JP3447559B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Description
壁で区分して異なる温度に冷却するようにした冷却貯蔵
庫に関する。
結保存庫として、図12に示すようなものが知られてい
る。このものは、断熱箱体a内が区画壁bによって図示
右側の凍結室Fと左側の保存室Sとに区分されている。
凍結室Fの上方には冷却器cと冷却器ファンdとが設置
され、冷却器cにより生成された冷気が、冷却器ファン
dにより同図の実線の矢線に示すように凍結室F内に循
環供給される。一方、区画壁bの略中央高さ位置に形成
された開口部が仕切板eで上下に仕切られ、下側に冷気
流入口fが、上側に冷気戻し口gがそれぞれ形成されて
いるとともに、仕切板eの左端側おいて区画壁bに沿う
ようにしてダクトhが配設され、下ダクト部iの下端に
保存室ファンjが設けられている。この保存室ファンj
が駆動されると、凍結室F内の冷気の一部が、同図の破
線の矢線に示すように、冷気流入口fから下ダクト部i
を通って保存室S内に供給され、上ダクト部kを通って
冷気戻し口gから冷却器ファンdの吸気側に還流される
といった循環流が生ずる。そして凍結室F側では、凍結
室温度センサmで検知された検知温度に基づいて、冷却
器c並びに冷却器ファンdの駆動とその停止とが制御さ
れ、通常運転時には第1設定温度T1(−25℃前後)
に、また急速運転時には第2設定温度T2(−40℃前
後)に維持される。一方、保存室S側では、保存室温度
センサnで検知された検知温度に基づいて保存室ファン
jの駆動とその停止とが制御され、第3設定温度T3
(−20℃前後)に維持されるようになっている。
は、例えば急速運転が行われた場合に保存室S側が過剰
に冷却されてしまうという問題がある。すなわち、凍結
室Fで急速凍結を行う場合は、冷却器c並びに冷却器フ
ァンdをフル回転して、図13のグラフに示すように、
凍結室F内を第2設定温度T2まで急速に下げることに
なる。この場合、保存室Sが第3設定温度T3に下がれ
ば保存室ファンjが停止されるため、保存室Sに対して
積極的に冷気が供給されることはないが、それでも凍結
室F内を流通している冷気の一部が冷気流入口fから下
ダクト部iを通って自然流入し、この冷気は保存室Sの
第3設定温度T3より大幅に低温であることから、同グ
ラフに示されるように、保存室Sの温度が第3設定温度
T3を大きく下回って過剰に低下する結果となる。この
ことは一方では、急速凍結時において、凍結室Fのみな
らず保存室Sも冷却していることになり、本来冷却すべ
き凍結室Fに対する冷却能力が低下し、凍結室Fが第2
設定温度T2に達するまでに時間(tx)が掛かるとい
う問題があった。
保存室Sの冷却速度が低下するという問題もある。保存
室Sの冷却は、上記したように保存室ファンjを駆動す
ることで、凍結室F内の冷気を冷気流入口fから底部側
に引き、暖まって天井側に立ち上った空気を冷気戻し口
gから冷却器c側に戻すことで行われるが、冷気流入口
fと冷気戻し口gとが上下に隣接して配されているため
に、図12の矢線xに示すようにショートサイクルを起
こしやすい。すなわち、冷却器c側に戻されるべき暖ま
った空気が再び保存室S側に流入されることで、凍結室
Fの冷気の流入が減少し、その結果保存室Sの冷却速度
が低下することとなる。また、冷却器c並びに冷却器フ
ァンdが停止されている場合には、凍結室F内での冷気
の循環がなされないため、上方に暖気が、下方に冷気が
それぞれ溜まることになる。このとき、保存室S側に吸
い込まれる空気は、冷気流入口fよりも上方の領域(線
yよりも上の領域)の空気であり、この領域には保存室
Sからの暖気が吹き込まれることでさらに温度上昇する
傾向にある。すなわち保存室Sには、次第に温度上昇す
る空気が主に吹き込まれ、それに対して凍結室Fの底部
の冷気は使用されないために、保存室Sの冷却効率が悪
く、その結果冷却速度が低下する事態を招く。仮に、凍
結室Fの底部側の冷気の有効利用を図ることのみを考慮
すれば、冷気流入口fを区画壁bの底部側に設ければよ
いことになるが、そうすると両室F,Sにおいて冷気の
循環領域が減少する等の弊害が出るため、簡単には対応
できない。本発明は上記のような事情に基づいて完成さ
れたものであって、その目的は、各貯蔵室を冷却の必要
時に効率良く冷却できるようにするところにある。
箱体内には区画壁で区分することにより複数の貯蔵室が
横方向に並んで形成され、一方の貯蔵室には冷却器と冷
気循環用の冷却器ファンとを有する冷凍装置が設けられ
て、この冷凍装置の制御運転により前記一方の貯蔵室が
設定温度に維持されるとともに、前記区画壁には、前記
一方の貯蔵室内の冷気の一部を他方の貯蔵室に流入させ
る流入口と、前記他方の貯蔵室から前記一方の貯蔵室側
へ還流させる戻し口とが設けられ、かつ前記流入口から
の冷気の流入を助勢する補助ファンが備えられていて、
この補助ファンの制御運転により前記他方の貯蔵室が冷
却されるようにした冷却貯蔵庫において、前記区画壁に
おける前記一方の貯蔵室側の面には、前記流入口を覆う
ようにして吸い込みダクトが設けられ、この吸い込みダ
クトの縦壁面のうちの前記一方の貯蔵室とは正対しない
縦壁面に冷気の入り口が開口されているところに特徴を
有する。請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記吸い込みダクト内には、その入り口から吸引された
冷気を前記流入口に向けてほぼ直線状に流通案内する整
流板が設けられているところに特徴を有する。
画壁で区分することにより複数の貯蔵室が横方向に並ん
で形成され、一方の貯蔵室には冷却器と冷気循環用の冷
却器ファンとを有する冷凍装置が設けられて、この冷凍
装置の制御運転により前記一方の貯蔵室が設定温度に維
持されるとともに、前記区画壁には、前記一方の貯蔵室
内の冷気の一部を他方の貯蔵室に流入させる流入口と、
前記他方の貯蔵室から前記一方の貯蔵室側へ還流させる
戻し口とが設けられ、かつ前記流入口からの冷気の流入
を助勢する補助ファンが備えられていて、この補助ファ
ンの制御運転により前記他方の貯蔵室が冷却されるよう
にした冷却貯蔵庫において、前記区画壁に沿ってダクト
が配設されることにより、前記一方の貯蔵室内の冷気を
前記区画壁における略中央高さ位置から前記他方の貯蔵
室の底部側に流入させる冷気流入通路と、前記他方の貯
蔵室の天井側から冷気を引いて前記一方の貯蔵室の底部
側へ還流させる冷気戻し通路とが形成されているところ
に特徴を有する。
ンが停止している場合は、一方の貯蔵室の冷気が他方の
貯蔵室側に積極的に供給されることはないが、それでも
吸い込みダクトの入り口を通って流入口から一方の貯蔵
室の冷気が自然流入しようとする。その場合、吸い込み
ダクトの入り口は一方の貯蔵室とは正対しない縦壁面に
設けられていることで、冷気が流入するには回り込む必
要があるために、冷気の自然流入は制限される。これに
より他方の貯蔵室が必要以上に冷却されることが防がれ
る。また、一方の貯蔵室を冷却する場合に、上記のよう
に他方の貯蔵室側への冷気の自然流入が制限されること
で冷却負荷が減少し、一方の貯蔵室側を効率良く高速で
冷却することができる。 <請求項2の発明>補助ファンが駆動して冷気が吸い込
まれる場合に、整流板の機能により乱流を起こすことな
く流通させることができ、その結果、他方の貯蔵室側へ
の冷気の供給効率を高めることができる。
ると、一方の貯蔵室の冷気の一部が、冷気流入通路によ
り区画壁のほぼ中央高さ位置から他方の貯蔵室の底部側
に向けて流入し、相対的に暖まった冷気は、冷気戻し通
路により他方の貯蔵室の天井側から一方の貯蔵室の底部
に戻される。冷気の吸い込み位置と戻し位置とが離間し
ているためショートサイクルが発生しない。また、他方
の貯蔵室からの戻し冷気が一方の貯蔵室の底部側に戻さ
れるから、一方の貯蔵室内における低温の冷気と混合さ
れた後、改めて他方の貯蔵室側へ吸い込まれることとな
り、比較的低温の冷気を他方の貯蔵室に供給することが
できる。したがって他方の貯蔵室を冷却する場合にその
速度を上げることができ、また一方の貯蔵室の冷気全体
を使用することとなって効率も良い。
適用した実施形態を添付図面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
5によって説明する。図1において、符号1は急速凍結
保存庫の本体を構成する断熱箱体であって、その内部が
断熱性の区画壁2によって左右2部屋に区分されてお
り、向かって右側の部屋が、食品を急速凍結させる凍結
室Fであり、左側の部屋が、急速凍結された食品を冷凍
保存するための保存室Sとなっている。凍結室F内の上
方には、仕切板3で仕切られて冷却器室4が形成され、
その中に冷却器5と冷却器ファン6とが設置されてお
り、冷却器5により生成された冷気が冷却器ファン6に
より吹き出され、同図の実線の矢線に示すように、凍結
室Fにおける区画壁2とは反対側の側壁に沿って流下し
つつ区画壁2側に向けて横切り、区画壁2に沿うように
立ち上って冷却器ファン6の吸引側に導かれるといった
循環流を生ずるようになっている。そして、この凍結室
F側では、凍結室温度センサ8で検知された検知温度に
基づいて、冷却器5並びに冷却器ファン6の駆動とその
停止とが制御され、通常運転時には第1設定温度T1
(−25℃前後)に、また急速運転時には第2設定温度
T2(−40℃前後)に維持される。
に、その下端縁に冷気流入口10が、上端縁よりも少し
下方位置に冷気戻し口11がそれぞれ形成されている。
冷気流入口10には、2個の保存室ファン12を並べて
設けたファンユニット13が装着されている。区画壁2
の凍結室F側の面には、吸い込みダクト15と戻しダク
ト16とが装着されている。吸い込みダクト15は、図
2に示すように、方形状の本体部18の上縁における前
後両端から分岐部19がそれぞれ立ち上がって形成さ
れ、全体として区画壁2の奥行きよりも少し小さい奥行
き寸法と、区画壁2の約2/3の高さの高さ寸法を有し
ており、区画壁2に当てられる裏面と、下面とが開口さ
れている。この吸い込みダクト15が、図3及び図4に
示すように、その下面を凍結室Fの底面に当てて、冷気
流入口10を覆うようにして装着されている。吸い込み
ダクト15の手前側と奥側の側面(図4では左右)と、
断熱箱体1の手前側と奥側の壁面との間には隙間が開け
られている。そして、この吸い込みダクト15におい
て、手前側の分岐部19における手前側の面の上端と、
奥側の分岐部19における奥側の面の上端とにそれぞれ
入り口20が開口されている。
に、上記した吸い込みダクト15の両分岐部19の間に
挿入可能な方形状に形成され、裏面と下面とが開口され
ている。また、戻しダクト16の表面の上端側には断熱
材30が当てられて、断熱材カバー31で覆われてい
る。この戻しダクト16は、図3及び図4に示すよう
に、その上端側で冷気戻し口11を覆い、下面を吸い込
みダクト15の本体部18との間に所定の隙間を設けた
状態で装着されており、この隙間が出口21とされてい
る。なお、上記した断熱材30は、除霜運転時において
ヒータ熱で戻しダクト16が加熱されることを抑制し、
この戻しダクト16と保存室S内の雰囲気とが熱交換し
て保存室S内が温度上昇することを抑制するように機能
する。
存室ファン12が駆動されると、図1の破線の矢線及び
図3の矢線に示すように、凍結室F内の冷気の一部が吸
い込みダクト15の両入り口20から吸い込まれて、冷
気流入口10から保存室Sの底部に沿うようにして区画
壁2とは反対側の側壁に向けて吹き出され、側壁に沿う
ように立ち上ったのち、天井部を区画壁2側に横切り、
冷気戻し口11から戻しダクト16内を流下したのち、
下端の出口21から冷却器ファン6の吸引側に導かれる
といった循環流を生ずるようになっている。そして、こ
の保存室S側では、保存室温度センサ9で検知された検
知温度に基づいて、保存室ファン12の駆動とその停止
とが制御され、第3設定温度T3(−20℃前後)に維
持されるようになっている。
って、続いてその作用を説明する。通常運転時には、図
5のグラフに示すように、凍結室F側は、冷却器5並び
に冷却器ファン6の駆動とその停止とが制御されること
で第1設定温度T1に維持され、保存室S側は、保存室
ファン12の駆動とその停止とが制御されることで第3
設定温度T3に維持される。ここで、凍結室Fで急速凍
結を行うべく急速運転が開始されると、冷却器5並びに
冷却器ファン6がフル回転し、凍結室F内は第2設定温
度T2に向けて急速に温度が低下する。このとき、保存
室S側の温度が第3設定温度T3以下となっていれば、
保存室ファン12は停止しているため、保存室Sに対し
て凍結室F内の冷気が積極的に供給されることはない
が、それでも区画壁2に沿うように立ち上っている冷気
の一部が、吸い込みダクト15の入り口20から流入し
ようとする。しかしながら両入り口20は、区画壁2と
直角をなす手前側と奥側に開口しているため、区画壁2
に沿うように立ち上がっている冷気は、向きを変えて回
り込むようにしなければ入り口20から流入できず、流
入量は大幅に制限される。しかも両入り口20は、凍結
室F内の比較的高い位置にあるので、流入する冷気は相
対的に温度の高いものとなる。
速運転に入ったにも拘わらず、保存室Sの温度低下は最
小限に抑えられる。また、急速運転時において、保存室
S側への冷気の流入量が抑えられるということは、冷却
負荷が小さくなるということであって、本来冷却すべき
凍結室Fに対して冷却能力が向上し、凍結室Fが第2設
定温度T2に達するまでの時間(ta)が大幅に短縮さ
れる。
点を得ることができる。急速運転時において、保存室S
側に冷気が自然流入することが制限されるから、保存室
S側が必要以上に冷却されることが防止され、また冷却
負荷が減少することで、凍結室Fを効率良く高速で冷却
することができる。これに付随して、凍結室Fと保存室
Sとを大きな温度差を持ってそれぞれ維持することがで
きる。また、極低温の冷気が流通する可能性のある吸い
込みダクト15が凍結室F側に配置されているので、こ
れが保存室S側に配されている場合と比較すると、ダク
ト15に対する着霜が抑えられる。さらに、戻しダクト
16の出口21が冷却器室4よりも下方位置で開口され
ていることも特徴の一つである。例えば除霜運転を行う
場合は、冷却器5が加熱されることで冷却器室4内に暖
気が溜まることになるが、仮に戻しダクト16の出口2
1が凍結室Fの上方側に開口していると、上記の暖気が
戻しダクト16から保存室S側に流入して、保存してあ
る食品が半解凍されるような事態を招くおそれがある。
その点この実施形態では、戻しダクト16の出口21が
冷却器室4よりもさらに下方位置で開口しているので、
暖気が保存室S側に流入することが防止される。
の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、冷気戻
し口11Aが、区画壁2Aにおける中央高さ位置よりも
少し上方位置に開口されている。戻しダクト16Aは、
区画壁2Aの保存室S側の面において、保存室Sの天井
部分から冷気戻し口11Aに達するように形成されてい
る。一方の吸い込みダクト15Aは、区画壁2Aの凍結
室F側の面において、上記の冷気戻し口11Aの下方位
置から冷気流入口10Aを覆うようにして装着されてい
る。そして、吸い込みダクト15Aの手前側と奥側の側
面の上端部分に、それぞれ入り口20Aが開口されてい
る。その他の構造並びに基本的な冷却機能については前
記第1実施形態と同様であって、同一機能を有する部位
については同一符号を付すことで重複した説明は省略す
る。
通常運転から凍結室Fで急速凍結を行うべく急速運転に
切り換わると、冷却器5並びに冷却器ファン6がフル回
転して、凍結室F内は第2設定温度T2に向けて急速に
温度が低下する。このとき、保存室ファン12が停止し
ているにも拘わらず、区画壁2Aに沿うように立ち上っ
ている冷気の一部が吸い込みダクト15Aの入り口20
Aから流入しようとするが、両入り口20Aは、区画壁
2Aと直角をなす手前側と奥側に開口しているため、区
画壁2Aに沿って流通している冷気は、向きを変えて回
り込むようにしなければ入り口20Aから流入できず、
流入量は大幅に制限される。その結果、第1実施形態と
同様に、急速運転に入ったにも拘わらず保存室Sの温度
低下は最小限に抑えられ、また冷却負荷が減少すること
で凍結室Fを効率良く高速で冷却することができる。
の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、前記第
1実施形態に適用された吸い込みダクト15内に、整流
板24が配設されている。この整流板24は、図9に示
すように断面コ字形をなす細長い形状に形成されてお
り、両側板25の間の寸法Dが、吸い込みダクト15が
区画壁2に取り付けられた場合に、区画壁2の表面と吸
い込みダクト15の内面との間に緊密に収まる寸法とな
っている。上記のような整流板24が2本備えられてお
り、両整流板24は吸い込みダクト15内において図7
に示すように配置される。すなわち、両整流板24の上
端がそれぞれ両分岐部19の出口26の内側に位置し、
下端側が互い接近するように斜め姿勢を採っている。両
整流板24は、吸い込みダクト15の内面に予め溶接や
ネジ止め等で固定される。
第1実施形態で説明したように、保存室S内の温度が第
3設定温度T3よりも高くなると、保存室ファン12が
駆動される。これにより、凍結室F内の冷気の一部が吸
い込みダクト15の両入り口20から吸い込まれ、吸い
込みダクト15内を通って冷気流入口10から保存室S
内に供給され、これにより保存室Sが冷却される。ここ
で整流板24が無い場合を仮定すると、冷気が吸い込み
ダクト15内を流通する際に、分岐部19を出たところ
で急激に流路が広がっていることで、渦を巻くような乱
流が生じ、冷気流入口10から保存室S内にスムーズに
供給されないことも懸念される。
されていることにより、吸い込みダクト15の入り口2
0から吸引された冷気は、分岐部19の出口26から整
流板24で案内されつつほぼ真直に冷気流入口10に向
けて流通し、冷気流入口10から保存室Sに向けてスム
ーズに冷気が流入する。その結果、保存室S側を効率良
く冷却することができる。また、整流板24が吸い込み
ダクト15に固定されていることで整流板24が補強材
として機能し、例えばメンテナンス等において吸い込み
ダクト15を庫外に外したような場合に、へこみ変形さ
せたりすることが防止される。また、使用時において冷
気が流通して風圧が作用した場合にも、吸い込みダクト
15が小刻みに振動したり、それに付随してビビリ音が
発生することが防止される。
図10および図11によって説明する。この第4実施形
態では、主に保存室Sの冷却効率を上げるために、区画
壁の開口並びにダクトの配設構造に改良が加えられてい
る。区画壁2Bには、図11にも示すように、その中央
高さ位置よりも少し上方における手前側と奥側の端部寄
りの位置に、それぞれ冷気流入口10Bが開口されてい
る。区画壁2Bの保存室S側の面には、上端部で両冷気
流入口10Bを覆いつつ保存室Sの底部に達する吸い込
みダクト15Bが装着されており、この吸い込みダクト
15Bの下端に形成された出口28に、保存室ファン1
2が装備されている。
位置に冷気戻し口11Bが形成されている。区画壁2の
凍結室F側の面には、戻しダクト16Bが装着されてい
る。この戻しダクト16Bは、裏面と下面とが開放され
た方形状に形成され、下面の開口が出口21Bとなって
いる。戻しダクト16Bは、その上端が冷気戻し口11
Bを覆い、下端側が両冷気流入口10Bの間を通って、
凍結室Fの底部側に延出した状態で装着されている。す
なわち、戻しダクト16Bの出口21Bは、凍結室Fの
底面と仕切板3とのほぼ中間位置にまで達している。
実施形態と同様に、凍結室F側では、凍結室温度センサ
8で検知された検知温度に基づいて、冷却器5並びに冷
却器ファン6の駆動とその停止とが制御され、すなわち
冷却器5で生成された冷気の循環供給とその停止とが繰
り返され、通常運転時には第1設定温度T1(−25℃
前後)に、また急速運転時には第2設定温度T2(−4
0℃前後)に維持される。一方、保存室S側では、保存
室温度センサ9で検知された検知温度に基づいて、保存
室ファン12の駆動とその停止とが制御され、すなわち
凍結室Fの冷気の一部を保存室S側に引き込んで循環供
給させることとその停止とが繰り返され、第3設定温度
T3(−20℃前後)に維持されるようになっている。
Fが第1設定温度T1(−25℃前後)よりも低く、保
存室Sが第3設定温度T3(−20℃前後)よりも高い
状態にあると、冷却器5並びに冷却器ファン6が停止さ
れる一方で、保存室ファン12のみが駆動される状態と
なる。冷却器5並びに冷却器ファン6が停止するという
ことは、凍結室F内では冷気の循環がなされないことと
なり、上方に暖気が、下方に冷気がそれぞれ溜まる。こ
こで仮に、保存室Sからの戻し冷気が凍結室Fの上部側
にそのまま戻されると、凍結室Fの上方はさらに温度上
昇し、その相対的に高い温度のものが冷気流入口10B
から保存室Sに供給されることになるので、保存室Sの
冷却効率が悪い。
される冷気は、冷気戻し口11Bから戻しダクト16内
を流下したのち、その下端の出口21Bから凍結室Fの
底部側に吹き出されるので、図9の矢線に示すように凍
結室Fの底部側の低温の冷気と混合して凍結室F内の温
度が比較的低い温度に均一化される。そして比較的低温
となった冷気を、冷気流入口10Bから保存室S側に流
入させることができるので、保存室Sの冷却速度が高め
られる。また、戻しダクト16Bの出口21Bと、冷気
流入口10Bの位置が離間しているため、戻しダクト1
6Bから戻された比較的高温の戻し冷気がそのまま冷気
流入口10Bに回り込んでしまうといったショートサイ
クルが発生することが避けられる。すなわち、この第4
実施形態によれば、保存室S側からの戻し冷気を凍結室
Fの底部に戻して低温の冷気と混合し、凍結室F内全体
を比較的低温にした状態で凍結室F側の冷気を保存室S
側に供給できるようにしたから、保存室S側を効率よく
高速度で冷却することができる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は前記実施形態に例示した急速凍結保存庫
に限らず、断熱箱体内を区画壁で区分して異なる温度に
冷却するようにした冷却貯蔵庫全般に広く適用すること
ができる。
ら見た断面図
ら見た断面図
た断面図
から見た断面図
5…冷却器 6…冷却器ファン 10…冷気流入口 1
1…冷気戻し口 12…保存室ファン 15…吸い込み
ダクト 19…分岐部 20…(吸い込みダクト15
の)入り口 2A…区画壁 10A…冷気流入口 11
A…冷気戻し口 15A…吸い込みダクト20A…(吸
い込みダクト15Aの)入り口 24…整流板 2B…
区画壁 10B…冷気流入口 11B…冷気戻し口 15B…吸
い込みダクト 16B…戻しダクト 21B…(戻しダ
クト16Bの)出口
Claims (3)
- 【請求項1】 断熱箱体内には区画壁で区分することに
より複数の貯蔵室が横方向に並んで形成され、一方の貯
蔵室には冷却器と冷気循環用の冷却器ファンとを有する
冷凍装置が設けられて、この冷凍装置の制御運転により
前記一方の貯蔵室が設定温度に維持されるとともに、前
記区画壁には、前記一方の貯蔵室内の冷気の一部を他方
の貯蔵室に流入させる流入口と、前記他方の貯蔵室から
前記一方の貯蔵室側へ還流させる戻し口とが設けられ、
かつ前記流入口からの冷気の流入を助勢する補助ファン
が備えられていて、この補助ファンの制御運転により前
記他方の貯蔵室が冷却されるようにした冷却貯蔵庫にお
いて、 前記区画壁における前記一方の貯蔵室側の面には、前記
流入口を覆うようにして吸い込みダクトが設けられ、こ
の吸い込みダクトの縦壁面のうちの前記一方の貯蔵室と
は正対しない縦壁面に冷気の入り口が開口されているこ
とを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 【請求項2】 前記吸い込みダクト内には、その入り口
から吸引された冷気を前記流入口に向けてほぼ直線状に
流通案内する整流板が設けられていることを特徴とする
請求項1記載の冷却貯蔵庫。 - 【請求項3】 断熱箱体内には区画壁で区分することに
より複数の貯蔵室が横方向に並んで形成され、一方の貯
蔵室には冷却器と冷気循環用の冷却器ファンとを有する
冷凍装置が設けられて、この冷凍装置の制御運転により
前記一方の貯蔵室が設定温度に維持されるとともに、前
記区画壁には、前記一方の貯蔵室内の冷気の一部を他方
の貯蔵室に流入させる流入口と、前記他方の貯蔵室から
前記一方の貯蔵室側へ還流させる戻し口とが設けられ、
かつ前記流入口からの冷気の流入を助勢する補助ファン
が備えられていて、この補助ファンの制御運転により前
記他方の貯蔵室が冷却されるようにした冷却貯蔵庫にお
いて、 前記区画壁に沿ってダクトが配設されることにより、前
記一方の貯蔵室内の冷気を前記区画壁における略中央高
さ位置から前記他方の貯蔵室の底部側に流入させる冷気
流入通路と、前記他方の貯蔵室の天井側から冷気を引い
て前記一方の貯蔵室の底部側へ還流させる冷気戻し通路
とが形成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13362198A JP3447559B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 冷却貯蔵庫 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13362198A JP3447559B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11325694A JPH11325694A (ja) | 1999-11-26 |
JP3447559B2 true JP3447559B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=15109110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13362198A Expired - Fee Related JP3447559B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 冷却貯蔵庫 |
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JP (1) | JP3447559B2 (ja) |
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-
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- 1998-05-15 JP JP13362198A patent/JP3447559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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