JP2004293107A - コンクリート製品 - Google Patents

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JP2004293107A
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Yoshiaki Chuma
好明 中馬
Koichi Fujiwara
幸市 藤原
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Shinko Kenzai Ltd
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Shinko Kenzai Ltd
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Abstract

【課題】車などの走行でカタカタといった音を発することが無く、かつ車の走行でグレーチングが跳ね上がるといった懸念の無い、グレーチングが設けられたコンクリート製品を提供する。
【解決手段】グレーチング2を設ける開口部3を有し、その開口部3のグレーチング2を受ける受部4が開口部3とその開口部3の下方の空間5との間で突き出て形成されてなるコンクリート製品本体1と、その開口部3に開閉可能に設置されるとともに、前記受部4の下面12に係合する係合部材9を備えるグレーチング2とを備えてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート製品に関し、詳細には道路等に設置され、上部開口部にグレーチングが設けられた側溝、暗渠及び集水ますなどのグレーチングが設けられたコンクリート製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般道路、高速道路等を問わず、通常、道路等の側方には雨水を排水するためにコンクリート製の側溝、あるいは暗渠や集水ますなどが設けられている。これらコンクリート製の側溝、暗渠、集水ますなどは規模の大きなものは、地面に溝を掘削後に型枠を形成し、コンクリートを打設して施工されるが、比較的規模の小さなものは、近年、ミニショベルカーが汎用されるようになり、幅1m程度の溝を精度良く掘削できるようになったこともあって工場でコンクリート製品として製造し、その後に施工現場に運搬して施工されることが多くなった。
【0003】
一方、上記コンクリート製品は、規模が比較的小さくなったものとはいえ重量物でもあるため、その運搬にロープを巻き付けただけの玉掛けではロープがずれたり外れるおそれがあり、安全上の問題が懸念される。そこで、工場でコンクリート製品を打設して製造する際に特開2000−229317号公報(特許文献1)に記載されているようなコンクリート埋設孔開け具なるものの提案がなされている。この孔開け具を埋設しそこに吊上治具を設け、その吊上治具を介して吊上げることで安全な運搬が期待される。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−229317号公報(段落0017、図5、6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように側溝、暗渠及び集水ますなどを工場でコンクリート製品として製造し、その後に施工現場に運搬して施工する場合、雨水などが流入する上部開口部に取付けられるグレーチングは、コンクリート製品とは別に製造され、コンクリート製品の施工後に、その開口部に形成されたグレーチング受部に落とし込んで取付けられる。
【0006】
上記コンクリート製品においては、グレーチングの取付けが受部へ落とし込むだけであるため着脱が容易であり、コンクリート製品内にごみが詰まっている場合に清掃などが容易である利点を有するが、グレーチングを受部に落とし込んだだけではグレーチングと受部の間にかなりの隙間があるため、グレーチング上を自転車や自動車などの車が走行したり、人が通ってもカタカタと音を発することがあり、特に住宅街においてはこの音が耳障りで問題となる。また車の走行ではグレーチングが跳ね上がる危険が懸念される。
【0007】
本発明は、上記の如き問題を解消するためになしたものであって、その目的は、車などの走行でカタカタといった音を発することが無く、かつ車の走行でグレーチングが跳ね上がるといった懸念の無い、グレーチングが設けられたコンクリート製品を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明(請求項1)に係るコンクリート製品は、グレーチングを設ける開口部を有し、その開口部のグレーチングを受ける受部が開口部とその開口部の下方の空間との間で突き出て形成されてなるコンクリート製品本体と、その開口部に開閉可能に設置されるとともに、前記受部の下面に係合する係合部材を備えるグレーチングとを備えてなるものである。
【0009】
上記の構成では、コンクリート製品本体の受部に落とし込まれたグレーチングは、コンクリート製品本体の、開口部とその開口部の下方の空間との間で突き出て形成された受部の下面に、グレーチングに設けられた係合部材を係合させることができるので、コンクリート製品本体に対してグレーチングを固定でき、コンクリート製品の施工後に、その上を車などが走行してもカタカタといった音を発することが無い。また車の走行でグレーチングが跳ね上がるといった懸念も無い。また更に、コンクリート製品本体とグレーチングとは、別々に施工現場へ運搬し施工現場でコンクリート製品本体の開口部に係合部材を受部下面に係合させてグレーチングを設けコンクリート製品とした後で埋設することもできるし、あるいはコンクリート製品の製造現場や建材屋で、予めコンクリート製品本体の開口部に係合部材を受部下面に係合させてグレーチングを設けコンクリート製品とした後で運搬、埋設することもでき、側溝、暗渠、集水ますなどのグレーチングが設けられたコンクリート製品の施工作業の改善が期待できる。
【0010】
そして、上記コンクリート製品において、グレーチング側の係合部材は、特に限定するものではないが、グレーチングの底部にブラケットを介して進退可能又は回動可能に取付けられた金具よりなる係合部材であってもよい(請求項2)。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るコンクリート製品の説明図であって、aは全体斜視図、bはaのA矢視図、cはbのB−B断面図、図2は、図1のC部の拡大断面説明図である。図において、1はコンクリート製品本体、2はグレーチングを示す。
【0012】
コンクリート製品本体1は、本例では側溝(U字溝)を例としたものであって、常法により型枠を製作し、その型枠内にコンクリートを打設して製造される。
コンクリート製品本体1の上部開口部3の両側はグレーチング2を落とし込んで設けるための受部4が形成され、その受部4は上部開口部3とこの上部開口部3の下方の空間5との間で突き出て形成されている。
【0013】
グレーチング2は、平鋼からなる主部材6を幅方向を上下にして所定間隔に配設し、その長手方向両端にエンドプレート7を溶接固定し、更に主部材6に交差させてスクリューバーからなる横部材8を主部材6同様に所定間隔に配設するとともに、その横部材8をプロジェクション溶接により主部材6の間に押し込むように且つ面一となるように溶接して製造されたものである。そして、前後のエンドプレート7と左右端の主部材6とにより外枠が構成されている。
【0014】
上記グレーチング2の四隅近傍の底面には、主部材6、6間に跨って係合部材9がベース部10を溶接して設けられている。この係合部材9は、主部材6に溶接固定されたベース部10を含めて断面四角形の角管形状に形成されたブラケット11と、このブラケット11に、コンクリート製品本体1の受部4の下面12に向かって進退移動可能に設けられた棒鋼13とにより構成されている。そして、棒材13を受部4の下面12に向かって押出すことで前記下面12と係合し、引き戻すことで係合が解除される。なお、この押引きは、例えば、棒材13の中央部から後端部の上面に突起あるいは溝などを形成し、この突起又は溝に、グレーチング2の主部材6、6間より挿しいれた棒状の操作具13Aなどを係合させて行える。
【0015】
上記構成からなる本発明に係るコンクリート製品は次の要領で組立てられる。
すなわち、コンクリート製品本体1の上部開口部3の受部4が、上部開口部3とその下方の空間5との間で突き出て形成されている。次いで、そのコンクリート製品本体1の上部開口部3の受部4にグレーチング2を落とし込んで載置する。この後、グレーチング2の四隅近傍の底面に設けた係合部材9の棒材13を受部4の下面12に向かって押出し受部4の下面12と係合させて、コンクリート製品本体1の上部開口部3の受部4にグレーチング2を設ける。
【0016】
従って、上記構成のコンクリート製品では、コンクリート製品本体1の受部4に落とし込まれたグレーチング2は、コンクリート製品本体1の受部4の下面12とグレーチング2の係合部材9とを係合させることができるので、コンクリート製品本体1に対してグレーチング2を固定でき、コンクリート製品の施工後に、その上を車などが走行してもカタカタといった音を発することが無い。また車の走行でグレーチングが跳ね上がるといった懸念も無い。また更に、コンクリート製品本体1とグレーチング2とは、別々に施工現場へ運搬し施工現場でコンクリート製品本体1の上部開口部3に係合部材9を受部4の下面12に係合させてグレーチング2を設けコンクリート製品とした後で埋設することもできる。
【0017】
なお、上記例では、係合部材9の実施形態として棒材13が受部4の下面12に向かって進退するようにグレーチング2に設けた場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図3に示すような係合部材14をグレーチング2の四隅近傍の底面に溶接して設けてもよい。この係合部材14は、中央部に貫通孔15を有するベース部16と、このベース部16の下面に貫通孔15と同心になるように溶接固定されたナット部17と、このナット部17に頭部18を下にして螺合するボルト19と、このボルト19のネジ部20が挿通するボス部21と、このボス部21に偏心させて溶接固定された細長の係合片22とで構成されるとともに、前記ボルト19のネジ部20の先端面には−ドライバーなどが差し込める−溝(又は+ドライバーなどが差し込める+溝、あるいは先端部がボックスレンチと係合し得る形状など)が形成されて構成されている。この係合部材14は、ベース部16を、グレーチング2の底面の主部材6、6間に跨って溶接して設けられる。
【0018】
上記係合部材14の場合には、グレーチング2をコンクリート製品本体1の受部4に落とし込んだ後、細長の係合片22を回動させてその上面をコンクリート製品本体1の受部4の下面12に当接させるとともに、その状態でグレーチング2の主部材6、6間より挿しいれた−ドライバーなどの操作具23をボルト19のネジ部20の先端面の−溝に差し入れて回転させることでボルト19の頭部18を上昇させ、強固に当接係合させることができる。これにより、上記例と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、コンクリート製品本体1に対してグレーチング2を固定でき、コンクリート製品の施工後に、その上を車などが走行してもカタカタといった音を発することが無い。また車の走行でグレーチングが跳ね上がるといった懸念も無い。また更に、コンクリート製品本体1とグレーチング2とは、別々に施工現場へ運搬し施工現場でコンクリート製品本体1の上部開口部3に係合部材14を受部4の下面12に係合させてグレーチング2を設けコンクリート製品とした後で埋設することもできる。
【0019】
なお、上記例では、係合部材9又は14を、グレーチング2の四隅に設ける場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中央部の両側に1箇所ずつ、あるいは一方の側は中央部に1箇所他方の側は両端に1箇所ずつ設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るコンクリート製品によれば、コンクリート製品の施工後に、その上を車などが走行してもカタカタといった音を発することが無いし、また車の走行でグレーチングが跳ね上がるといった懸念も無い。また更に、コンクリート製品本体とグレーチングとは、別々に施工現場へ運搬し施工現場でコンクリート製品本体の開口部に係合部材を介在させてグレーチングを設けコンクリート製品とした後で埋設することもできるし、あるいはコンクリート製品の製造現場や建材屋で、予めコンクリート製品本体の開口部に係合部材を介在させてグレーチングを設けコンクリート製品とした後で運搬、埋設することもでき、側溝、暗渠、集水ますなどのグレーチングが設けられたコンクリート製品の施工作業性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート製品の説明図であって、aは全体斜視図、bはaのA矢視図、cはbのB−B断面図である。
【図2】図1のC部の拡大断面説明図である。
【図3】本発明に係るコンクリート製品の別の実施形態の要部のみの説明図であって、aは拡大断面説明図、bはaの上面図である。
【符号の説明】
1:コンクリート製品本体 2:グレーチング
3:開口部 4:受部 5:空間
6:主部材 7:エンドプレート 8:横部材
9:係合部材 10:ベース部 11:ブラケット
12:受部の下面 13:棒鋼 13A:操作具
14:係合部材 15:貫通孔 16:ベース部
17:ナット部 18:頭部 19:ボルト
20:ネジ部 21:ボス部 22:細長の係合片
23:操作具

Claims (2)

  1. グレーチングを設ける開口部を有し、その開口部のグレーチングを受ける受部が開口部とその開口部の下方の空間との間で突き出て形成されてなるコンクリート製品本体と、その開口部に開閉可能に設置されるとともに、前記受部の下面に係合する係合部材を備えるグレーチングとを備えてなることを特徴とするコンクリート製品。
  2. グレーチング側の係合部材が、グレーチングの底部にブラケットを介して進退可能又は回動可能に取付けられた金具よりなる請求項1に記載のコンクリート製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169993A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Kaneso Co Ltd 溝蓋のロック装置

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