JP4027354B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシンに関し、特に識別情報の変動表示の停止の指示から実際の停止までの最大遅延時間を通常遊技状態よりも短縮制御する特別遊技状態を有するスロットマシンに関する。さらに特別遊技状態に加えて再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定する確率を通常遊技状態よりも高くする特定遊技状態を有するスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれた複数(通常は3つ)のリールを有する可変表示装置を備えており、各リールは、遊技者がスタートレバーを操作することにより回転を開始し、また、遊技者が各リールに対応して設けられた停止ボタンを操作することにより、その操作タイミングから予め定められた最大遅延時間の範囲内で回転を停止する。そして、全てのリールの回転を停止したときに導出された表示態様に従って入賞が発生する。
スロットマシン毎に定められた各役の入賞が発生するためには、一般的には、事前(通常はスタートレバー操作時)に行われる内部抽選に当選して当選フラグが設定されていなければならない。もっとも、当選フラグが設定されている役だからといって必ずしも入賞する訳ではなく、図柄の配列によっては、停止ボタンを操作したときに表示されている図柄から所定の引き込み可能な範囲になければならない。このため、停止ボタンの操作タイミングによっては、当選している役の入賞を取りこぼし、遊技者にとっての損失が生じてしまうことがある。
ここで、特別遊技状態への移行を伴うボーナスに当選フラグが設定されているときに、ボーナスを揃えられなければ特定小役を揃えられるようにして遊技者の損失を補填するものがあった(例えば、特許文献1参照)。また、同じ目押し箇所で小役とボーナスに入賞可能にするとともに、ボーナス当選フラグが持ち越されているときに重ねて小役当選フラグも設定されると小役を優先して導出させることで、フラグの持ち越しがない小役の取りこぼしによる損失を防ぐものがあった(例えば、特許文献2参照)。さらに、ボーナス中に取りこぼしたメダルの枚数が所定数に達すると、遊技者に有利な状況を発生させることで、遊技者の損失を補填するものがあった(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−811号公報(段落0079〜0082) 特開2004−173982号公報(段落0137〜0143) 特開2003−265705号公報(段落0106〜0110)
ところで、スロットマシンの中には、少なくとも1のリールについて停止ボタンの操作タイミングから停止までの最大遅延時間を短縮するとともに、いずれの役の当選フラグも設定されていないときにメダルの払い出しのみを伴う小役に入賞可能とするCT(Challenge Time)という遊技状態を有するものもある。遊技状態がCTにあるときであっても、リプレイの抽選は行われる。
リプレイ当選フラグが設定されているときには、CT中であってもリプレイに優先的に入賞させるようにリールの停止制御を行うこととなる。ここで、CT中にリプレイ当選フラグが設定されているときに停止ボタンの操作タイミングによってリプレイ入賞を取りこぼすと、これによって遊技者に損失が生じることとなる。もっとも、リプレイに入賞させたとしても単なる引き分けであって余分に多くのゲームを消化するだけであって、それ以上の遊技性は得られない。仮にリプレイを取りこぼしたときには、遊技者にとっては損失を生じるだけで何の価値もなく、遊技性が向上することもない。
本発明は、通常遊技状態とは特別可変表示部における識別情報の変動表示の停止制御が異なり、その間に払い出された有価価値の数に応じて終了させられる特別遊技状態(いわゆるCT)において、再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときに遊技性を持たせることで技術介入性を高めて遊技の興趣を向上させることのできるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるスロットマシンは、
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示装置(可変表示装置2)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に設定された有効ライン上に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
前記可変表示装置は、特別遊技状態(CT)と通常遊技状態とで識別情報の変動表示の停止制御が異なる特別可変表示部(リール3R)を含む複数の可変表示部(リール3L、3C、3R)を備え、
前記可変表示装置の表示結果が導出される以前に、前記可変表示装置の表示結果として前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技表示結果(リプレイ)と前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役表示結果(小役)とを含む入賞表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する事前決定手段(ステップS104、S105)と、
所定の変動開始条件が成立したときに、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を開始させる変動開始制御手段(ステップS4)と、
遊技者の操作により、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を停止させることをそれぞれ指示する停止操作手段(停止ボタン12L、12C、12R)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれに対応する前記停止操作手段の操作を検出する停止操作検出手段(ストップスイッチ42L、42C、42R)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれについて前記停止操作検出手段が前記停止操作手段の操作を検出したときに、該操作の検出に対応した可変表示部において識別情報の変動表示を停止させる変動停止制御手段(ステップS206、S209、S212)と、
所定の移行条件が成立したときに、前記通常遊技状態から前記特別遊技状態に遊技状態を移行させ、該特別遊技状態において払い出した有価価値の数が予め定められた所定数(253枚)に達したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態制御手段(ステップS412、S507)とを備え、
前記変動停止制御手段は、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されているときにおいて前記停止操作検出手段が前記特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したときに、該特別可変表示部において前記通常遊技状態における最大遅延時間である第1の最大遅延時間(190ミリ秒)よりも短い第2の最大遅延時間(75ミリ秒)の範囲内で導出可能な識別情報のうちから導出すべき識別情報を選択し、該選択した識別情報を導出して変動表示を停止させる特別停止制御手段(ステップS306〜S317)を備え、
前記特別可変表示部は、前記再遊技表示結果を構成する再遊技識別情報(JAC)を配置した位置の次に配置された識別情報から前記第2の最大遅延時間で導出可能な範囲(引き込み分の1コマを含んで2コマ)に、再遊技識別情報を配置せず且つ前記小役表示結果(組み合わせ小役)を構成する小役識別情報(ベル)を配置し、
前記特別停止制御手段は、前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定され、且つ前記特別可変表示部が変動表示を停止していない状態で、変動表示を停止している可変表示部において前記特別可変表示部の所定の位置に前記再遊技識別情報を導出することで前記再遊技表示結果を導出可能となるとともに該所定の位置に前記小役識別情報を導出することで前記小役表示結果を導出可能となる識別情報が導出されている(左と中のリール3L、3Cの有効ライン上に「JAC−JAC」が導出され、右のリール3Rに「JAC」でリプレイ入賞、「ベル」で組み合わせ小役入賞となるダブルテンパイ)ときに、該特別可変表示部において前記第2の最大遅延時間の範囲で該再遊技識別情報を該所定の位置に導出可能ときには該再遊技識別情報を該所定の位置に導出させ、該再遊技識別情報を該所定の位置に導出できないときであって該小役識別情報を該所定の位置に導出可能なときには該小役識別情報を該所定の位置に導出させる再遊技許容時制御手段(ステップS312、S313)を備える
ことを特徴とする。
上記第1の観点にかかるスロットマシンでは、特別遊技状態は払い出された有価価値の数によって終了させられるため、再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにこれを導出させても、単に次のゲームで賭数の設定に有価価値を消費しないで済むだけで損も得もせず、特別遊技状態に制御されている時間を引き延ばすことにしかならない。これに対して、再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されていても敢えてこれを導出させないで小役表示結果を導出させた方が特別遊技状態を早く終了させられることとなるので、再遊技表示結果を導出させないことにも遊技性が生じる。もっとも、特別可変表示部において小役識別情報は、再遊技識別情報を配置した位置の次に配置された識別情報から前記第2の最大遅延時間で導出可能な範囲に配置され、第2の最大遅延時間の範囲内で再遊技識別情報を所定の位置に導出できないときに限って所定の位置に導出されるものである。このため、遊技者による技術介入性が高まり、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、前記特別停止制御手段が最大遅延時間の範囲内で導出すべき識別情報を選択するとは、停止操作手段が操作されたタイミングで事前決定手段の決定結果と遊技状態とに従って最大遅延時間で導出可能な識別情報の中から導出すべき識別情報を選択するもの(いわゆる、コントロール方式)と、停止操作手段が操作されたタイミングと事前決定手段の決定結果と遊技状態とに応じて識別情報を導出すべき位置が予め定められたテーブルに基づいて識別情報を導出するもの(いわゆる、テーブル方式)とを含む(下記の第2、第3の観点にかかるスロットマシンにおいても同じ)。
また、複数種類の小役識別情報がある場合において、再遊技識別情報を所定の位置に導出できないときに所定の位置に導出させる小役識別情報は、変動表示を停止している可変表示部において導出されている識別情報との組み合わせにより小役表示結果を導出させることのできる種類の小役識別情報である。
また、既に停止している可変表示部において、再遊技表示結果(例えば、JAC−JAC−JAC)を構成するとともに小役表示結果(例えば、JAC−JAC−ベル)を構成する共通識別情報(ここでは、JAC)が導出されていれば、当該共通識別情報とともに入賞表示結果となる特別可変表示部の所定の位置に再遊技識別情報(ここでは、JAC)を導出させることで再遊技表示結果が導出され、小役識別情報(ここでは、ベル)を導出させることで小役表示結果が導出されるものとなる。さらに、可変表示部において上中下段の3段で識別情報が表示される場合であって、横方向と対角線方向に有効ラインが設定される場合には、既に停止している可変表示部において、上段の有効ラインに再遊技表示結果(例えば、JAC−JAC−JAC)を構成する再遊技識別情報が導出され、特別可変表示部の上段を含む対角線の有効ラインに小役表示結果(例えば、ベル−ベル−ベル)を構成する小役識別情報が導出されているときには、特別可変表示部の上段に再遊技識別情報を導出させることで再遊技表示結果が導出され、小役識別情報を導出させることで小役表示結果が導出されるものとなる。
上記第1の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特別可変表示部は、前記小役識別情報を配置した位置の次に配置された識別情報から前記第2の最大遅延時間で導出可能な範囲に前記小役識別情報とも異なる識別情報(BAR、赤7、白7)を配置するものとしたことが好ましい。
この場合には、再遊技識別情報が通過した後であっても、さらに小役識別情報も通過してしまうと、特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作が検出されても再遊技表示結果も小役表示結果も導出させることができない。すなわち、小役表示結果を導出させるための停止操作手段の操作タイミングが限られたものとなる。これにより、技術介入性がさらに高まり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるスロットマシンは、
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示装置(可変表示装置2)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に設定された有効ライン上に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
前記可変表示装置は、特別遊技状態(CT)と通常遊技状態とで識別情報の変動表示の停止制御が異なる特別可変表示部(リール3R)を含む複数の可変表示部(リール3L、3C、3R)を備え、
前記可変表示装置の表示結果が導出される以前に、前記可変表示装置の表示結果として前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技表示結果(リプレイ)と前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役表示結果(小役)とを含む入賞表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する事前決定手段(ステップS104、S105)と、
所定の変動開始条件が成立したときに、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を開始させる変動開始制御手段(ステップS4)と、
遊技者の操作により、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を停止させることをそれぞれ指示する停止操作手段(停止ボタン12L、12C、12R)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれに対応する前記停止操作手段の操作を検出する停止操作検出手段(ストップスイッチ42L、42C、42R)と、
前記複数の可変表示部のそれぞれについて前記停止操作検出手段が前記停止操作手段の操作を検出したときに、該操作の検出に対応した可変表示部において識別情報の変動表示を停止させる変動停止制御手段(ステップS206、S209、S212)と、
所定の移行条件が成立したときに、前記通常遊技状態から前記特別遊技状態に遊技状態を移行させ、該特別遊技状態において払い出した有価価値の数が予め定められた所定数(253枚)に達したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態制御手段(ステップS412、S507)とを備え、
前記変動停止制御手段は、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されているときにおいて前記停止操作検出手段が前記特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したときに、該特別可変表示部において前記通常遊技状態における最大遅延時間である第1の最大遅延時間(190ミリ秒)よりも短い第2の最大遅延時間(75ミリ秒)の範囲内で導出可能な識別情報のうちから導出すべき識別情報を選択し、該選択した識別情報を導出して変動表示を停止させる特別停止制御手段(ステップS306〜S317)を備え、
前記特別停止制御手段は、前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定され、且つ前記特別可変表示部が変動表示を停止していない状態で、変動表示を停止している可変表示部において前記特別可変表示部の第1の位置に前再遊技表示結果を構成する記再遊技識別情報(JAC)を導出することで前記再遊技表示結果を導出可能となるとともに前記第1の位置とは異なる第2の位置に前記小役表示結果を構成する小役識別情報(スイカ、ベル、またはチェリー)を導出することで前記小役表示結果を導出可能となる識別情報が導出されている(例えば、左と中のリール3L、3Cの上段の有効ライン上に「JAC−JAC」でテンパイ、中段の有効ライン上に「ベルーベル」でテンパイなど)ときに、該特別可変表示部において前記第2の最大遅延時間の範囲で該再遊技識別情報を該第1の位置に導出可能ときには該再遊技識別情報を該第1の位置に導出させ、該再遊技識別情報を該第1の位置に導出できないときであって該小役識別情報を該第2の位置に導出可能なときには該小役識別情報を該第2の位置に導出させる再遊技許容時制御手段(ステップS312、S313)を備える
ことを特徴とする。
上記第2の観点にかかるスロットマシンでは、特別遊技状態は払い出された有価価値の数によって終了させられるため、再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにこれを導出させても、単に次のゲームで賭数の設定に有価価値を消費しないで済むだけで損も得もせず、特別遊技状態に制御されている時間を引き延ばすことにしかならない。これに対して、再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されていても敢えてこれを導出させないで小役表示結果を導出させた方が特別遊技状態を早く終了させられることとなるので、再遊技表示結果を導出させないことにも遊技性が生じる。このため、遊技者による技術介入性が高まり、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、複数種類の小役識別情報がある場合において、再遊技識別情報を第1の位置に導出できないときに第2の位置に導出させる小役識別情報は、変動表示を停止している可変表示部において導出されている識別情報との組み合わせにより小役表示結果を導出させることのできる種類の小役識別情報である。
上記第1、第2の観点にかかるスロットマシンは、
前記再遊技許容時制御手段が前記特別可変表示部において前記小役識別情報を導出させたときに、前記事前決定手段が前記再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定する確率が前記通常遊技状態よりも高い特定遊技状態(RT)に移行させるための特定移行権(RT移行権)を付与する特定遊技付与手段(ステップS416)と、
前記特別遊技状態において前記特定遊技付与手段により特定移行権が付与されたことを条件として該特別遊技状態が終了した後に前記特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態制御手段(ステップS503)とをさらに備えるものとすることができる。
この場合には、特別遊技状態において再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにこれを導出させないで小役表示結果を導出させると、特定移行権が付与されることにより特別遊技状態の終了後に移行される特定遊技状態で再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定される確率が高まる。このように導出を許容する旨が決定されている再遊技表示結果を遊技者が敢えて導出させないで小役表示結果を導出させることで、特定遊技状態に移行されることの利益、及び有価価値の付与による利益を得ることができるので、さらに技術介入性が高まり、遊技の興趣を向上させることができる。
この場合において、
前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記小役識別情報を導出させたときに前記特定移行権を付与するか否かを決定する特定付与決定手段を含み、該特定付与決定手段が前記特定移行権を付与する旨を決定したことを条件として、前記特定移行権を付与するものとすることができる。
この場合には、再遊技表示結果を導出させないで小役表示結果を導出させたとしても、特定移行権が付与されるか否かが決定結果に応じて異なることとなる。これにより、特別遊技状態の終了後に特定遊技状態に遊技状態を移行する場合と移行しない場合とがあるようになり、遊技の興趣を向上させることができる。
また、前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記小役識別情報を導出させたときに互いに特定遊技状態に移行させるゲーム数が異なる複数種類の特定移行権のうちからいずれかの種類の特定移行権を決定する特定種類決定手段を含み、該特定種類決定手段が決定した種類の特定移行権を付与するものとすることができる。
ここでは、再遊技表示結果を導出させないで小役表示結果を導出させたとしても、特定移行権として付与されるゲーム数が決定結果に応じて異なることとなる。これにより、特定遊技状態の継続するゲーム数が様々なものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
さらに、前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記小役識別情報を導出させたときに特定遊技状態に移行させるゲーム数を特定移行権として付与する特定ゲーム数付与手段と、前記特別遊技状態が開始してから終了するまでの各ゲームにおいて前記特定ゲーム数付与手段により付与された前記特定移行権に対応したゲーム数を累積させる特定遊技累積手段(ステップS416:RTカウンタに加算)を含むものとすることができる。
前記特定遊技状態移行手段は、前記特定遊技累積手段により累積されたゲーム数を消化したときに、前記特定遊技状態を終了させるものとすることができる。
ここでは、特別遊技状態が開始してから終了するまでの各ゲームで再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されたときに導出された表示結果に応じて特定移行権が累積される。例えば、小役表示結果が導出された場合と導出されなかった場合とがあったときには、それに応じて結果として付与される特定遊技状態のゲーム数が異なるものとなる。これにより、特定遊技状態の継続するゲーム数が様々なものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるスロットマシンは、
1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示装置(可変表示装置2)に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に設定された有効ライン上に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
前記可変表示装置は、特別遊技状態(CT)と通常遊技状態とで識別情報の変動表示の停止制御が異なる特別可変表示部(リール3R)を備え、
前記可変表示装置の表示結果が導出される以前に、前記可変表示装置の表示結果として前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技表示結果(リプレイ)と前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役表示結果(小役)とを含む入賞表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する事前決定手段(ステップS104、S105)と、
所定の変動開始条件が成立したときに、前記可変表示装置における識別情報の変動表示を開始させる変動開始制御手段(ステップS4)と、
遊技者の操作により、前記特別可変表示部における識別情報の変動表示を停止させることを指示する停止操作手段(停止ボタン12R)と、
前記停止操作手段の操作を検出する停止操作検出手段(ストップスイッチ42R)と、
前記停止操作検出手段が前記停止操作手段の操作を検出したときに、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されているときにおいて前記停止操作検出手段が前記特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したときに、該特別可変表示部において前記通常遊技状態における最大遅延時間である第1の最大遅延時間(190ミリ秒)よりも短い第2の最大遅延時間(75ミリ秒)の範囲内で導出可能な識別情報のうちから導出すべき識別情報を選択し、該選択した識別情報を導出して変動表示を停止させる特別停止制御手段(ステップS306〜S317)と、
所定の移行条件が成立したときに、前記通常遊技状態から前記特別遊技状態に遊技状態を移行させ、該特別遊技状態において払い出した有価価値の数が予め定められた所定数(253枚)に達したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態制御手段(ステップS412、S507)と、
前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにおいて前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに、前記事前決定手段が前記再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定する確率が前記通常遊技状態よりも高い特定遊技状態(RT)に移行させるための特定移行権(RT移行権)を付与する特定遊技付与手段(ステップS416)と、
前記特別遊技状態において前記特定遊技付与手段により特定移行権が付与されたことを条件として該特別遊技状態が終了した後に前記特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態制御手段(ステップS503)と
を備えることを特徴とする。
上記第3の観点にかかるスロットマシンでは、特別遊技状態において再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにであっても、特別可変表示部における識別情報の選択が第2の最大遅延時間の範囲内でなされるので、特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したタイミングによっては再遊技識別情報を選択できず、再遊技表示結果を取りこぼしてしまうこともある。
このような場合であっても、特定移行権の付与により特別遊技状態の終了後に移行される特定遊技状態で再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定される確率が高まるので、導出を許容する旨が決定されている再遊技表示結果を遊技者が敢えて導出させないで特定遊技状態の利益を得ることもできるので、再遊技表示結果を導出させないことにも遊技性が生じる。これにより、技術介入性が高まり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにおいて前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときにおいて算出される有価価値の払い出し率は、前記再遊技識別情報を選択したときにおいて算出される有価価値の払い出し率よりも高いことが好ましい。
この場合には、導出を許容する旨が決定されている再遊技表示結果を遊技者が敢えて導出させないことで、再遊技表示結果を取りこぼさなかった場合よりも長期的には大きな利益が得られることとなり、さらに技術介入性を高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに前記特定移行権を付与するか否かを決定する特定付与決定手段を含み、該特定付与決定手段が前記特定移行権を付与する旨を決定したことを条件として、前記特定移行権を付与するものとすることができる。
この場合には、特別可変表示部に再遊技識別情報と異なる識別情報が選択されて導出されたとしても、特定移行権が付与されるか否かが決定結果に応じて異なることとなる。これにより、特別遊技状態の終了後に特定遊技状態に遊技状態を移行する場合と移行しない場合とがあるようになり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに互いに特定遊技状態に移行させるゲーム数が異なる複数種類の特定移行権のうちからいずれかの種類の特定移行権を決定する特定種類決定手段を含み、該特定種類決定手段が決定した種類の特定移行権を付与するものとすることができる。
この場合には、特別可変表示部に再遊技識別情報と異なる識別情報が選択されて導出されたとしても、特定移行権として付与されるゲーム数が決定結果に応じて異なることとなる。これにより、特定遊技状態の継続するゲーム数が様々なものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに特定遊技状態に移行させるゲーム数を特定移行権として付与する特定ゲーム数付与手段と、前記特別遊技状態が開始してから終了するまでの各ゲームにおいて前記特定ゲーム数付与手段により付与された前記特定移行権に対応したゲーム数を累積させる特定遊技累積手段(ステップS416:RTカウンタに加算)を含むものとすることができる。
前記特定遊技状態移行手段は、前記特定遊技累積手段により累積されたゲーム数を消化したときに、前記特定遊技状態を終了させるものとすることができる。
この場合には、特別遊技状態が開始してから終了するまでの各ゲームで再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されたときに選択された識別情報に応じて特定移行権が累積される。例えば、再遊技識別情報が選択された場合と選択されなかった場合とがあったときには、それに応じて結果として付与される特定遊技状態のゲーム数が異なるものとなる。これにより、特定遊技状態の継続するゲーム数が様々なものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記第1〜第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特別遊技状態において前記事前決定手段が前記再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定したときに(ステップS114の状態コマンドでCT且つリプレイ当選)、その旨を報知する再遊技許容報知手段(液晶表示器4)をさらに備えるものとすることができる。
この場合には、特別遊技状態において再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定したことが遊技者に分かることとなるので、このような場合に再遊技表示結果を導出させるか、再遊技表示結果の導出を敢えて外すかといった遊技手順の選択を遊技者が行いやすくなる。
上記第1〜第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特別遊技状態制御手段は、前記可変表示装置の表示結果として前記再遊技表示結果とも前記小役表示結果とも異なる入賞表示結果である特別表示結果(白7)が導出されたことを条件として(ステップS411(YES))、前記特別遊技状態に移行させるものとすることができる。この場合において、
前記事前決定手段は、前記特別遊技状態に制御されていないときに、前記特別表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定するものとすることができる(図4(a))。
ここでは、特別表示結果が導出されたことにより特別遊技状態に移行されるため、特別遊技状態へ移行される契機が遊技者にとって分かりやすくなる。また、既に特別遊技状態に制御されているときには、事前決定手段により特別表示結果の導出を許容する旨が決定されることはなく、重ねて特別遊技状態に制御されることがない。これにより、射倖性を抑制することができるようになる。
上記第1〜第3の観点にかかるスロットマシンにおいて、
前記特別遊技状態制御手段は、前記可変表示装置の表示結果として前記再遊技表示結果とも前記小役表示結果とも異なる入賞表示結果である特別表示結果(白7)が導出されたことを条件として(ステップS411(YES))、前記特別遊技状態に移行させるものとすることができる。この場合において、
前記事前決定手段による前記特別特別表示結果の導出を許容する旨の決定に基づいて前記特別表示結果が導出されないときに、該特別表示結果が導出されるまで当該決定を次ゲーム以降に持ち越させる特別決定持越手段(ステップS516:CT当選フラグを消去しない)をさらに備えるものとすることができる。
ここでは、特別表示結果が導出されたことにより特別遊技状態に移行されるため、特別遊技状態へ移行される契機が遊技者にとって分かりやすくなる。一方、事前決定手段により特別表示結果の導出を許容する旨が決定され、その決定に基づいて特別表示結果が導出されないときには、当該決定が次ゲーム以降に持ち越されることとなる。このため、特別表示結果の導出を許容する旨の決定に基づいて特別表示結果を導出できなくても、その決定が無駄になることはなく、遊技者に損をさせることがない。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この実施の形態にかかるスロットマシンの全体構造を示す正面図である。スロットマシン1の前面扉は、施錠装置19にキーを差し込み、時計回り方向に回動操作することにより開放状態とすることができる。このスロットマシン1の上部前面側には、可変表示装置2が設けられている。可変表示装置2の内部には、3つのリール3L、3C、3Rから構成されるリールユニット3が設けられている。リール3L、3C、3Rは、それぞれリールモータ3ML、3MC、3MR(図3参照)の駆動によって回転/停止させられる。
リール3L、3C、3Rの外周部には、図2に示すように、それぞれ「赤7」、「白7」、「BAR」、「JAC」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で描かれている。リール3L、3C、3Rの外周部に描かれた図柄は、可変表示装置2において上中下三段に表示される。後述するCTにおいて最大停止遅延時間が75ミリ秒に短縮される右のリール3Rでは、「ベル」の下側には「JAC」が、「ベル」の上側には「赤7」、「白7」または「BAR」が必ず描かれている。
また、リールユニット3内には、リール3L、3C、3Rのそれぞれに対して、その基準位置を検出するリールセンサ3SL、3SC、3SR(図3参照)と、背面から光を照射するリールランプ3LP(図3参照)とが設けられている。可変表示装置2には、後述するレギュラーボーナスにおいて賭け数として1が設定されているときには、中段の1本の有効ラインが設定される。レギュラーボーナス以外では賭け数として3が設定されている状態でのみゲームを開始させることができ、この賭け数として3が設定されているときには、上中下段の3本及び対角線の2本の合計5本の有効ラインが設定される。
また、可変表示装置2の周囲には、各種表示部が設けられている。可変表示装置2の下側には、ゲーム回数表示部21と、クレジット表示部22と、ペイアウト表示部23とが設けられている。ゲーム回数表示部21は、7セグメント表示器によるゲーム回数表示器51(図3参照)によって構成され、後述するレギュラーボーナス(ビッグボーナス中に提供された場合を含む)におけるゲーム数及び入賞数をカウントするカウンタの値を表示する。ゲーム回数表示部21は、後述するビッグボーナス、及びCT時にメダルの払い出し数をカウントするカウンタの値を表示するために用いてもよい。
クレジット表示部22は、7セグメント表示器によるクレジット表示器52(図3参照)によって構成され、後述するようにメダルの投入枚数及び払い出し枚数に応じてデータとして蓄積されたクレジットの数を表示する。ペイアウト表示部23は、7セグメント表示器によるペイアウト表示器53(図3参照)によって構成され、入賞が成立した場合に払い出されるメダルの枚数を表示する。
可変表示装置2の左側には、1枚賭け表示部24、2枚賭け表示部25、26、及び3枚賭け表示部27、28が設けられている。1枚、2枚、3枚賭け表示部24〜28は、有効ラインに対応してそれぞれ1枚、2枚、3枚賭けランプ54〜58(図3参照)が点灯状態となることで、各ゲームにおける有効ラインを遊技者に示す。1枚、2枚、3枚賭け表示部24〜28は、また、後述する役への入賞があった場合に1枚、2枚、3枚賭けランプ54〜58が点滅状態となることで、後述する役に入賞した有効ラインを遊技者に示す。
可変表示装置2の右側には、投入指示表示部29と、スタート表示部30と、ウェイト表示部31と、リプレイ表示部32と、ゲームオーバー表示部33とが設けられている。投入指示表示部29は、投入指示ランプ59(図3参照)が点灯状態となることで、メダルが投入可能なことを示す。スタート表示部30は、スタートランプ60(図3参照)が点灯状態となることで、スタート可能、すなわちスタートレバー11の操作受付可能であることを示す。ウェイト表示部31は、ウェイトランプ61(図3参照)が点灯状態となることで、後述するウェイトがかかっていることを示す。リプレイ表示部32は、リプレイランプ62(図3参照)が点灯状態となることで、後述するリプレイ入賞をしたことを示す。ゲームオーバー表示部33は、ゲームオーバーランプ63(図3参照)が点灯状態となることで、スロットマシン1が打ち止めになったことを示す。
可変表示装置2の上側には、演出手段としての液晶表示器4が設けられている。液晶表示器4は、遊技状態に応じた様々な演出用の画像を表示する。また、液晶表示器4には、遊技に直接的または間接的に関わる様々な情報を表示することが可能である。
また、可変表示装置2の下方に設けられた台状部分の水平面には、メダル投入口13と、1枚BETボタン14と、MAXBETボタン15と、精算ボタン16とが設けられている。1枚BETボタン14及びMAXBETボタン15には、データとして蓄積されたクレジット(最大50)から賭け数の設定を可能としているときに点灯するBETボタンランプ70a、70b(図3参照)が内部に配されている。
メダル投入口13は、遊技者がここからメダルを投入するものであり、投入指示表示部29が点灯しているときにメダルの投入が投入メダルセンサ44(図3参照)によって検出されると、賭け数が設定され、或いはクレジットがデータとして蓄積される。1枚BETボタン14及びMAXBETボタン15は、データとして蓄積されているクレジットから賭け数(それぞれ1、3)を設定する際に遊技者が操作するボタンであり、遊技者によって操作されたことが1枚BETスイッチ45(図3参照)またはMAXBETスイッチ46(図3参照)によって検出されると、クレジットからの賭け数の設定が行われる。精算ボタン16は、クレジットの払い出しを指示するためのボタンであり、精算スイッチ47(図3参照)によって操作が検出されると、データとして蓄積されたクレジットに応じたメダルが払い出される。
その台状部分の垂直面には、スタートレバー11と、停止ボタン12L、12C、12Rとが設けられている。スタートレバー11は、ゲームを開始する際に遊技者が操作するもので、その操作がスタートスイッチ41(図3参照)によって検出されると、リール駆動モータ3ML、3MC、3MRが駆動開始され、リール3L、3C、3Rが回転開始する。
停止ボタン12L、12C、12Rは、それぞれ遊技者が所望のタイミングでリール3L、3C、3Rの回転を停止させるべく操作するボタンであり、その操作がストップスイッチ42L、42C、42R(図3参照)で検出されると、リール3L、3C、3Rの回転が停止される。停止ボタン12L、12C、12Rの操作が可能となっていることを、その内部に備えられた操作有効ランプ63L、63C、63R(図3参照)が点灯状態となることにより、遊技者に示す。
さらに、停止ボタン12L、12C、12Rを覆うパネルが、ボーナス告知部36として適用されている。ボーナス告知部36は、ボーナス告知ランプ66(図3参照)が点灯状態となることで、後述するレギュラーボーナス入賞、ビッグボーナス入賞、及びCT入賞が可能となっていることを遊技者に告知する。また、停止ボタン12Rの右側には、メダルが詰まったときなどにおいてスロットマシン1に機械的に振動を与えるメダル詰まり解消ボタン18が設けられている。
スロットマシン1の下部前面側には、メダル払い出し口71と、メダル貯留皿72とが設けられている。メダル払い出し口71は、ホッパー80(図3参照)によって払い出しが行われたメダルを外部に排出するものである。メダル貯留皿72は、払い出されたメダルを貯めておくためのものである。メダル貯留皿72の上の前面パネルには、内部に設置された蛍光灯6(図3参照)が発した光が照射される。
スロットマシン1の下部前面側と、上部前面側の左右とには、それぞれ演出手段としてのスピーカ7U、7L、7Rが設けられている。スピーカ7U、7L、7Rは、入賞時、ビッグボーナス突入時、レギュラーボーナス突入時、及びCT突入時における効果音の出力や、異常時における警報音の出力を行うと共に、遊技状態に応じた様々な演出用の音声の出力を行う。
さらに、スロットマシン1の前面側には、可変表示装置2及び液晶表示器4の周囲を取り囲むように、演出手段としての遊技効果ランプ75A〜75M(図3参照)の発光により光による演出を行う遊技効果表示部5A〜5Mが設けられている。遊技効果表示部5A〜5Mは、遊技の進行状況に応じた様々なパターンで光による演出を行うものである。なお、遊技効果表示部5A〜5Mの発光色は、単色からなるものであっても、複数色からなるものであっても構わない。
図3は、このスロットマシン1の制御回路の構成を示す図である。図示するように、このスロットマシン1の制御回路は、電源基板100、遊技制御基板101、演出制御基板102、リール中継基板103、リールランプ中継基板104及び外部出力基板105に大きく分けて構成される。
電源基板100は、AC100Vの外部電源電圧を変圧し、遊技制御基板101その他のスロットマシン1の各部に動作電力を供給する。図3では、遊技制御基板101、ホッパー80、各スイッチ91〜94にのみ接続されているように示しているが、電源基板100は、他の各部への電力の供給も行っている。電源基板100は、スロットマシン1の内部に設けられ、メダルの払い出し動作を行うホッパーモータ82と、メダルの払い出しを検知する払い出しセンサ81とから構成されるホッパー80に接続されている。
電源基板100は、後述する内部抽選への当選確率を設定し、これに基づいて算出されるメダルの払出率の設定値(設定1〜設定6)を変更するための設定スイッチ91、設定スイッチ91を操作有効とする設定キースイッチ92、内部状態(RAM112)をリセットする第2リセットスイッチ93、及び電源のON/OFF切り替えを行うメインスイッチ94にもそれぞれ接続されてており、これらのスイッチの検出信号を遊技制御基板101へと送る。これらのスイッチ91〜94は、スロットマシン1の内部に設けられている。
遊技制御基板101は、スロットマシン1における遊技の進行全体の流れを制御するメイン側の制御基板であり、CPU111、RAM112、ROM113及びI/Oポート114を含む1チップマイクロコンピュータからなる制御部110を搭載している。また、乱数発生回路115、サンプリング回路116その他の回路を搭載している。
CPU111は、計時機能、タイマ割り込み機能を備え、ROM113に記憶されたプログラム(後述)を実行して、遊技の進行に関する処理を行うと共に、スロットマシン1内の制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。RAM112は、CPU111がプログラムを実行する際のワーク領域として使用される。ROM113は、CPU111が実行するプログラムや固定的なデータを記憶する。I/Oポート114は、遊技制御基板101に接続された各回路との間で制御信号を入出力する。
乱数発生回路115は、例えばシステムクロックが所定数のパルスを発生する度にカウントアップして値を更新するカウンタによって構成され、サンプリング回路116は、乱数発生回路115がカウントしている数値を取得する。乱数発生回路115は、遊技の進行に使用される乱数の種類毎に設けられていて、乱数の種類毎にカウントする数値の範囲が定められている。CPU111は、その処理に応じてサンプリング回路116に指示を送ることで、乱数発生回路115が示している数値を乱数として取得する(以下、この機能をハードウェア乱数機能という)。
CPU111は、また、タイマ割り込み処理により、RAM112の特定アドレスの数値を更新し、こうして更新された数値を乱数として取得する機能も有する(以下、この機能をソフトウェア乱数機能という)。CPU111は、I/Oポート114を介して演出制御基板102に、各種のコマンドを送信し、またリール中継基板103を介して外部出力基板105に各種の信号を出力する。遊技制御基板101から演出制御基板102及び外部出力基板105へ情報(コマンド、信号)は一方向のみで送られ、演出制御基板102及び外部出力基板105から遊技制御基板101へ向けて情報(コマンド、信号)が送られることはない。
遊技制御基板101には、1枚BETスイッチ45、MAXBETスイッチ46、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42L、42C、42R、精算スイッチ47、第1リセットスイッチ48、投入メダルセンサ44が接続されており、これらのスイッチ/センサ類の検出信号が入力される。また、リール中継基板103を介して、リールセンサ3SL、3SC、3SRの検出信号が入力される。I/Oポート114を介して入力されるこれらスイッチ/センサ類の検出信号、或いは前述したように電源基板100を介して入力される各種スイッチの検出信号に従って、遊技制御基板101上のCPU111は、処理を行っている。
遊技制御基板101には、また、流路切り替えソレノイド49、ゲーム回数表示器51、クレジット表示器52、ペイアウト表示器53、投入指示ランプ59、1枚賭けランプ54、2枚賭けランプ55、56、3枚賭けランプ57、58、ゲームオーバーランプ63、スタートランプ60、リプレイランプ62、BETボタンランプ70a、70b、操作有効ランプ63L、63C、63Rが接続されており、CPU111は、遊技の進行状況に従ってこれらの動作を制御している。また、遊技制御基板101には、リール中継基板103を介してリールモータ3ML、3MC、3MRが接続されており、CPU111は、リール中継基板103を介してリールモータ3ML、3MC、3MRを制御して、リール3L、3C、3Rを停止させる。
演出制御基板102は、スロットマシン1における演出の実行を制御するサブ側の制御基板であり、CPU121、RAM122、ROM123及びI/Oポート124を含む1チップマイクロコンピュータからなる制御部120を搭載している。また、乱数発生回路125及びサンプリング回路126を搭載しており、CPU121は、サンプリング回路126により乱数発生回路125がカウントしている値を取得することにより、遊技制御基板101と同様のハードウェア乱数機能を形成している。割り込み処理によるソフトウェア乱数機能も有している。
CPU121は、ROM123に記憶されたプログラム(後述)を実行して、演出の実行に関する処理を行うと共に、演出制御基板102内の各回路及びこれに接続された各回路を制御する。CPU121も、CPU111と同様の計時機能を有する。演出の実行は、I/Oポート124を介して遊技制御基板101から受信したコマンドに基づいて行われる。RAM122は、CPU121がプログラムを実行する際のワーク領域として使用される。ROM123は、CPU121が実行するプログラムや固定的なデータを記憶する。I/Oポート124は、演出制御基板102に接続された各回路との間で制御信号を入出力する。
演出制御基板102には、遊技効果ランプ75A〜75M、液晶表示器4、スピーカ7L、7R、7U、蛍光灯6、ウェイトランプ61、ボーナス告知ランプ66が接続されている。また、リールランプ中継基板104を介してリールランプ3LPが接続されている。演出制御基板102の制御部は、これら各部をそれぞれ制御して、演出を行っている。
リール中継基板103は、遊技制御基板101と外部出力基板105及びリールユニット3との間を中継している。リール中継基板103には、また、満タンセンサ90が接続されており、その検出信号が入力される。満タンセンサ90は、スロットマシン1の内部に設けられ、ホッパー80からオーバーフローしたメダルを貯留するオーバーフロータンク内のメダルが満タンになったことを検知するものである。リールランプ中継基板104は、演出制御基板102とリールユニット3との間を中継している。
リールランプ中継基板104は、演出制御基板102とリールユニット3との間を中継している。外部出力基板105は、ホールの管理コンピュータなどの外部装置に接続されており、遊技制御基板101からリール中継基板103を介して入力されたビッグボーナス中信号、レギュラーボーナス中信号、CT中信号、RT中信号、リール制御信号、ストップスイッチ信号、メダルIN信号、メダルOUT信号、及び当選状況信号を、当該外部装置に出力する。
上記スロットマシン1においては、可変表示装置2の賭け数に応じて設定された有効ライン上に役図柄が揃うと、入賞となる。入賞が発生するためには、当該役の当選フラグが設定されている必要があるが、その詳細については後述する。入賞の際には、メダルの払い出しが行われ、また、入賞に伴って遊技状態が変化させられる。以下、これらの入賞と判定される“役”について説明する。
通常の遊技状態またはRTにおいて、賭け数に応じた有効ライン上に、例えば「BAR」が3つ揃った場合、レギュラーボーナス入賞となり、遊技状態がレギュラーボーナスに移行する。レギュラーボーナスは、レギュラーボーナスゲームと称されるゲームを所定回(例えば、12回)だけ行うこと、または所定回(例えば、8回)だけ入賞する(役の種類は、いずれでも可)ことにより終了する。遊技状態がレギュラーボーナスにある間は、レギュラーボーナス中フラグがRAM112に設定される(次に説明するビッグボーナス中に提供された場合を含む)。
通常の遊技状態またはRTにおいて、賭け数に応じた有効ライン上に、例えば「赤7」が3つ揃った場合には、ビッグボーナス入賞となり、遊技状態がビッグボーナスに移行する。ビッグボーナスにおいては、小役ゲームと称されるゲームを行うことができる。この小役ゲームでは、有効ライン上に「スイカ−JAC−JAC」の組み合わせが揃って、JACIN入賞となることがある。JACIN入賞すると、前述したレギュラーボーナスが提供される。ビッグボーナスは、当該期間において遊技者に払い出したメダルの枚数が規定枚数に達したときに終了する。遊技状態がビッグボーナスにある間は、ビッグボーナス中フラグがRAM112に設定される。
通常の遊技状態またはRTにおいて、賭け数に応じた有効ライン上に「白7」が3つ揃った場合には、CT入賞となり、遊技状態がCTに移行する。CTにおいては、右のリール3Rについての最大停止遅延時間が通常の190ミリ秒から75ミリ秒に短縮される。リール3L、3C、3Rは、一定速度に達した後には1分間に80回転し、21(1リール当たりの図柄数)×80=1680コマ分進むので、190ミリ秒の最大停止遅延時間の間に引き込めるコマ数は4コマとなり、停止操作時に表示されている図柄と次の4コマの合計5コマのうちから停止すべき図柄を選択できる。これに対して、CT時の75ミリ秒の最大停止遅延時間の間に引き込めるコマ数は1コマとなり、すなわち停止操作時に表示されている図柄と次の図柄のいずれかしか導出できなくなる。
左と中のリール3L、3Cについての最大停止遅延時間は、CTであっても190ミリ秒で変わらない。また、CT中であっても、停止ボタン12L、12C、12Rが操作されずにリール3L、3C、3Rの回転が停止される場合には、右のリール3Rについても190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で入賞図柄の外し制御を行うものとしている。
CTは、内部抽選においてレギュラーボーナスに当選することにより終了する。また、CTにおいて払い出されたメダルの枚数が253枚に達したときにも終了する。遊技制御基板101のRAM112には、CT中に払い出したメダルの枚数をカウントするカウンタが設けられている。CTに移行しているときには、RAM112にCT中フラグが設定される。CTにおいても、後述するようにRT移行権が付与される場合があり、CTの終了までにRT移行権が付与されていると、CTの終了後に遊技状態がRTに移行する。なお、CTにおけるリールの停止制御の詳細については後述する。
いずれの遊技状態にある場合でも、有効ライン上に「スイカ」、「ベル」または「チェリー」が3つ揃った場合には、それぞれ「スイカ」、「ベル」、「チェリー」の小役入賞となり、有効ライン上に「JAC−JAC−ベル」の組み合わせが揃ったときにも小役(以下、この小役を組み合わせ小役という)入賞となる。レギュラーボーナスゲームにおいて、有効ライン上に「ベル−JAC−JAC」の組み合わせが揃った場合には、JAC入賞となる。ビッグボーナス期間中において提供される小役ゲーム及びレギュラーボーナスゲーム(ビッグボーナス中を含む)を除き、有効ライン上に「JAC」が揃った場合には、リプレイ入賞となる。上記したいずれの表示態様も有効ライン上に導出されなかった場合には、いずれの役にも入賞しなかったこと、すなわちハズレとなる。
上記のような表示態様を入賞の表示態様とすることにより、例えば、左と中のリール3L、3Rが停止して、いずれかの有効ライン上に「JAC−JAC」が揃った場合には、リプレイと組み合わせ小役にダブルテンパイするものとなる。ここで、右のリール3Rについて当該有効ライン上に「JAC」を導出させればリプレイ入賞となり、「ベル」を導出させれば組み合わせ小役に入賞となる。「スイカ」や「チェリー」は、小役図柄ではあるが、「JAC−JAC−スイカ/チェリー」の組み合わせは入賞の表示態様ではないので、この場合における右のリール3Rについての「スイカ」や「チェリー」は、入賞の表示態様を導出可能な小役図柄とはならない。
次に、内部抽選について説明する。内部抽選は、後述する各役への入賞を許容するかどうかを、可変表示装置2の表示結果が導出表示される以前に(実際には、スタートレバー11の操作時)、決定するものであり、ゲーム毎に取得した内部抽選用の乱数、設定スイッチ91により設定された設定値、遊技者が設定した賭け数、及び現在の遊技状態に基づいて生成された当選判定用テーブルを参照することによって、CPU111が行うものである。内部抽選における当選は、排他的なものであり、1ゲームにおいて複数が同時に当選することはない。
内部抽選においていずれかの役に当選すると、当該ゲームにおいて当選役に対応した当選フラグがRAM112に設定される。レギュラーボーナス、ビッグボーナス、CT以外の役の当選フラグは、これが設定された当該ゲームで入賞したか否かに関わらずにゲームの終了時において消去されるものとなるが、レギュラーボーナス、ビッグボーナス、CTの当選フラグは、当該フラグに基づく入賞が発生するまで次ゲーム以降に持ち越されるものとなる。
図4は、内部抽選における各役の当選確率、及び入賞時におけるメダルの払い出し枚数を示す図である。図示するように、通常の遊技状態またはRTにあるときには、レギュラーボーナス、ビッグボーナス、CT、「スイカ」の小役、「ベル」の小役、「チェリー」の小役、組み合わせ小役、及びリプレイが内部抽選の対象役となっている。もっとも、前回以前のゲームで既にレギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス当選フラグ、CT当選フラグのいずれかが設定されている場合には、レギュラーボーナス、ビッグボーナス及びCTの抽選は行われない。
設定値が同じであれば、通常の遊技状態にあるかRTにあるかで、リプレイ以外の役の当選確率は異なることがない。これに対して、リプレイの当選確率は、いずれの設定値においても通常の遊技状態では1/7.3であるが、RTにおいては1/1.4と通常の遊技状態に比べて高くなっている。なお、CTにおけるリプレイの当選確率は、通常の遊技状態と同じ1/7.3である。
遊技状態がレギュラーボーナス(ビッグボーナス中に提供された場合を含む)にあるときには、「スイカ」の小役、「ベル」の小役、「チェリー」の小役、組み合わせ小役、及びJACが抽選の対象となる。遊技状態がビッグボーナス中の小役ゲームにあるときには、「スイカ」の小役、「ベル」の小役、「チェリー」の小役、組み合わせ小役、及びJACINが内部抽選の対象役となる。
遊技状態がCTにあるときには、レギュラーボーナスとリプレイだけが内部抽選の対象役となっているが、当選フラグが設定されていなくても、「スイカ」の小役、「ベル」の小役、「チェリー」の小役、或いは組み合わせ小役に入賞することは可能である。CT中に小役入賞を可能とする条件は、さらに後述する。なお、CTにおいてレギュラーボーナスに当選すれば、そこでCTの遊技状態が終了となる。
上記した役のうちで小役入賞またはJAC入賞したときには、入賞の対価としてのメダルが払い出され、その払出枚数は、図4に示すように、「スイカ」の小役及びJACが15枚、「ベル」の小役が10枚、「チェリー」の小役及び組み合わせ小役が4枚である。リプレイ入賞したときには、メダルの払い出しはないが次のゲームを改めて賭け数を設定することなく開始できるので、次のゲームで設定不要となった賭け数(レギュラーボーナスではリプレイ入賞しないので必ず3)に対応した3枚のメダルが払い出されるのと実質的には同じこととなる。ビッグボーナス、レギュラーボーナス、JACINまたはCTに入賞したときには、上記したように入賞の対価として通常の遊技状態よりも有利な遊技状態(すなわち、ビッグボーナス、レギュラーボーナスまたはCT)に移行されることとなるが、入賞の対価としてのメダルが払い出されることはない。
なお、各ゲームにおける遊技状態及び各役の当選状況は、内部抽選が終了した後に生成される状態コマンドによって、遊技制御基板101から演出制御基板102に送信されるものとなる。ここで、演出制御基板102のCPU121は、遊技状態がCTにあってリプレイ当選していることを示す状態コマンドを受信すると、その旨を液晶表示器4に表示して、遊技者に報知する。演出制御基板102のCPU121は、他の演出も行っているが、本発明とは直接関係がないため、説明を省略する。
次に、CTにおけるリール3L、3C、3Rの停止制御について詳しく説明する。左と中のリール3L、3Cの最大停止遅延時間は190ミリ秒であるので、停止ボタン12L、12Cの操作からリール3L、3Cの停止までに最大で4コマ分の図柄を引き込むことができる。一方、右の停止ボタン12Rの操作からリール3Rが停止するまでの最大停止遅延時間が75ミリ秒に短縮されるため、停止ボタン12Rの操作からリール3Rの停止までに1コマ分の図柄しか引き込むことができない。
CTにおいてもリプレイについては内部抽選が行われるが、リプレイ当選しているときには、リール3L、3C、3Rに応じて定められた最大停止遅延時間の範囲で「JAC」の図柄を有効ライン上に引き込んで揃えることができれば、これを揃えてリール3L、3C、3Rの回転を停止させる。CT中であっても最大停止遅延時間は190ミリ秒であるので、左と中のリール3L、3Cについては、停止ボタン12L、12Cの操作タイミングに関わらずに「JAC」を有効ライン上に揃えることができる。
右のリール3Rの回転が未だ停止していないときにリール3L、3Cの回転を停止させる場合には、他の役とのダブルテンパイを避けつつ「JAC」を有効ライン上に揃えて、リール3L、3Cの回転を停止させるものとなる。すなわち、リール3L、3Cの一方が第1リールとして停止されるときには、「JAC」を上中下段のいずれかに導出させ、リール3L、3Cの一方が第1リールとして停止されている状態で他方が第2リールとして停止させるときには、他の役とのダブルテンパイを避けて、第1リールについて「JAC」が停止している有効ライン上に「JAC」を導出させる。
右のリール3Rの回転が既に停止しているときにリール3L、3Cの回転を停止させる場合には、停止されるのが第2リールであって第1リールとして停止された右のリール3Rに「JAC」が導出されていれば、「JAC」を有効ライン上に揃えて(必ずテンパイさせることが可能)、停止対象となるリールの回転を停止させる。停止されるのが第3リールであって有効ライン上に「JAC」がテンパイされていれば、「JAC」を有効ライン上に揃えて(必ず入賞させることが可能)、停止対象となるリールの回転を停止させる。
第1リールとして停止された右のリール3Rに「JAC」が導出されていなくても、190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で「JAC」を上中下段のいずれかに導出させるように図柄を選択して、停止対象となるリールの回転を停止させる。もっとも、第1リールとして停止された右のリール3Rに「ベル」が導出されていて「JAC」が導出されていない場合(「ベル」は下段に導出)、左と中のリール3L、3Cについては、「JAC」を下段の有効ラインか左上から右下の対角線の有効ラインに順次引き込んで、組み合わせ小役に入賞させる。右のリール3Rについて「JAC」も「ベル」も導出されていないときには、第2リールを停止させる際に、「JAC」を導出できるとともに「スイカ」または「チェリー」のいずれかをテンパイさせることができれば、これをテンパイさせ、第3リールを停止させる際に、「JAC」を導出できるとともに「スイカ」または「チェリー」を有効ライン上に揃えることができれば、これを揃えて入賞させる。
右のリール3Rを第1リールとして停止させる場合、75ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲内で「JAC」を上中下段のいずれかの有効ライン上に導出できれば、これを導出させる。ここで「JAC」を上中下段のいずれにも導出できないのは、2番の「ベル」が下段に位置しているときに停止ボタン12Rが操作された場合に限られるので、ほとんどの場合、上中下段のいずれかに「JAC」が導出されることとなる。この場合、左と中のリール3L、3Cについては、必ず「JAC」を有効ライン上に引き込むことができるので、右のリール3Rを第1リールとして停止させれば、リプレイ当選していて、これを取りこぼすことはほとんど起こらない。
右のリール3Rを第2リールまたは第3リールとして停止させる場合、有効ライン上に「JAC」を揃えることができる(すなわち、テンパイまたは入賞させる)ことができれば、「JAC」を有効ライン上に揃えて右のリール3Rの回転を停止させる。有効ライン上に「JAC」を揃えることができなければ、停止ボタン12Rが操作されたときに表示されている図柄の位置で右のリール3Rの回転を停止させる。
右のリール3Rが第3リールとなる場合には、左と中のリール3L、3Cについて必ず「JAC」が有効ライン上にテンパイしているので、当該有効ライン上に「JAC」または1つ下の図柄が表示されているときに停止ボタン12Rを操作すれば、リプレイ入賞となるが、当該有効ライン上に「JAC」の1つ上に必ず配置されている「ベル」が表示されているときに停止ボタン12Rを操作すれば、組み合わせ小役に入賞となる。さらに「ベル」の次の図柄から「JAC」より前までの図柄が表示されているときに停止ボタン12Rを操作しても、「JAC」のテンパイしている有効ライン上に「ベル」を引き込める場合はないので、組み合わせ小役は、「JAC」のテンパイする有効ライン上に「ベル」が表示されているタイミングで停止ボタン12Rを操作したときにしか入賞しない。
CTにおいてリプレイ当選していない場合には、右のリール3Rについては75ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、左と中のリール3C、3Rについて190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で小役図柄を有効ライン上に揃える(第1リールであれば上中下段のいずれかに導出させる。第2リールであればテンパイさせる。第3リールであれば入賞させる)ことができれば、小役図柄を有効ライン上に揃えて、リール3L、3C、3Rの回転を停止させるものとなる。小役図柄を有効ライン上に揃えることができなければ、いずれの役にも入賞させないようにリール3L、3C、3Rの回転を停止させる。
遊技状態がCTにないときには、停止ボタン12L、12C、12Rの操作からリール3L、3C、3Rの回転が停止するまでの最大停止遅延時間はいずれも190ミリ秒である。図2に示した図柄配列では、この最大停止遅延時間の範囲でリール3L、3C、3Rのいずれについても有効ライン上に「JAC」を引き込むことができるようになっている。従って、通常の遊技状態またはRTにおいてリプレイ当選していれば、必ずリプレイ入賞し、レギュラーボーナスにおいてJAC当選していれば、必ずJAC入賞するように停止制御がされる。 ビッグボーナス中の小役ゲームにおいてJACIN当選しているときにも、必ずJACIN入賞するように停止制御がされる。
次に、遊技状態としてRTへの制御について説明する。遊技状態がCTにあるときに、RT移行権が付与されていると、CTの終了後に遊技状態がRTに制御される。CTにおいてRT移行権が付与されると、付与されたRT移行権に応じたゲーム数だけRTカウンタの値が加算される。RTカウンタの値が0であれば遊技状態がRTでないこととなるが、RTカウンタの値が0でなくてもCT中フラグが設定されていれば、遊技状態がRTにないこととなる。RT移行権は、CTにおいてリプレイ当選していてリプレイ入賞しなかったときに、2ゲーム分付与され、RTカウンタの値が2だけ加算される。
RTの遊技状態で1ゲームを消化すると、RTカウンタの値が1だけ減算され、その減算の結果としてRTカウンタの値が0となると、RTの遊技状態が終了することとなる。RT移行権は、CT中のリプレイ(CTの終了条件となる払い出し数が加算されない)の取りこぼしで発生するので、これが付与されるかどうかがCTの終了までのゲーム数に影響しない。RTは、これが終了するまでにレギュラーボーナス、ビッグボーナスまたはCTに入賞しても残りのゲーム数がレギュラーボーナス、ビッグボーナスまたはCTの終了後に持ち越されるので、このような場合をトータルの払い出し数の算出のためのRTの終了条件として考える必要がない。通常の遊技状態とRTとで設定されている役の種類は同じで、リプレイの当選確率が異なるだけである。
従って、CTにおいてリプレイ当選しているときに、当該リプレイを取りこぼしたときに次のゲームの賭け数の設定のために損失するメダルの枚数と、2ゲーム分のRT移行権の付与によりRTとなってリプレイ当選が増えることにより消費しなくて済むメダルの枚数との大小を比較すれば、長期的なメダルの払い出し率(ゲーム数を無限大とした場合に、払い出し率が収束する値)の大小関係が分かることとなる。
リプレイを取りこぼしたときの損失は3枚であるが、2ゲーム分のRT移行権により消費しなくて済むメダルの枚数は、(RTのリプレイ当選確率−通常の遊技状態のリプレイ当選確率)×1ゲーム当たりの賭け数×RT移行権のゲーム数で求められるので、(1/1.4−1/7.3)×3×2≒3.46となる。従って、CT中にリプレイを取りこぼしてもRTが付与されることによって、結果としてはメダルの払い出し率が高くなることが分かる。リプレイを取りこぼして組み合わせ小役に入賞させれば、これでメダルの払い出しも受けられるので、よりいっそうメダルの払い出し率が高くなることが分かる。
以下、この実施の形態にかかるスロットマシン1における遊技動作について説明する。なお、以下の説明において“ゲーム”といった場合には、狭義には、スタートレバー11の操作からリール3L、3C、3Rを停止するまでをいうものとする。もっとも、ゲームを行う際には、スタートレバー11の操作前の賭け数の設定や、リール3L、3C、3Rの停止後にメダルの払い出しや遊技状態の移行も行われるので、これらの付随的な処理も広義には“ゲーム”に含まれるものとする。なお、遊技制御基板101から演出制御基板102へのコマンドの送信は、本発明に直接関わるものだけを説明する。
図5は、遊技制御基板101のCPU111が実行する1ゲーム分の処理を示すフローチャートである。この処理は、電源を投入し、所定のブート処理を行った後、または設定スイッチ91の操作により設定変更を行った直後にも実行される。1ゲームの処理が開始すると、まず、RAM112の所定の領域をクリアする処理を含む初期処理が行われる(ステップS1)。
次に、1枚BETボタン14またはMAXBETボタン15を操作することにより、或いはメダル投入口13からメダルを投入することにより賭け数を設定し、スタートレバー11を操作することにより当該ゲームの実質的な開始を指示するBET処理を行う(ステップS2)。もっとも、前のゲームでリプレイ入賞していた場合には、リプレイフラグにより前のゲームと同じ賭け数が自動設定される(この段階でリプレイフラグが消去される)ので、そのままスタートレバー11を操作してゲームの開始を指示すればよい。
BET処理により賭け数が設定され、スタートレバー11が操作されると、内部抽選用の乱数を抽出し、抽出した乱数の値に基づいて上記した各役への入賞を許容するかどうかを決定する抽選処理を行う(ステップS3)。この抽選処理では、それぞれの抽選結果に基づいて、RAM112に当選フラグが設定される。なお、抽選処理の詳細については後述する。
抽選処理が終了すると、次にリール変動開始処理が行われる(ステップS4)。リール変動開始処理では、前回のゲームでのリール3L、3C、3Rの回転開始から1ゲームタイマが計時する時間が所定時間(例えば、4.1秒)が経過していることを条件に、リールモータ3ML、3MC、3MRを駆動させ、左、中、右の全てのリール3L、3C、3Rを回転開始させる。これにより、可変表示装置2において図柄が変動表示される。ここで、前回のゲームでの回転開始から所定時間が経過していない場合、回転開始待ちとなり、ウェイトランプ61を点灯させることによりその旨をウェイト表示部31で報知する。また、次回のゲームのための1ゲームタイマの計時を開始する。
その後、リール変動停止処理が行われる(ステップS5)。リール変動停止処理では、リールの回転開始から所定の条件(回転速度が一定速度に達した後、リールセンサ3SL、3SC、3SRにより基準位置を検出すること)が成立した後、停止ボタン12L、12C、12Rを操作有効とし、それぞれ遊技者によって操作されることにより、当選フラグの設定状況に応じて、リールモータ3ML、3MC、3MRを駆動停止させ、リール3L、3C、3Rの回転を停止させる。これとともに、リール停止コマンドを演出制御基板102に送信する。また、所定の条件が成立してからの経過時間が所定時間(例えば、30秒)となったときに、リール3L、3C、3Rの駆動を強制的に停止させる。なお、リール変動停止処理の詳細については後述する。
リール3L、3C、3Rの駆動がそれぞれ停止すると、その停止時における表示態様において、ステップS2のBET処理で設定した賭け数に応じた有効ライン上に上記したいずれかの役図柄が導出表示されたかどうかを判定する入賞判定処理が行われる(ステップS6)。この入賞判定処理でいずれかの役に入賞したと判定されると、遊技制御基板101において発生した入賞に応じた各種の処理(払い出し予定数の設定やボーナスの開始の処理を含む)が行われる。なお、入賞判定処理の詳細については後述する。
入賞判定処理が終了すると、払出処理が行われる(ステップS7)。払出処理では、入賞判定処理において設定した払い出し予定数だけクレジットを増加させる。但し、データとして蓄積されているクレジットの数が50に達した場合は、ホッパーモータ82を駆動させることにより、超過した枚数のメダルをメダル払い出し口71から払い出させる。また、入賞に関わらない各種の処理(ボーナス当選フラグ以外の当選フラグの消去やボーナスの終了に関する処理を含む)も行われる。なお、払出処理の詳細については後述する。そして、1ゲーム分の処理が終了し、次の1ゲーム分の処理が開始する。
次に、上記したステップS3の抽選処理について詳しく説明する。図6は、CPU111がステップS3で実行する抽選処理を詳細に示すフローチャートである。まず、ハードウェア乱数機能を利用して内部抽選用の乱数を抽出し、当該抽出した乱数の値をRAM112に一時格納する(ステップS101)。さらに、RAM112に一時格納した乱数の値を、設定スイッチ91により設定された設定値、並びに現在の遊技状態(通常、レギュラーボーナス、ビッグボーナス、CT、及びRT)に応じた当選判定用テーブルと比較する(ステップS102)。
次に、RAM112にCT中フラグが設定されているかどうかにより、現在の遊技状態がCTにあるかどうかを判定する(ステップS103)。CTになければ、乱数の値を当選判定用テーブルと比較した結果、いずれかの種類の小役(リプレイ等を含む)に当選したかどうかを判定する(ステップS104)。いずれかの種類の小役(リプレイ、JAC、JACINを含む)に当選していた場合には、当該当選した小役(リプレイ、JAC、JACINを含む)の当選フラグをRAM112に設定する(ステップS105)。そして、ステップS114の処理に進む。
いずれの種類の小役(リプレイ、JAC、JACINを含む)にも当選していなかった場合には、前回以前のゲームにおいて既にRAM112にレギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス当選フラグ、またはCT当選フラグが設定され、入賞せずに持ち越されているかどうかを判定する(ステップS106)。前回以前のゲームにおいて既にレギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス当選フラグ、またはCT当選フラグが設定されていた場合には、そのままステップS114の処理に進む。
前回以前のゲームにおいてレギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス当選フラグ、またはCT当選フラグのいずれも設定されていなければ、乱数の値を当選判定用テーブルと比較した結果、レギュラーボーナス、ビッグボーナス、またはCTに当選したかどうかを判定する(ステップS107)。レギュラーボーナス、ビッグボーナス、またはCTに当選していた場合には、当選役に応じた当選フラグをRAM112に設定する(ステップS108)。そして、ステップS114の処理に進む。
現在の遊技状態がCTにあれば、乱数の値を当選判定用テーブルと比較した結果、レギュラーボーナスに当選したかどうかを判定する(ステップS109)。レギュラーボーナスに当選していた場合には、レギュラーボーナス当選フラグをRAM112に設定する(ステップS110)。また、RAM112に設定されているCT中フラグを消去して、CTの遊技状態を終了させる(ステップS111)。そして、ステップS114の処理に進む。
レギュラーボーナスに当選していなければ、乱数の値を当選判定用テーブルと比較した結果、リプレイに当選したかどうかを判定する(ステップS112)。リプレイに当選していた場合には、リプレイ当選フラグをRAM112に設定する(ステップS113)。そして、ステップS114の処理に進む。リプレイにも当選していなかった場合には、そのままステップS114の処理に進む。
ステップS114では、RAM112におけるレギュラーボーナス中フラグ、ビッグボーナス中フラグ、CT中フラグの設定状況及びRTカウンタの値に基づいて現在の遊技状態を特定し、RAM112における各役の当選フラグの設定状況に基づいて当選している役を特定することができる状態コマンドを生成して、演出制御基板102に送信する。そして、抽選処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
次に、上記したステップS5のリール変動停止処理について詳しく説明する。図7は、CPU111がステップS5で実行するリール変動停止処理を詳細に示すフローチャートである。まず、リール3L、3C、3Rの回転が一定速度に達した後、リールセンサ3SL、3SC、3SRの全てが基準位置を検出するというリール3L、3C、3Rの停止を可能とする所定の条件が成立したかどうかを判定する(ステップS201)。
この所定の条件が成立していなければ、ステップS201の処理を繰り返し、この所定の条件が成立するのを待機する。この所定の条件が成立した場合には、リール3L、3C、3Rの回転を強制的に停止させるためのリール停止タイマの計時を開始する(ステップS202)。また、左、中、右の停止ボタン12L、12C、12Rを操作有効とし、それぞれの操作有効ランプ63L、63C、63Rを点灯する(ステップS203)。そして、ステップS204の処理に進む。
ステップS204では、ストップスイッチ42Lの検出信号が入力されたかどうかにより、左の停止ボタン12Lが操作されているかどうかを判定する。左の停止ボタン12Lが操作されていないと判定すれば、そのままステップS207の処理に進む。左の停止ボタン12Lが操作されていると判定した場合には、左の停止ボタン12Lを以後操作無効とし、操作有効ランプ63Lを消灯する(ステップS205)。次に、左のリール3Lを対象リールとして詳細を後述するリール停止制御処理を行う(ステップS206)。そして、ステップS207の処理に進む。
ステップS207では、ストップスイッチ42Cの検出信号が入力されたかどうかにより、中の停止ボタン12Cが操作されているかどうかを判定する。中の停止ボタン12Cが操作されていないと判定すれば、そのままステップS210の処理に進む。中の停止ボタン12Cが操作されていると判定した場合には、中の停止ボタン12Cを以後操作無効とし、操作有効ランプ63Cを消灯する(ステップS208)。次に、中のリール3Cを対象リールとして詳細を後述するリール停止制御処理を行う(ステップS209)。そして、ステップS210の処理に進む。
ステップS210では、ストップスイッチ42Rの検出信号が入力されたかどうかにより、右の停止ボタン12Rが操作されているかどうかを判定する。右の停止ボタン12Rが操作されていないと判定すれば、そのままステップS213の処理に進む。右の停止ボタン12Rが操作されていると判定した場合には、右の停止ボタン12Rを以後操作無効とし、操作有効ランプ63Rを消灯する(ステップS211)。次に、右のリール3Rを対象リールとして詳細を後述するリール停止制御処理を行う(ステップS212)。そして、ステップS213の処理に進む。
ステップS213では、左、中及び右の全てのリール3L、3C、3Rが停止しているかどうかを判定する。全てのリール3L、3C、3Rが停止している場合には、リール変動停止処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。一方、リール3L、3C、3Rのうちで1つでも停止していないものがあれば、リール変動開始処理において計時を開始したリール停止タイマが所定時間(例えば、30秒)を計時したかどうかを判定する(ステップS214)。リール停止タイマが所定時間を計時していなければ、ステップS204の処理に戻り、ステップS204〜S214の処理を繰り返す。
リール停止タイマが所定時間を計時した場合には、リール3L、3C、3Rの停止モードを自動停止させるための自動停止フラグをRAM112に設定する(ステップS215)。さらに、詳細を後述するリール停止制御処理を行い、リール3L、3C、3Rのうちで未だ停止していないものの回転を停止させる(ステップS216)。そして、リール変動停止処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
次に、上記したステップS206、S209、S212、S216のリール停止制御処理について詳しく説明する。図8、図9は、CPU111がステップS206、S209、S212、S216で実行するリール停止制御処理を詳細に示すフローチャートである。リール停止制御処理では、まずRAM112に自動停止フラグが設定されているかどうかを判定する(ステップS301)。
自動停止フラグが設定されていれば、通常の遊技状態であるものとみなすとともに、AM112にいずれの役の当選フラグも設定されていないものとみなして(元々当選フラグが設定されていない場合を含む。以下、同じ)、190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲でリール3L、3C、3Rのうちで未だ回転中のものの回転を順次停止させる(ステップS302)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
自動停止フラグが設定されていなければ、既に停止しているリールの数と入力された検出信号に対応した停止ボタン12L、12C、12Rがいずれのものであるかに基づいて、今回のゲームにおけるこれまでの停止ボタン12L、12C、12Rの操作順序をRAM112に保存する(ステップS303)。さらに、RAM112にCT中フラグが設定されているかどうかにより、現在の遊技状態がCTにあるかどうかを判定する(ステップS304)。
現在の遊技状態がCTになければ、RAM112における各役の当選フラグの設定状況、及び遊技者が停止操作を行ったタイミングで対象リールについて可変表示装置2に表示されている図柄の種類に応じて、導出すべき図柄を選択し、対象リールの回転を停止させる(ステップS305)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
ステップS304で現在の遊技状態がCTにあれば、RAM112にリプレイ当選フラグが設定されているかどうかを判定する(ステップS306)。リプレイ当選フラグが設定されていれば、対象リールが右のリール3Rであるかどうかを判定する(ステップS307)。対象リールが左のリール3Lまたは中のリール3Cであれば、既に右のリール3Rの回転が停止させられているかどうかを判定する(ステップS308)。
既に右のリール3Rの回転が停止させられていれば、有効ライン上に「JAC」を揃えられる(第2リールであれば、右のリール3Rについて「JAC」が導出されている、第3リールであれば、「JAC」がテンパイしている)かどうかを判定する(ステップS309)。有効ライン上に「JAC」を揃えることができれば、ステップS310の処理に進む。ステップS308で右のリール3Rが停止していなかった場合も、必ず「JAC」を有効ライン上に揃える(第1リールであれば、「JAC」を導出させる、第2リールであれば、「JAC」をテンパイさせる)ことができるので、同様にステップS310の処理に進む。
ステップS310では、有効ライン上に「JAC」を揃えて(第1リールであれば、「JAC」を導出させる、第2リールであれば、「JAC」をテンパイさせる、第3リールであれば、入賞させる)ように対象リールの回転を停止させる。もっとも、対象リールが第2リールである場合には、「JAC」以外の図柄がダブルテンパイしないように、対象リールの回転を停止させる。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
ステップS309で有効ライン上に「JAC」を揃えることができない場合には、現在の図柄位置から190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、いずれの役の図柄も有効ライン上に揃わないように停止図柄を選択して、対象リールの回転を停止させる。もっとも、対象リールが第2リールであれば、いずれかの図柄を有効ライン上にテンパイさせるものとしても構わない(ステップS311)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
対象リールが右のリール3Rであった場合には、有効ライン上に「JAC」を揃えられる(第1リールであれば、「JAC」を導出できる、第2リールであれば、「JAC」をテンパイさせられる、第3リールであれば、「JAC」を揃えてリプレイ入賞させられる)かどうかを判定する(ステップS312)。有効ライン上に「JAC」を揃えることができれば、有効ライン上に「JAC」を揃えて、右のリール3Rの回転を停止させる(ステップS313)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
有効ライン上に「JAC」を揃えることができなければ、右のリール3Rについて現在表示されている図柄の位置で、右のリール3Rの回転を停止させる。ここで、右のリール3Rが第3リールとなる場合であって、左と中のリール3L、3Cについて「JAC」がテンパイしている(ここでは、必ずテンパイ)有効ライン上に「JAC」の上に配置された「ベル」が位置していれば、その位置で右のリール3Rの回転が停止されて、組み合わせ小役に入賞するものとなる(ステップS314)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
ステップS306でリプレイ当選フラグが設定されていなければ、現在の図柄位置から左または中のリール3L、3Cであれば190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、右のリール3Rであれば75ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、対象リールを含めて停止しているリールについて小役図柄をいずれかの有効ライン上に揃えられるかどうかを判定する(ステップS315)。
小役図柄をいずれかの有効ライン上に揃えられれば、リールに応じた最大停止遅延時間の範囲で有効ライン上に小役図柄が揃うように停止図柄を選択して、対象リールの回転を停止させる(ステップS316)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
小役図柄を有効ライン上に揃えて停止させることができない場合には、現在の図柄位置から左または中のリール3L、3Cであれば190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、右のリール3Rであれば75ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、いずれの役の図柄も有効ライン上に揃わないように停止図柄を選択して、対象リールの回転を停止させる。もっとも、対象リールが第2リールであれば、いずれかの図柄を有効ライン上にテンパイさせるものとしても構わない(ステップS317)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
次に、上記したステップS6の入賞判定処理について詳しく説明する。図10は、CPU111がステップS6で実行する入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。まず、賭け数に応じて設定された有効ライン上に、遊技状態に応じて入賞の表示態様となる図柄が揃ったかどうかを判定する(ステップS401)。有効ライン上に入賞の表示態様となる図柄が揃っていなかった場合には、ステップS414の処理に進む。入賞の表示態様となる図柄が揃っていた場合には、入賞の表示態様が導出表示された有効ラインに対応した1枚、2枚または3枚賭けランプ54〜58の点滅表示させる(ステップS402)。
次に、当該入賞の表示態様がリプレイの表示態様であるかどうかを判定する(ステップS403)。入賞の表示態様がリプレイの表示態様である場合には、RAM112にリプレイフラグを設定する(ステップS404)。このリプレイフラグは、次のゲームで賭け数が自動設定されたときに、消去されるものとなる。そして、入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
入賞の表示態様がリプレイの表示態様でない場合には、当該入賞の表示態様がJACINの表示態様であるかどうかを判定する(ステップS405)。入賞の表示態様がJACINの表示態様であれば、RAM112にレギュラーボーナス中フラグを設定する。この場合は、ビッグボーナス中フラグに重ねてレギュラーボーナス中フラグも設定されるものとなる(ステップS406)。そして、入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
入賞の表示態様がJACINの表示態様でもない場合には、当該入賞の表示態様がレギュラーボーナスの表示態様であるかどうかを判定する(ステップS407)。レギュラーボーナスの表示態様であれば、RAM112にレギュラーボーナス中フラグを設定するとともに、RAM112に設定されているレギュラーボーナス当選フラグを消去する(ステップS408)。そして、入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
入賞の表示態様がレギュラーボーナスの表示態様でもない場合には、当該入賞の表示態様がビッグボーナスの表示態様であるかどうかを判定する(ステップS409)。ビッグボーナスの表示態様であれば、RAM112にビッグボーナス中フラグを設定するとともに、RAM112に設定されているビッグボーナス当選フラグを消去する(ステップS410)。そして、入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
入賞の表示態様がビッグボーナスの表示態様でもない場合には、当該入賞の表示態様がCTの表示態様であるかどうかを判定する(ステップS411)。CTの表示態様であれば、RAM112にCT中フラグを設定するとともに、RAM112に設定されているCT当選フラグを消去する(ステップS412)。そして、入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
ステップS413では、メダルの払出を伴う役(「スイカ」の小役、「ベル」の小役、「チェリー」の小役、組み合わせ小役、またはJAC)に入賞したものとなるので、当該入賞の表示態様に応じて定められたメダルの払い出し数(チェリーまたは組み合わせ小役が4枚、ベルが10枚、スイカまたはJACが15枚)を払い出し予定数としてRAM112に設定する。そして、ステップS414の処理に進む。
ステップS414では、RAM112にCT中フラグが設定されているかどうかにより、現在の遊技状態がCTにあるかどうかを判定する。現在の遊技状態がCTにあれば、RAM112にリプレイ当選フラグが設定されているかどうかを判定する(ステップS415)。
リプレイ当選フラグが設定されていれば、CT中に当選していたリプレイを取りこぼしたので、RT移行権として2ゲームを付与し、RAM112のRTカウンタの値を2だけ加算する(ステップS416)。そして、入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。現在の遊技状態がCTになかった場合、或いはCTにあってもリプレイ当選フラグが設定されていなかった場合には、RT移行権を付与することはないので、そのまま入賞判定処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。
次に、上記したステップS7の払出処理について詳しく説明する。図11は、CPU111がステップS7で実行する払出処理を詳細に示すフローチャートである。まず、RAM112に設定された払い出し予定数が0となるまで、払い出し予定数を1ずつ減算していきながらホッパー80を制御してメダルを1枚ずつ排出させることで、入賞した役に対応した数のメダルを遊技者に払い出す。但し、クレジットの数が50に達していなければ、メダルを1枚ずつ排出する代わりにクレジットの数を1ずつ加算していく(ステップS501)。
次に、RAM112のRTカウンタの値が1以上であるかどうかにより、現在の遊技状態がRTになっているかどうかを判定する(ステップS502)。現在の遊技状態がRTにあれば、RTカウンタの値を1だけ減算する(ステップS503)。その結果として、RTカウンタの値が0となれば、RTの遊技状態が終了となる。そして、ステップS516の処理に進む。
現在の遊技状態がRTになっていなければ、RAM112にCT中フラグが設定されているかどうかにより、現在の遊技状態がCTとなっているかどうかを判定する(ステップS504)。現在の遊技状態がCTとなっていれば、RAM112のカウンタを用いて、当該CTにおける払出メダル枚数をカウントする(ステップS505)。
そのカウント結果として、CTの終了条件となったかどうかを判定する(ステップS506)。CTの終了条件となっていなければ、そのままステップS516の処理に進む。CTの終了条件となっていれば、RAM112のCT中フラグを消去する。また、CTにおける払出メダル枚数をカウントするためのカウンタの値を初期化する(ステップS507)。そして、ステップS516の処理に進む。
ステップS504で現在の遊技状態がCTともなっていなければ、RAM112にレギュラーボーナス中フラグが設定されているかどうかにより、現在の遊技状態がレギュラーボーナス(ビッグボーナス中に提供されたものを含む)になっているかどうかを判定する(ステップS508)。現在の遊技状態がレギュラーボーナスとなっていなければ、ステップS512の処理に進む。現在の遊技状態がレギュラーボーナスとなっていれば、RAM112のカウンタを用いて、当該レギュラーボーナスにおけるゲーム数と入賞数とをカウントする(ステップS509)。
そのカウントの結果として、レギュラーボーナスの終了条件となったかどうかを判定する(ステップS510)。レギュラーボーナスの終了条件となっていれば、RAM112のレギュラーボーナス中フラグを消去する。また、レギュラーボーナスにおけるゲーム数及び入賞数をカウントするためのカウンタの値を初期化する(ステップS511)。そして、ステップS512の処理に進む。レギュラーボーナスの終了条件となっていない場合も、ステップS512の処理に進む。
ステップS512では、RAM112にビッグボーナス中フラグが設定されているかどうかにより、現在の遊技状態がビッグボーナスとなっているかどうかを判定する。現在の遊技状態がビッグボーナスとなっていなければ、そのままステップS516の処理に進む。現在の遊技状態がビッグボーナスとなっていれば、RAM112のカウンタを用いて、当該ビッグボーナスにおける払出メダル枚数をカウントする(ステップS513)。
そのカウント結果として、ビッグの終了条件となったかどうかを判定する(ステップS514)。ビッグボーナスの終了条件となっていなければ、そのままステップS516の処理に進む。ビッグボーナスの終了条件となっていれば、RAM112のビッグ中フラグを消去する。レギュラーボーナス中フラグが設定されていれば、これも初期化する。また、ビッグボーナスにおける払出メダル枚数をカウントするためのカウンタの値を初期化するビッグボーナス中のレギュラーボーナスであった場合もあるので、レギュラーボーナスにおけるゲーム数及び入賞数をカウントするためのカウンタの値を初期化する(ステップS515)。そして、ステップS516の処理に進む。
ステップS516では、RAM112に小役当選フラグ、リプレイ当選フラグ、JAC当選フラグ、JACIN当選フラグが設定されていれば、これを消去する。レギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス当選フラグ、及びCT当選フラグは、当該ゲームにおいて対応する役に入賞していなければRAM112から消去しないで、次のゲームに持ち越させる。
次に、リール3L、3C、3Rが自動停止されて、RAM112に自動停止フラグが設定されているかどうかを判定する(ステップS517)。自動停止フラグが設定されていなければ、そのまま払出処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。自動停止フラグが設定されていれば、自動停止フラグを消去する(ステップS518)。そして、払出処理を終了して、図5のフローチャートに復帰する。図5のフローチャートに復帰すると、そのまま1ゲーム分の処理が終了することとなる。
以上のようなゲームの繰り返しにおいて、遊技制御基板101のCPU111は、通常の遊技状態、レギュラーボーナス、ビッグボーナス、CT、RTの間で遊技状態の移行を行っており、遊技の進行状況に応じてコマンドを演出制御基板102に送信している。これに対して、演出制御基板102のCPU121は、遊技制御基板101から受信したコマンドに基づいて、独自の演出を行っている。
演出制御基板102のCPU121は、遊技制御基板101からのコマンドを受信したときに、当該コマンドがステップS114で送信された状態コマンドであるかどうかを判定する。状態コマンドを受信したと判定した場合に、当該状態コマンドがCT中でリプレイ当選していることを示していれば、その旨を液晶表示器4に所定期間だけ表示させる。そして、さらに次のコマンドの受信を待機する。それ以外のコマンドを受信したときの演出については、本発明と直接の関わりがないため、説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態にかかるスロットマシン1では、可変表示装置2のいずれかの有効ライン上に「白7」が揃うと遊技状態がCTに制御され、メダルの払い出し枚数が253枚に達するまで、当該CTが継続されることとなる。CTにおいては、右のリール3Rの最大停止遅延時間が190ミリ秒から75ミリ秒に短縮され、図柄の引き込みコマ数が最大4コマから最大1コマに減らされるが、内部抽選の結果により当選フラグが設定されていなくても、小役に入賞させることが可能となる。
ここで、CT中にリプレイ当選しているときに右のリール3Rを第3リールとして停止させる場合には、第2リールまでで「JAC」が有効ライン上にテンパイしていることとなる。右の停止ボタン12Rを操作したタイミングで、当該有効ライン上に「JAC」またはその1つ下の図柄が位置していれば、リプレイ入賞することとなる。当該有効ライン上に「JAC」またはその1つ下の図柄が位置していなくても、当該有効ライン上に「JAC」の上の「ベル」が位置していれば、組み合わせ小役に入賞することとなる。この組み合わせ小役の入賞によって4枚のメダルが払い出されるが、これはリプレイを取りこぼしたことにより生じる損失の3枚よりも大きくなる。
CTは、メダルの払い出し枚数が253枚に達したときに終了するので、リプレイ入賞では遊技者の手持ちのメダルの増減がないが、CTの終了条件となる払い出し枚数のカウントもないので、単にCT終了までの所要ゲーム数が増えるだけである。組み合わせ小役に入賞させると、払い出しメダル枚数がカウントされることとなるので、CT終了までの所要ゲーム数を少なくすることができる。このように組み合わせ小役の入賞によりメダルの払い出しを受け、CTを早く終了させるかどうかを停止ボタン12Rの操作タイミングにより遊技者が選択することができるので、技術介入性が高まり、遊技の興趣を向上させることができる。
もっとも、組み合わせ小役の表示態様を構成する右のリール3Rの「ベル」は、必ず「JAC」の上側に配置されており、さらに「ベル」の上側には、リプレイの表示態様も組み合わせ小役の表示態様も構成しない「BAR」、「赤7」または「白7」が配置されている。すなわち、CT中にリプレイ当選しているときに、リプレイを敢えてハズシて組み合わせ小役に入賞させることができるのは、「JAC」がテンパイしている有効ライン上に「ベル」が位置するタイミングで停止ボタン12Rを操作して、右のリール3Rの回転を停止させた場合だけである。このため、リプレイを敢えて取りこぼして組み合わせ小役に入賞させるためには、かなりの技術介入が必要となり、さらに遊技の興趣を向上させることができる。
さらにCT中にリプレイ当選しているときにリプレイ入賞できなくても(組み合わせ小役に入賞したか、いずれの役にも入賞しなかったかを問わない)、2ゲームのRT移行権が付与されて、CTの終了後における遊技状態がRTとなってリプレイ当選確率が高くなる。これにより、リプレイ入賞して次のゲームで賭け数の設定のためにメダルを消費しなくて済む場合が多くなり、遊技者の有するメダル数を減少させないようにすることができるので、当選していたリプレイを取りこぼしたことにより生じた遊技者の損失を補填することができるようになる。組み合わせ小役の入賞時には、4枚のメダルの払い出しもあるので、これも損失の補填に寄与することとなる。
CT中にリプレイ当選しているときにリプレイ入賞させないことで付与される2ゲームのRT移行権により、CT終了後のRTでリプレイ当選確率が高まる。RTでリプレイ当選確率が高まることにより賭け数の設定に消費しないで済むメダルの枚数は、リプレイを取りこぼしたことで消費したメダルの枚数の3枚よりも結果として多くなる。つまり、CT中にリプレイ当選しているときに、敢えてリプレイ入賞させずにRT移行権を得た方が長期的に遊技者が得られる利益が大きくなる。リプレイ入賞させないための停止ボタン12Rの操作タイミングも、非常に限られたものとなっている。このため、技術介入性が高まり、さらに遊技の興趣を向上させることができる。
また、RTは、CTの開始から終了までに付与されたRT移行権のゲーム数が累積されて、CTの終了後に累積されたゲーム数だけ継続することとなる。これにより、CTの終了後に制御されるRTの終了条件のバリエーションが大きくなり、遊技の興趣を向上させることができる。
また、CT中にリプレイ当選したときには、その旨が液晶表示器4に表示されて遊技者に報知される。この報知に基づいて、遊技者は、リプレイ入賞させるか、リプレイを敢えてハズシて小役表示結果を得たり、RT移行権を得たりするかといった遊技操作の選択を容易に行えるようになり、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、CT中にリプレイ当選したときに、右のリール3Rを第3リールとして停止させなければ、当選していたリプレイを取りこぼすこともあるが、右のリール3Rを第1リールとして停止させる場合は、1箇所の例外を除いて「JAC」が上中下段のいずれかに停止される。左と中のリール3L、3Cを停止する際の最大停止遅延時間は、通常の遊技状態と同じ190ミリ秒であるので、右のリール3Rについて「JAC」が停止した有効ライン上に、必ず「JAC」を引き込むことができる。このため、右のリール3Rを第1リールとして停止させるというだけで、ほぼリプレイを取りこぼさないようにゲームを行うという選択も可能となる。
ところで、CTに遊技状態が移行されるのは、内部抽選でのCT当選に基づいて、可変表示装置2の有効ライン上に「白7」が揃って停止されるCT図柄が導出されたことを契機としている。このため、CTに移行する契機が遊技者にとって分かりやすいものとなる。CT当選フラグは、内部抽選において当選したゲームにおいてCT入賞しなければ、次ゲーム以降に持ち越されるので、CT当選が無駄になることはなく、遊技者が損をすることはない。
また、レギュラーボーナス、ビッグボーナス、CTといったRT以外の遊技者に有利な遊技状態に制御されているときには、CTにおいてレギュラーボーナスの抽選を行う以外は、内部抽選においてこれらの役の抽選が行われないので、遊技者に有利な状態が続き過ぎず、射倖性を抑制することができる。CTにおいてレギュラーボーナスに当選したときも、これでCTが終了させられるので、遊技者に有利な状態が続き過ぎず、射倖性を抑制することができる。
また、CT中における左のリール3Lの最大停止遅延時間を75ミリ秒に短縮することにより、特に技量の低い遊技者にあっては、リプレイ当選フラグが設定されていてもリプレイ入賞させることができない場合が生じてしまい、賭け数の設定で消費するメダルの量が多くなってしまう。これに対して、CTにおいてリプレイ当選フラグが設定されているときにリプレイ入賞が不可能であっても小役入賞する場合もあるので、賭け数の設定のために減らしたメダルの量を小役入賞によって回復できるものとなる。これにより、技量の低い遊技者であってもCTにおける利益を十分に確保することができるようになる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
上記の実施の形態では、遊技状態がRTにあるときにレギュラーボーナス、ビッグボーナス、またはCTに入賞したときであっても、RTカウンタの値を初期化せずに、残りのRTゲーム数を当該レギュラーボーナス、ビッグボーナス、またはCTが終了した後に持ち越すものとしていた。これに対して、遊技状態がRTにあるときにレギュラーボーナス、ビッグボーナス、またはCTに入賞すると、RTカウンタの値が0に初期化されて、RTの遊技状態が終了させられるものとしてもよい。
上記の実施の形態では、CTにおいては、右のリール3Rについての最大停止遅延時間を75ミリ秒に短縮するとともに、同一種類の図柄が有効ライン上に揃った場合だけではなく「JAC−JAC−ベル」の組み合わせが揃った場合にも小役入賞としていた。右のリール3Rの図柄配列では、「ベル」の下側には「JAC」、上側には「赤7」、「白7」または「BAR」となっていたので、「JAC」がテンパイしている有効ライン上に「ベル」が位置するタイミングで停止ボタン12Rを操作すれば、リプレイ当選している場合であっても組み合わせ小役に入賞させることができた。
これに対して、CT中にリプレイ当選している場合に、遊技者の技術介入により敢えてリプレイをハズシて、小役入賞できるようにするための手法はこれに限るものではない。例えば、「JAC−JAC−ベル」の組み合わせを小役入賞としない場合であっても、左と中のリール3L、3Cが停止していて、いずれについても「JAC」が上段の有効ラインにテンパイしていて、「ベル」が左下から右上の対角線の有効ラインにテンパイしている場合に、リプレイをハズシて「ベル」の小役に入賞させる場合も、最大停止遅延時間が75ミリ秒に短縮される右のリール3Rについての図柄配列を上記の実施の形態と同様にすることで、同様の効果を得ることができる。
いずれにしても、最大停止遅延時間が短縮されるリールについて「JAC」と「ベル」とを同一の位置で受けることで、それぞれリプレイ、ベルの小役に入賞される場合には、「JAC」より上方向(変動方向)の最大停止遅延時間に対応した範囲(75ミリ秒であれば、2コマ分)には、次の「JAC」を配置しないようにし、この範囲に「ベル」の図柄を配置するものとすることができる。最大停止遅延時間の短縮されるリールが第2リールとなるときで、「JAC」と「ベル」を同一の位置で受けることで、「JAC」をテンパイさせずに「ベル」をテンパイさせる場合も同様である。有効ラインが1ラインの場合であって、「JAC」と「ベル」のいずれかを導出できるようにする場合も同様である。
また、左と中のリール3L、3Cが停止していて、上中下段の横方向の有効ラインのいずれかに「JAC」がテンパイしていて、これとは異なる横方向の有効ラインに「ベル」がテンパイしている場合に、最大停止遅延時間が75ミリ秒に短縮される右のリール3Rについて、「JAC」がテンパイしている有効ライン上に「JAC」を導出できれば、この位置に「JAC」を導出させ、当該位置に「JAC」を導出できないときであって「ベル」がテンパイしている有効ライン上に「ベル」を導出できれば、この位置に「ベル」を導出させるものとすることができる。
CTにおける右のリール3Rの最大停止遅延時間が75ミリ秒(1コマすべり)であって、「JAC」が上段、「ベル」が中段(或いは、それぞれ中段、下段)にテンパイした場合を想定すると、右のリール3Rの配列は、「JAC」の次(変動表示方向におけるもの、図2の配列図で言えば上)の位置に「ベル」を配置するとともに、「ベル」の次2コマに「JAC」も「ベル」も配置しないものとすることができる。「ベル」が上段、「JAC」が中段(或いは、それぞれ中段、下段)にテンパイした場合を想定すると、右のリール3Rの配列は、「JAC」の次の位置に「ベル」以外の図柄を配置するとともに、その次の2コマ以内に「ベル」を配置するものとすることができる。
「JAC」が上段、「ベル」が下段にテンパイした場合を想定すると、右のリール3Rの配列は、「JAC」の前の前の位置に「ベル」を配置しないものとするとともに、「JAC」と「JAC」の間のいずれかの位置に「ベル」を配置するものとすることができる。「ベル」が上段、「JAC」が下段にテンパイした場合を想定すると、右のリール3Rの配列は、「JAC」の次の次の位置に「ベル」を配置しないものとするとともに、その次の位置から次の「JAC」までの位置に「ベル」を配置するものとすることができる。
また、中と右のリール3C、3Rの最大停止遅延時間を75ミリ秒に短縮すれば、「JAC−JAC−ベル」のように異なる種類の図柄の組み合わせで小役入賞としなくても、遊技者の技術介入によりリプレイをハズシて小役入賞できるようにすることができる。図12は、この変形例におけるリール3L、3C、3Rの図柄の配列を示す図である。図示するように、この変形例では、右のリール3Rだけではなく、右のリール3Rと同様に最大停止遅延時間が75ミリ秒に短縮される中のリール3Cについても、「ベル」の下側には「JAC」が、「ベル」の上側には「赤7」、「白7」または「BAR」が必ず描かれているものとなる。
図13は、この変形例におけるリール停止制御処理を示すフローチャートである。遊技状態がCTにないときの処理は、上記の実施の形態(図8)と同じである。また、遊技状態がCTにあってもリプレイ当選していないときの処理(ステップS306(NO)、S315〜S317)は、上記の実施の形態(図9)と同じである。
ステップS306でリプレイ当選フラグが設定されていれば、現在の図柄位置から左のリール3Lであれば190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、中または右のリール3C、3Rであれば75ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、対象リールを含めて停止しているリールについて「JAC」をいずれかの有効ライン上に揃えられるかどうかを判定する(ステップS351)。
「JAC」をいずれかの有効ライン上に揃えられれば、リールに応じた最大停止遅延時間の範囲で有効ライン上に「JAC」が揃うように停止図柄を選択して、対象リールの回転を停止させる(ステップS352)。例えば、対象リールが第1リールであれば当該リールについて「JAC」を任意の位置に停止させ、第2リールであれば既に停止しているリールに導出された「JAC」と同じ有効ライン(横方向の有効ラインを優先)上にテンパイさせ、第3リールであれば既に停止しているリールについて「JAC」がテンパイしているのと同じ有効ライン上に「JAC」を導出させてリプレイ入賞させる。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
「JAC」をいずれの有効ライン上にも揃えられなければ、現在の図柄位置から左のリール3Lであれば190ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、中または右のリール3C、3Rであれば75ミリ秒の最大停止遅延時間の範囲で、対象リールを含めて停止しているリールについて「スイカ」、「ベル」、「チェリー」のいずれかの小役図柄をいずれかの有効ライン上に揃えられるかどうかを判定する(ステップS353)。
いずれかの小役図柄をいずれかの有効ライン上に揃えられれば、リールに応じた最大停止遅延時間の範囲で有効ライン上に「スイカ」、「ベル」または「チェリー」が揃うように停止図柄を選択して、対象リールの回転を停止させる(ステップS354)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。いずれの小役図柄も有効ライン上に揃えられなければ、リールに応じた最大停止遅延時間の範囲でレギュラーボーナス、ビッグボーナス、CTの図柄が有効ライン上に揃うのを避けて、対象リールの回転を停止させる(ステップS355)。そして、リール停止制御処理を終了して、図7のフローチャートに復帰する。
この変形例では、CT中でリプレイ当選しているときに小役入賞させることのできる停止ボタン12L、12C、12Rの操作タイミングは、非常に限られたものとなる。中と右のリール3C、3Rについては、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」のいずれの「JAC」と隣接して配置されており、例えば、左のリール3Lを第3リールとする場合に、「JAC」とのダブルテンパイをさせずに小役図柄をテンパイさせることのできるタイミングは限られているからである。
また、小役図柄がテンパイしていて中または右のリール3C、3Rを第3リールとする場合であっても、「JAC」と違って有効ライン上に小役図柄を引き込まないので、小役図柄がテンパイしている有効ライン上に当該小役図柄が表示されているタイミングで対応する停止ボタンを操作しなければならないからである。このため、この変形例によっても、上記の実施の形態と同様の効果を得ることが可能となる。
上記の実施の形態では、遊技状態がCTにあるときには、右のリール3Rの最大停止遅延時間が他の遊技状態における190ミリ秒から75ミリ秒に短縮され、停止ボタン12Rの操作からリール3Rの停止までのすべりコマ数が1コマ(他の遊技状態では4コマ)に減少するものとなっていた。しかしながら、CTにおいて短縮される最大停止遅延時間は、これに限られるものではなく、他の遊技状態よりも短いものとなり、すべりコマ数が0コマから3コマの範囲に減少させられるものであればよい。この場合、CTにおいて最大停止遅延時間が短縮されるリールの図柄は、他のリールについて「JAC」と小役図柄がそれぞれテンパイする有効ラインと、当該リールの最大停止遅延時間に対応したすべりコマ数とに応じて配列することができる。
上記の実施の形態では、CT中にリプレイ当選しているときにリプレイ入賞しなかった場合には、2ゲーム分のRT移行権が付与されるものとしていた。これに対して、CT中にリプレイ当選しているときにいずれの役にも入賞しなかったことを条件として、RT移行権を付与するものとすることができる。
また、CT中にリプレイ当選しているときにリプレイ入賞しなかった場合には、RT移行権を付与するか否かを決定し、その決定結果に応じてRT移行権を付与するものとしてもよい。RT移行権を付与する場合(RT移行権を付与するか否かを決定する場合も、決定しない場合も含む)は、付与すべきゲーム数を複数種類のゲーム数から決定するものとすることができる。例えば、RT移行権として付与すべきゲーム数として0、3、5ゲームの3種類の中からいずれかのゲーム数をRT移行権のゲーム数として決定することができる。この場合、メダルの払出率の関係は、それぞれのゲーム数の選択比率から求められる、付与されるRT移行権のゲーム数の期待値に従って算出することができる。
また、CT中にリプレイ当選しているときにリプレイ入賞しなかった全てのゲームでRT移行権のゲーム数を決定するのではなく、このようなゲームが所定回数(例えば、3回や5回)に達する度にRT移行権のゲーム数を決定してもよい。さらに、CT中において付与されたRT移行権のゲーム数を累積していくのではなく、最新の決定をRT移行権のゲーム数として付与するものとしてもよい。例えば、RT移行権として10、20、50ゲームが決定されるとき、リプレイ当選しているときにリプレイ入賞しなかったゲームが1回目のときにはRT移行権として20ゲームが決定されたが、そのようなゲームが2回目(CTにおいて最後であったとする)のときにRT移行権として50ゲームが決定された場合には、CT終了後のRTは、50ゲーム継続するものとしてもよい。
これらの場合は、RT移行権が付与されるか否か、さらにはRT移行権として付与されるRTのゲーム数は、決定に応じて異なるものとなる。決定結果によっては、RT移行権が必ずしも付与されるとは限らない。このように決定に応じてCTの終了後に制御されるRTの終了条件が異なるものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
上記の実施の形態では、内部抽選の結果により設定されたCT当選フラグに基づいてCTの表示態様が導出されたときに、遊技状態がCTに移行されるものとしていた。これに対して、可変表示装置2の表示結果に関わらずにCTに移行させるか否かの抽選を行い、該抽選に当選したときに遊技状態をCTに移行させるものとしてもよい。ここで、遊技状態が既にCTにあるときには、抽選によりCTに移行させる旨を決定しないものとすることができる。この場合にも、CT中には内部抽選においてCTの抽選を行わないのと同様に、射倖性の抑制を図ることができる。
上記の実施の形態では、停止条件が成立したときの現在の図柄位置と当選フラグの設定状況に基づいて、当選している役の図柄が揃うように引き込み制御を行ったり、当選していない役の図柄が揃わないように外し制御を行うコントロール方式でリール3L、3C、3Rの回転を停止させるスロットマシンを例として説明した。
これに対して、停止条件が成立したときの現在の図柄位置と当選フラグの設定状況に応じて図柄の停止位置が予め登録されたリール制御テーブル(当選フラグの設定状況や遊技状態に応じて予め選択される)を参照し、当該リール制御テーブルに登録された図柄の停止位置でリールを停止させるテーブル方式でリール3L、3C、3Rの回転を停止させるスロットマシン(例えば、特許第2627604号公報参照)にも適用することができる。ここで、リール制御テーブルにおいては、図柄の停止位置が予め定められているが、この停止位置は遊技状態に応じたリール3L、3C、3Rの最大停止遅延時間の範囲で定められているものである。つまり、停止ボタン12L、12C、12Rの操作により停止される図柄は、最大停止遅延時間の範囲内で選択されるものとなる。
また、リール制御テーブルは、停止ボタン12L、12C、12Rが操作される前に予め、当選フラグの設定状況や遊技状態に応じて選択されているが、どのリール制御テーブルを選択したかによって、停止ボタン12L、12C、12Rの操作タイミングが同じでも停止される図柄が異なってくる。従って、リール制御テーブルを選択することは、当選フラグの設定状況や遊技状態に応じて図柄を選択することとなる。さらに、リール制御テーブルには、停止ボタン12L、12C、12Rが操作されたときに表示されている図柄の位置と図柄を停止すべき位置との関係が登録されているが、停止ボタン12L、12C、12Rが操作されたときの図柄の表示位置に対応して登録されている図柄の停止位置を選択することとなるので、停止ボタン12L、12C、12Rを操作したときに図柄の停止位置を選択するものということができる。
上記の実施の形態では、可変表示装置2は、外周部に複数の図柄を所定順に配した3つのリール3L、3C、3Rを備えるものとし、これらのリール3L、3C、3Rの回転駆動によって図柄を可変表示させるものとしていた。しかしながら、液晶表示装置などの表示装置上で仮想的に図柄を可変表示させるものを、上記のような可変表示装置2の代わりに用いてもよい。
本発明の実施の形態にかかるスロットマシンの全体構造を示す正面図である。 可変表示装置を構成する各リール上における図柄の配列を示す図である。 図1のスロットマシンの制御回路の全体構成を示すブロック図である。 各役の当選確率及びメダルの払い出し枚数を示す図である。 遊技制御基板内の制御部が、1ゲーム毎に実行する処理を示すフローチャートである。 図5の抽選処理を詳細に示すフローチャートである。 図5のリール変動停止処理を詳細に示すフローチャートである。 図7のリール停止制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図7のリール停止制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図5の入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図5の払出処理を詳細に示すフローチャートである。 変形例における各リール上における図柄の配列を示す図である。 変形例におけるリール停止制御処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2 可変表示装置
3L、3C、3R リール
12L、12C、12R 停止ボタン
101 遊技制御基板

Claims (12)

  1. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に設定された有効ライン上に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
    前記可変表示装置は、特別遊技状態と通常遊技状態とで識別情報の変動表示の停止制御が異なる特別可変表示部を含む複数の可変表示部を備え、
    前記可変表示装置の表示結果が導出される以前に、前記可変表示装置の表示結果として前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技表示結果と前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役表示結果とを含む入賞表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する事前決定手段と、
    所定の変動開始条件が成立したときに、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を開始させる変動開始制御手段と、
    遊技者の操作により、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を停止させることをそれぞれ指示する停止操作手段と、
    前記複数の可変表示部のそれぞれに対応する前記停止操作手段の操作を検出する停止操作検出手段と、
    前記複数の可変表示部のそれぞれについて前記停止操作検出手段が前記停止操作手段の操作を検出したときに、該操作の検出に対応した可変表示部において識別情報の変動表示を停止させる変動停止制御手段と、
    所定の移行条件が成立したときに、前記通常遊技状態から前記特別遊技状態に遊技状態を移行させ、該特別遊技状態において払い出した有価価値の数が予め定められた所定数に達したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態制御手段とを備え、
    前記変動停止制御手段は、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されているときにおいて前記停止操作検出手段が前記特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したときに、該特別可変表示部において前記通常遊技状態における最大遅延時間である第1の最大遅延時間よりも短い第2の最大遅延時間の範囲内で導出可能な識別情報のうちから導出すべき識別情報を選択し、該選択した識別情報を導出して変動表示を停止させる特別停止制御手段を備え、
    前記特別可変表示部は、前記再遊技表示結果を構成する再遊技識別情報を配置した位置の次に配置された識別情報から前記第2の最大遅延時間で導出可能な範囲に、再遊技識別情報を配置せず且つ前記小役表示結果を構成する小役識別情報を配置し、
    前記特別停止制御手段は、前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定され、且つ前記特別可変表示部が変動表示を停止していない状態で、変動表示を停止している可変表示部において前記特別可変表示部の所定の位置に前記再遊技識別情報を導出することで前記再遊技表示結果を導出可能となるとともに該所定の位置に前記小役識別情報を導出することで前記小役表示結果を導出可能となる識別情報が導出されているときに、該特別可変表示部において前記第2の最大遅延時間の範囲で該再遊技識別情報を該所定の位置に導出可能ときには該再遊技識別情報を該所定の位置に導出させ、該再遊技識別情報を該所定の位置に導出できないときであって該小役識別情報を該所定の位置に導出可能なときには該小役識別情報を該所定の位置に導出させる再遊技許容時制御手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特別可変表示部は、前記小役識別情報を配置した位置の次に配置された識別情報から前記第2の最大遅延時間で導出可能な範囲に前記再遊技識別情報とも前記小役識別情報とも異なる識別情報を配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に設定された有効ライン上に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
    前記可変表示装置は、特別遊技状態と通常遊技状態とで識別情報の変動表示の停止制御が異なる特別可変表示部を含む複数の可変表示部を備え、
    前記可変表示装置の表示結果が導出される以前に、前記可変表示装置の表示結果として前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技表示結果と前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役表示結果とを含む入賞表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する事前決定手段と、
    所定の変動開始条件が成立したときに、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を開始させる変動開始制御手段と、
    遊技者の操作により、前記複数の可変表示部における識別情報の変動表示を停止させることをそれぞれ指示する停止操作手段と、
    前記複数の可変表示部のそれぞれに対応する前記停止操作手段の操作を検出する停止操作検出手段と、
    前記複数の可変表示部のそれぞれについて前記停止操作検出手段が前記停止操作手段の操作を検出したときに、該操作の検出に対応した可変表示部において識別情報の変動表示を停止させる変動停止制御手段と、
    所定の移行条件が成立したときに、前記通常遊技状態から前記特別遊技状態に遊技状態を移行させ、該特別遊技状態において払い出した有価価値の数が予め定められた所定数に達したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態制御手段とを備え、
    前記変動停止制御手段は、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されているときにおいて前記停止操作検出手段が前記特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したときに、該特別可変表示部において前記通常遊技状態における最大遅延時間である第1の最大遅延時間よりも短い第2の最大遅延時間の範囲内で導出可能な識別情報のうちから導出すべき識別情報を選択し、該選択した識別情報を導出して変動表示を停止させる特別停止制御手段を備え、
    前記特別停止制御手段は、前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定され、且つ前記特別可変表示部が変動表示を停止していない状態で、変動表示を停止している可変表示部において前記特別可変表示部の第1の位置に前再遊技表示結果を構成する記再遊技識別情報を導出することで前記再遊技表示結果を導出可能となるとともに前記第1の位置とは異なる第2の位置に前記小役表示結果を構成する小役識別情報を導出することで前記小役表示結果を導出可能となる識別情報が導出されているときに、該特別可変表示部において前記第2の最大遅延時間の範囲で該再遊技識別情報を該第1の位置に導出可能ときには該再遊技識別情報を該第1の位置に導出させ、該再遊技識別情報を該第1の位置に導出できないときであって該小役識別情報を該第2の位置に導出可能なときには該小役識別情報を該第2の位置に導出させる再遊技許容時制御手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 前記再遊技許容時制御手段が前記特別可変表示部において前記小役識別情報を導出させたときに、前記事前決定手段が前記再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定する確率が前記通常遊技状態よりも高い特定遊技状態に移行させるための特定移行権を付与する特定遊技付与手段と、
    前記特別遊技状態において前記特定遊技付与手段により特定移行権が付与されたことを条件として該特別遊技状態が終了した後に前記特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態制御手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  5. 1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームを開始させることが可能となり、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示させる可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に設定された有効ライン上に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
    前記可変表示装置は、特別遊技状態と通常遊技状態とで識別情報の変動表示の停止制御が異なる特別可変表示部を備え、
    前記可変表示装置の表示結果が導出される以前に、前記可変表示装置の表示結果として前記賭数の設定に使用可能な有価価値を用いることなくゲームを行うことが可能な再ゲームの付与を伴う再遊技表示結果と前記賭数の設定に使用可能な有価価値の付与を伴う小役表示結果とを含む入賞表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する事前決定手段と、
    所定の変動開始条件が成立したときに、前記可変表示装置における識別情報の変動表示を開始させる変動開始制御手段と、
    遊技者の操作により、前記特別可変表示部における識別情報の変動表示を停止させることを指示する停止操作手段と、
    前記停止操作手段の操作を検出する停止操作検出手段と、
    前記停止操作検出手段が前記停止操作手段の操作を検出したときに、前記遊技状態制御手段により前記特別遊技状態に制御されているときにおいて前記停止操作検出手段が前記特別可変表示部に対応した停止操作手段の操作を検出したときに、該特別可変表示部において前記通常遊技状態における最大遅延時間である第1の最大遅延時間よりも短い第2の最大遅延時間の範囲内で導出可能な識別情報のうちから導出すべき識別情報を選択し、該選択した識別情報を導出して変動表示を停止させる特別停止制御手段と、
    所定の移行条件が成立したときに、前記通常遊技状態から前記特別遊技状態に遊技状態を移行させ、該特別遊技状態において払い出した有価価値の数が予め定められた所定数に達したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態制御手段と、
    前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにおいて前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに、前記事前決定手段が前記再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定する確率が前記通常遊技状態よりも高い特定遊技状態に移行させるための特定移行権を付与する特定遊技付与手段と、
    前記特別遊技状態において前記特定遊技付与手段により特定移行権が付与されたことを条件として該特別遊技状態が終了した後に前記特定遊技状態に遊技状態を移行させる特定遊技状態制御手段と
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  6. 前記事前決定手段により前記再遊技表示結果の導出を許容する旨が決定されているときにおいて前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときにおいて算出される有価価値の払い出し率は、前記再遊技識別情報を選択したときにおいて算出される有価価値の払い出し率よりも高い
    ことを特徴とする請求項5に記載のスロットマシン。
  7. 前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに前記特定移行権を付与するか否かを決定する特定付与決定手段を含み、該特定付与決定手段が前記特定移行権を付与する旨を決定したことを条件として、前記特定移行権を付与する
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  8. 前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに互いに特定遊技状態に移行させるゲーム数が異なる複数種類の特定移行権のうちからいずれかの種類の特定移行権を決定する特定種類決定手段を含み、該特定種類決定手段が決定した種類の特定移行権を付与する
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  9. 前記特定遊技付与手段は、前記特別停止制御手段が前記特別可変表示部において前記再遊技識別情報と異なる識別情報を選択したときに特定遊技状態に移行させるゲーム数を特定移行権として付与する特定ゲーム数付与手段と、前記特別遊技状態が開始してから終了するまでの各ゲームにおいて前記特定ゲーム数付与手段により付与された前記特定移行権に対応したゲーム数を累積させる特定遊技累積手段を含み、
    前記特定遊技状態移行手段は、前記特定遊技累積手段により累積されたゲーム数を消化したときに、前記特定遊技状態を終了させる
    ことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  10. 前記特別遊技状態において前記事前決定手段が前記再遊技表示結果の導出を許容する旨を決定したときに、その旨を報知する再遊技許容報知手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  11. 前記特別遊技状態制御手段は、前記可変表示装置の表示結果として前記再遊技表示結果とも前記小役表示結果とも異なる入賞表示結果である特別表示結果が導出されたことを条件として、前記特別遊技状態に移行させ、
    前記事前決定手段は、前記特別遊技状態に制御されていないときに、前記特別表示結果を導出させることを許容するか否かを抽選により決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  12. 前記特別遊技状態制御手段は、前記可変表示装置の表示結果として前記再遊技表示結果とも前記小役表示結果とも異なる入賞表示結果である特別表示結果が導出されたことを条件として、前記特別遊技状態に移行させ、
    前記事前決定手段による前記特別特別表示結果の導出を許容する旨の決定に基づいて前記特別表示結果が導出されないときに、該特別表示結果が導出されるまで当該決定を次ゲーム以降に持ち越させる特別決定持越手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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