JP2017072314A - 温度調和空間内包設備、冷凍冷蔵庫、冷凍冷蔵装置、冷凍冷蔵倉庫 - Google Patents

温度調和空間内包設備、冷凍冷蔵庫、冷凍冷蔵装置、冷凍冷蔵倉庫 Download PDF

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知子 従野
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静 横手
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圭策 中野
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誠治 黒住
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Abstract

【課題】除霜ヒータに起因する諸不具合を解決することができる冷凍冷蔵装置を提供する。【解決手段】ファンケースは、スクロール形状4の始点5から所定の回転角度までスクロール形状4をなした後略直線状をした側壁3cにより構成される主風路と、スクロール形状4の始点5から主風路7より回転角度の大きい位置までスクロール形状4をなした後略直線状をした側壁3dにより構成される副風路8と、主風路7に設けられたスクロール形状4に沿った形状の開閉壁部(ダンパー)6とで構成される。主風路7の先は第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)が連結され、副風路8には第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)が連結される。【選択図】図3

Description

本発明は、温度調和空間内包設備、冷凍冷蔵庫、冷凍冷蔵装置、冷凍冷蔵倉庫に関する。
近年の温度調和空間内包設備においては、冷蔵保存品収納空間部と冷凍保存品収納空間部からなる貯蔵室内を循環する冷気の量を調節するための開閉壁部がこれらの温度調和空間部への風路に設けられている。この冷気は冷却器により熱交換されて生成されるものであるが、冷気が循環すると温度調和空間の空気中に含まれる水分(湿気)が冷却器の蒸発器に着霜し、冷却器の冷却能力が低下することになる。したがって、一定の時間、例えば圧縮機の運転積算時間が数時間経過するごとに、冷却器の蒸発器に付着した霜を取り除く必要がある。
蒸発器の除霜を行うには、除霜ヒータに通電し、除霜ヒータが発熱することで、蒸発器に着霜した霜が融解する。この時発生する高湿な空気が冷蔵保存品収納空間部への風路に設けられた開閉壁部付近に滞留し、冬季等外気温が低い時には開閉壁部が閉じている時間が長くなり冷却室の冷気により0℃以下に冷却されることとなり、開閉壁部とその周囲の壁面の間で結露が生じ氷結する。この氷結が原因となって開閉壁部を閉状態から開状態に移行できない即ち動作不良という不具合が考察された。
このような開閉壁部の氷結を防止するために、例えば、家庭用の冷凍冷蔵庫の場合では、特許文献1などに記されるように、冷凍保存品収納空間部の温度に基づいて圧縮機と送風機を運転し、その冷蔵保存品収納空間部の状態に基づく開閉壁部の動作によって冷蔵保存品収納空間部への冷気流入量を調整して冷蔵保存品収納空間部を設定温度範囲内に維持すると共に、その冷蔵保存品収納空間部の温度に関係なく圧縮機の駆動時に強制的に短時間だけ開閉壁部を開状態として、低湿の冷気を冷凍保存品収納空間部から冷蔵保存品収納空間部に供給し、高湿の空気と置換している。
また、同じく、家庭用の冷凍冷蔵庫の場合では、特許文献2などに記されるように、開閉壁部の近傍に開閉壁部の氷結を防止する開閉壁部氷結防止ヒータを設け、さらに開閉壁部氷結防止ヒータを取り付ける際にヒータ押え片をヒータの折り曲げ部に当接させることにより冷気の流れの妨げを防止している。
また、特許文献3などに記されるように、プレハブ冷蔵庫や冷凍倉庫等に配設される冷却装置においては、除霜時などに冷却器が貯蔵室内に露出していると、除霜ヒータなどの熱が分散して除霜時間が長くなると共に、冷凍保存品収納空間部内を暖める結果となり冷却効率の低下や貯蔵物品の変質を生じることを課題として提起している。
また、特許文献4などには、スクロールファンと、冷却用熱交換器との構成において、冷却用熱交換器の表面に凝縮結露した水が風下側に飛ぶ、飛水が生ずる不具合を、複数の送風出口孔と、その風向変更手段とによって、先の課題を回避することが記されている。
特開昭63−99476号公報 特開平8−233431号公報 実公昭59−20614号公報 特開2006−15945号公報
しかしながら、冷却器の除霜を行う際には、一旦、圧縮機の運転を止めて除霜ヒータに通電しており、除霜ヒータが発熱することで、蒸発器の表面に付着した霜が除霜ヒータからの輻射熱や近傍の空気の対流等により融解する。このように除霜の際には、除霜ヒータに暖められた暖気が発生しており、冷蔵保存品収納空間部への風路に開閉壁部を設けて、暖気の流入を抑制している。一方、冷凍保存品収納空間部は、暖気の侵入を回避する構造を設けることで別の不具合を招くことも考察されることから、暖気の流入を許容する構成が多用された。したがって、暖気による温度変化は避けられず、除霜運転後に冷凍保存品収納空間部を急冷する方法が簡便な対応策である。このため、熱交換部の冷媒を循環させる圧縮機を高回転で運転する時間が長くなってしまうということが考察された。
また、特許文献1などでは冷凍保存品収納空間部の温度に基づいて圧縮機と送風機を運転しているが、開閉壁部氷結防止のために、冷蔵保存品収納空間部の温度とは関係なく強制的に開閉壁部を開状態とするため、本来は、冷凍保存品収納空間部へ供給されるべき冷気流量分が、冷蔵保存品収納空間部へ供給されることにより、後に圧縮機を高回転で運転する時間がより長くなるということが考察された。
また、特許文献2では開閉壁部の凍結防止の為に開閉壁部に氷結防止ヒータを用いることにより消費電力が増加し、さらに開閉壁部氷結防止ヒータの体積により衝突損失を増加させ庫内ファンの消費電力を増加し温度調和空間内包設備自体の消費電力を増加させてしまうことが考察された。
また、特許文献3などでは、除霜にヒータを用いる構成のままでの課題解決であり、従来の課題等は、軽減されるものの、除霜ヒータを用いる点でのデメリットは払拭されない。
また、特許文献4などでは、スクロールファンと、冷却用熱交換器との構成において、冷却用熱交換器の表面に凝縮結露した水が風下側に飛ぶ、飛水が生ずる不具合を解消する構成についてのみ記されるだけであり、当該構成を温度調和空間内包設備に適用する場合への課題考察等の視点は示されていない。
本発明の課題は、従来技術における課題と同様に、除霜ヒータに起因する諸不具合を解決することであるが、従来技術の延長では示唆されない、新規な構成によって、課題解決を図るものである。
上記の課題を解決するための、第1の発明は、第1の被温度調和対象収容空間と、第2の被温度調和対象収容空間と、前記の第1の被温度調和対象収容空間を温度調和させる気流の主風路部と、前記の第2の被温度調和対象収容空間を温度調和させる気流の副風路部と、前記主風路の気流及び前記副風路の気流の送風源となる遠心送風機要素と、前記遠心送風機要素の筐体外装と該遠心送風機要素の風路を構成する内壁面とを兼ねる送風機筐体部と、前記送風機筐体部を含む前記送風機要素、前記主風路部及び前記副風路部を一体として含む送風源要素と、この送風源要素の吸気側に配置されて吸気される空気を冷却する熱交換部と、前記の第1の被温度調和対象収容空間及び前記の第2の被温度調和対象収容空間から前記熱交換部へ還流気流を導く還流路とを含む温度調和空間内包設備において、前記送風源要素には、インペラと、前記インペラからの出力風を前記主風路及び前記副風路へと誘導するスクロール形状の曲面内壁部と、前記インペラへ吸気される空気の吸気孔
と、前記副風路への入口である副風路入口と、前記主風路の入口である主風路入口と、前記主風路入口に配置され開閉制御可能な開閉壁部とを含み、
さらに、前記主風路入口は、前記副風路入口よりも気流の上流側に配置され、且つ、前記開閉壁部のヒンジ部を気流の上流側に配置する構成を含む温度調和空間内包設備である。
第2の発明は、第1の発明において、開閉壁部にインペラと相対する側の壁面の態様には、スクロール形状の曲面壁部と同様な曲面を含む温度調和空間内包設備である。
第3の発明は、第1の発明において、インペラの回転軸を回転駆動する回転駆動源を含む温度調和空間内包設備である。
第4の発明は、第1の発明において、第1の被温度調和対象収容空間の空気温度の方が、第2の被温度調和対象収容空間の空気温度よりも低い温度に制御される制御方法を含む制御装置を含む温度調和空間内包設備である。
第5の発明は、第1の発明において、開閉壁部が開いた状態では、主風路から第1の被温度調和対象収容空間へ供給される気流の流量は、副風路から第2の被温度調和対象収容空間へ供給される気流の流量よりも多く制御される態様を含む温度調和空間内包設備である。
第6の発明は、第1の発明において、第1の被温度調和対象収容空間を複数具備する温度調和空間内包設備である。
第7の発明は、第1の発明において、第2の被温度調和対象収容空間を複数具備する温度調和空間内包設備である。
第8の発明は、第1の発明において、第1の被温度調和対象収容空間の壁部及び第2の被温度調和対象収容空間の壁部の一部又は全部を覆う断熱体を具備する温度調和空間内包設備である。
第9の発明は、第1の発明において、送風源要素のインペラの態様に遠心式多翼ファンを含む温度調和空間内包設備である。
第10の発明は、第1の発明において、回転駆動源に電動機を含む温度調和空間内包設備である。
第11の発明は、第1の発明において、少なくとも、第1の被温度調和対象収容空間の空気温度の温度情報、第2の被温度調和対象収容空間の空気温度の温度情報、第1の被温度調和対象収容空間の制御温度値情報の値T1及び第2の被温度調和対象収容空間の制御温度値情報の値T2をもとに、少なくとも、主風路の風量、副風路の風量及び開閉壁部の開閉動作を制御し、前記の第1の被温度調和対象収容空間の空気温度及び前記の第2の被温度調和対象収容空間の空気温度を調和させる制御部を含む温度調和空間内包設備である。
第12の発明は、第1の発明において、第1の被温度調和対象収容空間及び第2の被温度調和対象収容空間と、該温度調和空間内包設備の外部空間との間に開閉自在な開閉構造体を具備する温度調和空間内包設備である。
第13の発明は、第1の発明の温度調和空間内包設備の構成を、外装筐体の内部に配置する態様を含む冷凍冷蔵庫である。
第14の発明は、第1の発明の温度調和空間内包設備の構成の一部又は全部を、店舗部を含む建造物の内部の一部に配置する態様を含む冷凍冷蔵装置である。
第15の発明は、第1の発明の温度調和空間内包設備の構成の一部又は全部を、建造物の内部に配置する態様を含む冷凍冷蔵倉庫である。
本発明によれば、温度調和空間内包設備の内部における気流の滞留による氷結防止を図るともに、温度調和空間の品質向上と、温度調和空間内包設備の省エネルギー化を可能とし、産業的価値の大いなるものである。
本発明の実施例の送風源要素を示す正面図 本発明の実施例の送風源要素を示す軸方向の断面図 本発明の実施例の送風源要素を示す軸方向に対して垂直方向の断面図 本発明の実施例の温度調和空間内包設備における制御方法の一例を示すフローチャート 本発明の温度調和空間内包設備の概要を示すブロック図
以下、本発明について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施例によって本発明が限定されるものではない。
本発明の送風源要素の一例を図1に、A−A断面図を図2に、図2のB−B断面図を図3に示す。図2に示すように本発明の送風源要素1は空気の吸気孔2aを有する側板2bとそれに対面する主板2cと、これらの間に円形状に配置された複数の羽根2dを配したインペラ2とこのインペラを囲むファンケース3で構成されている。なお、図2における送風源要素のファンケース3の内部に示す実線の矢印9は、ファンケース3の内部の気流の流れを模式的に表すものである。なお、本実施例に採用した遠心送風機要素の具体的な構成は、所謂、遠心式多翼ファン(シロッコファン)と呼称されるものであるが、そのインペラの態様は、適宜選択可能である。例えば、インペラの動翼の態様は、本実施例の後退翼の形態でも良く、通例で多用される前進翼の形態でも良い。
図3に示すようにファンケース3は、スクロール形状4の始点5から所定の回転角度までスクロール形状4をなした後略直線状をした側壁3cにより構成される主風路と、スクロール形状4の始点5から主風路7より回転角度の大きい位置までスクロール形状4をなした後略直線状をした側壁3dにより構成される副風路8と、主風路7に設けられたスクロール形状4に沿った形状の開閉壁部(ダンパー)6とで構成される。ファンケース3の吸入面3aの略中央部には、円弧状の開孔部(円形の丸孔部)を有し、熱交換器を通過した冷気を吸気する。ファンケース3の底面3bの中央部の孔部には、インペラの回転軸が貫通している。この孔部には、回転軸を支承する軸受部を配置する態様を採用するが、同等の機能を発揮する他の構成を採用しても良い。
また、主風路7の先は第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)が連結され、副風路8には第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)が連結される。
このとき、主風路7は副風路8よりもスクロール形状4の始点5に近い設計としている
。実施例では主風路7と副風路8の断面積比を1:1としている為、このように配置することで冷却器により冷却された冷気は開閉壁部(ダンパー)の開口状態において、主に第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)へと送られる。
また、この時、スクロール形状4の始点5からの回転角度と主風路及び副風路の断面積比により風量の配分(冷気配分)を調整可能である。例えば、第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)と第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)の体積比に見合った風量の配分(冷気配分)とする主風路及び副風路の断面積比を構成可能である。
また、風量の配分(冷気配分)を調整する構造としては、主風路及び副風路の各々の封路全体の体格・寸法・風路の形状を調整することでも可能である。このようにして、第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)及び第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)へ供給する各風量(冷気の流量)を調整可能である。
また、開閉壁部(ダンパー)のインペラ2と対向する壁面形状は、送風源要素の内部の内壁面のスクロール形状に沿った形状が好適である。内壁面をスクロール形状に沿った形状に構成することで、開閉壁部(ダンパー)が閉じた際に、開閉壁部(ダンパー)が空気の流れの障害となることは無く、一般的なスクロールファン形状の流路として機能する。当然、この構成によって、気流の風路の曲がり損失や衝突損失を抑制し、電動機要素の消費電力低減も可能である。
一方、もし、送風源要素の風路の出口側にのみ開閉壁部(ダンパー)を設ける態様を採用すると、風路の入口側には、気流の流れを妨げる凸部や凹部という構造体を生み易い。他方、凸部や凹部の発生を回避しようとすると、余分に冗長な構成へと至ってしまう。
本実施例では送風源要素の風路は、主風路と副風路とからなる2風路からなる構成であるが、主風路、副風路、いずれも複数又はいずれかを複数とする構成も可能である。また、各々の主風路、副風路には、その各々の風路への入口部に適宜選択して開閉壁部(ダンパー)を設ける構成も可能である。
また、本発明の構成においては、例えば、第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部である野菜収容部)への主風路及び副風路を作り、除霜時の高湿な気体を第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部である野菜収容部)のみに送風することにより被収容品(生鮮食料品など)の鮮度向上に寄与することができる。また、第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)内や第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)内に急冷用の貯蔵室をつくり急冷する際には、送風源要素内に急冷の為の主風路及び副風路を作り、送風源要素内の他の主風路及び副風路をすべて開閉壁部(ダンパー)で閉ざすことにより効率的に冷風を送り冷却に要する時間を短縮することも可能である。
図4は本発明における実施例の制御部の制御動作の一例を示すフローチャートである。TmFは第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)の温度情報(例えばサーミスタ検知温度の値)、ThFは第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)の制御温度値情報の値(例えば設定上限温度、T1)、TmRは第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)の温度情報(例えばサーミスタ検知温度の値)、ThRは第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)の制御温度値情報の値(例えば設定上限温度、T2)である。以下、本発明における実施例の温度制御について説明する。
第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)が除霜モードに入る時に、圧縮機はその動作を停止(OFF)にして除霜ヒータは通電状態(ON)にする。この時ヒータにより冷却器の蒸発器に付着していた霜が融解し、高湿な暖気となる。送風源要素を動作状態(ON)にして開閉壁部(ダンパー)6を閉じることにより、高湿な暖気を第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)内に入れない為、除霜モード後に圧縮機を高回転で運転する時間を短くすることができる。除霜モードが完了し、第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)内の温度が第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)の制御温度値情報の値(例えば設定上限温度)以内に入るまで開閉壁部(ダンパー)6を閉じることにより、選択的に第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)を冷却する。第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)内が制御温度値情報の値に達すれば開閉壁部(ダンパー)6を開いて通常モードへ移行し主として第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)へ冷気を送る。
この一連の動きの中で高湿な気体が開閉壁部(ダンパー)6と接触するが、開閉壁部(ダンパー)は風路の一部となる形状となっている為、高湿な気体が開閉壁部(ダンパー)6と側壁3d間で滞留し難くなり、氷結の抑制が可能となる。
また、除霜モードから通常モードへ移行する際に開閉壁部(ダンパー)6を一度開いた状態とすることで開閉壁部(ダンパー)6の側壁3dと開閉壁部(ダンパー)6とが互いに氷結し難くなる。
このような構成とすることで、例えば、開閉壁部(ダンパー)を第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)の温度とは無関係に開閉制御することで、開閉壁部(ダンパー)に凍結防止用ヒータを用いることなく凍結を防止でき、第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部)内の湿度の必要な第2の被温度調和対象収容空間(冷蔵保存品収納空間部である生鮮食料品等の収容部)への湿度調整を行いつつ、第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)への暖気流入を防ぐことにより第1の被温度調和対象収容空間(冷凍保存品収納空間部)に要する消費電力の低減も可能である。
図5は、本発明の温度調和空間内包設備の構成の概要を示すブロック図である。送風源要素1と、制御部10と、制御温度値情報などの制御情報群11と、主風路の風量を模式的に示す矢印12と、副風路の風量を模式的に示す矢印13と、送風源要素へ吸気される空気の流れを模式的に示す矢印14と、熱交換部15と、還流路16と、断熱体17と、第1の被温度調和対象収容空間18、第2の被温度調和対象収容空間19とからなる構成要素を少なくとも含む温度調和空間内包設備の構成を示すものである。なお、還流路は、ダクト等の通風路、又は、被温度調和対象収容空間の壁部と隣接する構造体との隙間部などによって、気流の流れの帰路を構成する。なお、還流路は、気流の流れの帰路を構成する構造体であれば良く、具体的な構成は限定しない。
なお、図5においては、図示する内容を簡略化しており、温度調和空間内包設備へ電力を供給する電源供給回路等からなる電源部や、温度調和空間内包設備を設置する装置の筐体や、冷凍冷蔵庫の外装部や、温度調和空間内包設備の構成の一部又は全部を設置・配置する店舗・倉庫などの建造物の概要を示す模式図や、温度調和空間内包設備の外部空間との間に配置する開閉自在な開閉構造体や、インペラ・回転駆動源・電動機などの細部の構成要素は、図示していない。また、熱交換部15の冷媒を循環させる圧縮機及び冷媒を循環させる冷媒の配管等を含む熱交換回路についても、図示していないが、本発明に関連する構成要素であることは、言うまでもない。
本発明によれば、温度調和空間内包設備の内部における気流の滞留による氷結防止を図
るともに、温度調和空間の品質向上と、温度調和空間内包設備の省エネルギー化を可能とし、産業的価値の大いなるものである。
1 送風源要素
2 インペラ
2a 吸気孔
2b 側板
2c 主板
2d 羽根
3 ファンケース
3a 吸入面
3b 底面
3c 側壁
3d 側壁
4 スクロール形状
5 始点
6 開閉壁部(ダンパー)
7 主風路
8 副風路
9 矢印
10 制御部
12 矢印
13 矢印
14 矢印

Claims (15)

  1. 第1の被温度調和対象収容空間と、第2の被温度調和対象収容空間と、前記の第1の被温度調和対象収容空間を温度調和させる気流の主風路部と、前記の第2の被温度調和対象収容空間を温度調和させる気流の副風路部と、前記主風路の気流及び前記副風路の気流の送風源となる遠心送風機要素と、前記遠心送風機要素の筐体外装と該遠心送風機要素の風路を構成する内壁面とを兼ねる送風機筐体部と、前記送風機筐体部を含む前記送風機要素、前記主風路部及び前記副風路部を一体として含む送風源要素と、この送風源要素の吸気側に配置されて吸気される空気を冷却する熱交換部と、前記の第1の被温度調和対象収容空間及び前記の第2の被温度調和対象収容空間から前記熱交換部へ還流気流を導く還流路とを含む温度調和空間内包設備において、
    前記送風源要素には、インペラと、前記インペラからの出力風を前記主風路及び前記副風路へと誘導するスクロール形状の曲面内壁部と、前記インペラへ吸気される空気の吸気孔と、前記副風路への入口である副風路入口と、前記主風路の入口である主風路入口と、前記主風路入口に配置され開閉制御可能な開閉壁部とを含み、
    さらに、前記主風路入口は、前記副風路入口よりも気流の上流側に配置され、且つ、前記開閉壁部のヒンジ部を気流の上流側に配置する構成を含む温度調和空間内包設備。
  2. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、開閉壁部にインペラと相対する側の壁面の態様には、スクロール形状の曲面壁部と同様な曲面を含む温度調和空間内包設備。
  3. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、インペラの回転軸を回転駆動する回転駆動源を含む温度調和空間内包設備。
  4. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、第1の被温度調和対象収容空間の空気温度の方が、第2の被温度調和対象収容空間の空気温度よりも低い温度に制御される制御方法を含む制御装置を含む温度調和空間内包設備。
  5. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、開閉壁部が開いた状態では、主風路から第1の被温度調和対象収容空間へ供給される気流の流量は、副風路から第2の被温度調和対象収容空間へ供給される気流の流量よりも多く制御される態様を含む温度調和空間内包設備。
  6. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、第1の被温度調和対象収容空間を複数具備する温度調和空間内包設備。
  7. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、第2の被温度調和対象収容空間を複数具備する温度調和空間内包設備。
  8. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、第1の被温度調和対象収容空間の壁部及び第2の被温度調和対象収容空間の壁部の一部又は全部を覆う断熱体を具備する温度調和空間内包設備。
  9. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、送風源要素のインペラの態様に遠心式多翼ファンを含む温度調和空間内包設備。
  10. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、回転駆動源に電動機を含む温度調和空間内包設備。
  11. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、少なくとも、第1の被温度調和対象収容
    空間の空気温度の温度情報、第2の被温度調和対象収容空間の空気温度の温度情報、第1の被温度調和対象収容空間の制御温度値情報の値T1及び第2の被温度調和対象収容空間の制御温度値情報の値T2をもとに、少なくとも、主風路の風量、副風路の風量及び開閉壁部の開閉動作を制御し、前記の第1の被温度調和対象収容空間の空気温度及び前記の第2の被温度調和対象収容空間の空気温度を調和させる制御部を含む温度調和空間内包設備。
  12. 請求項1記載の温度調和空間内包設備において、第1の被温度調和対象収容空間及び第2の被温度調和対象収容空間と、該温度調和空間内包設備の外部空間との間に開閉自在な開閉構造体を具備する温度調和空間内包設備。
  13. 請求項1記載の温度調和空間内包設備の構成を、外装筐体の内部に配置する態様を含む冷凍冷蔵庫。
  14. 請求項1記載の温度調和空間内包設備の構成の一部又は全部を、店舗部を含む建造物の内部の一部に配置する態様を含む冷凍冷蔵装置。
  15. 請求項1記載の温度調和空間内包設備の構成の一部又は全部を、建造物の内部に配置する態様を含む冷凍冷蔵倉庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108626951A (zh) * 2018-05-30 2018-10-09 合肥美菱股份有限公司 一种双风门控制风向及风量的风道装置
JP2019100637A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 アクア株式会社 冷蔵庫

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