JP4705787B2 - 温蔵庫 - Google Patents

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本発明は、ヒータパネルを配した温蔵庫に関する。
病院等で使用される温冷配膳車に設けられた温蔵室内を加熱する一方法として、ヒータパネルを利用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、温蔵室の側面には、コードヒータを裏面に配線したヒータパネルが、裏面側にダクトを構成した形態で配設されており、ヒータパネルの表面からの輻射熱に加え、ダクトの上方に設けたファンを駆動することにより、温蔵室から引いた空気をダクトを流下させる間に暖気を生成して、その暖気を温蔵室内に吹き出すといった循環流を生じさせることで、温蔵室内を加熱するようになっている。またこの間、温蔵室内の温度が温度センサにより検知され、検知温度が予め定められた設定温度よりも低いか高いかによって、コードヒータへの通電と遮断とが制御され、温蔵室内がほぼ設定温度に維持されるようになっている。
ここで、万が一の故障等によってコードヒータに連続通電され、過剰昇温することがあり得る。そのときのために、ダクト内の上部位置では、例えば手動復帰型のバイメタル式サーモスタットがブラケットを介してヒータパネルに取り付けられていて、過剰昇温を検知した場合にはコードヒータへの通電を強制的に遮断する手当てが施されている。ここで手動復帰型としたのは、コードヒータへの通電が遮断して過剰昇温が解消されても、引き続き遮断状態に保持されることで、故障の発見を確実に行うためである。
特開2004−89534公報
一方、この種の配膳車では、調理場等で調理した温食をトレイに載せて温蔵室に収納して保温しておき、その後に配膳車を走行させる場合には、一旦電源を切るような使い方がなされる。そうした場合、ファンが停止される一方で、コードヒータの余熱によってダクト内の空気が加熱され、高温の暖気が立ち上ってサーモスタット付近の温度を急上昇させ、サーモスタットを誤作動させるおそれがあった。
ここで、ヒータパネルが例えばアルミニウム板等の熱放射性に優れた材質のもので形成されていると、ヒータパネルの表面の熱が温蔵室内に放射されることで、上記のようなダクト内の温度上昇はさほどではない。ただしアルミニウム板では、腐食防止用等に塗装を施す必要があるために、その必要のないステンレス鋼板を使用すると、これは温蔵室への放熱性能には劣るため、どうしてもダクト内の温度上昇に繋がり、上記のようにサーモスタットの誤作動が起きやすい。
尤も、サーモスタットの作動温度を高く設定すれば誤作動を防止することは可能であるが、本来の過剰昇温を検知する機能については、大幅な遅れが生ずる等の弊害が出るため、単純には対応できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、サーモスタットの誤作動を防止するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、温蔵室の側壁にはダクトを構成するパネルを配設し、このダクト内にヒータを備え、前記ダクトの上方に設けられたファンを駆動することにより、前記温蔵室から引いた空気を前記ダクトに下向きに流す間に暖気を生成し、その暖気を前記温蔵室内に吹き出す循環流を生じさせることで前記温蔵室内が所定温度に加熱されるとともに、前記ダクト内には手動復帰型のサーモスタットが設けられて、過剰昇温を検知した場合に前記ヒータへの通電を遮断するようにした温蔵庫において、前記ダクト内における前記ヒータの配設位置よりも上部位置には、正面板の両端に側板が直角曲げされたコ字形をなすブラケットが横向きの姿勢で配されて、前記両側板の開放縁側が前記パネルの裏面に固定され、前記ブラケットの前記正面板の裏面には、前記サーモスタットの温度検知部が蓄熱部材を密着して挟んで固定されているとともに、前記ダクト内には、前記ファンにより引いた前記温蔵室内の空気を前記サーモスタットに向けるように案内するエアガイドが設けられている構成としたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
例えば温蔵運転の途中で電源が切られたときは、ファンが停止する一方で、ヒータの余熱によりダクト内が加熱され、ダクト内を上昇した高温の暖気がブラケットを加熱し、その熱がサーモスタットの温度検知部に伝わるのであるが、サーモスタットの温度検知部とブラケットとの間には蓄熱部材が挟持されているから、蓄熱部材で蓄熱されることによって、温度検知部に伝わる温度はブラケットほどには高くならない。その上、温蔵運転中には、温蔵室から引かれた空気が当てられることで、サーモスタット自体が比較的低温に維持されているから、温度検知部の温度上昇はさらに抑えられる。
暫く時間が経過すると周辺の温度上昇自体が収まるから、結果、温度検知部における温度は作動温度よりも低く留められ、誤作動することが防止される。
<実施形態>
以下、本発明を温冷配膳車に適用した一実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
本実施形態の温冷配膳車は、図1及び図2に示すように、全体として矩形箱状に形成され、前後両面に開口した断熱箱体からなる配膳車本体10(以下、単に本体10という)を備えている。本体10の上面には機械室11が設けられているとともに、底面にはキャスタ12が装備され、ハンドル13を持って押し引き操作することにより、走行させることができるようになっている。
本体10内は、詳しくは後記する区画壁14,15によって幅方向に3つの部屋に区画され、さらに各部屋が断熱性の仕切壁16で左右2つに仕切られることによって、合計6室が形成されており、正面から見て左側から順次に、温蔵室18A、2つの冷蔵室19A,19B、2つの温蔵室18B,18C及び冷蔵室19Cとされている。これらは隣り合う温蔵室18と冷蔵室19とが対をなし、それぞれに観音開き式の扉21が装備されている。
対をなす温蔵室18と冷蔵室19には、複数段にわたってトレイ受け23が設けられ、温食と冷食とを区分けして載置したトレイ25が、仕切壁16を貫通しつつトレイ受け23に載せられることにより、一つのトレイ25に載せられた温食が温蔵室18に、冷食が冷蔵室19にそれぞれ収容されて、温蔵または冷蔵されるようになっている。
温冷構造について、先に冷蔵室19側を簡単に説明すると、左側の2つの冷蔵室19A,19Bの間に位置する区画壁14は、一対の冷却パネル27が間隔を開けて配設されて間に冷気ダクト28が構成された構造であり、また右端の冷蔵室19Cでは、右側壁に冷却パネル27が間隔を開けて張られてその裏側に冷気ダクト28が構成されている。両冷気ダクト28内の上部位置には、図示はしないが冷却器と冷却ファンとがそれぞれ収容され、冷却器は、機械室11内に装備された冷凍装置と冷媒配管によって接続されている。
冷蔵運転は、冷凍装置と冷却ファンとが駆動されることで行われ、これにより、冷蔵室19内の空気が例えば冷却パネル27における幅方向の中央部の下部側から引かれて冷気ダクト28を上昇し、冷却器を通過することで生成された冷気が、冷却パネル27における幅方向の両端部から冷蔵室19内に吹き込まれるといった循環流を生じ、もって冷蔵室19が冷却されるようになっている。
この間、冷蔵室19内の温度が温度センサで検知され、検知温度が予め定められた設定温度よりも高いか低いかによって冷凍装置の駆動と停止とが制御され、冷蔵室19内がほぼ設定温度に維持されるようになっている。
続いて、温蔵室18の構造を説明する。
右側の2つの温蔵室18B,18Cの間に位置する区画壁15は、図3に示すように、一対のヒータパネル30B,30Cが間隔を開けて配設され、その間に暖気ダクト31が構成された構造である。ヒータパネル30B,30Cはステンレス鋼板製であって、それぞれの対向した裏面には、上端側の所定範囲を除いたほぼ全面にわたってコードヒータ33が縦向きのジグザク状に配線され、アルミ箔テープで貼り付けられている。また左端の温蔵室18Aでは、同じくコードヒータが裏面に貼り付けられたステンレス鋼板製のヒータパネル30Aが、左側壁に対して間隔を開けて張られ、その裏側に暖気ダクト31が構成されている。
また、機械室11内には、図4に示すように、各暖気ダクト31の上方の開口34を覆うようにして、温蔵ユニット35が装備されており、この温蔵ユニット35内には、暖気を流通させるためのシロッコファン等からなる加熱ファン36が設けられている。
温蔵運転は、コードヒータ33への通電とともに加熱ファン36が駆動されることで行われ、ヒータパネル30の表面からの輻射熱に加え、加熱ファン36の駆動に伴い、例えば天井面の吸込口37から温蔵室18の空気が引かれて、開口34から暖気ダクト31内に下向きに吹き出され、暖気ダクト31内を流下する間にコードヒータ33の熱により生成された暖気が、ヒータパネル30の下端や側縁の吹出口38から温蔵室18内に吹き込まれるといった循環流を生じ、もって温蔵室18が加熱されるようになっている。
この間、温蔵室18内の温度が温度センサにより検知され、検知温度が予め定められた設定温度よりも低いか高いかによってコードヒータ33への通電と遮断とが制御され、温蔵室18内がほぼ設定温度に維持されるようになっている。
さて、両温蔵室18B,18Cの間に形成された暖気ダクト31内の上部位置には、制御部品の故障等によりコードヒータ33に連続通電され、それに起因して過剰昇温状態となった場合に、それを検知してコードヒータ33への通電を強制的に遮断するために、サーモスタット40が装備されている。このサーモスタット40は、両ヒータパネル30B,30Cに装備されたコードヒータ33に対し、共通となっている。
サーモスタット40はバイメタル式であって、かつ手動復帰型となっている。すなわち、バイメタルからなる温度検知部41(図4,5参照)が所定の作動温度まで加熱されると、温度検知部41が所定量湾曲することで、内部に設けられた接点が開放される。また、一旦接点が開放されたのちは、温度検知部41が元形に戻っても接点が開状態に維持され、復帰ボタン42を押して初めて接点が閉状態に復帰できるようになっている。
これは、故障等の発見を確実に行うためである。その反面、サーモスタット40が誤作動すると、故障では無いことを確認した上で、接点の復帰作業をしなければならないので、面倒な作業を強いられることになる。
そこで、サーモスタット40の誤作動を生じ難くした手段が講じられており、以下それについて説明する。
サーモスタット40の取付位置は、上記した区画壁15を構成する2枚のヒータパネル30B,30Cのうち、一方のヒータパネル30C(図4の右側)の裏面における上部位置(コードヒータ33が配線されていない部分)で、かつ幅方向の中央部に設定されている。サーモスタット40は2個備えられ、ブラケット50を介して上記の取付位置に装備されている。
図5に示すように、ブラケット50は、ステンレス鋼板等の金属帯板を素材として、細長い正面板51の両端に側板52が直角曲げされ、さらに両側板52の開放縁側に取付板53が外方に直角曲げされた形状である。そして、ブラケット50の正面板51から両側板52にわたる裏面側に密着して重ねられる断面コ字形をなす第1蓄熱板60と、この第1蓄熱板60の正面板61の裏面に重ねられる第2蓄熱板65とが別途設けられている。両蓄熱板60,65は、ともに厚肉のステンレス鋼板等の金属板製であって、熱容量が大きいものである。
一方、サーモスタット40における温度検知部41側には、取付金具44が嵌着されている。
そして、第1蓄熱板60と第2蓄熱板65とが重ねられたのち、第2蓄熱板65の表面に、取付金具44に嵌められた2個のサーモスタット40が並んで当てられ、各サーモスタット40は2箇所ずつにおいて、取付金具44と第2蓄熱板65とに開口された挿通孔45,66にねじ69Aを通し、同ねじ69Aを第1蓄熱板60の正面板61のねじ孔63Aにねじ込むことによって、温度検知部41を第2蓄熱板65の裏面に密着させた状態で固定される。
このように一体結合された2個のサーモスタット40と蓄熱板60,65とが、ブラケット50の裏側に嵌められ、ブラケット50の正面板51及び両側板52の挿通孔55に通されたねじ69Bが、第1蓄熱板60の正面板61及び両側板62のねじ孔63Bにねじ込まれることで固定される。サーモスタット40を固定したねじ69Aの先端は、ブラケット50の正面板51の逃がし孔56に嵌って逃がされ、またブラケット50の表面側からねじ込まれたねじ69Bの先端は、第2蓄熱板65の逃がし孔67に嵌って逃がされる。
これにより、図6に示すように、サーモスタットアッセンブリ70が組み付けられる。
このようなアッセンブリ70は、図3及び図4に示すように、横向きの姿勢とされて、ブラケット50の両取付板53が、ヒータパネル30Cの裏面の取付位置に当てられ、リベット72を打ち込むことで固定されている。アッセンブリ70が取り付けられた状態では、サーモスタット40は、暖気ダクト31内の上部における幅方向の中央部付近まで突出している。
両サーモスタット40は、上記したコードヒータ33への通電路の途中に、並列接続された状態で介設されている。
また、温蔵室18から引いた空気の一部をサーモスタット40に効率良く当てるためのエアガイド75が設けられている。このエアガイド75は、ステンレス鋼板等の金属板製のアングル材からなり、上記したブラケット50と同程度の長さを有している。
エアガイド75は、サーモスタット40の取付位置とは奥行方向に対応した位置で、開口34におけるサーモスタット40を設けた側とは反対側の側縁に沿って配されており、水平姿勢の取付板76が、天井面にねじ78で止められることで固定されている。もう一方の垂下姿勢を取った側がガイド板77となり、このガイド板77は、天井面からブラケット50のほぼ上縁位置まで垂下しており、かつブラケット50の表面から、サーモスタット40を取り付けた側と反対のヒータパネル30B側に向けて所定の隙間79を開けて離間した位置に配されている。これにより、加熱ファン36から開口34を通って暖気ダクト31内に吹き出された空気の一部が、ガイド板77で案内されてサーモスタット40に効率良く当てられ、かつ隙間79を設けたことで、ヒータパネル30B側の上部位置にあるコードヒータ33にも送風が行き届くようになっている。
なお、図3に示すように、ガイド板77の一端側は切り欠かれ、コードヒータ33のリード線を引き出すこと等に利用されている。
また、左端の温蔵室18Aの左側壁に設けられた暖気ダクト31内にも、同様のサーモスタット40が配設されている場合は、上記と同様の誤作動防止手段を講じることができる。その詳細な構造並びに作動については、記載を省略する。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
温蔵運転は、既述したように、コードヒータ33への通電と加熱ファン36が駆動されることで行われ、ヒータパネル30の表面からの輻射熱に加え、暖気ダクト31内でコードヒータ33により加熱されて生成された暖気が、温蔵室18に循環供給されることによって温蔵室18が加熱され、その間に、温蔵室18内の検知温度が設定温度と比較されてコードヒータ33への通電と遮断とが制御され、温蔵室18内がほぼ設定温度に維持される。
ここで特筆すべきは、サーモスタット40を配した暖気ダクト31側では、図4に示すように、温蔵運転中において加熱ファン36により引かれた温蔵室18の空気が、開口34から暖気ダクト31内に吹き込まれるに当たり、その空気の一部がエアガイド75のガイド板77で案内されることによって両サーモスタット40に積極的に向けられる。このことは、エアガイド75が無くて空気が積極的に向けられない場合と比較すると、サーモスタット40が相対的に低温に維持されることを意味する。
なお、冷蔵室19側も、冷蔵運転により設定温度に冷却維持される。
調理場等で調理された温食と冷食とはトレイ25上に分けて載せられ、温食は温蔵室18に、冷食は冷蔵室19に収容されて保温・保冷される。その後に配膳車を走行させる場合には、一旦電源が切られる。
そのとき、暖気ダクト31側では、加熱ファン36が停止される一方で、コードヒータ33の余熱によって暖気ダクト31内の空気が加熱され、高温の暖気が立ち上ってサーモスタット40付近の温度を急上昇させる傾向にある。特に区画壁15側の暖気ダクト31は、2枚のヒータパネル30B,30Cが向き合って形成されているのであるから、この傾向が顕著である。
暖気ダクト31内を上昇した高温の暖気は、ブラケット50を加熱し、その熱がサーモスタット40の温度検知部41に伝わるのであるが、サーモスタット40の温度検知部41とブラケット50との間には、熱容量の大きい蓄熱板60,65が挟持されているから、蓄熱板60,65で蓄熱されることによって、温度検知部41に伝わる温度はブラケット50ほどには高くならない。その上、温蔵運転中には、温蔵室18から引かれた空気が当てられることで、サーモスタット40自体が比較的低温に維持されているから、温度検知部41の温度上昇はさらに抑えられる。
暫く時間が経過すると周辺の温度上昇自体が収まるから、結果、温度検知部41における温度は作動温度(105℃)よりも低く留められ、いわゆる誤作動することが防止される。
ちなみに、サーモスタット40の周囲温度が120℃程度にまで上昇した場合にも、サーモスタット40が作動しないことが実験により確認されている。
以上説明したように本実施形態によれば、例えば温蔵運転の途中で電源を切った場合には、暖気ダクト31内に高温の暖気が立ち上ることでサーモスタット40の周辺で急激に温度上昇するおそれがあるが、サーモスタット40の温度検知部41には熱容量の大きい蓄熱板60,65が接着されて同蓄熱板60,65で蓄熱されること、また温蔵運転中に温蔵室18から引いた空気が当てられてサーモスタット40自体が低温となっていることから、温度検知部41に伝わる温度は周辺ほどには高くはならず、暫く時間が経過すれば周辺の温度上昇自体が収まるから、結果、温度検知部41における温度は作動温度よりも低く留められ、誤作動することが防止される。
この実施形態では、温蔵室18の空気を当ててサーモスタット40を冷却する手段を併用したから、使用する蓄熱板60,65の容量(熱容量)を小さく抑えることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)蓄熱部材としては、上記実施形態に例示したステンレス鋼板等の金属板に限らず、金属塊、あるいは合成樹脂板、合成樹脂塊等、要はサーモスタットの温度検知部に対して熱容量を持たせるものであればよい。
(2)1本の暖気ダクトに配するサーモスタットの数は、任意である。
(3)本発明は配膳車に限らず、ヒータパネルを配した温蔵庫全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る配膳車の正面図 配膳車本体の斜視図 温蔵室間の区画壁の分解斜視図 サーモスタットの配設部分の部分断面図 サーモスタットアッセンブリの分解斜視図 その組付状態の斜視図
符号の説明
10…配膳車本体 15…区画壁 18,18A,18B,18C…温蔵室 30,30A,30B,30C…ヒータパネル 31…暖気ダクト 33…コードヒータ 34…開口 36…加熱ファン(ファン) 40…サーモスタット 41…温度検知部 50…ブラケット 60…第1蓄熱板 65…第2蓄熱板 70…サーモスタットアッセンブリ 75…エアガイド 77…ガイド板

Claims (1)

  1. 温蔵室の側壁にはダクトを構成するパネルを配設し、このダクト内にヒータを備え、前記ダクトの上方に設けられたファンを駆動することにより、前記温蔵室から引いた空気を前記ダクトに下向きに流す間に暖気を生成し、その暖気を前記温蔵室内に吹き出す循環流を生じさせることで前記温蔵室内が所定温度に加熱されるとともに、
    前記ダクト内には手動復帰型のサーモスタットが設けられて、過剰昇温を検知した場合に前記ヒータへの通電を遮断するようにした温蔵庫において、
    前記ダクト内における前記ヒータの配設位置よりも上部位置には、正面板の両端に側板が直角曲げされたコ字形をなすブラケットが横向きの姿勢で配されて、前記両側板の開放縁側が前記パネルの裏面に固定され、
    前記ブラケットの前記正面板の裏面には、前記サーモスタットの温度検知部が蓄熱部材を密着して挟んで固定されているとともに、
    前記ダクト内には、前記ファンにより引いた前記温蔵室内の空気を前記サーモスタットに向けるように案内するエアガイドが設けられていることを特徴とする温蔵庫。
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