JP4038658B2 - 車両天井部の部品取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両天井部の部品取付構造に関するものである。より具体的には、本発明はルーフアンテナとルームミラーとを関連付けて付設する車両天井部の部品取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アンテナを車体に取付ける際に、ファッション性等を考慮してアンテナを車両天井部の前方に付設する場合がある。この場合、アンテナは常時外部に露出するため、耐振性、耐食性、耐雑音性及び耐風圧性等を考慮して取付けられ、さらに必要に応じてアンテナの取替作業または配線作業等のメンテナンスを行っている。
しかしながら、アンテナの取付方法によっては一度完成車に取付けたアンテナの取替作業または配線作業を容易に行うことができない場合があり、この場合、メンテナンス作業の効率が良好ではなかった。
【0003】
ここで図9〜図12を参照して、従来の技術に係る車両天井部の部品取付構造について説明する。
図9は、ルーフパネル10上にアンテナ2を付設する車両天井部の部品取付構造を示す分解斜視図である。図示されるように、通常、ルーフパネル10はアンテナ2組付用の孔部13を設け、該孔部13を介して、上方からアンテナ2の取付部20下方に設けたねじ23を挿入させ、この下方からナット24によりアンテナ2を組付けていた。ただし、ルーフパネル10はリンフォース(補強板)50を同時に用意して、ルーフパネル10とリンフォース50の双方の孔部13、53に通したねじ23に対してナット24を用いて締付け固定して、アンテナ2の取付強度に不足が生じないようにしていた。このようにルーフパネル10の必要個所のみにリンフォースを配設することによって、ルーフパネル10の厚さを薄く保ちながら、低コストでかつ簡単な方法によってアンテナ2の組付強度を確保していた。しかしながら、リンフォース50の剛性がルーフパネル10のものと比較して高い場合、ねじ23とナット24によりアンテナ2を組付けるときに、特にアンテナ2取付部20の外周縁部22からルーフパネル10が強く押圧接されて、ルーフパネル10がアンテナ2取付箇所に変形を生じるおそれがあった。この場合、変形箇所が外部に露出すると美観を損なうおそれがあり、好ましくなかった。
【0004】
図10は、車両天井部の前方側にて車両幅方向に延設されるフレーム40にルームミラー3を付設する車両天井部の部品取付構造を示す分解斜視図である。図示されるように、フレーム40下方にブラケット90を取付け、このブラケット90の上にルームミラー3の取付部30を取付けていた。図示した実施の形態ではブラケット90はねじ、クリップ等の留付具91によりフレーム40に対して固定されるが、この場合、ブラケット90はフレーム40により片持ち構造となるため十分な強度を確保することができず、故にブラケット90上に付設されるルームミラー3の耐振性は良好でなかった。
【0005】
また、図示されるように、フレーム40は固定部49にて図9に示したリンフォース50を溶接固定してこの上にアンテナ2(図9参照)を取付ける場合があった。このように、フレーム40の断面形状を略U字形状に形成することで、該U字形状部の底部にてルームミラー3を取付けるブラケット90を備えるとともに、U字部の一方のフランジ42にてリンフォース50を支持する場合があった。しかしながらこの実施の形態では、フレーム40に振動が伝播する際、図12に示すように略U字形状のフレーム40の双方の脚部44、45が十分な支持がないまま符号44’、45’に示すように振動し、かつこの振動をアンテナ2またはルームミラー3にまで伝播させるおそれがあった。
さらに、図10に示すようにアンテナ2下方にルームミラー3を配置する場合、アンテナ2の取付交換作業を行う際に、ブラケット90がアンテナ2の組付作業の障害になり、ブラケット90をフレーム40から取外さなければならなかった。
【0006】
図11は、車両天井部前方側にアンテナ2を付設するとともにルームミラー3を車室内R側に付設する、車両天井部の部品取付構造を示す断面図である。図9に示したように、アンテナ2はリンフォース50によって取付強度を向上してルーフパネル10上に付設されている。また、ルームミラー3はフレーム40により裏当てされながら、ルーフライニング70上に取付けられている。尚、アンテナケーブル等の配線部材は図示されていないことを理解されたい。
図11に示す実施の形態では、上記リンフォース50をフレーム40の後方フランジ42によって片持ち支持するとともに、このフレームの前方フランジ41をルーフパネル10のフランジ11とスポット溶接していた。このように、部品数を抑えて、低コストで簡単な方法から互いに近接するアンテナ2とルームミラー3との取付構造を関連付けて構成する場合があった。しかしながら、この実施の形態では、上述したようにフレーム40に振動が伝播する場合、ルーフパネル10とリンフォース50とが略U字形状のフレーム40の前後の脚部44、45(図12参照)を両側から引っ張るように作用するおそれあり、この場合振動上生じるフレーム40の前後の脚部44、45の変形を抑えることが困難になるおそれがあった。
【0007】
さらに、図11に示した実施の形態では、メンテナンス上、アンテナ2またはアンテナ2の配線部材(図示せず)を取外す際に、まず車室内R側からルーフライニング70を取外さなければならないという構造上の問題があった。一般的にルーフライニング70を着脱することは簡単な作業ではなく、結果としてアンテナ2のメンテナンス作業は複雑な作業工程を必要としていた。このようにして、従来の技術に係る車両天井部の部品取付構造では完成車として車両天井部にアンテナ2を付設して販売する際に、十分なメンテナンス性をアンテナ2の取付構造に備えていなかった。
【0008】
さらに、図11に示した実施の形態では、ルームミラー3を取付部30にてルーフライニング70上に付設する際に、ミラー35と取付部30とをステー(リブ)31によって連結するとともに、ステー31とフロントガラス9との間に、ステ―31から突出させた防振用部材(防振ゴム)32を介在させていた。この形態では、ルームミラー3に振動が伝播する際に、伝播する振動を取付部30と防振用部材32の二方向から減衰できるという長所があった。しかしながら、この形態では、ルームミラー3の取付位置がフロントガラス9に近接しているため、ルームミラー3の取付位置の自由度が限定されていた。このため、車両構成上、運転者、つまりフロントシート(図示せず)とフロントガラス9の位置が比較的離れている場合に、ルームミラー3の位置も運転者から離れることになり、好ましくなかった。
【0009】
車両天井部の部品取付構造に関する先行技術としては、実開平5−49505号公報及び特開平9−301070号公報に開示されたものがある。
実開平5−49505号公報に開示された考案はオーバヘッドコンソールに関するものであって、補強部材やクリップ等を用いずにオーバヘッドコンソールの取付構造を構成している。具体的には、車室内の上部に設けられるオーバヘッドコンソールの後端中央部付近にルーフアンテナの取付部を配置し、オーバヘッドコンソールの後端中央部をルーフアンテナと共にボディに締付け固定している。また、特開平9−301070号公報に開示された発明は自動車のルームミラー取付構造に関するものであって、車体の振動がルームミラーに伝達される際に、この振動を異なる方向に分散させることで、一方向に振動が伝播するものと比較して、より耐振性の高いルームミラー取付構造を構成している。具体的には、ルーフインナパネルの裏面側にリーンフォースメントを配設してこれらの部材の一端部をルーフパネルに取付け、ルーフインナパネルの表面側にルームミラーを取付けることによりルームミラーをルーフパネルに片持ち支持するようにした自動車のルームミラー取付構造であって、ルーフインナパネル及びリーンフォースメントの片持ち支持部の近傍箇所に、ルーフインナパネルとリーンフォースメントとにより閉断面形状部を形成している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平5−49505号公報に開示された考案では、ルーフアンテナを取り替える必要が生じた際に、オーバヘッドコンソールをその都度取外さなければならないという短所があった。
また、特開平9−301070号公報に開示された発明では、ルームミラーの取付構造は独立して構成するという従来の発想を踏襲しており、例えば、ルームミラーとルーフアンテナとを互いに関係して取付構造を構成するといった、視点を備えていない。
【0011】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、低コストでかつ簡単な方法によって取付構造のさらなる耐振性を高めるとともに、特にアンテナのメンテナンス性をより向上させる、ルーフアンテナとルームミラーとを関連付けて付設する車両天井部の部品取付構造を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明においては、ルームミラーを備えた車両天井部の部品取付構造において、ルーフパネルの前端部と閉断面部を形成するようにフレームを車両幅方向に延設し、前記閉断面部に固定したリンフォースにアンテナを取付け、かつ、一端を前記閉断面部に固定し他端を前記リンフォースに固定するブラケットに前記ルームミラーを取付けたことを特徴とする。
この構成では、アンテナを取付けるリンフォースをルーフパネルとフレームの形成する閉断面部とブラケットで支持することで、片持ち支持にならずに、アンテナの取付強度を確保する。さらに、ブラケットを閉断面部とリンフォースの双方から支持するため片持ちにならず、ブラケットに振動が伝播する際にもブラケットに生じる揺動を抑え、ルームミラーを安定して固定することができる。
【0013】
次に、請求項2に記載した発明においては、請求項1に記載されたものにおいて、前記リンフォースは前記閉断面部の前端部から後端部を越えて後方まで延びることを特徴とする。
この構成では、リンフォースを閉断面部の前端部と後端部の双方から支持するため、閉断面部に振動が伝播する際にもリンフォースは揺動を微小にとどめることができ、従ってアンテナを付設する際に、ルーフパネルとリンフォースの双方に設けるアンテナ組付用の孔部の組付寸法精度を向上する。
【0014】
さらに請求項3に記載した発明においては、請求項2に記載されたものにおいて、前記フレームの後端部形状に合わせて前記リンフォースに組付面を形成することを特徴とする。
この構成では、車両天井部の前方側という取付作業が比較的困難な場所において、フレームの後端部形状に合わせてリンフォースの組付面を配置することで、フレームとリンフォースとの位置合わせを容易に行うことができる。
【0015】
そして請求項4に記載した発明においては、請求項1〜3のいずれかに記載されたものにおいて、前記ルーフパネルにアンテナ取付用の座面を設けることを特徴とする。
この構成では、ルーフパネル上に座面を形成することで比較的厚さの薄いルーフパネルの剛性を向上させて、アンテナを組付けた際にルーフパネルの取付部に加わる押圧力からルーフパネルに変形が生じることを防ぐことができる。
【0016】
そして請求項5に記載した発明においては、請求項4に記載されたものにおいて、前記アンテナの前記ルーフパネルへの取付部の外周縁部は、前記座面を覆って前記ルーフパネル上に当接することを特徴とする。
この構成では、アンテナを取付部からルーフパネル上に付設する際に、ルーフパネル上に設けた座面を外部に露出することを防ぐことができ、従って座面を形成したことによって、車両天井部の美的外観が損なれることを防ぐ。
【0017】
そして請求項6に記載した発明においては、請求項1〜5のいずれかに記載されたものにおいて、前記ルームミラーを取付ける前記リンフォースに固定されたブラケットは、前記アンテナの前記ルーフパネルへの取付け位置と上下方向で相対することを特徴とする。
この構成では、ルームミラーを安定して固定することができ、さらに、ルームミラーの取付けブラケットを、アンテナのルーフパネルへの取付け位置と上下方向で相対させたので、アンテナの取付作業を向上することができる。
【0018】
そして請求項7に記載した発明においては、請求項6に記載されたものにおいて、前記ブラケットに作業用孔部を設け、かつ該作業用孔部と対面して前記アンテナ組付用孔部を前記リンフォースに設けることを特徴とする。
この構成では、アンテナの取付作業者は前記ブラケットの作業用孔部を介して、アンテナの取付を行うことができ、アンテナの取付作業を簡略化することができる。
【0019】
そして請求項8に記載した発明においては、請求項7に記載されたものにおいて、前記ブラケットの作業用孔部に対面してルーフライニングの孔部を設けることを特徴とする。
この構成では、アンテナのメンテナンスを行う際に、ルームミラーを取外すだけで、ブラケットに設けた作業用の孔部からアンテナの取付部の取付作業を行うことが可能になり、従ってルーフライニングを外さずにアンテナのメンテナンス作業を行うことができ、従来のメンテナンス作業工程を大幅に簡略化することができる。
【0020】
そして請求項9に記載した発明においては、請求項1〜8のいずれかに記載されたものにおいて、前記ルームミラーの防振用部材を前記ルーフライニングに設けた座面に位置するように配置したことを特徴とする。
この構成では、ルームミラーの防振用部材をフロントガラスに当接させる従来の構成と比較して、ルームミラーをフロントガラスから離れたルーフライニングに設けた座面に位置するように配置したため、例えばフロントシートがフロントガラスから離れた位置にある場合でも、ルームミラーの取付位置の自由度を確保することができる。
【0021】
そして請求項10に記載した発明においては、請求項9に記載されたものにおいて、前記ルームミラーの防振用部材を前記ルーフライニングの固定用部材に当接させることを特徴とする。
この構成では、防振用部材が直接ルーフライニングに接触することがないため、従来、ルーフライニングが防振用部材と接触することでルーフライニングが汚れるような外観上の問題が生じることを回避する。
【0022】
本発明に係る車両天井部の部品取付構造は基本的には以上のように構成されるが、各構成要素は溶接固定されるのが好ましいが、他、ボルト締め、リベット固定等、様々な方法から固定してもよい。さらに、例えば、上記フレームとブラケットとを一体形成するようにして、部品取付構造の部品数を削減してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る車両天井部の部品取付構造を添付した図を用いて説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施の形態に係る車両天井部の部品取付構造Aを示す斜視図である。具体的には、車両天井部(ルーフ)4の前方側にアンテナ(ルーフアンテナ)2をルーフパネル10上に付設するとともに、車室内のフロントガラス(フロントウインドシールドガラス)9側にルームミラー3を付設する車両1の部品取付構造Aを示す斜視図である。
本発明に係る実施の形態では使用する車両1の種類を限定しないが、しかし図1の破線に示すように、アンテナ2とルームミラー3の双方とも車両天井部4の前方側かつ中央側に互いに近接して付設する。さらに、本発明に係る実施の形態では、例えば実開平5−49505号公報及び特開平9−301070号公報に開示されるようにアンテナ2の取付構造とルームミラー3の取付構造とを個別に構成せずに、後述するように、これら部材の取付構造を互いに関連させる部品取付構造Aを提供する。
【0025】
図1に示した本発明の実施の形態に係る部品取付構造AのII−II線に沿った断面図を図2に示す。また図2に示した部品取付構造Aの分解斜視図を図3に示す。図3に示すように、本発明の実施の形態に係る部品取付構造Aはルーフコンプ5とルーフライニングコンプ6からなり、ルーフコンプ5は車体上方にアンテナ2を取付けるとともに、ルーフライニングコンプ6は下方の車室内Rにルームミラー3を取付ける。尚、フレーム40、リンフォース(補強板)50及びブラケット60からフレームコンプ7を構成するとともに、フレームコンプ7とルーフパネル10からルーフコンプ5を構成する。また、ルーフライニング70とプレート80からルーフライニングコンプ6を構成する。
【0026】
この際、図2に示すように、ルーフパネル10の前端部と閉断面部Sを形成するようにしてフレーム40を車両幅方向に延設し、この閉断面部S内にリンフォース50を設ける。この際、ルーフパネル10のフランジ11とフレーム40のフランジ41によって挟持するようにしてリンフォース50のフランジ51を取付けるが、好適にはフランジ11、41及び51をスポット溶接して固定する。また、一端61を上記閉断面部Sのフレーム40に固定し、かつ他端(脚部)65を上記リンフォース50に固定させるようにブラケット60を取付けて、フレーム40、リンフォース50及びブラケット60を溶接固定してフレームコンプ7の剛性を向上させる。ただし、図1のII−II線に沿った断面を示す図2では、ブラケット60とリンフォース50を連結する脚部65(図5参照)は出現しないため、破線で示されていることを理解されたい。
本発明に係る実施の形態では、上記閉断面部S内に設けたリンフォース50にアンテナ2を取付け、またリンフォース50に固定するブラケット60にルームミラー3を取付けるようにして、アンテナ2の取付構造とルームミラー3の取付構造とを互いに関連して提供する。
【0027】
ここで、図2と図3を参照して、本発明の実施の形態に係るアンテナ2とルームミラー3の取付構造についてより具体的に説明する。
図2に示すようにアンテナ2は少なくとも取付部20とアンテナロッド21からなり、ルーフパネル10上に取付部20が配設される。この際、取付部20の底部に取付けたねじ23をルーフパネル10内部に押込んで、上記リンフォース50上でナット24を締付けて固定する。このようにして、ルーフパネル10とリンフォース50を挟持するようにルーフコンプ5(図3参照)上にアンテナ2を付設する。尚、アンテナロッド21をルーフパネル10から外部に傾斜して延在させて車両内部に電波を受信させるが、アンテナロッド21の長さ及びこの傾斜角度は任意である。また、アンテナ2には外部から電波を受信するための配線部を設けるが、添付した図面では配線部の表示を省略する。
本発明に係る実施の形態では、図2に示すようにアンテナ2を取付けるリンフォース50を閉断面部Sの前端部(車両前方側)から後端部(車両後方側)を越えて後方まで延長させる。このため、本発明に係る実施の形態では、アンテナ2及びフレーム40の取付強度を図11に示した従来の形態と比較して向上させる。即ち、リンフォース50をフレーム40の前方フランジ41から後方フランジ42までまたぐように当接して配置することによって、フレーム40に振動が伝播する際に、例えば、図12の符号44’、45’に示すように、フレーム40を揺動させない。さらに、フレーム40とリンフォース50を介してアンテナ2に振動が伝播する際に、リンフォース50はフレーム40の前方フランジ41と後方フランジ42とによって支持されるため耐振性が高められ、故にアンテナ2取付構造の耐振性を高めている。この際、発明に係る好適な実施の形態では、フレーム40のフランジ形状42に合わせてリンフォース50に組付面52a(図5参照)を形成して、フレーム40とリンフォース50の組付性を安定させる。
【0028】
さらに、本発明に係る実施の形態では、アンテナ2の取付性をより容易にするためにルーフパネル10上方に凸状に突出する座面12(図2参照)を形成する。そして、アンテナ2の取付部20下方に外周縁部(外周)22を形成して、アンテナ2をルーフパネル10上に取付ける際に、座面12を覆うように、アンテナ2の取付部20の外周縁部22をルーフパネル10上の基本面に当接させる。この際、取付部20は外周縁部22内部に隙間を形成し、この隙間内に凸状に突出する座面12を嵌合させる。故に、アンテナ2の取付時に座面12を外周縁部22により覆うため、ルーフパネル10上方に凸状に突出する座面12は外部に露出せず、外観を損ねることはない。尚、座面12の形状は任意であって、少なくともアンテナの外周縁部22によって嵌合する形状であればよい。ただし、座面12は中央にアンテナ取付用の孔部13(図3参照)を設け、アンテナ2を座面12上に取付ける際に、アンテナ2の取付部20の底部に設けたねじ23を上記孔部13内に嵌合させるようにする。
従って、本発明に係る実施の形態では図9及び図11に示した従来の技術と比較して、低コストでかつ簡単な構造からアンテナ2の耐振性を格段に優れたものにするとともに、アンテナ2の組付性をより良好なものにする。
【0029】
次に、本発明の実施の形態に係るルームミラー3の取付構造について説明する。
図2に示すように、ルームミラー3を用いてリヤウインドウ(図示せず)を通して後方確認を行うため、取付部30、ステー(リブ)31、防振用部材32及びミラー35からルームミラー3を構成する。この際、好適にはミラー35とステー31との間をミラー35の位置を調整できるジョイント部(図示せず)によって連結し、そして上述したように一端61を閉断面部Sに固定しかつ他端65をリンフォース50に固定するブラケット60にルームミラー3を取付ける。具体的には、図3に示すように留め具33を用いて、プレート80を介してルーフライニング70上のブラケット60にルームミラー3を取付ける。ただし留め具33は、ねじ、クリップあるいは他の形態からなる固定具である。
このようにして、本発明に係る実施の形態ではルームミラー3をリンフォース50に取付けるブラケット60に取付けるため、例えば図10及び図11に示した従来の技術と比較して、ルームミラー3の取付強度を向上させている。また、ルームミラー3を固定させる際にプレート80を用いることでルームミラー3の取付面積を確保させるが、具体的には後述する。
【0030】
また、本発明に係る実施の形態ではルームミラー3の防振用部材32をルーフライニング70に設けた座面に位置するように配置する(図2参照)。防振用部材32をフロントガラス9ではなくルーフライニング70上に位置させることで、フロントガラス9の位置に左右されずにルームミラー3を車室内Rに取付けることを可能にする。このため、例えばフロントガラス9とフロントシート(図示せず)とが離れている場合でも、ルームミラー3の取付位置の自由度を確保できる。これにより、ルームミラー3をフロントガラス9の位置とは無関係に配置することができ、運転者がルームミラー3に手が届きにくいといった問題を解決する。
具体的には、ルームミラー3の防振用部材32をルーフライニング70の固定用部材(組付用クリップ)39(座面となる)に当接させる。つまり、ルーフライニングコンプ6の組付用クリップ39をルームミラー3の防振用部材32の裏側に配置させて、防振用部材32が直接ルーフライニング70に接触することを防ぐ。このため、ルーフライニング70が防振用部材32と接触することで汚れるというような外観上の問題が生じることを防ぐ。
従って、本発明に係る実施の形態では図10及び図11に示した従来の技術と比較して、低コストでかつ簡単な構造からルームミラー3の耐振性を格段に優れたものにするとともに、ルームミラー3取付構造の組付性をより良好なものにする。
【0031】
そして、本発明に係る実施の形態では、図2に示すようにアンテナ2の取付部20とルームミラー3の取付部30とを互いに対面するように配置させて、後述するように、ブラケット60に作業用孔部63(図5参照)を設けるとともに該作業用孔部63と対面してアンテナ2の取付部20を設ける。このように構成することによって、取付作業者は、ブラケット60の作業用孔部63を介してアンテナ2の取付を行うことができる。
【0032】
以下、本発明の実施の形態に係る車両天井部の部品取付構造Aを構成する各構成要素について、図4〜8を参照して説明する。
図4は、図3に示したルーフコンプ5の分解斜視図である。上述したように、ルーフコンプ5はフレームコンプ7とルーフパネル10とからなり、またフレームコンプ7はフレーム40、リンフォース50及びブラケット60を互いに溶接固定してなる。本発明の実施の形態では、これら各部材40、50、60を溶接して(図3参照)剛性を向上させることで、フレームコンプ7とルーフパネル10を溶接する際、ルーフパネル10の座面12上のアンテナ2組付用孔13の位置と、リンフォース50のアンテナ2組付用孔53の位置とが互いに外れるというような精度上の問題が発生することを回避する。尚、フレームコンプ7とルーフパネル10は車両幅方向に沿って、ルーフパネル10のフランジ11(図4のハッチ部参照)とフレーム40の前方フランジ41(図4のハッチ部参照)とを溶接することにより固定される。ただし、フランジ11と41は、例えばボルト締め、リベット結合等、溶接以外の方法によって固定されてもよい。尚、車両幅方向中央部では、ルーフパネル10のフランジ11はリンフォース50のフランジ51と固定される。
【0033】
図5は、フレーム40、リンフォース50及びブラケット60を互いに溶接することにより構成されるフレームコンプ7のさらなる分解斜視図である。図示するように、リンフォース50のフランジ(溶接面)51(図5の斜め方向のハッチ部参照)とフレーム40の前方フランジ41(図5の斜め方向のハッチ部参照)とを溶接し、またリンフォース50の組付面52a(図5の縦方向のハッチ部参照)とフレーム40の後方フランジ42(図5の縦方向のハッチ部参照)を溶接固定する。さらに、ブラケット60の前方フランジ61(図5の二重ハッチ部参照)とフレーム40の組付面43(図5の二重ハッチ部参照)を溶接するとともに、ブラケット60の後方フランジ62(図5の横方向ハッチ部参照)とリンフォース50の組付面52b(図5の横方向ハッチ部参照)とを溶接固定する。この際、各組付面(フランジ)の形状41、42、43、51、52a、52b、61、62を水平面状に形成して、安定して組付けるのが好ましい。しかしながら、これら組付面に互いに噛合する係合部(図示せず)を形成して、組付性をより向上させてもよい。
【0034】
このようにして、図5に示すように、ブラケット60は本体中央付近を下方に突出させて、この周囲の前方フランジ61からフレーム40と固定するとともに後方フランジ62からリンフォース50と固定する。尚、図5に示した実施の形態では後方フランジ62は外側に屈曲するが、しかし内側に向けて屈曲してもよい。また、フランジ61、62の形状は図示した形状に限定されず、さらにこれらの数は3つに限定されない。そして、ブラケット60は底面に作業用孔部(隙間)63を形成するとともに、この作業用孔部63をリンフォース50に設けるアンテナ2組付用孔部53と対面させる。故に、本発明に係る実施の形態では作業者がアンテナ2の組付け時にブラケット60が作業のさまたげとなることがないため、アンテナ2の組付後にブラケット60を取付けるといった作業工程を削減する。また、アンテナ2の取付け前にフレームコンプ7の作業工程を削減する。加えて、アンテナ2の取付け前に、フレームコンプ7の一部としてブラケット60を溶接しておくことができるため、従来のようにブラケット90の取付用ねじ91(図10参照)等の部品点数の増加を抑えることができる。また、ブラケット60はリンフォース50に溶接するため、フレームコンプ7の剛性が増し、故にブラケット60に取付けるルームミラー3が走行中に揺動したりするのを防ぐことができ、使用者側に与えるルームミラー3の剛性の印象を向上することができる。尚、作業用孔部63の形状は図5に示した形状に限定されない。ただし、作業用孔部63の大きさは、この孔部63を介して手動的または機械的にアンテナのナット23をねじ22から着脱させることを可能にする(図2参照)。
【0035】
図6は、ルーフライニング70とプレート80からなるルーフライニングコンプ6の分解斜視図である。図示されるように、ルーフライニングコンプ6は、ルーフライニング70の孔部(隙間)73上方にプレート80の孔部(隙間)83を重なるようにして、ルーフライニング70とプレート80とを互いに組付けて構成される。ただし、ルーフライニング70とプレート80は溶接を含む任意の手段によって固定されてよい。
この際、ルーフライニング70は、図5に示すブラケット60の作業用孔部63と孔部73とを重ね合わせるようにして、プレート80を介してブラケット60と組み付けられる。また、このルーフライニング70上に、図2に示すようにルームミラー3の取付部30の裏側に設けるリブ34を当接させる。このようにして、プレート80をルーフライニング70上に組付けることで、ブラケット60の底部に作業用孔63を設けることによる、ルームミラー3の取付面積の不足を補う。尚、プレート80にルームミラー3の留め具33を内部に通す孔部82を設けて、留め具33をルームミラー3及びプレート80を貫通させ、ブラケット60に設けたナット又はこの他の固定具64に取り付けることにより、ブラケット60に対してルームミラー3を位置決め固定させる。
【0036】
このようにして、ブラケット60、ルーフライニング70及びプレート80に形成した孔部(隙間)63、73及び83をアンテナ2のねじ23の下方に配置させて、これら孔63、73をアンテナ2組付用のサービスホールとして機能させる。
従って、ルームミラー3を取外すだけで、ルーフライニングコンプ6を取外すことなく、組付作業者はブラケットの孔部63から手を入れて、アンテナ2のメンテナンスを行うことが可能になる。
故に、本発明に係る実施の形態では、従来の技術と比較してアンテナ2のメンテナンスを格段に容易にする。
【0037】
本発明の実施の形態に係る車両天井部の部品取付構造Aは基本的には以上のように構成されるが、本発明に係る他の実施の形態では、図7に示すように、プレート80をルーフライニング70と別体に用意して、アンテナ2を組付けた後のブラケット60に対して固定してもよい。また、このブラケット60とプレート80との固定方法は任意であって、例えばねじを用いた締付け固定を行ってもよく、またはブラケット60とプレート80の少なくともいずれか一方に互いに係止させる係止部(引っ掛け部)を設けてもよい。
【0038】
そして、本発明に係るさらなる実施の形態では、図8に示すように、フレーム40’とブラケット60’とを一体形成する。即ち、図5に示したブラケット60の脚部65に設けたフランジ(溶接面)62と作業用孔部63とをそれぞれ、図8に示すように、フレーム40’の一部62’、63’として構成する。この場合、フレーム40’とリンフォース50’とを互いに溶接固定してフレームコンプ7’を形成する。具体的には、図8のハッチ部に示すように、リンフォース50’の前方フランジ51’とフレーム40’の前方フランジ41’とを互いに溶接固定し、またリンフォース50’の後方フランジ52’とフレーム40’の後方フランジ62’とを互いに溶接固定する。
このように、本発明の実施の形態に係る車両天井部の部品取付構造Aをより少ない部材から構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成された車両天井部の部品取付構造であるから、請求項1に記載した発明によれば、アンテナを取付けるリンフォースをルーフパネルとフレームの形成する閉断面部とブラケットで支持することで、片持ち支持にならずに、アンテナの取付強度を確保することが可能となる。さらに、ブラケットを閉断面部とリンフォースの双方から支持するため片持ちにならず、ブラケットに振動が伝播する際にもブラケットに生じる揺動を抑え、ルームミラーを安定して固定することが可能となる。
【0040】
請求項2に記載した発明によれば、上記効果に加え、リンフォースを閉断面部の前端部と後端部の双方から支持するため、閉断面部に振動が伝播する際にもリンフォースは揺動を微小にとどめることができ、従ってアンテナを付設する際に、ルーフパネルとリンフォースの双方に設けるアンテナ組付用の孔部の組付寸法精度を向上することが可能となる。
【0041】
請求項3に記載した発明によれば、請求項2に記載の発明の奏する効果に加え、車両天井部の前方側という取付作業が比較的困難な場所において、フレームの後端部形状に合わせてリンフォースの組付面を配置することで、フレームとリンフォースとの位置合わせを容易に行うことが可能となる。
【0042】
請求項4に記載した発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の奏する効果に加え、ルーフパネル上に座面を形成することで比較的厚さの薄いルーフパネルの剛性を向上させて、アンテナを組付けた際にルーフパネルの取付部に加わる押圧力からルーフパネルに変形が生じることを防ぐことが可能となる。
【0043】
請求項5に記載した発明によれば、請求項4に記載の発明の奏する効果に加え、アンテナを取付部からルーフパネル上に付設する際に、ルーフパネル上に設けた座面を外部に露出することを防ぐことができ、従って座面を形成したことによって、車両天井部の美的外観が損なれることを防ぐことが可能となる。
【0044】
請求項6に記載した発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の奏する効果に加え、ルームミラーを安定して固定することができ、さらに、ルームミラーの取付けブラケットを、アンテナのルーフパネルへの取付け位置と上下方向で相対させたので、アンテナの取付作業を向上することが可能となる。
【0045】
請求項7に記載した発明によれば、請求項6に記載の発明の奏する効果に加え、アンテナの取付作業者は前記ブラケットの作業用孔部を介して、アンテナの取付を行うことができ、アンテナの取付作業を簡略化することが可能となる。
【0046】
請求項8に記載した発明によれば、請求項7に記載の発明の奏する効果に加え、アンテナのメンテナンスを行う際に、ルームミラーを取外すだけで、ブラケットに設けた作業用の孔部からアンテナの取付部の取付作業を行うことが可能になり、従ってルーフライニングを外さずにアンテナのメンテナンス作業を行うことができ、従来のメンテナンス作業工程を大幅に簡略化することが可能となる。
【0047】
請求項9に記載した発明によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の発明の奏する効果に加え、ルームミラーの防振用部材をフロントガラスに当接させる従来の構成と比較して、ルームミラーをフロントガラスから離れたルーフライニングに設けた座面に位置するように配置したため、例えばフロントシートがフロントガラスから離れた位置にある場合でも、ルームミラーの取付位置の自由度を確保することが可能となる。
【0048】
請求項10に記載した発明によれば、請求項9に記載の発明の奏する効果に加え、防振用部材が直接ルーフライニングに接触することがないため、従来、ルーフライニングが防振用部材と接触することでルーフライニングが汚れるような外観上の問題が生じることを回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両天井部の部品取付構造を備える車両の斜視図である。
【図2】図1に示した部品取付構造のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図2に示した部品取付構造の分解斜視図である。
【図4】ルーフコンプの分解斜視図である
【図5】フレームコンプの分解斜視図である
【図6】ルーフライニングコンプの分解斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係るブラケットとプレートの取付構造を示す斜視図である。
【図8】本発明のさらなる実施の形態に係るフレームコンプの分解斜視図である
【図9】従来の技術に係るアンテナの取付構造を示す斜視図である。
【図10】従来の技術に係るルームミラーの取付構造を示す斜視図である。
【図11】従来の技術に係る部品取付構造を示す断面図である。
【図12】振動が伝播した際のフレームの揺動を示す図である。
【符号の説明】
A 車両天井部の部品取付構造
1 車両
2 アンテナ
3 ルームミラー
4 ルーフ
5 ルーフコンプ
6 ルーフライニングコンプ
7 フレームコンプ
10 ルーフパネル
20 アンテナ取付部
30 ルームミラー取付部
32 防振用部材
40 フレーム
50 リンフォース
60 ブラケット
70 ルーフライニング
80 プレート
Claims (10)
- ルームミラーを備えた車両天井部の部品取付構造において、ルーフパネルの前端部と閉断面部を形成するようにフレームを車両幅方向に延設し、前記閉断面部に固定したリンフォースにアンテナを取付け、かつ、一端を前記閉断面部に固定し他端を前記リンフォースに固定するブラケットに前記ルームミラーを取付けたことを特徴とする車両天井部の部品取付構造。
- 前記リンフォースは前記閉断面部の前端部から後端部を越えて後方まで延びることを特徴とする請求項1に記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記フレームの後端部形状に合わせて前記リンフォースに組付面を形成することを特徴とする請求項2に記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記ルーフパネルにアンテナ取付用の座面を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記アンテナの前記ルーフパネルへの取付部の外周縁部は、前記座面を覆って前記ルーフパネル上に当接することを特徴とする請求項4に記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記ルームミラーを取付ける前記リンフォースに固定されたブラケットは、前記アンテナの前記ルーフパネルへの取付け位置と上下方向で相対することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記ブラケットに作業用孔部を設け、かつ該作業用孔部と対面して前記アンテナ組付用孔部を前記リンフォースに設けることを特徴とする請求項6に記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記ブラケットの作業用孔部に対面してルーフライニングの孔部を設けることを特徴とする請求項7に記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記ルームミラーの防振用部材を前記ルーフライニングに設けた座面に位置するように配置したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の車両天井部の部品取付構造。
- 前記ルームミラーの防振用部材を前記ルーフライニングの固定用部材に当接させることを特徴とする請求項9に記載の車両天井部の部品取付構造。
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