JP4037348B2 - 金型アダプター及び射出成形方法 - Google Patents
金型アダプター及び射出成形方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4037348B2 JP4037348B2 JP2003354508A JP2003354508A JP4037348B2 JP 4037348 B2 JP4037348 B2 JP 4037348B2 JP 2003354508 A JP2003354508 A JP 2003354508A JP 2003354508 A JP2003354508 A JP 2003354508A JP 4037348 B2 JP4037348 B2 JP 4037348B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten resin
- valve pin
- mold
- molten
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
(A)ノズルヘッド部を備えた射出用シリンダー、並びに、
(B)溶融樹脂導入部と、ゲート部と、該溶融樹脂導入部と該ゲート部とを結ぶ溶融樹脂流路とを備えた固定金型部、及び、可動金型部から成り、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティを備えた金型組立体、
から構成された射出成形装置において使用される金型アダプターである。
(C−1)射出用シリンダーのノズルヘッド部に連通する溶融樹脂受入部、固定金型部の溶融樹脂導入部に連通する溶融樹脂排出部、及び、該溶融樹脂受入部と該溶融樹脂排出部とを結ぶ溶融樹脂流路、
(C−2)溶融樹脂排出部を開閉するために溶融樹脂流路内に配置され、加圧流体導入部を有する溶融樹脂排出部開閉手段、並びに、
(C−3)溶融樹脂流路を加熱するための加熱手段、
を備えていることを特徴とする。
(A)ノズルヘッド部を備えた射出用シリンダー、
(B)溶融樹脂導入部と、ゲート部と、該溶融樹脂導入部と該ゲート部とを結ぶ溶融樹脂流路とを備えた固定金型部、及び、可動金型部から成り、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティを備えた金型組立体、並びに、
(C)金型アダプター、
から構成され、
該金型アダプターは、
(C−1)射出用シリンダーのノズルヘッド部に連通した溶融樹脂受入部、固定金型部の溶融樹脂導入部に連通した溶融樹脂排出部、及び、該溶融樹脂受入部と該溶融樹脂排出部とを結ぶ溶融樹脂流路、
(C−2)溶融樹脂排出部を開閉するために溶融樹脂流路内に配置され、加圧流体導入部を有する溶融樹脂排出部開閉手段、並びに、
(C−3)溶融樹脂流路を加熱するための加熱手段、
を備えている射出成形装置を用いた射出成形方法である。
(a)固定金型部と可動金型部を型締めし、更には、金型アダプターにおいて、加熱手段によって溶融樹脂流路を加熱した状態とし、且つ、溶融樹脂排出部開閉手段によって溶融樹脂排出部を開状態としておき、射出用シリンダーで溶融、可塑化させた溶融熱可塑性樹脂を、ノズルヘッド部、金型アダプターにおける溶融樹脂受入部、溶融樹脂流路及び溶融樹脂排出部、並びに、固定金型部における溶融樹脂導入部、溶融樹脂流路及びゲート部を介して、キャビティ内に射出する工程と、
(b)溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出中、射出完了と同時、あるいは、射出完了後、加圧流体導入部から、固定金型部における溶融樹脂導入部、溶融樹脂流路及びゲート部を介して、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の内部に加圧流体を導入し、以て、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の内部に中空部を形成し、且つ、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出完了と同時あるいは射出完了後、溶融樹脂排出部開閉手段によって溶融樹脂排出部を閉状態とする工程と、
(c)キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させた後、中空部内の加圧流体を加圧流体導入部を経由して排出し、その後、固定金型部と可動金型部とを型開きし、成形品を取り出す工程、
を具備することを特徴とする。
溶融樹脂排出部開閉手段は、バルブピン、及び、バルブピン駆動手段から成り、
バルブピンの内部には、その軸線に沿って孔部が設けられており、
バルブピンの先端において開口した該孔部が、加圧流体導入部を構成しており、
バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを前進端に位置させ、バルブピンの先端部分を溶融樹脂排出部に侵入させることで、溶融樹脂排出部は閉じられ、バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを後進端に位置させ、バルブピンの先端部分を溶融樹脂排出部から引き抜くことで、溶融樹脂排出部は開かれる構成とすることが好ましい。尚、孔部は、全体で、加圧流体流路としての機能を果たす。
先ず、固定金型部21と可動金型部25を型締めし、更には、金型アダプター30において、加熱手段37によって溶融樹脂流路32を加熱した状態とし、且つ、溶融樹脂排出部開閉手段34であるバルブピン35によって溶融樹脂排出部33を開状態としておく(図5参照)。具体的には、図示しないバルブピン駆動手段の作動によってバルブピン35を後進端に位置させ、バルブピン35の先端部分を溶融樹脂排出部33から引き抜くことで、溶融樹脂排出部33を開かれた状態とした。尚、実施例1においては、[工程−100]〜[工程−120]の間、更には、次の成形サイクルに至るまで、溶融樹脂流路32の溶融熱可塑性樹脂の温度が280゜Cとなるように、加熱手段37によって溶融樹脂流路32を加熱し続けた。
溶融熱可塑性樹脂40のキャビティ26内への射出完了と同時に(具体的には、溶融熱可塑性樹脂の射出開始から3.0秒後に)、溶融樹脂排出部開閉手段34によって溶融樹脂排出部を閉状態とした。具体的には、図示しないバルブピン駆動手段の作動によってバルブピン35を前進端に位置させ、バルブピン35の先端部分を溶融樹脂排出部33に侵入させることで、溶融樹脂排出部33を閉じた状態とした(図7参照)。
溶融熱可塑性樹脂の射出開始から60秒が経過するまで、キャビティ26内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させた後、中空部41内への加圧流体の導入を中止し、中空部41内の加圧流体を、固定金型部21におけるゲート部24、溶融樹脂流路23及び溶融樹脂導入部22、並びに、加圧流体導入部である孔部36を経由して大気中に排出した。その後、固定金型部21と可動金型部25とを型開きし、成形品を取り出した。
Claims (11)
- (A)ノズルヘッド部を備えた射出用シリンダー、並びに、
(B)溶融樹脂導入部と、ゲート部と、該溶融樹脂導入部と該ゲート部とを結ぶ溶融樹脂流路とを備えた固定金型部、及び、可動金型部から成り、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティを備えた金型組立体、
から構成された射出成形装置において使用される金型アダプターであって、
(C−1)射出用シリンダーのノズルヘッド部に連通する溶融樹脂受入部、固定金型部の溶融樹脂導入部に連通する溶融樹脂排出部、及び、該溶融樹脂受入部と該溶融樹脂排出部とを結ぶ溶融樹脂流路、
(C−2)溶融樹脂排出部を開閉するために溶融樹脂流路内に配置され、加圧流体導入部を有する溶融樹脂排出部開閉手段、並びに、
(C−3)溶融樹脂流路を加熱するための加熱手段、
を備えていることを特徴とする金型アダプター。 - 射出成形装置に備えられた固定金型部取付板と固定金型部との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の金型アダプター。
- 溶融樹脂排出部開閉手段は、バルブピン、及び、バルブピン駆動手段から成り、
バルブピンの内部には、その軸線に沿って孔部が設けられており、
バルブピンの先端において開口した該孔部が、加圧流体導入部を構成しており、
バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを前進端に位置させ、バルブピンの先端部分を溶融樹脂排出部に侵入させることで、溶融樹脂排出部は閉じられ、バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを後進端に位置させ、バルブピンの先端部分を溶融樹脂排出部から引き抜くことで、溶融樹脂排出部は開かれることを特徴とする請求項1に記載の金型アダプター。 - バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを前進端に位置させたとき、バルブピンの先端部分と溶融樹脂排出部との間には隙間が存在することを特徴とする請求項3に記載の金型アダプター。
- 前記隙間は0.01mm乃至0.5mmであることを特徴とする請求項4に記載の金型アダプター。
- (A)ノズルヘッド部を備えた射出用シリンダー、
(B)溶融樹脂導入部と、ゲート部と、該溶融樹脂導入部と該ゲート部とを結ぶ溶融樹脂流路とを備えた固定金型部、及び、可動金型部から成り、固定金型部と可動金型部とを型締めすることによって形成されるキャビティを備えた金型組立体、並びに、
(C)金型アダプター、
から構成され、
該金型アダプターは、
(C−1)射出用シリンダーのノズルヘッド部に連通した溶融樹脂受入部、固定金型部の溶融樹脂導入部に連通した溶融樹脂排出部、及び、該溶融樹脂受入部と該溶融樹脂排出部とを結ぶ溶融樹脂流路、
(C−2)溶融樹脂排出部を開閉するために溶融樹脂流路内に配置され、加圧流体導入部を有する溶融樹脂排出部開閉手段、並びに、
(C−3)溶融樹脂流路を加熱するための加熱手段、
を備えている射出成形装置を用いた射出成形方法であって、
(a)固定金型部と可動金型部を型締めし、更には、金型アダプターにおいて、加熱手段によって溶融樹脂流路を加熱した状態とし、且つ、溶融樹脂排出部開閉手段によって溶融樹脂排出部を開状態としておき、射出用シリンダーで溶融、可塑化させた溶融熱可塑性樹脂を、ノズルヘッド部、金型アダプターにおける溶融樹脂受入部、溶融樹脂流路及び溶融樹脂排出部、並びに、固定金型部における溶融樹脂導入部、溶融樹脂流路及びゲート部を介して、キャビティ内に射出する工程と、
(b)溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出中、射出完了と同時、あるいは、射出完了後、加圧流体導入部から、固定金型部における溶融樹脂導入部、溶融樹脂流路及びゲート部を介して、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の内部に加圧流体を導入し、以て、キャビティ内に射出された溶融熱可塑性樹脂の内部に中空部を形成し、且つ、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出完了と同時あるいは射出完了後、溶融樹脂排出部開閉手段によって溶融樹脂排出部を閉状態とする工程と、
(c)キャビティ内の熱可塑性樹脂を冷却、固化させた後、中空部内の加圧流体を加圧流体導入部を経由して排出し、その後、固定金型部と可動金型部とを型開きし、成形品を取り出す工程、
を具備することを特徴とする射出成形方法。 - 前記工程(b)において、溶融熱可塑性樹脂のキャビティ内への射出完了と同時あるいは射出完了後、溶融樹脂排出部開閉手段によって溶融樹脂排出部を閉状態にすると同時に、あるいは閉状態とした後、溶融樹脂排出部近傍の溶融熱可塑性樹脂の温度を低下させ、固化させることを特徴とする請求項6に記載の射出成形方法。
- 金型アダプターは、射出成形装置に備えられた固定金型部取付板と固定金型部との間に配置されていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の射出成形方法。
- 溶融樹脂排出部開閉手段は、バルブピン、及び、バルブピン駆動手段から成り、
バルブピンの内部には、その軸線に沿って孔部が設けられており、
バルブピンの先端において開口した該孔部が、加圧流体導入部を構成しており、
バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを前進端に位置させ、バルブピンの先端部分を溶融樹脂排出部に侵入させることで、溶融樹脂排出部は閉じられ、バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを後進端に位置させ、バルブピンの先端部分を溶融樹脂排出部から引き抜くことで、溶融樹脂排出部は開かれることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の射出成形方法。 - バルブピン駆動手段の作動によってバルブピンを前進端に位置させたとき、バルブピンの先端部分と溶融樹脂排出部との間には隙間が存在することを特徴とする請求項9に記載の射出成形方法。
- 前記隙間は0.01mm乃至0.5mmであることを特徴とする請求項10に記載の射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354508A JP4037348B2 (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 金型アダプター及び射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354508A JP4037348B2 (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 金型アダプター及び射出成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005119054A JP2005119054A (ja) | 2005-05-12 |
JP4037348B2 true JP4037348B2 (ja) | 2008-01-23 |
Family
ID=34612400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003354508A Expired - Fee Related JP4037348B2 (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 金型アダプター及び射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4037348B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6264907B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2018-01-24 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 有底筒状形状を有する射出成形品及び成形方法 |
-
2003
- 2003-10-15 JP JP2003354508A patent/JP4037348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005119054A (ja) | 2005-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4839728B2 (ja) | 熱可塑性樹脂の多層成形方法、及び多層成形装置 | |
JP4079486B2 (ja) | 成形品の製造方法及び同方法により製造された成形品 | |
JP5303363B2 (ja) | 中空部を有する成形品の射出成形方法及び金型組立体 | |
JP2007054994A (ja) | 熱可塑性樹脂の射出発泡成形方法及び射出発泡成形装置 | |
JP4073854B2 (ja) | 中空部を有する成形品の射出成形方法 | |
JP4037348B2 (ja) | 金型アダプター及び射出成形方法 | |
JP6835502B2 (ja) | 射出成形方法 | |
JP4136904B2 (ja) | 射出発泡成形方法 | |
JP6411089B2 (ja) | 射出成形方法、加圧流体導入装置及び金型組立体 | |
JPH11179750A (ja) | ガス併用射出成形法 | |
US20200086537A1 (en) | Injection mold for producing injection-molded components, and method for producing injection-molded components | |
JP7048869B2 (ja) | 金型組立体、及び、中空部を有する成形品の射出成形方法 | |
JP4429153B2 (ja) | 射出成形品の成形方法 | |
KR20060063956A (ko) | 성형방법, 성형용 금형, 성형품 및 성형기 | |
JP4974696B2 (ja) | 中空部を有する成形品の射出成形方法 | |
JP3808011B2 (ja) | 中実部及び中空部を有する成形品の射出成形方法及び金型組立体 | |
JP6657280B2 (ja) | 中空成形品の成形方法および成形装置 | |
JP5466515B2 (ja) | 金型組立体及び射出成形方法 | |
JP3966837B2 (ja) | 加圧ガス導入装置、及び、中空部を有する成形品の射出成形方法 | |
JP2005066823A (ja) | ガス注入ピン及び中空成形用金型 | |
JP4770334B2 (ja) | 熱可塑性樹脂の多層成形方法 | |
JP4330485B2 (ja) | 射出発泡成形方法 | |
JPH10100185A (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂軽量成形品の製造法及び金型 | |
JPH1190953A (ja) | 中空部含有樹脂成形品の射出成形方法および成形装置 | |
JP2004034491A (ja) | 成形品の射出成形方法及び金型組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |