JP3966837B2 - 加圧ガス導入装置、及び、中空部を有する成形品の射出成形方法 - Google Patents
加圧ガス導入装置、及び、中空部を有する成形品の射出成形方法 Download PDFInfo
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(1−1)シリンダーの容積は一定である。それ故、成形品の中空部の容積が大きい場合、最大ガス量を計量したとしても、所望の中空部の形成に必要とされるガス圧力を発生することができない場合がある。このような場合、品質良好なる成形品を得ることができない。
(1−2)溶融樹脂内に導入すべきガス量が多い場合、計量時、シリンダーに供給すべきガスの圧力を高める必要がある。しかしながら、多くの場合、ガス源としてガスボンベを使用するので、ガスボンベの消費効率が悪化する。即ち、ガスボンベの圧力が低下した場合には、それ以上ガスボンベを使用することができない。
(1−3)成形品に形成すべき中空部の容積が大きい場合、シリンダーの容積を大きくし、溶融樹脂内へ導入すべきガス量を多くする必要がある。それ故、中空部の容積に依存して、異なる能力のガス圧縮装置を用意しなければならないことがある。
(1−4)成形品に形成すべき中空部の容積が小さい場合、計量したガスの一部が無駄になり、経済性を悪化させる。
(1−5)1回の圧縮工程でガスを昇圧するため、圧縮比が大きくなる。従って、ピストン径、シリンダー内径、ピストンストロークを、1回の射出成形に必要な大きさに設計する必要がある。その結果、ガス圧縮装置の大型化をもたらし、高圧ガスのシール構造が複雑になり、しかも、ガス圧縮装置の製作費が高額になる。また、ピストンを作動させるための消費するエネルギーが大きい。
(2−1)圧力容器内のガスの圧力を、キャビティ内の溶融樹脂に負荷するガスの圧力より高圧にする必要があるため、エネルギー効率が悪い。
(2−2)圧力容器内のガス圧力が常時高圧に保持されるため、圧力容器の爆発の危険性がある。
(2−3)キャビティ内の溶融樹脂内へガスを導入した後、形成された中空部からガスが外部に漏れ出した場合、圧力容器内の大量のガスが金型周辺に漂い、作業員への危険が危惧される。また、ガスインジェクション法では、通常、ガスとして窒素ガスが用いられる。それ故、作業雰囲気の窒素ガス濃度が急激に上昇した場合、作業員に対し酸欠状態を引き起こす危険性がある。
(2−4)安定して、一定量のガスをキャビティ内の溶融樹脂中に導入することが、困難な場合が多い。
(A)加圧ガス供給源と、
(B)複数の計量タンクと、
(C)該加圧ガス供給源から各計量タンクに加圧ガスを供給するための第1加圧ガス供給路と、
(D)第1加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給弁と、
(E)各計量タンクから前記キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第2加圧ガス供給路と、
(F)各第2加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス排出制御弁、
から構成され、
成形品に中空部を形成するために必要とされる加圧ガス量に基づき計量タンクの組合せを決定し、かかる決定に基づき各第2加圧ガス供給路に配置された加圧ガス排出制御弁の開閉を制御することを特徴とする。
(A)加圧ガス供給源と、
(B)複数の計量タンクと、
(C)該加圧ガス供給源に接続された第1加圧ガス供給路と、
(D)該第1加圧ガス供給路の末端に接続され、該加圧ガス供給源から各計量タンクに加圧ガスを供給するための第2加圧ガス供給路と、
(E)該第1加圧ガス供給路の末端に接続され、該第2加圧ガス供給路と連通し、各計量タンクから前記キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第3加圧ガス供給路と、
(F)第1加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給弁と、
(G)各第2加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給・排出制御弁と、
(H)第3加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス排出弁、
から構成され、
成形品に中空部を形成するために必要とされる加圧ガス量に基づき計量タンクの組合せを決定し、かかる決定に基づき各第2加圧ガス供給路に配置された加圧ガス供給・排出制御弁の開閉を制御することを特徴とする。
(A)加圧ガス供給源と、
(B)複数の計量タンクと、
(C)該加圧ガス供給源から各計量タンクに加圧ガスを供給するための第1加圧ガス供給路と、
(D)第1加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給弁と、
(E)各計量タンクから前記キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第2加圧ガス供給路と、
(F)各第2加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス排出制御弁、
から構成された加圧ガス導入装置を使用し、
成形品に中空部を形成するために必要とされる加圧ガス量に基づき計量タンクの組合せを予め決定しておき、
加圧ガス排出制御弁を閉状態とし、加圧ガス供給弁を開状態として、該組合わされた各計量タンクに加圧ガスを供給した後、加圧ガス供給弁を閉状態とし、
金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出し、
前記決定に基づき各第2加圧ガス供給路に配置された加圧ガス排出制御弁を開状態として、該キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入して中空部を形成することを特徴とする。
(A)加圧ガス供給源と、
(B)複数の計量タンクと、
(C)該加圧ガス供給源に接続された第1加圧ガス供給路と、
(D)該第1加圧ガス供給路の末端に接続され、該加圧ガス供給源から各計量タンクに加圧ガスを供給するための第2加圧ガス供給路と、
(E)該第1加圧ガス供給路の末端に接続され、該第2加圧ガス供給路と連通し、各計量タンクから前記キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第3加圧ガス供給路と、
(F)第1加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給弁と、
(G)各第2加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給・排出制御弁と、
(H)第3加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス排出弁、
から構成された加圧ガス導入装置を使用し、
成形品に中空部を形成するために必要とされる加圧ガス量に基づき計量タンクの組合せを予め決定しておき、
加圧ガス排出弁を閉状態とし、加圧ガス供給・排出制御弁及び加圧ガス供給弁を開状態として、該組合わされた各計量タンクに加圧ガスを供給した後、加圧ガス供給・排出制御弁及び加圧ガス供給弁を閉状態とし、
金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出し、
前記決定に基づき各第2加圧ガス供給路に配置された加圧ガス供給・排出制御弁を開状態とし、且つ、加圧ガス排出弁を開状態として、該キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入して中空部を形成することを特徴とする。
(A)加圧ガス供給源10と、
(B)複数の計量タンク20A,20B,20Cと、
(C)加圧ガス供給源10から各計量タンク20A,20B,20Cに加圧ガス(具体的には、加圧窒素ガス)を供給するための第1加圧ガス供給路30と、
(D)第1加圧ガス供給路30の途中に配置された加圧ガス供給弁31A,31B,31Cと、
(E)各計量タンク20A,20B,20Cからキャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第2加圧ガス供給路32と、
(F)各第2加圧ガス供給路32の途中に配置された加圧ガス排出制御弁33A,33B,33C、
から構成されている。尚、実施例1にあっては、計量タンクの数を3個としたが、これに限定するものではない。
そして、図2の(A)に示すように、加圧ガス排出制御弁33A,33B,33Cを閉状態とし、加圧ガス供給弁31A,31Bを開状態として(計量タンク20は使用しないので、加圧ガス供給弁31Cは閉状態である)、組合わされた各計量タンク20A,20Bに加圧ガスを供給する。供給完了後、加圧ガス供給弁31A,31Bを閉状態とする(図2の(B)参照)。計量タンク20A,20B内の加圧ガス(加圧窒素ガス)の圧力を1×107Pa(100kgf/cm2)とした。
この状態で、金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出する。射出条件を、以下の表1に例示する。尚、樹脂として、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の変性ポリフェニレンエーテル樹脂(商品名:ユピエースAH40)を使用した。
樹脂温度:270゜C
金型温度:80゜C
射出時間:6.0秒
射出量 :約110cm3
溶融樹脂の射出完了と同時に、先の決定に基づき、各第2加圧ガス供給路32に配置された加圧ガス排出制御弁33A,33Bを開状態とする。尚、各加圧ガス排出制御弁33A,33Bを同時に開状態とする。この状態を、図3の(A)に示す。これによって、計量タンク20A,20Bに蓄えられていた加圧ガスが、第2加圧ガス供給路32及び加圧ガス導入ノズルを介して、キャビティ内の溶融樹脂内に導入され、中空部が形成される。
溶融樹脂の射出開始から30秒後に、各加圧ガス排出制御弁33A,33Bを閉状態とし(図3の(B)参照)、溶融樹脂の射出開始から35秒後に、中空部内の加圧ガスを大気中に放出し、溶融樹脂の射出開始から60秒後に、型開きして金型から成形品を取り出した。成形品には、所望の中空部が形成されていた。尚、中空部内の加圧ガスを大気中に放出するためには、例えば、加圧ガス導入ノズルを後退させて、キャビティ内の樹脂と加圧ガス導入ノズルとの間に隙間を設ければよい。
図8の(A)に示すように、加圧ガス排出制御弁33A,33B,33Cを閉状態とし、加圧ガス供給弁12を開状態として、組合わされた各計量タンク20A,20Bに加圧ガスを供給する。尚、本来は使用しない計量タンク20Cにも加圧ガスが供給される。供給完了後、加圧ガス供給弁12を閉状態とする(図8の(B)参照)。計量タンク20A,20B内の加圧ガスの圧力は、実施例1と同様である。
この状態で、実施例1の[工程−110]と同様にして、金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出する。
溶融樹脂の射出完了と同時に、先の決定に基づき、各第2加圧ガス供給路32に配置された加圧ガス排出制御弁33A,33Bを開状態とする。尚、各加圧ガス排出制御弁33A,33Bを同時に開状態とする。この状態を、図9の(A)に示す。これによって、計量タンク20A,20Bに蓄えられていた加圧ガスが、第2加圧ガス供給路32及び加圧ガス導入ノズルを介して、キャビティ内の溶融樹脂内に導入され、中空部が形成される。尚、実施例2と同様に、各加圧ガス排出制御弁33A,33Bを同時には開状態としなくともよい。即ち、各加圧ガス排出制御弁33A,33Bを、順次、開状態としてもよい。
その後、実施例1の[工程−130]と同様にして、各加圧ガス排出制御弁33A,33Bを閉状態とし(図9の(B)参照)、中空部内の加圧ガスを大気中に放出し、型開きして金型から成形品を取り出した。成形品には、所望の中空部が形成されていた。
(A)加圧ガス供給源10と、
(B)複数の計量タンク20A,20B,20Cと、
(C)加圧ガス供給源10に接続された第1加圧ガス供給路40と、
(D)第1加圧ガス供給路40の末端41に接続され、加圧ガス供給源10から各計量タンク20A,20B,20Cに加圧ガス(具体的には、加圧窒素ガス)を供給するための第2加圧ガス供給路42と、
(E)第1加圧ガス供給路40の末端41に接続され、第2加圧ガス供給路42と連通し、各計量タンク20A,20B,20Cからキャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第3加圧ガス供給路44と、
(F)第1加圧ガス供給路40の途中に配置された加圧ガス供給弁15と、
(G)各第2加圧ガス供給路42の途中に配置された加圧ガス供給・排出制御弁43A,43B,43Cと、
(H)第3加圧ガス供給路44の途中に配置された加圧ガス排出弁45、
から構成されている。尚、実施例8にあっては、計量タンクの数を3個としたが、これに限定するものではない。
図17の(A)に示すように、加圧ガス排出弁45を閉状態とし、加圧ガス供給・排出制御弁43A,43B及び加圧ガス供給弁15を開状態として、組合わされた各計量タンク20A,20Bに加圧ガスを供給する。供給完了後、加圧ガス供給・排出制御弁43A,43B及び加圧ガス供給弁15を閉状態とする(図17の(B)参照)。計量タンク20A,20B内の加圧ガスの圧力を実施例1と同じとした。
この状態で、実施例1の[工程−110]と同様にして、金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出する。
溶融樹脂の射出完了と同時に、先の決定に基づき各第2加圧ガス供給路42に配置された加圧ガス供給・排出制御弁43A,43Bを開状態とし、且つ、第3加圧ガス供給路44に配置された加圧ガス排出弁45を開状態とする。尚、各加圧ガス供給・排出制御弁43A,43Bを同時に開状態とする。この状態を、図18の(A)に示す。これによって、計量タンク20A,20Bに蓄えられていた加圧ガスが、第2加圧ガス供給路42、第3加圧ガス供給路44及び加圧ガス導入ノズルを介して、キャビティ内の溶融樹脂内に導入され、中空部が形成される。
その後、実施例1の[工程−130]と同様にして、各加圧ガス供給・排出制御弁43A,43B及び加圧ガス排出弁45を閉状態とし(図18の(B)参照)、中空部内の加圧ガスを大気中に放出し、型開きして金型から成形品を取り出した。成形品には、所望の中空部が形成されていた。
Claims (19)
- 金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出し、該キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入して中空部を有する成形品を成形する射出成形方法であって、
(A)加圧ガス供給源と、
(B)複数の計量タンクと、
(C)該加圧ガス供給源から各計量タンクに加圧ガスを供給するための第1加圧ガス供給路と、
(D)第1加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給弁と、
(E)各計量タンクから前記キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第2加圧ガス供給路と、
(F)各第2加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス排出制御弁、
から構成された加圧ガス導入装置を使用し、
成形品に中空部を形成するために必要とされる加圧ガス量に基づき計量タンクの組合せを予め決定しておき、
加圧ガス排出制御弁を閉状態とし、加圧ガス供給弁を開状態として、該組合わされた各計量タンクに加圧ガスを供給した後、加圧ガス供給弁を閉状態とし、
金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出し、
前記決定に基づき各第2加圧ガス供給路に配置された加圧ガス排出制御弁を開状態として、該キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入して中空部を形成することを特徴とする、中空部を有する成形品の射出成形方法。 - 複数の計量タンクのそれぞれの容積が異なっていることを特徴とする請求項1に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 計量タンクの数をN、最も容積の小さい計量タンクの容積をV 0 としたとき、第n番目(n=2,3・・・,N)の計量タンクの容積V n は、2 (n-1) V 0 を満足することを特徴とする請求項2に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 各加圧ガス排出制御弁を同時に開状態とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 各加圧ガス排出制御弁を、同時には開状態としないことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 第1加圧ガス供給路の途中には、更に、各計量タンク毎に圧力調整弁が配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 加圧ガス供給弁と加圧ガス供給源との間の第1加圧ガス供給路には、計量タンクの合計容量よりも大きな容量を有する加圧ガス蓄積タンクが配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 加圧ガス蓄積タンクと計量タンクとの間の第1加圧ガス供給路の途中には、更に、各計量タンク毎に圧力調整弁が配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項7に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 各第2加圧ガス供給路の途中には、更に、各計量タンク毎に流量調整弁が配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 加圧ガスは、加圧窒素ガス、加圧二酸化炭素ガス、又は、加圧空気であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出し、該キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入して中空部を有する成形品を成形する射出成形方法であって、
(A)加圧ガス供給源と、
(B)複数の計量タンクと、
(C)該加圧ガス供給源に接続された第1加圧ガス供給路と、
(D)該第1加圧ガス供給路の末端に接続され、該加圧ガス供給源から各計量タンクに加圧ガスを供給するための第2加圧ガス供給路と、
(E)該第1加圧ガス供給路の末端に接続され、該第2加圧ガス供給路と連通し、各計量タンクから前記キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入するための第3加圧ガス供給路と、
(F)第1加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給弁と、
(G)各第2加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス供給・排出制御弁と、
(H)第3加圧ガス供給路の途中に配置された加圧ガス排出弁、
から構成された加圧ガス導入装置を使用し、
成形品に中空部を形成するために必要とされる加圧ガス量に基づき計量タンクの組合せを予め決定しておき、
加圧ガス排出弁を閉状態とし、加圧ガス供給・排出制御弁及び加圧ガス供給弁を開状態として、該組合わされた各計量タンクに加圧ガスを供給した後、加圧ガス供給・排出制御弁及び加圧ガス供給弁を閉状態とし、
金型に設けられたキャビティ内に溶融樹脂を射出し、
前記決定に基づき各第2加圧ガス供給路に配置された加圧ガス供給・排出制御弁を開状態とし、且つ、加圧ガス排出弁を開状態として、該キャビティ内の溶融樹脂内に加圧ガスを導入して中空部を形成することを特徴とする、中空部を有する成形品の射出成形方法。 - 複数の計量タンクのそれぞれの容積が異なっていることを特徴とする請求項11に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 計量タンクの数をN、最も容積の小さい計量タンクの容積をV 0 としたとき、第n番目(n=2,3・・・,N)の計量タンクの容積V n は、2 (n-1) V 0 を満足することを特徴とする請求項12に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 各加圧ガス供給・排出制御弁を、同時に開状態とすることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 各加圧ガス供給・排出制御弁を、同時には開状態としないことを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 加圧ガス供給弁と加圧ガス供給源との間の第1加圧ガス供給路には、計量タンクの合計容量よりも大きな容量を有する加圧ガス蓄積タンクが配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 第2加圧ガス供給路の途中には、更に、各計量タンク毎に圧力調整弁が配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 各第2加圧ガス供給路の途中には、更に、各計量タンク毎に流量調整弁が配置されている加圧ガス導入装置を使用することを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
- 加圧ガスは、加圧窒素ガス、加圧二酸化炭素ガス、又は、加圧空気であることを特徴とする請求項11乃至請求項18のいずれか1項に記載の中空部を有する成形品の射出成形方法。
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