JP4036364B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械のなかには、下部走行体に上部旋回体を旋回自在に設けたものがあるが、この場合、上部旋回体の後端部に、上部旋回体の前部に装着されるフロントアタッチメントの作業荷重とのバランスをとるためカウンタウエイトが設けられる。このようなものにおいて、カウンタウエイトの前方側に、エンジン等の各種機器装置を収納する収納室が設けられることがあるが、このような場合、従来、カウンタウエイトの左右側面の前端部は、収納室を覆う左右外側板の後端部と前後方向に対向するように設けられていて、カウンタウエイトの前端部と左右外側板の後端部とのあいだに前後幅を有する隙間が形成されるようになっていた。
ところで、上部旋回体には、前記カウンタウエイトや収納室に収納される各種機器装置の他にも、キャブや作動油タンク、燃料タンク等が配設されるが、これら上部旋回体の構成ユニットを上部旋回体の架台フレームに組込むにあたり、組立性や外観等の観点から構成ユニットを架台フレームに前側揃えで順次組み込んでいき、そうして最後に、カウンタウエイトが組込まれることになる。この場合、加工誤差や組込み誤差等の誤差(公差)があるため、最後端の構成ユニットとなるカウンタウエイトを前側揃えにあわせて組み込んでしまうと、架台フレームの後端に対してカウンタウエイトの後端がずれた状態となり、外観を損なうだけでなく、カウンタウエイトがずれた分だけ作業荷重とのバランス化が損なわてしまう惧れがある。
このためカウンタウエイトについては、後側揃えの状態で組込むことになるが、この様にした場合、前記カウンタウエイトの前端部と収納室の左右外側板の後端部とのあいだの隙間がどうしても大きくなり、この隙間が上部旋回体の左右側面から良く見えることになって外観上好ましくない。このため従来は、各構成ユニットを組込むに際し、構成ユニット同士を、前記誤差(公差)を考慮しつつ案配を見計らって組付ける必要があって熟練を要するだけでなく、作業性を損なうという問題があった。
そこで、これらの問題に対処するべく、カウンタウエイトの左右側面の前端部に、収納室の左右外側板側に向けて突出する突出部を形成し、該突出部を、カウンタウエイトの前端部と収納室の左右外側板の後端部とのあいだの隙間を調節するための削り代にしたものが提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−229441号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記特許文献1のものは、収納室の左右外側板を仮止めした状態でカウンタウエイトの突出部の削り代を測定してから、グラインダ等を用いて突出部を削り加工し、しかる後に収納室の左右外側板の最終的な組付けを行うという手間と時間のかかる作業が必要であって、実用化が難しいという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、下部走行体に旋回自在に設けられる上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを取付けてなる建設機械において、該カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部に、段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される起立端面を形成し、該起立端面に、上部旋回体の前記左右少なくとも一方の外側板のカウンタウエイト左右少なくとも一方の端部前端面よりも後方に延びる後方延長部を左右方向の側面視でオーバーラップさせるように設けて、前記左右少なくとも一方の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が左右幅方向にあるものにして、前記左右少なくとも一方から側面視したときに上部旋回体の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が見えない構成にするにあたり、前記カウンタウエイトの前方に各種機器装置等が収納される収納室が配されると共に、カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部にオーバーラップする外側板は、前記収納室の左右少なくとも一方の外側面を開閉するカバー板であり、該カバー板は、前端部が揺動自在に軸支された開き戸タイプに設定され、閉鎖状態のカバー板を係脱自在に係止するラッチ手段を、カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部位に形成されるスペースに配したことを特徴とする建設機械である。
請求項2の発明は、下部走行体に旋回自在に設けられる上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを取付けてなる建設機械において、該カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部に、段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される延出面部をカウンタウエイトの左右少なくとも一方の外側面前端部よりも前方に延出して形成し、該延出面部に、上部旋回体の前記左右少なくとも一方の外側板の後端部を左右方向の側面視でオーバーラップさせるように設けて、前記左右少なくとも一方の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が左右幅方向にあるものにして、前記左右少なくとも一方から側面視したときに上部旋回体の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が見えない構成にするにあたり、前記カウンタウエイトの前方に各種機器装置等が収納される収納室が配されると共に、カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部にオーバーラップする外側板は、前記収納室の左右少なくとも一方の外側面を開閉するカバー板であり、該カバー板は、前端部が揺動自在に軸支された開き戸タイプに設定され、閉鎖状態のカバー板を係脱自在に係止するラッチ手段を、カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部位に形成されるスペースに配したことを特徴とする建設機械である。
そして、これらの様にすることにより、前揃いで組込まれる左右少なくとも一方の外側板と後揃いで組込まれるカウンタウエイトとの間に大きな組込み誤差があっても、外側板とカウンタウエイトとはオーバーラップ部位において前後方向にずれるだけで、左右方向の側面視において両者間に隙間は生せず、外観が損なわれることがないうえ、加工誤差や組込み誤差等の誤差(公差)を考慮して組付けたり、カウンタウエイトの削り加工等の面倒な作業が必要なく、組付けの作業性向上を図ることができる。
この場合、前記カバー板は、前端部が揺動自在に軸支された開き戸タイプに設定され、閉鎖状態のカバー板を係脱自在に係止するラッチ手段を、カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部位に形成されるスペースに配することができ、この様にすることにより、ラッチ手段を、カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部位に形成されるデッドスペースを有効に利用しての配置構成が可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。該図面において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2の上方に上部旋回体3が旋回自在に支持されており、該上部旋回体3の架台を構成する架台フレーム3aの前側略中央部に、ブーム4、アーム5、バケット6等の部材装置からなるフロントアタッチメント7が装着され、該フロントアタッチメント7の左側にはキャブ8が、右側には燃料タンクや作動油タンク等のタンク室9がそれぞれ配されていること等、基本的構成は従来通りである。
【0007】
さて、上部旋回体3の後部には、図示しないエンジンやエンジン回りの各種機器装置等が収納されるエンジン室10が配され、該エンジン室10の後側にはカウンタウエイト11が、該カウンタウエイト11に固設した取付座11aに螺入するボルト12を介して架台フレーム3aに取付けられる構成となっている。
前記カウンタウエイト11は平面視湾曲状に形成されており、該カウンタウエイト11の左右両前端面11b、11cの左右外側端部には、面方向が前後および上下方向を向く、つまり図示されるように段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される起立端面11d、11eが形成されている。そして、該起立端面11d、11eは、後述する左右側室13、14の左右カバー板13a、14aにより左右側面視したときにオーバーラップされる状態で覆われる設定となっている。
【0008】
一方、前記エンジン室10の左右両側には左右側室13、14が形成されており、そして本実施の形態では、左側室13には図示しないラジエータ及びオイルクーラー等が、右側室14にはフィルター等の各種機器装置(図示せず)が収納されている。
前記左右側室13、14は、キャブ8の左側後方およびタンク室9の右側後方に位置する状態でそれぞれ配されるが、該左右側室13、14の左右外側面を開閉をする前記カバー板13a、14aは、前端部が左右側室13、14を形成するための前フレーム13b、14bに支軸13c、14cを介して左右外側方向に開閉自在に蝶着された開き戸タイプのものであって、該カバー板13a、14aの後端部は、カウンタウエイト11の左右両前端面11b、11cより後方に延長されて、カウンタウエイト11の起立端面11d、11eを左右側面視でオーバーラップする状態で覆う後方延長部13d、14dとなっており、これによってカバー板13a,14aとカウンタウエイト11とのあいだに形成される隙間S、つまりカバー板13a,14aの後端とカウンタウエイト11の起立端面11d、11eとのあいだの隙間Sが上部旋回体3の後側外周面において左右幅方向で目視されるように構成されている。
【0009】
さらにカバー板13a、14aの後方延長部13d、14dには錠付きのラッチ13e、14eが設けられている。そしてカバー板13a、14aを閉鎖した場合に、ラッチ13e、14eが、前記カウンタウエイト11の起立端面11d、11eに対して左右方向に対向するように設けられたラッチ係り11f、11gに係脱自在に係止する構成となっているが、これらラッチ13e、14e、ラッチ係11f、11gにより構成されるラッチ手段が、カバー板13a、14aの後方延長部13d、14dとカウンタウエイト11の起立端面11d、11eとの間に形成されるデッドスペースDに配される構成になっている。尚、13f、14fは、カバー板13a、14aを左右外側方向へ開閉するための把手である。
【0010】
叙述の如く構成されたものにおいて、上部旋回体3は、キャブ8およびタンク室9が架台フレーム3aに対して前揃い状態で組み込まれ、この前揃い状態に準じる状態でエンジン室10、左右側室13、14がさらに組込まれる一方、カウンタウエイト11は、架台フレーム3aに対して後揃い状態で組み込まれることになるが、このとき、カウンタウエイト11と上部旋回体3の左右外側板であるカバー板13a、14aとは、カウンタウエイト11の左右両側端部に形成された面方向が前後および上下方向を向く、つまり段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される起立端面11d、11eに、前記カバー板13a,14aの後方延長部13d、14dが左右側面視でオーバーラップするように構成されているため、カウンタウエイト11とカバー板13a、14aとのあいだに形成される隙間Sは左右幅方向となって現れ、この結果、キャブ8等は前揃いで組込む一方、カウンタウエイト11は後揃いで組込んだ場合に生じるカウンタウエイト11と左右カバー板13a、14aとの前後方向の組込み誤差は、前記オーバーラップ部位において前後にずれるだけで、左右方向の隙間Sが変化することはない。このため、従来の左右外側板とカウンタウエイトとの間に前後幅を有する隙間があるもののように、組込み誤差の大小によって該隙間が変化し、該誤差が大きい場合に大きな隙間が開いて外観が損なわれるという問題が解消されるとともに、上部旋回体3を構成する構成ユニット及びエンジン室10は前側揃えで組み込んでいけばよく、加工誤差や組込み誤差等の誤差(公差)を考慮して組付ける必要がなくなり、また、カウンタウエイトに隙間調節用の削り代となる突出部を設けたもののように、削り加工や仮止め等の手間と時間のかかる作業も必要なく、上部旋回体3の組付けの作業性向上を計ることができる。
【0011】
しかもこのものでは、カバー板13a、14aの後方延長部13d、14dがカウンタウエイト11の起立端面11d,11eにオーバーラップする構成であるため、カバー板13a、14aを後方延長部13d、14dの分だけ大型にすればよいことになって、該後方延長部13d、14dを別部材で構成する必要がない。
そのうえ、閉状態のカバー板13a、14aを係脱自在に係止する前述のラッチ手段がカバー板13a、14aの後方延長部13d、14dとカウンタウエイト11の起立端面11d、11eとのオーバーラップ部位に形成されるデッドスペースDに配されることから、左右側室13、14の実質的スペースが、ラッチ手段を設けることにより狭くなってしまうことがなく、デッドスペースDを有効に利用しての配置構成が可能になる。
【0012】
次に、本発明の第二の実施の形態を図6〜図11に基づいて説明する。該図面において、15は油圧ショベルの上部旋回体であって、該上部旋回体15の架台を構成する架台フレーム15aには、前側略中央部にフロントアタッチメント16が装着され、該フロントアタッチメント16の左側にはキャブ17が、右側には燃料タンクや作動油タンク等のタンク室18がそれぞれ配されており、さらに、架台フレーム15aの後部にはエンジン室19が配され、該エンジン室19の後側にカウンタウエイト20が取り付けられている等の基本的な構成は、前記第一の実施の形態と同様である。
【0013】
また、前記エンジン室19の左右両側には、第一の実施の形態と同様に、キャブ17の左側後方およびタンク室18の右側後方に位置する状態で左右側室21、22が形成されている。そして、左側室21には図示しないラジエータ及びオイルクーラー等が、右側室22にはフィルター等の各種機器装置(図示せず)が収納されている。
【0014】
一方、カウンタウエイト20は、左右両側部が前方に位置するよう湾曲状に形成されたものであって、複数のスラブ材を上下左右に積層して形成される重量のコア部20aと、該コア部20aの後外表面および左右外表面を覆う外皮カバー20bと、コア部20aの上側を覆う天面板20c、下側を覆う底面板20d等から構成されている。さらに、本実施の形態において、カウンタウエイト20の左右両側部の下部には、段差状となって前方に突出する突出部20eが一体形成されており、該突出部20eは前記左右側室21、22の下方にまで至るように構成されている。また、天面板20cおよび底面板20dの右側部はコア部20aよりも前方に突出していて、右側室22の天面部および底面部を形成している。
【0015】
さらに、前記カウンタウエイト20の左右外側面の前端部(前記突出部20eを除いた部分の前端部)には、面方向が前後および上下方向を向くように湾曲延出された、つまり段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される延出面部20f、20gが形成されている。そして、該延出面部20f、20gは、後述するように、左右側室21、22の左右外側面を開閉する左右カバー板21a、22aによって左右側面視したときにオーバーラップされる状態で覆われる設定となっている。
【0016】
また、前記左右カバー板21a、22aは、第一の実施の形態の左右カバー板13a、14aと同様に、前端部が左右外側方向に開閉自在に蝶着された開き戸タイプのものであって、該カバー板21a、22aの後端部21b、22bは、カウンタウエイト20の延出面部20f、20gの前端より後方に延長されていて、カウンタウエイト20の延出面部20f、20gをオーバーラップする状態で覆うようになっており、これによって左右側面視したときに左右カバー板21a、22aとカウンタウエイト11とのあいだに隙間がないように構成されている。
【0017】
ここで、前記カウンタウエイト20の外皮カバー20bは、延出面部20f、20gを覆う部位まで延設されている。これにより、カバー板21a、22aを閉じた状態で、該カバー板21a、22aと延出面部20f、20gとのオーバーラップ量が少ないと延出面部20f、20gの一部が外部から目視されることになるが、該目視される部位は外皮カバー20bによって覆われていてコア部20aが露出することのない構成になっている。
【0018】
尚、この第二の実施の形態においても、図示しないが、カバー板21a、22aとカウンタウエイト20の延出面部20f、20gとのオーバーラップ部位にはラッチ手段が設けられている。また、21c、22cは、カバー板21a、22aを左右外側方向へ開閉するための把手である。
【0019】
叙述の如く構成された第二の実施の形態のものにおいて、上部旋回体15は、キャブ17およびタンク室18が架台フレーム15aに対して前揃い状態で組み込まれ、この前揃い状態に準じる状態でエンジン室20、左右側室21、22がさらに組込まれる一方、カウンタウエイト20は、架台フレーム15aに対して後揃い状態で組み込まれることになるが、このとき、カウンタウエイト20と上部旋回体15の左右外側板であるカバー板21a、22aとは、カウンタウエイト11の左右両端部に形成された面方向が前後および上下方向を向く、つまり段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される延出面部20f、20gに、前記カバー板21a、22aの後端部21b、22bがオーバーラップする構成になっている。このため、キャブ17等は前揃いで組込む一方、カウンタウエイト20は後揃いで組込んだ場合に生じるカウンタウエイト20と左右カバー板21a、22aとの前後方向の組込み誤差(公差)は、前記オーバーラップ部位において前後にずれるだけで、カバー板21a、22aとカウンタウエイト20とのあいだに前後幅方向の隙間が生じることはない。この結果、前述した第一の実施の形態のものと同様に、外観が損なわれるという問題が解消されるとともに、加工誤差や組込み誤差等の誤差(公差)を考慮して組付ける必要がなく、またカウンタウエイトの削り加工等の手間と時間のかかる作業も必要なく、上部旋回体15の組付け作業性を大幅に向上させることができる。
【0020】
さらに、この第二の実施の形態のものでは、カウンタウエイト20の延出面部20f、20gが外皮カバー20bによって覆われる構成になっているため、カバー板21a、22aを閉じた状態で延出面部20f、20gの一部が外部から目視されても、カウンタウエイト20のコア部20aが露出することなく、外観上好ましい。
【0021】
尚、本発明は上記第一、第二の実施の形態に限定されないことは勿論であって、カウンタウエイトの左右外側面部に上部旋回体の外側板の後方端部をオーバーラップさせるにあたり、左右側面視だけでなく背面視においても隙間を生じないように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態を示す油圧ショベルの側面図である。
【図2】第一の実施の形態を示す油圧ショベルの平面図である。
【図3】第一の実施の形態を示す油圧ショベルの背面図である。
【図4】第一の実施の形態を示す上部旋回体の要部平面図である。
【図5】(A)、(B)は第一の実施の形態における閉状態の左側室カバー板を示す要部拡大図、閉状態の左側室カバー板を示す要部拡大図である。
【図6】第二の実施の形態を示す油圧ショベルの平面図である。
【図7】(A)、(B)は第二の実施の形態における上部旋回体の一部省略左側面図、一部省略右側面図である。
【図8】(A)、(B)は図6のA部拡大図、B部拡大図である。
【図9】(A)、(B)は第二の実施の形態における左側室カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部の背面図、右側室カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部の背面図である。
【図10】(A)、(B)は第二の実施の形態における左側室カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部の斜視図、右側室カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部の斜視図である。
【図11】(A)、(B)は第二の実施の形態におけるカウンタウエイトの後方斜視図、前方斜視図である。
【符号の説明】
3 上部旋回体
10 エンジン室
11 カウンタウエイト
11d、11e 起立端面
13 左側室
13a カバー板
13d 後方延長部
13e ラッチ
14 右側室
14a カバー板
14d 後方延長部
14e ラッチ
15 上部旋回体
20 カウンタウエイト
20f、20g 延出面部
21 左側室
21a カバー板
21b 後端部
22 右側室
22a カバー板
22b 後端部

Claims (2)

  1. 下部走行体に旋回自在に設けられる上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを取付けてなる建設機械において、該カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部に、段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される起立端面を形成し、該起立端面に、上部旋回体の前記左右少なくとも一方の外側板のカウンタウエイト左右少なくとも一方の端部前端面よりも後方に延びる後方延長部を左右方向の側面視でオーバーラップさせるように設けて、前記左右少なくとも一方の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が左右幅方向にあるものにして、前記左右少なくとも一方から側面視したときに上部旋回体の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が見えない構成にするにあたり、前記カウンタウエイトの前方に各種機器装置等が収納される収納室が配されると共に、カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部にオーバーラップする外側板は、前記収納室の左右少なくとも一方の外側面を開閉するカバー板であり、該カバー板は、前端部が揺動自在に軸支された開き戸タイプに設定され、閉鎖状態のカバー板を係脱自在に係止するラッチ手段を、カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部位に形成されるスペースに配したことを特徴とする建設機械。
  2. 下部走行体に旋回自在に設けられる上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを取付けてなる建設機械において、該カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部に、段差面がない状態で前後方向に延びた垂直面で形成される延出面部をカウンタウエイトの左右少なくとも一方の外側面前端部よりも前方に延出して形成し、該延出面部に、上部旋回体の前記左右少なくとも一方の外側板の後端部を左右方向の側面視でオーバーラップさせるように設けて、前記左右少なくとも一方の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が左右幅方向にあるものにして、前記左右少なくとも一方から側面視したときに上部旋回体の外側板とカウンタウエイトとのあいだの隙間が見えない構成にするにあたり、前記カウンタウエイトの前方に各種機器装置等が収納される収納室が配されると共に、カウンタウエイトの左右少なくとも一方の側端部にオーバーラップする外側板は、前記収納室の左右少なくとも一方の外側面を開閉するカバー板であり、該カバー板は、前端部が揺動自在に軸支された開き戸タイプに設定され、閉鎖状態のカバー板を係脱自在に係止するラッチ手段を、カバー板とカウンタウエイトとのオーバーラップ部位に形成されるスペースに配したことを特徴とする建設機械。
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