JP4032645B2 - バルブコッターの組立検査装置 - Google Patents

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    • F01L2303/01Tools for producing, mounting or adjusting, e.g. some part of the distribution

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの動弁機構におけるバルブステムにリテーナを取付けるために使用されるバルブコッター(以下単にコッター)の組立と検査を行う組立検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エンジンの動弁機構に使用されるバルブVは、図12に示すように、シリンダヘッド1より突出されたバルブステム2の頂部にリテーナ3が取付けられている。このリテーナ3とシリンダヘッド1との間には、シリンダヘッド1の吸気孔あるいは排気孔5を常閉するようにバルブスプリング4が設けられているが、リテーナ3は、バルブステム2との間に介装されたコッター6により取付けられている。
【0003】
このコッター6は、円筒体を2分割したもので、内周面側にはバルブステム2の頂部に形成された環状溝部7に嵌合する凸部6aを有し、外周面側はリテーナ中心孔3aのテーパ状内周面に対応するテーパ面6bを有している。
【0004】
コッター6の嵌め込みは、リテーナ3の上に2分割されたコッター6を載置した状態で、バルブスプリング4の弾撥力に抗してリテーナ3を押し下げ、上方からコッター6の上端面6cを加圧して環状溝部7に嵌め込んだ後、この押圧力を解放し、バルブスプリング4によりリテーナ中心孔3aのテーパ状内周面にコッター6のテーパ面6bを当接させるという方法が多用されている。
【0005】
具体例としては、空気圧作動のコッター押えによりコッターを加圧して環状溝部に押し込むようにしたコッター圧入装置(特公平5−20221号公報参照)や、コッター押えをばね力により作動し、コッターを環状溝部に押し込むようにしたコッター組付装置(特開平6−320441号公報参照)等がある。
【0006】
このようにして嵌め込まれた両コッターは、次工程で、バルブステムの正規の位置に所定の状態で取付けられているか否か検査される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、コッターの嵌め込み作業と検査を、それぞれ別工程で行うと、流れ作業でエンジンを組み立てる場合には、作業工程が増えることから作業能率が低下し、作業の迅速性に欠け、嵌め込み作業と検査作業にそれぞれ別の装置や人員も必要となり、作業スペース、コスト的にも不利となる。
【0008】
特に、2分割されたコッターを両者同時に押圧して組み立てる場合には、必然的にコッター押えは、円環状でなければならず、その周囲に、リテーナをバルブスプリングの弾撥力に抗して押し下げるための組付ヘッドや、コッター嵌め込み状態を検査する検査装置を配置すれば、装置構成が複雑になり、コッターの嵌め込み作業自体に悪影響を及ぼすという問題もある。
【0009】
しかも、最近では、1気筒に複数のバルブが使用されるようになっており、前記コッターの嵌め込み作業を複数の各バルブに対し行えば、前述の不具合は更に助長されることになる。
【0010】
本発明は、上記した従来技術のもつ課題を解決するためになされたもので、コッターの嵌め込み作業と検査を行うことができ、組付ヘッド部分の構成も簡素化されたコッターの組立検査装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0012】
(1) バルブスプリングにより弾撥されたリテーナ上に2分割のバルブコッターを載置し、当該バルブコッターをリテーナの中心孔とバルブステムに形成された環状溝部との間に嵌め込むバルブコッター組立装置において、
前記バルブスプリングの弾撥力に抗して前記リテーナを押し下げるリテーナ押圧用のヘッド部、該ヘッド部の貫通孔内で軸方向に移動し得るように設けられ端部が複数分岐されたコッター押え片を有するコッター加圧部、前記ヘッド部を駆動する第1駆動部、及び前記コッター加圧部を駆動する第2駆動部を有するバルブコッター取付け手段と、
前記コッター押え片相互間に位置するように設けられ前記バルブコッター取付け手段により取付けられた各バルブコッターに当接して上下変位する複数の測定子、及び当該測定子の上下位置を測定する測定手段を有するバルブコッター検査手段と、
を有し、
前記コッター押え片と測定子は、前記リテーナに対するコッター嵌め込み時に、両者の端部が同一軸直角平面上で環状に位置する構成とし、前記各バルブコッターの装着状態検査時には、前記嵌め込みを行う当初の状態から再下降し前記ヘッド部を前記リテーナに当接した状態で前記測定子を下降し前記各バルブコッターに当接させるようにしたことを特徴とするバルブコッターの組立検査装置。
【0013】
(2)前記第1駆動部とヘッド部との連結は、前記第1駆動部がヘッド部を下降するとき、当該ヘッド部が前記リテーナに当接すると第1駆動部の駆動力が一時的にヘッド部に伝達されず、前記第1駆動部がヘッド部を上昇するとき、当該ヘッド部がリテーナ上に一時的に残されたまま所定距離第1駆動部のみが上昇するようなフローティング支持構造としたことを特徴とするコッターの組立検査装置。
【0014】
(3)前記測定手段は、前記フローティング支持構造とされた前記第1駆動部とヘッド部との間の離間状態を検知する検知部材を有することを特徴とするコッターの組立検査装置。
【0016】
(4)前記測定子は、前記コッター押え片と共同して前記コッターを環状溝部に嵌め込んだ後、当該コッターの装着状態をチェックするように前記コッター押え片より突出し該コッターの端面と当接するようにしたことを特徴とするコッターの組立検査装置。
【0017】
(5)前記バルブコッター検査手段は、上端が前記コッター押え片内に設けられ下端が前記バルブコッターをリテーナに嵌め込み易い姿勢とするガイド部材を備えたコッターガイドと、常時は当該コッターガイドと同軸上に位置し、前記複数の測定子の内、少なくとも1つが他の測定子と高さ位置が相違するとき位置変位するように前記測定子の端面上に載置された鋼球と、前記鋼球上に載置された伝達シャフトとを有し、前記測定手段が、前記測定子とコッターの上面が接触した時点におけるコッターの上面から前記伝達シャフトの上端位置までの高さを測定した値により前記バルブコッターの装着状態を検査するようにしたことを特徴とするコッターの組立検査装置。
【0019】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、コッター組立装置に、コッターの装着状態をチェックするコッター検査手段を設けたので、コッターの装着と、その装着状態のチェックを1つの装置で行うことができ、コッター取付けからチェック完了までの一連の作業が迅速で確実なものとなり、作業性が向上する。また、コッター嵌め込み時にコッター押え片と測定子の両者の端部が同一軸直角平面上で環状に位置したので、両者が共同して嵌め込み作業を行い、組付ヘッド部分の構成も簡素化され、装置の取り扱いが容易となる。
【0020】
請求項2に記載の発明では、第1駆動部とヘッド部との連結をフローティング支持構造としたので、コッターの装着と装着状態のチェックが相互に影響し合うことなく、独立に行うことができ、両機能を損なうこともなく、しかもコッター装着チェックも確実で正確なものとなり、チェックの誤判定も防止できる。
【0021】
請求項3に記載の発明では、コッターとリテーナが正常に嵌合されていても、バルブステムに対する位置が好ましくなければ、フローティング支持構造の第1駆動部とヘッド部との間が離間状態となる点を利用し、この離間状態を検知部材により検知するようにしたので、コッター及びリテーナの取付位置不良を簡単に検知できる。
【0023】
請求項に記載の発明では、コッター押え片と測定子の両者が共同して嵌め込み作業を行った後、測定子がコッター押え片より突出し、コッターの端面と当接し、コッターの装着状態をチェックするようにしたので、測定子が一時的にコッター押え片の機能を兼ねることができ、装置構成が簡素化し、コッターの装着性がより確実で円滑なものとなり、さらに、コッターの装着後は当該測定子が直下のコッターをチェックするので、チェックも容易で迅速となり、バルブ組付け作業性が向上する。
【0024】
請求項に記載の発明では、コッターガイドと同軸上に鋼球を位置し、複数の測定子の内、少なくとも1つでも位置変位すると、直ちに鋼球が変位してこれを検知し、伝達シャフトに伝達するようにしたので、装置全体がコンパクトになり、また、測定手段は伝達シャフトの高さ位置を検知するのみでコッターの装着状態を検査できることになり、作業性が向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0027】
図1は本発明に係る実施形態を示す縦断面図である。以下、図12に示す部材と共通する部材には同一符号を使用する。
【0028】
図1において、本実施形態に係るコッターの組立検査装置は、大別すれば、2分割されたコッター6をリテーナ3とバルブステム2との間に嵌め込むコッター取付け手段10と、嵌め込んだ後のコッター6の状態をチェックするコッター検査手段40とを有している。
【0029】
更に個々の手段を詳述する。前記コッター取付け手段10は、リテーナ押圧用のヘッド部13、該ヘッド部13内に設けられたコッター加圧部20、前記ヘッド部13を駆動する第1駆動部D1、及び前記コッター加圧部20を駆動する第2駆動部D2を有している。
【0030】
第1駆動部D1は、駆動源であるエアーシリンダC1と、このエアーシリンダC1により支柱11に沿って上下に昇降する断面L字状のスライドプレート12とを有している。
【0031】
このスライドプレート12による前記ヘッド部13の支持は、フローティング支持構造となっている。フローティング支持構造とは、ヘッド部13がスライドプレート12と固く連結されず、自由に昇降するように支持されていることをいい、具体的には、スライドプレート12に固着されたボスプレート14よりボルトなどの支持軸15を垂下し、これをリテーナ押圧用のヘッド部13の上部ヘッド部材16に開設された通孔O1に挿通し、支持軸15の頭部15aによりリテーナ押圧用のヘッド部13を支持する構成となっている。
【0032】
このように第1駆動部D1とヘッド部13をフローティング支持の連結構造とすれば、第1駆動部D1がヘッド部13を下降するとき、当該ヘッド部13がリテーナ3に当接すると第1駆動部D1の駆動力が一時的にヘッド部13に伝達されず、第1駆動部D1がヘッド部13を上昇するとき、ヘッド部13がリテーナ3上に一時的に残されたまま所定距離第1駆動部D1のみが上昇することになり、コッター6の装着と装着状態のチェックを行う場合に、装着作業とチェック作業が互に影響し合うことなく、独立に行うことができ、利便性が向上し、チェックも正確にできる。
【0033】
前記コッター取付け手段10は、バルブスプリング4の弾撥力に抗してリテーナ3を押し下げるヘッド部13と、リテーナ3の下降時にコッター6を、リテーナ3とバルブステム2との間に嵌め込むコッター加圧部20とを有している。
【0034】
前記ヘッド部13は、上部ヘッド部材16と下部ヘッド部材17とから構成されているが、この下部ヘッド部材17は、下端にリテーナ3を保持する凹部18が形成され、頂部が前記上部ヘッド部材16にねじ込み結合あるいはボルト連結されている。
【0035】
このヘッド部13は、上部ヘッド部材16の上端から下部ヘッド部材17の下端までヘッド部13の軸線に沿って貫通孔19が形成されているが、この貫通孔19は、上部が大径貫通孔19a、下部が小径貫通孔19bとされている。
【0036】
この大径貫通孔19a内には、第2駆動部D2が設けられ、小径貫通孔19b内には、後に詳述するコッター加圧部20及び測定子41等が摺動可能に設けられている。
【0037】
前記第2駆動部D2は、主としてコッター加圧部20を作動させるもので、空気圧作動のピストン21と、このピストン21を大径貫通孔19a内で軸方向に作動するための空気圧を吸排する配管22とから構成されている。
【0038】
図2は図1の要部を示す分解斜視図、図3は図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【0039】
図2において、コッター加圧部20は、ピストン21と螺合されるねじ部24と、前記大径貫通孔19aの内周面に沿って摺動し得るように設けられたフランジ部25と、このフランジ部25から軸方向に伸延された円筒部26と、この円筒部26と一体でかつ軸方向に伸延し、相互がT字状スロット27を介して環状に配置された3本のコッター押え片28とから構成され、これらコッター押え片28の下端は、全て同一の軸直角平面上に位置している。
【0040】
なお、このコッター押え片28の本数は、後述の測定子41の本数にも関係するが、前記3本のみでなく更に多数であってもよい。
【0041】
前記コッター押え片28の各T字状スロット27内には、コッター検査手段40が設けられている。コッター検査手段40は、各コッター6に当接して上下変位する測定子41と、この測定子41の状態を外部に伝達する伝達部材51と、この伝達部材51の上端位置を測定する測定手段60(図1参照)とを有している。
【0042】
測定子41は、組付けられた後のコッター6の組付け状態をチェックするものであり、前記コッター押え片28の各T字状スロット27内に、当該コッター押え片28と外側面が面一でかつ軸方向に移動可能である。
【0043】
各測定子41は、頭部42とコッター当接部43とから構成されているが、頭部42は、軸方向長さL1が前記T字状スロット27の頭部27aの軸方向長さL2より短くなるように構成され、これによりスロット27内で軸方向に移動可能とされている。
【0044】
特に、本実施形態では、各測定子41は、頭部42の端面がT字状スロット27の頭部27aの上端に当接したとき、つまり最上位に位置したとき、下端が、コッター押え片28の下端と同一軸直角平面上に隙間なく環状に位置している。
【0045】
これにより当該コッター押え片28と測定子41が、図3に示すように、円環状のコッター押えを構成し、両者共同して2つのコッター6を円滑にかつ確実に加圧し、リテーナ3に押し込むことができる。
【0046】
なお、コッター押え片28と測定子41とは、相互間に隙間が存在しないことが好ましいが、押し込み作業に影響しない程度であれば、多少の隙間は存在していてもよい。
【0047】
また、3つの測定子41が相互に独立して軸方向のみに移動するように、径方向の移動が規制されている。この径方向移動における内方側への移動は、測定子41の上部に内装された円筒規制体44と、下部に内装されたコッターガイド45端部の大径端部46とにより規制され、また外方側への移動は、下部ヘッド部材17の小径貫通孔19b内周面により規制されることになる。
【0048】
また、前記円筒規制体44の位置を測定子41の上部に、コッターガイド45の大径端部46の位置を測定子41の下部に位置させるためのばね47が円筒規制体44と大径端部46との間に介装されている。
【0049】
さらに、コッター押え片28の下部には、半径方向内方に突起48が突出され、ここに大径端部46が係合し、コッターガイド45の突出規制と脱落を防止している。これによりコッターガイド45は下方に向かって突出し、測定子41はコッター押え片28内で上方に向かって付勢され、前記測定子41の軸方向移動をより確実に規制することになる。
【0050】
なお、前記コッターガイド45は、シャフト49の下端にコッター6をガイドする截頭円錐台状のガイド部材50が設けられているが、このガイド部材50は、円筒状としてもよい。
【0051】
前記伝達部材51は、伝達シャフト52と、前記測定子41の上端に載置された鋼球Bとから構成されている。伝達シャフト52は、前記ピストン21の上端に一体的に形成されたスリーブ23と、当該ピストン21内に形成された中心孔O2を通って設けられているが、上端はスリーブ23の外部まで突出され、下端は鋼球B上に自重で常接している。
【0052】
前記鋼球Bは、測定子41の端部において各測定子41の変位状態を確実に伝達部材51に伝達するためのもので、測定子41の各頭部42の端面42aが全体として略擂鉢状の凹部に形成され、コッター6の装着状態が正常な場合はこの凹部の中央に位置している。
【0053】
これにより測定子41の変位状態は、鋼球Bを介して伝達シャフト52の上下変位として伝達され、この伝達シャフト52の上下位置を測定手段60で測定すれば、コッター6の装着状態の良否がチェックできる。
【0054】
例えば、コッター6の1つが装着不良であれば、当該コッター6に当接している測定子41と、他の測定子41の高さ位置が相違するので、これにより鋼球Bは正常な状態よりずれ、この位置ずれが前記伝達シャフト52に伝わり、この伝達シャフト52の上端Pの位置を測定手段60により測定すれば、コッター6の装着異常が分かる。
【0055】
前記測定手段60は、下端が前記上部ヘッド部材16の側部に固着され、上端が水平板とされたブラケット62と、このブラケット62の上部に載置された測定機器63と、前記ブラケット62に取付けられたアクチュエータ64と、このアクチュエータ64により上下動される可動板65とを有している。
【0056】
なお、可動板65は、測定機器63の突出部材66と連結され、伝達シャフト52に当接した時の上下位置が測定機器63により測定される。
【0057】
次に、本実施形態の作用を図4〜7により説明する。
《コッターの仮置き》
図4はコッター仮置き状態を示す断面図である。コッターの組立検査装置は、第1駆動部D1によりスライドプレート12を上昇位置とし、ヘッド部13も第2駆動部D2によって上昇した待機状態とする。
【0058】
ヘッド部13は、スライドプレート12より垂下した状態となり、測定子41は、ばね47によりコッター加圧部20内でスロット27の上端に当接した状態、測定子41とコッター加圧部20の端面は、平坦で相互間に隙間のない環状状態となる。なお、ガイド部材50は、ばね47により弾撥されて突起48に当接した状態である。
【0059】
一方、バルブV側は、予めシリンダヘッド1から突出した状態としたバルブステム2に、図4に示すように、バルブスプリング4を装着し、このバルブスプリング4上にリテーナ3を仮置きし、このリテーナ3の中心孔3aに2つのコッター6をセットする。
《コッター加圧開始》
このようにコッター6を仮置き設置した後、シリンダヘッド1を所定の姿勢に固定し、コッター6の加圧を開始する。
【0060】
図5はコッター加圧開始直前状態を示す断面図である。まず、図5の矢印で示すように、第1駆動部D1によりスライドプレート12を下降させると、ヘッド部13は、スライドプレート12とともに下降し、突起48に当接した状態のコッターガイド45がバルブステム2の頂端に当接する。
【0061】
第1駆動部D1をさらに駆動し、スライドプレート12を下降すると、下部ヘッド部材17の凹部18がリテ―ナ3の上面に接触し、バルブスプリング4のばね力に抗してリテ―ナ3を押し下げる。これによりコッター6は、リテ―ナ3より突出したコッター加圧開始状態となる。
《コッターの加圧》
図6はコッター加圧状態を示す断面図である。前記コッターの加圧開始状態からさらにスライドプレート12を下降させると、図6に示すように、下部ヘッド部材17がバルブスプリング4の反力に抗してリテ―ナ3を所定のコッター組付位置まで押し下げる。
【0062】
リテーナ3の下降によりコッター6は、下降してきたコッターガイド45のガイド部材50によりバルブステム2の外径程度に押し広げられ、ガイド部材50、バルブステム2の外周面及び下部ヘッド部材17の凹部18にガイドされて正しい姿勢を保ちながらリテ―ナ3の下降に伴って自重で下降する。
【0063】
リテーナ3が所定位置まで押し下げられた後、第2駆動部D2によりコッター加圧部20を下降すると、コッター押え片28も下降し、測定子41とともに2つのコッター6を同時に加圧し、当該コッター6の凸部6aがバルブVの溝部7に嵌合するまでコッター6を押込む。
【0064】
本実施形態では、この時点のコッター押え片28と測定子41とは、ばね47により円筒規制体44及び大径端部46が弾撥され、コッター加圧部20内で軸方向所定位置に保持されているので、両者略一体化され、下端面形状が環状に保たれる。したがって、このコッター加圧部20によりコッター6を加圧することができ、2つ割りコッター6でも姿勢を崩すことなく、加圧できる。
【0065】
したがって、リテ―ナ3の上昇に伴いリテーナ中心孔3aのテーパ状内周面にコッター6のテーパ面6bが当接し、バルブステム2の溝部7とコッター6の凸部6aがきっちりと嵌合し、コッター6がバルブVに組付けられる。
【0066】
そして、さらに第1駆動部D1や第2駆動部D2を駆動すると、下部ヘッド部材17及びガイド部材50がバルブステム2から離間し元の状態になる。
《組付け状態のチェック》
次に、コッター6の組付け状態をチェックする。チェックは、基本的には図4に示す状態である元の状態まで第1及び第2駆動部D1,D2を戻した状態で行う。ただし、場合によっては第2駆動部D2を戻さなくてもよい。つまり、一度でコッター6を所定位置まで押し込むことができない場合は、コッター加圧部20を駆動する第2駆動部D2のスリーブ23の上端高さを検知する。これによりコッターの装着状態の詳細は検査できなくても、その概略は分かるので、この時点で再度コッター6を押込む動作を行い、これにより不良品の発生を未然に防止できる。
【0067】
図8は同実施形態の組付けチェック直前状態を示す断面図である。基本的なチェックは、まず、第1駆動部D1を動作し、スライドプレート12を所定のチェック位置まで下降する。この時、コッター加圧部20は、第2駆動部D2の作動によって下降限とする。なお、この時点の測定子41とコッター加圧部20は、測定子41がばね47により上方に押し上げられ、端面が平坦な環状をした状態である。
【0068】
この状態から前記第1駆動部D1を作動し、スライドプレート12を下降させると、図8に示すように、スライドプレート12の下降中に下部ヘッド部材17がリテーナ3上面に接触する。前述したようにヘッド部13とスライドプレート12とはフローティング構造であるため、下部ヘッド部材17は、スライドプレート12とは独立に作動し、リテ―ナ3上面に載っている状態となる。
【0069】
この時点では、コッター加圧部20とコッター6の間には隙間が存在しており、コッター加圧部20に収まっている測定子41もまだコッター6と接触していない。
【0070】
ここで、測定手段60を作動する。まず、アクチュエータ64を作動し、可動板65を介して伝達シャフト52をばね47の反カに抗して下方に押込む。この伝達シャフト52は、鋼球Bを介して測定子41を下降させ、測定子41がコッター加圧部20より下方に移動し、コッター6上面に接触する。
【0071】
この測定子41とコッター6の上面が接触した時点において、測定機器63を作動し、コッター6の上面6aから伝達シャフト52の上端位置Pまでの高さHを測定する。この高さHが所定値であれば、コッター6は正常に取付けられていることになる。
《チェック例1》
図9〜11は異常コッターのチェック状態を示す断面図であり、図9は一方が欠けたコッターのチェック状態を示している。図9に示すように、コッター6の一方が欠けるかあるいは正規の位置に存在しない場合には、測定手段60の作動により伝達シャフト52を介して測定子41を下降させても、3つある測定子41のいずれか1つがコッター6に接しないことになるので、伝達シャフト52の下方への押し込み時に鋼球Bの位置が、中心以外の位置にずれることになる。この結果、測定手段60により測定される伝達シャフト52の高さは、正規な高さHより小さくなり、異常が分かる。
《チェック例2》
図10は一方が浮いたコッターのチェック状態を示している。図10に示すように、コッター6の一方が浮いた状態の場合には、鋼球Bが3つある測定子41のいずれか1つの端面42aにより斜め上方に押し上げられることになり、正規の中心位置からずれることになる。この結果、測定手段60により測定される伝達シャフト52の高さは、正規な高さHより大きくなり、異常が分かる。
《チェック例3》
図11は、コッターとリテーナの相対的位置が正常であるが、コッターの取付位置が異常な場合のチェック状態であり、(A)図はコッターが正常な状態を、(B)図はコッターが異常な状態を示している。
【0072】
図11(B)に示すように、両コッター6がリテーナ3に正常に嵌合されているにも拘わらず、正常な状態の図11(A)に示すものに比し両コッター6がバルブステム2の環状溝部7に対しずれた取付位置、つまり、「h」だけ上方にずれた取付位置にある場合には、前記測定子41のみによる測定では、前記ずれ量hは、ボスプレート14の下面と上部ヘッド部材16の上面との間の隙間により吸収されることもあり、測定子41は、必ずしも両コッター6が異常であることを示すとは限らない。
【0073】
このため、本実施形態の測定手段60は、図11(B)に示すように、前記上部ヘッド部材16の側面より例えば、近接スイッチ等の検知部材67を垂下し、この検知部材67により支持軸15の頭部15aの位置、つまりスライドプレート12に対する上部ヘッド部材16の位置が所定の距離が正常か否かを検知するようにしている。
【0074】
このようにすれば、検知部材67からの情報により、伝達シャフト52の高さが正規な高さHであるか否かが分かるので、個々の測定子41のみでなく測定子41全体も正常な位置であるか否かもチェックでき、測定手段60によるコッター6の判別がより正確なものとなる。
【0075】
このように本実施形態によれば、コッター6を組付けた直後に、この組付を行った装置を用いて組付状態をチェックするので、作業スペース、コスト的にも有利となる。また、このチェックも、コッター6の組付異常を伝達シャフト52の高さに変換して直接検知するかあるいはこれに上部ヘッド部材16の位置情報までも加味して行うので、コッター6の組付異常が極めて容易に判断でき、しかもこれを直ちにフィードバックできるので、異常の修正が速やかで、不良品の発生を未然に防止できる。
【0076】
特に、コッター加圧部20と測定子41は、組立時には両者共同して円環状となり、これによりコッターの組み付けを円滑で確実なものとし、チェック時には、3つの測定子41がコッター加圧部20より突出してコッターの組付状態をチェックするので、コッター加圧部20及び測定子41の周囲の装置構成は、極めて簡素で、コッターの嵌め込み作業自体に悪影響を及ぼすこともない。
【0077】
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態を示す縦断面図である。
【図2】 図1の要部を示す分解斜視図である。
【図3】 図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】 前記実施形態のコッター仮置き状態を示す縦断面図である。
【図5】 コッター加圧事前状態を示す縦断面図である。
【図6】 コッター加圧状態を示す縦断面図である。
【図7】 コッター加圧後の戻し状態を示す縦断面図である。
【図8】 組付けチェックの直前状態を示す断面図である。
【図9】 一方が欠けた異常コッターのチェック状態を示す断面図である。
【図10】 一方が浮いた異常コッターのチェック状態を示す断面図である。
【図11】 取付位置が異常であるコッターのチェック状態を示す断面図である。
【図12】 一般的なバルブを示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…バルブステム、
3…リテーナ、
3a…リテーナの中心孔、
4…バルブスプリング、
6…コッター、
7…環状溝部、
10…コッター取付け手段、
13…ヘッド部、
19…ヘッド部の貫通孔、
20…コッター加圧部、
21…ピストン、
23…スリーブ、
28…コッター押え片、
40…コッター検査手段、
41…測定子、
45…コッターガイド、
50…ガイド部材、
52…伝達シャフト、
60…測定手段、
67…近接スイッチ(検知部材)、
B…鋼球、
1…第1駆動部、
2…第2駆動部。

Claims (5)

  1. バルブスプリングにより弾撥されたリテーナ上に2分割のバルブコッターを載置し、当該バルブコッターをリテーナの中心孔とバルブステムに形成された環状溝部との間に嵌め込むバルブコッター組立装置において、
    前記バルブスプリングの弾撥力に抗して前記リテーナを押し下げるリテーナ押圧用のヘッド部、該ヘッド部の貫通孔内で軸方向に移動し得るように設けられ端部が複数分岐されたコッター押え片を有するコッター加圧部、前記ヘッド部を駆動する第1駆動部、及び前記コッター加圧部を駆動する第2駆動部を有するバルブコッター取付け手段と、
    前記コッター押え片相互間に位置するように設けられ前記バルブコッター取付け手段により取付けられた各バルブコッターに当接して上下変位する複数の測定子、及び当該測定子の上下位置を測定する測定手段を有するバルブコッター検査手段と、
    を有し、
    前記コッター押え片と測定子は、前記リテーナに対するコッター嵌め込み時に、両者の端部が同一軸直角平面上で環状に位置する構成とし、前記各バルブコッターの装着状態検査時には、前記嵌め込みを行う当初の状態から再下降し前記ヘッド部を前記リテーナに当接した状態で前記測定子のみを下降し前記各バルブコッターに当接させるようにしたことを特徴とするバルブコッターの組立検査装置。
  2. 前記第1駆動部とヘッド部との連結は、前記第1駆動部がヘッド部を下降するとき、当該ヘッド部が前記リテーナに当接すると第1駆動部の駆動力がヘッド部に一時的に伝達されず、前記第1駆動部がヘッド部を上昇するとき、当該ヘッド部がリテーナ上に一時的に残されたまま所定距離第1駆動部のみが上昇するようなフローティング支持構造としたことを特徴とする請求項1に記載のバルブコッターの組立検査装置。
  3. 前記測定手段は、前記フローティング支持構造とされた前記第1駆動部とヘッド部との間の離間状態を検知する検知部材を有することを特徴とする請求項2に記載のバルブコッターの組立検査装置。
  4. 前記測定子は、前記コッター押え片と共同して前記バルブコッターを環状溝部に嵌め込んだ後、当該バルブコッターの装着状態をチェックするように前記コッター押え片より突出し該バルブコッターの端面と当接するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバルブコッターの組立検査装置。
  5. 前記バルブコッター検査手段は、上端が前記コッター押え片内に設けられ下端が前記バルブコッターをリテーナに嵌め込み易い姿勢とするガイド部材を備えたコッターガイドと、常時は当該コッターガイドと同軸上に位置し、前記複数の測定子の内、少なくとも1つが他の測定子と高さ位置が相違するとき位置変位するように前記測定子の端面上に載置された鋼球と、前記鋼球上に載置された伝達シャフトとを有し、前記測定手段が、前記測定子とコッターの上面が接触した時点におけるコッターの上面から前記伝達シャフトの上端位置までの高さを測定した値により前記バルブコッターの装着状態を検査するようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のバルブコッターの組立検査装置。
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