JP4034671B2 - 側溝ブロックに於ける排水構造 - Google Patents

側溝ブロックに於ける排水構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は道路に使用される側溝ブロックに於ける排水構造に係り、特にグレーチングを側溝ブロックの表面に設けられた凹溝内に簡単かつ安定した状態で固定することが出来る排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の道路等に使用されるブロック状のコンクリート側溝は、雨水を内部に設けた水路に流入させるために、表面に凹溝を形成すると共に該凹溝と水路との間にスリットを穿設し、更に前記凹溝内にグレーチングを埋設して構成していた。
【0003】
この種の構造を有する公知技術としては、後述の特許文献1乃至特許文献5が夫々知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−13488号公報
【特許文献2】
特開平10−60994号公報
【特許文献3】
特開2000−170240号公報
【特許文献4】
特開2003−27576号公報
【特許文献5】
実用新案登録第3022691号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の技術に於ては、側溝の表面に設けられた凹溝の中に嵌入されたグレーチングを、側溝に安定した状態で固定するために種々の方策が用いられていたが全体が極めて複雑であり、コスト高になる問題があった。
【0006】
即ち、例えば前記特許文献3の技術に於ては、ネジ棒の下部に水路に挿入し得る固定板を設け、かつネジ棒の上部にグレーチングの補強板に掛け止めし得るフック部を設け、ネジ棒に沿って固定板を昇降させることによってグレーチングを凹溝内に固定していたが、全体の構造が極めて複雑であり、しかも作業が困難である等の問題があった。
【0007】
また、例えば特許文献5の場合には、側溝表面に設けられたスリット(開口溝)の両側に夫々アングル材を起立固定し、これ等のアングル材間にフラットバーを設け、アングル材とフラットバーとによって形成される凹溝空間の中にグレーチングを落し込んでいたが、この技術の場合も複雑であり、多くの鋼材を必要とし、組立構成に手間を取ると共にコスト高になる問題があった。
【0008】
さらに、前述の従来の側溝ブロックは、内部に設けた水路と表面の凹溝との間に巾広のスリット或は開口溝を設けて構成しなければならないので、側溝ブロック自体の強度が弱くなる問題があった。
【0009】
本発明に係る側溝ブロックに於ける排水構造は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に側溝ブロックの水路と凹溝との間に間欠的にスリットを設け、かつ該凹溝に嵌入されるグレーチングにフックを回動自在に取付けて構成したので、該フックの先端部をスリットの末端部に挿入した場合には、フックが自重で回転して、その先端部をスリットのない部分に自動的に係止することが出来る。従ってグレーチングを側溝ブロックに簡単かつ安定した状態で取付固定するようにした全く新しい技術を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る側溝ブロックに於ける排水構造は、前述の従来の問題点を根本的に改善した発明であって、その発明の要旨は、軸方向内部に水路が貫通されると共に上表面にグレーチング嵌入用の凹溝が該水路と平行に穿設されかつ前記水路と凹溝との間に排水用のスリットが穿設された側溝ブロックに於て、前記スリットは所定の間隔を保って間欠的に設けられており、前記凹溝に嵌入されたグレーチングには所定位置にコ字形フックが回動自在に取付けられており、かつ該フックは前記スリットの末端部に隣接して挿入されてスリットが設けられない部分に係止して構成されていることを特徴とした側溝ブロックに於ける排水構造である。
【0011】
前述のように、本発明に於ては、側溝ブロック内部の水路と、側溝ブロック表面の凹溝との間に排水用のスリットを間欠的に設けると共に、グレーチングにフックを回動自在に取付けられているので、該フックをスリットの末端部に隣接して水路迄挿入した後で回動することによって、フックの先端部をスリットが設けられない部分に係止して、グレーチングを凹溝内に簡単かつ安定した状態で取付固定することが出来る。
【0012】
本発明に使用される側溝ブロックには、水路と凹溝とを連通するスリットが部分的に設けられているに過ぎないので、側溝ブロックの強度がスリットによって阻害されることを最小限にすることが出来る。
【0013】
本発明に係る側溝ブロックに於ける排水構造に用いるグレーチングは、コ字形フックを所定位置に回動自在に取付けて構成されている。
【0014】
上記の如く、グレーチングには、コ字形フックを所定位置に回動自在に取付けて構成したので、側溝ブロックのスリットの末端部に隣接してフックの先端部を水路迄挿入した後、フックは自重によって自動的に回動してそのフックの先端部をスリットのない部分に係止して、グレーチングを側溝ブロックに簡単かつ安定して取付固定することが出来る。
【0015】
また、グレーチングに回動自在に取付けられたフックの根本部の上端は、フックが側溝ブロックに係止された状態では、グレーチングの表面と面一になっており、フックが回動して側溝ブロックから外れた際には、フック根本部の上端の一部がグレーチングの表面より突出するので、外部からその状態を極めて簡単に確認することが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】
図により本発明の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係る側溝ブロックに於ける排水構造の斜視図、図2は図1の側溝ブロックとグレーチングとの説明斜視図、図3は図1のグレーチングの構成を示す説明図、図4は図1の状態を形成する前の組立状態の説明斜視図である。
【0017】
図1乃至図4に於て、1は本発明に使用される側溝ブロックであって、その内底部には円形状の水路2が軸方向に貫通されている。また、側溝ブロック1の表面には、水路2と平行に凹溝3が穿設されている。
【0018】
そして、該水路2と凹溝3との間には、所定の間隔を保って、スリット4が穿設されている。従って、スリット4はスリット4が設けられない部分5と交互に配設されている。本発明に於ては、このように、側溝ブロック1にスリット4を全長に設けずに、間欠的に設けることによって、側溝ブロック1の強度を保つことが出来るように配慮されている。
【0019】
はグレーチングであって、すの子状の本体とその所定位置に取付けられたフック7とより構成されている。フック7は、図に示す如く、コ字状に形成されており、その上部の根本部7aがグレーチング6の中桟の所定位置に回動自在に取付けられている。フック7の取付位置は、前記側溝ブロック1のスリット4の位置に対応させて設けることが出来る。
【0020】
前記フック7の下部の先端部7bは、グレーチング6を側溝ブロック1の凹溝3内に嵌入した際に、水路2内に挿入される長さを有しており、かつこの先端部7bは自重によって常に垂直に保持されるように構成されている。
【0021】
また、フック7の根本部7aの上端面は、フック7の先端部7bが自重によって垂直に保持されている際には、グレーチング6の表面と面一になり、フック7の先端部7bが傾斜した際には、フック7の根本部7aの上端面はグレーチング6の表面から突出するように構成されている。
【0022】
従って、特に図4に示す如く、フック7を回動して傾斜させてフック7をスリット4の末端部に隣接して挿入しながら、図1の如く、グレーチング6を凹溝3に嵌入した場合には、フック7が自重によって回動して、その先端部7bを垂直に維持すると共に、その先端部7bをスリット4の設けられない部分5の下面に自動的に係止することが出来る。
【0023】
さらに、台風時の風力或は水力等によってグレーチング6が移動してフック7の先端部がスリット4の設けられない部分5から外れたような場合には、フック7が傾斜してフック7の根本部7aの上端面がグレーチング6の表面より突出するので、この状態を外部から簡単に確認することが出来る。従って、事故が発生する前に簡単な操作で元の状態に復元し、事故を事前に防止することが出来る。
【0024】
本発明に於ける側溝ブロック1は、前述のような構造を有するので、従来の側溝ブロックと全く同一の工程で製造することが出来る。また、フック7が取付けられたグレーチング6は、単にコ字形のフック7をグレーチング6の所定位置に回動自在に取付ければ良いので、構造が極めて簡単であり、安価に大量生産することが出来る。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る側溝ブロックに於ける排水構造に於いては、側溝ブロック内部の水路と、側溝ブロック表面の凹溝との間に排水用のスリットを間欠的に設けると共に、グレーチングにコ字形のフックを回動自在に取付けられているので、該フックをスリットの末端部に隣接して水路迄挿入した後で回動することによって、フックの先端部をスリットが設けられない部分に係止して、グレーチングを凹溝内に簡単かつ安定した状態で取付固定することが出来る効果を有している。
【0026】
本発明に使用される側溝ブロックには、水路と凹溝とを連通するスリットが部分的に設けられているに過ぎないので、側溝ブロックの強度がスリットによって阻害されることを最小限にすることが出来る効果を有している。
【0027】
特に、グレーチングに於いては、コ字形フックを所定位置に回動自在に取付けて構成したので、側溝ブロックのスリットの末端部に隣接してフックの先端部を水路迄挿入した後、フックは自重によって自動的に回動してそのフックの先端部をスリットのない部分に係止して、グレーチングを側溝ブロックに簡単かつ安定して取付固定することが出来る効果を有している。
【0028】
また、グレーチングに回動自在に取付けられたフックの根本部の上端は、フックが側溝ブロックに係止された状態では、グレーチングの表面と面一になっており、フックが回動して側溝ブロックから外れた際には、フック根本部の上端の一部がグレーチングの表面より突出するので、外部からその状態を極めて簡単に確認することが出来る効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る側溝ブロックに於ける排水構造の斜視図である。
【図2】図2は図1の側溝ブロックとグレーチングとの説明斜視図である。
【図3】図3は図1のグレーチングの構成を示す説明図である。
【図4】図4は図1の状態を形成する前の組立状態の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 側溝ブロック
2 水路
3 凹溝
4 スリット
5 スリット4が設けられない部分
6 グレーチング
7 フック
7a 根本部
7b 先端部

Claims (1)

  1. 軸方向内部に水路が貫通されると共に上表面にグレーチング嵌入用の凹溝が該水路と平行に穿設されかつ前記水路と凹溝との間に排水用のスリットが穿設された側溝ブロックに於て、前記スリットは所定の間隔を保って間欠的に設けられており、前記凹溝に嵌入されたグレーチングには所定位置にコ字形フックが回動自在に取付けられており、かつ該フックは前記スリットの末端部に隣接して挿入されてスリットが設けられない部分に係止して構成されていることを特徴とした側溝ブロックに於ける排水構造。
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