JPH06215432A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JPH06215432A
JPH06215432A JP5005893A JP589393A JPH06215432A JP H06215432 A JPH06215432 A JP H06215432A JP 5005893 A JP5005893 A JP 5005893A JP 589393 A JP589393 A JP 589393A JP H06215432 A JPH06215432 A JP H06215432A
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JP
Japan
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light
photodetector
semiconductor laser
optical
head device
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JP5005893A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kiyomatsu
智 清松
Haruhiko Kono
治彦 河野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型,簡素化された光学系を持つ光磁気記録
再生用光ヘッド装置を提供する。 【構成】 光源であるところの半導体レーザ17と同一面
にサーボ信号検出のための第1の光検出器23、半導体レ
ーザ17に対して対称の位置に第2の光検出器24および偏
光膜25からなる検光子を設けるとともに、この検光子か
らの反射光を受ける第3の光検出器26を反射方向の任意
の場所に設けることにより、固定光学系5をコンパクト
にまとめることができ、光磁気信号を再生することがで
きるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光によって情報を記録
または再生する光ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用して情報の記録や再生を
行う技術はめざましい進歩を遂げている。予め記録され
ている音声や文字,画像データを読み出す再生専用の光
学装置、いわゆるコンパクトディスク(CD),CD−R
OM,レーザディスクなどと、それぞれ呼ばれているも
ので、基本的な技術,市場とも成熟期にある。
【0003】また、コンピュータの2次記憶装置,リラ
イタブルファイリング装置などに近年ますますその利用
範囲を広げてきているデータの消去や、再書き込み可能
な光ディスク装置や相変化型ディスク装置などの書換え
型ディスク装置などが現在、技術的改良,市場規模拡
大,シェア獲得などを目指し、本格的な立ち上り時期を
迎えつつある。
【0004】これらの技術的発展を支えているものは市
場のニーズもあるが、半導体レーザ技術,光学技術,媒
体技術,信号処理技術,精密加工技術などの多くの周辺
技術発展の寄与するところが大きいといえる。今後ます
ます技術の発展,市場規模の拡大に伴って、光ディスク
装置はデータ記憶装置として、その地位を築いて行くも
のと思われる。
【0005】この光ディスク装置において記録媒体への
書き込みまたは再生を行う場合、対物レンズで集光した
光スポットを目的とするトラックまたはピット位置に正
確に追従させなければならない。このために光束に対し
て対物レンズを、フォーカス方向すなわち光束の光軸方
向と、トラッキング方向すなわち媒体の記録方向と光軸
方向に対して直角方向に駆動する必要がある。
【0006】この2方向の駆動手段すなわちアクチュエ
ータは、それぞれいくつかの方法が提案されており、実
際に製品化されているものも多い。トラッキング駆動手
段の一つとして対物レンズを光ディスクのタンジェンシ
ャル方向へ直接駆動する方法がある。しかし、今後ます
ますその機能が要請されている目標トラック,目標デー
タへのアクセス速度の向上,記録データの高速転送に関
る光ディスク回転数の高速化,これらに関るところの対
物レンズアクチュエータを含む光ヘッド部の軽量化や振
動に対する周波数応答特性向上等に鑑みて、トラッキン
グ動作のため対物レンズおよび近傍の光学部品を直接動
かすことなく、アクセス動作を行わない部分すなわち固
定光学系により前述の動作をする試みが行われている。
【0007】前記対物レンズ等を駆動しないということ
は、その位置に駆動のためのアクチュエータを配置しな
くて済むということであり、アクセスのために移動する
光ピックアップのウェイトを低減することができ、さら
に機構部の剛性を高めることができ、高い周波数域での
振動に対して安定した動作を行うことができるようにな
る。
【0008】このような従来の光ヘッド装置について、
図6ないし図8を参照しながらその詳細を説明する。図
6は従来の光ヘッド装置の光学系を含む主要部分の構成
図を示す。同図において、光源であるところの半導体レ
ーザ1から射出された光束は、コリメータレンズ2によ
って平行光束に変換された後、偏光ビームスプリッタ3
に入射し任意の直線偏光成分のみを透過し、さらに反射
ミラー4で反射され、固定光学系5から移動光学系6に
入射する。
【0009】この移動光学系6に入射した光はさらに跳
ね上げミラー7で反射した後、フォーカスアクチュエー
タ15を有する対物レンズ8に入射し、対物レンズ8の集
光作用によって記録媒体面9に結像する。結像されたス
ポットによって記録媒体面9に予め記録されていた光磁
気信号を光の偏光面のカー回転角としてピックアップ
し、もしくは光を照射し、外部磁界(図示せず)の方向に
媒体の磁化方向を変化させることによりデータを記録す
る。また、サーボ動作に必要な光信号情報もピックアッ
プする。
【0010】さらに、記録媒体面9から前記信号成分を
含んだ反射戻り光は再び対物レンズ8に導かれ、跳ね上
げミラー7で反射された後、固定光学系5に入射する。
この光束はさらに反射ミラー4によって反射し、偏光ビ
ームスプリッタ3によって光路変更され、光検出部10へ
導かれる。この光検出部10へ入射した光は集光レンズ11
およびシリンドリカルレンズ12を透過し、検光子プリズ
ム16に入射する。
【0011】この検光子プリズム16によって2つの偏光
成分に分離され、第1の光検出器13と第2の光検出器
14へP波,S波の偏光面成分ごとに分離され、光磁気
信号の再生をするとともに、第1の光検出器13によりフ
ォーカシングおよびトラッキングに関る信号、すなわち
エラー信号FE,TEを検出する。この検出方法につい
ては、それぞれいくつかの方法が考案されているが、こ
こではフォーカシングのために非点収差法、トラッキン
グのためにはプッシュプル法を用いた光ディスク装置を
示す。
【0012】まずフォーカシングに関る動作説明を行
う。記録媒体面9からの戻り光束は、偏光ビームスプリ
ッタ3によって光検出部10側へ分離される。この光検出
部10への光路の途中に集光レンズ11およびシリンドリカ
ルレンズ12が配置されている。集光レンズ11によって略
平行な戻り光束は第1の光検出器13へと集光されつつ、
またシリンドリカルレンズ12によって光軸上の収差であ
る非点収差が発生させられる。この非点収差のパターン
が、対物レンズ8の記録媒体面9へのフォーカス,デフ
ォーカスに伴って楕円パターン,最小錯乱円といわれる
真円パターン,前述楕円パターンと直角方向の母線を持
つ楕円パターンと各々パターンが変化する。
【0013】最小錯乱円の位置に、図7に示すような4
つに分割されたフォトダイオードS1〜S4からなる第
1の光検出器13を、楕円パターンの母線方向と45°相対
的に軸上回転された形で設置する。この4つのフォトダ
イオードの対角線方向の和それぞれの差動出力をとるこ
とによって、図8に示すような対物レンズのデフォーカ
スに伴うフォーカスエラー信号FEの特性を示す。この
フォーカスエラー信号FEをフォーカスアクチュエータ
15にフィードバックすることによってフォーカスサーボ
を作動させる。
【0014】次に、トラッキングの動作について説明す
る。記録媒体面9へ結像した光スポットは、案内トラッ
クまたは記録ピットで図7に示す+1次,−1次の回折
光7a,7bを発生し、この回折光7a,7bと正反射光で
ある0次回折光7cとが光検出面上で相互にその一部が
干渉部分7dを起こし、その光検出エリア7eでの光強度
の減少をきたす。図7に示すパターンのように、+1
次,−1次の回折光7a,7bと0次回折光7cとが、そ
れぞれ0次回折光7cを中心として線対称の位置にそれ
ぞれ前述の干渉部分7dができる。結像スポットが記録
トラック部分または記録ピット部分の中心に位置してい
る場合には、それぞれの干渉部分の強度バランス、すな
わち前述線対称の線を境とする2つのエリアの光強度の
和が等しくなる。
【0015】また結像スポットが前述中心部分からずれ
を生じた場合には、前述2つのエリアの光強度の和のバ
ランスが崩れ、この崩れ量すなわち光強度の差動信号が
トラッキングエラー信号TEとなる。このトラックずれ
に伴うトラッキングエラー信号TEの特性を図5に示
す。第1の光検出器13からのトラッキングエラー信号
は、一旦、信号処理部へと導かれ、トラックエラーすな
わち目的とするところのトラックと対物レンズ8によっ
て結像されたスポットのずれに応じたアクチュエータ駆
動電流を発生させる。
【0016】このアクチュエータ駆動電流が反射ミラー
のアクチュエータ4aのムービングコイルに流れること
によって、磁石に作用して反射ミラー4を一定の方向へ
任意の量だけ駆動する。この反射ミラー4はガルバノミ
ラーと呼ばれ、入射光を反射ミラーのアクチュエータ4
aの傾き角度と同量だけ射出光を傾けて反射することが
できる。このように移動部とトラッキングのためのアク
チュエータ機構とを分離することによって、先に述べた
ように移動部の軽量化および構造の高剛性化を実現する
ことができ、アクセススピード向上,光ディスクの高速
回転に対応することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の光学ヘッド装置においては、フォーカス,トラ
ッキングのサーボ信号,特に光磁気信号を得るために、
偏光ビームスプリッタ3により戻り光を分離し、往路側
とは別に集光レンズ11,シリンドリカルレンズ12,検光
子プリズム16などからなる光検出のための光学系を構成
しなければならず、光学部品点数もそれぞれの処理に応
じた数量が必要になり、光学系全体の大きさが大きくな
ってしまうという欠点があった。
【0018】本発明は上記課題を解決するもので、より
小型,簡素化した光ディスク装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体レーザ
からの射出光を平行光束に変換するコリメータレンズ
と、このコリメータレンズからの平行光束を記録媒体面
に集光する対物レンズと、前記平行光束を対物レンズへ
導く誘導機構と、前記記録媒体面からの反射光を検出す
る少なくとも3つの光検出部からなり、前記半導体レー
ザに近接し、かつ半導体レーザからの射出光束と直角を
なす面内に第1の光検出部を有し、また半導体レーザ射
出位置を点対称とする位置に第2の光検出部を有し、こ
の第2の光検出部の入射光から見た側に偏光分離手段を
有し、この偏光分離手段面で反射された光を検出する第
3の光検出部を有することを特徴とする。また前記誘導
機構は光分離機能ガルバノミラーより構成され、また前
記光分離機能ガルバノミラーの反射面に設置された反射
型の回折格子またはホログラム素子により構成されてい
る。
【0020】
【作用】本発明によれば、コリメータレンズに集光レン
ズ,ガルバノミラーに戻り光分離機能を付加するととも
に、簡単な構成により光磁気信号検出手段を実現するこ
とができ、光学系の小型,簡素化ができるように構成さ
れているものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図5
を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例で
ある光ヘッド装置の構成図を示すもので、図中、固定光
学系5の17は光源となる半導体レーザ、18はコリメータ
レンズ、19は反射型回折格子または反射型ホログラムか
らなる反射ミラー、23は第1の光検出器であり、前記半
導体レーザ17に近接し、かつ半導体レーザ17からの射出
光束と直角をなす面内に配置される。24は第2の光検出
器であり、前記半導体レーザ17のレーザ射出位置を点対
称とする位置に配置される。25は前記第2の光検出器24
の入射面に配置された偏光分離手段であるところの偏光
膜、26は第3の光検出器であり、前記偏光分離手段の偏
光膜25で反射された光を検出するものである。
【0022】また、移動光学系6の20は跳ね上げミラ
ー、21は対物レンズ、22は記録媒体面である。
【0023】以上のように構成された光ヘッド装置の動
作を説明すると、光源であるところの半導体レーザ17か
ら射出された光束は、コリメータレンズ18によって平行
光束に変換された後、反射ミラー19によって反射され
る。この反射ミラー19によって反射された光束は、さら
に跳ね上げミラー20によって反射され、対物レンズ21に
入射する。この対物レンズ21によって、光束は所定の大
きさのスポットとして記録媒体面22に結像させられ、こ
の記録媒体面22へ光磁気信号として外部磁界(図示せず)
の磁界方向へ、記録媒体面22に塗布された磁気記録媒体
の磁界方向を反転させることによって、情報の記録また
は偏光面の回転角の変化を検出することにより情報の再
生を行う。
【0024】次に、記録媒体面22からのこのような光磁
気情報およびフォーカシング,トラッキングのためのサ
ーボ駆動の情報を含んだ反射光束は、再び対物レンズ21
へ戻り略平行光に変換された後、跳ね上げミラー20を経
て前記反射ミラー19に入射する。この反射ミラー19は反
射型回折格子または反射型ホログラムからなり、UV硬
化樹脂等で平面または曲面に形成されており、この面で
反射光束の一部が回折され、+1次回折光が第1の光検
出器23上へ後述のごとく所定のパターンとして結像する
ように製作されている。この+1次回折光は、さらにコ
リメータレンズ18によって集光作用を受け第1の光検出
器23に到着し、後述するごとくサーボ駆動のために利用
される。
【0025】さらに戻り光のうち、−1次回折光はコリ
メータレンズ18を経て集光しながら第1の光検出器23の
半導体レーザ17に対して対称な位置に設置されている第
2の光検出器24に到達する。この第2の光検出器24の入
射面には、偏光分離手段であるところの偏光膜25が戻り
直線偏光に対してほぼ45°傾けて取り付けられており、
反射光は第3の光検出器26で捉えられ、第2の光検出器
24および第3の光検出器26の差動信号をとることによっ
て光ディスクに記録されている光磁気信号を再生するこ
とができる。
【0026】上記したように本実施例は、光学部分の配
置上も従来の光学部品の配置と比較して、図6に示した
偏光ビームスプリッタ3および集光レンズ11,シリンド
リカルレンズ12,検光子プリズム16などからなる光検出
のための光学系を省略することができ、反射ミラー19で
反射された光束の方向とほぼ同じ方向に固定光学系の光
学素子全体が配置されるため、光学系をコンパクトに構
成することができる。
【0027】次に、図2は図1の半導体レーザ17周辺の
光学素子の配置を示す平面図(1)および正面図(2)であ
る。光源であるところの半導体レーザ17は、円形基板27
の平面上の略中央に配置されており、その周辺部に多分
割フォトダイオードからなる第1の光検出器23が形成さ
れている。前記反射ミラー19で分離された+1次回折光
は、図1のごとく第1の光検出器23の中央に集光されつ
つ入射する。また前述のように、第1の光検出器23の半
導体レーザ17に対して対称な位置に戻り直線偏光のTM
またはTE振幅方向とほぼ45°光軸の傾けられた偏光膜
25が形成されており、その後段に第2の光検出器24、反
射方向の任意の場所に第3の光検出器26(図略)が設置さ
れる。
【0028】図3は円形基板27の平面上に設置された第
1の光検出器23の回路構成図を示し、以下にその作用に
ついて説明をする。図3に示す光検出部は、細長い長方
形のエリアを持つそれぞれ長辺方向を接触させて並んだ
2種4つのフォトダイオード群により形成される。この
フォトダイオードに到達する光を処理することによって
フォーカシング,トラッキングそれぞれのサーボ信号の
検出を行うことができる。
【0029】4つのフォトダイオードを図のごとく、便
宜的にS1,S2,S3,S4として、その出力をP
1,P2,P3,P4とするならば、アドレスマークな
どのプリピット信号の検出には、全エリアの総和出力す
なわちP1+P2+P3+P4を用いる。
【0030】さらにサーボ信号のうちフォーカス誤差信
号FEは、両サイドに配置されているフォトダイオード
S1,S4出力の和(P1+P4)と、内側に配置されて
いるフォトダイオードS2,S3出力の和(P2+P3)
それぞれの差動信号(P1+P4)−(P2+P3)をと
る。すなわちデフォーカスに伴う光検出器上での集光ス
ポットの大きさを比較するビームサイズ法によるもので
あり、非点収差法と比較してシリンドリカルレンズを省
略することができる。このフォーカス誤差信号FEをも
とにフォーカスアクチュエータを動作させることによっ
てフォーカスサーボを行う。
【0031】次に、トラッキング誤差信号TEについて
は、フォトダイオードS1,S2出力の和(P1+P2)
と、フォトダイオードS3,S4出力の和(P3+P4)
それぞれの差動信号(P1+P2)−(P3+P4)をと
る。すなわち記録ビットにより発生した±1次回折光と
0次回折光との干渉部分の光強度のバランスを比較する
1ビームプッシュプル法によるものである。
【0032】図4はディスク記録面上における結像スポ
ットと第1の光検出器の検出状態を示し、(1)はジャス
トトラック、(2)は左側にオフトラックの場合を示す。
図4(1)の場合は、前記図7で説明した通りであるが、
図4(2)のように結像スポットがトラックに対して直角
方向に向かって左にずれた場合、図5のTE信号特性図
に示すようなトラックずれに対するエラー信号特性(T
E)が得られる。このトラッキングエラーS字曲線と呼
ばれる特性曲線の極性と信号出力の大きさから結像スポ
ットが左右いずれの方向へどれくらい偏差しているかの
情報が得られ、トラッキングアクチュエータ動作のため
の駆動電流がコイル(図示せず)に流されることによりト
ラッキング偏差が補正され、光ディスク回転に伴って結
像スポットをトラックに追従させることができる。
【0033】本発明におけるトラッキング偏差の補正
は、前述の従来例と同様に反射ミラー19と、この反射ミ
ラー19に取り付けてあるトラッキングアクチュエータ28
によって行われる。すなわち、トラッキングアクチュエ
ータ駆動電流がムービングコイルに流れることによっ
て、磁石に作用して反射ミラー19を一定の方向へ任意の
量だけ傾かせる。反射ミラー19への入射光をアクチュエ
ータの傾き角度と同じ量だけ傾かせて反射させる。これ
によって対物レンズへの入射光が角度調整され、記録媒
体面への結像スポットが正しいトラック位置に補正され
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ヘッド装
置は、ガルバノミラー機構に光分離機構を付加し、コリ
メータレンズと集光レンズを併用できる構成とし、さら
に光源であるところの半導体レーザと同一面にサーボ信
号検出のための第1の光検出器,半導体レーザに対して
対称の位置に第2の光検出器および偏光膜からなる検光
子を設けるとともに、この検光子からの反射光を受ける
第3の光検出器を反射方向の任意の場所に設けることに
より、固定光学系をコンパクトにまとめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ヘッド装置の構成図
である。
【図2】図1の半導体レーザ周辺の光学素子の配置を示
す平面図(1)および正面図(2)である。
【図3】図1の第1の光検出器の回路構成図である。
【図4】光ディスク記録面上における結像スポットと第
1の光検出器の検出状態を示す説明図である。
【図5】プッシュプル法によるトラックずれに伴うトラ
ッキングエラー信号TEの特性図である。
【図6】従来の光ヘッド装置の光学系を含む主要部分の
構成図である。
【図7】図6の第1の光検出器の配置を説明する図であ
る。
【図8】図7の第1の光検出器によるフォーカスエラー
信号FEの特性図である。
【符号の説明】
17…半導体レーザ、 18…コリメータレンズ、 19…反
射ミラー、 20…跳ね上げミラー、 21…対物レンズ、
22…記録媒体面、 23…第1の光検出器、 24…第2
の光検出器、 25…偏光膜(検光子)、 26…第3の光検
出器、 27…円形基板、 28…トラッキングアクチュエ
ータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザからの射出光を平行光束に
    変換するコリメータレンズと、このコリメータレンズか
    らの平行光束を記録媒体面に集光する対物レンズと、前
    記平行光束を対物レンズへ導く誘導機構と、前記記録媒
    体面からの反射光を検出する少なくとも3つの光検出部
    からなり、前記半導体レーザに近接し、かつ半導体レー
    ザからの射出光束と直角をなす面内に第1の光検出部を
    有し、また半導体レーザ射出位置を点対称とする位置に
    第2の光検出部を有し、この第2の光検出部の入射光か
    ら見た側に偏光分離手段を有し、この偏光分離手段面で
    反射された光を検出する第3の光検出部を有することを
    特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導機構は光分離機能ガルバノミラ
    ーより構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記光分離機能ガルバノミラーは、該ガ
    ルバノミラーの反射面に設置された反射型の回折格子ま
    たはホログラム素子により構成されていることを特徴と
    する前記請求項2記載の光ヘッド装置。
JP5005893A 1993-01-18 1993-01-18 光ヘッド装置 Pending JPH06215432A (ja)

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