JP7375956B2 - 車両用ルーフ構造 - Google Patents
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Description
車両用ルーフ構造RMについて説明する前に、まず図1に示す車両2のルーフ3の概要について説明する。車両2のルーフ3には、前後に長い角形のルーフパネル4と、その車幅方向両側で前後方向に延びるルーフサイドレール5a,5bと、車幅方向に延びる複数のルーフリインフォース7~9とが設けられている。ここでルーフパネル4は、後方に向かうにつれて緩やかに上方に湾曲しており、その車幅方向両側の端縁はルーフサイドレール5a,5bに固定されている。また各ルーフサイドレール5a,5bは、車体6を構成する前後左右、及び中央部分の支柱であるピラー(6a,6b,6c)によって支持されている(図1では、便宜上、車両左側のピラーのみ図示する)。各ルーフサイドレール5a,5bは、図示しないインナパネルとアウタパネルとが、それぞれの左右のフランジで固定されることで中空の閉じ断面に形成される。そして各ルーフサイドレール5a,5bの車両内側のフランジ側に、ルーフパネル4の車幅方向端部が重ねられて固定されている。なおルーフパネル4の前端部と左右の前部側のピラー6aとによって囲まれた範囲にはフロントガラスFGがセットされている。
そして車両用ルーフ構造RMは、図2及び図3に示すように、上述したルーフパネル4と、前端ルーフリインフォース7とを備えている。また前端ルーフリインフォース7には、後述するように、左右の一般部位10,12と、左右の低剛性部位11,13と、高剛性部位14(繋ぎ部材20)とが設けられている。そして上記構成の車両用ルーフ構造RMでは、車両2の重量増加を極力回避しつつ、ルーフ3が車体の振動と共振しないように配慮すべきである。そこで本実施例では、後述する高剛性部位14(繋ぎ部材20)及び低剛性部位11,13によって、車両の重量増加を抑えつつ、ルーフ3の共振を抑制することとした。以下、車両用ルーフ構造RMの各構成について詳述する。
図2に示す前端ルーフリインフォース7には、その延びる方向(車幅方向)において、繋ぎ部材20の設けられていない左右の一般部位10,12と、繋ぎ部材20の設けられている高剛性部位14とが形成されている。ここで左右の一般部位10,12は概ね同一の基本構成を有しているため、右側の一般部位10を一例にその詳細を説明する。図2~図4に示す右側の一般部位10は、縦断面略U字形の溝状に形成され、下側を臨む底壁部70と、この底壁部70から上方に立ち上がる前後の縦壁部71,72とを有している。この前後の縦壁部71,72の各上端縁は、前端ルーフリインフォース7の溝開口部分の両端縁を構成している。なお後側の縦壁部72の上下の長さ寸法L1は、前側の縦壁部の長さ寸法L0よりも大きくなっている。
また図2及び図3に示す前端ルーフリインフォース7には、その左右の一般部位10,12の間に、繋ぎ部材20の設けられた高剛性部位14が形成されている。ここで繋ぎ部材20は、上面視で概ね角形に形成されたパネル状の部材であり、その車幅方向の寸法は、各一般部位10,12及び高剛性部位14の寸法等を考慮して前端ルーフリインフォース7よりも短くなるように設定される。そして高剛性部位14を構成する前端ルーフリインフォース7は、図5に示すように、左右の一般部位と同様に縦断面略U字形の溝状に形成されて、前後のフランジ部73,74が設けられている。また繋ぎ部材20は、前後のフランジ部73,74間に架け渡されて固定されている。すなわち繋ぎ部材20は、その一段低い前端部21が、図3に示すように、前端ルーフリインフォース7の前側のフランジ部73に重ねられてスポット溶接で固定されている(図3では、スポット溶接時の打点となる箇所にXを付す)。なお前側のフランジ部73には、前端部21のスポット溶接箇所となる凹部位730が設けられており、この凹部位730は、繋ぎ部材20の前端部21を重ねられるように一段低くなっている。また同様に繋ぎ部材20の後端部22も、前端ルーフリインフォース7の後側のフランジ部74に重ねられて固定されている。こうして高剛性部位14は、図5に示すように前後のフランジ部73,74間に架け渡された繋ぎ部材20と前端ルーフリインフォース7とが閉断面を構成することで、左右の一般部位10,12に比して高剛性となっている。
ここで繋ぎ部材20には、図3及び図5に示すようにビード状の凸部23が設けられていることで、前端ルーフリインフォース7の延びる方向(車幅方向)における剛性が確保されている。この凸部23は、繋ぎ部材20の後端部22の前側を一段高くなるように変形させることで形成され、繋ぎ部材20を横断するように車幅方向に延設されている。そして凸部23がビード状に作用することで、繋ぎ部材20の車幅方向における曲げ剛性が確保されている。また繋ぎ部材20には、その凸部23の前側に、前後方向に延びるビード状の前後凸部24a,24b,24cが形成されている。これら各前後凸部24a~24cは、車幅方向に適宜の間隔をあけて形成され、それぞれ凸部23から前端部21に向かって直線的に延びている。そして各前後凸部24a~24cがビード状に作用することで、繋ぎ部材20の前後方向における剛性が向上している。
また図2及び図3に示す前端ルーフリインフォース7には、左右の一般部位10(12)の高剛性部位14側の端部に、各々、高剛性部位14の上下の振動を許容するための低剛性部位11(13)が設けられている。ここで右側の一般部位10と左側の一般部位12には、左右対称となっている以外は同一の構成の低剛性部位11,13が形成されている。例えば右側の一般部位10は、その高剛性部位14側となる左側の端部に、右側の低剛性部位11が形成されている。この右側の低剛性部位11は、図6に示すように縦断面略U字形の溝状に形成されており、その前部側は、その他の一般部位部分と同一構成(底壁部70、前側の縦壁部71、前側のフランジ部73)を備えている。
図1及び図2に示す車両2では、車両2のNV性能(静粛性等)の確保の観点から、ルーフ3が車体6の振動と共振し難いように構成されることが望ましい。そこで図2及び図3に示す車両用ルーフ構造RMでは、前端ルーフリインフォース7の延びる方向に、繋ぎ部材20が設けられた高剛性部位14と、繋ぎ部材20の設けられていない各一般部位10,12とが形成されている。そして各一般部位10(12)の高剛性部位14側の端部には、その他の一般部位部分よりも低剛性とされた低剛性部位11(13)が設けられている。上記構成によると、高剛性部位14は、繋ぎ部材20が錘の役割を担うため、左右の一般部位10(12)に比して高質量となっている。そのうえで各一般部位10(12)に低剛性部位11(13)を設けることにより、相対的に高質量の高剛性部位14を、一般部位10(12)に対して上下に振動させることが可能となる。
本実施形態の車両用ルーフ構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、高剛性部位(繋ぎ部材)の構成を例示したが、高剛性部位の構成を限定する趣旨ではない。例えば高剛性部位は、閉断面状に形成されておればよく、繋ぎ部材は、パネル状(板状)の部材のほか、複数の柱状やワイヤ状の部材で形成することができる。またパネル状の繋ぎ部材には、ビード状の凸部と前後凸部のいずれかを設けることができ、各凸部を格子状につなげることもでき、各凸部を省略することもできる。また各凸部は、繋ぎ部材の一部を盛り上げたり、縦板などの別部材で形成したりすることもできる。また繋ぎ部材の固定手法として、スポット溶接等の溶接手法(差厚結合を含む)や締結等の各種手法を採用できる。
Claims (4)
- ルーフパネルと、前記ルーフパネルの下面で車幅方向に延びるルーフリインフォースとを備え、前記ルーフリインフォースは、断面U字形の溝状に形成されているとともに、溝開口部分の両端縁にフランジ部がそれぞれ形成されている車両用ルーフ構造において、
前記ルーフリインフォースのフランジ部間に架け渡されて固定された繋ぎ部材が設けられることで、前記ルーフリインフォースの延びる方向に、前記繋ぎ部材が設けられた高剛性部位と、前記繋ぎ部材の設けられていない一般部位とが形成されており、
前記ルーフリインフォースの延びる方向において、前記一般部位の高剛性部位側の端部には、その他の一般部位部分よりも低剛性とされた低剛性部位が設けられており、
車両高さ方向において、前記低剛性部位を構成するルーフリインフォースのフランジ部は、その他の一般部位部分を構成するルーフリインフォースのフランジ部よりも低い位置に配置されている車両用ルーフ構造。 - 前記高剛性部位において、前記繋ぎ部材の単位面積当たりの質量は、前記ルーフリインフォースの単位面積当たりの質量よりも大きくされている請求項1に記載の車両用ルーフ構造。
- (削除)
- パネル状の前記繋ぎ部材には、前記ルーフリインフォースの延びる方向にビード状の凸部が設けられている請求項1又は2に記載の車両用ルーフ構造。
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