JP4035695B2 - 管継手 - Google Patents

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    • Y10T137/87925Separable flow path section, valve or closure in each
    • Y10T137/87941Each valve and/or closure operated by coupling motion
    • Y10T137/87949Linear motion of flow path sections operates both

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の管継手に関し、特に、ソケットとプラグの着脱機構を備えた管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液体用の管継手で着脱機構を有するものは、離脱した状態で液体が流出しないようにソケット側、プラグ側の双方にチェック弁を備えている。例えば図14に示すように、ソケット502とプラグ552からなる管継手500を挙げることができる。
【0003】
なお、以下の説明では、方向を特定するために、ソケット、プラグは、いずれも互いの接続側を前方、前端とし、逆側の他の管路(またはホース)に接続される方向を後方、後端として記す。
【0004】
このうちソケット502は、後端側開口部514および前端側開口部528を有する筒状のソケット本体504と、テーパ面506bを有する弁体506と、複数の貫通孔を有する台座512と、前端側でソケット本体504の外周に設けられ、コイルバネ522により前方に付勢されながら止め輪516により係止されている筒状のスリーブ520と、ソケット本体504の前端付近で内径方向に向かって縮径する複数の孔部に挿入されていてスリーブ520の内周面により押圧されている複数の鋼球526と、前端側開口部528の内周面に設けられたOリング524等から構成される。
【0005】
弁体506のテーパ面506bには環状のシール材510が設けられており、前記弁体506は、一端が台座512に接触するコイルバネ508により前方へ付勢されている。この構造は、シール材510とソケット本体504の内周の環状突起部504aの端面が接触することにより前方に流体が漏出することを防ぐチェック弁として機能している。特に、後端側開口部514内の流体圧力が高いときであっても、弁体506は流体圧力により前方に押圧されるので、テーパ面506bは環状突起部504aに対してより強固に押入されるので水密状態(または気密状態)が保たれる。
【0006】
また、テーパ面506bの前端部にはプラグ552と当接する平坦な先端面506aを有する。
【0007】
一方、プラグ552は、プラグ本体554と、テーパ面556bを有する弁体556と、複数の貫通孔を有する台座562とを有する。
【0008】
プラグ本体554は、後端側開口部564と、ソケット502の内部に挿入される前端側の外周面554bと、ソケット502に接合した状態で抜け止めとして働く環状溝554aとを有する。
【0009】
弁体556のテーパ面556bには環状のシール材560が設けられており、一端が台座562に固定されたコイルバネ558により、弁体556は前方へ付勢されている。この構造はシール材560とプラグ本体554の先端部で内周方向に突出する環状突起部554cが接触することにより前方に流体が漏出することを防ぐチェック弁として機能している。この水密構造(または気密構造)はソケット502と同様である。
【0010】
また、テーパ面556bの先端部にはソケット502と当接する平坦な先端面556aを有する。
【0011】
このように構成されるソケット502とプラグ552とを接続するときは、スリーブ520を後方に力を加えて移動させる。すると、鋼球526にかかる押圧力は解放されるので、プラグ本体554の前端の外周面554bは鋼球526を外径方向に押し除けながらソケット502の前端側開口部528に挿入することができる。
【0012】
そして、ソケット502とプラグ552の弁体506、556におけるそれぞれの先端面506a、556aが当接する。さらに挿入すると、コイルバネ508、558を圧縮しながら弁体506、556はソケット本体504およびプラグ本体554に対して相対的に後方へ移動する。このとき、双方のシール材510、560は環状突起部504a、554cから離間して接続流路530(図15参照)を形成するので、ソケット502の後端側開口部514とプラグ552側の後端側開口部564は、台座512、562の貫通孔および接続流路530を介して連通する。またこのとき、プラグ本体554の前端外周面554bとOリング524は密着して接触しているのでシーリングとして働き、外部に流体が漏出しない。
【0013】
プラグ552をソケット502に対して十分挿入した状態で、スリーブ520に加えた力を除けば、該スリーブ520はコイルバネ522の弾性復帰により弾発付勢され、元の位置に復帰する。
【0014】
このとき、鋼球526が再びスリーブ520によってソケット本体504の中心軸に向かって押圧され、その結果、鋼球526はプラグ本体554の前記環状溝554aに係合する。
【0015】
鋼球526の係合により、プラグ552はソケット502から離脱することが防止され、これらソケット502とプラグ552は強固に結合されることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した管継手500では、ソケット502、プラグ552は、いずれも弁体506、556のテーパ面506b、556bを利用したチェック弁機構を採用している。このため、ソケット502とプラグ552とを接続した状態において、各弁体506、556はそれぞれ後端側開口部514、564の方向へ移動しており、テーパ面506b、556bの箇所では移動量に応じた接続流路530の空間が発生している。
【0017】
また、接続および離脱の途中の状態においては、プラグ本体554の前端面554dと、この前端面554dと付き合わせて当接する接続端面504bとの間に隙間部532が生じる。この隙間部532は、Oリング524と外周面554bが接触してシール構造を形成するタイミングと、Oリング524が外周面554b上を摺動して移動して前端面554dと接続端面504bが当接(または離間)するタイミングとのずれにより生じるものである。
【0018】
接続流路530に流体が充満したままの状態で、ソケット502とプラグ552を離脱させると、この部分の流体はそれぞれのテーパ面506b、556bにより押し出され、さらに隙間部532が発生することで流体を吸引するように働き、流体が外部に漏出してしまう。
【0019】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ソケットとプラグとを接続または離脱させる際に、管継手内部の流体漏出を防ぐことを可能にする管継手を提供することを目的とする。
【0020】
また、本発明の他の目的は、ソケットとプラグとを接続させる際に、軸心を一致させて正確に接続させることを可能にすることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る管継手は、結合および離脱可能なソケットとプラグとからなる流体の管継手において、前記ソケット及び前記プラグは、それぞれ、離脱状態において前記流体の通路を塞ぐ流出防止弁と、少なくとも前記ソケットと前記プラグを接続する際に、前記ソケットと前記プラグとをシールする第1シールと、を有し、前記流出防止弁は、内周面が円筒状の第1弁体と、前記第1弁体の内側に同心状に設けられた外周面が円柱状の第2弁体と、前記第1弁体の内周面側又は前記第2弁体の外周面側に設けられ、該第1弁体の内周面と第2弁体の外周面との間をシールする環状の第2シールと、前記第1弁体及び前記第2弁体のいずれか一方軸方向に付勢する弾性体とを有し、前記ソケット及び前記プラグのそれぞれの前記第1弁体は内周面が同径で、前記ソケット及び前記プラグのそれぞれの前記第2弁体は外周面が同径であり、前記第1シールは、前記ソケットの接続端面又は前記プラグの接続端面における前記第2弁体と同心状の環状溝に設けられ、前記ソケットと前記プラグとを接続する際には、2つの前記第1弁体の接続端面同士が当接されることにより前記第1シールが押圧されてシールを行い、2つの前記第2弁体の接続端面同士が当接し、軸方向において、各前記第1弁体の接続端面は2つの前記第2シールの間に配置され、次に、前記ソケットと前記プラグとを接近させることにより、前記弾性体の弾性力に抗して、2つの前記第1弁体と2つの前記第2弁体とが逆方向に相対移動し、軸方向において、各前記第1弁体の接続端面は2つの前記第2シールの間から抜けることを特徴とする。
【0022】
このようにすることで、ソケットとプラグを結合または離脱させる際に、管継手内部の流体が漏出せずに、且つ、外部の空気が管継手内部に混入することを防ぐことができる。
【0023】
この場合、前記ソケットにおける前記第1弁体は外周面が円柱形状であって、内周面が円筒状の枠体に挿入されており、前記枠体の内周面には、前記ソケットにおける前記第1弁体との間をシールする環状の第3シールが設けられ、離脱状態では、前記第3シールは前記第1弁体の接続端面より基端側に配置されており、前記ソケットと前記プラグとを接続する際、前記ソケットと前記プラグとを接近させるときに、前記弾性体の弾性力に抗して、前記第1弁体と前記枠体とが逆方向に相対移動し、軸方向において、各前記第1弁体の接続端面は前記第3シールの位置を超えて基端側に移動してもよい。
【0024】
また、前記ソケット側における前記第1弁体の前端部は、前方に向かって拡径するテーパ面を有していてもよい。
【0025】
これにより、テーパ面の案内作用によって、ソケットとプラグの軸心を一致させて正確に接続することができる。
【0028】
前記ソケットまたは前記プラグは、互いの結合および離脱を行う着脱機構を有するものであってもよい。
【0030】
前記第2弁体のうち、前記ソケットまたは前記プラグと結合される側の端面に、前記ソケットまたは前記プラグとの位置合わせを行う凸部または凹部を有する構造であってもよい。
【0031】
前記第1弁体の内周面と外周面の間に、後ろ側に開口する円筒状の溝部を有し、前記円筒状の溝部には、前記弾性体の一端が挿入されていてもよい。
【0032】
前記ソケットおよび前記プラグは、各後端部分にそれぞれ他の管継手と接続する後端継手部を有し、前記ソケットの本体を前記後端継手部に接続する第1接続部の形状は、前記プラグの本体を前記後端継手部に接続する第2接続部と同形状としてもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る管継手の実施の形態について図1〜図13を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、方向を特定するために、ソケット、プラグを、いずれも互いの接続側を前方、前端とし、逆側の他の管路(またはホース)に接続される方向を後方、後端として記す。
【0034】
図1に示すように、第1の実施の形態に係る管継手10は、ソケット12と、プラグ112からなる。
【0035】
まず、離脱状態にあるソケット12について、図2を参照しながら説明する。
【0036】
ここで、離脱状態とは、ソケット12とプラグ112とが離間している状態である。また、結合状態はソケット12とプラグ112がそれぞれの流体の通路が連通している状態であり、離脱状態および結合状態以外の状態を途中の状態とする。
【0037】
ソケット12は、前端部の外周にねじ溝14cを有し内周部に径方向の段差14dを有するバックボディ(後端継手部)14と、バックボディ14のねじ溝14cと螺合し一体となって円筒形状を形成するソケットボディ(本体)16と、ソケット12の軸心部に同軸に配置されるソケットバルブ(第2弁体)20と、ソケットボディ16の前端付近で内径方向に向かって縮径する複数の孔部16aに挿入されていている複数の鋼球34と、ソケットボディ16の前端付近の外側に設けられ、コイルバネ32により前方に付勢されながら鋼球34により係止されている薄い筒状のスリーブ30と、ソケットボディ16の内周面とソケットバルブ20の前端の円柱状部分との間にほぼ隙間がない形状に形成されているカラー(第1弁体)26と、カラー26の前端面(接続端面)26aに形成された溝部に挿入されているOリング(第1シール)42等から構成されている。
【0038】
バックボディ14は、後端部に、他の管路を構成する継手と接続するくいこみ継手14bおよび開口部14aを有しており、他の管路との接続部として機能する。なお、接続先管路が多種類存在する場合でも、ソケット12としては、このバックボディ14のみを接続先の管路に適応した形状のものに交換すれば足りる。
【0039】
ソケットボディ16は、後端部の内周面に雌ねじ(第1接続部)16eが形成されており、バックボディ14のねじ溝14cと螺合し一体となってソケット12の外周部分を構成している。ソケットボディ16とバックボディ14の接続部の内周面には環状隙間部が形成され、この環状隙間部には流体の漏出を防止するOリング18が介装されている。
【0040】
ソケットボディ16の前方の内周面には、2つの環状溝が形成され、前端側からそれぞれOリング36および38が介装されており、カラー26の外周面に押圧されて水密構造(または気密構造)を形成する。
【0041】
ソケットボディ16の前端部で、Oリング36および38の間には、複数の孔部16aが形成されており、それぞれの孔部16aには鋼球34が挿入されている。この鋼球34は、内径側をカラー26の外周面によって支えられソケットボディ16の外に突出している。そして、この突出している部分は、前記スリーブ30の前端付近の内周面の傾斜をもった段差部30aに当接してスリーブ30のストッパとなる。
【0042】
また、ソケットボディ16の外周面で、且つ孔部16aより前方の箇所には環状溝が形成されており、この環状溝には、プラグ112が結合されたときに、スリーブ30の抜け止めとして機能するストッパリング40が設けられている。
【0043】
ソケットバルブ20は、後端の円環突出部20b(図3参照)がバックボディ14の段差部14dに当接しており、また、円環突出部20bの前方側には筒状のガイド44が当接している。
【0044】
また、軸方向略中央部には環状の比較的大きい窪み部20dがあり、この窪み部20dより後側には、流路としての複数の貫通孔20cを有する。また、前端付近の円柱状部分の外周に形成された環状溝部にはOリング(第2シール)24が備えられており、このOリング24は、カラー26の内周面から押圧(挟持)されて流体の漏出を防止している。
【0045】
さらに、ソケットバルブ20の前端面には、プラグ112と接続する際の位置合わせ用として、高さの低い円錐台状の凸部20aが形成されている。
【0046】
ガイド44の外周面は、バックボディ14の内周面およびOリング18に密着しており、内周面はソケットボディ16の内周面と面一に形成され、前端部がソケットボディ16に当接してしる。そして、ソケットボディ16とともに、カラー26の摺動面を形成するとともに、Oリング18を保護し、さらにソケットバルブ20を固定する働きをもつ。
【0047】
カラー26は、その外周面および内周面がソケットボディ16等と同心の円筒形状を形成しており、ソケットボディ16の内周面とソケットバルブ20の前端側の円柱状部分の外周面との間に介在されている。また、前端面26aの逆側にソケットボディ16と同心で、かつ円筒状の溝部26bを有しており、この円筒状の溝部26bにはコイルバネ(弾性体)22の一端が挿入されている。コイルバネ22の他端はソケットバルブ20の円環突出部20bに当接しており、弾発力によってカラー26を前方へ付勢している。そして、カラー26はソケットボディ16の内周面の突起16bにより係止されている。
【0048】
カラー26の前端面26aの溝部に挿入されているOリング42にはグリスが塗布されており、このグリスの粘着力により不用意に離脱することが防止される。
【0049】
次に、プラグ112の離脱状態について、図4を参照しながら説明する。
【0050】
プラグ112は、前記バックボディ14と同構造のバックボディ(後端継手部)114と、バックボディ114のねじ溝114cと螺合し一体となって筒形状を形成するプラグボディ(第1弁体、本体)116と、プラグ112の軸心部に同軸に配置され、外周面がプラグボディ116の内周面とほぼ隙間なく形成されるプラグバルブ(第2弁体)120等から構成されている。
【0051】
バックボディ114は、前記バックボディ14と同構造であり互換性がある。後端のくいこみ継手114bは、バックボディ14のくいこみ継手14bと異なる継手であってもよい。
【0052】
プラグボディ116は、後端部の内周面に雌ねじ(第2接続部)116eが形成されており、バックボディ114のねじ溝114cと螺合し一体となってプラグ112の外周部分を構成している。雌ねじ116eは、前記雌ねじ16eと同形状である。
【0053】
またプラグボディ116の外径は、段差116cより後方については比較的大きい径であり、段差116cより前方は前記カラー26の前端面26aの外径と同一径に設定されている。そして、段差116cより前方の箇所には、断面が台形状で外径側が広く開口する環状溝116dが形成されている。
【0054】
また、プラグボディ116の前端には平坦な前端面(接続端面)116aが形成されており、その内径および外径は、いずれも前記カラー26の前端面26aと同一径に設定されている。
【0055】
プラグボディ116とバックボディ114の接続部の内周面には環状隙間部が形成され、この環状隙間部には流体の漏出を防止するOリング118が介装されている。そして、このOリング118のさらに内周側には、筒状のガイド144が設けられている。
【0056】
プラグバルブ120には、外径の大きい部分120b(図3参照)と前端部の円柱状部分があり、その間に環状の比較的大きい窪み部120dがある。この窪み部120dより後側には流路としての複数の貫通孔120cを有する。また、前端付近の外周に形成された環状溝部にはOリング(第2シール)124が備えられており、このOリング124は、プラグボディ116の前端部分の内周面から押圧されて水密構造(または気密構造)を形成している。
【0057】
さらに、プラグバルブ120の前端面は、前記ソケットバルブ20の前端面と外径が同一径に設定されている。また、プラグ112と接続する際の位置合わせ用として、深さの浅い円錐台状の凹部120aが、前記凸部20aとほぼ隙間なく嵌合する形状に形成されている。
【0058】
ガイド144は、その外周面がバックボディ114の内周面およびOリング118に密着しており、その内周面はプラグボディ116の内周面と面一に形成されて前端部がプラグボディ116に当接している。そして、プラグボディ116とともに、プラグバルブ120の摺動面を形成するとともに、Oリング118を保護し、さらに内周の環状突起部によりコイルバネ122の一端を支持する働きをもつ。
【0059】
コイルバネ122の他端はプラグバルブ120のうち外径の大きい部分120bに当接しており、弾発力によってプラグバルブ120を前方へ付勢している。そして、プラグバルブ120はプラグボディ116の内周面の突起116bにより係止されている。
【0060】
次に、ソケット12とプラグ112とを接続し、さらに離脱する動作について図1、図5、図6を参照しながら説明する。なお、ソケット12、プラグバルブ112のそれぞれのくいこみ継手14b、114bには可撓性に富むホース管路が接続されており、ソケット12およびプラグ112の内部には予め流体(液体または気体)が充満しているものとする。
【0061】
まず、図5に示すように、ソケット12とプラグ112のそれぞれの前端面を当接させる。このとき、ソケットバルブ20の前端面の凸部20aとプラグバルブ120の前端面の凹部120aとが嵌合して確実に位置合わせが行われる。
【0062】
また、プラグボディ116の前端面116aは、カラー26の前端面26aに設けられているOリング42を押圧して圧縮し、前端面116aと前端面26aが当接する。
【0063】
次に、ソケット12に対してプラグ112を挿入させる。図6に示すように、プラグボディ116の前端面116aがソケット12の鋼球34の付近まで挿入した状態においては、カラー26は、コイルバネ22を圧縮してソケット12に対して相対的に後方へ移動する。また、プラグバルブ120は、コイルバネ122を圧縮してプラグ122に対して相対的に後方へ移動する。
【0064】
このとき、ソケット12の前方で水密構造(または気密構造)を形成していたOリング24およびプラグ112の前方で水密構造(または気密構造)を形成していたOリング124は、それぞれカラー26の内周面、プラグボディ116の内周面から離れ、これによりシール構造が解除され、ソケット12とプラグ112との流路を連通し始める。この時点では、外部に対してOリング42がシール構造を構成する。
【0065】
つまり、この状態において管路内の流体は、Oリング18、38、42および118によって水密状態(または気密状態)に保たれている。
【0066】
そして、さらにプラグ112を挿入し、ソケット12に対して完全に結合させると、図1に戻り、プラグボディ116の前端面116aはソケット12のOリング38より後方まで挿入され、カラー26およびプラグバルブ120は、コイルバネ22、コイルバネ122をそれぞれ圧縮して移動する。
【0067】
このとき、ソケット12におけるカラー26の外周面はソケットボディ16の内周面からガイド44の内周面に移動するように摺動するが、それぞれの内周面は面一に形成されているのでスムーズに摺動することができる。また、ガイド44によりOリング18が保護されている。
【0068】
同様に、プラグ112におけるガイド144も同様の機能を有しており、プラグボディ116の内周面と面一に滑らかな摺動面を形成するとともに、Oリング118を保護する。
【0069】
鋼球34は、内径側にプラグボディ116の環状溝116dが位置するようになるので、内径方向に向かって移動可能になる。ところで鋼球34はコイルバネ32およびスリーブ30の傾斜をもった段差部30aにより付勢力を受けているので、この段差部30aの傾斜面により内径方向に移動しソケットボディ16の外周面より内側に入る。
【0070】
鋼球34がソケットボディ16より内側に入ることにより、スリーブ30は、前方に移動してその前方にあるストッパリング40によって係止される。そして、スリーブ30の内周面が鋼球34の外周を覆うように位置することとなり、鋼球34を内径側に保持する。
【0071】
また、プラグボディ116の環状溝116dに鋼球34が入り込んで保持されることから、プラグ112はソケット12に対して離脱が防止される。
【0072】
この状態において、ソケット12の後端における開口部14aとプラグ112の後端における開口部114aは、ソケットバルブ20の貫通孔20c、窪み部20d、プラグバルブ120の窪み部120d、貫通孔120cを経由して流路を形成し、この流路はOリング18、38および118によって水密状態(または気密状態)に保たれている。
【0073】
また、ソケットバルブ20の前端面とプラグバルブ120の前端面は同一外径で、且つ全面が密着しているので、このまわりを流れる流体の流路面積および流路方向は一定となり流体の圧力損失が少ない。
【0074】
次に、ソケット12に対してプラグ112を離脱させる動作について説明する。
【0075】
スリーブ30に力を加え後方へ移動させると、鋼球34は、外径方向に向かって移動可能となる。ところで鋼球34はコイルバネ22、122およびプラグボディ116の環状溝116dの傾斜面により付勢力を受けているので、この環状溝116dの傾斜面により外径方向に押し出され、ソケットボディ16の内周面より外側に出る。
【0076】
鋼球34が環状溝116dより外側に出ることにより、カラー26は、プラグボディ116を前方に押し出しながら移動して、ソケット12とプラグ112とを離脱させる。また、プラグバルブ120もコイルバネ122により付勢力を受けながらソケットバルブ20を押し出して離脱させるように作用する。
【0077】
このとき、前端面26aと前端面116aは密着しており、またソケットバルブ20とプラグバルブ120のそれぞれの前端面も離脱するまでは密着しており隙間部を生じないことから、ソケット12とプラグ112が離脱したときに流体が漏れることがない。
【0078】
また、同様の理由により、ソケット12とプラグ112を接続するときに流体中に外部の空気が混入することがない。
【0079】
なお、ソケット12とプラグ112が離脱すると、スリーブ30は再び鋼球34により係止され後方に位置することとなる。
【0080】
第1の実施の形態では、ソケット12とプラグ112が接続された状態において、内部の流体がOリング18、38および118によって水密状態(または気密状態)に保たれる例について示したが、結合状態においてOリング42も流出防止手段の1つとして使用する構造にしてもよい。すなわち、図7に示すように、ソケット12においてOリング38の位置を前端面116aより後方側に設定し、Oリング38aとすれば、ソケット12とプラグ112が接続された状態で、内部の流体はOリング18、38a、118および42によって水密状態(または気密状態)に保たれる。
【0081】
このように、第1の実施の形態に係る管継手10によれば、接続面である前端面26aおよび126aは軸方向に摺動することなく密着しており、またソケットバルブ20とプラグバルブ120のそれぞれの前端面も密着しているので、ソケット12とプラグ112を接続するときに流体中に外部の空気が混入することがない。
【0082】
また、離脱するときには、図5に示すように前端面116a、凹部120aは、それぞれ前端面26a、凸部20aと密着しているので、管継手10内に充満している流体を吸い込む空間がなく、流体が外部へ漏出することがない。より具体的には、この時点においては、ソケット12内の流体はカラー26、ソケットバルブ20およびOリング24によって外部に対して塞がれており、また、バルブ112内の流体は、プラグボディ116、プラグバルブ120およびOリング124によって外部に対して塞がれているので、流体が漏出することがない。
【0083】
さらに、ソケット12とプラグ112を着脱する途中の状態においても、Oリング42の働きにより、内部の流体が前端面26a、116aの当接面を経て外部へ漏出することを防止できる。
【0084】
さらに、ソケット12とプラグ112が接続されている状態では、ソケットバルブ20の前端面とプラグバルブ120の前端面は同一外径であり、且つ全面が密着しているので、このまわりを流れる流体の流路面積および流路方向は一定となり、流体の圧力損失が少ない。
【0085】
さらに、ソケット12の前端部で水密構造(または気密構造)を構成するOリング24は、この部分で弁体を構成する外径側のカラー26と内径側のソケットバルブ20のうち、ソケットバルブ20側に設けられているので、外径側のカラー26は形状上の自由度がある。これによりカラー26の内部に溝部26bを形成することが可能であり、結果としてこの溝部26bに挿入されるコイルバネ22として自然長が長いものを採用することができる。また、溝部26bはコイルバネ22の外れ止めとして作用する。
【0086】
次に、第2の実施の形態に係る管継手300を図8〜図13を参照しながら説明する。
【0087】
図8に示すように、第2の実施の形態に係る管継手300は、ソケット312とプラグ412とからなる。
【0088】
まず、離脱状態にあるソケット312について、図9および図10を参照しながら説明する。
【0089】
図9に示すように、ソケット312は、前端部の内周にねじ溝314cを有し内周部に径方向の段差部314dを有するバックボディ(後端継手部)314と、バックボディ314のねじ溝314cと螺合し一体となって円筒形状を形成するソケットボディ(本体)316と、ソケット312の軸心部に同軸に配置されるソケットバルブ(第2弁体)320と、ソケットボディ316の前端付近で内径方向に向かって縮径する複数の孔部316aに挿入されている複数の鋼球334と、ソケットボディ316の前端付近の外側に設けられ、コイルバネ332により前方に付勢されながら鋼球334により係止されている薄い筒状のスリーブ330と、ソケットボディ316の内周面とソケットバルブ320の前端の円柱状部分との間にほぼ隙間がない形状に形成されているカラー(第1弁体)326等から構成されている。
【0090】
バックボディ314の後端部には、他の管路を構成する継手と接続されるくいこみ継手314bおよび開口部314aが設けられており、他の管路との接続部として機能する。なお、接続先管路が多種類存在する場合でも、ソケット312としては、このバックボディ314のみを接続先の管路に適応した形状のものに交換すれば足りる。また、バックボディ314の先端部外周314eは、六角形状に形成されており、組み立ておよび分解時にスパナなどの工具を利用することができる。
【0091】
ソケットボディ316は、後端部の外周面に雌ねじ(第1接続部)316eが形成されており、バックボディ314のねじ溝314cと螺合し一体となってソケット312の外周部分を構成している。ソケットボディ316の後端外周部とバックボディ314の内周面には環状隙間部が形成され、この環状隙間部には流体の漏出を防止するOリング318が介装されている。
【0092】
ソケットボディ316の内周面には、環状溝が形成され、この環状溝にOリング338が介装されており、カラー326の外周面に押圧されて水密構造(または気密構造)を形成する。
【0093】
ソケットボディ316の前端部には、複数の孔部316aが形成されており、それぞれの孔部316aには鋼球334が挿入されている。この鋼球334は、内径側をカラー326の外周面によって支えられソケットボディ316の外方に突出している。そして、この突出している部分は、前記スリーブ330の前端付近の内周面の傾斜をもった段差部330aに当接してスリーブ330のストッパとなる。
【0094】
また、ソケットボディ316の外周面で、且つ孔部316aより前方の箇所には環状溝が形成されており、この環状溝には、プラグ412が結合されたときに、スリーブ330の抜け止めとして機能するストッパリング340が設けられている。
【0095】
ソケットバルブ320は、後端の円環突出部320b(図10参照)がバックボディ314の段差部314dに当接している。
【0096】
また、軸方向略中央部には環状の比較的大きい窪み部320dが設けられ、この窪み部320dより後側には、流路としての複数の貫通孔320cを有する。また、前端付近の円柱状部分の外周に形成された環状溝部にはOリング(第2シール)324が備えられており、このOリング324は、カラー326の内周面から押圧(挟持)されて流体の漏出を防止している。
【0097】
さらに、ソケットバルブ320の前端面には、プラグ412と接続する際の位置合わせ用として、円錐台状の凸部320aが形成されている。
【0098】
カラー326は、その外周面および内周面がソケットボディ316等と同心の円筒形状を形成しており、ソケットボディ316の内周面とソケットバルブ320の前端側の円柱状部分の外周面との間に介在されている。また、カラー326は、後方に開口し、ソケットボディ316と同心で、かつ円筒状の溝部326bを有しており、この円筒状の溝部326bにはコイルバネ(弾性体)322の一端が挿入されている。コイルバネ322の他端はソケットバルブ320の円環突出部320bに当接しており、弾発力によってカラー326を前方へ付勢している。そして、カラー326はソケットボディ316の内周面の突起316bにより係止されている。
【0099】
円筒状の溝部326bよりやや前方には、円環状で軸心に垂直な段差面326cが形成されている。この段差面326cの前方には軸心に平行な内周面326dが形成されており、該内周面326dに形成された環状溝部327にはOリング(第1シール)342が挿入されている。さらに、内周面326dより前方、つまりカラー326の前端部は前方に向けて拡径するテーパ面326aが形成されている。
【0100】
スリーブ330の外周面には、人の指により把持しやすいように複数の環状溝部330bが刻設されている。
【0101】
次に、プラグ412の離脱状態について、図11を参照しながら説明する。
【0102】
プラグ412は、前記バックボディ314と類似構造のバックボディ(後端継手部)414と、バックボディ414のねじ溝414cと螺合し一体となって筒形状を形成するプラグボディ(第1弁体、本体)416と、プラグ412の軸心部に同軸に配置され、外周面がプラグボディ416の内周面とほぼ隙間なく形成されるプラグバルブ(第2弁体)420等から構成されている。
【0103】
バックボディ414の後端部にはくいこみ継手414bが形成されている。また、バックボディ414の先端部外周414dは、六角形状に形成されており、組み立ておよび分解時にスパナなどの工具を利用することができる。
【0104】
プラグボディ416は、後端部の内周面に雌ねじ(第2接続部)416aが形成されており、バックボディ414のねじ溝414cと螺合し一体となってプラグ412の外周部分を構成している。
【0105】
また雌ねじ416aより前方の外周面416bおよび416cは、ソケットボディ316(図9参照)の先端部における内径と同一径に設定されている。そして、外周面416bおよび416cの間には、断面が台形状で外径側が広く開口する環状溝416gが形成されている。
【0106】
外周面416cより前方には、前方に向けて縮径するテーパ面416dが形成されており、該テーパ面416dの傾斜角度はカラー326(図9参照)のテーパ面326aとほぼ同値に設定されている。テーパ面416dより前方には、カラー326の内周面326dの内径とほぼ同一外径の外周面416eが形成されている。該外周面416eの軸心方向の長さL1(図12A参照)は、内周面326dの長さとほぼ同一に設定されている。プラグボディ416の前端には平坦な前端面416fが形成されており、その内径および外径は、いずれも前記カラー326の段差面326cと同一径に設定されている。テーパ面416dの内径側ではテーパ面416dと略並行のテーパ面416hが内周面を形成している。
【0107】
プラグボディ416の後端外周部とバックボディ414の内周面には環状隙間部が形成され、この環状隙間部には流体の漏出を防止するOリング418が介装されている。
【0108】
プラグバルブ420には、外径の大きい部分420b(図10参照)と前端部の円柱状部分420cがある。円柱状部分420cに形成された環状溝部にはOリング(第2シール)424が備えられており、このOリング424は、プラグボディ416の前端部分の内周面から押圧されて水密構造(または気密構造)を形成している。
【0109】
また、図10に示すように、外径の大きい部分420bと円柱状部分420cとを含む箇所には、径方向に複数の孔420dが形成されており、これらの孔420dは、プラグバルブ420の後端面に開口する軸心方向の穴420eと連通している。
【0110】
さらに、プラグバルブ420の前端面は、前記ソケットバルブ320の前端面と外径が同一径に設定されている。また、プラグ412と接続する際の位置合わせ用として、円錐台状の凹部420aが、前記凸部320aとほぼ隙間なく嵌合する形状に形成されている。
【0111】
外径の大きい部分420bの後方には段差部420fがあり、図11に示すように、該段差部420fはコイルバネ422の一端を支持する働きをもつ。
【0112】
コイルバネ422の他端はバックボディ414の内周段差部414eに当接しており、弾発力によってプラグバルブ420を前方へ付勢している。そして、プラグバルブ420はプラグボディ416の内周面のテーパ面416hにより係止されている。
【0113】
次に、ソケット312とプラグ412とを接続し、さらに離脱する動作について図12A〜図13を参照しながら説明する。なお、ソケット312、プラグ412のそれぞれのくいこみ継手314b、414bには可撓性に富むホース管路が接続されており、ソケット312およびプラグ412の内部には予め流体(液体または気体)が充満しているものとする。
【0114】
まず、ソケット312とプラグ412のそれぞれの前端部を当接させる。このとき、図12Aに示すようにソケット312とプラグ412の軸心がずれている場合であっても、プラグ412の前端面416fがソケット312のテーパ面326aによって案内されながら挿入されることとなり確実に嵌合が行われる。
【0115】
さらに、外周面416eの長さL1は、カラー326の先端部からソケットボディ316の先端部316cまでの長さL2よりやや短く設定されているので、外周面416eによってカラー326を強制的に移動させようとしたとしても、カラー326が移動する以前にプラグボディ416のテーパ面416dがソケットボディ316の先端部に当接することとなり、ソケット312とプラグ412との噛合状態が不適なままカラー326が移動することを防止することができる。これにより、ソケット312とプラグ412の接続時に、ソケット312内部の流体が漏れることを防止できる。
【0116】
また、図12Bに示すようにソケット312とプラグ412の軸心が非平行である場合にも、テーパ面326aまたはテーパ面416dの案内作用により不適な噛合を防止することができる。
【0117】
このようにして、ソケット312とプラグ412とのそれぞれの前端部分を噛合させると、図13に示すように、ソケット312の凸部320a、段差面326c、内周面326dおよびテーパ面326aがそれぞれプラグ412の凹部420a、前端面416f、外周面416eおよびテーパ面416dと密着する。また、Oリング342は外周面416eにより押圧変形し、Oリング342の左右で気密構造をなす。また、ソケットバルブ320の前端面の凸部320aとプラグバルブ420の前端面の凹部420aとが嵌合して確実に位置合わせが行われる。
【0118】
さらにソケット312に対してプラグ412を挿入させると、カラー326はコイルバネ322を圧縮してソケット312に対して相対的に後方へ移動する。また、プラグバルブ420は、コイルバネ422を圧縮してプラグ412に対して相対的に後方へ移動する。従って、ソケット312とプラグ412とを接続したとき、流体が漏れることがない。
【0119】
このとき、ソケット312の前方で水密構造(または気密構造)を形成していたOリング324およびプラグ412の前方で水密構造(または気密構造)を形成していたOリング424は、それぞれカラー326の内周面、プラグボディ416の内周面から離れ、これによりシール構造が解除され、ソケット312とプラグ412との流路が連通し始める。この時点で、外部に対してOリング342がシール構造を構成する。
【0120】
そして、さらにプラグ412を挿入し、ソケット312に対して完全に結合させると、図8に戻り、鋼球334は、内径側にプラグボディ416の環状溝416gが位置するようになるので、内径方向に向かって移動可能になる。ところで、鋼球334は、コイルバネ332およびスリーブ330の傾斜をもった段差部330aにより付勢力を受けているので、この段差部330aの傾斜面により内径方向に移動しソケットボディ316の外周面より内側に入る。
【0121】
鋼球334がソケットボディ316より内側に入ることにより、スリーブ330は、前方に移動してその前方にあるストッパリング340によって係止される。そして、スリーブ330の内周面が鋼球334の外周を覆うように位置することとなり、鋼球334を内径側に保持する。
【0122】
また、プラグボディ416の環状溝416gに鋼球334が入り込んで保持されることから、プラグ412はソケット312に対して離脱が防止される。
【0123】
この状態において、ソケット312の後端における開口部314aとプラグ412の後端における開口部414aは、ソケットバルブ320の貫通孔320c、窪み部320d、プラグバルブ420の孔420d、穴420eを経由して流路を形成し、この流路はOリング318、338、342および418によって水密状態(または気密状態)に保たれている。
【0124】
また、ソケットバルブ320の前端面とプラグバルブ420の前端面は同一外径で、且つ全面が密着しているので、このまわりを流れる流体の流路面積および流路方向は一定となり流体の圧力損失が少ない。
【0125】
次に、ソケット312に対してプラグ412を離脱させる動作について説明する。
【0126】
スリーブ330に力を加え後方へ移動させると、鋼球334は、外径方向に向かって移動可能となる。ところで、鋼球334は、コイルバネ322、422およびプラグボディ416の環状溝416gの傾斜面により付勢力を受けているので、この環状溝416gの傾斜面により外径方向に押し出され、ソケットボディ316の内周面より外側に出る。
【0127】
鋼球334が環状溝416gより外側に出ることにより、カラー326は、プラグボディ416を前方に押し出しながら移動して、ソケット312とプラグ412とを離脱させる。また、プラグバルブ420もコイルバネ422により付勢力を受けながらソケットバルブ320を押し出して離脱させるように作用する。
【0128】
このとき、段差面326cと前端面416fは密着しており、また凸部320aと凹部420aも離脱するまでは密着していることから隙間部はほとんど生じず、そのため、ソケット312とプラグ412が離脱したときに流体が漏れることがない。
【0129】
なお、ソケット312とプラグ412が離脱すると、スリーブ330は再び鋼球334により係止され後方に位置することとなる。
【0130】
このように、第2の実施の形態に係る管継手300によれば、離脱するときには、図13に示すように前端面416f、凹部420a、外周面416eは、それぞれ段差面326c、凸部320a、内周面326dと密着しているので、管継手300内に充満している流体を吸い込む空間がなく、流体が外部へ漏出することがない。より具体的には、この時点においては、ソケット312内の流体はカラー326、ソケットバルブ320およびOリング324によって外部に対して塞がれており、また、プラグ412内の流体は、プラグボディ416、プラグバルブ420およびOリング424によって外部に対して塞がれているので、流体が漏出することがない。
【0131】
さらに、ソケット312とプラグ412とが接続されている状態では、ソケットバルブ320の前端面とプラグバルブ420の前端面は同一外径であり、且つ全面が密着しているので、このまわりを流れる流体の流路面積および流路方向は一定となり、流体の圧力損失が少ない。
【0132】
さらに、ソケット312で水密構造(または気密構造)を構成するOリング324は、この部分で弁体を構成する外径側のカラー326と内径側のソケットバルブ320のうち、ソケットバルブ320側に設けられているので、外径側のカラー326は形状上の自由度がある。これによりカラー326の内部に溝部326bを形成することが可能であり、結果としてこの溝部326bに挿入されるコイルバネ322として自然長が長いものを採用することができる。また、溝部326bはコイルバネ322の外れ止めとして作用する。
【0133】
さらにまた、カラー326の前端はテーパ面326aを有するので、ソケット312とプラグ412とを接続する際に軸心が一致していなくても、プラグ412の前端面416fがテーパ面326aにより案内されて正確に噛合させることができる。プラグ412のテーパ面416dとソケット312の先端部316cも、噛合時の案内作用を有する。
【0134】
なお、この発明に係る管継手は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る管継手によれば、ソケットとプラグとを接続または離脱させる際に、管継手内部の流体が漏出することがないという効果を達成することができる。
【0136】
また、本発明に係る管継手によれば、ソケットとプラグとを接続させる際に、テーパ部分の案内作用または凹部と凸部との嵌合により、軸心を一致させて正確に接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る管継手の接続状態を示す断面図である。
【図2】ソケットの断面図である。
【図3】ソケットバルブおよびプラグバルブを示す斜視図である。
【図4】プラグの断面図である。
【図5】ソケットとプラグを接続する最初の状態を示す説明図である。
【図6】ソケットとプラグを接続する途中の状態を示す説明図である。
【図7】Oリングの配置を変えた例を示す説明図である。
【図8】第2の実施の形態に係る管継手の接続状態を示す断面図である。
【図9】ソケットの断面図である。
【図10】ソケットバルブおよびプラグバルブを示す斜視図である。
【図11】プラグの断面図である。
【図12】図12Aは、ソケットとプラグの軸心がずれている状態を示す説明図であり、図12Bは、ソケットとプラグの軸心が非平行である状態を示す説明図である。
【図13】ソケットとプラグを接続する最初の状態を示す説明図である。
【図14】従来技術に係る管継手のソケットとプラグが離脱した状態を示す断面図である。
【図15】従来技術に係る管継手のソケットとプラグが接続された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10、300、500…管継手 12、312、502、…ソケット
14、314、414…バックボディ
14a、314a、414a…開口部
14b、114b、314b、414b…くいこみ継手
14c、114c、314c、414c…ねじ溝
16、316…ソケットボディ
16e、116e、316e…雌ねじ
18、24、36、38、38a、42、118、124、318、324、338、342、418、424…Oリング
20、320…ソケットバルブ 20a、320a…凸部
22、32、122、322、332、422、508、522、558…コイルバネ
26、326…カラー 26a、116a、416f…前端面
26b、326b…溝部 30、330、520…スリーブ
34、334、526…鋼球 40、340…ストッパリング
44、144…ガイド
112、412、552…プラグ
116、416…プラグボディ 120、420…プラグバルブ
120a、420a…凹部 326a、416d…テーパ面

Claims (7)

  1. 結合および離脱可能なソケットとプラグとからなる流体の管継手において、
    前記ソケット及び前記プラグは、それぞれ、離脱状態において前記流体の通路を塞ぐ流出防止弁と、
    少なくとも前記ソケットと前記プラグを接続する際に、前記ソケットと前記プラグとをシールする第1シールと
    を有し、
    前記流出防止弁は、内周面が円筒状の第1弁体と、
    前記第1弁体の内側に同心状に設けられた外周面が円柱状の第2弁体と、
    前記第1弁体の内周面側又は前記第2弁体の外周面側に設けられ、該第1弁体の内周面と第2弁体の外周面との間をシールする環状の第2シールと、前記第1弁体及び前記第2弁体のいずれか一方軸方向に付勢する弾性体とを有し、
    前記ソケット及び前記プラグのそれぞれの前記第1弁体は内周面が同径で、前記ソケット及び前記プラグのそれぞれの前記第2弁体は外周面が同径であり、
    前記第1シールは、前記ソケットの接続端面又は前記プラグの接続端面における前記第2弁体と同心状の環状溝に設けられ、
    前記ソケットと前記プラグとを接続する際には、2つの前記第1弁体の接続端面同士が当接されることにより前記第1シールが押圧されてシールを行い、2つの前記第2弁体の接続端面同士が当接し、軸方向において、各前記第1弁体の接続端面は2つの前記第2シールの間に配置され、
    次に、前記ソケットと前記プラグとを接近させることにより、前記弾性体の弾性力に抗して、2つの前記第1弁体と2つの前記第2弁体とが逆方向に相対移動し、軸方向において、各前記第1弁体の接続端面は2つの前記第2シールの間から抜けることを特徴とする管継手。
  2. 請求項1記載の管継手において、
    前記ソケットにおける前記第1弁体は外周面が円柱形状であって、内周面が円筒状の枠体に挿入されており、
    前記枠体の内周面には、前記ソケットにおける前記第1弁体との間をシールする環状の第3シールが設けられ、
    離脱状態では、前記第3シールは前記第1弁体の接続端面より基端側に配置されており、
    前記ソケットと前記プラグとを接続する際、前記ソケットと前記プラグとを接近させるときに、前記弾性体の弾性力に抗して、前記第1弁体と前記枠体とが逆方向に相対移動し、軸方向において、各前記第1弁体の接続端面は前記第3シールの位置を超えて基端側に移動することを特徴とする管継手。
  3. 請求項1または2記載の管継手において、
    前記ソケット側における前記第1弁体の前端部は、前方に向かって拡径するテーパ面を有することを特徴とする管継手。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の管継手において、
    前記ソケットまたは前記プラグは、互いの結合および離脱を行う着脱機構を有することを特徴とする管継手。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の管継手において、
    前記第2弁体のうち、前記ソケットまたは前記プラグと結合される側の端面に、前記ソケットまたは前記プラグとの位置合わせを行う凸部または凹部を有することを特徴とする管継手。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の管継手において、
    前記第1弁体の内周面と外周面の間に、後ろ側に開口する円筒状の溝部を有し、
    前記円筒状の溝部には、前記弾性体の一端が挿入されていることを特徴とする管継手。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の管継手において、
    前記ソケットおよび前記プラグは、各後端部分にそれぞれ他の管継手と接続する後端継手部を有し、
    前記ソケットの本体を前記後端継手部に接続する第1接続部の形状は、前記プラグの本体を前記後端継手部に接続する第2接続部と同形状であることを特徴とする管継手。
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