JP4033131B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、力率改善機能を有するスイッチング電源装置に関し、特に、過電圧保護機能を有するスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチング電源装置としては、図1に示すようなものが知られている。以下、図1に示す従来のスイッチング電源装置100の動作について説明する。
【0003】
交流電源1が電源装置に印加されると、交流電源1から供給される正弦波電圧が整流器3で全波整流され、このチョッパ回路に全波整流波形が供給される。
【0004】
初めに、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bの一端がGNDに接続されており、その他端が抵抗R13を介してコンパレータ13の−入力端子に入力され、同時に、コンパレータ13の+入力端子に基準電圧Vref2が入力されている。コンパレータ13では、両入力電圧が比較され、+入力端子に入力されている基準電圧Vref2の方が−入力端子に入力されている2次巻線5bの検出電圧値よりも大きくなった場合、コンパレータ13からハイレベルのセット信号がフリップフロップ15に出力される。
【0005】
フリップフロップ15は、コンパレータ13からのセット信号に応じてセットされ、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が出力されてスイッチング素子Q1がオン制御される。スイッチング素子Q1がオンすると、昇圧用リアクトル5の1次巻線5a,スイッチング素子Q1のドレイン−ソース、電流検出用抵抗R9を介してGNDへとスイッチング電流が流れ、昇圧用リアクトル5にエネルギーが蓄えられる。
【0006】
このとき、スイッチング素子Q1に流れるスイッチング電流は、スイッチング素子Q1のソース−GND間に設けられた電流検出用抵抗R9により電圧Vsに変換されてコンパータ11の+入力端子に入力され、コンパータ11で乗算器9から出力される電流目標値Vmと比較される。
【0007】
スイッチング電流の電圧変換値Vsが電流目標値Vmに達すると、コンパレータ11からハイレベルのリセット信号がOR回路23を介してフリップフロップ15に出力される。フリップフロップ15はコンパレータ11からOR回路23を介して入力されるリセット信号に応じてリセットされ、Q出力端子から出力されていたハイレベルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッチング素子Q1がオフ制御される。
【0008】
スイッチング素子Q1がオフすると、昇圧用リアクトル5に蓄えられていたエネルギーと整流器3から供給される電圧とが合成され、整流ダイオードD5を通して出力コンデンサC1に充電される。この結果、出力コンデンサC1には、整流器3から供給された全波整流波形のピーク値より高く昇圧された直流電圧が出力される。
【0009】
コンデンサC1に加えられている電圧は、抵抗R5,R7によって分圧されてエラーアンプ7に入力され、エラーアンプ7により基準電圧Vref1と比較され、この誤差電圧Verが乗算器9に供給される。
【0010】
整流器3からの全波整流波形は、抵抗R1,R3により分圧されて乗算器9に入力され、乗算器9により全波整流波形とこの誤差電圧が乗算され、スイッチング電流の電流目標値Vmとしてコンパレータ11の−入力端子へ供給される。
【0011】
次に、昇圧用リアクトル5に蓄えられていたエネルギーの放出が終了すると、2次巻線5bに誘起される電圧が反転する。そして、コンパレータ13によりこの電圧は基準電圧Vref2と比較され、コンパレータ13からハイレベルのセット信号がフリップフロップ15に出力される。この結果、コンパレータ13からのセット信号に応じてフリップフロップ15がセットされ、再び駆動信号がスイッチング素子Q1に入力されてオン制御される。
【0012】
以後、このような動作の繰り返しにより出力コンデンサC1の出力電圧は一定に保たれる。同時に、交流電源1の電流が交流電源1の電圧に追従した正弦波電流波形となる。
【0013】
次に、従来のスイッチング電源装置100に設けられた過電圧保護回路16の基本的な動作について説明する。
【0014】
過電圧保護回路16では、出力電圧Voを抵抗R15,R17により分圧したB点の電圧がツェナーダイオードZD1のカソードに入力されている。
【0015】
B点の電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧よりも低い場合には、ツェナーダイオードがハイインピーダンスとなって抵抗R19に電流が流れないため、コンパレータ17の+入力端子の電圧は基準電圧Vref3よりも低くなっている。このため、コンパレータ17からはローレベルが出力されるので、フリップフロップ21のQ出力端子からはローレベルが出力されており、コンパレータ11から周期的に出力されるハイレベルのリセット信号がOR回路23を介してフリップフロップ15に出力される。この結果、上述したように、出力コンデンサC1の出力電圧は一定に保たれる。
【0016】
一方、B点の電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧よりも高い場合には、抵抗R19に電流が流れるため、コンパレータ17の+入力端子の電圧は基準電圧Vref3より高くなる。このため、コンパレータ17からはハイレベル信号が出力されるので、フリップフロップ21はセットされフリップフロップ21のQ出力端子からはハイレベル信号が出力され、以後、フリップフロップ21のQ出力端子から出力されたハイレベル信号がOR回路19を介してフリップフロップ21のセット端子Sに入力されるので、フリップフロップ21のQ出力端子からハイレベルのリセット信号がOR回路23を介してフリップフロップ15のリセット端子Rに出力され保持される。この結果、スイッチング素子Q1のオン動作が停止され、出力コンデンサC1の出力電圧は降下して0Vに保たれる。
【0017】
次に、従来のスイッチング電源装置100に対して行われる入力電圧変動試験や限界入力電圧試験やリングウエーブ試験について説明する。
【0018】
(1)入力電圧変動試験
入力電圧変動試験では、AC90V〜AC264Vの範囲の交流電源1を入力しても、出力電圧Voが例えば380Vの直流電圧が出力されていれば、正常動作していると判断する。
【0019】
(2)限界入力電圧試験
限界入力電圧試験では、最大AC400Vの交流電源1を入力しても、出力電圧Voが例えば入力電圧の実効値よりも大きい直流電圧が出力されていれば、正常動作していると判断する。
【0020】
(3)リングウエーブ試験
リングウエーブ試験では、例えばAC240Vの交流電源に、さらに240√2Vのパルス信号を重畳させた電圧(480√2V)の交流電圧を入力しても、出力電圧Voが例えば380Vの直流電圧が出力されていれば、正常動作していると判断する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスイッチング電源装置100に対して、リングウエーブ試験等の過電圧試験を行った場合、以下のような問題が考えられる。
【0022】
ここで、図2に示すタイミングチャートを参照して、従来のスイッチング電源装置100に対して最も印加電圧が高くなるリングウエーブ試験を行った場合について説明する。
【0023】
図2(a)に示すように、タイミングt101〜t102の間に、AC240Vの交流電源にさらに240√2のパルス信号が重畳された電圧(480√2V)が入力された場合、出力電圧Voが上昇し、図1のB点の電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧よりも高くなり、抵抗R19に電流が流れるため、コンパレータ17の+入力端子の電圧は基準電圧Vref3より高くなる。このため、コンパレータ17からはハイレベル信号が出力されるので、フリップフロップ21はセットされてQ出力端子からはハイレベルが出力される。それ以降、フリップフロップ21のQ出力端子から出力されたハイレベル信号がOR回路19を介してフリップフロップ21のセット端子Sに入力されるので、図2(c)に示すように、フリップフロップ21のQ出力端子からハイレベルのリセット信号がOR回路23を介してフリップフロップ15のリセット端子Rに出力され保持される。
【0024】
この結果、スイッチング素子Q1のオン動作が停止され、図2(b)に示すように、出力コンデンサC1の出力電圧Voは電源電圧まで下降する。さらに、タイミングt101〜t102の間に交流電源に加えられたパルス信号が印加されなくなっても、従来のスイッチング電源装置100に設けられた過電圧保護回路16からはリセット信号が継続して出力される。
【0025】
このように、従来のスイッチング電源装置100にあっては、リングウエーブ試験等の過電圧試験を行った場合に、過電圧保護回路16が動作し易いといった問題があった。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的としては、入力電圧変動試験及び限界入力電圧試験やリングウエーブ試験を行った場合でも、装置を継続して動作させることができるスイッチング電源を提供することにある。
【0027】
本発明の第一の技術的側面によれば、交流電圧を昇圧用リアクトルに入力し、昇圧用リアクトルの出力に接続されるスイッチング素子をオンオフ制御して交流電圧よりも高い直流電圧に昇圧して出力電圧を供給するスイッチング電源装置であって、前記昇圧用リアクトルに設けられた2次巻線に生じる電圧が第1の基準電圧よりも低くなったときに前記スイッチング素子をオン制御するオン制御手段と、前記出力電圧の検出値と第2の基準電圧との差からなる誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、前記交流の全波整流波形と誤差電圧とから全波整流波形と連動した電流目標値を生成する電流目標値生成手段と、前記スイッチング素子に流れる電流が電流目標値に達したときに前記スイッチング素子をオフ制御するオフ制御手段とを備え、スイッチング素子のオフ時に、前記昇圧用リアクトルに設けられた2次巻線に第3の基準電圧よりも大きい過電圧が生じたときにのみ前記スイッチング素子の動作を継続して停止する過電圧保護手段を有する。
【0028】
本発明の第2の技術的側面によれば、前記過電圧保護手段に設定される第3の基準電圧は、リングウエーブ試験等の過電圧試験において前記交流電圧に印加される電圧よりも大きい電圧に規定する
本発明の第3の技術的側面によれば、前記過電圧保護手段は、前記誤差電圧生成手段により生成される誤差電圧が最大値に保持された場合には、前記スイッチング素子の動作を継続して停止するように動作する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図3は、本発明の一実施の形態に係るスイッチング電源装置に適応可能な力率改善コンバータ10の構成を示す図である。図3を参照して、この力率改善コンバータ10の構成について説明する。
【0030】
図3において、交流電源1から供給される正弦波電圧がダイオードD1〜D4からなる整流器3で全波整流され、この全波整流波形がチョッパ回路に供給される。
【0031】
昇圧用リアクトル5には、1次巻線5aと2次巻線5bが設けられており、1次巻線5aの一端は整流器3の一方の出力端子と抵抗R1に接続されており、1次巻線5aの他端はスイッチング素子Q1のドレインと整流ダイオードD5のアノードに接続されている。この整流ダイオードD5のカソードは出力コンデンサC1の一端に接続されている。
【0032】
また、2次巻線5bの一端は、GNDに接続されており、2次巻線5bの他端は、抵抗R13を介してコンパレータ13の−入力端子に接続されており、さらに、直列に接続されている抵抗R11とコンデンサC3が抵抗R13に対して並列接続されている。
【0033】
次に、力率改善コンバータ10の制御系の構成について説明する。
【0034】
コンパレータ13の−入力端子は、上述した抵抗R13などから2次巻線5bを介してGNDに接続されている。また、コンパレータ13の+入力端子には基準電圧Vref2が入力されている。このコンパレータ13では、両入力電圧が比較され、−入力端子に入力されている2次巻線5bに生じた電圧が基準電圧Vref2よりも低い場合に、ハイレベルのセット信号をフリップフロップ15のセット端子に出力する。
【0035】
フリップフロップ15のセット入力端子には、コンパレータ13の出力端子が接続されており、リセット入力端子にはOR回路37を介してコンパレータ11の出力端子が接続されており、さらに、Q出力端子にはスイッチング素子Q1のゲート端子が接続されている。このフリップフロップ15では、ハイレベルのセット信号がコンパレータ13から入力された場合に、ハイレベルの駆動信号をQ出力端子に出力する。また、ハイレベルのリセット信号がOR回路37を介してコンパレータ11から入力された場合に、Q出力端子にローレベルを出力する。
【0036】
エラーアンプ7の−入力端子には、出力電圧を抵抗R5,R7により抵抗分圧された電圧が入力されており、+入力端子には基準電圧Vref1が入力されており、エラーアンプ7は、出力電圧Voと基準電圧Vref1との差からなる誤差電圧を生成し、乗算器9に供給する。乗算器9は、整流器3からの全波整流波形が抵抗R1,R3により分圧された電圧が一方の入力端子に入力され、エラーアンプ7からの誤差電圧が他方の入力端子に入力され、全波整流波形とこの誤差電圧を乗算し、全波整流波形と連動した電流目標値Vmをコンパレータ11の−入力端子に供給する。
【0037】
コンパレータ11は、乗算器9からスイッチング電流の電流目標値Vmが−入力端子に供給され、スイッチング素子Q1がオン期間にあるときのドレイン−ソース電流に対応する電圧が電流検出用抵抗R9により検出されて電流検出値として+入力端子に入力されている。コンパレータ11は、スイッチング電流が全波整流波形と連動した電流目標値Vmに達すると、ハイレベルのリセット信号をOR回路37を介してフリップフロップ15に出力する。
【0038】
次に、力率改善コンバータ10に設けられた過電圧保護回路30の構成について説明する。
【0039】
ダイオードD6のアノードは過電圧検出ポイントとしての2次巻線5bの他端に接続され、ダイオードD6のカソードがコンデンサC4とツェナーダイオードZD3のカソードとに接続されている。コンデンサC4の他端はGNDに接続されている。また、二次巻線5bの他端は力率改善コンバータ10の制御系の抵抗R11,13に接続されている。
【0040】
さらに、ツェナーダイオードZD3のアノードは、抵抗R21を介してコンパレータ31の+入力端子に接続されている。コンパレータ31の−入力端子には基準電圧Vref5が入力されており、このコンパレータ31では両入力電圧が比較され、+入力端子に入力されている電圧が基準電圧Vref5よりも高くなった場合に、ハイレベルの過電圧信号をOR回路33を介してフリップフロップ35のセット端子に出力する。
【0041】
フリップフロップ35のQ出力はOR回路37を介してフリップフロップ15のリセット端子Rに出力される。すなわち、フリップフロップ35のセット端子Sには、OR回路33の出力端子が接続されており、セット端子にハイレベルの入力があった場合にはQ出力端子がハイレベルにラッチされその出力がOR回路37に入力される。さらにQ出力端子からハイレベル信号がOR回路33を介してフリップフロップ35のセット端子Sに入力されるのでそのQ出力端子はハイレベルとなってロックされる。
【0042】
OR回路37に設けられた2つの入力端子のうち何れか1方にハイレベル信号が入力された場合、ハイレベルのリセット信号がフリップフロップ15のリセット端子に入力され、フリップフロップ15がリセットされてQ出力端子がローレベルに保持され、スイッチング素子Q1がオフ制御される。したがって、過電圧が2次巻線5bの他端で検出された場合には、フリップフロップ35のQ出力がハイレベルとなってロックされ、OR回路37を介してフリップフロップ15が強制的にリセットされる。
【0043】
したがって、スイッチング電源装置10は、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bに生じる電圧Vbおよびスイッチング素子Q1を流れる電流に応じてスイッチング素子をオン、オフするスイッチング制御手段と、2次巻線5bに生じる電圧がコンパレータ31の+入力において基準電圧Vref5よりも大きい場合にのみ前記スイッチング素子の動作を停止し停止を保持する過電圧保護手段30とを具備することを特徴とするものである。
【0044】
次に、本発明の一実施の形態に係るスイッチング電源装置の動作について説明する。
【0045】
交流電源1が電源装置に印加されると、交流電源1から供給される正弦波電圧が整流器3で全波整流されてチョッパ回路に供給される。
【0046】
(1)起動時の動作
初めに、コンパレータ13の−入力端子は、抵抗R13、2次巻線5bを介してGNDに接続された状態になっており、同時に、コンパレータ13の+入力端子に基準電圧Vref2が入力されている。コンパレータ13では、両入力電圧が比較され、−入力端子の電圧の方が低電位であるので、コンパレータ13からハイレベルのセット信号がフリップフロップ15に出力される。
【0047】
フリップフロップ15は、コンパレータ13からのセット信号に応じてセットされ、図4(b)に示すタイミングt1のように、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が出力されてスイッチング素子Q1がオン制御される。
【0048】
スイッチング素子Q1がオンすると、図4(a)に示すタイミングt1のように、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdは0V近くに低下する。そして、整流器3から1次巻線5a,スイッチング素子Q1のドレイン−ソース、電流検出用抵抗R9を介してGNDへとスイッチング電流が流れ、昇圧用リアクトル5にエネルギーが蓄えられる。
【0049】
このとき、スイッチング素子Q1に流れるスイッチング電流は、図4(c)に示すように、スイッチング素子Q1のソース−GND間に設けられた電流検出用抵抗R9により電圧Vsに変換されてコンパレータ11の+入力端子に入力され、コンパレータ11で乗算器9から出力される全波整流波形と連動した電流目標値Vmと比較される。
【0050】
(2)電流目標値Vm
スイッチング素子Q1のオフ時に1次巻線5aに誘起される昇電圧と整流器3で全波整流された脈流電圧との重畳電圧を表す交流電圧をダイオードD5により整流してコンデンサC1により平滑して出力端子から出力電圧Voとして出力する。同時に、出力端子から出力される出力電圧Voは、抵抗R5,R7により抵抗分圧されエラーアンプ7の−入力端子に直流電圧として出力される。
【0051】
エラーアンプ7では、この直流電圧と基準電圧Vref1との差からなる誤差電圧が演算されて乗算器9に供給される。なお、図5に示す波形Aは、エラーアンプ7から出力された誤差電圧を示している。
【0052】
同時に、整流器3から出力される全波整流波形は、抵抗R1,R3により分圧されて乗算器9に入力される。なお、図5に示す波形Bは、整流器3から出力される全波整流波形を示しており、商用電源の周波数の2倍の周波数となっている。
【0053】
乗算器9では、エラーアンプ7からの誤差電圧と整流器3からの全波整流波形を乗算した電圧が生成され、全波整流波形と連動した電流目標値Vmとしてコンパレータ11の−入力端子へ供給される。
【0054】
(3)スイッチング素子のオフ制御
図4(c)に示すタイミングt2のように、スイッチング電流の電流検出値Vsが全波整流波形と連動した電流目標値Vmに達すると、コンパレータ11からハイレベルのリセット信号がOR回路37を介してフリップフロップ15に出力される。フリップフロップ15は、OR回路37からのリセット信号に応じてリセットされ、Q出力端子から出力されていたハイレベルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッチング素子Q1がオフ制御される。
【0055】
スイッチング素子Q1がオフすると、昇圧用リアクトル5に蓄えられていたエネルギーと整流器3から供給される電圧とが合成され、整流ダイオードD5を通して出力コンデンサC1に充電される。
【0056】
この結果、出力コンデンサC1には、整流器3から供給された全波整流波形のピーク値よりリアクトル5による昇圧量だけ高く昇圧された出力電圧Voが出力される。
【0057】
(4)スイッチング素子のオン制御
次に、昇圧用リアクトル5に蓄えられていたエネルギーの放出が終了すると、2次巻線5bの電圧が反転する。この電圧が略0Vになったときに、基準電圧Vref2の方が大きくなり、タイミングt3において、コンパレータ13からハイレベルのセット信号がフリップフロップ15に出力される。
【0058】
この結果、コンパレータ13からのセット信号に応じてフリップフロップ15がセットされ、図4(b)に示すタイミングt3のように、再び駆動信号がスイッチング素子Q1に入力されてオン制御される。
【0059】
以後、このような動作の繰り返しにより、力率改善コンバータ10の出力コンデンサC1に生じる出力電圧が一定に保たれる。同時に、交流電源1の電流が交流電源1の電圧に追従した正弦波電流波形となる。
【0060】
(5)通常時の過電圧保護回路の動作
過電圧保護回路30では、スイッチング素子Q1のオフ時に昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bに発生した電圧をダイオードD6とコンデンサC4により整流平滑して高調波ノイズが消去された検出電圧Vbを生成している。
【0061】
スイッチング素子Q1がオフ制御されているタイミングとして、図6の時刻t2〜t3では、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bには、スイッチング素子Q1のオフ時の1次巻線5aの端子間電圧の1次巻線5aと2次巻線5bとの巻数比に応じた電圧が発生している。スイッチング素子Q1がオフ制御されているタイミングでは1次巻線のダイオードD5アノード側出力は整流器3の出力電圧より高く、出力電圧Voと整流器3の出力電圧との差電圧(昇圧量)となるため、2次巻線5bのダイオードD6アノード側出力もGNDレベルより高くなる。その結果、ダイオードD6のカソード側に発生する検出電圧Vbは、図6(b)に示すように正電位になる。
【0062】
一方、スイッチング素子Q1がオン制御されているタイミングとして、図6の時刻t3〜t4では、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bには、スイッチング素子Q1のオン時の1次巻線5aの端子間電圧の1次巻線5aと2次巻線5bとの巻数比に応じた電圧が発生している。スイッチング素子Q1がオン制御されているタイミングでは1次巻線には整流器3の正の出力電圧が印加されているため、2次巻線5bのダイオードD6のアノード側出力はGNDレベルよりも低くなる。その結果、ダイオードD6のアノードに発生する検出電圧Vbは、図6(b)に示すように負電位になる。
【0063】
つまり、2次巻線5bの端子間電圧は、スイッチング素子Q1がオフの時は昇圧量に比例して正の電圧に、オンの時には入力電圧に比例した負の電圧となる。その結果過電圧保護回路30はダイオード60を用いることにより昇圧量に比例した正の電圧を検出する。
【0064】
ここで、通常時の検出電圧Vbは、スイッチング素子Q1がオン制御またはオフ制御のときでも、ツェナーダイオードZD3にかかる電圧がツェナー電圧Vzを越えないためにツェナー電流が流れない。このため、コンパレータ31の+入力端子に加わる電圧は基準電圧Vref5よりも低い。
【0065】
この結果、コンパレータ31からはローレベルが出力され、OR回路33を介してローレベル信号がフリップフロップ35のセット端子Sに入力されるので過電圧保護回路30は動作しない。したがって、フリップフロップ35のQ出力端子からはローレベル信号が出力され、上述したスイッチング素子のオンオフ制御動作を周期的に繰り返す。
【0066】
(6)リングウエーブ試験時の過電圧保護回路の動作
図2に示すように、タイミングt101〜t102の間に、AC240Vの交流電源にさらに240√2Vのパルス信号が重畳された電圧(480√2V)が入力されたときの、オン期間とオフ期間での過電圧保護回路30の動作を説明する。
【0067】
スイッチング素子Q1がオフ制御されているタイミングとして、図7の時刻t2〜t3において、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bには、スイッチング素子Q1のオフ時の1次巻線5aの端子間電圧の1次巻線5aと2次巻線5bとの巻数比に応じた電圧が発生している。スイッチング素子Q1がオフ制御されているタイミングでは1次巻線のダイオードD5アノード側出力は整流器3の出力電圧より高く、出力電圧Voと整流器3の出力電圧との差電圧(昇圧量)となるため、2次巻線5bのダイオードD6のアノード側出力もGNDレベルより高くなる。その結果、ダイオードD6のアノード側に発生する検出電圧Vbは、図7(b)に示すように正電位になる。
【0068】
ここで、上述したリングウェーブ試験を行った場合、整流器3の出力電圧が急激に上昇するが、出力電圧Voと整流器3の出力電圧との差電圧(昇圧量)は小さくなるか逆に整流器3の出力電圧が出力電圧Voよりも高くなるため、2次巻線5bのダイオードD6のアノード側の電圧は小さくなるかGNDレベルよりも低くなる。その結果、スイッチング素子Q1がオフ制御されているタイミング(図7のt2〜t3)ではダイオードD6のアノード側に発生する検出電圧Vbは、図6(b)に示す電圧よりも低い電圧になる。そのために過電圧保護回路は動作しない。
【0069】
一方、スイッチング素子Q1がオン制御されているタイミングとして、図7の時刻t3〜t4では、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bには、スイッチング素子Q1のオン時の1次巻線5aの端子間電圧の1次巻線5aと2次巻線5bとの巻数比に応じた電圧が発生している。スイッチング素子Q1がオン制御されているタイミングでは1次巻線には整流器3の正の出力電圧が印加されているため、2次巻線5bのダイオードD6のアノード側はGNDレベルよりも低くなる。その結果、ダイオードD6のアノード側に発生する検出電圧Vbは、図7(b)に示すように負電位になる。
【0070】
ここで、上述したリングウェーブ試験を行った場合、整流器3の出力電圧が急激に上昇し、2次巻線5bの端子間電圧は、入力電圧に比例した負の電圧となる。過電圧保護回路30はダイオード60を用いることで昇圧量に比例した正の電圧を検出しているため負の電圧が上昇しても過電圧保護回路は動作しない。
【0071】
すなわち、リングウエーブ試験時に最大電圧(480√2V)が昇圧用リアクトル5に設けられた1次巻線5aに印加された場合、スイッチング素子Q1のオン制御時(t3〜t4)には2次巻線5bには1次巻線5aとの巻数比に応じたリングウエーブ時の負電圧が発生し、スイッチング素子Q1のオフ制御時(t2〜t3)には通常動作時より低い正の電圧Vbmaxが発生するので、ツェナーダイオードZD3のツェナー電圧Vzと基準電圧V ref5 の合計を電圧Vb max 以上に設定しておけば、上述した入力電圧変動試験や限界入力電圧試験を行った場合でも、過電圧保護回路30が動作することはない。
【0072】
従って、コンパレータ31の+入力端子に加わる電圧は基準電圧Vref5よりも低くなっている。この結果、コンパレータ31からはローレベル信号が出力され、OR回路33を介してローレベルがフリップフロップ35のセット入力端子Sに入力されているので過電圧保護回路30は動作しない。そして、フリップフロップ35のQ出力端子からはローレベル信号が出力されているので、上述した(3)スイッチング素子のオンオフ制御動作を周期的に繰り返す。
【0073】
(7)P点切断時の過電圧保護回路の動作
通常時には、出力端子から出力される出力電圧Voは、抵抗R5,R7により抵抗分圧されエラーアンプ7の−入力端子に昇圧量として出力されている。
【0074】
ここで、抵抗R5,R7の接続点Aとエラーアンプ7の−入力端子とを接続している配線が途中のP点で切断された場合、エラーアンプ7では、−入力端子の入力電圧が略0Vになり、誤差電圧が最大値になるように演算されて乗算器9に供給される。
【0075】
乗算器9では、エラーアンプ7からの誤差電圧の最大値と整流器3からの全波整流波形を乗算した電圧が生成され、全波整流波形と連動した最大の電流目標値Vmとしてコンパレータ11の−入力端子へ供給される。
【0076】
コンパレータ11では、スイッチング電流の電流検出値Vsが全波整流波形と連動した最大の電流目標値Vmに達するまで増え続けるので、スイッチング素子Q1のオン期間が通常時よりも急激に長く伸長され、電流検出値Vsが最大の電流目標値Vmに達したときに、コンパレータ11からハイレベルのリセット信号がOR回路37を介してフリップフロップ15に出力される。フリップフロップ15は、OR回路37からのリセット信号に応じてリセットされ、Q出力端子から出力されていたハイレベルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッチング素子Q1がオフ制御される。
【0077】
スイッチング素子Q1がオフすると、このように急激に長く伸長されたオン期間に昇圧用リアクトル5に蓄えられていたエネルギーと整流器3から供給される電圧とが合成され、整流ダイオードD5を通して出力コンデンサC1に充電される。
【0078】
同時に、昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bには、1次巻線5aとの巻数比に応じた最大の電圧が発生しており、ダイオードD6のカソード側に発生する検出電圧Vbは、リングウエーブ時の電圧Vbmax、ツェナーダイオードZD3のツェナー電圧Vzと基準電圧V ref5 に対して、Vbmax<Vz+V ref5<Vbとなる関係を有する。したがって、検出電圧VbがツェナーダイオードZD3のツェナー電圧Vzと基準電圧V ref5 の合計を越えるため、2次巻線5bからダイオードD6、ツェナーダイオードZD3、抵抗R21を介してコンパレータ31の+入力端子に急激にツェナー電流が流れる。このために、コンパレータ31の+入力端子に加わる電圧は基準電圧Vref5よりも高くなる。
【0079】
この結果、コンパレータ31からはハイレベル信号が出力され、OR回路33を介してハイレベルがフリップフロップ35のセット端子Sに入力されるので過電圧保護回路30が動作する。すなわち、フリップフロップ35のQ出力端子からはハイレベル信号が出力され、OR回路37を介してハイレベル信号がリセット信号としてフリップフロップ15のリセット端子Rに出力され、Q出力端子から出力されていたハイレベルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッチング素子Q1がオフ制御される。
【0080】
また、フリップフロップ35のQ出力端子からハイレベルにラッチされた出力信号がOR回路33を介して再度フリップフロップ33のセット端子に入力するので、フリップフロップ35の出力はハイレベルにロックされて、常時ハイレベルのリセット信号がOR回路37を介してフリップフロップ15のリセット端子Rに出力される。
【0081】
この結果、スイッチング素子Q1のオン動作が継続して停止され、出力コンデンサC1の出力電圧Voは電源電圧まで下降する。
【0082】
このように、本発明によれば、脈流電圧を昇圧用リアクトル5に入力し、昇圧用リアクトル5の出力に接続されるスイッチング素子Q1をオンオフ制御して交流電圧よりも高い直流電圧に昇圧して出力電圧を供給するスイッチング電源装置10であって、過電圧保護回路30は、スイッチング素子のオフ期間に昇圧用リアクトル5に設けられた2次巻線5bに発生する電圧を検出して所定電圧より大きい電圧を検出したときにスイッチング素子Q1の動作を強制的に停止する。すなわち、過電圧保護回路30はスイッチング素子のオフ期間に2次巻線5bに発生する電圧を検出するため、昇圧量の増大による過電圧のみを正確に検出することができる。
【0083】
その結果、リングウエーブ試験等の過電圧入力による影響を受けないため、これら過電圧入力試験により、電源が停止するといった誤動作は発生しない。
【0084】
また、過電圧保護回路30は、エラーアンプ7により生成される誤差電圧が最大値に保持された場合には、スイッチング素子Q1の動作を継続して停止するように動作するので、スイッチング電源装置から過電圧が出力されることを防止することができる。
【0085】
本発明によれば、交流電圧を昇圧用リアクトルに入力し、昇圧用リアクトルの出力に接続されるスイッチング素子をオンオフ制御して交流電圧よりも高い直流電圧に昇圧して出力電圧を供給するスイッチング電源装置であって、過電圧保護回路は、昇圧用リアクトルに設けられた2次巻線に第3の基準電圧よりも大きい過電圧がじたときにスイッチング素子の動作を継続して停止させるように構成できる。また、第3の基準電圧よりも低い交流電圧では装置を継続して動作させることができる。
【0086】
従って、リングウエーブ試験等の過電圧試験において交流電圧に印加される電圧よりも大きい電圧に第3の基準電圧を規定すれば、このような試験時でも装置を継続して動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の力率改善コンバータ100の構成を示す図である。
【図2】従来の力率改善コンバータ100の電圧試験動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態に係るスイッチング電源装置に適応可能な力率改善コンバータ10の構成を示す図である。
【図4】力率改善コンバータ10の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】力率改善コンバータ10の動作を説明するための波形A,Bである。
【図6】力率改善コンバータ10に設けられた昇圧用リアクトル5の通常時の動作電圧を示すタイミングチャートである。
【図7】力率改善コンバータ10に設けられた昇圧用リアクトル5の電圧試験時の動作電圧を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 交流電源
3 整流器
5 昇圧用リアクトル
5a 1次巻線
Q1 スイッチング素子
5b 2次巻線
7 エラーアンプ
9 乗算器
10 力率改善コンバータ
11,13,31 コンパレータ
30 過電圧保護手段
100 スイッチング電源装置

Claims (3)

  1. 交流電圧を昇圧用リアクトルに入力し、昇圧用リアクトルの出力に接続されるスイッチング素子をオンオフ制御して交流電圧よりも高い直流電圧に昇圧して出力電圧を供給するスイッチング電源装置であって、
    前記昇圧用リアクトルに設けられた2次巻線に生じる電圧が第1の基準電圧よりも低くなったときに前記スイッチング素子をオン制御するオン制御手段と、
    前記出力電圧の検出値と第2の基準電圧との差からなる誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、
    前記交流の全波整流波形と誤差電圧とから全波整流波形と連動した電流目標値を生成する電流目標値生成手段と、
    前記スイッチング素子に流れる電流が電流目標値に達したときに前記スイッチング素子をオフ制御するオフ制御手段と、
    前記スイッチング素子がオフ制御期間中に前記昇圧用リアクトルに設けられた2次巻線に第3の基準電圧よりも大きい過電圧が生じたときにのみ前記スイッチング素子の動作を停止し停止を保持するように前記オン制御手段を制御する過電圧保護手段
    具備することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記過電圧保護手段に設定される第3の基準電圧は、
    過電圧試験において前記交流電圧に印加される電圧により前記スイッチング素子のオフの期間に前記2次巻線に発生する電圧よりも大きい電圧に設定することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記過電圧保護手段は、
    前記誤差電圧生成手段により生成される誤差電圧が最大値に保持された場合には、前記スイッチング素子の動作を停止し停止を保持するように動作することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
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