JP4022351B2 - 現像剤収納容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー、もしくはトナーとキャリアからなる現像剤等の剤を収納する容器にして、該容器に少なくとも1つの開口が設けられている現像剤収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トナーボトルやトナーカートリッジ等のトナーを収納するトナー収納容器を画像形成装置本体にセットし、その容器から現像部へトナーを補給するものが良く知られている。この種のトナー収納容器は、トナー排出口がキャップやシールで閉じられており、容器交換時にはユーザーがそのキャップやシールを外さねばならなかった。しかし、かかる作業はトナー飛散やトナー汚れを生じさせるため、ユーザーとって敬遠されている作業となっており、このためトナー収納容器の交換作業をより快適に行い得るように、従来から様々な工夫や提案がなされている。
【0003】
例えば、トナー収納容器のトナー排出口に自閉栓を設けた容器が既に提案されている。かかるトナー収納容器では、キャップやシール等を外すことなく、装置にセットすることができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した自閉栓付トナー収納容器は、交換時にその自閉栓からトナーこぼれやトナー飛散が生じ易く、またトナー収納容器の密閉性も悪く長期間の放置時や設置・保存環境に温湿度の影響を受け、収納したトナーの品質が変質し易い等の不具合があった。
【0005】
本発明は、上記した従来の問題を解消し、交換時のトナー汚染を軽減するとともに容器の密閉性を向上することができ、しかも容器の減容を可能にして回収・リサイクル性を高めた現像剤収納容器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、内部に収納した粉体の現像剤を排出するための開口を有する現像剤収納容器において、前記開口は、シール手段によって覆われており、該シール手段は現像剤を排出するための挿入部材が抜き差しされる一点で交差する放射状のスリットが形成された複数のシール部材を重ねて構成され、かつ、重ねられたシール部材の1つは他の少なくとも1つのシール部材と前記放射状のスリットの交差位置が異なることを特徴とする現像剤収納容器を提案する。
【0007】
なお、本発明は、前記シール手段は重ねられた前記シール部材における放射状のスリットの位相がそれぞれ異なると、効果的である。
さらに、本発明は、前記シール部材に前記開口の中心で交差するスリットが形成され、他の少なくとも1つのシール部材に前記開口の中心から離れた位置で交差するスリットが形成されていると、効果的である。
【0008】
さらに、本発明は、前記複数のシール部材が発泡スポンジからなり、該シール部材の少なくとも1つが非通気性材料で作られていると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記非通気性材料で作られたシール部材が圧縮発泡スポンジ製シールであると、効果的である。
【0009】
さらにまた、本発明は、前記非通気性材料で作られたシール部材が非通気性フィルム製シールであると、効果的である。
【発明の実施の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る現像剤収納容器としてのトナー収納容器が用いられるトナー補給機構を示す構成図、図2はそのトナーが補給される側である現像装置の一部を示す断面図である。
【0011】
図1において、電子写真法による画像形成装置は、現像装置10により像担持体1に形成された静電潜像がトナー像として現像される。この現像装置10には、現像剤収納容器としてのトナーを収納したトナー収納容器20から現像剤移送手段としての粉体ポンプ手段40および移送チューブ16を介してトナーが補給される。
【0012】
現像装置10には、図1ないし図3に示すように、感光体1に対向配置された現像スリーブ11と、第1攪拌スクリュー12、第2攪拌スクリュー13とが備えられている。現像装置10内での現像剤は、第1攪拌スクリュー12によって図3の左から右へ搬送され、第2攪拌スクリュー13によって右から左へ搬送されるようにして循環される。この循環の間に搬送路の途中で現像スリーブ11に移送された現像剤により感光体1上に形成された静電潜像を現像する。なお、符号18はトナー濃度センサである。
【0013】
この現像装置10には、図2ないし図4に明示するように、その上部に粉体ポンプ手段40が設けられ、該手段は吸い込み型の一軸偏芯スクリューポンプ41を具備している。このスクリューポンプ41の構成は、金属などの剛性をもつ材料で偏芯したスクリュー形状に作られたロータ42と、ゴム等の弾性体で内側に2条スクリュー形状に作られ固定されて設置されるステータ43と、これらを包みかつ粉体の搬送路を形成する樹脂材料等から作られたホルダ44とを有している。そして、本実施形態では第1攪拌スクリュー12と一体連結され、図示していない駆動装置に駆動連結された歯車16と、上記ロータ42とピン継ぎ手により連結された駆動軸43aに一体連結された歯車45とが噛み合っているとともに、歯車45には歯車16による回転駆動を断続する断続手段としての電磁クラッチ46を介在させている。
【0014】
ところで、第1および第2攪拌スクリュー12、13は画像形成時に常時回転駆動させているものであり、したがって1軸偏芯スクリューポンプ41と第1攪拌スクリュー12とを一体連結して駆動すると、第1攪拌スクリュー12の駆動時にトナーが補給されてしまい、現像剤の濃度制御に基づいてトナー補給を行う現像装置に適用できなくなる。
【0015】
そこで、スクリューポンプ41への駆動伝達を電磁クラッチ46で制御することで、現像装置10内の現像剤濃度を一定に保つように制御する方式の現像装置に適用させることができる。本例の場合、現像装置10には透磁率検出器18が設けられており、該検出器18により現像装置10内のトナーとキャリアの混合比の変化を検知し、その際トナーが少ないと検知されると、電磁クラッチ46がオンし、1軸偏芯スクリューポンプ41を作動してトナーを補給する。そして、現像装置10内の現像剤の濃度が所定濃度に達すると、電磁クラッチ46がオフし、第1攪拌スクリュー12が回転駆動されていてもスクリューポンプ41は作動せず、トナー補給はされない。なお、現像装置10は感光体上に形成したトナー像の反射濃度を検知してトナー補給量を制御する等の適宜の方法を採用することもできる。
【0016】
このスクリューポンプ41は、ロータ42の回転により強い自吸力が生じ、トナー収納容器20からトナーを吸い込むことができる。吸い込まれたトナーは、スクリューポンプ41と第1攪拌スクリュー12との間に形成された供給孔17により現像装置10内に移送され、そして2成分現像方式を用いている場合にはこの移送工程中に補給されたトナーが現像装置10内の現像剤と攪拌混合され、均一な剤濃度と適正な帯電量になる。なお、現像装置には脱気孔14aとその脱気孔14aを覆うフィルター14が設けられ、空気のみを現像装置10から脱気し、現像時に発生する装置の昇圧を抑え、トナー補給の安定化と現像装置からのトナー飛散を防止するように構成している。1軸偏芯スクリューポンプ41の吸い込み部に接続したチューブ15は、例えば直径4〜10mmのフレキシブルなチューブで、耐トナー性に優れたゴム材料(例えば、ポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等)から作られているものを用いることがきわめて有効である。
【0017】
図5は、トナー補給機構の主要部を示す断面説明図であって、符号50は画像形成装置本体に設けられたトナー収納容器20がセットされるセット部である。このセット部50には、ほぼ真上方向に延在するトナー収納容器20内に入り込む挿入部材としてのノズル51が一体または脱着可能であるが位置固定に設けられている。ノズル51は、円筒状に形成されているとともに、上部に設けられた尖端部52に続いてトナー受け入れ口53が設けられ、トナー受け入れ口53は軸芯部に設けられ、先端において上記チューブ15が接続されたトナー排出路54に続いている。
【0018】
トナー収納容器20は、図5および図6の(a),(b),(c)に示すように、保護ケースとしての外箱21と、その外箱21内に収容されたトナー袋22とを有するバックインボックスタイプに構成されている。この外箱21は、剛性を有する紙、段ボール、樹脂等の材料から作られ、トナー袋22が殆ど隙間なく収まる程度の内部空間を持つ。
【0019】
また、トナー袋22は下部中央に口金部材23が一体または固着により設けられている。このトナー袋22は、ポリエチレンやナイロン等の樹脂製または紙製のシート状(80〜125μm程度の厚み)のフレキシブルなシート材を単層または複層構成にして折り紙製作のように作られた空気の流入出が無い密閉された袋状容器形状のものである。
【0020】
このトナー袋22は、トナーが排出され易くするため、上下方向の適宜中間部より底部の口金部材23に向かって絞り込まれた形状に形成されている。そして、この絞り込まれた部分に折れが生ずると、多量のトナーが残留する。このため、トナー袋22の傾斜した部分には図6(c)に明示する高剛性を有するシート状補強部材24が口金部材23の上部の位置に接着などにより取り付けられている。このシート状補強部材24は、トナー袋22と同一材料で厚みを増したものや、外箱21と同じ材質ものを使用することがリサイクル上有利である。また、これらシート材の表面にAl蒸着処理を施すことは静電気対策や防湿対策に有効である。
【0021】
上記口金部材23は、図5に示すように、本体ケース25とシール手段30とからなり、この本体ケース25はポリエチレンやナイロン等の樹脂製であって、そのほぼ中央に形成された開口に向かって漏斗状の形状をなしている。開口は、トナーを排出するためのものであり、シール手段30はこの開口に嵌合装着されている。なお、本体ケース25はトナー袋22のシート材と同一材料もしくは同一系統の材料を使用することがリサイクルの観点で望ましい。
【0022】
図7は、シール手段30の構成を示す斜視図である。
シール手段30は、複数、本例では2つの円盤状に形成されたシール部材31,32より構成されている。
【0023】
シール部材31は、軸芯で交差する十字の貫通したスリット33が形成されている。これに対し、シール部材32は軸芯に対してズレた位置、すなわち偏芯された位置で交差する十字の貫通したスリット34が形成されている。シール部材31のスリット33の長さは、図8に示すノズル51の外径と同径かそれより長くても最大で2mm程度大径の軸芯を中心とした円Aの直径の長さとし、シール部材32のスリット34はその1つがシール部材31と同じ円Aの直径の長さに作られ、他の1つが円Aに内接するがそれよりも短く設定されている。これらシール部材31,32は、各々の十字状スリット33,34が重ならないように位相をズラした位置に取り付けられている。この場合、シール部材31と32、及びシール部材32とケース25をそれぞれ接着位置はスリット形成円Aの外側となる位置において、両面接着テープなどの接着手段により接着されて組み立てられている。シール部材31,32の材質は発泡スポンジ等の弾性体で作られ、耐トナー性と空気の透過が非常に少ない、クリープに優れた強度を有したものを使用する。具体的には、ブリジストン社製ポリエステル系ポリウレタンフォームST、イノアック社製モルトプレンSM65、SM55が適している。
【0024】
トナー収納容器20は、セット部50への装填すると、シール部材31,32のスリット33,34がノズル51により軸方向に押し広げられる。また、トナー収納容器20をセット部50から離脱すると、押し広げられたスリット33,34は元の状態に復元し、トナー袋22を密閉する自閉弁の役割をはたす。そして、シール部材31,32のスリット33,34は位相がズレた位置で、かつスリット34が偏芯しているので、シール部材31のスリット33がシール部材32によりシールされる。よって、トナー収納容器20はトナー排出のための開口が確実に密閉され、非装填時にスリット33からトナーが外部に飛散することがない。
【0025】
図9は、本発明の他の実施形態を示す斜視図で、本例の場合、シール部材32上にシール部材35を設けている。
シール部材35は、非通気性材料、例えばポリエステルフィルム製の厚さ25〜50μmで作られた薄板円盤状に形成されており、シール部材31のスリット33と同形状の貫通するスリット36が設けられている。このシール部材35は、シール部材32にスリットに影響しない位置で両面接着テープなどの接着手段により取り付けられている。
【0026】
このように構成すると、トナー袋22の気密性とトナー飛散の防止をさらに高められる。また、非通気性材料のシール部材35としてはシール部材31,32の材質を通常の発泡スポンジを厚み方向に熱プレスにより圧縮して作られた、圧縮発泡スポンジを用いることでき、上記実施形態と同様にトナー袋22の気密性向上に効果がある。圧縮発泡スポンジの具体例としては、ブリジストン社製ポリエステル系ポリウレタンフォームSTまたはイノアック社製モルトプレンSM65、SM55の1/2圧縮品が有効であった。
【0027】
このよう構成されたトナー収納容器20は、ノズル51に押し込むまたは引き抜くことでトナー収納容器20の交換が行えるので、これら交換時の操作性が良い。同時にこれら交換時にて、上記したシール部材31、32,35の効果によりトナー飛散や汚染の防止が図れる。また、トナー収納容器20はシール性が良いので、トナー収納容器内のトナーは外気(特に湿度)の影響を受けずトナー品質特性の保護・維持がはかれる。さらに、そのシール方法は構成が簡易なので、トナー収納容器20の簡易化、低コスト化ばかりでなくトナー補給装置の簡易化、低コスト化、機械メンテナンス性の向上にも寄与する。
【0028】
また、外箱21は剛性を有するので、トナー収納容器20における画像形成装置のセット部への装填・離脱時の操作性を容易にするとともに、トナー収納容器20内のトナー特性の損傷防止(トナー品質特性の保護・維持)にも有効である。
【0029】
また、本発明はブロー成形法などにより形成された口金部材23とトナー袋22が一体構造をなすフレキシブルなトナー収納容器を用いることも可能であり、且つ本発明の意図に反しないこともいうまでもない。
【0030】
図6(b)、(c)は、トナー収納容器20内にトナーが充満されている時の状態を示している。この状態の容器をセット部50に装填し、トナー補給動作行うと、トナー収納容器20内のトナーは、粉体ポンプ手段40が発生する吸引圧とトナーの重力により図5の矢印の方向に移動し、ノズル51の先端部に設けられたトナー受け入れ口53よりトナー排出路54、さらにチューブ15を経て粉体ポンプ41に移送される。そして、現像装置10にトナーが補給され、この動作を繰り返す毎に、トナー収納容器20内の内圧は次第に減圧される。
【0031】
トナー収納容器20は、そのトナー袋22が、粉体ポンプ手段40が発生する吸引圧よりも小さい圧力で変形する材料又は構造にて作られている、すなわちフレキシブルな袋であると、トナー袋22は減圧作用に従い大気圧とのバランスを保つためトナー袋22はその体積を減じる。すなわち、トナー袋22がトナー補給に応じて減容する。
【0032】
本発明のトナー収納容器20では、トナー袋22をフレキシブル材料で作り、かつその一部にシート状補強部材24を具備した構成をなす。よって、トナー袋22はトナー補給されつづけると減容してゆく。トナー収納容器の減圧作用に従いトナー袋22は、図10に示すように、上部より減容し、減容が進むとシート状補強材24は下部を支点としてその形を保ったまま容器の内側に移動する。
【0033】
トナー収納容器20のトナー袋22内に収納されているトナーは、この減容作用とトナーの重力により一カ所に滞留することなく移動し、トナー補給時にトナーが排出されてできた袋内の空間を補填する。
【0034】
袋内のトナーには、機械的な大きなストレスが加わらないのでトナー凝集も起こさず、且つ流動性の悪いトナーを使用してもトナー収納容器20内で架橋現象の発生が防止され、トナー袋22のトナー収納量の多少にかかわりなくトナー物性が常に安定した状態を維持でき、安定したトナー補給が可能となる。また、収納されているトナーはトナー袋22内に残すことなく排出される。さらには、トナー収納容器20のトナー袋22はトナーがなくなった状態では、充満時と比べその容積が大幅に減容される。
【0035】
シート状補強材24は、上記したように、下部を支点としてその形を保ったまま容器の内側に移動するので、容器減容時に下部のトナー排出側の空間を維持し、トナー排出を妨げ無いのでより確実なトナー排出が得られる。トナー袋22内のトナーは、吸引型粉体ポンプにより排出されるので、残留トナーがほとんど無く、経済的であり且つ使用後のトナー収納容器の処置が安全かつ衛生的に行える。
【0036】
使用後のトナー収納容器20は、外箱21とトナー袋22が容易に分解でき、外箱21は折り畳め、トナー袋22はフレキシブルであるので、従来のカートリッジ、ボトルといったハードボトルに比較し、容器がかさばらないので運搬や保管時での取扱性が良く、運搬や保管時の収納スペースをとらないという利点を持つ。さらにまた、使用済み外箱21、トナー袋22は、ユーザー先からメーカーに引き取り、再生・再利用や焼却処理が行われるが、本トナー収納容器20は上記のごとく固い材料は口金部材23だけなので非常に小さく出来、容器を任意に丸めたり、折り畳むことができ、運搬や保管時での取扱性が良く、運搬や保管時の収納スペースをとらない(かさばらない)という利点が更に増長し、ユーザー先からメーカーへ回収物流コストの大幅な低減が可能となる。
【0037】
本トナー補給装置は画像形成装置の現像装置に対して、フレキシブルなトナー移送パイプのみを接続するだけでよく、トナーの飛散がないので粉塵問題の発生も無く安全である。かつ現像装置に対するトナー補給装置の設置位置・場所の制約を持たないので、ユーザーのトナー収納(補給)容器の交換時の操作性が最もやり易い場所にトナー補給装置を設ける事が可能となる。
【0038】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各種改変できるものである。
例えば、現像剤収納容器はトナーに限らず、トナーとキャリアからなる現像剤でもよく、さらにトナーにおいても2成分現像用のものでも、1成分分用のものでもよいことは当然である。
【0039】
さらにまた、上記実施形態の挿入部材であるノズル51は断面円形のものであるが、その形状は楕円、多角形等でもよく、但し多角形の場合、正多角形で、角に丸みを付けることが好ましい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1ないし3の構成によれば、容器の気密性を高められるとともに、挿入部材の装填・離脱時において剤漏れを発生を防止することができる。
【0041】
請求項4ないし6の構成によれば、容器のより気密性を高められるので、上記した効果がより確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剤収納容器を用いたトナー補給機構を示す概略図である。
【図2】図1に示す現像装置の端部の部分平面図である。
【図3】図1に示す現像装置の部分平面図である。
【図4】図1に示す現像装置の側面図である。
【図5】トナー収納容器と粉体ポンプ手段の関係を示す説明図である。
【図6】本発明に係るトナー収納容器を示し、(a)は外観図、(b)は外箱の一部を外した状態の説明図、(c)はトナー袋の外観図である。
【図7】本発明に係るトナー収納容器の一実施形態を示すシール部の斜視図である。
【図8】図7の平面説明図である。
【図9】本発明に係るトナー収納容器の他の実施形態を示すシール部の斜視図である。。
【図10】本発明に係るトナー収納容器の減容状態を示す説明図である。
【符号の説明】
20 トナー収納容器
22 トナー袋
23 口金部材
30 シール手段
31,32,35 シール部材
33,34,36 スリット
51 ノズル
Claims (6)
- 内部に収納した粉体の現像剤を排出するための開口を有する現像剤収納容器において、
前記開口は、シール手段によって覆われており、該シール手段は現像剤を排出するための挿入部材が抜き差しされる一点で交差する放射状のスリットが形成された複数のシール部材を重ねて構成され、かつ、重ねられたシール部材の1つは他の少なくとも1つのシール部材と前記放射状のスリットの交差位置が異なることを特徴とする現像剤収納容器。 - 請求項1に記載の現像剤収納容器において、前記シール手段は重ねられた前記シール部材における放射状のスリットの位相がそれぞれ異なることを特徴とする現像剤収納容器。
- 請求項1または2に記載の現像剤収納容器において、前記シール部材に前記開口の中心で交差するスリットが形成され、他の少なくとも1つのシール部材に前記開口の中心から離れた位置で交差するスリットが形成されていることを特徴とする現像剤収納容器。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の現像剤収納容器において、前記複数のシール部材が発泡スポンジからなり、該シール部材の少なくとも1つが非通気性材料で作られていることを特徴とする現像剤収納容器。
- 請求項4に記載の現像剤収納容器において、前記非通気性材料で作られたシール部材が圧縮発泡スポンジ製シールであることを特徴とする現像剤収納容器。
- 請求項4に記載の現像剤収納容器において、前記非通気性材料で作られたシール部材が非通気性フィルム製シールであることを特徴とする現像剤収納容器。
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