JP4281409B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、データバスに送出されているデータを監視することにより、デバイスの動作を制御して、消費電力を低減させることができるようになされている、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1を用いて、従来のテレビジョン受像機1について説明する。
【0003】
制御部11は、データバス31を介して、IR受信部12から、ユーザが、リモートコマンダ2を用いて行った操作入力の内容を示す信号の供給を受け、テレビジョン受像機1の各部を制御する。IR受信部12は、リモートコマンダ2から送信される赤外線信号を受信し、ユーザの操作入力の内容を示す信号を制御部11に供給する。チューナ14は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、アンテナ13で受信されたテレビジョン放送信号を選局し、データバス31を介して、復調およびエラー訂正処理部15に供給する。復調およびエラー訂正処理部15は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、チューナ14から供給された放送信号を、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)復調するとともに、エラーを検出して訂正し、エラー訂正後の復調データを、データバス31を介して、デマルチプレクサ16に供給する。
【0004】
デマルチプレクサ16は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、供給された、復調およびエラー訂正後の放送信号を、必要に応じてデスクランブルし、更に、所定のチャンネルのTS(Transport Stream)パケットを抽出する。そして、デマルチプレクサ16は、画像データ(ビデオデータ)のTSパケットを、ビデオデコーダ18に、音声データ(オーディオデータ)のTSパケットを、オーディオデコーダ19に、文字情報を、文字情報デコーダ17に、データバス31を介して、それぞれ供給する。
【0005】
文字情報デコーダ17は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、供給された文字情報をデコードし、データバス31を介して、表示部20に供給する。ビデオデコーダ18は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、供給された画像データを、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式でデコードし、データバス31を介して、表示部20に供給する。オーディオデコーダ19は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、供給された音声データを、所定の方式でデコードし、データバス31を介して、スピーカ21に供給する。
【0006】
表示部20は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、供給された文字情報または画像データを、例えば、NTSC(National Television System Committee)などの方式でエンコードして表示する。スピーカ21は、データバス31を介して、制御部11から供給される制御信号に基づいて、供給された音声データを音声出力する。
【0007】
データバス31には、ドライブ22も接続されており、ドライブ22には、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、半導体メモリ44が装着可能であり、データバス31を介して、制御部11と情報の授受が可能なようになされている。
【0008】
クロックジェネレータ23は、制御部11乃至IR受信部12に供給される、一定速度のタイミングクロックを発生するものであり、クロックジェネレータ23により発生されたタイミングクロックは、クロックライン32を介して、制御部11乃至IR受信部12に供給される。
【0009】
データバス31は、例えば、I2C(Inter IC Bus)バスの規格により、データを通信する。制御部11乃至ドライブ22がI2Cのデータバス31とクロックライン32から供給されるデータとクロックについて、図2を用いて説明する。
【0010】
データバス31にデータが存在しないとき、クロックは、H(高電位)レベルである。データを送信したいデバイス(制御部11乃至IR受信部12のうちのいずれか)は、クロックがHレベルの時にデータバス31の電位をHレベルからL(低電位)レベルに変更して、データバス31へのデータの送出を開始する。データバス31に接続されているデバイスは、データバス31の信号レベルを監視することにより、データの送信開始を認識する。
【0011】
クロックレベルは、データバス31の電位がHレベルからLレベルに変更されたタイミングT1の次のタイミングT2において、Lレベルに変更される。データ送信側デバイスは、タイミングT2乃至タイミングT3の期間中に、データバスの電圧レベルを1ビット目のデータビットに合わせた電圧レベルとする。データ受信側のデバイスは、クロックの立下り、すなわち、タイミングT4におけるデータバス31の電圧レベルを読み込むので、図2における場合、データ「H」を受信する。データ送信側デバイスは次のクロックがLレベルの期間中、すなわち、タイミングT4乃至T5において、次のデータに対応させてデータバス31の電圧レベルを変更する。データ受信側のデバイスは、次のクロックの立下り、すなわち、タイミングT6におけるデータバス31の電圧レベルを読み込むので、図2における場合、データ「L」を受信する。
【0012】
このように、クロックのたち下がりタイミングにおけるデータバス31の電圧レベルにより、データ受信側のデバイスに、データが読み込まれる。
【0013】
基本的には、8ビットのデータの送信が終了したとき、データ受信側のデバイスは、データ送信側のデバイスに対して、データを受信したことを通知するためのアクノレッジ(ACK)を返すようになされているが、データ送信側は、アクノレッジを無視してもかまわなく、データを送信し続けるようにしても良い。データ送信の終了は、クロックがHレベルである間に、データバス31の電圧レベルをLレベルからHレベルに変更することで通知される。
【0014】
従来、図1のテレビジョン受像機1において、データ送受信処理の最初は、データ送信側が、データ受信側を指定するアドレス情報を送信するようになされている。データバス31に接続されているそれぞれのデバイスは、アドレス情報を受けて、自分自身に対する送信の開始を検出したとき、データ受信側に応答することで、データ送受信が開始されるようになされている。
【0015】
すなわち、従来のテレビジョン受像機1においては、それぞれのデバイスは、データを受信しない動作時においても、常時、データバス31を監視しなければならないため、無駄な電力を消費してしまう。
【0016】
利用されていないデバイスをスリープモードにして、消費電力の低下を図るために、例えば、ホストコンピュータに制御されるデバイスが、自らの判断でスリープモードに入り、ホストコンピュータからのリセット信号によりスリープモードから復帰できるようになされている技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0017】
また、複数の電子機器をバスで接続したシステムにおいて、バイアス検出回路により検出された外部バス上のバイアス電圧の検出値が所定の電圧値より大きいことが、比較器により検出されると、機器がスリープモードからオンモードに移行され、また外部バスに接続されている全ての機器が外部バスを利用しない場合などにおいて、PHY−SLEEPコマンドを受け取った機器が、オンモードからスリープモードに移行されることにより、消費電力の低減と通信路の確保を両立させるようになされている技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【0018】
【特許文献1】
特開2002−318646号公報
【特許文献1】
特開平開平8−221163号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、バスに接続されている全てのデバイス(スレーブデバイス)の動作モードを、マスタデバイスが管理するようになされている場合、例えば、リセット信号やスリープコマンドなど、通常のデータ通信とは異なる動作モードの制御のための信号を送信する必要があったり、接続されている全てのスレーブデバイスの動作モード状態を確認する必要があるため、マスタデバイスの処理の負担が大きくなってしまう。
【0020】
また、上述したように、バスに接続されている全てのデバイス(スレーブデバイス)の動作モードを、マスタデバイスが管理するようになされている場合、更に、新たにスレーブデバイスを追加して接続するためには、マスタデバイスに、追加されたデバイスの動作管理モードの処理を追加する必要が生じるため、スレーブデバイスの追加が困難となってしまう。
【0021】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、マスタデバイスが特別な処理を行うことなく、バスに接続されているデバイスが、それぞれの動作環境に応じて、動作モードを設定することができ、機器の動作を妨げることなく、消費電力を下げることができるようにするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力を制御する制御手段と、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出手段と、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出手段と、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出手段とを備え、制御手段は、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出手段による検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出手段による検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御することを特徴とする。
【0026】
制御手段には、デバイスの消費電力を、デバイスへのクロック信号の供給を行うか否かによって制御させるようにすることができる。
【0027】
本発明の情報処理方法は、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力を制御する制御ステップと、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出ステップと、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出ステップと、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出ステップとを含み、制御ステップにおいて、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出ステップによる検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出ステップによる検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御することを特徴とする。
【0028】
本発明のプログラムは、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力を制御する制御ステップと、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出ステップと、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出ステップと、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出ステップとを含み、制御ステップにおいて、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出ステップによる検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出ステップによる検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御することを特徴とする。
【0029】
本発明の第1の情報処理装置および情報処理方法、並びに、プログラムにおいては、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力が制御され、データバスに信号が送出されているか否かが検出され、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かが検出され、データバスに送出されている信号のトラフィック量が検出され、デバイスの消費電力の制御において、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かの検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスが通常動作状態になるように制御され、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスが、消費電力量が低い状態になるように制御され、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、データバスに信号が送出されているか否かを検出する検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスが通常動作状態になるように制御され、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスが、消費電力量が低い状態になるように制御される。
【0030】
本発明の第2の情報処理装置は、デバイスの消費電力を制御する制御手段と、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出手段と、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出手段と、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出手段とを備え、制御手段は、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出手段による検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出手段による検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御することを特徴とする。
【0034】
制御手段には、デバイスの消費電力を、デバイスへのクロック信号の供給を行うか否かによって制御させるようにすることができる。
【0035】
制御手段は、デバイスと同数備えられるものとすることができ、対応するデバイスの消費電力をそれぞれ制御させるようにすることができる。
【0036】
本発明の第2の情報処理装置においては、デバイスの消費電力が制御され、データバスに信号が送出されているか否かが検出され、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かが検出され、データバスに送出されている信号のトラフィック量が検出され、デバイスの消費電力の制御において、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かの検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスが通常動作状態になるように制御され、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスが、消費電力量が低い状態になるように制御され、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、データバスに信号が送出されているか否かの検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスが通常動作状態になるように制御され、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスが、消費電力量が低い状態になるように制御される。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段および各ステップと以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段および各ステップの後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。ただしもちろんこの記載は、各手段および各ステップを記載したものに限定することを意味するものではない。
【0038】
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図3の動作状態制御部81)は、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力を制御する制御手段(例えば、図10のクロック供給制御部122)と、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出手段(例えば、図10の信号検出部91)と、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出手段(例えば、図10のアドレスデコーダ111)と、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出手段(例えば、図10のトラフィック量検出部121)とを備え、制御手段は、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出手段による検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態(例えば、スリープ状態)になるように制御し、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出手段による検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態(例えば、スリープ状態)になるように制御することを特徴とする。
【0042】
請求項3に記載の情報処理方法は、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力を制御する制御ステップ(例えば、図12のステップS44、ステップS49、ステップS53の処理)と、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出ステップ(例えば、図12のステップS50の処理)と、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出ステップ(例えば、図12のステップS43の処理)と、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出ステップ(例えば、図12のステップS41の処理)とを含み、制御ステップにおいて、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出ステップによる検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出ステップによる検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御することを特徴とする。
【0043】
請求項4に記載のプログラムは、データバスに送出されている信号を監視することにより、デバイスの消費電力を制御する制御ステップ(例えば、図12のステップS44、ステップS49、ステップS53の処理)と、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出ステップ(例えば、図12のステップS50の処理)と、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出ステップ(例えば、図12のステップS43の処理)と、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出ステップ(例えば、図12のステップS41の処理)とを含み、制御ステップにおいて、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出ステップによる検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、第3の検出ステップにより、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出ステップによる検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御することを特徴とする。
【0044】
請求項5に記載の情報処理装置(例えば、図3のテレビジョン受像機71)は、デバイスの消費電力を制御する制御手段(例えば、図10のクロック供給制御部122)と、データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出手段(例えば、図10の信号検出部91)と、データバスに、デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出手段(例えば、図10のアドレスデコーダ111)と、データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出手段(例えば、図10のトラフィック量検出部121)とを備え、制御手段は、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、第2の検出手段による検出結果を基に、データバスにデバイス宛の信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスにデバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態(例えば、スリープ状態)になるように制御し、第3の検出手段により、トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、第1の検出手段による検出結果を基に、データバスに信号が送出されているとき、デバイスを通常動作状態になるように制御し、データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、デバイスを、消費電力量が低い状態(例えば、スリープ状態)になるように制御するを備え、制御手段は、データバスに送出されている信号の監視結果を基に、デバイスの消費電力を制御することを特徴とする。
【0048】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0049】
図3は、本発明を適用した、テレビジョン受像機71の構成を示すブロック図である。
【0050】
なお、従来の場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0051】
すなわち、テレビジョン受像機71は、制御部11およびチューナ14乃至ドライブ22と、データバス31およびクロックライン32との間に、それぞれ、動作状態制御部81が新たに設けられているほかは、図1を用いて説明したテレビジョン受像機1と基本的に同様の構成を有するものである。
【0052】
すなわち、データバス31を介して供給される信号、およびクロックライン32を介して供給されるクロック信号は、動作状態制御部81に供給される。動作状態制御部81は、データバス31上のデータまたはクロックライン32のクロックの監視により、自分自身が接続されているデバイス(制御部11またはチューナ14乃至ドライブ22のうちのいずれか)に、クロックを供給するか否かを判断する。これらのデバイスにクロックが供給されない場合、デバイスは、最低動作電力しか消費しない、スリープモード状態となる。
【0053】
図4は、動作状態制御部81の第1の構成例である動作状態制御部81−1の構成を示すブロック図である。
【0054】
信号検出部91は、データバス31に信号が送出されているか否かを検出し、検出結果をクロック供給制御部93に供給する。信号検出部91は、例えば、図5に示されるように、FET101などを用いた簡単な回路で構成することができるので、信号検出部91による信号検出動作のための消費電力はほとんどない。なお、図5に示される信号検出部91においては、図中INで示される端子102(データバス31に接続される端子)において信号ありのときに、図中OUTで示される端子103の電位は0Vとなり、信号なしのときに、5Vとなる。
【0055】
クロック供給制御部93は、デバイス82(制御部11またはチューナ14乃至ドライブ22のうちのいずれか)にクロックライン32からクロックを供給するためのスイッチ94がオフになっている、すなわち、デバイス82がスリープ状態である場合、信号検出部91から、データバス31に信号が送出されていることを示す検出結果を得たとき、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。また、クロック供給制御部93は、デバイス82にクロックライン32からクロックを供給するためのスイッチ94がオンになっている、すなわち、デバイス82が通常の起動状態である場合、信号検出部91から、データバス31に信号が送出されていないことを示す検出結果を得たとき、タイマ92を参照し、データバス31に信号が送出されない状態になってから、所定の時間の経過後、スイッチ94をオフにする、すなわち、デバイス82をスリープ状態とする。
【0056】
次に、図6のフローチャートを参照して、図4の動作状態制御部81−1が実行する動作状態制御処理1について説明する。図6のフローチャートにおいては、動作状態制御部81−1が接続されているデバイス82が、スリープ状態である場合からの処理について説明する。
【0057】
ステップS1において、クロック供給制御部93は、信号検出部91から供給された検出結果を基に、データバス31の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS1において、データバス31の信号が検出されないと判断された場合、信号が検出されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
【0058】
ステップS1において、データバス31の信号が検出されたと判断された場合、ステップS2において、クロック供給制御部93は、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。
【0059】
ステップS3において、クロック供給制御部93は、信号検出部91から供給された検出結果を基に、データバス31の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS3において、データバス31の信号が検出されたと判断された場合、処理は、ステップS2に戻り、デバイス82は起動状態を維持し、それ以降の処理が繰り返される。
【0060】
ステップS3において、データバス31の信号が検出されないと判断された場合、ステップS4において、クロック供給制御部93は、タイマ92のカウントを開始させる。
【0061】
ステップS5において、クロック供給制御部93は、タイマ92を参照し、データバス31の信号が検出されなくなってから、所定の時間が経過したか否かを判断する。ステップS5において、所定の時間が経過していないと判断された場合、処理は、ステップS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ただし、2回目以降のステップS4の処理においては、タイマのカウントは新たに開始されるのではなく、所定の時間が経過するまで、継続してカウントされる。
【0062】
ステップS5において、所定の時間が経過したと判断された場合、ステップS6において、クロック供給制御部93は、スイッチ94をオフにして、デバイス82へのクロックの供給を停止し、デバイス82をスリープ状態とし、処理は、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0063】
このような処理により、動作状態制御部81−1は。データバス31の信号が検出された場合、デバイス82を通常起動状態にすることができ、データバス31の信号が検出されない状態が、所定の時間以上継続した場合、デバイス82をスリープ状態とすることができる。
【0064】
図7は、動作状態制御部81の第2の構成例である動作状態制御部81−2の構成を示すブロック図である。
【0065】
アドレスデコーダ111は、データバス31のデータを監視し、自分宛の信号がいずれかの他のデバイスから送信されたか否かを検出し、検出結果をクロック供給制御部112に供給する。アドレスデコーダ111は、常にデータバス31のデータを監視しなければならないので、常時、電力を消費するが、デバイス82の消費電力よりも非常に少ない消費電力である。
【0066】
クロック供給制御部112は、デバイス82にクロックライン32からクロックを供給するためのスイッチ94がオフになっている、すなわち、デバイス82がスリープ状態である場合、アドレスデコーダ111から、データバス31に自分宛の信号が送出されていることを示す検出結果を得たとき、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。また、クロック供給制御部112は、デバイス82にクロックライン32からクロックを供給するためのスイッチ94がオンになっている、すなわち、デバイス82が通常の起動状態である場合、アドレスデコーダ111から、自分宛の信号が送出されていないことを示す検出結果を得たとき、タイマ92を参照し、データバス31に自分宛の信号が送出されない状態になってから、所定の時間経過後、スイッチ94をオフにする、すなわち、デバイス82をスリープ状態とする。
【0067】
次に、図8のフローチャートを参照して、図7の動作状態制御部81−2が実行する動作状態制御処理2について説明する。図8のフローチャートにおいては、動作状態制御部81−2が接続されているデバイス82が、スリープ状態である場合からの処理について説明する。
【0068】
ステップS21において、クロック供給制御部112は、アドレスデコーダ111から供給された検出結果を基に、データバス31から自分宛の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS21において、データバス31から自分宛の信号が検出されないと判断された場合、自分宛の信号が検出されるまで、ステップS21の処理が繰り返される。
【0069】
ステップS21において、データバス31から自分宛の信号が検出されたと判断された場合、ステップS22において、クロック供給制御部112は、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。
【0070】
ステップS23において、クロック供給制御部112は、アドレスデコーダ111から供給された検出結果を基に、データバス31から自分宛の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS23において、データバス31から自分宛の信号が検出されたと判断された場合、処理は、ステップS22に戻り、デバイス82は起動状態を維持し、それ以降の処理が繰り返される。
【0071】
ステップS23において、データバス31から自分宛の信号が検出されないと判断された場合、ステップS24において、クロック供給制御部112は、タイマ92のカウントを開始させる。
【0072】
ステップS25において、クロック供給制御部112は、タイマ92を参照し、データバス31から自分宛の信号が検出されなくなってから、所定の時間が経過したか否かを判断する。ステップS25において、所定の時間が経過していないと判断された場合、処理は、ステップS23に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ただし、2回目以降のステップS24の処理においては、タイマのカウントは新たに開始されるのではなく、所定の時間が経過するまで、継続してカウントされる。
【0073】
ステップS25において、所定の時間が経過したと判断された場合、ステップS26において、クロック供給制御部112は、スイッチ94をオフにして、デバイス82へのクロックの供給を停止し、デバイス82をスリープ状態とし、処理は、ステップS21に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0074】
このような処理により、動作状態制御部81−2は、データバス31に自分宛のデータが送出されている場合にのみ、デバイス82を通常起動状態とすることができ、データバス31に自分宛のデータが送出されていない状態が所定の時間以上継続した場合、デバイス82をスリープ状態とすることができる。
【0075】
図9を参照して、図4および図5を用いて説明した動作状態制御部81−1が実行する、図6のフローチャートを用いて説明した動作状態制御処理1と、図7を用いて説明した動作状態制御部81−2が実行する、図8のフローチャートを用いて説明した動作状態制御処理2との差異について説明する。
【0076】
図9においては、例えば、データバス31に、デバイスA、デバイスB、およびデバイスC(デバイスA乃至デバイスCは、制御部11またはチューナ14乃至ドライブ22のうちのいずれか、以下同じ)が接続され、データバス31に、デバイスA宛のアドレスAを有する信号、デバイスB宛のアドレスBを有する信号、およびデバイスC宛のアドレスCを有する信号が送出されるものとして説明する。
【0077】
デバイスA乃至デバイスCに動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されていた場合、図中、処理1と示されているタイミングチャートに示されるように、デバイスA乃至デバイスCは、いずれも、最初の信号であるデバイスA宛のアドレスAを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスAを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、他の信号を検出しないので、所定の時間tの経過後、再びスリープ状態となる。そして、次に、デバイスA乃至デバイスCは、いずれも、デバイスC宛のアドレスCを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスCを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するよりも早く、デバイスB宛のアドレスBを有する信号を検出するので、アドレスBを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、起動状態を継続する。
【0078】
一方、デバイスA乃至デバイスCに動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理2により動作状態が制御されていた場合、図中、処理2と示されるタイミングチャートに示されるように、最初の信号であるデバイスA宛のアドレスAを有する信号を検出して起動状態となるのは、デバイスAのみであり、デバイスAは、アドレスAを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、自分宛の信号を検出しないので、アドレスAを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過した後、スリープ状態となる。同様に、デバイスB宛のアドレスBを有する信号を検出して起動状態となるのは、デバイスBのみであり、デバイスBは、アドレスBを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、自分宛の信号を検出しないので、アドレスBを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過した後、スリープ状態となり、デバイスC宛のアドレスCを有する信号を検出して起動状態となるのは、デバイスCのみであり、デバイスCは、アドレスCを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、自分宛の信号を検出しないので、アドレスCを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過した後、スリープ状態となる。
【0079】
デバイスA乃至デバイスCに動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理2により動作状態が制御されていた場合、デバイスA乃至デバイスCに動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されていた場合よりも、アドレスデコーダ111が常時動作していなければならないため、スリープ状態における消費電力が大きくなる。
【0080】
すなわち、動作状態制御部81−1による動作状態制御処理1は、データバス31の信号のトラフィック量が少ない場合、換言すれば、データバス31に比較的長い時間信号が送出されない装置において、より効率よくデバイスの消費電力を削減することができるが、データバス31の信号のトラフィック量が多い場合においては、動作状態制御部81−2による動作状態制御処理2のほうが、より効率よくデバイスの消費電力を削減することができる。
【0081】
また、動作状態制御部81−1による動作状態制御処理1と、動作状態制御部81−2による動作状態制御処理2とのいずれを行うかを、デバイス82の種類によって変更させるようにしても良い。例えば、制御部11は、データバス31に信号が送出されている場合においては、ほとんどの場合において、動作をしている必要があるため、基本的には、信号検出部91から供給される信号を基に、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、効率よく消費電力を低減させることができる。一方、ドライブ22の処理は、テレビジョン受像機71の多くのデバイスが実行する画像処理に関する動作とは無関係であるので、基本的には、アドレスデコーダ111の検出結果に基づいて、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、効率よく消費電力を低減させることができる。
【0082】
また、データバス31の信号のトラフィック量を検出することにより、実質的に動作状態制御処理1と動作状態制御処理2とを組み合わせた動作状態制御を実行するようにしても良い。
【0083】
図10は、動作状態制御部81の第3の構成例である動作状態制御部81−3の構成を示すブロック図である。なお、図4および図7と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0084】
信号検出部91は、データバス31に信号が送出されているか否かを検出し、検出結果をクロック供給制御部93に供給する。信号検出部91は、例えば、図5を用いて説明したように、FET101などを用いた簡単な回路で構成することができるので、信号検出部91の信号検出動作のための消費電力はほとんどない。
【0085】
アドレスデコーダ111は、データバス31のデータを監視し、自分宛の信号がいずれかの他のデバイスから送信されたか否かを検出し、検出結果をクロック供給制御部122に供給する。アドレスデコーダ111は、常にデータバス31のデータを監視しなければならないので、常時、電力を消費するが、デバイス82の消費電力よりも非常に少ない消費電力である。また、アドレスデコーダ111は、クロック供給制御部122の制御に基づいて、動作を停止させたり、動作状態に復帰する。
【0086】
トラフィック量検出部121は、クロックライン32のクロックをカウントすることにより、データバス31のトラフィック量を検出する。I2Cのデータバス31およびクロックライン32の実際の波形は、例えば、図11のようになる。すなわち、データバス31のデータ信号の波形は、そのデータの内容により異なるが、クロックライン32のクロック信号はデータ数そのものを示すため、トラフィック量は、クロックライン31のパルスをカウントすることにより容易に計量することができる。トラフィック量検出部121は、単位時間内のクロック数を計測するか、または、クロックがある数値にカウントアップされるまでの時間を計測するかのいずれかの方法で、トラフィック量を検出し、検出結果をクロック供給制御部122に供給する。
【0087】
クロック供給制御部122は、トラフィック量検出部121から供給された、トラフィック量の検出結果を、所定の閾値と比較し、トラフィック量が所定の閾値より多い場合、アドレスデコーダ111から供給される信号を基に、スイッチ94のオンオフを制御し、トラフィック量が所定の閾値より少ない場合、アドレスデコーダ111の動作を停止させ、信号検出部91から供給される信号を基に、スイッチ94のオンオフを制御する。
【0088】
クロック供給制御部122が用いる所定の閾値は、接続されているデバイス82が実行する処理の内容や、デバイス82の消費電力によって異なる値を用いるようにしても良い。例えば、デバイス82がドライブ22である場合、ドライブ22の処理は、テレビジョン受像機71の多くのデバイスが実行する画像処理に関する動作とは無関係である。したがって、トラフィック量が多いか否かは、ドライブ22に対する信号が送信される確率にはかかわらない。したがって、閾値を低い値に設定し、基本的には、アドレスデコーダ111の検出結果に基づいて、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、効率よく消費電力を低減させることができる。また、文字情報デコーダ17も、ユーザにより文字情報の表示が指令されたり、ユーザに対して所定のメッセージを表示する必要が生じた場合など、他のデバイスの処理とはあまり関連しない状況で動作することが多いので、閾値を低い値に設定し、基本的には、アドレスデコーダ111の検出結果に基づいて、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、効率よく消費電力を低減させることができる。
【0089】
一方、制御部11は、データバス31に信号が送出されている場合においては、ほとんどの場合において、動作をしている必要があるため、閾値を高い値に設定し、基本的には、信号検出部91から供給される信号を基に、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、消費電力を低減させることができる。また、チューナ14、復調およびエラー訂正処理部15、デマルチプレクサ16、ビデオデコーダ18、オーディオデコーダ19、表示部20、およびスピーカ21は、テレビジョン放送を受信して、表示および音声再生処理を行う場合に、いっせいに動作されるので、この場合においても、閾値を高い値に設定し、基本的には、信号検出部91から供給される信号を基に、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、消費電力を低減させることができる。
【0090】
なお、それぞれのデバイスがどの程度電力を消費するのかによって、最適な閾値を決定するようにしても良い。すなわち、消費電力の大きなデバイスであれば、できるだけこまめにスリープ状態に移行させるようにするほうが好適であり、消費電力が少ないものであれば、頻繁にスリープ状態に移行させる必要はないのであるから、スリープ状態における電力消費の削減量と、スリープ状態から起動状態に復帰するためにかかる時間(復帰時間)との兼ね合いによって、トラフィック量の閾値を決定するようにしても良い。また、起動状態からスリープ状態に遷移する場合のカウント値についても、スリープモード時における電力消費の削減量と、起動状態に復帰するときにかかる時間(復帰時間)との兼ね合いによって、トラフィック量の閾値を決定するようにしても良い。
【0091】
更に、テレビジョン受像機71の動作状態に基づいて、閾値を変更することができるようにしても良い。例えば、通常動作中であるか、受信機能のみ動作中であるか、または、リモコン信号のみを待機している状態であるかに基づいて、それぞれのデバイス82に接続されている動作状態制御部81−3のクロック供給制御部122が用いるトラフィック量の閾値の値を変更することができるようにしても良い。
【0092】
クロック供給制御部122は、デバイス82にクロックライン32からクロックを供給するためのスイッチ94がオフになっている、すなわち、デバイス82がスリープ状態である場合、アドレスデコーダ111から、データバス31に自分宛の信号が送出されていることを示す検出結果を得たとき、または、信号検出部91から、データバス31に信号が送出されていることを示す検出結果を得たとき、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。また、クロック供給制御部122は、デバイス82にクロックライン32からクロックを供給するためのスイッチ94がオンになっている、すなわち、デバイス82が通常の起動状態である場合、アドレスデコーダ111から、自分宛の信号が送出されていないことを示す検出結果を得たとき、または、信号検出部91から、データバス31に信号が送出されていないことを示す検出結果を得たとき、タイマ92を参照し、所定の時間経過後、スイッチ94をオフにする、すなわち、デバイス82をスリープ状態とする。
【0093】
次に、図12のフローチャートを参照して、図10の動作状態制御部81−3が実行する動作状態制御処理2について説明する。図12のフローチャートにおいては、動作状態制御部81−3が接続されているデバイス82が、スリープ状態であり、更に、アドレスデコーダ111が動作状態ではない場合からの処理について説明する。
【0094】
ステップS41において、クロック供給制御部122は、トラフィック量検出部121から供給された、トラフィック量の検出結果を、所定の閾値と比較し、トラフィック量は所定の閾値以上であるか否かを判断する。ステップS41において、トラフィック量は所定の閾値以上ではないと判断された場合、処理は、後述するステップS48の処理に進む。
【0095】
ステップS41において、トラフィック量は所定の閾値以上であると判断された場合、ステップS42において、クロック供給制御部122は、アドレスデコーダ111を動作状態とする。
【0096】
ステップS43において、クロック供給制御部122は、アドレスデコーダ111から供給された検出結果を基に、データバス31から自分宛の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS43において、データバス31から自分宛の信号が検出されないと判断された場合、自分宛の信号が検出されるまで、ステップS43の処理が繰り返される。
【0097】
ステップS43において、データバス31から自分宛の信号が検出されたと判断された場合、ステップS44において、クロック供給制御部122は、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。
【0098】
ステップS45において、クロック供給制御部122は、アドレスデコーダ111から供給された検出結果を基に、データバス31から自分宛の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS45において、データバス31から自分宛の信号が検出されたと判断された場合、処理は、ステップS44に戻り、デバイス82は起動状態を維持し、それ以降の処理が繰り返される。
【0099】
ステップS45において、データバス31から自分宛の信号が検出されないと判断された場合、ステップS46において、クロック供給制御部122は、タイマ92のカウントを開始させる。
【0100】
ステップS47において、クロック供給制御部122は、タイマ92を参照し、データバス31から自分宛の信号が検出されなくなってから、所定の時間が経過したか否かを判断する。ステップS47において、所定の時間が経過していないと判断された場合、処理は、ステップS45に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ただし、2回目以降のステップS46の処理においては、タイマのカウントは新たに開始されるのではなく、所定の時間が経過するまで、継続してカウントされる。
【0101】
ステップS41において、トラフィック量は所定の閾値以上ではないと判断された場合、ステップS48において、クロック供給制御部122は、信号検出部91から供給された検出結果を基に、データバス31の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS48において、データバス31の信号が検出されないと判断された場合、信号が検出されるまで、ステップS48の処理が繰り返される。
【0102】
ステップS48において、データバス31の信号が検出されたと判断された場合、ステップS49において、クロック供給制御部93は、スイッチ94をオンにして、デバイス82を通常の起動状態とする。
【0103】
ステップS50において、クロック供給制御部122は、信号検出部91から供給された検出結果を基に、データバス31の信号が検出されたか否かを判断する。ステップS50において、データバス31の信号が検出されたと判断された場合、処理は、ステップS49に戻り、デバイス82は起動状態を維持し、それ以降の処理が繰り返される。
【0104】
ステップS50において、データバス31の信号が検出されないと判断された場合、ステップS51において、クロック供給制御部122は、タイマ92のカウントを開始させる。
【0105】
ステップS52において、クロック供給制御部122は、タイマ92を参照し、データバス31の信号が検出されなくなってから、所定の時間が経過したか否かを判断する。ステップS52において、所定の時間が経過していないと判断された場合、処理は、ステップS50に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ただし、2回目以降のステップS51の処理においては、タイマのカウントは新たに開始されるのではなく、所定の時間が経過するまで、継続してカウントされる。
【0106】
ステップS47において、所定の時間が経過したと判断された場合、または、ステップS52において、所定の時間が経過したと判断された場合、ステップS53において、クロック供給制御部122は、スイッチ94をオフにして、デバイス82へのクロックの供給を停止し、デバイス82をスリープ状態とし、処理は、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0107】
このような処理により、トラフィック量の検出結果に基づいて、アドレスでコーダ111または信号検出部91のうちのいずれかによる検出結果を基に、デバイス82をスリープ状態または通常起動状態となるように制御することができるので、アドレスでコーダ111または信号検出部91のうちのいずれか一方のみを用いた場合よりも効率的に消費電力を削減することが可能となる。
【0108】
図13を参照して、図4および図5を用いて説明した動作状態制御部81−1が実行する、図6のフローチャートを用いて説明した動作状態制御処理1、図7を用いて説明した動作状態制御部81−2が実行する、図8のフローチャートを用いて説明した動作状態制御処理2、および、図10および図11を用いて説明した動作状態制御部81−3が実行する、図12のフローチャートを用いて説明した動作状態制御処理3との差異について説明する。
【0109】
図13においては、例えば、データバス31に、デバイスD、デバイスE、および、デバイスF(デバイスD乃至デバイスFは、制御部11またはチューナ14乃至ドライブ22のうちのいずれか、以下同じ)が接続され、データバス31に、デバイスE宛のアドレスEを有する信号、デバイスD宛のアドレスDを有する信号、デバイスF宛のアドレスFを有する信号、およびデバイスE宛のアドレスEを有する信号が送出されるものとして、デバイスDに、動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により動作状態が制御されていた場合(図中、処理3と示されているタイミングチャート)、動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されていた場合(図中、処理1と示されているタイミングチャート)、および、動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理2により動作状態が制御されていた場合(図中、処理2と示されているタイミングチャート)を比較して説明する。
【0110】
デバイスDに動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により動作状態が制御されていた場合、図中、処理3と示されているタイミングチャートに示されるように、デバイスDは、トラフィック量が所定の閾値より大きい状態において、アドレスデコーダ111を動作状態とするので、デバイスE宛のアドレスEを有する信号が送出されても、デバイスDは、スリープ状態を維持(ただし、アドレスデコーダ111は、起動している)しており、その後、自分宛のアドレスDを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスDを有する信号の送出が終了してから所定の時間tの経過後、再びスリープ状態となる。そして、デバイスDは、トラフィック量が所定の閾値より小さいことが検出されると、アドレスデコーダ111の動作を停止し、信号検出部91による信号の検出処理を実行する。次に、デバイスDは、いずれも、デバイスE宛のアドレスEを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスEを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、起動状態を継続する。
【0111】
すなわち、デバイスDに動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により動作状態が制御されることにより、トラフィック量が多い場合においては、自分宛の信号以外に反応することなく、できるだけ長い時間スリープ状態を維持することができ、更に、トラフィック量が少ない場合においては、アドレスデコーダ111を停止させることにより、スリープ状態における消費電力量を更に低減させることができる。トラフィック量が少ない場合においては、アドレスデコーダ111が停止され、自分宛ではない信号によって、デバイスDが起動状態になったとしても、トラフィック量が少ないのであるから、その起動の回数および起動時間は少ない。なお、トラフィック量の閾値は、トラフィック量が、その閾値以上の値ではない場合において、アドレスデコーダ111が常時起動されているよりも、アドレスデコーダ111を停止させるほうが、消費電力量の低減効果が高くなるような値に設定される。
【0112】
これに対して、デバイスDに動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されていた場合、デバイスDは、アドレスデコーダ111を有していないため、トラフィック量の大小にかかわらず、スリープ状態における消費電力量は非常に少ない。図中、処理1と示されているタイミングチャートに示されるように、デバイスDは、最初の信号であるデバイスE宛のアドレスEを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスEを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するよりも早く、デバイスD宛のアドレスDを有する信号を検出し、更に、アドレスDを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するよりも早く、デバイスF宛のアドレスFを有する信号を検出するので、アドレスFを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、起動状態を継続する。そして、デバイスDは、いずれも、デバイスE宛のアドレスEを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスEを有する信号の送出が終了してから所定の時間tが経過するまで、起動状態を継続する。
【0113】
すなわち、デバイスDに動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されていた場合、スリープ状態においては、アドレスデコーダ111が停止され、消費電力量は低減されているが、トラフィック量が多い場合において、全ての信号に反応して、起動状態となってしまうため、動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により動作状態が制御される場合と比較して、トラフィック量が少ないときは、同様の消費電力量であるが、トラフィック量が多いときには、消費電力量が増加してしまう。
【0114】
一方、デバイスDに動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理2により動作状態が制御されていた場合、デバイスDは、アドレスデコーダ111を常時起動させているため、トラフィック量の大小にかかわらず、スリープ状態においても電力を消費してしまう。図中、処理2と示されるタイミングチャートに示されるように、デバイスDは、デバイスE宛のアドレスEを有する信号が送出されても、スリープ状態を維持(ただし、アドレスデコーダ111は、起動している)しており、その後、自分宛のアドレスDを有する信号を検出して起動状態となり、アドレスDを有する信号の送出が終了してから所定の時間tの経過後、再びスリープ状態となる。次に、デバイスDは、デバイスE宛のアドレスEを有する信号が送出されても、スリープ状態を継続する。
【0115】
すなわち、デバイスDに動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理12により動作状態が制御されていた場合、トラフィック量にかかわらず、自分宛の信号が送出されたときのみ起動状態となるので、起動されている時間は必要最低限となるが、スリープ状態において、アドレスデコーダ111が常時起動状態となってしまうため、動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により動作状態が制御される場合と比較して、トラフィック量が多いときには、同様の消費電力量であるが、トラフィック量が少ないときは、アドレスデコーダ111が消費する電力量の分だけ、消費電力量が増加してしまう。
【0116】
このように、デバイス82に、動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されていた場合、動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理2により動作状態が制御されていた場合、および、動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により動作状態が制御されていた場合のそれぞれにおいて、異なる制御がなされるが、デバイス82の制御に、いずれの制御方法を用いるかは、そのデバイスが実行する処理の内容や、デバイス82の消費電力によって決定するようにしても良い。
【0117】
例えば、デバイス82がドライブ22である場合、ドライブ22の処理は、テレビジョン受像機71の多くのデバイスが実行する画像処理に関する動作とは無関係である。したがって、トラフィック量が多いか否かは、ドライブ22に対する信号が送信される確率にはかかわらない。また、文字情報デコーダ17も、ユーザにより文字情報の表示が指令されたり、ユーザに対して所定のメッセージを表示する必要が生じた場合など、他のデバイスの処理とはあまり関連しない状況で動作することが多い。したがって、これらのデバイスに対しては、アドレスデコーダ111の検出結果に基づいて、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、消費電力を低減させることができるので、動作状態制御部81−2が接続され、動作状態制御処理2により動作状態が制御されるようにすると好適である。
【0118】
一方、制御部11は、データバス31に信号が送出されている場合においては、ほとんどの場合において、動作をしている必要があるため、信号検出部91から供給される信号を基に、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、消費電力を低減させることができる。したがって、このようなデバイスに対しては、信号検出部91の検出結果に基づいて、スイッチ94のオンオフが制御されるようにするほうが、消費電力を低減させることができるので、動作状態制御部81−1が接続され、動作状態制御処理1により動作状態が制御されるようにすると好適である。なお、制御部11は、スリープモードからの状態の復帰に時間がかかることによって、装置全体の動作が遅延してしまう恐れもあるので、動作状態制御部81−1乃至動作状態制御部81−3をいずれも接続せずに、常時起動状態であるようにしても良いことはもちろんである。
【0119】
また、チューナ14、復調およびエラー訂正処理部15、デマルチプレクサ16、ビデオデコーダ18、オーディオデコーダ19、表示部20、およびスピーカ21は、テレビジョン放送を受信して、表示および音声再生処理を行う場合に、いっせいに動作されるが、これらのデバイスは、常に同時にどうされるのではなく、例えば、ユーザによる各種設定処理においては、表示部20には頻繁に信号が供給されるが、チューナ14、復調およびエラー訂正処理部15、デマルチプレクサ16、ビデオデコーダ18、オーディオデコーダ19、およびスピーカ21には、信号が供給されないような場合も発生する。したがって、このようなデバイスに対しては、動作状態制御部81−3が接続され、動作状態制御処理3により、トラフィック量の大小に基づいて、動作状態が制御されるようにすると好適である。
【0120】
なお、以上の処理においては、デバイス82にクロックの供給を行わないことにより、消費電力が削減されたスリープ状態にデバイス82を遷移させるものとして説明したが、動作状態制御部81は、デバイス82に供給される電源ラインを直接オンオフすることにより、デバイス82の状態を遷移させることができるようにしても良いことは言うまでもない。
【0121】
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0122】
この記録媒体は、図3に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0123】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0124】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0125】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、デバイスの消費電力量を削減することができる。特に、データバスに送出されている信号の状態に基づいて、最適な制御を行うことにより、デバイスの消費電力量を削減することができる。
【0126】
また、他の本発明によれば、装置内のデバイスの消費電力量を削減することができるほか、特に、装置内のデータバスに送出されている信号の状態に基づいて、最適な制御を行うことにより、装置内のデバイスの消費電力量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータバスおよびクロックラインに供給される信号について説明するための図である。
【図3】本発明を適用したテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の動作状態制御部の第1の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の信号検出部を構成する回路の例を示す図である。
【図6】図4の動作状態制御部が実行する動作状態制御処理1について説明するためのフローチャートである。
【図7】図3の動作状態制御部の第2の構成例を示すブロック図である。
【図8】図7の動作状態制御部が実行する動作状態制御処理2について説明するためのフローチャートである。
【図9】図4の動作状態制御部と図7の動作状態制御部の処理を比較して説明するための図である。
【図10】図3の動作状態制御部の第3の構成例を示すブロック図である。
【図11】図10のトラフィック量検出部によるトラフィック量の検出について説明するための図である。
【図12】図10の動作状態制御部が実行する動作状態制御処理3について説明するためのフローチャートである。
【図13】図4の動作状態制御部、図7の動作状態制御部、および、図10の動作状態制御部の処理を比較して説明するための図である。
【符号の説明】
31 データバス, 32 クロックライン, 71 テレビジョン受像機,81 動作状態制御部, 82 デバイス, 91 信号検出部, 92 タイマ, 93 クロック供給制御部, 94 スイッチ, 111 アドレスでコーダ, 112 クロック供給制御部, 121 トラフィック量検出部, 122 クロック供給制御部
Claims (7)
- データバスに接続されているデバイスと接続され、前記デバイスの消費電力を制御する情報処理装置において、
前記データバスに送出されている信号を監視することにより、前記デバイスの消費電力を制御する制御手段と、
前記データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出手段と、
前記データバスに、前記デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出手段と、
前記データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記第3の検出手段により、前記トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、前記第2の検出手段による検出結果を基に、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、
前記第3の検出手段により、前記トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、前記第1の検出手段による検出結果を基に、前記データバスに信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記デバイスの前記消費電力を、前記デバイスへのクロック信号の供給を行うか否かによって制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - データバスに接続されているデバイスと接続され、前記デバイスの消費電力を制御する情報処理装置の情報処理方法において、
前記データバスに送出されている信号を監視することにより、前記デバイスの消費電力を制御する制御ステップと、
前記データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出ステップと、
前記データバスに、前記デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出ステップと、
前記データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出ステップと
を含み、
前記制御ステップにおいて、
前記第3の検出ステップにより、前記トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、前記第2の検出ステップによる検出結果を基に、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、
前記第3の検出ステップにより、前記トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、前記第1の検出ステップによる検出結果を基に、前記データバスに信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御する
ことを特徴とする情報処理方法。 - データバスに接続されているデバイスの消費電力の制御処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記データバスに送出されている信号を監視することにより、前記デバイスの消費電力を制御する制御ステップと、
前記データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出ステップと、
前記データバスに、前記デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出ステップと、
前記データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出ステップと
を含み、
前記制御ステップにおいて、
前記第3の検出ステップにより、前記トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、前記第2の検出ステップによる検出結果を基に、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、
前記第3の検出ステップにより、前記トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、前記第1の検出ステップによる検出結果を基に、前記データバスに信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御する
ことを特徴とするプログラム。 - データバスに接続されている複数のデバイスを備える情報処理装置において、
前記デバイスの消費電力を制御する制御手段と、
前記データバスに信号が送出されているか否かを検出する第1の検出手段と、
前記データバスに、前記デバイス宛の信号が送出されているか否かを検出する第2の検出手段と、
前記データバスに送出されている信号のトラフィック量を検出する第3の検出手段と
を備え、
前記制御手段は、
前記第3の検出手段により、前記トラフィック量が所定の値以上であることが検出された場合、前記第2の検出手段による検出結果を基に、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに前記デバイス宛の信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御し、
前記第3の検出手段により、前記トラフィック量が所定の値以上ではないことが検出された場合、前記第1の検出手段による検出結果を基に、前記データバスに信号が送出されているとき、前記デバイスを通常動作状態になるように制御し、前記データバスに信号が送出されていない状態が所定の時間継続したとき、前記デバイスを、消費電力量が低い状態になるように制御する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記デバイスの前記消費電力を、前記デバイスへのクロック信号の供給を行うか否かによって制御する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記デバイスと同数備えられ、対応する前記デバイスの消費電力をそれぞれ制御する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
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