記録面上から引き剥がすようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の記録媒体用保護フィルム10の場合、記録媒体30上からの引き剥がし作業が非常に難しく、このため、記録媒体30と記録媒体用保護フィルム10との間にできた隙間に爪を入れる等して記録面30aに傷をつけてしまうことすら生じていた。また、透明な記録媒体用保護フィルム10の存在を確認するために、わざわざ印刷部2を形成していたため、製造に手間がかかるという不都合も有していた。
そこで、本発明は、記録媒体からの引き剥がし作業がしやすく、また、製造も容易に行える記録媒体用保護フィルムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等が鋭意検討の結果、保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を備えるようにし、この舌片を利用して保護フィルムを引き裂くことにより、保護フィルムを記録媒体上から確実に引き剥がすことができることを知見した。また、この場合、保護フィルムのフィルム基材の裏面側にフィルム基材の内外周縁に沿わせた粘着剤層を形成することにより、前記舌片による引き裂き作業が容易となり、確実な引き剥がしが行えること知見した。また、この場合、この粘着剤層自体を着色形成することにより、別個必要としていた印刷部の形成の手間が省けることも知見した。
【0005】
本発明の記録媒体用保護フィルムは、かかる知見に基づきなされたもので、請求項1記載の通り、記録媒体の記録面に貼着して前記記録面を保護するための記録媒体用保護フィルムであって、保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を設け、前記舌片の基部に切り込みを設けるか、前記舌片の基部に切り欠きを設けるか、或いは、前記舌片と前記位置合わせ用孔の外周部の交点において前記舌片の接線と前記位置合わせ用孔の接線とがなす角度を90゜以下としたこと特徴とする。
また、請求項2記載の記録媒体用保護フィルムは、請求項1記載の記録媒体用保護フィルムにおいて、前記舌片は半円形状に形成され、その直径側を前記内周縁に連接したものであることを特徴とする。
また、請求項3記載の記録媒体用保護フィルムは、請求項1または2記載の記録媒体用保護フィルムにおいて、前記フィルム基材の裏面側に内外周縁に沿わせた粘着剤層を形成したことを特徴とする。
また、請求項4記載の記録媒体用保護フィルムは、請求項1記載の記録媒体用保護フィルムにおいて、前記粘着剤層は着色粘着剤層であることを特徴とする。
【0006】
保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を備えるようにしたため、この舌片を利用して、保護フィルムを引き裂きながら記録媒体上から保護フィルムを引き剥がすことができ、容易、確実な引き剥がし作業が保証される。
また、前記舌片を半円形状に形成するとともにその直径側を位置合わせ用孔の内周縁に連接させることにより、この舌片を利用した引き剥がしにおける初期引き裂き作業が確実に行える。
また、前記フィルム基材の裏面側に内外周縁に沿わせた粘着剤層を形成することにより、両粘着剤層間における引き裂きが確実に行える。特に、この粘着層間に記録面を位置させることにより、記録面を傷つけづずに保護フィルムを引き剥がすことができる。
また、粘着剤層を着色粘着剤層に形成することにより、印刷部の形成を別途行う必要がなく、製造工程が簡略化される。
【0007】
【実施例】
次に、本発明記録媒体用保護フィルムの実施例を図面に基づき説明する。
図1乃至図5は、本発明記録媒体用保護フィルムの一実施例を示すもので、図中1は、記録媒体用保護フィルム10を構成する厚み125μmのアセテート樹脂製の円盤状の保護フィルム基材を示し、外周はCDと略同径の119mmに形成され、また、内周はCDの記録面30aを外れる境界線に沿うように直径41mmに形成されている。
【0008】
尚、本実施例では、反射率や透過率の観点から、保護フィルム基材1としてアセテートフィルムを用いたが、この他、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂、或いは、これらのいずれかを含む共重合体、ポリマーブレンド、ポリマーアロイ等の各種合成樹脂フィルムが挙げられ、記録媒体の記録方式を阻害しない材料であればこれに限定されるものではない。ただし、記録媒体がCDの場合には、前記アセテートフィルムの使用が望ましい。
また、本発明の記録媒体用保護フィルムを記録媒体使用時に剥がして使用する場合は、上記フィルム基材の他、不透明な紙や合成紙等も使用できる。
【0009】
前記フィルム基材1の中心部には位置合わせ用の真円状の孔1aが形成され、かかる孔1aの内周縁に半円形状の引裂用舌片1bをその直径側が孔1aの内周縁に連接するようにして設けた。
引裂用舌片1bの形状は、前記半円形状の他、三角形、四角形等の多角形状のものであってもよい。また、引裂用舌片1bは、複数設けてもよい。
更に、図2に示すように、前記舌片1bの基部に切り込み1cを設けたり、図3に示すように、前記舌片1bの基部に切り欠き1dを設けたり、図4に示すように、舌片1bと位置合わせ用孔1aの外周部の交点において舌片1bの接線t1と位置合わせ用孔1aの接線t2とがなす角度θを90゜以下とする。このようにすることでフィルムの引裂が容易になる。
【0010】
また、前記フィルム基材1の内外周縁に沿って、アクリル系粘着剤による粘着剤層3を厚み5〜20μ、幅2mmに形成した。尚、粘着剤層3を形成する粘着剤としては前記アクリル系のものにかぎらず、ゴム系、シリコン系、ウレタン系等、任意に選択使用可能である。
【0011】
また、本実施例では、前記粘着剤層3を形成する粘着剤に緑色顔料を加えることにより、着色粘着剤層3に形成した。このように、顔料を含む粘着剤の使用により、従来の印刷部の形成作業が不要となる。
【0012】
また、本実施例では、前記粘着剤層3が形成されたフィルム基材1の裏面側にポリエチレンテレフタレート樹脂製の剥離シート4を添着するようにした。
剥離シートとしては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアリレート等の各種樹脂よりなるフィルムや、ポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙、クリーコート紙、樹脂コート紙、グラシン紙等の各種紙材を基材とし、この基材の粘着剤層との接合面に、必要により離型処理が施されたもの等を用いることができる。
この場合、離型処理の代表例としては、シリコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等の離系剤よりなる離型剤層の塗布、形成が挙げられる。また、剥離シートの厚みは、特に制限されず、適宜選定すればよい。
更に、前記フィルム基材1の表面側には、透明塩化ビニルフィルムに弱接着性の粘着剤を塗布したプロテクト用フィルム5を添着するようにした。
【0013】
【発明の効果】
以上、説明した通り、請求項1記載の発明によれば、保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を設け、前記舌片の基部に切り込みを設けるか、前記舌片の基部に切り欠きを設けるか、或いは、前記舌片と前記位置合わせ用孔の外周部の交点において前記舌片の接線と前記位置合わせ用孔の接線とがなす角度を90゜以下としたことにより、この舌片を利用して、保護フィルムを引き裂きながら記録媒体上から保護フィルムを引き剥がすことができ、容易、確実な引き剥がし作業が保証される記録媒体用保護フィルムが得られる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記舌片を半円形状に形成するとともにその直径側を位置合わせ用孔の内周縁に連接させることにより、この舌片を利用した引き剥がしにおける初期引き裂き作業が確実に行える記録媒体用保護フィルムが得られる。
また、請求項3記載の発明によれば、前記フィルム基材の裏面側に内外周縁に沿わせた粘着剤層を形成することにより、両粘着剤層間における引き裂きが確実に行える記録媒体用保護フィルムが得られる。
また、請求項4記載の発明によれば、粘着剤層を着色粘着剤層に形成することにより、印刷部の形成を別途おこなう必要がなく、製造工程が簡略化される記録媒体用保護フィルムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明記録媒体用保護フィルムの一実施例の平面図
【図2】 本発明記録媒体用保護フィルムの一実施例の平面図
【図3】 本発明記録媒体用保護フィルムの一実施例の平面図
【図4】 本発明記録媒体用保護フィルムの一実施例の平面図
【図5】 本発明記録媒体用保護フィルムの一実施例の正面断面図
【図6】 従来の記録媒体用保護フィルムの一実施例の平面図
【図7】 従来の記録媒体用保護フィルムの一実施例の正面断面図
【図8】 記録媒体用保護フィルムの貼着手順を示す説明図
【符号の説明】
1 保護フィルム基材
1a 位置合わせ用孔
1b 引裂用舌片
1c 切り込み
1d 切り欠き
2 印刷部
3 粘着剤層
4 剥離シート
5 プロテクト用フィルム
10 記録媒体用保護フィルム
20 治具
20a 位置合わせ用突起
30 記録媒体
30a 記録面

Claims (4)

  1. 記録媒体の記録面に貼着して前記記録面を保護するための記録媒体用保護フィルムであって、保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を設け、前記舌片の基部に切り込みを設けるか、前記舌片の基部に切り欠きを設けるか、或いは、前記舌片と前記位置合わせ用孔の外周部の交点において前記舌片の接線と前記位置合わせ用孔の接線とがなす角度を90゜以下としたこと特徴とする記録媒体用保護フィルム。
  2. 前記舌片は半円形状に形成され、その直径側を前記内周縁に連接したものであることを特徴とする請求項1記載の記録媒体用保護フィルム。
  3. 前記フィルム基材の裏面側に内外周縁に沿わせた粘着剤層を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の記録媒体用保護フィルム。
  4. 前記粘着剤層は着色粘着剤層であることを特徴とする請求項3記載の記録媒体用保護フィルム。
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