JP4035933B2 - 光ピックアップおよび記録再生装置 - Google Patents

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光を光ディスクに照射する光ピックアップおよび記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来の光ピックアップを示す構成図である。
この光ピックアップ1は、半導体レーザ4と、コリメータレンズ5と、ビームスプリッタ3と、対物レンズ2と、集光レンズ6と、円筒レンズ7と、光検出器8とを有する。
【0003】
半導体レーザ4は、直線偏光のレーザ光を出力してコリメータレンズ5に供給する。
コリメータレンズ5は、半導体レーザ4からのレーザ光を平行光にしてビームスプリッタ3に供給する。
ビームスプリッタ3は、コリメータレンズ5からのレーザ光を通過させて対物レンズ2に供給する。
対物レンズ2は、ビームスプリッタ3からのレーザ光を集光して光ディスク80のトラックに供給する。
【0004】
また、対物レンズ2は、光ディスク80で反射したレーザ光をビームスプリッタ3に戻す。
ビームスプリッタ3は、対物レンズ2からのレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を反射して集光レンズ6に供給する。
集光レンズ6は、ビームスプリッタ3からのレーザ光を集光して円筒レンズ(シリンドリカルレンズ)7に供給する。
円筒レンズ7は、集光レンズ6からのレーザ光を通過させて光検出器8に供給する。
光検出器8は、円筒レンズ7からのレーザ光を受光部で受光して出力信号を生成する。
【0005】
図2は、光検出器8の受光部の構成を示す説明図である。
光検出器8は、受光部8Sが2つの分割線8Sx,8Syにより4等分割された4分割光検出器である。
受光部8Sは、4個の分割領域8A〜8Dを有する。図2の受光部8Sには、円筒レンズ7からのレーザ光によりビームスポットMSが形成されている。
【0006】
円筒レンズ7の母線の方向は、受光部8Sの分割線8Sxまたは分割線8Syの方向に対して約45度もしくは約135度の角度をなす。
分割線8Sx,8Syの交点は、円筒レンズ7を通過したレーザ光の中心または実質的に中心に位置する。
受光部8Sに形成されるビームスポットMSの形状は、光ディスク80と対物レンズ2との距離に応じて対角方向に変化するので、分割領域8A〜8Dが生成した出力信号に基づき、非点収差法により光ディスク80での焦点ズレを検出可能である。
焦点誤差信号(フォーカスエラー信号)FEは、分割領域8A〜8Dが生成する出力信号SA〜SDを用いて、次式▲1▼で表される。
【0007】
【数1】
FE=SA+SC−(SB+SD) …▲1▼
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ランドとグルーブとを有する構造の光ディスクでは、焦点の位置がランドにある場合とグルーブにある場合とで、焦点誤差信号FEは異なる値となる。これを図3を参照して説明する。
【0009】
図3は、ランドとグルーブとに対する各焦点誤差信号を示す特性図である。トラックがランドである場合の焦点誤差信号を点線LAで示し、トラックがグルーブである場合の焦点誤差信号を点線GRで示す。
図3に示す焦点誤差信号の特性曲線LA,GRは、便宜上、上式▲1▼で得られる値を出力信号SA〜SDの総和Σ(=SA+SB+SC+SD)で規格化(正規化)した百分率の値(100×FE/Σ)としている。また、対物レンズからのレーザ光が集光する焦点位置(合焦位置)から光ディスクの記録面までの相対距離を、デフォーカス量としている。
【0010】
グルーブがない構造の光ディスクであるミラーディスクでは、記録面が合焦位置にある場合に、焦点誤差信号の値は0になる。
しかし、ランドグルーブ構造の光ディスクでは、光ディスクの記録面が合焦位置にあり、焦点が合っている場合(デフォーカス量が0である場合)に、焦点誤差信号の値は0にならない。これは、レーザ光がトラックで反射する時にランドおよび/またはグルーブによる光の回折が発生し、光検出器の受光部で光の干渉が生じて合焦時の焦点誤差信号にオフセットが生じるからである。
【0011】
また、光ディスクの違いにより、ランドとグルーブの幅の比、グルーブの深さ等が異なる場合、合焦位置での焦点検出の検出誤差値が変化する。すなわち、ランドグルーブ構造の光ディスクに限らず、任意のグルーブ幅および深さの光ディスクについて、従来の方式では焦点誤差の正確な検出が困難である。
本発明の目的は、光検出器での光の干渉を防止可能な光ピックアップおよび記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
ランドおよび/またはグルーブを有する光ディスクのトラックで反射した反射レーザ光は、0次回折光と、ランドおよび/またはグルーブによる回折で生じた±1次回折光とを含む。
この0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が円筒レンズを通過して光検出器に供給されることで、0次回折光と±1次回折光とが重なる領域と重ならない領域とで光の干渉が生じ、受光部のビームスポットは分割線に対して非対称な強度分布を合焦時に形成し、上記図3に示すように焦点誤差信号が合焦時に0にならない現象が発生すると考えられる。
【0013】
図4は、図1の光ピックアップ1において、ビームスプリッタ3で反射して集光レンズ6に供給されるレーザ光(戻りレーザ光)の様子を示す説明図であり、0次回折光の輪郭を実線のリングで示し、±1次回折光の輪郭を点線のリングで示す。
0次回折光の中心に対する±1次回折光の中心までの距離d0は、グルーブの半径方向のピッチpと、レーザ光の波長λと、対物レンズ2の開口数NAとにより、次式▲2▼で表される。
【0014】
【数2】
d0=(λ/NA)/p …▲2▼
【0015】
ここで、対物レンズ2の半径で決まる0次回折光の半径を、規格化(正規化)して1とした。この0次回折光の半径は、±1次回折光の半径と等しく、対物レンズ2の半径(またはアパーチャ)に対応している。
図4の説明図では、d0=1である場合、すなわちλ/NA=pである場合を例示しており、±1次回折光の輪郭が互いに接している。波長λ、開口数NA、ピッチpなどのパラメータが決まれば、0次回折光と±1次回折光とが重なる領域(重複領域)と重ならない領域(非重複領域)とが一義的に決まる。
【0016】
本発明に係る光ピックアップおよび記録再生装置では、光ディスク80からの0次回折光と±1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交した直線偏光、または、互いに実質的に直交した直線偏光にする。
重複領域と非重複領域のレーザ光の偏光方向を直交させることで、光検出器の受光部での光の干渉を抑えることができ、レーザ光を集光してランドに供給する場合とグルーブに供給する場合とで焦点誤差信号を一致させることができ、焦点誤差信号を合焦時に0にすることが可能である。例えば、図5の説明図に示すように、レーザ光の焦点がランドにある場合とグルーブにある場合とで焦点誤差信号を一致させることができ、焦点誤差信号を合焦時に0にすることが可能である。
【0018】
本発明に係る第1の光ピックアップは、直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器とを有する。
【0019】
本発明に係る第1の光ピックアップでは、好適には、前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記レーザ光を受光する受光部を有し、当該受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしている。
【0020】
本発明に係る第1の光ピックアップでは、好適には、前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタとをさらに有し、前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記偏光板に供給する。
【0021】
本発明に係る第2の光ピックアップは、直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光を主レーザ光と第1および第2の副レーザ光とに分離するウォラストンプリズムと、前記ウォラストンプリズムを通過したレーザ光が供給され、供給された前記レーザ光のうち前記主レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器とを有する。
【0022】
本発明に係る第2の光ピックアップでは、好適には、前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光を受光する主受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第1の副レーザ光を受光する第1の副受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第2の副レーザ光を受光する第2の副受光部とを有し、前記主受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしており、前記光ディスクは、光磁気ディスクである。
【0023】
本発明に係る第2の光ピックアップでは、好適には、前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタとをさらに有し、前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記ウォラストンプリズムに供給する。
【0030】
本発明に係る第1の記録再生装置は、直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器と、前記光検出器の出力信号に基づいて焦点誤差信号および再生信号を生成する生成回路と、前記再生信号に基づいて前記光ディスクの記録情報を検出する検出回路と、前記焦点誤差信号に基づき、前記光ディスクの記録面とは垂直なフォーカス方向に前記対物レンズを移動させるアクチュエータとを有する。
【0031】
本発明に係る第1の記録再生装置では、好適には、前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記レーザ光を受光する受光部を有し、当該受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしており、前記生成回路は、前記受光部が分割された4つの分割領域のうち一方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和と、他方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和との差分に基づいて前記焦点誤差信号を生成し、前記4つの分割領域の各出力信号の和に基づいて前記再生信号を生成する。
【0032】
本発明に係る第1の記録再生装置では、好適には、前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタとをさらに有し、前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記偏光板に供給する。
【0033】
本発明に係る第2の記録再生装置は、直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光を主レーザ光と第1および第2の副レーザ光とに分離するウォラストンプリズムと、前記ウォラストンプリズムを通過したレーザ光が供給され、供給された前記レーザ光のうち前記主レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器と、前記光検出器の出力信号に基づいて焦点誤差信号および再生信号を生成する生成回路と、前記再生信号に基づいて前記光ディスクの記録情報を検出する検出回路と、前記焦点誤差信号に基づき、前記光ディスクの記録面とは垂直なフォーカス方向に前記対物レンズを移動させるアクチュエータとを有する。
【0034】
本発明に係る第2の記録再生装置では、好適には、前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光を受光する主受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第1の副レーザ光を受光する第1の副受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第2の副レーザ光を受光する第2の副受光部とを有し、前記主受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしており、前記光ディスクは、光磁気ディスクであり、前記生成回路は、前記主受光部が分割された4つの分割領域のうち一方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和と、他方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和との差分に基づいて前記焦点誤差信号を生成し、前記第1および第2の副受光部の各出力信号の差に基づいて前記再生信号を生成する。
【0035】
本発明に係る第2の記録再生装置では、好適には、前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタとをさらに有し、前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記ウォラストンプリズムに供給する。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0043】
第1の実施の形態
図6は、本発明に係る光ピックアップの第1の実施の形態を示す概略的な構成図である。
この光ピックアップ50は、半導体レーザ4と、コリメータレンズ5と、ビームスプリッタ3と、対物レンズ2と、集光レンズ6と、円筒レンズ7と、光検出器8と、偏光板9と、レンズホルダ2Hと、フォーカシング・アクチュエータ2Fと、トラッキング・アクチュエータ2Tとを有する。
【0044】
対物レンズ2は、レンズホルダ2Hに保持されている。
フォーカシング・アクチュエータ2Fは、駆動信号Sfeに基づき、レンズホルダ2Hを光ディスク80の記録面とは垂直なフォーカス方向に移動させ、その結果、対物レンズ2をフォーカス方向に移動させる。
トラッキング・アクチュエータ2Tは、駆動信号Steに基づき、レンズホルダ2Hを光ディスク80の半径方向またはトラッキング方向に移動させ、その結果、対物レンズ2を光ディスク80の半径方向またはトラッキング方向に移動させる。
【0045】
半導体レーザ4は、駆動信号SLに基づいて直線偏光のレーザ光を出力してコリメータレンズ5に供給する。
コリメータレンズ5は、半導体レーザ4からのレーザ光を平行光にしてビームスプリッタ3に供給する。
ビームスプリッタ3は、コリメータレンズ5からのレーザ光を通過させて対物レンズ2に供給する。
対物レンズ2は、ビームスプリッタ3からのレーザ光を集光し、ランドおよび/またはグルーブを有する光ディスク80のトラックに供給する。光ディスク80は、例えばコンパクトディスク(CD)、ディジタルビデオディスク(DVD)、相変化式の光ディスク(PD)等により構成する。
【0046】
また、対物レンズ2は、光ディスク80で反射したレーザ光をビームスプリッタ3に戻す。
ビームスプリッタ3は、対物レンズ2からのレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を反射して出射し、偏光板9を介して集光レンズ6に供給する。
集光レンズ6は、偏光板9を通過したレーザ光を集光して円筒レンズ(シリンドリカルレンズ)7に供給する。
円筒レンズ7は、集光レンズ6からのレーザ光を通過させて光検出器8に供給する。
光検出器8は、円筒レンズ7からのレーザ光を受光部で受光して出力信号SA〜SDを生成する。光検出器8の受光部は、例えば、前記図2に示した受光部8Sと同じ構成とし、その説明を省略する。
【0047】
図7は、図6の光ピックアップ50内の偏光板9の一例を示す構成図である。
光ディスク80で反射したレーザ光は、トラックで反射した0次回折光と、ランドおよび/またはグルーブによる光の回折で生じた±1次回折光とを含む。
偏光板9は、0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が、前記ビームスプリッタ3から供給される。
【0048】
この偏光板9は、透明基板9Zと偏光子9Aとを有する。
透明基板9Zは、0次回折光と±1次回折光とが重なる重複領域9R1と、重ならない非重複領域9R0とを、輪郭9R内に有する。非重複領域9R0には0次回折光が供給され、重複領域9R1には0次回折光と±1次回折光とが供給される。偏光子9Aは、透明基板9Zの非重複領域9R0に位置する。
偏光子9Aは、一例として、偏光板9に供給される直線偏光のレーザ光の偏光方向に対して光学軸が約45度または約135度をなしており、λ/2相当の位相差を有する波長板とする。λ/2相当の位相差としては、例えばnを自然数として、{(n−1)λ+λ/2}と同一または実質的に同一の位相差とする。
【0049】
偏光子9Aを非重複領域9R0に配置することで、非重複領域9R0を通過したレーザ光の直線偏光の偏光方向と、重複領域9R1を通過したレーザ光の直線偏光の偏光方向とを直交させることができる。
偏光板9を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器8に供給された場合に、光検出器8の受光部では、非重複領域9R0を通過したレーザ光と重複領域9R1を通過したレーザ光との干渉が抑えられ、受光部の分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができる。
【0050】
光検出器8の受光部は、前記図2に示すように、2つの直交する分割線で4つの分割領域に等分割されている。
非点収差法における焦点誤差信号FEは、前述の式▲1▼に示すように、分割線で分割した4つの分割領域のうち一方の対角方向に位置する2つの分割領域の出力信号の和(SA+SC)と、他方の対角方向に位置する2つの分割領域の出力信号の和(SB+SD)との差分で与えられる。
偏光板9を、ビームスプリッタ3と集光レンズ6との間、またはビームスプリッタ3と円筒レンズ7との間に配置することで、受光部の分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差信号FEを合焦時に0にすることが可能であり、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
なお、図6の光ピックアップ50において、ビームスプリッタ3がレーザ光を射出する射出面に偏光板9または偏光子9Aを固着して取り付けてもよく、前記射出面に偏光板9または偏光子9Aを形成してもよく、透明基板9Zとビームスプリッタ3とを一体化してもよい。
【0051】
図8は、図6の光ピックアップ50内の偏光板の他の一例を示す構成図であり、図6の偏光板9としては、図8に示す偏光板9’を用いてもよい。なお、図8の偏光板9’では、図7の偏光板9と同一の構成部分には同一符号が付してあり、同一構成部分の説明を適宜省略する。
【0052】
この偏光板9’は透明基板9Zと偏光子9Bとを有し、偏光子9Bは重複領域9R1に位置する。
偏光子9Bは、一例として、偏光板9’に供給される直線偏光のレーザ光の偏光方向に対して光学軸が約45度または約135度をなしており、λ/2相当の位相差を有する波長板とする。λ/2相当の位相差としては、例えばnを自然数として、{(n−1)λ+λ/2}と同一または実質的に同一の位相差とする。
【0053】
偏光子9Bを重複領域9R1に配置することで、重複領域9R1を通過したレーザ光の直線偏光の偏光方向と、非重複領域9R0を通過したレーザ光の直線偏光の偏光方向とを直交させることができる。
偏光板9’を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器8に供給された場合に、光検出器8の受光部では、非重複領域9R0を通過したレーザ光と重複領域9R1を通過したレーザ光との干渉が抑えられ、受光部の分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができる。
偏光板9’を、ビームスプリッタ3と集光レンズ6との間、またはビームスプリッタ3と円筒レンズ7との間に配置することで、受光部の分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差信号FEを合焦時に0にすることが可能であり、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
なお、図6の光ピックアップ50において、ビームスプリッタ3がレーザ光を射出する射出面に偏光板9’または偏光子9Bを固着して取り付けてもよく、前記射出面に偏光板9’または偏光子9Bを形成してもよい。
【0054】
図9は、図6に示す光ピックアップ50を有する記録再生装置の実施の形態を示す概略的なブロック構成図である。
この記録再生装置90は、モータ30と、モータ駆動回路35と、位相補償回路40と、増幅回路42と、光ピックアップ50と、増幅回路(ヘッドアンプ)52と、レーザ駆動回路55と、生成回路60と、情報検出回路(検出回路)65と、制御回路70とを有する。この記録再生装置90は、光ディスク80に記録されている記録情報を再生する。
【0055】
制御回路70は、記録再生装置90の全体の制御を司るコントローラであり、例えばマイクロコンピュータ(マイコン)により構成する。
この制御回路70は、モータ30、モータ駆動回路35、レーザ駆動回路55、光ピックアップ50、位相補償回路40、生成回路60、情報検出回路65等を制御する。
【0056】
光ピックアップ50は、再生時において光ディスク80の再生箇所にレーザビームLBを照射する。
レーザ駆動回路55は、制御回路70の制御下で駆動信号SLを生成してこの駆動信号SLにより光ピックアップ50内の半導体レーザ4を駆動し、半導体レーザ4からレーザビームLBを出力させる。
【0057】
モータ30は、例えば、スピンドルモータにより構成され、光ディスク80を所定の回転速度で回転させる。このモータ30は、一例として線速度が一定になるように光ディスク80を回転させる。
【0058】
モータ駆動回路35は、モータ30に駆動電力を供給してモータ30を駆動する。このモータ駆動回路35は、PWM(Pulse Width Modulation)制御によりモータ30の回転制御を行ってもよく、PLL(Phase Locked Loop )制御により回転制御を行ってもよい。
【0059】
増幅回路52は、光ピックアップ50が有する光検出器8の各受光部の出力信号SA〜SDを増幅して生成回路60に供給する。
【0060】
生成回路60は、増幅回路52からの増幅された前記出力信号SA〜SDに基づき、再生信号RFと、焦点誤差信号FEと、トラッキング誤差信号TEとを生成する。
この生成回路60は、例えば、増幅回路52からの前記出力信号SA〜SDの和(SA+SB+SC+SD)に基づいて再生信号RFを生成する。また、増幅回路52からの前記出力信号SA〜SDのうち、隣り合う2つの分割領域の出力信号の和の差分に基づいてトラッキング誤差信号TEを生成する。
【0061】
位相補償回路40は、フォーカス誤差信号FEおよびトラッキング誤差信号TEを補償(位相補償および/または周波数補償)した補償信号を生成し、この補償信号を増幅回路42に供給する。
【0062】
増幅回路42は、フォーカス誤差信号FEの補償信号を増幅した駆動信号(すなわちフォーカス誤差信号FEを補償して増幅した信号)Sfeを、光ピックアップ50内のフォーカシング・アクチュエータ2Fに供給する。
また、増幅回路42は、トラッキング誤差信号TEの補償信号を増幅した駆動信号(すなわちトラッキング誤差信号TEを補償して増幅した信号)Steを、光ピックアップ50内のトラッキング・アクチュエータ2Tに供給する。
【0063】
情報検出回路65は、生成回路60から再生信号RFが供給され、再生信号RFの復調等を行って光ディスク80の記録情報を再生し、再生した記録情報を出力信号Soとして出力する。
記録再生装置90は、焦点誤差の検出精度が高い光ピックアップ50を有するので、再生情報の信頼性を高くすることが可能である。
【0064】
第2の実施の形態
図10は、本発明に係る光ピックアップの第2の実施の形態を示す概略的な構成図である。
この光ピックアップ150は、半導体レーザ4と、コリメータレンズ5と、ビームスプリッタ3と、対物レンズ2と、集光レンズ6と、円筒レンズ7と、光検出器18と、レンズホルダ2Hと、フォーカシング・アクチュエータ2Fと、トラッキング・アクチュエータ2Tと、第1の偏光板11と、第2の偏光板12と、ウォラストンプリズム15とを有する。
【0065】
対物レンズ2は、レンズホルダ2Hに保持されている。
フォーカシング・アクチュエータ2Fは、駆動信号Sfeに基づき、レンズホルダ2Hを光ディスク81の記録面とは垂直なフォーカス方向に移動させ、その結果、対物レンズ2をフォーカス方向に移動させる。
トラッキング・アクチュエータ2Tは、駆動信号Steに基づき、レンズホルダ2Hを光ディスク81の半径方向またはトラッキング方向に移動させ、その結果、対物レンズ2を光ディスク81の半径方向またはトラッキング方向に移動させる。
【0066】
半導体レーザ4は、駆動信号SLに基づいて直線偏光のレーザ光を出力してコリメータレンズ5に供給する。
コリメータレンズ5は、半導体レーザ4からのレーザ光を平行光にしてビームスプリッタ3に供給する。
ビームスプリッタ3は、コリメータレンズ5からのレーザ光を通過させて対物レンズ2に供給する。
対物レンズ2は、ビームスプリッタ3からのレーザ光を集光し、ランドおよび/またはグルーブを有する光ディスク81のトラックに供給する。この光ディスク81は、例えば光磁気ディスクとする。
【0067】
また、対物レンズ2は、光ディスク81で反射したレーザ光をビームスプリッタ3に戻す。
ビームスプリッタ3は、対物レンズ2からのレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を反射して出射し、ウォラストンプリズム15に供給する。
ウォラストンプリズム15は、ビームスプリッタ3からのレーザ光を主レーザ光と第1および第2の副レーザ光に分離し、第1および第2の偏光板11,12を介して集光レンズ6に供給する。
集光レンズ6は、偏光板11,12を通過したレーザ光を集光して円筒レンズ(シリンドリカルレンズ)7に供給する。
円筒レンズ7は、集光レンズ6からのレーザ光を通過させて光検出器18に供給する。
光検出器18は、円筒レンズ7からのレーザ光を受光部で受光して出力信号SA〜SFを生成する。
【0068】
図11は、光検出器18の受光部の構成を示す説明図である。光検出器18の受光部は、主受光部18Sと、第1の副受光部18Eと、第2の副受光部18Fとを有する。
主受光部18Sは、ウォラストンプリズム15で分離された主レーザ光が、偏光板11,12と集光レンズ6と円筒レンズ7とを介して供給される。主受光部18Sは、2つの分割線18Sx,18Syにより4等分割されており、4個の分割領域18A〜18Dを有する。図11の主受光部18Sには、円筒レンズ7からの主レーザ光によりビームスポットMSが形成されている。
【0069】
円筒レンズ7の母線の方向は、主受光部18Sの分割線18Sxまたは分割線18Syの方向に対して約45度もしくは約135度の角度をなす。
分割線18Sx,18Syの交点は、円筒レンズ7を通過した主レーザ光の中心または実質的に中心に位置する。
主受光部18Sに形成されるビームスポットMSの形状は、光ディスク81と対物レンズ2との距離に応じて対角方向に変化するので、分割領域18A〜18Dが生成した出力信号SA〜SDに基づき、非点収差法により光ディスク81での焦点ズレを検出可能である。
【0070】
第1の副受光部18Eは、ウォラストンプリズム15で分離された第1の副レーザ光が、偏光板11,12と集光レンズ6と円筒レンズ7とを介して供給され、出力信号SEを生成する。図11の第1の副受光部18Eには、円筒レンズ7からの第1の副レーザ光によりビームスポットSSEが形成されている。
【0071】
第2の副受光部18Fは、ウォラストンプリズム15で分離された第2の副レーザ光が、偏光板11,12と集光レンズ6と円筒レンズ7とを介して供給され、出力信号SFを生成する。図11の第2の副受光部18Fには、円筒レンズ7からの第2の副レーザ光によりビームスポットSSFが形成されている。
【0072】
図12は、図10の光ピックアップ150内の第1の偏光板11の一例を示す構成図である。
光ディスク81で反射したレーザ光は、トラックで反射した0次回折光と、ランドおよび/またはグルーブによる光の回折で生じた±1次回折光とを含む。
第1の偏光板11は、0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が、前記ウォラストンプリズム15から供給され、ウォラストンプリズム15からのレーザ光のうち主レーザ光の偏光方向を変化させる。なお、ウォラストンプリズム15からの主レーザ光は、ウォラストンプリズム15の光学軸によって決まる長軸方位を持つ楕円偏光となる。
【0073】
この第1の偏光板11は、透明基板11Zと偏光子11A,11Bとを有する。
透明基板11Zは、主レーザ光に含まれる0次回折光と±1次回折光とが重なる重複領域11R1と、重ならない非重複領域11R0とを、輪郭11R内に有する。非重複領域11R0には0次回折光が供給され、重複領域11R1には0次回折光と±1次回折光とが供給される。
【0074】
偏光子11Aは、透明基板11Zの非重複領域11R0に位置しており、一例として、光学軸が長軸方位と垂直なλ/4相当の位相差を有する波長板とする。
偏光子11Bは、透明基板11Zの重複領域11R1に位置しており、一例として、光学軸が長軸方位と平行なλ/4相当の位相差を有する波長板とする。
偏光子11A,11Bが有するλ/4相当の位相差としては、例えばmを自然数として、{(m−1)×λ/2+λ/4}と同一または実質的に同一の位相差とする。
なお、非重複領域11R0と重複領域11R1に対応する位相差特性は可逆であり、互いの光学軸を入れ換えてもよく、具体的には楕円長軸方位に平行な光学軸を領域11R0の偏光子11Aが有すると共に、楕円長軸方位に垂直な光学軸を領域11R1の偏光子11Bが有する構成としてもよい。
【0075】
図13は、図10の光ピックアップ150内の第2の偏光板12の一例を示す構成図である。
第2の偏光板12は、0次回折光と±1次回折光とを含む主レーザ光であって、第1の偏光板11を通過した主レーザ光が供給される。
【0076】
この第2の偏光板12は、透明基板12Zと偏光子12Aとを有する。
透明基板12Zは、0次回折光と±1次回折光とが重なる重複領域12R1と、重ならない非重複領域12R0とを、輪郭12R内に有する。非重複領域12R0には0次回折光が供給され、重複領域12R1には0次回折光と±1次回折光とが供給される。偏光子12Aは、透明基板12Zの非重複領域12R0に位置している。
偏光子12Aは、一例として、光学軸が長軸方位と約45度または約135度をなしており、λ/2相当の位相差を有する波長板とする。λ/2相当の位相差としては、例えばnを自然数として、{(n−1)λ+λ/2}と同一または実質的に同一の位相差とする。
【0077】
偏光子12Aを非重複領域12R0に配置することで、非重複領域12R0を通過したレーザ光の直線偏光の偏光方向と、重複領域12R1を通過したレーザ光の直線偏光の偏光方向とを直交させることができる。
偏光板11,12を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器18に供給された場合に、光検出器18の主受光部18Sでは、非重複領域12R0を通過したレーザ光と重複領域12R1を通過したレーザ光との干渉が抑えられ、主受光部18Sの分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができる。
【0078】
第1および第2の偏光板11,12を、ウォラストンプリズム15と集光レンズ6との間、またはウォラストンプリズム15と円筒レンズ7との間に配置することで、主受光部18Sの分割線18Sx,18Syに対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差信号FEを合焦時に0にすることが可能であり、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
【0079】
なお、図10の光ピックアップ150において、ウォラストンプリズム15が主レーザ光を射出する射出面に第1および第2の偏光板11,12を固着して取り付けてもよく、前記射出面に第1および第2の偏光板11,12を形成してもよく、ウォラストンプリズム15と透明基板11Z,12Zを一体化してもよい。第1および第2の偏光板11,12を貼り合わせて一体にしてもよい。また、第1および第2の偏光板11,12の位置を入れ換えてもよい。
また、図13の偏光板12では、非重複領域12R0に偏光子12Aを配置する場合を例示したが、これに代えて偏光子12Aと同様の特性の偏光子を透明基板12Zの重複領域12R1に配置してもよい。
【0080】
図14は、図10に示す光ピックアップ150を有する記録再生装置の実施の形態を示す概略的なブロック構成図である。
この記録再生装置190は、変調回路10と、磁気ヘッド20と、磁気ヘッド駆動回路25と、モータ30と、モータ駆動回路35と、位相補償回路40と、増幅回路42と、光ピックアップ150と、増幅回路(ヘッドアンプ)152と、レーザ駆動回路155と、生成回路160と、情報検出回路(検出回路)165と、制御回路170と、記録/再生切替回路175とを有する。
この記録再生装置190は、回転する光ディスク81に対して情報を記録し、または、回転する光ディスク81から記録情報を再生する。
【0081】
制御回路170は、記録再生装置190の全体の制御を司るコントローラであり、例えばマイクロコンピュータ(マイコン)により構成する。
この制御回路190は、モータ駆動回路35、レーザ駆動回路155、光ピックアップ150、位相補償回路40、生成回路160、情報検出回路165、磁気ヘッド駆動回路25、変調回路10等を制御する。
【0082】
光ピックアップ150は、記録時において光ディスク81の記録箇所にレーザビームLBを照射し、再生時において光ディスク81の再生箇所にレーザビームLBを照射する。但し、レーザビームLBのパワーは、再生時よりも記録時のほうが大きい。
【0083】
変調回路10は、記録時において記録する情報を示す入力信号Sinが入力され、この入力信号SinをEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調方式等により変調して出力信号S10を生成し、この出力信号S10を磁気ヘッド駆動回路25に供給する。
【0084】
磁気ヘッド駆動回路25は、変調回路10の出力信号S10に基づいて磁気ヘッド20に駆動用の励磁電流S25を供給する。
【0085】
磁気ヘッド20は、磁気ヘッド駆動回路25からの励磁電流S25によりコアが励磁され、入力信号Siに応じた磁力線MBをコアから発生し、入力信号Siに応じた磁界を光ディスク81のビーム照射箇所に印加する。
【0086】
モータ30は、例えば、スピンドルモータにより構成され、光ディスク81を所定の回転速度で回転させる。このモータ30は、一例として線速度が一定になるように光ディスク81を回転させる。
【0087】
モータ駆動回路35は、モータ30に駆動電力を供給してモータ30を駆動する。このモータ駆動回路35は、PWM(Pulse Width Modulation)制御によりモータ30の回転制御を行ってもよく、PLL(Phase Locked Loop )制御により回転制御を行ってもよい。
【0088】
レーザ駆動回路155は、制御回路170の制御下で駆動信号SLを生成してこの駆動信号SLにより光ピックアップ150内の半導体レーザ4を駆動し、半導体レーザ4からレーザビームLBを出力させる。レーザ駆動回路155は、記録時のレーザビームLBの出力パワーを、再生時よりも大きくする。
【0089】
光ピックアップ150は、レーザビームLBを光ディスク81のトラックに供給し、光ディスク81の記録箇所または再生箇所が照射される。
記録時では、光ディスク81の照射箇所が記録膜のキュリー点を超えるような高温になり、磁気ヘッド20からの印加磁界により照射箇所が磁化され、入力信号Sinが記録される。
【0090】
増幅回路(ヘッドアンプ)152は、光ピックアップ150内の光検出器18の出力信号SA〜SFを増幅して生成回路160に供給する。
【0091】
生成回路160は、増幅回路152からの増幅された前記出力信号SA〜SFに基づき、再生信号MOと、フォーカス誤差信号FEと、トラッキング誤差信号TEとを生成する。
この生成回路160は、例えば、増幅回路152からの前記出力信号SE,SFの差(SE−SF)に基づいて光磁気信号である再生信号MOを生成する。また、増幅回路152からの前記出力信号SA〜SDのうち、隣り合う2つの分割領域の出力信号の和の差分に基づいてトラッキング誤差信号TEを生成する。
【0092】
位相補償回路40は、フォーカス誤差信号FEおよびトラッキング誤差信号TEを補償(位相補償および/または周波数補償)した補償信号を生成し、この補償信号を増幅回路42に供給する。
【0093】
増幅回路42は、フォーカス誤差信号FEの補償信号を増幅した駆動信号Sfeを、光ピックアップ150内のフォーカシング・アクチュエータ2Fに供給する。また、増幅回路42は、トラッキング誤差信号TEの補償信号を増幅した駆動信号Steを、光ピックアップ150内のトラッキング・アクチュエータ2Tに供給する。
【0094】
情報検出回路165は、生成回路160から再生信号MOが供給され、再生信号MOの復調等を行って光ディスク81の記録情報を再生し、再生した記録情報を出力信号Soとして出力する。
【0095】
記録/再生切替回路175は、記録再生装置190の記録と再生とを切り替える切替信号を生成し、この切替信号を制御回路170、情報検出回路165、変調回路10、磁気ヘッド駆動回路25等に供給する。
【0096】
変調回路10は、再生時を示す切替信号が供給されると、出力信号S10を磁気ヘッド駆動回路25に供給することを停止する。また、磁気ヘッド駆動回路25は、再生時を示す切替信号が供給されると、励磁電流S25を磁気ヘッド20に供給することを停止する。
一方、情報検出回路165は、記録時を示す切替信号が供給されると、出力信号Soの生成を停止する。また、制御回路170は、切替信号に応じて光ピックアップ150のレーザ出力パワーを制御する。
記録再生装置190は、焦点誤差の検出精度が高い光ピックアップ150を有するので、再生情報の信頼性を高くすることが可能である。
【0097】
第3の実施の形態
図15は、本発明に係る光ピックアップの第3の実施の形態を示す概略的な構成図である。
この光ピックアップ150’は、図10の光ピックアップ150において、第1および第2の偏光子11,12に代えて基板14を配置した構成である。図10と図15では、同一構成部分には同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。なお、前記記録再生装置190において、図10の光ピックアップ150に代えて、図15に示す光ピックアップ150’を用いてもよい。
【0098】
図15の光ピックアップ150’において、ウォラストンプリズム15は、ビームスプリッタ3からのレーザ光を主レーザ光と第1および第2の副レーザ光に分離し、基板14を介して集光レンズ6に供給する。
集光レンズ6は、基板14を通過したレーザ光を集光して円筒レンズ7に供給する。
光検出器18は、円筒レンズ7からのレーザ光を受光部18Sで受光して出力信号SA〜SFを生成する。
【0099】
図16は、図15の光ピックアップ150’内の基板14の一例を示す構成図である。
光ディスク81で反射したレーザ光は、トラックで反射した0次回折光と、ランドおよび/またはグルーブによる光の回折で生じた±1次回折光とを含む。
基板14は、0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が、前記ウォラストンプリズム15から供給され、ウォラストンプリズム15からのレーザ光のうち主レーザ光の所定部分を遮光する。
【0100】
この基板14は、透明基板14Zを有し、透明基板14Zには遮光領域14Aが設けてある。
透明基板14Zは、主レーザ光に含まれる0次回折光と±1次回折光とが重なる重複領域14R1と、重ならない非重複領域14R0とを、輪郭14R内に有する。非重複領域14R0には0次回折光が供給され、重複領域14R1には0次回折光と±1次回折光とが供給される。
【0101】
遮光領域14Aは、透明基板14Zの非重複領域14R0と一致して設けてある。
非重複領域14R0を遮光領域14Aとすることで、非重複領域14R0に供給された0次回折光を遮光して、重複領域14R1を通過したレーザ光を光検出器18に供給することができる。
基板14を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器18に供給された場合に、光検出器18の受光部18Sでは、重複領域14R1を通過したレーザ光の干渉が無くなり、受光部18Sの分割線18Sx,18Syに対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
なお、図15の光ピックアップ150’において、ウォラストンプリズム15が主レーザ光を射出する射出面に基板14を固着して取り付けてもよく、前記射出面に基板14または遮光領域14Aを形成してもよく、ウォラストンプリズム15と透明基板14Zとを一体化してもよい。
【0102】
図15の光ピックアップ150’内の基板14としては、図17に示す基板14’を用いてもよい。なお、図16と図17では、同一構成部分には同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
基板14’は、0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が、前記ウォラストンプリズム15から供給され、ウォラストンプリズム15からのレーザ光のうち主レーザ光の所定部分を遮光する。
【0103】
この基板14’は、透明基板14Zを有し、透明基板14Zには遮光領域14Bが設けてある。遮光領域14Bは、透明基板14Zの重複領域14R1と一致して設けてある。
重複領域14R1を遮光領域14Bとすることで、重複領域14R1に供給された0次回折光および±1次回折光を遮光して、非重複領域14R0を通過したレーザ光を光検出器18に供給することができる。
基板14’を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器18に供給された場合に、光検出器18の受光部18Sでは、非重複領域14R0を通過したレーザ光の干渉が無くなり、受光部18Sの分割線18Sx,18Syに対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
なお、図15の光ピックアップ150’において、ウォラストンプリズム15が主レーザ光を射出する射出面に基板14’を固着して取り付けてもよく、前記射出面に基板14’または遮光領域14Bを形成してもよい。
【0104】
第4の実施の形態
図18は、本発明に係る光ピックアップの第4の実施の形態を示す概略的な構成図である。
この光ピックアップ50’は、図6の光ピックアップ50において、偏光子9に代えて基板13を配置した構成である。図6と図18では、同一構成部分には同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。なお、前記記録再生装置90において、図6の光ピックアップ50に代えて、図18に示す光ピックアップ50’を用いてもよい。
【0105】
図18の光ピックアップ50’において、ビームスプリッタ3は、対物レンズ2からのレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を反射して出射し、基板13を介して集光レンズ6に供給する。
集光レンズ6は、基板13を通過したレーザ光を集光して円筒レンズ7に供給する。
円筒レンズ7は、集光レンズ6からのレーザ光を通過させて光検出器8に供給する。
光検出器8は、円筒レンズ7からのレーザ光を受光部で受光して出力信号SA〜SDを生成する。
【0106】
図19は、図18の光ピックアップ50’内の基板13の一例を示す構成図である。
光ディスク80で反射したレーザ光は、トラックで反射した0次回折光と、ランドおよび/またはグルーブによる光の回折で生じた±1次回折光とを含む。
基板13は、0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が、前記ビームスプリッタ3から供給される。
【0107】
この基板13は、透明基板13Zを有し、透明基板13Zには遮光領域13Aが設けてある。
透明基板13Zは、レーザ光に含まれる0次回折光と±1次回折光とが重なる重複領域13R1と、重ならない非重複領域13R0とを、輪郭13R内に有する。非重複領域13R0には0次回折光が供給され、重複領域13R1には0次回折光と±1次回折光とが供給される。
【0108】
遮光領域13Aは、透明基板13Zの非重複領域13R0と一致して設けてある。
非重複領域13R0を遮光領域13Aとすることで、非重複領域13R0に供給された0次回折光を遮光して、重複領域13R1を通過したレーザ光を光検出器8に供給することができる。
基板13を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器8に供給された場合に、光検出器8の受光部では、重複領域13R1を通過したレーザ光の干渉が無くなり、受光部の分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
なお、図18の光ピックアップ50’において、ビームスプリッタ3がレーザ光を射出する射出面に基板13を固着して取り付けてもよく、前記射出面に基板13または遮光領域13Aを形成してもよく、ビームスプリッタ3と透明基板13Zとを一体化してもよい。
【0109】
図18の光ピックアップ50’内の基板13としては、図20に示す基板13’を用いてもよい。なお、図19と図20では、同一構成部分には同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
基板13’は、0次回折光と±1次回折光とを含むレーザ光が、前記ビームスプリッタ3から供給される。
【0110】
この基板13’は、透明基板13Zを有し、透明基板13Zには遮光領域13Bが設けてある。遮光領域13Bは、透明基板13Zの重複領域13R1と一致して設けてある。
重複領域13R1を遮光領域13Bとすることで、重複領域13R1に供給された0次回折光および±1次回折光を遮光して、非重複領域13R0を通過したレーザ光を光検出器8に供給することができる。
基板13’を通過したレーザ光が集光レンズ6および円筒レンズ7を経て光検出器8に供給された場合に、光検出器8の受光部では、非重複領域13R0を通過したレーザ光の干渉が無くなり、受光部の分割線に対して合焦時の光強度が非対称になることを防ぐことができ、焦点誤差の検出精度を向上可能である。
なお、図18の光ピックアップ50’において、ビームスプリッタ3がレーザ光を射出する射出面に基板13’を固着して取り付けてもよく、前記射出面に基板13’または遮光領域13Bを形成してもよい。
【0111】
なお、上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。
偏光板は、ガラス板からなる透明基板に、複屈折性の有機材料のシートを偏光子として貼りつけた構成としてもよく、複屈折性の人工水晶板等を偏光子として貼りつけた構成としてもよい。
【0112】
【発明の効果】
本発明に係る第1および第2の光ピックアップならびに第1および第2の記録再生装置では、0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域のレーザ光の直線偏光方向と重ならない非重複領域のレーザ光の直線偏光方向とを偏光板により互いに直交させることで、光検出器での光の干渉を抑えることができ、レーザ光を集光してランドに供給する場合とグルーブに供給する場合とで焦点誤差信号を一致させることができ、焦点誤差信号の値を合焦時に0にすることが可能であり、焦点誤差の検出精度を向上させることが可能である。また、第1および第2の記録再生装置は、焦点誤差の検出精度の向上により、再生情報の信頼性を向上可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ピックアップの概略的な構成図である。
【図2】図1の光ピックアップが有する光検出器の受光部の構成を示す説明図である。
【図3】従来の光ピックアップの光検出器の出力信号から得られる焦点誤差信号であって、ランドおよびグルーブに対する各焦点誤差信号の特性を例示する特性図である。
【図4】図1の光ピックアップにおいて、ビームスプリッタから集光レンズに供給されるレーザ光の様子を示す説明図である。
【図5】本発明に係る光ピックアップの光検出器の出力信号から得られる焦点誤差信号の特性を例示する特性図である。
【図6】本発明に係る光ピックアップの第1の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図7】図6の光ピックアップ50内の偏光板の一例を示す構成図である。
【図8】図6の光ピックアップ50内の偏光板の他の一例を示す構成図である。
【図9】図6の光ピックアップ50を有する記録再生装置の実施の形態を示す概略的なブロック構成図である。
【図10】本発明に係る光ピックアップの第2の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図11】図10の光ピックアップが有する光検出器の受光部の構成を示す説明図である。
【図12】図10の光ピックアップ150内の第1の偏光板11の一例を示す構成図である。
【図13】図10の光ピックアップ150内の第2の偏光板12の一例を示す構成図である。
【図14】図10の光ピックアップ150を有する記録再生装置の実施の形態を示す概略的なブロック構成図である。
【図15】本発明に係る光ピックアップの第3の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図16】図15の光ピックアップ150’内の基板の一例を示す構成図である。
【図17】図15の光ピックアップ150’内の基板の他の一例を示す構成図である。
【図18】本発明に係る光ピックアップの第4の実施の形態を示す概略的な構成図である。
【図19】図18の光ピックアップ50’内の基板の一例を示す構成図である。
【図20】図18の光ピックアップ50’内の基板の他の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,50,50’,150,150’…光ピックアップ、2…対物レンズ、2F…フォーカシング・アクチュエータ(アクチュエータ)、2H…レンズホルダ、2T…トラッキング・アクチュエータ、3…ビームスプリッタ、4…半導体レーザ(レーザ)、5…コリメータレンズ、6…集光レンズ、7…円筒レンズ、8、18…光検出器、8A〜8D,18A〜18D…分割領域、8S…受光部、8Sx,8Sy,18Sx,18Sy…分割線、9,9’,11,12…偏光板、9A,9B,11A,11B,12A…偏光子、9R,11R,12R,13R,14R…輪郭、9R0,11R0,12R0,13R0,14R0…非重複領域、9R1,11R1,12R1,13R1,14R1…重複領域、9Z,11Z,12Z,13Z,14Z…透明基板、10…変調回路、13,13’,14,14’…基板、13A,13B,14A,14B…遮光領域、15…ウォラストンプリズム、18S…主受光部、18E…第1の副受光部、18F…第2の副受光部、20…磁気ヘッド、25…磁気ヘッド駆動回路、30…モータ、35…モータ駆動回路、40…位相補償回路、42…増幅回路、52,152…増幅回路(ヘッドアンプ)、55,155…レーザ駆動回路、60,160…生成回路、65,165…情報検出回路、70,170…制御回路、80…光ディスク、81…光ディスク(光磁気ディスク)、90,190…記録再生装置、175…記録/再生切替回路、d0…距離、FE…焦点誤差信号(フォーカス誤差信号)、LB…レーザビーム、MB…磁力線、MS,SSE,SSF…ビームスポット、RF,MO…再生信号、Sfe,Ste…駆動信号、TE…トラッキング誤差信号。

Claims (12)

  1. 直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、
    ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、
    前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、
    前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器と
    を有する
    光ピックアップ。
  2. 前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、
    前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記レーザ光を受光する受光部を有し、
    当該受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、
    前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしている
    請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタと
    をさらに有し、
    前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、
    前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記偏光板に供給する
    請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、
    ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、
    前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光を主レーザ光と第1および第2の副レーザ光とに分離するウォラストンプリズムと、
    前記ウォラストンプリズムを通過したレーザ光が供給され、供給された前記レーザ光のうち前記主レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、
    前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器と
    を有する
    光ピックアップ。
  5. 前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、
    前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光を受光する主受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第1の副レーザ光を受光する第1の副受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第2の副レーザ光を受光する第2の副受光部とを有し、
    前記主受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、
    前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしており、
    前記光ディスクは、光磁気ディスクである
    請求項4記載の光ピックアップ。
  6. 前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタと
    をさらに有し、
    前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、
    前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記ウォラストンプリズムに供給する
    請求項4記載の光ピックアップ。
  7. 直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、
    ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、
    前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、
    前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器と、
    前記光検出器の出力信号に基づいて焦点誤差信号および再生信号を生成する生成回路と、
    前記再生信号に基づいて前記光ディスクの記録情報を検出する検出回路と、
    前記焦点誤差信号に基づき、前記光ディスクの記録面とは垂直なフォーカス方向に前記対物レンズを移動させるアクチュエータと
    を有する
    記録再生装置。
  8. 前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、
    前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記レーザ光を受光する受光部を有し、
    当該受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、
    前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしており、
    前記生成回路は、前記受光部が分割された4つの分割領域のうち一方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和と、他方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和との差分に基づいて前記焦点誤差信号を生成し、前記4つの分割領域の各出力信号の和に基づいて前記再生信号を生成する
    請求項記載の記録再生装置。
  9. 前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタと
    をさらに有し、
    前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、
    前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記偏光板に供給する
    請求項記載の記録再生装置。
  10. 直線偏光のレーザ光を出力するレーザと、
    ランドおよび/またはグルーブが形成された光ディスクのトラックに対し、前記レーザからのレーザ光を集光して供給する対物レンズと、
    前記光ディスクで反射した前記レーザ光が前記対物レンズを介して供給され、供給された前記レーザ光を主レーザ光と第1および第2の副レーザ光とに分離するウォラストンプリズムと、
    前記ウォラストンプリズムを通過したレーザ光が供給され、供給された前記レーザ光のうち前記主レーザ光に含まれる0次回折光と1次回折光とが重なる重複領域と非重複領域とを、互いに直交または実質的に直交した直線偏光にする偏光板と、
    前記偏光板を通過したレーザ光が供給される光検出器と、
    前記光検出器の出力信号に基づいて焦点誤差信号および再生信号を生成する生成回路と、
    前記再生信号に基づいて前記光ディスクの記録情報を検出する検出回路と、
    前記焦点誤差信号に基づき、前記光ディスクの記録面とは垂直なフォーカス方向に前記対物レンズを移動させるアクチュエータと
    を有する
    記録再生装置。
  11. 前記偏光板を通過した前記レーザ光が供給される円筒レンズをさらに有し、
    前記光検出器は、前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光を受光する主受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第1の副レーザ光を受光する第1の副受光部と、前記円筒レンズを通過した前記第2の副レーザ光を受光する第2の副受光部とを有し、
    前記主受光部は直交する2つの分割線により4等分割または実質的に4等分割されており、前記2つの分割線の交点は前記円筒レンズを通過した前記主レーザ光の中心または実質的に中心に配置されており、
    前記分割線の方向と前記円筒レンズの母線の方向は、約45度または約135度の角度をなしており、
    前記光ディスクは、光磁気ディスクであり、
    前記生成回路は、前記主受光部が分割された4つの分割領域のうち一方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和と、他方の対角方向に位置する2つの分割領域の各出力信号の和との差分に基づいて前記焦点誤差信号を生成し、前記第1および第2の副受光部の各出力信号の差に基づいて前記再生信号を生成する
    請求項10記載の記録再生装置。
  12. 前記レーザから出力された前記レーザ光を平行光にするコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズからの平行光の前記レーザ光が供給されるビームスプリッタと
    をさらに有し、
    前記対物レンズは、前記ビームスプリッタを通過した前記レーザ光を集光して前記光ディスクに供給し、前記光ディスクで反射した前記レーザ光を前記ビームスプリッタに戻し、
    前記ビームスプリッタは、前記対物レンズからの前記レーザ光を前記ウォラストンプリズムに供給する
    請求項10記載の記録再生装置。
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