JP2008131601A - 通信端末装置、通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信端末装置、通信システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受信データの再送が起こる場合でも、移動通信装置の復号部を制御し、必要なときにのみ動作させることができる通信端末装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】無線通信装置100は、無線アンテナ101、受信データの復調を行う復調部102、復調したデータと過去のデータと合成するデータ合成部103、合成したデータを復号する復号部104、復号したデータを用いて誤り訂正処理を行う誤り訂正部105、誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定する誤り判定部106、送信部107、受信データの通信状態を基にデータ信頼度及び再送要求回数を判定する再送判定部108、上記各部を制御する制御部109を備え、制御部109は、再送判定部108により判定されたデータ信頼度が所定の閾値を超えるまで復号部104以降の動作を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機等の通信端末装置、通信システム、通信方法及びプログラムに係り、ディジタル通信、特に移動無線通信のような符号誤りが生じやすい環境下での通信に好適な誤り制御技術の改良に関する。
誤り訂正符号化技術と自動再送制御技術(ARQ:Automatic Repeat Request)は、ディジタル通信を行う上での重要な誤り制御技術である。この両方の技術を用いるハイブリッドARQと称される技術は、特に移動無線通信のようなフェージング環境下において非常に有効であることが知られている。
ハイブリッドARQを用いたパケット通信における移動通信装置の動作の概要について図13を用いて説明する。なお、詳細な無線通信方法は、例えば3GPP(3rd Generation Partner Project)に記載されている。
図13は、従来の無線通信システムの構成を示すブロック図である。
図13において、無線通信システムは、基地局(BTS)10と、複数の移動通信装置20とから構成される。
移動通信装置20は、無線アンテナ21、復調部22、データ合成部23、復号部24、誤り訂正部25、誤り判定部26、ハードウェア(HW)又はソフトウェア(SW)からなる制御部27、及び送信部28を備えて構成される。
以上の構成において、移動通信装置20内部の復調部22は、基地局10から送信されたパケットデータを受信、復調処理を行い、データ合成部23に出力する。データ合成部23では、過去の復調パケットデータと現在の復調パケットデータの合成処理を行う。復号部24では、合成されたデータを復号し、復号されたデータを誤り訂正部25に出力する。誤り訂正部25は、復号されたデータを誤り訂正し、誤り判定部26は、誤り訂正されたデータの誤り判定処理を行う。データに誤りが無ければ、基地局10に対して、送信部28からACK(Acknowledgment)信号を送信する。基地局10は、移動通信装置20からのACK信号を受けて、新たなデータを移動通信装置20に対して送信する。
一方で誤り判定処理の結果、パケットデータに誤りを含むと判定された場合、移動通信装置20は、送信部28より基地局10に対してNACK(Negative Acknowledgment)信号を送信し、再送要求を行う。移動通信装置20は、基地局10より再送されたデータに対して再び復調処理、データ合成処理、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理を行う。
上記の処理を、当該パケットデータに誤りを含まないと誤り判定部26が判定するまで行う。つまり、移動通信装置20よりNACK信号が返される度に、基地局10は同一パケットデータを無線環境に応じた最適な変調方式を選択で移動端末装置20に送信し、移動通信装置20は復調処理、データ合成処理、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理を繰り返し行う。
この場合、劣悪なフェージング環境下においては、バースト誤りのために誤り訂正符号が効かず、再送要求が多くなり、移動通信装置は復調処理、データ合成処理、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理の一連の動作を基地局から再送されるたびに繰り返す必要がある。このため、移動通信装置の消費電力を非常に浪費することとなり、移動通信装置の待ち受け時間や通話時間に影響を与える。
このような不具合を解決するために、移動通信装置で受信したデータと過去に受信したデータを合成し、この合成結果から品質を求め、所定の品質レベルに達するまで繰り返す、技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特表2002−523934号公報
しかしながら、このような従来の無線通信システムにあっては、移動体通信装置と基地局により構成される無線通信環境において、無線通信環境が劣悪である時に、移動体通信装置内で、データの受信、合成処理、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理、が繰り返し行われ、電力を消費してしまうという問題がある。
例えば、特許文献1では、移動通信装置で受信したデータが、所定の品質レベルに到達するまで過去の受信したデータと新しく受信したデータの合成処理を行うため、復号処理を行った場合のデータ誤りの確率が著しく低下するものの、所定の品質レベルに到達するまでの復号部の制御については何ら言及されていない。パケットデータの伝送速度が速くなればなるほど、移動通信装置には復号部が複数個搭載され、かつそれらを並列処理させる必要がある。このため、移動通信装置の消費電力の浪費は、当業者には十分理解されるであろう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、受信データの再送が起こる場合でも、移動通信装置の復号部を制御し、必要なときにのみ動作させることができる通信端末装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の通信端末装置は、受信データの復調を行う復調手段と、前記復調したデータと過去のデータとを合成するデータ合成手段と、前記合成したデータを復号する復号手段と、前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行う誤り訂正手段と、前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定する誤り判定手段と、前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するデータ信頼度判定手段と、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、前記復号手段の動作を停止する制御手段とを備える構成を採る。
本発明の通信システムは、基地局と、前記基地局の無線通信カバーエリア内に存在する複数の通信端末装置とを備える通信システムであって、前記通信端末装置は、受信データの復調を行う復調手段と、前記復調したデータと過去のデータと合成するデータ合成手段と、前記合成したデータを復号する復号手段と、前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行う誤り訂正手段と、前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定する誤り判定手段と、前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するデータ信頼度判定手段と、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、前記復号手段の動作、又は前記復号手段、前記誤り訂正手段、及び前記誤り判定手段の動作を停止する構成を採る。
本発明の通信方法は、基地局を介して無線通信を行う通信方法であって、受信データの復調を行うステップと、前記復調したデータと過去のデータとを合成するステップと、前記合成したデータを復号する復号ステップと、前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行うステップと、前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定するステップと、前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するステップと、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで前記基地局に対して再送要求を出すとともに、前記復号ステップ以降の動作を停止するステップとを有する。
また、別の観点から、本発明は、基地局を介して無線通信を行う通信方法であって、受信データの復調を行うステップと、前記復調したデータと過去のデータとを合成するステップと、前記合成したデータを復号する復号ステップと、前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行うステップと、前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定するステップと、前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するステップと、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで前記基地局に対して再送要求を出すとともに、前記復号ステップ以降の動作を停止するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、必要なときにのみ、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理を行うので、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理の実行回数を減らすことができ、無線通信装置の消費電力を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の構成ブロック図である。通信システムとして、基地局とこの基地局の無線通信カバーエリア内に存在する複数の通信端末装置とを備える通信システムに適用した例である。また、実施の形態1に係る通信端末装置を用いた通信システムの概略構成は、図13に示した従来の構成と同様である。
図1において、無線通信装置100は、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107、及び再送判定部108を有する制御部109を備えて構成される。
無線アンテナ101は、無線信号を受信する。復調部102は、無線アンテナ101を通して受信したデータを時系列に受信、復調処理等を行う。データ合成部103は、復調部102を通して受信,復調処理等を行ったデータ系列の格納又は過去に復調部102を通して受信,復調処理等を行ったデータ系列と合成する。復号部104は、データ合成部103で合成されたデータ系列を復号する。誤り訂正部105は、復号部104で復号されたデータ系列の誤り訂正処理を行う。誤り判定部106は、誤り訂正部105で誤り訂正処理を行ったデータ系列の誤り判定を行う。送信部107は、誤り判定部106で誤り判定処理されたデータを基地局に送信する。
再送判定部108は、復調部102で受信,復調処理等を行った受信データの通信状態(通信路の電波状態)を基にデータ信頼度を判定する。データ信頼度の判定は、図2に示す再送回数判定テーブル110を用いて行う。
制御部109は、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107の各種パラメータの生成と設定、及びリセット制御等の基本制御に加え、再送判定部108により判定されるデータ信頼度の判定結果を基に復号部104以降を動作させる、又は復号部104以降を動作させずに再送要求を発行する制御を行う。
すなわち、制御部109は、再送判定部108によるデータ信頼度が所定の閾値以上の場合(例えば、データ信頼度が1以上の場合)、復号部104以降の復号部104、誤り訂正部105及び誤り判定部106の動作制御を行うとともに、データ合成部103から復号部104へのデータ転送制御を行う一方、再送判定部108によるデータ信頼度が所定の閾値未満の場合(例えば、データ信頼度が1/2の場合)、復号部104以降を動作させずに再送要求を発行する制御を行う。ここで、再送判定部108は、通信状態(通信路の電波状態)から、データ再送の度にデータ信頼度の加算を行い、加算されたデータ信頼度が判定結果となる。加算されたデータ信頼度が所定の閾値を超えたときのみ、制御部109は、復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106の動作許可を設定する。
図2は、再送判定部108が再送回数等を判定する際に使用する再送回数判定テーブル110の一例を示す図である。再送回数判定テーブル110は、不揮発性メモリ又は電源バックアップされたレジスタに格納され、再送判定部108により更新される。
図2において、再送回数判定テーブル110は、受信データの通信状態(通信路の電波状態)A〜D毎に、再送回数1〜4と、データ信頼度1,1/2,1/3,1/4とが対応付けられている。通信状態Aは、最も無線環境が良い時であり、再送回数1以下、データ信頼度は1(最高ランク)とする。通信状態が悪化するに従って再送回数も増加し、データ信頼度も低下する。例えば、通信状態Dでは再送回数「4」、データ信頼度「1/4」である。本実施の形態では、再送回数に加えて、データ信頼度を設けているのは次の理由による。すなわち、無線環境は時々刻々と変化するため、例えば1回目の受信時の無線環境が2回目の無線環境より良く、又は悪くなる可能性がある。そのため、各通信状態A〜Dのデータ信頼度を設けることで、1回目のデータ信頼度と2回目のデータ信頼度を加算する。データ信頼度の加算により無線環境が良くなる傾向にあれば、加算により得られるデータ信頼度は「1」に近づく。データ信頼度が「1」か「1」に近い値であれば通信状態は良好と判定される。上記、再送回数とデータ信頼度との関係、また通信状態の判定、データ信頼度の判定閾値は一例でありどのような設定でも構わない。
なお、基地局は、図13に示す基地局10と同様であり、無線通信装置100からACK/NACK信号を受信するとともに、高速パケットデータを送信する。
以下、上述のように構成された無線通信装置の動作を説明する。
図3は、パケットの到着の様子と再送要求発生のメカニズムを説明する図である。
図3では、基地局から移動機(無線通信装置100)に対して高速パケットデータが送信される場合を想定する。高速パケットデータは、例えば動画のストリーミングデータである。基地局は、移動機(無線通信装置100)に対してパケットA,パケットB,パケットC,パケットD,…を順次、送信しようとする。移動機は、基地局からのパケットデータを受信し、該当パケットの到着を判別する。図3aに示すように、パケットAが到着しない場合は、移動機は基地局に対してNACK信号を送信し、再送要求を行う。基地局は、NACK信号を受信して再送準備に入る(図3b参照)一方で、次のパケットB,パケットCを送信する。基地局は、再送準備が整うと、再送要求を受けたパケットA(パケットA’として示す)を移動機に再送する(図3c参照)。移動機は、パケットA’を再取得し、基地局より再送されたデータに対して再び復調処理、データ合成処理、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理を行う。
図4は、データ信頼度による復号部104以降の動作制御の具体例を示す図であり、パケットAの再送要求を例にとる。図4中、1回目再送要求を受けたパケットAは、パケットA’(内容はパケットAと同一)、2回目再送要求を受けたパケットA”(内容はパケットAと同一)…と記載する。
図4(a)のケース1において、1回目の受信時の無線環境は、通信状態Dでデータ信頼度1/4(図2の再送回数判定テーブル110参照)である。パケットAが到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対してNACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。ここで、データ信頼度は1/4<1であるため、上記再送要求を送信する際、該再送要求の送信制御に加えて、制御部109は復号部104以降を動作させない制御を行う。すなわち、復号部104以降(図1の破線囲み参照)を実施しても、誤り訂正及び誤り判定でNGとなり、再送要求が起こるであろう時には、復号部104以降を動かさずに再送要求を出す。復号部104以降を動作させるか否かの判定は、再送判定部108が再送回数判定テーブル110を参照し、加算されたデータ信頼度が所定の閾値(ここでは1)に達したか否かで判定する。いま、1回目の受信時であるためデータ信頼度は加算(累積)されておらず、1/4<1であるため、制御部109は再送要求及び復号部104以降の動作停止制御を実行する。復号部104以降の動作停止は、例えば該当回路部への通電OFFにより実現可能である。
2回目(再送1回目)の受信時の無線環境は、通信状態Dでデータ信頼度1/4である。パケットA’が到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対して再度NACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。2回目のデータ信頼度は1/4であり、これが1回目のデータ信頼度1/4と加算され(1/4+1/4=1/2)、この時点のデータ信頼度は1/2となる。データ信頼度1/2<1であるため、制御部109は再送要求及び復号部104以降の動作停止制御を実行する。
3回目(再送2回目)の受信時の無線環境は、通信状態Dでデータ信頼度1/4である。再送2回目であってもパケットA”が到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対して再度NACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。3回目のデータ信頼度は1/4であり、これが1回目及び2回目で加算されたデータ信頼度1/2と加算され(1/4+1/4+1/4=3/4)、この時点のデータ信頼度は3/4となる。データ信頼度3/4<1であるため、制御部109は再送要求及び復号部104以降の動作停止制御を継続する。
4回目(再送3回目)の受信時の無線環境は、通信状態Dでデータ信頼度1/4である。再送3回目であってもパケットA’”が到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対して再度NACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。本実施の形態では、図2の再送回数判定テーブル110に示すように、通信状態Dは再送回数「4」と設定しているため、図4(a)では図示されていないが、更に5回目(再送4回目)の再送要求が行われることになる。4回目のデータ信頼度は1/4であり、これが1回目乃至3回目で加算されたデータ信頼度3/4と加算され、この時点のデータ信頼度は4/4=1となる。したがって、4回目(再送3回目)のパケットで、加算されたデータ信頼度が所定の閾値「1」に達する(4/4=1≧1)ことになる。この判定を受けて、制御部109は、再送要求は行うものの、復号部104以降の動作停止を解除し、復号部104以降を動作させる制御を行う。
図4(b)のケース2についても同様に、1回目の受信時の無線環境は、通信状態Dでデータ信頼度1/4である。パケットAが到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対してNACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。ここで、データ信頼度は1/4<1であるため、上記再送要求を送信する際、該再送要求の送信制御に加えて、制御部109は復号部104以降を動作させない制御を行う。
2回目(再送1回目)の受信時の無線環境は、通信状態Bでデータ信頼度1/2である。パケットA’が到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対して再度NACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。2回目のデータ信頼度は1/2であり、これが1回目のデータ信頼度1/4と加算され(1/4+1/2=3/4)、この時点のデータ信頼度は3/4となる。データ信頼度3/4<1であるため、制御部109は再送要求及び復号部104以降の動作停止制御を実行する。
3回目(再送2回目)の受信時の無線環境は、通信状態Dでデータ信頼度1/4である。再送2回目であってもパケットA”が到着せず、移動機(無線通信装置100)は基地局に対して再度NACK信号を送信し、再送要求を行うことになる。3回目のデータ信頼度は1/4であり、これが1回目及び2回目で加算されたデータ信頼度3/4と加算され、この時点のデータ信頼度は4/4=1となる。したがって、3回目(再送2回目)のパケットで、加算されたデータ信頼度が所定の閾値「1」に達する(4/4=1≧1)ことになる。この判定を受けて、制御部109は、再送要求は行うものの、復号部104以降の動作停止を解除し、復号部104以降を動作させる制御を行う。
上記図4(b)のケース2は、通信路の電波状態が時々良好で、通信状態B(データ信頼度は1/2)が存在する場合である。このような場合は、加算されたデータ信頼度が所定の閾値「1」に達するまでの時間が早くなり、復号部104以降の動作停止が早く解除されることになる。本実施の形態による復号部104以降動作制御は、そもそも、復号部104以降を実施しても、誤り訂正及び誤り判定でNGとなり、再送要求が起こるであろう時に、復号部104以降を動かさずに再送要求を出すものである。したがって、データ信頼度が所定の閾値に達した場合は、ある程度良好な無線環境にあると判断して復号部104以降の動作停止を解除する。復号部104以降の動作停止を、パケット到着に備えて前以て解除しておくことは動作安定上好ましい。特に、復号部104以降の回路部への通電OFFを行っている場合には、復帰時間を配慮して本制御を実施する。
このように、データ信頼度の合計値が閾値を超えるまでは、復号部104以降の動作を停止をするので、復号部104以降の動作、すなわち、復号処理、誤り訂正処理及び誤り判定処理の実行回数を減らすことができ、電力の消費を抑えることができる。
図5は、無線通信装置100の通信処理を示すフローチャートであり、制御部109により実行される。図中、Sはフローの各ステップを示す。
まず、ステップS1で再送判定部108のリセットやパラメータの設定を行う。次いで、ステップS2で復調部102は無線アンテナ101を通して受信したデータを時系列に受信、復調処理等を行い、データ合成部103は復調部102の出力データの格納合成を行う。
ステップS3では、再送判定部108が復調部102で処理されたデータを基にデータ信頼度の判定を行う。このデータ信頼度の判定方法については、図2乃至図4により説明した。
次いで、ステップS4でデータの信頼度を計算する。これは、無線環境は時々刻々と変化するため、例えば1回目の受信時の無線環境が2回目の無線環境より良く、又は悪くなる可能性がある。そのため、図2の再送回数判定テーブル110に示すように、各通信状態のデータ信頼度を設けることで、1回目のデータ信頼度と2回目のデータ信頼度を加算する。このことにより、適切な再送判定を行うことが可能となる。
ステップS5では、上記ステップS4の過程で加算して求めたデータの信頼度値が“1”以上か否かを判定する。データの信頼度が1以上のときは、ステップS6で復号部104、誤り訂正部105及び誤り判定部106の動作許可を設定する。
次いで、ステップS7でデータ合成部103から復号部104に合成データ転送許可を設定し、ステップS8で復号部104はデータ合成部103で処理されたデータ系列を復号する。
ステップS9では、誤り訂正部105は復号部104で処理されたデータ系列を用いて誤り訂正を行い、ステップS10で誤り判定部106は誤り訂正部105で処理されたデータから誤り判定を行う。
次いで、ステップS11で誤り判定部106の誤り判定結果を判定する。誤り判定結果がOKの場合、ステップS12で送信部107より無線基地局へACK信号を送信し、次の受信データがあるときは上記ステップS2に戻り、次の受信データがなければ本フローを終了する。
上記ステップS11で誤り判定結果がNGの場合、あるいは上記ステップS5でデータの信頼度が1未満のときは、ステップS13で復号部104、誤り訂正部105及び誤り判定部106の動作停止を設定し、ステップS14で送信部107より無線基地局に対し、NACK信号を送信して上記ステップS2に戻る。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、無線通信装置100は、無線アンテナ101、受信データの復調を行う復調部102、復調したデータと過去のデータと合成するデータ合成部103、合成したデータを復号する復号部104、復号したデータを用いて誤り訂正処理を行う誤り訂正部105、誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定する誤り判定部106、送信部107、受信データの通信状態を基にデータ信頼度及び再送要求回数を判定する再送判定部108、上記各部を制御する制御部109を備え、制御部109は、再送判定部108により判定されたデータ信頼度が所定の閾値を超えるまで復号部104以降の動作を停止する、すなわち、前記データ信頼度が所定の閾値を超えたときのみ、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理を行うように制御するので、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理の実行回数を減らすことができ、電力の消費を抑えることができる。特に、移動機(無線通信装置100)と基地局により構成される無線通信環境において、無線通信環境が劣悪である時に、移動機内で、データの受信、合成処理、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理が繰り返し行われ、電力を消費してしまうことを防止することができる。
このように本実施の形態によれば、データを受信するたびに通信状態を測定し、データの信頼度を更新するため、適切な再送判定ができ、前記データ信頼度が所定の閾値を超えたときには、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理の動作を許可するので、無線装置の消費電力を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態では、無線通信装置100の制御部109は、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで基地局に対して再送要求を送信するように送信部107を制御する。図4(a)のケース1と図4(b)のケース2に示すように、復号部104以降の動作を停止させる制御と、基地局に対する再送要求制御とは必ずしも一致するものではないが、本発明の骨子は、復号部104以降を実施しても、誤り訂正及び誤り判定でNGとなり、再送要求が起こるであろう時には、復号部104以降の動作を行わずに再送要求を出すことにある。
したがって、復号部104以降を実施しても、誤り訂正及び誤り判定でNGとなり、再送要求が起こるであろう時には、無駄な復号部104以降の処理が省けるので、処理時間を削減することができ、消費電力の削減が可能になる。
ここで、復号部104のみの動作制御を行うことと、復号部104以降の動作制御を行うことについて説明する。本実施の形態では、復号部104以降の動作制御を行うことで、復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理の実行回数を削減し、電力の消費を抑えることができる。特に、復号部104以降が複数搭載される装置において、復号部以降の動作制御を行うことは極めて有用である。将来的な高速大容量通信化に向け、復号部以降の消費電力が全体の消費電力に占める割合が高くなると予想されるため、復号部以降の動作制御を行うことは、今後ますます重要になる。また、復号部104のみの動作制御を行う装置についても同様の効果を得ることができる。例えば、復号処理のみで誤り訂正処理、誤り判定処理を行わない装置、あるいは別の理由で誤り訂正処理、誤り判定処理については処理を継続しておく必要がある場合などに有効である。
なお、本実施の形態では、再送判定部108によりデータ信頼度を判定する場合、データ信頼度を足し合わせるタイミングを、パケットが到着して、各パケットの信頼度が通信状態から判明したタイミングとしているが、パケット到着に関連するタイミングであればどのようなタイミングで加算してもよく、通信状態に対応する加算値(1/4,1/2など)も任意である。パケットが到着に関連するタイミングの最高頻度は、1パケットあたり1回足し合わせとなる。また、足し合わせる頻度はこれに限定されるものではない。
また、データ信頼度の確からしさを増す仕組みとして、以下の態様が考えられる。通信状態とデータ信頼度の関係のデータ収集において、シミュレーションや、フィールドテストにおける結果の端末へのフィードバックや、実機のソフトプロファイルなどを実施する。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の構成ブロック図である。本実施の形態の説明にあたり図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図6において、無線通信装置200は、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107、再送判定部208、及び制御部209を備えて構成される。
再送判定部208は、制御部209から独立したハードウェア(HW)により構成され、復調部102で受信,復調処理等を行った受信データの通信状態(通信路の電波状態)を基にデータ信頼度を判定する。データ信頼度の判定は、図2に示す再送回数判定テーブル110を用いて行う。
制御部209は、マイクロプロセッサ等により構成され、ソフトウェアを実行して又はファームウェアにより、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107の各種パラメータの生成と設定、及びリセット制御等の基本制御に加え、再送判定部208により判定されるデータ信頼度の判定結果を基に復号部104以降を動作させる、又は復号部104以降を動作させずに再送要求を発行する制御を行う。
すなわち、制御部209は、再送判定部208によるデータ信頼度が所定の閾値以上の場合(例えば、データ信頼度が1以上の場合)、復号部104以降の復号部104、誤り訂正部105及び誤り判定部106の動作制御を行うとともに、データ合成部103から復号部104へのデータ転送制御を行う一方、再送判定部208によるデータ信頼度が所定の閾値未満の場合、復号部104以降を動作させずに再送要求を発行する制御を行う。ここで、再送判定部208は、通信状態(通信路の電波状態)から、データ再送の度にデータ信頼度の加算を行い、加算されたデータ信頼度が判定結果となる。加算されたデータ信頼度が所定の閾値を超えたときのみ、制御部209は、復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106の動作許可を設定する。
上述のように構成された無線通信装置200の動作は、実施の形態1の無線通信装置100と同様であるため説明を省略する。
前記実施の形態1では、再送判定部108及び制御部109による再送回数判定及び再送要求制御を、ファームウェアで実施させることを想定している。これに対して、実施の形態2では、再送判定部208をハードウェア(HW)として、制御部209から独立した構成としている。再送判定部208をハードウェア(HW)として制御部209から独立して持たせることで、再送回数判定等をファームウェアで実施するよりも、制御処理ステップが小ステップとなり、また低消費電力で同等の処理を行うことができる効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の構成ブロック図である。本実施の形態の説明にあたり図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図7において、無線通信装置300は、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107、位置測定部301、及び制御部310を備えて構成される。
位置測定部301は、基地局500(図8参照)を介した通信によって無線通信装置300の位置情報を取得する。
制御部310は、再送判定部311、再送回数カウンタ312、電界強度マップ313、及び再送要求実績表314を備えており、再送回数カウンタ312、電界強度マップ313、及び再送要求実績表314は、EEPROMなどの不揮発性メモリの所定記憶領域に格納される。
再送判定部311は、位置測定部301、電界強度マップ313、及び再送要求実績表314を用いて受信データの再送要求回数を決定する。
再送回数カウンタ312は、再送判定部311で求めた受信データの再送回数をカウントする。
電界強度マップ313は、基地局500(図8参照)のセル半径内の各場所(「特定位置」という)における電界強度ランクを保持しているマップである。電界強度マップ313については、図8により後述する。
再送要求実績表314は、電界強度マップ313から判明する電界強度ランクと、その電界強度ランクでの再送要求実績値とを関連付ける。再送要求実績表314については、図9により後述する。
制御部310は、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106の動作制御と、データ合成部103から復号部104へのデータ転送制御を行う。また、制御部310は、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107、位置測定部301の各種パラメータの生成と設定、リセット制御等を行う。
送信部107は、誤り判定部106で誤り判定処理されたデータを基地局500に送信する。
図8は、無線通信装置300の制御部310が参照する電界強度マップ313の一例を示す図である。
図8において、基地局500は、送信エリア510内の移動機(無線通信装置300)に対してデータ送信などの基地局制御を行う。無線通信装置300は、基地局500の送信エリア510を、電界強度マップ313としてあらかじめ作成し記憶する。図8では、送信エリア510を電界強度マップ313の作成範囲とし、電界強度マップ313は、基地局500半径内の各場所(地点)1〜5における過去の電界強度を、それぞれランク付けして記憶する。例えば、地点1の電界強度ランクAは45dB以上55dB未満、地点2の電界強度ランクBは35dB以上45dB未満などである。電界強度マップ313は、無線通信装置300の制御部310の電界強度マップ313にあらかじめ設定されているものでもよいし、無線通信装置300が過去に受信した電界強度データを用いて電界強度マップ313を設定する又は更新してもよい。
図9は、無線通信装置300の制御部310が参照する再送要求実績表314の一例を示す図である。
再送要求実績表314は、電界強度マップ313から判明する電界強度ランクと、その電界強度ランクでの再送要求実績値とを関連付けるための表である。図9では、電界強度ランクA〜Fに、再送要求実績回数1〜6をそれぞれ対応付ける。図8の電界強度マップ313に示す地点1の電界強度ランクAが最も電界強度が大きく、電界強度ランクAの再送要求実績回数は1である。同様に、地点2の電界強度ランクBの再送要求実績回数は2、地点3の電界強度ランクCの再送要求実績回数は3である。このように、無線通信装置300が位置する地点の電界強度ランクが判明すると、再送要求実績回数が決定される。
本実施の形態では、無線通信装置300が再送要求実績回数を把握しておく場合の例であり、移動機(無線通信装置300)が各地点1〜5の電界強度ランクA〜Eを把握しておき、電界強度ランクにあった再送回数で再送を行う。本実施の形態の態様によれば、移動機の訪れた場所に関しては全データを取得できるため、基地局500のセル範囲に限定されずに電界強度マップ313が作成できるという効果がある。但し、移動機が例えば携帯電話機などの場合、内部のメモリ容量はパーソナルコンピュータ(PC)やサーバのメモリ容量に比べて小さいために電界強度マップ313のデータ量が限定される。
ここで、基地局500が再送要求実績回数を把握しておく態様も可能である。移動機(無線通信装置300)が各地点1〜5の電界強度ランクA〜Fを把握し、基地局500に対して移動機の電界強度ランクのデータを送る。基地局500は、移動機からの電界強度ランクのデータを取得して、移動機に対して電界強度ランクにあった再送回数で再送を行う。この態様によれば、複数の移動機のデータを用いて、電界強度ランクを算定できるので、電界強度マップの作成時間の短縮と電界強度マップの精度を高めることが可能になる。但し、電界強度マップを作成する際に、上記各場所において電界強度ランクのデータを移動機から基地局500に通知するためトラフィックが増えることになる。
図10は、無線通信装置300の通信処理を示すフローチャートであり、制御部310により実行される。
まず、ステップS21で各パラメータをリセットし、ステップS22で無線アンテナ101を通してパケットデータを受信する。次いで、ステップS23で位置情報測定部301は無線通信装置300の位置情報を取得し、ステップS24で取得した無線通信装置300の位置における電界強度のランクを、図7及び図8に示す電界強度マップ313から求める。この電界強度マップ313から求めた電界強度のランクを電界強度ランクと呼ぶ。電界強度マップ313には、基地局半径内の各場所で、過去に電界強度の範囲でランク付けされている。例えば、図8に示す電界強度ランクAは45dB以上55dB未満、電界強度ランクBは35dB以上45dB未満等である。
次いで、ステップS25で求めた電界強度ランクと、図9に示す再送要求実績表314から、再送要求実績回数を決定する。再送要求実績表314に記載されている再送要求実績回数は、該当電界強度ランクにおける直近の再送要求回数でもよいし、過去の再送要求回数でもよいし、過去の再送要求回数の平均でもよい。
次いで、ステップS26で再送要求実績回数分、データ合成を行い、ステップS27で復号部104以降(図7の破線囲み参照)の動作ON、すなわち復号部104誤り訂正部105及び誤り判定部106の動作許可を行う。
ステップS28では、制御部310はデータ合成部103から復号部104に転送許可を設定し、ステップS29で復号部105はデータ合成部103で処理されたデータ系列を復号する。次いで、ステップS30で誤り訂正部105は復号部104で処理されたデータ系列を用いて誤り訂正を行い、ステップS31で誤り判定部106は誤り訂正部105で処理されたデータから誤り判定を行う。
ステップS32では、誤り判定部106の誤り判定結果を判定し、誤り判定結果がOKの場合、ステップS33で送信部107より無線基地局へACK信号を送信して本フローを終了する。
上記ステップS32で誤り判定結果がNGの場合、ステップS34で復号部104、誤り訂正部105及び誤り判定部106の動作停止を設定し、ステップS35で送信部107より無線基地局に対し、NACK信号を送信して上記ステップS22に戻る。
このように、本実施の形態によれば、位置情報を利用して再送回数を決めることができ、かつ無線通信装置の過去のデータを用いることができるので、ユーザの行動形態から再送回数に応じた復号処理、誤り訂正処理、誤り判定処理を制御でき、無線通信装置の消費電力を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、位置情報として、無線通信装置の存在場所を表す位置情報として、緯度・経度を用いているが、位置情報はこれに限らず、無線通信装置の位置を特定できるものであれば、住所、近くのランドマーク名、駅名、道路名、交差点名等でもよい。
また、本実施の形態では、位置測定部301は基地局500を介した通信によって無線通信装置400の位置情報を取得する態様を示したが、位置情報として基地局を介さない情報(例えば、建物,電柱,信号機,公共物から無線により通知される位置情報や、自動販売機などに近接することで得られる位置情報等)を利用しても同等の効果が得られる。
また、本実施の形態では、電界強度マップ313を無線通信装置300に持たせるようにしているが、基地局、もしくは他の装置がこの電界強度マップを持ってもよい。また、この電界強度マップは、気象、時間、移動等の環境条件の違いにより、複数持つことで、細かい場合分けを行うことも可能である。
また、本実施の形態では、位置測定部301は、制御部310と同じ階層に配置されているが、制御部310の中にあってもよいし、制御部310と同じ階層の他のブロック内に配置されていてもよい。同様に、再送判定部311、再送回数カウンタ312、電界強度マップ313、及び再送要求実績表314は、制御部310の内部に配置されているが、制御部310と同じ階層にあってもよいし、制御部310と同じ階層の他のブロック内に配置されていてもよい。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の構成ブロック図である。本実施の形態の説明にあたり図7と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図11において、無線通信装置400は、無線アンテナ101、復調部102、データ合成部103、復号部104、誤り訂正部105、誤り判定部106、送信部107、位置測定部301、制御部410、及びモード切替ボタン411を有するユーザインターフェース412を備えて構成される。
位置測定部301は、基地局500(図8参照)を介した通信によって無線通信装置400の位置情報を取得する。
制御部410は、再送判定部311、再送回数カウンタ312、電界強度マップ313、及び再送要求実績表314を備えており、モード切替ボタン411の押下によるユーザインターフェース412からの「位置情報を利用するモード/位置情報を利用しないモード」切り替えを受付ける。
ユーザインターフェース412は、モード切替ボタン411の押下により、位置情報を利用しないで無線通信装置400の復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を制御する「位置情報を利用しないモード」と、位置情報を利用して無線通信装置400の復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を制御する「位置情報を利用するモード」とをユーザの指示によって切り替える。
例えば、位置情報を利用しないモードでの通信中に、ユーザはモード切替ボタン411押下により無線通信装置400のモードを、「位置情報を利用するモード」へと切り替えることができる。
図12は、無線通信装置400の通信処理を示すフローチャートであり、制御部410により実行される。
まず、ステップS41で位置情報を利用するかしないかのモードの判定を行う。位置情報を利用するかしないかを決定するために用いられるパラメータを、位置情報利用モード設定値と呼ぶ。位置情報利用モード設定値は、ユーザによるモード切替ボタン411の押下により切り替えられ、1の時に位置情報を利用するモードを、0の時に位置情報を利用しないモードとなる。位置情報利用モード設定値が1のときはステップS42に、位置情報利用モード設定値が0のときにはステップS43に進む。
上記ステップS41で位置情報利用モード設定値が1のときは、ステップS42で位置情報を利用するモードへ進み、位置情報利用モードの処理が終了するとステップS44に進む。位置情報を利用するモードは、前記実施の形態3と同様の動作である。
上記ステップS41で位置情報利用モード設定値が0のときは、ステップS43で位置情報を利用しないモードに進む。位置情報を利用しないモードは、実施の形態1又は実施の形態2と同様の動作である。
ステップS44で全てのパケットデータの受信が完了したか否かを判定し、次の受信データがあるときは上記ステップS41に戻り、その際にユーザからの明示的なモード変更要求が無いときには、前回のモード設定を引き継ぐ。上記ステップS44で次の受信データがなければ本フローを終了する。
このように本実施の形態によれば、位置情報を利用するモードと利用しないモードをユーザが選択できるようにしたため、ユーザの要求に合わせて位置情報を利用するモードと位置情報を利用しないモードを切り替えることができる。
例えば、学校や会社や家などの日常生活で繰り返し訪れるような場所では、電界強度マップを作成するのに十分な位置情報と電界強度データが取得でき、位置情報を利用することで低消費電力効果が期待できる。しかし旅行など、繰り返し訪れない場所では電界強度マップを作成するのに十分な位置情報と電界強度データが取得できないので、位置情報を有効に利用できないと考えられる。この時、ユーザは、自分が頻繁に訪れる場所では、位置情報を利用するモードを選択し、あまり訪れない場所では位置情報を利用しないモードを選択するなどして、自分の行動形態に合わせて無線通信装置400の復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を動作停止制御を実施し、低消費電力効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、モード切替ボタン押下の例を示したが、ユーザの明示的な行動であれば、スイッチによるモード切替、音声によるモード切替、振動によるモード切替等でもよく同様な効果を得ることができる。
(実施の形態5)
実施の形態4における、位置情報を利用するモードと利用しないモードを切り替えることを目的としてユーザインターフェース412を、無線通信装置400の移動速度の判定に使用する。
例えば、新幹線内などの高速移動中では、実施の形態1,2で利用する電界強度や、実施の形態3で利用する位置情報は激しく変動する。このように状況がすぐに変化するにも関わらず、位置情報や電界強度を用いて、復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を制御することで得られる効果は小さい。
そこで、実施の形態5では、ユーザがユーザインターフェース412を利用して、無線通信装置400が高速移動する、又は、高速移動している旨を、無線通信装置400に対して通知した時には、再送回数を固定し、固定回数分データ合成を行ってから、復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を動作させるように制御する。これにより、新幹線内などの高速移動中では、再送回数を算出するための計算を削減することができ、かつ、固定回数分データ合成を行った後に、復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を動かすため、低消費電力効果を得ることができる。
この場合、ユーザインターフェース412を使用して、ユーザから無線通信装置400への移動速度の通知を行っているが、移動速度を通知するのはユーザ以外の装置や第三者でもよい。例えば、新幹線にユーザが乗り込んだ時に、短距離無線電波等を使用して、無線通信装置400に対して、高速移動中である旨を通知し、自動的に再送回数を固定にするように制御してもよい。
さらに、位置情報を利用するモードと利用しないモードの切り替えを、無線通信装置400が自動的に行うことも可能である。例えば、過去にユーザが訪れた場所における、位置情報利用モード設定値を記憶しておき、再度同じ場所に訪れた時には、無線通信装置400が自動的にその設定値を使用する。
また、この例では、無線通信装置400が自動的に位置情報利用モード設定値を切り替えるが、基地局500、又は他の装置が、無線通信装置400の位置情報を利用するモードと利用しないモードとの切替を無線通信装置400に指示することで、無線通信装置400の位置情報を利用するモードと利用しないモードの切替を行ってもよい。例えば、ビル街ではマルチパス等の影響で、GPS(Global Positioning System)の測定精度が悪く位置情報が不正確になる可能性が高い。この時、基地局500が、無線通信装置400の位置情報を利用しないモードとすることで、無線通信装置400の制御部410が測定精度の悪い位置情報を利用して復号部104、誤り訂正部105、及び誤り判定部106を制御するのを防ぐことができ、消費電力の浪費を削減することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
また、上記各実施の形態では、PHS(Personal Handy-phone System)や携帯電話機等の通信端末装置について説明したが、これは一例であって基地局を介して無線通信を行うものであればどのような装置にも適用可能であり、通信方式の種類・数は限定されない。また、基地局及び通信端末装置の数についても同様である。
また、上記実施の形態では、通信システム、無線通信装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、携帯電話機、通信装置、移動体通信システム等でもよいことは勿論である。
さらに、上記通信端末装置及び通信システムを構成する各部、例えば復号部、誤り訂正部、送信部の種類、その数及び接続方法などはどのようなものでもよい。
以上説明した通信端末装置及び通信システムは、この通信端末装置及び通信システムを機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
本発明に係る通信端末装置、通信システム、及び通信方法は、基地局の無線通信カバーエリア内に存在する複数の通信端末装置を備える通信システムに有用である。復号処理、誤り訂正処理、及び誤り判定処理をデータの再送回数や電界強度に応じて動作制御するようにしたので、消費電流を抑制することができ、且つ使用者の動作状態に応じてデータ処理方法を選択できる。不必要な再送を低減でき、無線通信装置のスループットも向上することができるという効果を有し、無線通信に限定されることなく、画像処理などのデータ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラムに応用できる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の構成ブロック図 上記実施の形態1に係る無線通信装置の再送判定部が再送回数等を判定する際に使用する再送回数判定テーブルの一例を示す図 上記実施の形態1に係る無線通信装置のパケットの到着の様子と再送要求発生のメカニズムを説明する図 上記実施の形態1に係る無線通信装置のデータ信頼度による復号部以降の動作制御の具体例を示す図 上記実施の形態1に係る無線通信装置の通信処理を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の構成ブロック図 本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の構成ブロック図 上記実施の形態3に係る無線通信装置の制御部が参照する電界強度マップの一例を示す図 上記実施の形態3に係る無線通信装置の制御部が参照する再送要求実績回数表の一例を示す図 上記実施の形態3に係る無線通信装置の通信処理を示すフロー図 本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の構成ブロック図 上記実施の形態4に係る無線通信装置の通信処理を示すフロー図 従来の無線通信システムの構成を示すブロック図
符号の説明
100,200,300,400 無線通信装置
101 無線アンテナ
102 復調部
103 データ合成部
104 復号部
105 誤り訂正部
106 誤り判定部
107 送信部
108,208,311 再送判定部
109,209,310,410 制御部
301 位置測定部
312 再送回数カウンタ
313 電界強度マップ
314 再送要求実績表
411 モード切替ボタン
412 ユーザインターフェース
500 基地局

Claims (15)

  1. 受信データの復調を行う復調手段と、
    前記復調したデータと過去のデータとを合成するデータ合成手段と、
    前記合成したデータを復号する復号手段と、
    前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行う誤り訂正手段と、
    前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定する誤り判定手段と、
    前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するデータ信頼度判定手段と、
    前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、前記復号手段の動作を停止する制御手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、前記復号手段、前記誤り訂正手段、及び前記誤り判定手段の動作を停止することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記データ信頼度が所定の閾値を超えたとき、前記復号手段、前記誤り訂正処理手段、及び前記誤り判定手段の動作を許可し、前記データ合成手段から前記復号手段へのデータ転送を許可することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで再送要求を出すことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 前記制御手段は、前記受信データの通信状態を基に再送要求回数を設定することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  6. 前記データ信頼度判定手段は、複数の通信状態に対応する各パケットのデータ信頼度をあらかじめ有し、
    前記パケット到着に関連するタイミングで、前記各パケットのデータ信頼度を加算し、加算後のデータ信頼度が所定の閾値を超えることを判定することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  7. 基地局の無線通信カバーエリア内の特定位置における電界強度ランクを記憶する電界強度マップと、
    前記電界強度ランクと再送要求実績値とを対応付ける再送回数実績表と、
    位置情報を測定する位置情報測定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記測定した位置情報を基に前記電界強度マップを参照して前記電界強度ランクを求め、該電界強度ランクを基に前記再送回数実績表を参照して再送要求回数を設定することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  8. 前記位置情報を利用するモードを設定するモード設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記位置情報利用モードが設定されているとき、前記測定した位置情報を基に前記電界強度マップを参照して前記電界強度ランクを求め、該電界強度ランクを基に前記再送回数実績表を参照して再送要求回数を設定することを特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  9. 前記測定した特定位置における前記受信データの通信状態を基に前記電界強度マップを作成又は更新する電界強度マップ作成手段を備えることを特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  10. 基地局と、前記基地局の無線通信カバーエリア内に存在する複数の通信端末装置とを備える通信システムであって、
    前記通信端末装置は、
    受信データの復調を行う復調手段と、
    前記復調したデータと過去のデータと合成するデータ合成手段と、
    前記合成したデータを復号する復号手段と、
    前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行う誤り訂正手段と、
    前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定する誤り判定手段と、
    前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するデータ信頼度判定手段と、
    前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、前記復号手段の動作、又は前記復号手段、前記誤り訂正手段、及び前記誤り判定手段の動作を停止することを特徴とする通信システム。
  11. 前記制御手段は、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで前記基地局に対して再送要求を出すことを特徴とする請求項10記載の通信システム。
  12. 前記通信端末装置は、
    前記基地局の無線通信カバーエリア内の特定位置における電界強度ランクを記憶する電界強度マップと、
    前記電界強度ランクと再送要求実績値とを対応付ける再送回数実績表と、
    自機の位置情報を測定する位置情報測定手段と、
    前記基地局からの指示に従って前記位置情報を利用するモードを設定するモード設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記位置情報利用モードが設定されているとき、前記測定した位置情報を基に前記電界強度マップを参照して前記電界強度ランクを求め、該電界強度ランクを基に前記再送回数実績表を参照して再送要求回数を設定することを特徴とする請求項11記載の通信システム。
  13. 前記基地局は、
    前記複数の通信端末装置が測定した特定位置における前記受信データの通信状態を基に前記電界強度マップを作成又は更新する電界強度マップ作成手段を備えることを特徴とする請求項12記載の通信システム。
  14. 基地局を介して無線通信を行う通信方法であって、
    受信データの復調を行うステップと、
    前記復調したデータと過去のデータとを合成するステップと、
    前記合成したデータを復号する復号ステップと、
    前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行うステップと、
    前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定するステップと、
    前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するステップと、
    前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで前記基地局に対して再送要求を出すとともに、前記復号ステップ以降の動作を停止するステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  15. 基地局を介して無線通信を行う通信方法であって、受信データの復調を行うステップと、前記復調したデータと過去のデータとを合成するステップと、前記合成したデータを復号する復号ステップと、前記復号したデータを用いて誤り訂正処理を行うステップと、前記誤り訂正処理を行ったデータを用いてデータ誤りを判定するステップと、前記受信データの通信状態を基にデータ信頼度を判定するステップと、前記データ信頼度が所定の閾値を超えるまで、所定のタイミングで前記基地局に対して再送要求を出すとともに、前記復号ステップ以降の動作を停止するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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