JP4166125B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、断熱壁内に貯蔵室を構成し、この貯蔵室内の冷却領域を冷却装置により冷却しながら貯蔵室内の加熱領域を電気ヒータにより加熱して成る貯蔵庫に関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに設置されるショーケースなどの貯蔵庫には、断熱箱体内に貯蔵室を構成し、この貯蔵室内を断熱仕切壁によって下側の冷蔵部(冷却領域)と、上側の温蔵部(加熱領域)とに区画形成されたものがある(特許文献1参照。)。
この冷蔵部の下方には、断熱壁にて区画形成された蒸発室が形成される。この蒸発室内に配設された蒸発器により冷却された冷気を、送風機により冷蔵部へ循環させることにより、冷蔵部を所定の温度に冷却している。他方、温蔵部には、複数の温蔵用陳列棚が架設される。この温蔵用陳列棚は、伝熱プレートにより形成されると共に、当該棚の下面に設けられたコードヒータにより、加温されるものであり、当該棚の加温により温蔵部内を所定温度に加温している。
特開平6−165721号公報
一方、従来の貯蔵庫では、前記蒸発器と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機への給電系統と、前記温蔵用陳列棚に設けられるコードヒータへの給電系統は、同一の電源コードにより行われていた。そのため、当該電源コードが単相プラグである場合、通電される電流が15Aに制限される問題があり、同時に冷却運転及び加熱運転を行うことができない、又は、十分な冷却運転及び加熱運転を行うことができないという不都合があった。
そこで、十分な冷却運転及び加熱運転を行うため、前記圧縮機への給電系統と、コードヒータへの給電系統を別系統とし、同時に冷却運転及び加熱運転を行った場合でも通電される電流値が制限値を越えてしまう不都合を回避していた。しかしながら、これらの給電系統を別系統とすることにより、それぞれに電源コードを設ける必要があるため、電源コードが増加されることにより、使用性の低下、部品点数の増加に伴うコストの高騰を招く問題があった。
本発明の貯蔵庫は、断熱壁内に貯蔵室を構成し、この貯蔵室内の冷却領域を冷却装置により冷却しながら貯蔵室内の加熱領域を電気ヒータにより加熱して成るものであって、貯蔵室は前面に開口し、電気ヒータは前記加熱領域に架設された棚に設けられ、且つ、当該棚前部の系統と棚後部の系統とに分けられると共に、冷却装置を構成する圧縮機と電源間に圧縮機駆動用リレーの常開接点を接続し、電源に棚前部の系統の電気ヒータと棚後部の系統の電気ヒータを並列に接続すると共に、当該棚後部の系統の電気ヒータには、圧縮機駆動用リレーの常閉接点を接続したものである。
本発明によれば、断熱壁内に貯蔵室を構成し、この貯蔵室内の冷却領域を冷却装置により冷却しながら貯蔵室内の加熱領域を電気ヒータにより加熱して成る貯蔵庫において、冷却装置を構成する圧縮機の運転時、電気ヒータの通電を制限できるので、貯蔵庫全体の通電電流を低減することができるようになる。
これにより、例えば、貯蔵庫への通電を行う単相プラグの電源コードを用いた場合であっても、一度に通電される通電電流を所定値以下に制限することができるようになる。そのため、従来の如く冷却装置を運転するための電源コードと、電気ヒータへの通電を行うための電源コードとをそれぞれ別個に設ける必要がなくなり、利便性の向上を図ることができ、また、部品点数の削減によるコストの低減を図ることができるようになる。
特に、冷却装置を構成する圧縮機と電源間に接続された圧縮機駆動用リレーの常開接点を備え、圧縮機の運転時、圧縮機駆動用リレーの常閉接点を用いて電気ヒータの通電を制限するので、回路構成を著しく簡素化することも可能となるものである。
この場合、貯蔵室は前面に開口し、電気ヒータは前記加熱領域に架設された棚に設けられ、且つ、当該棚前部の系統と棚後部の系統とに分けられており、冷却装置を構成する圧縮機と電源間に圧縮機駆動用リレーの常開接点を接続し、電源に棚前部の系統の電気ヒータと棚後部の系統の電気ヒータを並列に接続すると共に、当該棚後部の系統の電気ヒータには、圧縮機駆動用リレーの常閉接点を接続したので、圧縮機の運転時、圧縮機駆動用リレーの常閉接点を用いて棚後部の系統の電気ヒータの通電を禁止することができるようになる。これにより、棚前部の電気ヒータの通電を優先させて行うことができるようになり、通常、棚の手前から取り出される物品を優先的に加熱することができ、利便性が向上する。
本発明は、従来の技術的課題を解決するために、通電量を制限しつつ、貯蔵室内の冷却領域を冷却装置による冷却及び貯蔵室内の加温領域を電気ヒータによる加熱を実現することができる貯蔵庫を提供する。以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の貯蔵庫としてのショーケース1の斜視図、図2はショーケース1の上部縦断側面図、図3はショーケース1の棚2の平面図をそれぞれ示している。
ショーケース1は前面に開口する断面略コ字状の断熱壁3と、その両側に取り付けられた側板4によって本体5が構成されており、この断熱壁3の内側には間隔を存して背面及び天面にそれぞれ背面パネル6、天面パネル7が配設され、これら背面パネル6、天面パネル7と断熱壁3間にダクト9が構成されている。また、背面パネル6の下端には、前方に延在するデックパン10が設けられており、これら背面パネル6、天面パネル7及びデックパン10の内側に貯蔵室11が構成されている。そして、デックパン10の下方にはダクト9に連通してその一部を構成する下部ダクト14が構成されている。
ダクト9の上端は貯蔵室11の前面開口上縁に位置する上部冷気吐出口16に連通し、下部ダクト14の前端は貯蔵室11の前面開口下縁に位置すると共に、複数のスリットから成る冷気吸込口17に連通している。また、デックパン10の下方の下部ダクト14内には冷気送給用の図示しない送風機が配設され、ダクト9内には冷却装置の冷凍サイクルを構成する冷却器15が縦設されている。尚、19は上部冷気吐出口16の前側に取り付けられた蛍光灯である。
断熱壁3の下側には図示しない機械室が構成されており、この機械室内には前記冷却器15と共に冷却装置の冷凍サイクルを構成する圧縮機や凝縮器、凝縮器用送風機が設置されると共に、電源や制御基板を収納した電装箱も配設される。断熱壁3の背方には当該断熱壁3の背面と所定の間隔を存して鋼板製の背面板20が取り付けられており、この背面板20と断熱壁3間には排気用ダクト21が構成されている。
この排気用ダクト21の下端は前記機械室の後部に開口して連通すると共に、上端はショーケース1上方に開放している。尚、23は機械室の前面を開閉自在に閉じるパネルである。24は機械室内下部に設けられた蒸発皿であり、図示しないドレンホースを介して冷却器15からのドレン水(露水や除霜水など)が流入し、蒸発処理されるものである。
貯蔵室11内には前後方向に引き出し移動自在の可動棚が複数段、本実施例では上から順に、25、26、27、28が四段架設されている。各可動棚25、26、27、28の商品載置面の裏側には電気ヒータH(図3参照。)がそれぞれ取り付けられている。
各可動棚25、26、27、28は、左右に形成されると共に、貯蔵室11の背面に設けられた棚支柱に着脱自在に係止される図示しない一対のブラケットと、棚板33などから構成され、当該棚板33は図示しないスライドレールによりブラケットに対し、前後移動自在とされている。尚、図1中の50は、ブラケットの外側及び棚板33の下面を被覆するための鋼板製のカバー部材であり、このカバー部材50は、少なくとも上面に開口している。
本実施例では、最上段を構成する可動棚25と上から2段目を構成する可動棚26を構成するカバー部材50は、前面及び後面に開口を有すると共に、棚板33の下面に所定の間隔を存して位置するため、それらの間に棚ダクト53が形成される。そして、棚板33前端とカバー部材50の前端間には棚ダクト53の前端にて開口する棚下冷気吐出口70が形成されている。
また、カバー部材50の後端は、下方に少許所定角度で折曲されたフランジ部50Aが形成されていると共に、このフランジ部50Aには、本実施例では、左右に二カ所下端から上方に向けて切り欠かれた図示しない係止部が形成されている。また、棚ダクト53の後端は詳細は後述する如く背面パネル6を構成する複数の背面パネル部材92、94又は95、97により形成される連通部101、102にて背面ダクト9と連通している。
そして、カバー部材50の上面にはダンパー部材71が取り付けられている。このダンパー部材71は図2に示す如くカバー部材50の中央部から後方に延在した後、カバー部材50の下面に近接するように立ち上がる起立壁部73が形成され、更に、当該起立壁部73の上端から後方に延在し、後端に左右に渡って図示しないシール部材が設けられる。そして、このダンパー部材71の下面には、操作部72が設けられると共に、起立壁部73には図示しない複数の通気部が穿設されている。
そして、このダンパー部材71は、カバー部材50の両側部に設けられた図示しないダンパーレール部材により前後摺動自在に保持されている。また、このダンパー部材71はカバー部材50に下方から螺合する化粧ビス79を緩めることにより、移動自在となり、締め込むことによりその位置で移動不能となる。また、本実施例では、該ダンパー部材71の後端には、当該ダンパー部材71が背面ダクト9を閉じたことを検出するためのダンパーセンサ(開閉検出手段)90が設けられており、図示しない制御装置に接続されているものとする。
尚、図2において87は、断面略L字状に形成された鋼板製部材であり、前記棚板33の後端を保持すると共に、後述する各背面パネル部材94、97と連結するための連結部材である。この連結部材87には、各背面パネル94、97と化粧ビス88にて螺着するための図示しない取付孔が形成されている。
一方、上記背面パネル6は、複数の背面パネル部材91、92、94、95、97と、前記天面パネル7の後端が下方に折曲された背面部7Aとから構成される。背面パネル部材91は、背面パネル6の下部、本実施例では、最下段の可動棚28の背面及び、下から二段目を構成する可動棚27の背面の一部を構成しており、前記断熱壁3の前面と所定間隔を存して、本体5に固定されている。また、この背面パネル部材91の上部には、左右に図示しない係合孔が形成されている。
背面パネル部材92は、下から二段目を構成する可動棚27の背面上部を構成する板状部材であり、この背面パネル部材92の左右には、上下に渡って複数の係合孔100が形成されている。この背面パネル部材92は、背面パネル部材91と相互に重複して、背面パネル部材92の何れかの係合孔100と背面パネル部材91の前記係合孔を合致させ、化粧ビス98により、背面パネル部材92を背面パネル部材91に着脱自在に固定する。これにより、背面パネル部材91及び92の重複量を変化させることにより、下から二段目の可動棚27の背面の高さを調整可能とすることができる。
また、この背面パネル部材92の上端には、前方に屈曲したフランジ部92Aが形成されており、このフランジ部92Aには、左右に所謂カラー付きのネジ99が取り付けられている。このネジ99は、本実施例では、下から三段目、即ち、上から二段目を構成する可動棚26のカバー部材50に形成された前記係止部を上方から係脱自在に支持するものである。
また、背面パネル部材94は、可動棚26の背面下部を構成しており、当該背面パネル部材94の下端に左右に渡ってフランジ部94Aが形成される。このフランジ部94Aには、左右に図示しない係合孔が形成され、可動棚26の後端に設けられた連結部材87の図示しない取付孔と合致して化粧ビス88により固定される。また、この背面パネル部材94の上部には、左右に図示しない係合孔が形成されている。
背面パネル部材95は、可動棚26の背面上部を構成する板状部材であり、前記背面パネル部材92と同様に構成されている。即ち、この背面パネル部材95の左右には、上下に渡って複数の係合孔103が形成されている。この背面パネル部材95は、背面パネル部材94と相互に重複して、背面パネル部材95の何れかの係合孔103と背面パネル部材94の前記係合孔を合致させ、化粧ビス98により、背面パネル部材95を背面パネル部材94に着脱自在に固定する。これにより、背面パネル部材94及び95の重複量を変化させることにより、可動棚26の背面の高さを調整可能とすることができる。
また、この背面パネル部材95の上端には、前方に屈曲したフランジ部95Aが形成されており、このフランジ部95Aには、同様に左右に所謂カラー付きのネジ99が取り付けられている。このネジ99は、本実施例では、最上段を構成する可動棚25のカバー部材50に形成された図示しない係止部を上方から係脱自在に支持するものである。
また、背面パネル部材97は、可動棚25の背面下部を構成しており、当該背面パネル部材97の下端に左右に渡ってフランジ部97Aが形成される。このフランジ部97Aには、左右に図示しない係合孔が形成され、可動棚25の後端に設けられた連結部材87の取付孔89と合致して化粧ビス88により着脱自在に固定される。また、この背面パネル部材97の左右には、上下に渡って複数の係合孔104が形成されている。
可動棚25の背面上部を構成する天面板7の背面部7Aは、前記断熱壁3の前面と所定間隔を存して、本体5に固定されていると共に、背面部7A下部には、左右に図示しない係合孔が形成されている。
これにより、背面パネル部材97の何れかの係合孔104と天面板7の背面部7Aの前記係合孔を合致させ、化粧ビス98により、背面パネル部材97を背面部7Aに着脱自在に固定する。これにより、背面パネル部材97及び背面部7Aの重複量を変化させることにより、可動棚25の背面の高さを調整可能とすることができる。
ここで、本実施例のショーケース1は、詳細は上述した如く最上段を構成する可動棚25及び上から二段目を構成する可動棚26は、棚ダクト53を有していると共に、ダンパー部材71を備えていることにより、当該ダンパー部材71を操作し、操作された可動棚の高さで背面ダクト9を閉鎖することが可能となる。
そのため、可動棚25のダンパー部材71のみを操作し、係る高さで、背面ダクト9を閉鎖した場合には、背面ダクト9内を上昇する冷気の一部は、背面パネル部材92に形成された係合孔100から吐出され、残りの一部は、背面パネル部材92と94との間に形成された連通部101から可動棚26の棚ダクト53内に侵入し、棚下冷気吐出口70から貯蔵室11内下部に向けて吐出される。また、残りの冷気は、背面ダクト9を更に上昇し、背面パネル部材95とダンパー部材71とにより形成された連通部102から可動棚25の棚ダクト53内に侵入し、棚下冷気吐出口70から貯蔵室11内下部に向けて吐出される。
これにより、可動棚25より下方の貯蔵室11内は、冷気供給により冷却領域11Aとされる。ここで、上述した如くダンパー部材71の後端には、ダンパーセンサ90が設けられているため、当該ダンパー部材71が閉鎖されていることを検出すると、前記制御装置は、可動棚25の加温用ヒータHを通電するものとする。これにより、可動棚25より上方の貯蔵室11内は、冷気供給の停止、及びヒータHの通電により加熱領域11Bとされる。
ここで、本実施例では、例えば最上段を構成する可動棚25の加温用ヒータHを図3に示す如く可動棚25の前側に配置されたヒータH1と、可動棚25の後側に配置されたH2の二系統により構成する。
図4は、電気ヒータH、即ちヒータH1及びヒータH2と、冷却装置を構成する圧縮機12の電気回路を示している。これらヒータH1、H2の給電には、三相200V電源が使用される。即ち、この電源のRST各相間の電圧は交流200Vである。そして、電源のRST各相間には、前記冷却装置の圧縮機12が接続されていると共に、RS相間には、各ヒータH1及びH2が並列に接続されている。
また、電源のR相と圧縮機12との間及び圧縮機12と電源のT相との間には、それぞれ圧縮機駆動用リレー接点(常開接点)R1が接続され、RS相間には、ヒータ駆動用リレー接点R2が直列に接続されている。尚、ヒータ駆動用リレー接点R2は、前記ダンパーセンサ(開閉検出手段)90と連動して制御されるものとする。また、ヒータ駆動用リレー接点R2と前記ヒータH2との間には、前記圧縮機駆動用リレー接点R1と同期して制御される圧縮機駆動用リレーのB接点(常閉接点)R1Bが接続されている。尚、これら圧縮機駆動用リレー接点R1、R1B及びヒータ駆動用リレー接点R2は、それぞれ前記制御装置により制御されるものとする。
以上の構成により、ショーケース1の電源がONとされると、圧縮機駆動用リレー接点R1が閉じて圧縮機12が運転され、ダンパーセンサ90がONとされると、ヒータ駆動用リレー接点R2が閉じる。ここで、ヒータ駆動用リレー接点R1が閉じているあいだは、ヒータ駆動用リレー接点R1が閉じても、ヒータ駆動用リレーのB接点R1Bが開放されるので、圧縮機12の運転時には、電気ヒータH2への通電は禁止され、電気ヒータH1への通電のみが許容されることとなる。
これにより、冷却装置を構成する圧縮機12の運転時、電気ヒータHを構成する電気ヒータH1及びH2の内の電気ヒータH2の通電を禁止するので、ショーケース1全体の通電電流を低減することができるようになる。
そのため、例えば、ショーケース1への通電を行う電源コードに単相プラグを用いた場合であっても、一度に通電される通電電流を所定値、例えば15A以下に制限することができるようになる。これにより、冷却装置の圧縮機12を運転するための電源コードと、電気ヒータHへの通電を行うための電源コードとをそれぞれ別個に設ける必要がなくなり、利便性の向上を図ることができ、また、部品点数の削減によるコストの低減を図ることができるようになる。
特に、本実施例では、電気ヒータHは、電気ヒータH1と電気ヒータH2の二つの系統により構成され、圧縮機12の運転時、一方の系統の電気ヒータH2の通電を禁止するため、容易にショーケース1全体の通電電流を制限することができるようになる。尚、本実施例では、電気ヒータHは、二系統としているが、これ以上であってもよいものとする。
また、圧縮機12の運転時において通電が禁止される電気ヒータH2は、可動棚25の後部に配設される電気ヒータであるため、可動棚25前部の電気ヒータH1の通電を優先させて行うことができる。そのため、通常、可動棚25の手前から取り出される物品を優先的に加熱することができ、利便性が向上する。
尚、本実施例では、圧縮機駆動用リレー接点R1及びB接点R1Bの開閉により、圧縮機12の運転時における電気ヒータH2の通電禁止制御を行っているが、これ以外にも、圧縮機12の運転時における電気ヒータH2の通電量の低減を行うことにより、本発明を実現してもよいものとする。
また、上記以外にも、図5に示す如き電気回路を本発明に適用することにより、本発明を実現してもよいものとする。即ち、図5の電気回路は、電源のRST各相間には、前記冷却装置の圧縮機12が接続されていると共に、RS相間には、電気ヒータHが接続されている。
また、電源のR相と圧縮機12との間及び圧縮機12と電源のT相との間には、それぞれ圧縮機駆動用リレー接点(常開接点)R3が接続され、RS相間には、電気ヒータHに対し直列に、ヒータ駆動用リレー接点R2と、前記圧縮機駆動用リレー接点R3と、整流素子として例えば半波整流用のダイオードDが接続されている。また、この圧縮機駆動用リレー接点R3とダイオードDの両端には、圧縮機駆動用リレー接点R3と同期して制御される圧縮機駆動用リレーのB接点(常閉接点)R3Bが並列に接続されている。尚、かかる場合においても、ヒータ駆動用リレー接点R2は、前記ダンパーセンサ(開閉検出手段)90と連動して制御されるものとする。尚、これら圧縮機駆動用リレー接点R3、R3B及びヒータ駆動用リレー接点R2は、それぞれ前記制御装置により制御されるものとする。
以上の構成により、ショーケース1の電源がONとされると、圧縮機駆動用リレー接点R3が閉じて圧縮機12が運転される。この圧縮機12が運転しているあいだに、ダンパーセンサ90がONとされ、ヒータ駆動用リレー接点R2が閉じても、圧縮機駆動用リレー接点R3のB接点R3Bは開くので、電気ヒータHには閉じている圧縮機駆動用リレー接点R3とダイオードDを介して半波の電流が流れることになる。
これにより、冷却装置を構成する圧縮機12の運転時、電気ヒータHへの印加電圧を抑制して、電気ヒータFの発熱量を半減させることができるようになる。そのため、係る構成においても容易に、ショーケース1全体の通電電流を低減することができるようになる。
一方、圧縮機駆動用リレー接点R3が開いて圧縮機12が停止されている状態で、ダンパーセンサ90がONとされ、ヒータ駆動用リレー接点R2が閉じると、今度は圧縮機駆動用リレー接点R3のB接点R3Bが閉じているので、電気ヒータHへはダイオードDを通らない全波の電流が流れ、制御装置による通常の加熱運転制御を行うことが可能となる。
尚、上記実施例では、可動棚25より上方を加熱領域11Bとし、可動棚25より下方を冷却領域11Aとしているが、これ以外にも、可動棚26のダンパー部材71を操作し、可動棚26より上方を加熱領域11Bとし、可動棚26より下方を冷却領域11Aとしてもよいものとする。かかる場合には、可動棚26を可動棚25と同様に電気ヒータHを配設することにより、同様に可動棚26の加熱運転を実行することができる。
尚、本実施例では、前面に開口を有するオープンショーケースとして説明しているが、本発明は、当該オープンショーケースに限定されるものではなく、貯蔵室内に冷却領域及び加熱領域を有するものであれば、他の貯蔵庫にも適用可能である。
本実施例のショーケースの縦断側面図である。 ショーケースの上部縦断側面図である。 ショーケースの棚の平面図である。 電気ヒータ及び圧縮機の電気回路図である。 他の実施例の電気ヒータ及び圧縮機の電気回路図である。
符号の説明
1 ショーケース
3 断熱壁
5 本体
9 ダクト
11 貯蔵室
11A 冷却領域
11B 加熱領域
12 圧縮機
25、26、27、28 可動棚
33 棚板
71 ダンパー部材
H、H1、H2 電気ヒータ
R1、R3 圧縮機駆動用リレー接点
R1B、R3B 圧縮機駆動用リレーのB接点
R2 ヒータ駆動用リレー接点
D ダイオード

Claims (1)

  1. 断熱壁内に貯蔵室を構成し、この貯蔵室内の冷却領域を冷却装置により冷却しながら前記貯蔵室内の加熱領域を電気ヒータにより加熱して成る貯蔵庫において、
    前記貯蔵室は前面に開口し、前記電気ヒータは前記加熱領域に架設された棚に設けられ、且つ、当該棚前部の系統と棚後部の系統とに分けられると共に、
    前記冷却装置を構成する圧縮機と電源間に圧縮機駆動用リレーの常開接点を接続し、前記電源に前記棚前部の系統の電気ヒータと棚後部の系統の電気ヒータを並列に接続すると共に、当該棚後部の系統の電気ヒータには、前記圧縮機駆動用リレーの常閉接点を接続したことを特徴とする貯蔵庫。
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