JP4033983B2 - 印刷版処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、画像を形成した印刷版を処理液により処理する印刷版処理装置に関し、特に後段の処理液を供給する前に印刷版上にある前段の処理液を除去する絞りローラ対を有する印刷版処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印刷版処理装置では、異なる処理液を版面に供給する処理部を複数併設し、処理すべき印刷版を順次各処理部に搬送して処理を行うようにしている。例えば一般的な印刷版処理装置では、現像処理液を貯留する現像槽に印刷版を侵漬搬送させ、現像槽を出た印刷版に対し水洗処理液とリンス処理液とを順次シャワー塗布して後処理するようにしている。そして各処理液は各処理部にて順次循環して使用されている。
【0003】
各処理部に渡って印刷版を連続的に搬送すると、印刷版上に残存する前段の処理液が後段の処理部に持ち出されることになる。例えば印刷版に残存する現像処理液が水洗処理部に持ち出されると当該水洗処理液に現像処理液が混入するので、水洗処理液の交換頻度や新たな水洗処理液の補充量が大きくなる。このため従来の印刷版処理装置では各処理部の間には印刷版面から前段の処理液を除去するため印刷版に対し押圧付勢された1対の対向ローラからなる絞りローラ対が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、従来の紫外線露光とは異なり、赤外線波長のレーザ光により露光を行うサーマルプレートと呼ばれるような印刷版が出現している。(以下サーマルタイプ印刷版という)このようなサーマルタイプ印刷版を前述の印刷版処理装置で処理する場合、前述の絞りローラ対で印刷版上の現像処理液を絞ると、現像処理液中に存在する析出物が析出して水洗処理部入口側の搬送ローラが汚れるという問題があった。これは当該析出物が現像処理液中では溶けているが、現像処理液液が少なくなると多く析出するためである。
【0005】
ここで印刷版上の現像処理液を全く絞らないと、析出物は印刷版上の残存現像液中に溶けた状態にあって実際に結晶化するものは少ない。しかしながら印刷版上の現像処理液を絞らないと後段の水洗処理部での汚染が多くなり、前述のように水洗処理液の交換頻度や補給量が多くなるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で印刷版上の処理液を必要最低限な量に絞りこむことができ、後段の搬送ローラに析出物が生じることがなく、かつ後段への処理液の持ち出し量を必要最低限にすることができる印刷版処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、現像処理液を貯留するための現像槽を有する現像処理部から、循環手段により循環する水洗処理液を印刷版に供給するための前記現像処理部の後段に配置された水洗処理部にかけて順次印刷版を搬送して処理を行う印刷版処理装置において、前記印刷版は赤外線により画像を形成する形式の印刷版であり、前記現像槽の出口側に設けられ、前記水洗処理部に入る前に印刷版上に存在する現像処理液を除去する絞りローラ対のうち、画像面側のローラをその周面に複数の周回溝を有する溝付きローラとするとともに、画像面とは逆側のローラをその表面が平滑なローラとすることにより、印刷版の画像面に、現像処理液の析出が生じないような量だけ現像処理液を残存させることを特徴とする
【0008】
この請求項1に係る印刷版処理装置では、現像処理液を除去するための絞りローラ対の少なくとも画像面側のローラを溝付きローラとしているため、印刷版面の現像処理液が溝の存在に合わせて適宜残存した状態で絞られることになる。この残存した現像処理液により析出物を溶解した状態で維持できるので、水洗処理部の入口側搬送ローラ等に析出物による汚れが付かないようにすることができる。特に赤外線により画像を形成するサーマルタイプ印刷版ではその効果が大きい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係る印刷版処理装置を示す主要部の断面図である。図において印刷版処理装置は、印刷版Pを続く現像処理部に挿入するための挿入トレー部1と、印刷版Pに現像処理を行う現像処理部2と、現像処理後の印刷版Pに水洗処理を行う水洗処理部3と、リンス処理を行うリンス処理部4とからなり、処理液の循環機構や補充機構などその他の構成については記載を省略している。なお本実施の形態では、印刷版Pの画像面側を図1における上側とする。
【0010】
現像処理部2は、温度調節された現像処理液を貯留する現像槽5と、当該現像槽5内に印刷版Pを搬送するよう図示しない駆動手段により駆動される複数の搬送ローラ6と、印刷版Pを案内するための案内ローラ7と、印刷版Pが現像槽5から排出される際に印刷版Pから現像処理液を除去するための絞りローラ8a、8bとを有する。なお絞りローラ8a、8bについての詳細は後述する。この印刷版処理装置では、印刷版Pが現像槽5内の現像処理液に侵漬されて現像処理が行われる。
【0011】
水洗処理部3は、印刷版Pを搬送するための2対の対向ローラ対9と、当該対向ローラ対9間に配置された水洗処理液吐出ノズル10および同様な水洗処理液吐出ノズルを軸に回転自在な複数のコロ部材を設けた案内ローラ11と、当該ノズルから吐出された水洗処理液を受ける水洗槽12とからなる。この印刷版処理装置では、印刷版Pが対向ローラ対9間で搬送され、水洗処理液吐出ノズル10と案内ローラ11に施設された同様のノズルとから印刷版面に対し水洗処理液がシャワー状に吐出されて処理が行われる。そして落下した水洗処理液は水洗槽12により受けられ、図示しない循環手段により再度前記ノズルから吐出されるよう構成されている。
【0012】
リンス処理部4は、水洗処理部3の対向ローラ対9と同様の対向ローラ対13と、前記水洗処理部3における対向ローラ対9の出口側と対向ローラ対13との間に配置されたリンス処理液吐出ノズル14および案内ローラ15と、リンス処理液吐出ノズル14から排出されたリンス処理液を受けるリンス槽16とからなる。このリンス処理部4も、印刷版Pが対向ローラ対9、13間で搬送されている間にリンス処理液吐出ノズル14から印刷版Pの両面に対しリンス処理液がシャワー状に吐出されて処理が行われる。そして落下したリンス処理液はリンス槽16により受けられ、図示しない循環手段により再度リンス処理液吐出ノズル14から吐出されるよう構成されている。
【0013】
なお、上記で言う水洗処理液とは薬品を含まない単なる水洗水や、現像処理を停止する停止処理液などをも表すものである。またリンス処理液についても薬品を含まない水洗水であってもよい。
【0014】
次に絞りローラ8a、8bについて説明する。この実施の形態では、印刷版Pの非画像面側に当接する下方の絞りローラ8aは従来の絞りローラと同じ構成であり、例えば表面が平滑なローラからなる。そして印刷版Pの画像面側と当接する上方の絞りローラ8bは、その周面に複数の周回溝が形成された溝付きのローラである。
【0015】
図2は絞りローラ8bの一例を示す斜視図である。絞りローラ8bの周面には複数の周回溝17が形成されている。この周回溝17としては外周面に沿って各個に閉じた閉ループを構成する複数の溝を形成しても良いが、1本の連続した螺旋状の溝を形成しても良い。当明細書では、上記のように連続した螺旋状の周回溝であっても印刷版Pとの当接部から見れば複数の周回溝と等価であるため、前記閉ループ形式の周回溝と同じく複数の周回溝と言う。
【0016】
なお閉ループ形式の周回溝の場合も螺旋状周回溝の場合も何れの場合でも、溝の大きさや形成ピッチは均一であることが望ましい。また両ローラの材質はプラスチックやゴムなど適宜のものを使用することができる。そして両絞りローラ8a、8bは図示しない手段により所定の押圧力で対向配置されており、両ローラ間を通過する印刷版から現像処理液を絞るように構成されている。
【0017】
しかしながら前記上方の絞りローラ8bには前記周回溝17が設けられているため、完全に処理液が絞られず、少量の液が残存する。このため現像処理液が絞られた場合に生じる析出物が、残存した現像液中に溶けた状態に維持されるので、水洗処理部3の入口側の対向ローラ対9が当該析出物で汚れることがない。このように前記絞りローラ8bの溝は、析出が生じないような量だけ現像処理液が残存するように設定される。そして析出を抑えるのに必要な以外の余分な液は絞られて除去されるため水洗処理部の汚染を極力少なくすることができる。なお前記絞りローラ8bに形成される周回溝17の大きさやピッチなどの設定については印刷版Pの種類や処理液により異なるため、試験的に求めるのが好ましい。
【0018】
[その他の実施の形態]
述した実施の形態では、絞りローラ8bを周面に周回溝17を有する溝付きローラとしたが、周面に凹凸を有するローラとしても代用できなくもない。しかしながらこのような凹凸を有するローラは印刷版上に均一な状態で現像処理液を残しながら絞るのは困難であり、またローラの加工が困難であるため、容易に加工可能な溝付きローラを採用するのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る印刷版処理装置では、赤外線により画像を形成する形式の印刷版を処理するときに、印刷版の画像面上の現像処理液を適宜の量だけ残存した状態で絞りこむことができ、印刷版上での析出物の発生を抑えることができる。従って水洗処理部入口側の対向ローラなどに析出物が付着することがない。また水洗処理部への処理液の持ち出し量を必要最低限にすることができるので、水洗処理液を循環して使用する水洗処理部での現像処理液による汚染を少なくできる。特に絞りローラに溝を付ける構成であるためローラの加工が容易であり、かつ溝のピッチ、大きさなどを変更することで残存する現像処理液の量の調整も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る印刷版処理装置の一例を示す概要図。
【図2】この発明の実施の形態に係る絞りローラの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
2 現像処理部
3 水洗処理部(後処理部)
4 リンス処理部(後処理部)
5 現像槽
8a 絞りローラ
8b 絞りローラ(溝付きローラ)

Claims (1)

  1. 現像処理液を貯留するための現像槽を有する現像処理部から、循環手段により循環する水洗処理液を印刷版に供給するための前記現像処理部の後段に配置された水洗処理部にかけて順次印刷版を搬送して処理を行う印刷版処理装置において、
    前記印刷版は赤外線により画像を形成する形式の印刷版であり、
    前記現像槽の出口側に設けられ、前記水洗処理部に入る前に印刷版上に存在する現像処理液を除去する絞りローラ対のうち、画像面側のローラをその周面に複数の周回溝を有する溝付きローラとするとともに、画像面とは逆側のローラをその表面が平滑なローラとすることにより、
    印刷版の画像面に、現像処理液の析出が生じないような量だけ現像処理液を残存させることを特徴とする印刷版処理装置。
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