JP4032065B2 - 受信装置およびハイブリッドarq通信システム - Google Patents
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Description
送信機は、通知情報を受信してACKと判定した場合は、次の情報ビットのブロックに対しての上記伝送処理に移る。一方、NACKと判定した場合には、現在のブロックに対する符号化ビットのうち、全部または一部を再送する。受信機では、再送データのうち、それぞれ既存データの対応するビットごとに合成処理を行い、その結果得られた合成データを用いて誤り訂正および誤り検出処理を再度行う。このようにして受信機は、所定の上限回数の範囲でブロックの誤りがなくなるまで前述した送信機への通知と再送による復号処理のトライアルを繰り返す。
上記の合成処理については、以下に示す各技術が知られている。まず、下記の非特許文献1に記載されている技術では、全てのデータブロックをエラーフリーになるまで同一パケットを再送するARQ方式について、受信パケットごとの信頼度を定義し、これを重みとしてそれぞれの受信パケットの尤度データに乗じて加算するものである。次に、下記の特許文献1に開示された技術は、ターボ複合化を用いる無線多元サービス通信環境下における再送パケットキャプチャシステムであり、上記非特許文献1の技術を前提として、W−CDMA等において、タイミングの異なるディレイパルスを取り出し、RAKE合成を行うものである。このほか、非特許文献2に示された規定は、CQIチャネルとして受信特性のうちノイズ状態を示すSIR測定値をACK/NACKのフィードバック情報に情報を付加し、受信側から送信側に送信するものである。
はじめに、非特許文献1に記載された技術では、「パケットの特性が悪い場合は全く加算しない(ウエイトが0である)場合もある」と規定してある。その判定手法の具体例としては、Binary Symmetric Channelを最尤復号する場合にパケットiの誤り率Piがわかっているときに、そのウエイトとしてWiを下記の式(1)により、
とすべきこと。また、Gaussian雑音伝搬路については分散σi 2により下記の式(2)のように、
とすべきことが示されている。
これらのウエイトを信頼度として用いたとき、常に合成処理が行われることとなる。非常にまれな条件でのみ、偶然に0となり、合成されないときがあるのみである。このため、合成しても効果がないような場合であっても合成処理が行われることとなり、この結果、誤り率判定部の無駄な処理が実行され、消費電力が増加するという問題があった。
また、特許文献1に記載された技術では、必ず合成処理を行うため、合成データのいずれかが悪いと、この影響を受けて合成した結果が現状よりも悪化してしまう可能性があった。また、再送データが悪く何の改善も与えないことが明らかであるようなときでも、この再送データを合成して誤り訂正するため、無駄な処理を行うことになり、消費電力が増加することになる。
また、非特許文献2の技術では、送信側に送信されるフィードバック情報がSIR測定値のみであるため、受信機側で行った合成プロセスおよび現在保存しているデータの状態を送信側で知ることができず、適切な再送処理を行うことができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、データの受信状態に応じた最適な再送要求処理と、誤り訂正符号処理を行うことにより、データの劣化防止や再送回数の低減を図ることができる受信装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、受信機側でデータの受信状態に応じた最適な再送要求処理と、誤り訂正符号処理を行うことにより、データの劣化防止や再送回数の低減を図ることができ、送信機との間のデータ伝送品質やスループットを向上できるハイブリッドARQ通信システムを提供することを目的とする。
この発明によれば、データ合成およびデータの再送要求のための判定条件として信頼度を用いることにより、信頼度が低いときは、無駄なデータ合成や誤り訂正の処理を実行しないで送信機に対して再送要求を行う。したがって、信頼度の低いデータを合成してしまい既存のデータの信頼度をさらに下げるという問題を未然に避けることができ、結果としてデータの再送回数を低減できる。また、無駄な誤り訂正処理を行わず誤り訂正処理にかかる消費電力を抑えることができる。
(実施の形態1)
第1図は、本発明の受信装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。第1図において送信機1は、W−CDMAシステムにおける基地局に相当し、受信機2は、移動局に相当する。送信機1は、情報ビットが入力される誤り検出符号化部11と、誤り訂正符号化部12と、送信パターン指定部13と、レートマッチング部14と、変調部15と、復調部16と、ACK/NACK検出部17と、H−ARQ再送制御部18とを有する。
以上の構成による送信機1は、HS−DSCHトランスポートチャネルの情報ビットを誤り検出符号化部11によりCRCパリティを付加し、誤り訂正符号化部12によりTUROB符号化し、レートマッチング部14によりレートマッチングした後、変調部15からQPSKまたは16QAMの方式で変調して伝搬路(無線伝搬路)19を介して受信機2に送信する。TURBO符号は、情報ビットが組織ビットとしてそのまま含まれる組織符号で、3GPPの仕様では符号化率1/3であるため、組織ビット1ビットに対してパリティビットが2ビットアサインされる。符号化の後、レートマッチング部14では物理チャネルのサイズに合うようにビットを繰り返す(レペティション)か、取り除く(パンクチャリング)のいずれかが行われる。特に、パンクチャの場合は、パリティビットのなかから幾つかのビットを取り除いてデータ長を圧縮して符号化率を大きくするようになっている。例えば、情報ビット2ビットに対してパリティを3ビットだけアサインすれば符号化率2/5となる。これにより、同じ送信電力と同じ伝搬環境に対しての誤り訂正能力は劣化するものの、情報伝送速度を速くすることができる。
受信機2は、復調部21と、デレートマッチング部22と、H−ARQ合成部23と、復号化部24と、誤り検出部25と、NACK/ACK判定部26と、符号化部27と、変調部28とを有する。復調部21は、送信機1から送信された受信データを復調し、尤度(軟判定)データとして復号化部24に渡す。これらの構成の詳細を以下に説明する。
第2図は、受信機の詳細な構成を示すブロック図である。この第2図には、第1図に記載した受信機2の要部である符号化部(CODEC)30の詳細構成を記載している。復調部21により復調された受信データは尤度データとして入力される。この尤度データは、量子化部31と、平均値演算部32にそれぞれ入力される。平均値演算部32は、尤度データの平均値を求める(以下、この平均値とは、「尤度データの絶対値を平均した値」を示すものとする)。量子化部31には、平均値演算部32で演算されたデータの平均値の2倍を尤度データの上限値とする設定により量子化処理を行い、1データあたりのビット数を制限する。また、後述するが、再送されたデータの平均値はM1として、H−ARQ合成判定処理部34に出力される。なお、平均値演算部32は、量子化部31により尤度データを量子化するに際し、量子化範囲を特定する指標として量子化前のデータワードを解読し、量子化ビットのビット位置を整数値として保持している。
量子化部31が出力する量子化ビットは、デレートマッチング部33によるデレートマッチング処理の後、第1図に記載したH−ARQ合成部23を構成しているスイッチ35,合成器37を介して誤り訂正復号部39に入力される。H−ARQ合成部23は、このほかにH−ARQ合成判定処理部34と、H−ARQバッファ36を備えてなる。H−ARQバッファ36は、復号に失敗した尤度データを保存するために設けられる。
H−ARQ合成判定処理部34は、後述するように、復号に失敗した尤度データと、新たに受信した再送データ(尤度データ)とに基づいて信頼度を判定し、得られた信頼度に基づき、復号に失敗した尤度データと再送データとの合成の有無を切り替える。信頼度が低いときには合成を行わず、信頼度が高いときには合成を行う。信頼度が低く、合成を行わないときには、スイッチ35をOFF(開く)に切り替えるとともに、NACK/ACK判定部38から送信機1に対するフィードバック情報(応答信号)として再送要求のNACKを送出させる。このとき、誤り訂正復号部39による誤り訂正復号処理は行わないとともに、復号ビットを出力させない。
一方、信頼度が高く、合成を行うときには、スイッチ35をON(閉じる)に切り替えるとともに、NACK/ACK判定部38から送信機1に対するフィードバック情報(応答信号)としてACKを送出させる。この合成時、H−ARQバッファ36に記憶された復号に失敗した尤度データが読み出され、合成器37によって再送データと合成(加算)され、誤り訂正復号部39に出力される。そして、誤り訂正復号部39は、入力データの誤り訂正処理を行い、誤り検出部40は、CRCチェックを用いた誤り判定を行い、復号ビットを出力する。
第3図は、この発明の実施の形態1によるデータの送受処理を示すフローチャートである。第3図には、送信機1と、受信機2との間のデータの送受手順が示されている。組織ビットが情報ビットと同じであるため、極端な場合、パリティビット0(符号化率1)の場合でも、受信データの条件がよい場合は復調することができる。このため、この発明におけるH−ARQ方式を用いる方式では、送信機1が送信パターンを決定し(ステップS1)、組織ビットの全てとパリティビットの一部を情報データとして送信する(ステップS2)。受信機2は、この情報データを受信し(ステップS3)、H−ARQ合成部23で信頼度を判定する(ステップS4)。
信頼度は、下記の条件(1)に基づき判定する。H−ARQバッファ36に保存された尤度データの平均値M0と、再送データの平均値M1を用いる。また所定の比率パラメータ(係数)をαとして、
M1<M0×α のとき信頼度低 →合成しない→NACK判定(再送要求)
M1≧M0×α のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(1)
上記のように、信頼度は、比率パラメータαを用い2つの値を単純比較するだけの簡単な処理で高低を判定することができる。
次に、上記条件(1)で得られた信頼度に基づき、合成するか否かを決定する(ステップS5)。信頼度が高く、合成するときには(ステップS5:Yes)、H−ARQ合成判定処理部34は、スイッチ35をON(閉じる)に切り替えて、H−ARQバッファ36に記憶された復号に失敗した尤度データを読み出し、合成器37によって再送データと合成して、誤り訂正復号部39に出力させる。誤り訂正復号部39は、入力データの誤り訂正処理を行い、誤り検出部40は、CRCチェックを用いた誤り判定を行い、復号ビットを出力する。ここで、誤り訂正復号部39は、復号処理してその結果に誤りが含まれていれば、送信機1に送信するフィードバック情報としてNACKを設定する。一方、信頼度が低く、合成しないときには(ステップS5:No)、スイッチ35をOFF(開く)に切り替えて、尤度データに対する誤り訂正復号の処理を実行させない。
この後、受信機2のNACK/ACK判定部38は、送信機1に対するフィードバック情報(応答信号)を送信する(ステップS7)。合成を行わないときにはNACKを送信する。合成時には、誤り訂正復号部39による復号処理結果に誤りが含まれていなければACKを送信し、誤りが含まれていればNACKを送信する。
送信機1は、受信機2から送信されたフィードバック情報を受信し(ステップS8)、このフィードバック情報を取得する(ステップS9)。そして、ACK/NACK検出部17(第1図参照)によりフィードバック情報に含まれているACK、あるいはNACKを検出する(ステップS10)。ACKの場合には(ステップS10:ACK)、次の情報データのブロックの初回送信を行う(ステップS11,S21,S22)。NACKの場合には(ステップS10:NACK)、情報データの再送制御を行い(ステップS12)、送信パターンの決定のときに(ステップS21)、先ほど送らなかったビットを優先して違う符号化ビットのデータのパターンを選ぶ。そして、再送による送信を行い(ステップS22)、受信機2でこのデータを受信する(ステップS23)。受信機2側では、先ほど復号に失敗した尤度データがH−ARQバッファ36に保存されているため、新たに受信した再送データと保存されている尤度データのデータセットを合成して復号処理を行う。ステップS21〜ステップS23に記載した処理は、ステップS1〜ステップS3と同様の処理である。以下、送信機1は、ステップS23の後に、ステップS4以降の処理を繰り返して行い、ACKを受けるか最大再送回数に達するまで同じ情報ビットセットについての再送を繰り返し、受信機1は再送データを受信して上記の合成処理を繰り返す。
以上のように、合成すると判定した後のデータの合成処理は、再送データのうち初めて送られてきた情報ビットに対するデータはそのまま尤度データとして用い、また、既に送られており重複するデータについてはダイバーシチ処理を行う。例えば、CDMA通信方式の場合、マルチパスをRAKE合成することによって最大比合成が既に行われたデータがモデム(復調部21)から符号化部(CODEC30)に渡されるために、CODEC30内部では、合成器37により単なる加算処理を行えばよく、簡単に処理できるようになる。また、以上の合成処理により尤度データの平均値が変化を受けるが、平均値演算部32により、受信データの絶対値の平均値の2倍を尤度データの上限値とする設定をすること等により、量子化部31における量子化ビット範囲を適切に調整し、安定した量子化が行えるようになる。
このように、この発明の実施の形態1によれば、自動再送制御と、誤り訂正符号の処理を併せてデータ送受するハイブリッドARQの方式を利用し、受信機側で受信データの信頼度を判定してこの信頼度が高い場合のみ受信データを誤り訂正処理する。これにより、信頼度の低い受信データに対する誤り訂正処理を行わないため、全ての受信データに対する無駄な誤り訂正処理を実行せず、処理量を削減し、低消費電力化を図ることができる。また、信頼度が低い受信データを合成しないので、不要な合成によるデータの劣化を防止できる。また、信頼度として受信データの受信状況を示す測定値を用いるため、実際の受信状況に対応して適切な再送制御を行うことができるようになる。また、伝搬路を使用した再送回数を低減できるため、システムのスループットを向上でき、再送回数の低減に相当する分だけ伝送路を通信に有効利用することができる。
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2について説明する。前述した実施の形態1では、信頼度の判定に平均値を用いる構成としたが、この実施の形態2では、平均値の代わりに、信号対雑音比の測定量S/N(SNR;Signal to noise Ratio)を用いる。以下の説明では、CDMAシステムにおける測定量である信号対干渉比SIR(Signal to Interference Ratio)を用いることとする。
第4図は、本発明の受信装置の実施の形態2の構成を示すブロック図である。第4図において、前述した実施の形態1(第2図参照)と同一の構成には同一の符号を附している。第4図に記載した構成において、第2図の構成と異なるのは、H−ARQ合成判定処理部34における判定処理の情報をSIRとした点である。このSIRは、モデム(第1図の復調部21)で測定され、受信データのビットを復調するデータ間隔単位の平均値を利用する。H−ARQバッファ36にはこのSIRの平均値SIR0が保存される。H−ARQ合成判定処理部34は、H−ARQバッファ36に保存されたSIRの平均値SIR0と、再送された受信データを受信したときのSIRの平均値SIR1とが入力され、これらSIR0とSIR1に基づいて信頼度を求める。信頼度判定は、下記の条件(2)により判定する。αは、所定の比率パラメータである。
SIR1<SIR0×α のとき信頼度低 →合成しない→NACK判定(再送要求)
SIR1≧SIR0×α のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(2)
上記判定処理は、実施の形態1において用いた尤度データの平均値に代えて、SIRを用いたものであり、H−ARQ制御における再送制御や、誤り訂正復号の処理(例えば第2図の処理)は、実施の形態1と同様に実行することができる。このように、実施の形態2において説明したSIRを判定処理に用いる構成としても実施の形態1同様に、全ての受信データに対する無駄な誤り訂正処理を実行せず、処理量を削減し低消費電力化を図ることができる。また、信頼度が低い受信データを合成しないので、不要な合成によるデータの劣化を防止できる。また、信頼度として受信データの受信状況を示す測定値を用いるため、実際の受信状況に対応して適切な再送制御を行うことができるようになる。また、伝搬路を使用した再送回数を低減できるため、システムのスループットを向上でき、再送回数の低減に相当する分だけ伝送路を通信に有効利用することができる。
(実施の形態3)
次に、この発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態3では、H−ARQ合成判定処理部34により、受信後の尤度データの絶対値を用いた判定を行う構成である。第5図は、本発明の受信装置の実施の形態3の構成を示すブロック図である。図示のように、この実施の形態3では、平均値演算部32により受信データの平均値M1を求め、H−ARQ合成判定処理部34では、この受信データの平均値M1を閾値βと比較して合成の有無を判定する。閾値βは、受信するデータフォーマット等により所定の値(レベル)を設定しておくことができる。ところで、H−ARQバッファ36には、前回受信した尤度データが保存され、合成時に再送データと合成(加算)されるようになっている。また、合成処理により尤度データの平均値が変化を受けるが、平均値演算部32により、受信データの絶対値の平均値の2倍を尤度データの上限値とする設定をすること等により、量子化部31における量子化ビット範囲を適切に調整し、安定した量子化が行えるようになる。H−ARQ合成判定処理部34は、信頼度を下記の条件(3)により判定する。
M1<β のとき信頼度低 →合成しない→NACK判定(再送要求)
M1≧β のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(3)
このように、実施の形態3によれば、受信データだけあれば判定を行うことができる。したがって、信頼度の判定のために保存しておいた受信データを用いる必要はない。また、初回の受信データから上記判定処理をすぐに行うことができるようになる。
(実施の形態4)
次に、この発明の実施の形態4について説明する。この実施の形態4は、実施の形態3(第5図)の構成と比べて、H−ARQ合成判定処理部34が受信データのSIRの絶対値を用いた判定を行う点が異なる。第6図は、本発明の受信装置の実施の形態4の構成を示すブロック図である。
H−ARQ合成判定処理部34は、信頼度を下記の条件(4)により判定する。SIR1は、受信データのSIRであり、βはSIRに対する所定の閾値である。
SIR1<β のとき信頼度低 →合成しない→NACK判定(再送要求)
SIR1≧β のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(4)
このように、実施の形態4によれば、受信データのSIRだけあれば判定を行うことができる。したがって、信頼度の判定のためにSIRを保存しておく必要がない。また、初回の受信データから上記判定処理をすぐに行うことができるようになる。
(実施の形態5)
次に、この発明の実施の形態5について説明する。前述した実施の形態1において、平均値演算部32は、量子化部31により尤度データを量子化するに際し、量子化範囲を特定する指標として量子化前のデータワードを解読し、量子化ビットのビット位置を整数値として保持している。例えば、データワード16ビット中において量子化ビット位置は6ビットであり、このビット位置を得る。そして、この実施の形態5では、例えば、量子化の基準となるデータの平均値においてMSB側から順に走査していき、初めて符号と異なるビットがあらわれる位置を量子化ビットのビット位置とする。
また、H−ARQ方式により再送データの合成を行った結果のデータ平均値における合成後の最適な量子化位置は、合成前の2つのデータ(H−ARQバッファ36に保存した受信データと、再送データ)それぞれの量子化位置のいずれに対しても異なる位置となる。このとき、再送データの量子化位置が保存した受信データの位置に比べて極端に小さい側にあるときは、この再送データの信頼度が低いことが定性的に予想できる。この状態で、これら保存した受信データと再送データを合成したときには、保存データの量子化位置が低い方向に引きずられ、結果としてデータ全体の特性が悪くなることが考えられる。このような場合は、合成を行わずにNACK判定し、再送要求を行ったほうが再送回数の低減が期待できる。
したがって、実施の形態5では、信頼度として量子化ビットのビット範囲により判定する。再送データの量子化範囲が保存されている受信データの量子化範囲を低いレベルに下げるような場合には、合成せずにNACKと判定する構成としている。
第7図は、本発明の受信装置の実施の形態5の構成を示すブロック図である。H−ARQバッファ36には、復号に失敗した受信データ(尤度データ)M0とともに、この尤度データM0の量子化ビット位置m0が保存される。また、H−ARQ合成後平均値格納部41を備える。このH−ARQ合成後平均値格納部41は、既存の尤度データの平均値M0およびデータ数N0と、再送データの平均値M1およびデータ数N0に基づき、これら既存の尤度データおよび再送データを仮に合成したときの合成後のデータの平均値M2を下記の式(3)により算出する。N2は合成後のデータのデータ数である。
M2 = (N0×M0+N1×M1)/N2 …(3)
次に、H−ARQ合成判定処理部34は、合成後のデータの平均値M2における量子化ビット位置m2を、保存データの量子化ビット位置m0と比較し、合成後のデータの信頼度を下記の条件(5)により判定する。
m2<m0 のとき信頼度低 →合成しない→NACK判定(再送要求)
m2≧m0 のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(5)
以上のように、実施の形態5によれば、仮に合成後のデータの量子化ビット位置を既存のデータの量子化ビット位置と比較して信頼度を求め、再送データの量子化範囲が保存されている受信データの量子化範囲を低いレベルに下げるような場合には、合成せずにNACKと判定し、再送要求を行う構成であるため、結果として再送回数を低減でき、システムのスループットを向上できる。
(実施の形態6)
次に、この発明の実施の形態6について説明する。この実施の形態6では、前述した実施の形態5による信頼度を用いた判定を簡易化させた構成である。第8図は、本発明の受信装置の実施の形態6の構成を示すブロック図である。H−ARQ合成判定処理部34は、H−ARQバッファ36に保存された受信データの量子化ビット位置m0と、再送データの量子化ビット位置m1が入力される。そして、Nrを所定の正の整数(例えば、量子化ビット数である6ビット)として、下記の条件(6)により判定する。
m1<m0−Nr のとき信頼度低 →合成しない→NACK判定(再送要求)
m1≧m0−Nr のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(6)
以上のように、実施の形態6では、再送データの量子化範囲が保存データの量子化範囲との重なりが1ビットも重ならない場合には合成しないと判定する。このように簡易な判定を用いて判定処理の負担を軽減させることもできる。
(実施の形態7)
次に、この発明の実施の形態7について説明する。この実施の形態7では、前述した実施の形態6による信頼度を用いた判定をさらに簡易化させた構成である。第9図は、本発明の受信装置の実施の形態7の構成を示すブロック図である。H−ARQ合成判定処理部34は、H−ARQバッファ36に保存された受信データのNrを所定の正の整数(例えば、量子化ビット数である6ビット)として、下記の条件(7)により判定する。
m1<m0−Nr のとき信頼度低 →合成しない→再送データの誤り訂正処理→NACK/ACK判定
m1≧m0−Nr のとき信頼度高 →合成する→誤り訂正処理→NACK/ACK判定 …(7)
上記の信頼度の判定内容は、条件(6)と同様である。但し、信頼度が低く、合成しないと判定した後、誤り訂正復号部39による再送データの誤り訂正処理を実行する点が異なる。この際、スイッチ35は、a側に切り替え、経路42を介して再送データを誤り訂正復号部39に出力する。なお、合成時にスイッチ35はb側に切り替えられる。
このように、実施の形態7によれば、信頼度が低い場合であってもS/N(SIR)はよい特性である可能性があるため、合成しないときであっても再送データの誤り訂正処理を行い、この後誤り検出部40による誤り検出状態によってACKあるいはNACKを送信するよう構成することにより、判定にかかる処理を簡素化できるようになる。
次に、この発明のハイブリッドARQ通信システムの各実施形態について説明する。以下の各実施形態は、前述した実施の形態1〜7により説明したいずれかの受信装置を備えた構成を前提としている。
(実施の形態8)
この実施の形態8における特徴的な処理は、受信機2側ではそれぞれの情報データのブロックに関してH−ARQ合成が行われなかった回数をカウントする。この回数をフィードバック情報のNACK/ACKとともに付加し、送信機1に通知する。第10図は、この発明のハイブリッドARQ通信システムにおいて送受される情報データと、フィードバック情報の内容を示す図である。送信機1から受信機2に対しては、図示の情報データが送信される。この情報データは、複数のブロック(ブロック#1,#2,…#n)ごとに送信される。一方、受信機2から送信機1に対しては、図示のフィードバック情報が送信される。このフィードバック情報は、情報データの各ブロックに対応して送信され、ACK/NACKの情報と、付加情報とによって構成される。
そして、この実施の形態8は、送信機1が受信したフィードバック情報がNACKのときに、この非合成回数を取得して所定の数に等しくなったとき、これまでの再送のプロセスをリセットしてはじめから送信し直すものである。
第11図は、本発明の実施の形態8によるハイブリッドARQ通信システムの処理手順を示すフローチャートである。第11図において、前述した第3図に示した処理内容と同一の処理内容には同一のステップ番号を附している。はじめに、送信機1が送信パターンを決定し(ステップS1)、組織ビットの全てとパリティビットの一部を情報データとして送信する(ステップS2)。受信機2は、この情報データを受信し(ステップS3)、H−ARQ合成部23で信頼度を判定する(ステップS4)。信頼度の判定は、前述の実施形態1〜7にて説明したいずれかの内容により判定することができる。
次に、上記条件(1)で得られた信頼度に基づき、合成するか否かを決定する(ステップS5)。信頼度が低く合成が必要なときには(ステップS5:Yes)、H−ARQ合成判定処理部34(第2図参照)は、スイッチ35をON(閉じる)に切り替えて、H−ARQバッファ36に記憶された復号に失敗した尤度データを読み出し、合成器37によって再送データと合成して、誤り訂正復号部39に出力させる。誤り訂正復号部39は、入力データの誤り訂正処理を行い、誤り検出部40は、CRCチェックを用いた誤り判定を行い、復号ビットを出力する。ここで、誤り訂正復号部39は、復号処理してその結果に誤りが含まれていれば、送信機1に送信するフィードバック情報としてNACKを設定する。
一方、信頼度が低く、合成しないときには(ステップS5:No)、スイッチ35をOFF(開く)に切り替えて、尤度データに対する誤り訂正復号の処理を実行させない。また、非合成回数をカウントし、このカウント値を保持する(ステップS36)。
この後、受信機2のNACK/ACK判定部38は、送信機1に対するフィードバック情報(応答信号)を送信する(ステップS37)。合成を行わないときにはNACKを送信する。合成時には、誤り訂正復号部39による復号処理結果に誤りが含まれていなければACKを送信し、誤りが含まれていればNACKを送信する。また、このフィードバック情報には、上記のACKあるいはNACKとともに、ステップS36によりカウントされた非合成カウント値があれば、付加情報として送信する。
送信機1は、受信機2から送信されたフィードバック情報を受信し(ステップS8)、このフィードバック情報を取得する(ステップS9)。そして、ACK/NACK検出部17(第1図参照)によりフィードバック情報に含まれているACK、あるいはNACKを検出する(ステップS10)。ACKの場合には(ステップS10:ACK)、次の情報データのブロックの初回送信を行う(ステップS11,S21,S22)。NACKの場合には(ステップS10:NACK)、フィードバック情報の付加情報に含まれている非合成回数を検出し、この非合成回数が予め定めた閾値未満であるか否かを判定する(ステップS38)。
非合成回数が閾値未満(非合成回数<閾値)であるときには(ステップS38:Yes)、情報データの再送制御を行い(ステップS12)、送信パターンの決定のときに(ステップS21)、先ほど送らなかったビットを優先して違う符号化ビットのデータのパターンを選び、再送による送信を行う(ステップS22)。また、非合成回数が閾値以上となったときには(ステップS38:No)、情報データ送信パターンをリセットしてから(ステップS39)、ステップS12,S21,S22を実行する。
受信機2は、送信機1から送信されたデータを受信する(ステップS23)。受信機2側では、先ほど復号に失敗した尤度データがH−ARQバッファ36に保存されているため、新たに受信した再送データと保存されている尤度データとをあわせたデータセットを合成して復号処理を行う。ステップS21〜ステップS23に記載した処理は、ステップS1〜ステップS3と同様の処理である。以下、送信機1は、ステップS23の後に、ステップS4以降の処理を繰り返して行う。また、受信機1は、ステップS3〜ステップS37の処理を繰り返す。
以上説明した実施の形態8によれば、受信機2では、フィードバック情報として、NACK/ACKを示す情報に加えて、H−ARQ合成のプロセスや現在の状態を示す付加情報を併せて送信する。また、送信機1では、フィードバック情報を受信して、NACKと判定したとき付加情報を用いて次回の再送データの構成方法を最適化する。このように、合成が行われない非合成回数をカウントすることにより、受信機2側では受信データの状態が悪い可能性をより具体的に検出することができ、送信機1に伝えることができるようになる。また、受信機2は、再送データの非合成回数を付加情報として送信し、送信機1ではこの付加情報から非合成回数を読み取り、所定の回数に達した時点で再送パターンをリセットしてデータの送信をやり直すことにより、受信機2側での受信データの受信状態を向上できるようになる。
(実施の形態9)
次に、本発明の実施の形態9によるハイブリッドARQ通信システムについて説明する。第12図は、本発明の実施の形態9によるハイブリッドARQ通信システムの処理手順を示すフローチャートである。この実施の形態9は、前述した実施の形態8(第11図参照)に示したステップS39の処理内容を代えたものである。他の処理手順は、第11図に記載したものと同じであるため説明を省略する。
送信機1は、ステップS38にて、非合成回数が予め定めた閾値未満であるか否かを判定したとき、非合成回数が閾値以上となったときには(ステップS38:No)、送信電力を所定量だけ増加させ(ステップS41)、以下ステップS12に移行し送信データの再送プロセスを継続する。この送信電力の増加量は、予め定めた固定値でよく、ステップS41を通過する回数に応じて段階的に増加するよう構成できる。
以上説明した実施の形態9によれば、送信機1では、フィードバック情報を受信し、その内容がNACKであり、かつ、非合成回数が閾値に達したときには、送信電力を増加させることにより、受信機2側での受信データの受信状態を向上できるようになる。
(実施の形態10)
次に、本発明の実施の形態10によるハイブリッドARQ通信システムについて説明する。第13図は、本発明の実施の形態10によるハイブリッドARQ通信システムの処理手順を示すフローチャートである。この実施の形態10における処理は、受信機2では、H−ARQ合成が行われたか否かをフィードバック情報の付加情報(第10図参照)としてNACK/ACK情報とともに送信機1に送信する。送信機1は、受信したフィードバック情報がNACKのときに、この付加情報から合成/あるいは非合成の情報を取得して非合成回数をカウントし、所定の数に等しくなったとき、これまでの再送のプロセスをリセットしてはじめから送信し直す構成である。以下、第13図を用いて実施の形態8(第11図参照)と異なる処理内容についてのみ説明する。他の処理内容は、第11図に記載した内容と同様であり、説明を省略する。
受信機2はフィードバック情報の送信時に、このフィードバック情報として、NACK/ACK情報とともに、それぞれの情報データのブロックに関してH−ARQ合成が行われたか否か(非合成)の付加情報を送信機1に送信する(ステップS42)。このように、受信機2側では、非合成回数のカウントを行わない(第11図のステップS36相当の内容)。
送信機1では、受信したフィードバック情報によりACK/NACKの判定後(ステップS10)、NACKであれば(ステップS10:NACK)、付加情報により非合成回数をカウントする(ステップS43)。そして、ステップS38による非合成カウントを閾値と比較し、判定する(ステップS38)。この判定で非合成回数が閾値以上となったときには(ステップS38:No)、情報データ送信パターンをリセットし(ステップS39)、再送制御を行う処理に移行する(ステップS12)。
以上説明した実施の形態10によれば、受信機2は、付加情報として合成/非合成の情報を送出し、送信機1で非合成回数をカウントする構成としたので、受信機2から送信機1に送信するフィードバック情報を構成する全体の情報量(ビット数)を最小限に抑えることができ、システムのスループットを向上できるようになる。
(実施の形態11)
次に、本発明の実施の形態11によるハイブリッドARQ通信システムについて説明する。第14図は、本発明の実施の形態11によるハイブリッドARQ通信システムの処理手順を示すフローチャートである。この実施の形態11は、実施の形態10(第13図参照)で説明した受信機2が合成/非合成の情報を付加情報として送信する処理と、実施の形態9(第12図参照)で説明した送信機1が送信電力を増加させる処理とを実行する構成である。
第14図を用いて説明すると、受信機2はフィードバック情報の送信時に、このフィードバック情報として、NACK/ACK情報とともに、それぞれの情報データのブロックに関してH−ARQ合成が行われたか否か(非合成)の情報を付加情報(第10図参照)として送信機1に送信する(ステップS42)。このように、受信機2側では、非合成回数のカウントを行わない(第11図のステップS36相当の内容)。
送信機1では、受信したフィードバック情報によりACK/NACKの判定後(ステップS10)、NACKであれば(ステップS10:NACK)、付加情報から非合成回数をカウントする(ステップS43)。そして、ステップS38による非合成カウントを閾値と比較し、判定する(ステップS38)。この判定で非合成回数が閾値以上となったときには(ステップS38:No)、送信電力を所定量だけ増加させ(ステップS41)、再送制御を行う処理に移行する(ステップS12)。
以上説明した実施の形態11によれば、受信機2は、合成/非合成の情報を付加情報として送出し、送信機1で非合成回数をカウントする構成としたので、受信機2から送信機1に送信するフィードバック情報の情報量(ビット数)を最小限に抑えることができ、システムのスループットを向上できるようになる。また、送信機1では、フィードバック情報を受信し、その内容がNACKであり、かつ、付加情報に示された非合成回数が閾値に達したときには、送信電力を増加させることにより、受信機2側での受信データの状態を向上できるようになる。
(実施の形態12)
次に、本発明の実施の形態12によるハイブリッドARQ通信システムについて説明する。第15図は、本発明の実施の形態12によるハイブリッドARQ通信システムの処理手順を示すフローチャートである。この実施の形態12は、実施の形態1〜7(例えば、第1図参照)にて説明した受信機2でそれぞれの情報データのブロックに関してH−ARQ合成が行われたか否かの情報と、保存した受信データと、再送データの信頼度差の情報とを付加情報(第10図参照)とする。そして、フィードバック情報のNACK/ACKの情報にこの付加情報を付加して送信機1に通知する構成である。以下、第15図を用いて実施の形態11(第14図参照)と異なる処理内容についてのみ説明する。他の処理内容は、第14図に記載した内容と同様であり、説明を省略する。
受信機2は、信頼度が低く、合成しないと判断したときには(ステップS5:No)、信頼度差を取得する(ステップS45)。この信頼度差は、H−ARQバッファ36(例えば、第2図参照)に保存した受信データに関する信頼度と、再送データに関する信頼度を個別に算出し、これら両者の信頼度の差分によって得る。そして、フィードバック情報の送信時に、このフィードバック情報として、NACK/ACK情報を送信する。併せて、それぞれの情報データのブロックに関してH−ARQ合成が行われたか否か(非合成)の情報と、ステップS45にて得られた信頼度差の情報を付加情報として送信機1に送信する(ステップS42)。
送信機1では、受信したフィードバック情報によりACK/NACKの判定後(ステップS10)、NACKであれば(ステップS10:NACK)、付加情報により非合成回数をカウントする(ステップS43)。そして、ステップS38による非合成カウントを閾値と比較し、判定する(ステップS38)。この判定で非合成回数が閾値以上となったときには(ステップS38:No)、フィードバック情報に含まれる付加情報から信頼度差を取得し、対応する量だけ送信電力を増加させ(ステップS47)、再送制御を行う処理に移行する(ステップS12)。送信機1は、信頼度差と電力増加量の関係を、例えばテーブル等に設定記憶しておき、得られた信頼度差に対応する電力増加量を読み出して送信データを再送する際の送信電力をこの電力増加量分だけ増加させる。
以上説明した実施の形態12によれば、受信機2から合成/非合成の情報と信頼度差をフィードバック情報の付加情報として送出し、送信機1ではフィードバック情報の内容がNACKであり、かつ、付加情報に示された非合成回数が閾値に達したときには、信頼度差に対応して送信電力を増加させる。これにより、送信機1は、受信状態の変動に応じてその都度適切な送信電力を有して送信データを送信することができ、受信機2側での受信データの状態を効率的に向上できるようになる。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。たとえば、信頼度の判定に平均値や、信号対雑音比(S/N)、信号対干渉比(SIR)の他に、受信データの正しさの確率を推定するためのパスメトリックの尤度情報を用いることができる。
以上説明したように、本発明によれば、データの受信状態に基づき信頼度判定を行い、信頼度に応じた最適な再送要求処理と誤り訂正符号処理を行うので、データの劣化防止や再送回数の低減を図ることができる。したがって、信頼度が低いときは、無駄なデータ合成や誤り訂正の処理を実行しないため、既存のデータの信頼度を下げず、誤り訂正処理にかかる消費電力を抑えることができる。また、データの再送回数を低減できるため、通信システムのスループットを向上できるという効果を奏する。
Claims (17)
- 自動再送制御(ARQ)と、誤り訂正符号(FEC)を用いて送信されたデータを受信する受信装置であって、
前記データの受信状態の信頼度の値を算出する信頼度算出手段と、
前記データに対する誤り訂正処理を行うとともに、誤り訂正状態を出力する誤り検出手段と、
送信機からデータが再送データとして送信されたとき、該再送データを既存のデータとデータ合成する合成手段と、
前記信頼度の値が所定の値よりも高いときには、前記合成手段によるデータ合成を実行指示するとともに前記誤り検出手段による誤り訂正状態に基づき前記再送要求の有無を判定し、前記信頼度の値が所定の値よりも低いときには、前記合成手段によるデータ合成を実行指示せず再送要求を出力する判定手段と、
前記データを送信した送信機に対して、前記判定手段が出力した再送要求の有無に関する情報を応答送信する応答手段と、
を備えたことを特徴とする受信装置。 - 前記信頼度算出手段は、前記データの受信性能を示す測定値を用いて前記信頼度の値を算出し、
前記判定手段は、前記再送データの測定値が、既存の合成データの測定値に対して所定の割合の値よりも小さいときは前記データ合成の実行指示および前記誤り訂正処理の実行指示をすることなく、再送要求を出力することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の受信装置。 - 前記信頼度算出手段は、前記測定値として前記データの絶対値を平均した値を用いて前記信頼度の値を算出することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の受信装置。
- 前記信頼度算出手段は、前記測定値として前記データの受信時のS/Nを用いて前記信頼度の値を算出することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の受信装置。
- 前記信頼度算出手段は、前記データの受信性能を示す測定値を用いて前記信頼度の値を算出し、
前記判定手段は、前記再送データの測定値が、予め定めた値よりも小さいときは前記データ合成の実行指示および前記誤り訂正処理の実行指示をすることなく、再送要求を出力することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の受信装置。 - 前記信頼度算出手段は、前記測定値として前記データの絶対値を平均した値を用いて前記信頼度の値を算出することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の受信装置。
- 前記信頼度算出手段は、前記測定値として前記データの受信時のS/Nを用いて前記信頼度の値を算出することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の受信装置。
- 前記信頼度算出手段は、受信したデータの量子化ビットのビット範囲に基づき前記信頼度の値を算出し、
前記判定手段は、再送された前記データの量子化範囲が既存のデータの量子化範囲を低いレベルに下げるとき信頼度が低いと判定し、前記データ合成を実行指示せずに再送要求を出力することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の受信装置。 - 前記信頼度算出手段は、前記既存のデータの平均値およびデータ数と、前記再送されたデータの平均値およびデータ数と、前記既存のデータと前記再送されたデータを仮に合成処理したときのデータの平均値およびデータ数と、を用いて合成後のデータの量子化ビット位置を算出し、
前記判定手段は、前記合成後のデータの量子化ビット位置が既存のデータの量子化ビット位置が重ならないとき信頼度が低いと判定することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の受信装置。 - 前記判定手段は、前記既存のデータの量子化ビット位置と、前記再送されたデータの量子化ビット位置との差が所定ビット数以上あり、互いの量子化ビット範囲が重ならないとき信頼度が低いと判定することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の受信装置。
- 前記判定手段は、信頼度が低いと判定したときにも前記再送されたデータに対して前記誤り訂正手段による誤り訂正処理を実行指示し、該誤り訂正処理の結果、誤りがある場合に再送要求を出力することを特徴とする請求の範囲第10項に記載の受信装置。
- 自動再送制御(ARQ)と、誤り訂正符号(FEC)を用いて送信機と受信機との間でデータを送受するハイブリッドARQ通信システムであって、
前記受信機は、
前記データの受信状態の信頼度の値を算出する信頼度算出手段と、
前記データに対する誤り訂正処理を行うとともに、誤り訂正状態を出力する誤り検出手段と、
送信機からデータが再送データとして送信されたとき、該再送データを既存のデータとデータ合成する合成手段と、
前記信頼度の値が所定の値よりも高いときには、前記合成手段によるデータ合成を実行指示するとともに前記誤り検出手段による誤り訂正状態に基づき前記再送要求の有無を判定し、前記信頼度の値が所定の値よりも低いときには、前記合成手段によるデータ合成を実行指示せず再送要求を出力する判定手段と、
前記データを送信した送信機に対して、前記判定手段が出力した再送要求の有無をフィードバック情報に含ませて応答送信し、該フィードバック情報の一部に前記データ合成の実行情報を付加情報として付加する応答手段とを備え、
前記送信機は、
前記フィードバック情報を受信するフィードバック情報受信手段と、
前記フィードバック情報が再送要求有りのときに前記付加情報を参照して再送データの送信内容を再構成する送信パターン指定手段とを備えたことを特徴とするハイブリッドARQ通信システム。 - 前記受信機の応答手段は、前記送信機から送信された再送データを前記データ合成に用いない回数である非合成回数を、前記付加情報に付加し、
前記送信機の送信パターン指定手段は、前記付加情報に含まれる前記非合成回数が予め定めた所定の回数に達したとき、前記再送データの送信パターンをリセットし、データの送信をやり直すことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のハイブリッドARQ通信システム。 - 前記受信機の応答手段は、前記送信機から送信された再送データを前記データ合成に用いない回数である非合成回数を、前記付加情報に付加し、
前記送信機の送信パターン指定手段は、前記付加情報に含まれる前記非合成回数が予め定めた所定の回数に達したとき、前記再送データの送信電力を所定の電力分だけ増加させる制御を行うことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のハイブリッドARQ通信システム。 - 前記受信機の応答手段は、前記送信機から送信された再送データを前記データ合成に用いたか否かを示す合成/非合成情報を、前記付加情報に付加し、
前記送信機の送信パターン指定手段は、前記付加情報に含まれる前記合成/非合成情報のうち非合成回数が所定の回数に達したとき、前記再送データの送信パターンをリセットし、データの送信をやり直すことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のハイブリッドARQ通信システム。 - 前記受信機の応答手段は、前記送信機から送信された再送データを前記データ合成に用いたか否かを示す合成/非合成情報を、前記付加情報に付加し、
前記送信機の送信パターン指定手段は、前記付加情報に含まれる前記合成/非合成情報のうち非合成回数が所定の回数に達したとき、前記再送データの送信電力を所定の電力分だけ増加させる制御を行うことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のハイブリッドARQ通信システム。 - 前記受信機の信頼度算出手段は、前記既存のデータの信頼度と、前記再送データの信頼度との値の差分である信頼度差情報を算出し、
前記応答手段は、前記送信機から送信された再送データを前記データ合成に用いたか否かを示す合成/非合成情報と、前記信頼度差情報と、を前記付加情報に付加し、
前記送信機の送信パターン指定手段は、前記付加情報に含まれる前記合成/非合成情報のうち非合成回数が所定の回数に達したとき、前記再送データの送信電力を前記信頼度差情報に対応した電力差をもって増加させる制御を行うことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のハイブリッドARQ通信システム。
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