JP4023995B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱壁内に冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室を備えたショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種ショーケースには、例えば特開平6−14827号公報(A47F3/04)に示されるように、冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室(冷温切換室)を構成したものが開発されている。係るショーケースでは、例えば夏季などは冷温切換貯蔵室内に冷気を供給して冷蔵温度とし、缶飲料などの商品を冷蔵しながら陳列すると共に、冬季には冷温切換貯蔵室に供給する冷気をダンパーによって阻止し、今度は冷温切換貯蔵室内を電気ヒータにて加熱することにより、商品を加温するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、係るショーケースには上記冷温切換貯蔵室内に設けられた電気ヒータの他、冷却器からのドレン水を受ける蒸発皿を加熱するための蒸発皿用ヒータや、開口縁への結露を防止するための結露防止ヒータなどの種々の電気ヒータが取り付けられる。そのため、通電電流が商用交流100V電源の場合、定格電流が15Aを越えるようになり、通常の125V、15Aの電源プラグを二本使用して二電源とするか、125V、20Aを使用しなければならなくなる。また、消費電力の増大も問題とされていた。
【0004】
本発明は、係る従来の技術課題を解決するために成されたものであり、冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室を備えたショーケースにおいて、定格電流の増大を抑制し、使用性を改善すると共に、省エネ化も図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のショーケースは、断熱壁内に冷却貯蔵室と、冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室とを備えて成るものであって、前記冷却貯蔵室及び冷温切換貯蔵室内を冷却するための冷却器と、前記冷温切換貯蔵室内を加熱するための加温用ヒータと、前記冷却器からのドレン水を貯留するための蒸発皿と、該蒸発皿内のドレン水を加熱するための蒸発皿用ヒータと、前記各ヒータへの通電を制御する制御装置とを備え、該制御装置は、前記加温用ヒータに通電する際、前記蒸発皿用ヒータへの通電を停止することを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、断熱壁内に冷却貯蔵室と、冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室とを備えて成るショーケースにおいて、前記冷却貯蔵室及び冷温切換貯蔵室内を冷却するための冷却器と、前記冷温切換貯蔵室内を加熱するための加温用ヒータと、前記冷却器からのドレン水を貯留するための蒸発皿と、該蒸発皿内のドレン水を加熱するための蒸発皿用ヒータと、前記各ヒータへの通電を制御する制御装置とを備え、該制御装置は、前記加温用ヒータに通電する際、前記蒸発皿用ヒータへの通電を停止するので、加温用ヒータに通電して冷温切換貯蔵室を温蔵使用する際、蒸発皿用ヒータへの通電を停止して定格電流の増大を抑えることが可能となる。
【0007】
これにより、汎用の電源プラグを使用可能となり、使用性が良好となると共に、冷温切換貯蔵室の温蔵使用時の消費電力も削減されるので、省エネルギーにも寄与できる。このとき、冷温切換貯蔵室を温蔵使用している間は冷却器からのドレン水も減少するので、蒸発皿用ヒータの発熱を停止してもドレン水の処理には支障は生じない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明のショーケースの実施例としてのオープンショーケース1の正面図、図2はオープンショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。オープンショーケース1は、断面略コ字状の断熱壁2の両側にガラス製の側板3、3を取り付けることにより、前面に開口した本体4が構成されている。断熱壁2の内側には間隔を存して底面、背面及び天面に渡るダクト板6が取り付けられ、このダクト板6と断熱壁2間に主ダクト7が構成されると共に、ダクト板6の内側に前面が開口した貯蔵室8が構成されている。
【0009】
この貯蔵室8内は上下方向の略中間部に取り付けられた断熱性の断熱仕切部材11によって上下に仕切られ、断熱仕切部材11の上方が冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室12、断熱仕切部材11の下方が冷蔵使用される冷却貯蔵室13とされている。主ダクト7の上端は冷温切換貯蔵室12の前面開口上縁に位置する上部冷気吐出口14に連通し、主ダクト8の下端は冷却貯蔵室13の前面開口下縁に位置する冷気吸込口16に連通している。また、冷却貯蔵室13の下方の主ダクト7内には冷気送給用の送風機17が配設され、冷却貯蔵室13背方の主ダクト7内には冷却装置の冷凍サイクルを構成する冷却器18が縦設されている。尚、19は閉店時に貯蔵室8の開口を閉じるためのナイトカバーであり、冷気吸込口16下方に引き出し自在に収納されている。また、9は上部冷気吐出口14の前側に取り付けられた蛍光灯である。
【0010】
断熱壁2の下側には機械室21が構成されており、この機械室21内には前記冷却器18と共に冷却装置の冷凍サイクルを構成する圧縮機22や凝縮器23、凝縮器用送風機24が設置されると共に、電源や制御基板を収納した電装箱26(図11参照)も配設される。断熱壁2の後側には当該断熱壁2の背面と所定の間隔を存して鋼板製の背面板27が取り付けられており、この背面板27と断熱壁2間には排気用ダクト28が構成されている。この排気用ダクト28の下端は機械室21の後部に開口して連通すると共に、上端はオープンショーケース1上方に開放している。尚、29は機械室21の前面を開閉自在に閉じるパネルである。31は機械室21内下部に設けられた蒸発皿であり、図示しないドレンホースを介して冷却器18からのドレン水(露水や除霜水など)が流入し、貯留されるものである。この蒸発皿31は蒸発皿ヒータH2(電気ヒータ。図13参照)が取り付けられている。
【0011】
冷却貯蔵室13内には前後方向に引き出し移動自在の可動棚33、33が二段架設されている。冷温切換貯蔵室12内の断熱仕切部材11上及びその上方にもそれぞれ前後方向に引き出し移動自在の可動棚34、34が架設されているが、冷温切換貯蔵室12の場合、各可動棚34、34は前方に少許低く傾斜している。そして、各可動棚34、34の商品載置面の裏側には加温用ヒータH3(電気ヒータ。図13参照)がそれぞれ取り付けられている。また、図3、図7中可動棚34、34には厚さ0.5mm程のポリカーボネート板から成る熱緩衝用の中敷35が着脱自在に敷設されている。この中敷35は冷温切換貯蔵室12内を温蔵使用するとき、図3、図5乃至図7に示す如く背の低いリキャップ式の樹脂ボトル(ペットボトルなど)の商品を可動棚34上に陳列する際に使用し、缶飲料などの商品を陳列する際には取り外す。
【0012】
この場合、設置床面から冷却貯蔵室13の下段の可動棚33までの高さは400mm〜450mm(実施例では420mm)に設定され、上段の可動棚33までの高さは630mm〜680mm(実施例では650mm)に設定されている。また、下段の可動棚34までの高さは870mm〜920mm(実施例では890mm)に設定され、下段の可動棚34と上段の可動棚34間及び上段の可動棚34と上部冷気吐出口14間の間口は170mm〜190mmに設定されている。
【0013】
また、冷却貯蔵室13に対応する位置の貯蔵室8の前面開口縁には結露を防止するための冷却貯蔵室用結露防止ヒータH1(電気ヒータ。図13参照)が取り付けられ、冷温切換貯蔵室12に対応する位置の貯蔵室8の前面開口縁にも冷蔵使用時における結露を防止するための冷温切換貯蔵室用結露防止ヒータH4(電気ヒータ。図13参照)がそれぞれ取り付けられている。
【0014】
一方、断熱仕切部材11の下側には所定の間隔を存して鋼板製の仕切板36が取り付けられ、この仕切板36と断熱仕切部材11間に分岐ダクト37を構成している。断熱仕切部材11前端と仕切板36の前端間には分岐ダクト37の前端にて開口する下部冷気吐出口38が形成されているが、断熱仕切部材11前端と仕切板36前端は図3に示す如く下方に屈曲されている関係上、下部冷気吐出口38は少許斜め前方下方に指向している。また、分岐ダクト37の後端は背面のダクト板6に形成された透孔にて主ダクト7と連通している。尚、仕切板36下側の冷却貯蔵室13に対応する位置のダクト板6には複数の背面冷気吐出口40・・が穿設されている。
【0015】
そして、仕切板36の上面にはダンパー41が取り付けられている。このダンパー41は図3、図5乃至図10に示す如く仕切板36の中央部から下側に臨む操作部42と、この操作部42から左右に広がり、断熱仕切部材11の下面に近接するように立ち上がる起立壁部43と、この起立壁部43に穿設された複数の通気部(丸孔)44と、起立壁部43の上端から後方に延在する閉塞板部46から構成され、仕切板36に前後移動自在に保持されている。このダンパー41は仕切板36に下方から螺合する化粧ビス47を緩めることにより、移動自在となり、締め込むことによりその位置で移動不能となる。
【0016】
他方、断熱仕切部材11の背方に対応する位置の主ダクト7内にはグリル部材51が取り付けられている。このグリル部材51は仕切板36よりも上方の高さに位置し、主ダクト7の通路断面に渡って取り付けられており、前後二列の複数の開口(丸孔)52・・・、53・・・を備えている。前記ダンパー41の閉塞板部46はこのグリル部材51の下側に対応しており、操作部42を摘んでダンパー41を最も奥(後方)に移動させた状態ではグリル部材51の全ての開口52・・・、53・・・を閉塞して主ダクト7をその位置で塞ぎ(図7、図10参照)、そこから少許前に移動させた状態ではグリル部材51の前側の開口52・・・のみを塞ぎ、後側の開口53・・・は開放する(図6、図9参照)。また、最も前側に移動させた状態ではグリル部材51の全ての開口52・・・、53・・・を開放する(図5、図8)。
【0017】
このとき、操作部42及び化粧ビス47は仕切板36前端の下側への屈曲部後方に位置しており、その屈曲寸法内に納められている。従って、これら操作部42及び化粧ビス47が上段の可動棚33上の商品の邪魔となることは無くなる。
【0018】
ここで、冷温切換貯蔵室12に対応する位置の断熱壁2の背面には図11に示す如く貫通孔61が形成されており、主ダクト7から排気用ダクト28に渡っている。前記各可動棚34、34の加温用ヒータH3、H3に接続された電線62、62は図11に示す如く上記貫通孔61から極めて短い距離で排気用ダクト28内に引き出される。そして、機械室21内の電装箱26から引き出された加温用ヒータH3、H3への給電用の電線63、63は排気用ダクト28内を持ち上げられ、この排気用ダクト28内において加温用ヒータH3、H3からの電線62、62にコネクタ64(電線62と63それぞれの端部にコネクタ64の雄雌端子が備えられる)にて接続される。このコネクタ64の接続は背面板27を取り付ける前に断熱壁2の後側にて行うので、機械室21内で行う場合に比して作業は極めて容易となる。
【0019】
このとき、電線63、63は排気用ダクト28の上端のグリル28Aに係合するハンガー66により吊り下げられ、コネクタ64を貫通孔61より高い位置に保持する。これにより、冷温切換貯蔵室12が冷蔵使用される際に電線62、62を伝って排気用ダクト28内に侵入する結露水がコネクタ64に至ってショートする不都合を回避している。また、貫通孔61後方に対応する位置の背面板27には貫通孔61からコネクタ64の存在範囲に渡る開口68が形成され、開閉自在の蓋板69にて閉塞されている。この開口68を利用することにより、コネクタ64の着脱などのメンテナンスが行えるように構成されている。
【0020】
次に、図13はオープンショーケース1の電気回路を示している。この電気回路のうちの本発明における制御装置に相当する制御部分は前記電装箱26内の制御基板上に構成されている。商用交流(AC)100V電源(図11に示す電源プラグPでコンセントに接続される)には例えば主ダクト7内の吐出冷気の温度を検出する冷却用サーモスタット71、オーバーロードリレー79、始動リレー72、始動コンデンサ83、運転コンデンサ84を介して圧縮機22が接続されている。また、電源には前記送風機17や凝縮器用送風機24、冷却貯蔵室用結露防止ヒータH1も接続される。また、電源には前記蛍光灯9が安定器73や蛍光灯スイッチ81を介して接続される(74はグロースタータである)。
【0021】
そして、冷温切換スイッチ82、82以降に以下の回路が接続される。即ち、冷温切換スイッチ82、82の冷蔵用接点には過熱防止器76と蒸発皿用ヒータH2が直列に接続され、この直列回路に冷温切換貯蔵室用結露防止ヒータH4が並列に接続される。また、冷温切換スイッチ82、82の温蔵用接点には加温用ヒータH3、H3が、可動棚34の商品載置面の温度を検出している加温用サーモスタット77及び過熱防止器78とそれぞれ直列に接続され、各直列回路が並列に接続されている。
【0022】
以上の構成で次に動作を説明する。先ず、夏季などに冷温切換貯蔵室12内を冷蔵使用する場合について説明する。この場合は前記ダンパー41を例えば図5、図8に示す如く最も前側に移動させる。これにより、グリル部材51の前後全ての開口52、53が開放される。また、冷温切換スイッチ82(図13)は冷蔵用接点に切り替える。
【0023】
今、主ダクト7内の冷気の温度が高く、冷却用サーモスタット71が接点を閉じると、圧縮機22が起動され、冷却器18が冷却効果を発揮する。送風機17は運転されているので、この冷却器18と熱交換した冷気は送風機17により主ダクト7内を吹き上げられる。前述の如くグリル部材51の全開口52、53は開放されているので、主ダクト7内を吹き上げられた冷気は図5に示す如く開口52、53を通過して上方に向かい、上部冷気吐出口14から冷温切換貯蔵室12の開口に向けて吐出される。また、冷却貯蔵室13には背面冷気吐出口40からも一部吐出される。
【0024】
上部冷気吐出口14及び背面冷気吐出口40から吐出された冷気は、貯蔵室8の開口に冷気エアーカーテンを形成しつつ冷温切換貯蔵室12及び冷却貯蔵室13内を冷却し、冷気吸込口16から吸い込まれる。冷却用サーモスタット71は例えば+5℃乃至+15℃などの冷蔵温度設定とされており、これにより、冷温切換貯蔵室12内及び冷却貯蔵室13内は略同一の冷蔵温度に維持される。また、機械室21内の圧縮機22や凝縮器23からの廃熱は、排気用ダクト28を上昇してグリル28Aから放散される。
【0025】
次に、冷温切換貯蔵室12内に冷却貯蔵室13内よりも高い貯蔵温度の商品を陳列したい場合、前述の状態からダンパー41を奥方に一段階押し込み(一段階の停止位置を仕切板36の下面から判別できるように構成されている)、図6、図9の如く閉塞板部46によってグリル部材51の前列の開口52・・・のみを閉塞する。これにより、冷温切換貯蔵室12方向に上昇する冷気量は後列の開口53・・・を通過したもののみとなり、略半減する。
【0026】
一方、閉塞板部46に衝突した冷気はそれに案内され、分岐ダクト37方向に向かう。そして、ダンパー41の通気部44を通過し、下部冷気吐出口38から冷却貯蔵室13の開口に向けて吐出されるようになる。これにより、冷却貯蔵室13にはより多くの量の冷気が供給されるようになるので、冷温切換貯蔵室12内の温度は冷却貯蔵室13内の温度よりも高くなり、比較的高い冷蔵温度の商品の陳列に好適となる。
【0027】
このように冷温切換貯蔵室12内を冷蔵使用している場合には、前述の如く冷温切換スイッチ82は冷蔵用接点に閉じているので、蒸発皿用ヒータH2が通電され、蒸発皿31は加熱される。このとき、冷却器18には冷温切換貯蔵室12と冷却貯蔵室13の両方を冷却したことによる多量の結露や霜が発生するので、蒸発皿31にも比較的多量のドレン水が貯留されることになるが、このドレン水は蒸発皿用ヒータH2による加熱によって円滑に蒸発処理される。また、冷却貯蔵室用結露防止ヒータH1と冷温切換貯蔵室用結露防止ヒータH4にも通電されて発熱するので、冷却貯蔵室13及び冷温切換貯蔵室12の開口縁への結露も防止される。
【0028】
次に、冷温切換貯蔵室12内を温蔵使用する場合について説明する。この場合は前記ダンパー41を図7、図10に示す如く最も奥(後)側に移動させる。これにより、グリル部材51の前後全ての開口52、53が閉塞板部46により閉塞される。また、冷温切換スイッチ82(図13)は温蔵用接点に切り替える。
【0029】
これにより、冷温切換貯蔵室12方向に上昇する冷気量は零となる。一方、主ダクト7内を上昇して来た冷気は閉塞板部46に衝突し、それに案内されて分岐ダクト37方向に向かう。そして、ダンパー41の通気部44を通過し、下部冷気吐出口38から冷却貯蔵室13の開口に向けて吐出されるようになる。これにより、冷却貯蔵室13には冷気が供給され、冷蔵温度とされる。
【0030】
一方、前述の如く冷温切換スイッチ82は温蔵用接点に閉じているので、今度は加温用ヒータH3、H3に通電され、発熱する。これにより、冷温切換貯蔵室12内の可動棚34上の商品は加熱される。この場合、加温用ヒータH3、H3の通電は加温用サーモスタット77により制御され、例えば設定値+55℃程に加温される。
【0031】
ここで、商品が前述のペットボトルなどの場合には可動棚34に前記中敷35を敷く。ペットボトルは缶よりも熱伝達が良いため、缶と同一の設定では温度が高くなり過ぎるが、中敷35の熱緩衝作用によってペットボトルなどの商品の温度上昇は抑えられる。従って、缶飲料などを別の可動棚34に陳列し、そこには中敷35を敷かないようにすれば、全商品を略同一の温度に加温できるようになる。
【0032】
また、中敷35には蓄熱作用もあるので、加温用ヒータH3の通電が加温用サーモスタット77により切られている最中の温度低下を干満とすることができる。これにより、商品の保温温度を安定化させつつ、省エネルギーにも寄与できるようになる。
【0033】
他方、冷温切換スイッチ82が温蔵用接点に閉じていることにより、蒸発皿用ヒータH2には通電されなくなる。このとき、冷却器18には冷却貯蔵室13を冷却したことによる結露や霜が発生するのみであり、蒸発皿31のドレン水も比較的少なくなるので問題はない。また、冷温切換貯蔵室用結露防止ヒータH4への通電も停止するが、冷温切換貯蔵室12内は温蔵中であるので、開口縁に結露が生じる危険性もない。
【0034】
一方で、このように温蔵使用中、加温用ヒータH3に通電しているときには蒸発皿用ヒータH2と冷温切換貯蔵室用結露防止ヒータH4への通電を停止するので、オープンショーケース1で使用する定格電流は、冷温切換貯蔵室12内を冷蔵使用する場合と温蔵使用する場合を通して、実施例の場合定格電流を15A以下に抑えられた。これにより、オープンショーケース1への電源供給は通常の125V、15Aの電源プラグP一本で済むようになり、使い勝手が極めて良好となると共に、省エネルギーにも寄与できるものとなった。
【0035】
尚、実施例ではオープンショーケースに本発明を適用したが、本発明ではそれに限らず、透明ガラスで貯蔵室が囲繞された卓上ショーケースなどでもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、断熱壁内に冷却貯蔵室と、冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室とを備えて成るショーケースにおいて、前記冷却貯蔵室及び冷温切換貯蔵室内を冷却するための冷却器と、前記冷温切換貯蔵室内を加熱するための加温用ヒータと、前記冷却器からのドレン水を貯留するための蒸発皿と、該蒸発皿内のドレン水を加熱するための蒸発皿用ヒータと、前記各ヒータへの通電を制御する制御装置とを備え、該制御装置は、前記加温用ヒータに通電する際、前記蒸発皿用ヒータへの通電を停止するので、加温用ヒータに通電して冷温切換貯蔵室を温蔵使用する際、蒸発皿用ヒータへの通電を停止して定格電流の増大を抑えることが可能となる。
【0037】
これにより、汎用の電源プラグを使用可能となり、使用性が良好となると共に、冷温切換貯蔵室の温蔵使用時の消費電力も削減されるので、省エネルギーにも寄与できる。このとき、冷温切換貯蔵室を温蔵使用している間は冷却器からのドレン水も減少するので、蒸発皿用ヒータの発熱を停止してもドレン水の処理には支障は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のショーケースの実施例のオープンショーケースの正面図である。
【図2】 図1のオープンショーケースの縦断側面図である。
【図3】 図1のオープンショーケースの冷温切換貯蔵室部分の拡大縦断側面図である。
【図4】 図1のオープンショーケースの冷温切換貯蔵室内の可動棚の拡大正面図である。
【図5】 図1のオープンショーケースの断熱仕切部材部分の拡大断面図である。
【図6】 図1のオープンショーケースの断熱仕切部材部分のもう一つの拡大断面図である。
【図7】 図1のオープンショーケースの断熱仕切部材部分の更にもう一つの拡大断面図である。
【図8】 図1のオープンショーケースの仕切板及びダンパーの斜視図である。
【図9】 図1のオープンショーケースの仕切板及びダンパーのもう一つの斜視図である。
【図10】 図1のオープンショーケースの仕切板及びダンパーの更にもう一つの斜視図である。
【図11】 図1のオープンショーケースの概略縦断斜視図である。
【図12】 図1のオープンショーケースの背面図である。
【図13】 図1のオープンショーケースの電気回路図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース
2 断熱壁
6 ダクト板
7 主ダクト
8 貯蔵室
11 断熱仕切部材
12 冷温切換貯蔵室
13 冷却貯蔵室
14 上部冷気吐出口
16 冷気吸込口
17 送風機
18 冷却器
21 機械室
22 圧縮機
23 凝縮器
24 凝縮器用送風機
26 電装箱
27 背面板
28 排気用ダクト
31 蒸発皿
33、34 可動棚
36 仕切板
37 分岐ダクト
38 下部冷気吐出口
41 ダンパー
42 操作部
43 起立壁部
44 通気部
46 閉塞板部
51 グリル部材
52、53 開口
61 貫通孔
62、63 電線
64 コネクタ
82 冷温切換スイッチ
H1 冷却貯蔵室用結露防止ヒータ
H2 蒸発皿用ヒータ
H3 加温用ヒータ
H4 冷温切換貯蔵室用結露防止ヒータ
P 電源プラグ

Claims (1)

  1. 断熱壁内に冷却貯蔵室と、冷温切換使用可能な冷温切換貯蔵室とを備えて成るショーケースにおいて、
    前記冷却貯蔵室及び冷温切換貯蔵室内を冷却するための冷却器と、
    前記冷温切換貯蔵室内を加熱するための加温用ヒータと、
    前記冷却器からのドレン水を貯留するための蒸発皿と、
    該蒸発皿内のドレン水を加熱するための蒸発皿用ヒータと、
    前記各ヒータへの通電を制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記加温用ヒータに通電する際、前記蒸発皿用ヒータへの通電を停止することを特徴とするショーケース。
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