JP4108412B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、作業車両(例えば油圧ショベル等の建設機械)に関し、特に外部からの運転室への衝撃を緩和する保護装置を備えた作業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、油圧ショベル等の建設機械は、狭隘でかつ障害物のある現場等で使用される場合が多くなってきた。すなわち、運転室の天井よりも低位に梁等の障害物がある場合があり、このような場所においては、作業中にこの障害物に運転室を衝突させるおそれがあった。このため、従来において、運転室の近傍に保護装置を配置させた作業車両が開発された。この保護装置を備えた作業車両としては、特開平8−151665号公報に記載のものがある。
【0003】
すなわち、図9と図10に示すように、保護装置は、上部旋回体81のフレーム82から立設される一対の支柱83、84と、この支柱83、84の上端を連結する保護部材85とを備えたものである。そして、保護部材85は帯板材からなり、運転室(キャブ)86の後面から所定寸法だけ離間した状態となっている。すなわち、この保護部材85は、運転室86の後方側の上部を包囲状とする本体部85aと、この本体部85aから垂下される垂下部85b、85bとからなり、本体部85aの下端縁が運転室86の後方窓部87の上端縁と略同一高さ位置とされている。さらに、この保護部材85の下方位置に、運転室86の後方窓部87に対応して、透明保護板88が支柱83、84に装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、図9と図10のような従来の保護装置では、運転室86内のオペレータによる後方窓部87を介する後方観察において、その視界(視野)が保護部材85等によって狭められるおそれがあった。すなわち、保護装置が装着されていない状態での後方窓部87による観察の視界の上限は、後方窓部87の上端縁に沿うものであって、図9のSとなっている。これに対して、保護装置を装着すれば、この保護装置のために、観察の視界の上限はS1となって視界が狭くなることになる。また、運転室の近傍に支柱83、84が立設され、しかもこの支柱83、84に保護部材85等が装着されるものであり、別部材としての保護装置がこの上部旋回体81に付加したものとなって、外観状あまり好ましくなく、意匠的にも劣るものである。さらに、運転室86の後方側に保護装置のためのスペースを確保する必要があり、全体としてのコンパクト化及び簡素化の達成が困難であった。
【0005】
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、観察の視界を狭くすることなく安心して作業を行うことができ、しかも、保護装置の確保のためのスペースも小さくて済み、かつ、外部からの運転室への衝撃を緩和することが可能な作業車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】
そこで請求項1の作業車両は、フレーム上に配置される運転室を有する上部旋回体を備えた作業車両において、上記運転室のフロアフレームが上記フレームに対して制振装置を介して支持され、さらに外部からの運転室への衝撃を緩和するための保護部材を、この運転室内のオペレータによる後方観察での死角部となる位置にこの運転室と独立させて、上記フレームから立設して成り、上記保護部材は、運転室の後方側のコーナ部に配置される一対の縦方向中空フレームと、上記運転室の後方窓部の上端縁よりも上方側に配置される第1横方向中空フレームと、上記運転室の後方窓部の下端縁よりも下方側に配置される第2横方向中空フレームと、上記上部旋回体のフレーム上に載置される第3横方向中空フレームとを有することを特徴としている。
【0007】
上記請求項1の作業車両によれば、運転室のフロアフレームが上記フレームに対して制振装置を介して支持されているので、この運転室のオペレータにとっては乗心地のよいものとなる。また、保護部材が運転室内のオペレータによる後方観察での死角部となる位置に設けられるので、後方観察の視界(視野)が狭められることがなく、後方安全確認を安定して行うことができる。しかも保護部材にて運転室後方側における外部からの衝撃を緩和することができ、外部からの衝撃による運転室の変形や損傷等を防止することができる。さらに、保護部材は運転室と独立して上部旋回体のフレームから立設されるので、取付構造として十分な剛性が得られる。このため、保護部材は、保護部材として優れた機能を発揮することが可能となる。しかも、保護部材は、一対の縦方向中空フレームと、第1横方向中空フレームと、第2横方向中空フレームと、第3横方向中空フレームとを有するものである。このため、保護部材全体として強度的に優れたものとなり、保護機能を十分発揮することができる。
【0008】
請求項2の作業車両は、上記保護部材と運転室とを微小隙間でもって対向させると共に、保護部材の外面と、運転室の外面とをほぼ連続する平面又は曲面としたことを特徴としている。
【0009】
上記請求項2の作業車両によれば、保護部材と運転室とを微小隙間でもって対向させ、しかも、保護部材の外面と、運転室の外面とをほぼ連続する平面又は曲面としたので、保護部材と運転室とはあたかも一体化されたような形状となる。このため、保護部材を有さない通常の作業車両と同様の外観形状となって、意匠的に優れたものとなる。しかも保護部材の確保のためのスペースも小さくて済む。
【0010】
請求項3の作業車両は、運転室の後方側のコーナ部に外方に開口する凹所を形成し、この凹所に上記保護部材を嵌合状とすることを特徴としている。
【0011】
上記請求項3の作業車両によれば、運転室の後方側のコーナ部の開口する凹所に、保護部材を嵌合状とするものであるので、運転室の後方側のコーナ部における保護部材のはみ出し量を極力少なくすることができる。これにより、全体としてのコンパクト化及び簡素化を図ることができ、しかも外観形状を一層美しく仕上げることができる。
【0014】
請求項4の作業車両は、上記保護部材は、第2横方向中空フレームと第3横方向中空フレームとの間に、上記運転室の後面パネルとで2重壁構造を構成する板壁部を有することを特徴としている。
【0015】
上記請求項4の作業車両は、第2横方向中空フレームと第3横方向中空フレームとの間に、運転室の後面パネルとで2重壁構造を構成する板壁部を備えているので、この運転室の後方側に配置されるエンジン室等からの騒音に対する防音効果を発揮する。このため、運転室内への騒音の伝達を軽減して運転室内のオペレータの作業性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の作業車両の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図3は作業車両である建設機械としての油圧ショベルの簡略図を示している。この油圧ショベルは、下部走行体1と、この上に配設される上部旋回体2とを備え、この上部旋回体2はそのフレーム3上に運転室(キャブ)4が設けられている。さらに、この上部旋回体2には、ブーム5と、アーム6と、バケット7とを有する作業機8等が設けられている。なお、ブーム5はブーム用シリンダ10にて揺動し、アーム6はアーム用シリンダ11にて揺動し、バケット7はバケット用シリンダ12にて揺動する。
【0017】
運転室4は、図1と図2に示すように、キャブ本体13と、このキャブ本体13の下方開口部を塞ぐフロアフレーム14とからなる。また、キャブ本体13は、ドア側パネル17と、反ドア側パネル18と、前面パネル19と、後面パネル20(図4参照)と、天井パネル21とからなり、ドア側パネル17には開口部、つまり出入り口22が設けられ、この出入り口22にドア23(図3参照)が装着される。さらに、ドア側パネル17と、反ドア側パネル18と、前面パネル19と、後面パネル20には、それぞれ窓用開口部25・・が設けられ、各窓用開口部25・・には、図4と図5に示すように、ガラス板26が装着され、側方窓部27、27と前方窓部28と後方窓部29とが構成される。なお、ガラス板26は、その外周部が窓用開口部25の周縁部に形成される支持枠体30(この場合、図4においては簡略化のためにその図示を省略している)に嵌合されて、窓用開口部25に装着される。また、図3に示すように、ドア23にも、窓用開口部25が設けられ、さらにこの窓用開口部25にガラス板26が装着されてドア窓部24が形成されている。
【0018】
ところで、後面パネル20は、図4に示すように、窓用開口部25が形成された上部20aと、この上部20aよりも運転室4内部側に凹んだ下部20bと、後述する凹窪部50を有する中間連結部20cとからなる。このため、これに対応して、反ドア側パネル18は、図2に示すように、その後面パネル20側に切欠き部15を有する形状となっている。
【0019】
そして、この運転室4は上記フレーム3上に図7に示す制振装置31を介して、そのフロアフレーム14がフレーム3から浮かされた状態で配置されている。制振装置31は、例えば、ケーシング32内に封入されるシリコンオイル封入部34と、このシリコンオイル封入部34の上方に配置される弾性部材35と、弾性部材35を支持する支持部材36等を備えた複数のダンパ33・・から構成することができる。この場合、フロアフレーム14の貫孔に挿通されるボルト部材37を支持部材36に螺着することによって、フロアフレーム14にこのダンパ33・・が装着される。このため、フロアフレーム14がフレーム3にこの制振装置31を介して取付けられることになって、フロアフレーム14へのフレーム3からの振動を緩和することができ、この運転室4内のオペレータO(図8参照)の乗り心地性の向上を達成できる。
【0020】
ところで、この運転室4の後方側には保護部材40が配置される。保護部材40は、図1と図2と図4と図5と図6に示すように、運転室4の後方側のコーナ部に配置される一対の縦方向中空フレーム41、42と、上記運転室4の後方窓部29の上端縁よりも上方側に配置される第1横方向中空フレーム43と、上記運転室4の後方窓部29の下端縁よりも下方側に配置される第2横方向中空フレーム44と、上記上部旋回体2のフレーム3上に載置される第3横方向中空フレーム45とを有する。なお、各中空フレーム41、42、43、44、45は、強度的に優れた鉄鋼材料等にて構成することができる。
【0021】
この場合、運転室4の後方側のコーナ部に外方に開口する凹所46を形成し、この凹所46に上記保護部材40を嵌合状としている。すなわち、ドア側パネル17と後面パネル20とのコーナ部、反ドア側パネル18と後面パネル20とのコーナ部、天井パネル21と後面パネル20のコーナ部にそれぞれ凹窪部47、48、49が設けられ、さらに、図4に示すように、後面パネル20の上部20aと下部20bとの間、及び後面パネル20の下部20bの下端にそれぞれ凹窪部50、51が設けられる。このため、各凹窪部47、48、49、50、51が連続して、後方側から見て「日」の文字形状の上記凹所46を構成する。
【0022】
具体的には、図5に示すように、一方(ドア側パネル17側)の縦方向中空フレーム41は断面が略台形状とされたパイプ材からなり、凹所46の凹窪部47に嵌合し、他方(反ドア側パネル18側)の縦方向中空フレーム42は断面が略矩形状とされたパイプ材からなり、凹所46の凹窪部48に嵌合する。なお、反ドア側パネル18側の縦方向中空フレーム42は、図1等に示すように、後面パネル20の後端形状に対応して、上方の第1鉛直部42aと、下方の第2鉛直部42bと、この第1・第2鉛直部42a、42bを連結する傾斜部42cとからなり、そして、凹窪部48は、この縦方向中空フレーム42に対応して、図2等に示すように、この上方の第1鉛直部48aと、下方の第2鉛直部48bと、この第1・第2鉛直部48a、48bを連結する傾斜部48cとからなる。
【0023】
また、第1・第2・第3横方向中空フレーム43、44、45は、図4に示すように、それぞれ断面が略矩形状とされたパイプ材からなり、第1横方向中空フレーム43が凹所46の凹窪部49に嵌合し、第2横方向中空フレーム44が凹所46の凹窪部50に嵌合し、第3横方向中空フレーム45が凹所46の凹窪部51に嵌合する。
【0024】
そして、縦方向中空フレーム41と第1横方向中空フレーム43とはコーナ部材52を介して連結され、縦方向中空フレーム42と第1横方向中空フレーム43とはコーナ部材53を介して連結されている。第2横方向中空フレーム44及び第3横方向中空フレーム45は、それぞれ、縦方向中空フレーム41、42に固定される。なお、コーナ部材52、53としては、例えば、鋳物品や鍛造品等から構成することができる。このコーナ部材52、53とフレーム41、42、43との連結や、フレーム41、42、44、45同士の連結(固定)は、例えば、溶接等の固定手段にて行うことができる。
【0025】
また、図4と図5等に示すように、第2横方向中空フレーム44と第3横方向中空フレーム45との間に、運転室4の後面パネル20とで2重壁構造を構成する板壁部57が設けられている。この場合、板壁部57は、例えば、鉄鋼板等からなり、後面パネル20に対応して、傾斜部57aと、鉛直部57bとを有し、第2横方向中空フレーム44の下面から垂下され、その下端縁が溶接等の固定手段にて第3横方向中空フレーム45に取付けられる。
【0026】
上記のように構成された保護部材40は、第3横方向中空フレーム45が上部旋回体2のフレーム3に図示省略のボルト部材を介して固定され、この保護部材40がこのフレーム3に立設される。この際、この保護部材40は、上記のように運転室4の凹所46に嵌合状とされるが、図4から図6等に示すように、運転室4に対して僅な隙間をもって対向し、この運転室4とは独立してフレーム3に取付けられる。しかも、保護部材40の外面と、運転室4の外面とをほぼ連続する平面又は曲面とする。すなわち、図5に示すように、ドア側パネル17の外面17aは凸曲面であるので、縦方向中空フレーム41においては、その外面54をこのドア側パネル17の外面17aの曲率半径とほぼ同様の曲面としている。また、反ドア側パネル18の外面18aや天井パネル21の外面(上面)21a等は平面状であるので、他方の縦方向中空フレーム42の外面55や第1横方向中空フレーム43の上面56等においては平面状としている。
【0027】
ところで、後方窓部29による後方観察の視界(視野)は図8に示す範囲Hとなる。また、側方観察の視界(視野)はH1、H2、H3となる。すなわち、各窓部24・・間の範囲D・・がいわゆる死角部となって、通常、この運転室4の運転席に座っているオペレータOはこの範囲D・・の観察を行うことができない。このため、この実施形態の保護部材40では、その縦方向フレーム41、42を、後方観察における死角部の範囲D、D内に配置して、視界が狭くなるのを回避している。なお、第1横方向フレーム43は、後方窓部29の上端縁よりも上部に配置され、第2横方向フレーム44は、後方窓部29の下端縁よりも下部に配置されるので、これらも、後方窓部29の上方側の死角部(図示省略)及び後方窓部29の下方側の死角部(図示省略)に配置され、視界を狭くすることがない。
【0028】
上記作業車両によれば、運転室4のフロアフレーム14がフレーム3に対して制振装置31を介して浮いた状態で支持されるので、この運転室4のオペレータにとっては乗心地のよいものとなる。また、保護部材40が運転室4内のオペレータによる後方観察での死角部となる位置に設けられるので、後方観察の視界(視野)が狭められることがなく、後方安全確認を安定して行うことができる。しかも保護部材40にて運転室後方側における外部からの衝撃を緩和することができ、外部からの衝撃による運転室4の変形や損傷等を防止することができる。さらに、保護部材40は運転室4と独立して上部旋回体2のフレーム3から立設されるので、この保護部材40を制振装置31を介してフレーム3から浮かせる必要がなく、その取付けが容易である。しかも、保護部材40は上部旋回体2のフレーム3に直接に立設されるので、取付構造として十分な剛性が得られる。このため、保護部材40は、保護部材として優れた機能を発揮することが可能となる。また、相違する保護部材40を形成することによって、保護部材40としての強度を調整することができ、共通の運転室4と、この保護部材40とを組み合わせることによって、種々の車種を構成することができる。このため、種々の車種を製造する場合において、運転室4の共通化を図ることができ、製造コストの低減を達成することができる。
【0029】
また、保護部材40と運転室4とを微小隙間でもって対向させ、しかも、保護部材40の外面と、運転室4の外面とをほぼ連続する平面又は曲面としたので、保護部材40と運転室4とはあたかも一体化されたような形状となる。このため、保護部材40を有さない通常の作業車両と同様の外観形状となって、意匠的に優れたものとなる。しかも保護部材40の確保のためのスペースも小さくて済む。さらに、運転室4の後方側のコーナ部の開口する凹所46に、保護部材40を嵌合状とするものであるので、運転室4の後方側のコーナ部における保護部材40のはみ出し量を極力少なくすることができる。これにより、全体としてのコンパクト化及び簡素化を図ることができ、しかも外観形状を一層美しく仕上げることができる。
【0030】
また、保護部材40は、一対の縦方向中空フレーム41、42と、第1横方向中空フレーム43と、第2横方向中空フレーム44と、第3横方向中空フレーム45とを有するものである。このため、保護部材40全体として強度的に優れたものとなり、保護機能を十分発揮することができる。さらに、第2横方向中空フレーム44と第3横方向中空フレーム45との間に、運転室4の後面パネル20とで2重壁構造を構成する板壁部57を備えているので、この運転室4の後方側に配置されるエンジン室等からの騒音に対する防音効果を発揮する。このため、運転室4内への騒音の伝達を軽減して運転室4内のオペレータOの作業性の向上を図ることができる。
【0031】
以上にこの発明の作業車両の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、実施の形態では、運転室4の反ドア側パネル18の後端縁に切欠き部15を形成し、後面パネル20の下部を運転室4の内方側に引っ込めた形状としているが、このように引っ込めた形状としないものであっても、また、引っ込めた形状とする場合であっても、運転室4のドア側パネル17の後端縁に切欠き部を形成して、縦方向フレーム41を他方の縦方向フレーム42と同様の形状のものとしてもよい。また、実施形態では、保護部材40の各フレーム41の外面が運転室4の外面に対して突出しないものであるが、外観意匠を損なわない程度に僅に突出したものであってもよく、さらには、運転室4側に凹所46を設けないものであってもよい。さらに、運転室4と、保護部材40との間の隙間としては、走行時や各種の作業時等における振動によって、運転室4と保護部材40とが相互に接触せず、また、外観形状を損なわない範囲で任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の作業車両の実施形態を示す要部斜視図である。
【図2】上記作業車両の運転室の簡略斜視図である。
【図3】上記作業車両の簡略図である。
【図4】上記図1のA―A線断面図である。
【図5】上記図1のB―B線断面図である。
【図6】上記図1のC―C線断面図である。
【図7】上記作業車両の運転室の制振装置を示す断面図である。
【図8】上記作業車両の運転室内のオペレータの視界説明図である。
【図9】従来の作業車両の側面図である。
【図10】従来の作業車両の背面図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体
3 フレーム
4 運転室
14 フロアフレーム
20 後面パネル
31 制振装置
40 保護部材
41 縦方向中空フレーム
42 縦方向中空フレーム
43 第1横方向中空フレーム
44 第2横方向中空フレーム
45 第3横方向中空フレーム
46 凹所
57 板壁部
Claims (4)
- フレーム上に配置される運転室を有する上部旋回体を備えた作業車両において、上記運転室のフロアフレームが上記フレームに対して制振装置を介して支持され、さらに外部からの運転室への衝撃を緩和するための保護部材を、この運転室内のオペレータによる後方観察での死角部となる位置にこの運転室と独立させて、上記フレームから立設して成り、上記保護部材は、運転室の後方側のコーナ部に配置される一対の縦方向中空フレームと、上記運転室の後方窓部の上端縁よりも上方側に配置される第1横方向中空フレームと、上記運転室の後方窓部の下端縁よりも下方側に配置される第2横方向中空フレームと、上記上部旋回体のフレーム上に載置される第3横方向中空フレームとを有することを特徴とする作業車両。
- 上記保護部材と運転室とを微小隙間でもって対向させると共に、保護部材の外面と、運転室の外面とをほぼ連続する平面又は曲面としたことを特徴とする請求項1の作業車両。
- 運転室の後方側のコーナ部に外方に開口する凹所を形成し、この凹所に上記保護部材を嵌合状とすることを特徴とする請求項1又は請求項2の作業車両。
- 上記保護部材は、第2横方向中空フレームと第3横方向中空フレームとの間に、上記運転室の後面パネルとで2重壁構造を構成する板壁部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの作業車両。
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