JP2001023242A - 記録媒体用保護フィルム - Google Patents
記録媒体用保護フィルムInfo
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Abstract
しやすく、また、製造も容易に行える記録媒体用保護フ
ィルムを提供することを目的とする。 【解決手段】 記録媒体の記録面に貼着して前記記録面
を保護するための記録媒体用保護フィルムであって、保
護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周
縁に引裂用舌片を備えるようにしたことを特徴とする。
Description
ディスク(CD)や、レーザーディスク(LD)等のよ
うな記録媒体の記録面を保護するための記録媒体用保護
フィルムに関する。
としては、図6及び図7に示すように、中心部に位置合
わせ用孔1aを設けたアセテート製円盤形フィルム基材
1の裏面側に印刷部2を設けるとともに、その上に粘着
剤層3を設けたものが知られている。このような記録媒
体用保護フィルムは、図8に示すように、中心部に位置
合わせ用突起20aを備えた治具20に、その位置合わ
せ用突起20aを利用して例えばCD等の記録媒体30
をその記録面30a側を上向きにした状態で固定してお
き、その後、その上方から前記記録媒体用保護フィルム
10を位置合わせ用孔1aを利用して記録媒体30の記
録面30a上の所定位置に重なるように載置し、この状
態で保護フィルム10に所定の圧力を加えることによ
り、前記保護フィルム10を記録媒体30の記録面30
a上に貼着するようにしていた。尚、保護フィルムが寿
命が来た場合には、別個に用意した粘着テープを保護フ
ィルムに貼り付け、この粘着テープを引っ張り上げるこ
とにより保護フィルムを記録媒体の記録面上から引き剥
がすようにしていた。
来の記録媒体用保護フィルム10の場合、記録媒体30
上からの引き剥がし作業が非常に難しく、このため、記
録媒体30と記録媒体用保護フィルム10との間にでき
た隙間に爪を入れる等して記録面30aに傷をつけてし
まうことすら生じていた。また、透明な記録媒体用保護
フィルム10の存在を確認するために、わざわざ印刷部
2を形成していたため、製造に手間がかかるという不都
合も有していた。そこで、本発明は、記録媒体からの引
き剥がし作業がしやすく、また、製造も容易に行える記
録媒体用保護フィルムを提供することを目的とする。
結果、保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用
孔の内周縁に引裂用舌片を備えるようにし、この舌片を
利用して保護フィルムを引き裂くことにより、保護フィ
ルムを記録媒体上から確実に引き剥がすことができるこ
とを知見した。また、この場合、保護フィルムのフィル
ム基材の裏面側にフィルム基材の内外周縁に沿わせた粘
着剤層を形成することにより、前記舌片による引き裂き
作業が容易となり、確実な引き剥がしが行えること知見
した。また、この場合、この粘着剤層自体を着色形成す
ることにより、別個必要としていた印刷部の形成の手間
が省けることも知見した。
る知見に基づきなされたもので、請求項1記載の通り、
記録媒体の記録面に貼着して前記記録面を保護するため
の記録媒体用保護フィルムであって、保護フィルム基材
の中心部に設けた位置合わせ用孔の内周縁に引裂用舌片
を備えるようにしたことを特徴とする。また、請求項2
記載の記録媒体用保護フィルムは、請求項1記載の記録
媒体用保護フィルムにおいて、前記舌片は半円形状に形
成され、その直径側を前記内周縁に連接したものである
ことを特徴とする。また、請求項3記載の記録媒体用保
護フィルムは、請求項1または2記載の記録媒体用保護
フィルムにおいて、前記フィルム基材の裏面側に内外周
縁に沿わせた粘着剤層を形成したことを特徴とする。ま
た、請求項4記載の記録媒体用保護フィルムは、請求項
1記載の記録媒体用保護フィルムにおいて、前記粘着剤
層は着色粘着剤層であることを特徴とする。
わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を備えるようにしたた
め、この舌片を利用して、保護フィルムを引き裂きなが
ら記録媒体上から保護フィルムを引き剥がすことがで
き、容易、確実な引き剥がし作業が保証される。また、
前記舌片を半円形状に形成するとともにその直径側を位
置合わせ用孔の内周縁に連接させることにより、この舌
片を利用した引き剥がしにおける初期引き裂き作業が確
実に行える。また、前記フィルム基材の裏面側に内外周
縁に沿わせた粘着剤層を形成することにより、両粘着剤
層間における引き裂きが確実に行える。特に、この粘着
層間に記録面を位置させることにより、記録面を傷つけ
づずに保護フィルムを引き剥がすことができる。また、
粘着剤層を着色粘着剤層に形成することにより、印刷部
の形成を別途行う必要がなく、製造工程が簡略化され
る。
例を図面に基づき説明する。図1乃至図5は、本発明記
録媒体用保護フィルムの一実施例を示すもので、図中1
は、記録媒体用保護フィルム10を構成する厚み125
μmのアセテート樹脂製の円盤状の保護フィルム基材を
示し、外周はCDと略同径の119mmに形成され、ま
た、内周はCDの記録面30aを外れる境界線に沿うよ
うに直径41mmに形成されている。
から、保護フィルム基材1としてアセテートフィルムを
用いたが、この他、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリビニ
ルアルコール、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイ
ミド、フッ素系樹脂、或いは、これらのいずれかを含む
共重合体、ポリマーブレンド、ポリマーアロイ等の各種
合成樹脂フィルムが挙げられ、記録媒体の記録方式を阻
害しない材料であればこれに限定されるものではない。
ただし、記録媒体がCDの場合には、前記アセテートフ
ィルムの使用が望ましい。また、本発明の記録媒体用保
護フィルムを記録媒体使用時に剥がして使用する場合
は、上記フィルム基材の他、不透明な紙や合成紙等も使
用できる。
せ用の真円状の孔1aが形成され、かかる孔1aの内周
縁に半円形状の引裂用舌片1bをその直径側が孔1aの
内周縁に連接するようにして設けた。引裂用舌片1bの
形状は、前記半円形状の他、三角形、四角形等の多角形
状のものであってもよい。また、引裂用舌片1bは、複
数設けてもよい。更に、図2に示すように、前記舌片1
bの基部に切り込み1cを設けたり、図3に示すよう
に、前記舌片1bの基部に切り欠き1dを設けたり、図
4に示すように、舌片1bと位置合わせ用孔1aの外周
部の交点において舌片1bの接線t1と位置合わせ用孔
1aの接線t2とがなす角度θを90゜以下とすること
が好ましい。このようにすることでフィルムの引裂が容
易になる。
って、アクリル系粘着剤による粘着剤層3を厚み5〜2
0μ、幅2mmに形成した。尚、粘着剤層3を形成する
粘着剤としては前記アクリル系のものにかぎらず、ゴム
系、シリコン系、ウレタン系等、任意に選択使用可能で
ある。
成する粘着剤に緑色顔料を加えることにより、着色粘着
剤層3に形成した。このように、顔料を含む粘着剤の使
用により、従来の印刷部の形成作業が不要となる。
成されたフィルム基材1の裏面側にポリエチレンテレフ
タレート樹脂製の剥離シート4を添着するようにした。
剥離シートとしては、特に限定されるものではなく、例
えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアリ
レート等の各種樹脂よりなるフィルムや、ポリエチレン
ラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙、クリーコ
ート紙、樹脂コート紙、グラシン紙等の各種紙材を基材
とし、この基材の粘着剤層との接合面に、必要により離
型処理が施されたもの等を用いることができる。この場
合、離型処理の代表例としては、シリコーン系樹脂、長
鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等の離系剤よりなる離
型剤層の塗布、形成が挙げられる。また、剥離シートの
厚みは、特に制限されず、適宜選定すればよい。更に、
前記フィルム基材1の表面側には、透明塩化ビニルフィ
ルムに弱接着性の粘着剤を塗布したプロテクト用フィル
ム5を添着するようにした。
明によれば、保護フィルム基材の中心部に設けた位置合
わせ用孔の内周縁に引裂用舌片を備えるようにしたた
め、この舌片を利用して、保護フィルムを引き裂きなが
ら記録媒体上から保護フィルムを引き剥がすことがで
き、容易、確実な引き剥がし作業が保証される記録媒体
用保護フィルムが得られる。また、請求項2記載の発明
によれば、前記舌片を半円形状に形成するとともにその
直径側を位置合わせ用孔の内周縁に連接させることによ
り、この舌片を利用した引き剥がしにおける初期引き裂
き作業が確実に行える記録媒体用保護フィルムが得られ
る。また、請求項3記載の発明によれば、前記フィルム
基材の裏面側に内外周縁に沿わせた粘着剤層を形成する
ことにより、両粘着剤層間における引き裂きが確実に行
える記録媒体用保護フィルムが得られる。また、請求項
4記載の発明によれば、粘着剤層を着色粘着剤層に形成
することにより、印刷部の形成を別途おこなう必要がな
く、製造工程が簡略化される記録媒体用保護フィルムが
得られる。
平面図
平面図
平面図
平面図
正面断面図
平面図
正面断面図
明図
Claims (4)
- 【請求項1】 記録媒体の記録面に貼着して前記記録
面を保護するための記録媒体用保護フィルムであって、
保護フィルム基材の中心部に設けた位置合わせ用孔の内
周縁に引裂用舌片を備えるようにしたことを特徴とする
記録媒体用保護フィルム。 - 【請求項2】 前記舌片は半円形状に形成され、その
直径側を前記内周縁に連接したものであることを特徴と
する請求項1記載の記録媒体用保護フィルム。 - 【請求項3】 前記フィルム基材の裏面側に内外周縁
に沿わせた粘着剤層を形成したことを特徴とする請求項
1または2記載の記録媒体用保護フィルム。 - 【請求項4】 前記粘着剤層は着色粘着剤層であるこ
とを特徴とする請求項3記載の記録媒体用保護フィル
ム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19656099A JP4040211B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 記録媒体用保護フィルム |
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---|---|---|---|
JP19656099A JP4040211B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 記録媒体用保護フィルム |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP19656099A Expired - Fee Related JP4040211B2 (ja) | 1999-07-09 | 1999-07-09 | 記録媒体用保護フィルム |
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JP (1) | JP4040211B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP19656099A patent/JP4040211B2/ja not_active Expired - Fee Related
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