JP4020360B2 - クランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造 - Google Patents

クランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関に用いられるクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の内燃機関は、クランクシャフトの回転角度を検出することで燃料混合気の吸気や、排気、又は、点火のタイミングなどの制御を行っている。回転角度を検出するための手段としては、例えば、実公平4−47424号公報などに記載されており、クランクシャフトと同期して回転する円盤状のタイミングプレートの回転量をセンサで検出する構成が知られている。
【0003】
このようなタイミングプレートの従来の構成の一例を図6から図9に示す。なお、図6は従来のクランクシャフトの正面図であり、図7は図6のD−D線断面図である。さらに、図8は図6のE−E線断面図であり、図9は図7の部分Fの拡大図である。
図6、及び、図7に示すように、タイミングプレート121は、中央部分に開口部を有し、この開口部をクランクシャフト101の段差部113aに嵌合させた後に三つのボルト141,142,143でクランクアーム113、及び、クランクウェイト114にそれぞれ締結されている。従って、内燃機関が稼動してクランクシャフト101が回転すると、タイミングプレート121も一体となって回転する。また、タイミングプレート121の外周部分には切欠きによって多数の被検出歯124が形成されており、エンジンの本体側には電磁ピックアップを備えたセンサが被検出歯124に近接させて固定されている。クランクシャフト101が回転すると被検出歯124はシャフト軸111を中心として回転するので、被検出歯124がセンサの前を通過する時間間隔や、被検出歯124の検出数をセンサで取得すると、クランクシャフト101の回転角度を検出できる。
【0004】
このタイミングプレート121は、センサで検出する回転角度の精度を高めるために、クランクシャフト101のシャフト軸111に対する芯出しを行うと共に、周方向の位相決めを行うことが必要である。このため、図9に示すように、タイミングプレート121の芯出しは、開口部を形成する内周122aを、ジャーナル部111aからクランクアーム113、クランクウェイト114にかけて形成された段差部113aに突き当てることで行われている。なお、タイミングプレート121の開口部の内周122aが嵌め合わせられる段差部113aには、内周122aの乗り上げを防止するための逃げ溝113bが全周に渡って形成されている。また、周方向の位相決めは、クランクアーム113の所定位置に装着されるノックピン144により行われる。より具体的には、図8に示すように、ノックピン144の突出部148をタイミングプレート121に形成された長穴125に挿通させることにより行っている。この長穴125は、図6に示すようにタイミングプレート121の半径方向に長軸を有し、短軸がノックピン144の突出部148の外径とほぼ同じ長さを有しているので、タイミングプレート121の周方向の位相決めを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにしてタイミングプレート121の芯出しを行うと、段差部113aに逃げ溝113bを形成する必要があるので、加工に手間がかかるという問題があった。
また、このような逃げ溝113bからなるアール形状を有する隅部は、応力が集中し易いという問題を有している。このことから、隅部を硬化させるための表面処理(熱処理、ロール加工など)を施さなければならなかった。
従って、本発明は、内燃機関のタイミング制御のために用いられるプレートが取り付けられたクランクシャフトの製造工程を簡略化しつつ、プレートを確実に取り付けることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する請求項1に係る発明は、内燃機関のクランクシャフトの回転角度を検出するための凸部が外周に配列されたリング状のプレートを前記クランクシャフトに締結部材により固定する取付構造であって、前記プレートは、中央部分に開口部を有し、前記開口部の内径は、前記クランクシャフトのうち前記開口部の内周に対面する部分の外径よりも大きく、前記プレートは、前記クランクシャフトに対して所定の遊びをもって挿入された状態で、前記クランクシャフトに装着された複数のノックピンにより位置決めされ、前記プレートの中心軸と前記クランクシャフトの回転軸とが一致させられ、かつ、前記プレートの周方向の位相が固定されることを特徴とする。
【0007】
このような取付構造は、クランクシャフトに対して所定の遊びをもって挿入されるプレートに設けられた複数の位置決め穴のそれぞれに、位置決め穴の径とほぼ等しい外径を有するノックピンを挿通させることで、クランクシャフトに対するプレートの周方向の固定、及び、プレートの芯出しを行うことができるので、クランクシャフトの工数の削減が可能であると共に、クランクシャフトの強度低下を抑制することが可能である。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造において、締結部材は、クランクアームにプレートを締結する第一ボルトと、クランクウエイトの周方向の両端部においてクランクウエイトと前記プレートとを締結する第二ボルト、及び、第三ボルトからなり、ノックピンは、前記クランクウエイトの周方向の両端部であって前記第二ボルト及び前記第三ボルトの近傍にそれぞれ装着されることとした。
【0009】
このような取付構造は、クランクウエイトの周方向の両端部に締結部材を配置することで、プレートの締結強度を高めることができる。しかも、ノックピン及びノックピン受け座部をクランクアーム側に設けた場合と比較して、クランクウエイトの軽量化に寄与することができると共に、ノックピン間の距離を長く確保できるので、位置決め精度が向上する。さらに、締結部材によるクランクシャフトに対するプレートの締結作業を行う際に、作業者がノックピンの装着の有無を目視で容易に確認することができる。このような締結部材とノックピンの配置は、ノックピンの装着忘れを防止し、プレートの位置決めを確実に行わせるものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造において、締結部材は、クランクアームとプレートとを締結する第一ボルトと、クランクウェイトの周方向の両端部においてクランクウェイトとプレートとを締結する第二ボルト、及び、第三ボルトとからなり、ノックピンは、クランクウェイトをクランクアームに対して下側に位置させた場合に、第二ボルト、及び、第三ボルトのそれぞれ直下方に位置する構造にした。
【0011】
このような取付構造は、請求項2と同様な作用効果を奏することに加えて、一層ノックピンの装着確認が容易であると共に、一層クランクウエイトの軽量化に寄与する。
また、前記ノックピンは、前記クランクシャフトに設けられた装着穴の内径とほぼ等しい外径を有する部分と、前記プレートに設けられた位置決め穴の内径とほぼ等しい外径を有する部分と、を備えるのが好ましい。
また、前記ノックピンは、前記クランクシャフトに設けられた装着穴の内径とほぼ等しい外径を有する大径部と、前記プレートに設けられた位置決め穴の内径とほぼ等しい外径を有する小径部と、を備え、前記小径部の外径は前記大径部の外径よりも小さいのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図1はプレートが取り付けれたクランクシャフトを備える内燃機関の構成を示す図である。図2は図1の一部拡大図であり、クランクシャフトの正面図である。図3は図2のA−A線断面図でありクランクシャフトの側面の一部拡大断面図である。図1に示すように、クランクシャフト1を備える内燃機関であるエンジン2は、燃料混合気を燃焼させることにより発生するピストン3の往復運動をクランクシャフト1の回転運動に変換する機構を有しており、クランクシャフト1はクランクケース4内に収容されている。
【0013】
図2及び図3に示すように、クランクシャフト1は、シャフト軸11を回転軸とし、回転軸からオフセットした位置にあるクランクピン12をクランクアーム13でシャフト軸11に連結させると共に、回転時のアンバランス量を打ち消すための錘であるクランクウェイト14をクランクピン12と対向する位置に備えている。クランクシャフト1は、シャフト軸11のジャーナル部11aにおいて、図示しないメインベアリングを介してクランクケース4に回転可能に軸支されており、クランクピン12にはピストン3(図1参照)から揺振可能に延設されるコネクティングロッド5が連結される。なお、シャフト軸11の一端部には、タイミングベルトを駆動させるためのクランクシャフトプーリが固定され、他端部には、フライホイールが固定される。
【0014】
図3に示すようにクランクアーム13は、ジャーナル部11a側の端面に、後に詳細を説明するタイミングプレート21を締結させるための段差部13aと平坦部13bとを有している。平坦部13bは、回転軸に垂直な平面であり締結部材である第一ボルト41をねじ込むためのねじ穴13cが形成されている。一方、段差部13aは、図2に示すように周方向に沿って円弧状に形成されており、平坦部13bとの境界はなだらかな曲面になっている。
【0015】
クランクウェイト14は、図2に示すように、シャフト軸11を中心としてクランクピン12から反対側においてシャフト軸11から延設されている。そして、図3に示すように、クランクウェイト14のジャーナル部11a側の端面には、タイミングプレート21を締結させるための段差部14aと平坦部14bとを有している。段差部14aは、周方向に沿って円弧状に形成されており、平坦部14bとの境界はなだらかな曲面になっている。平坦部14bは、回転軸に垂直な平面であり締結部材である第二、第三ボルト42,43をねじ込むためのねじ穴(不図示)が形成されている。
【0016】
本実施形態においてクランクシャフト1の回転角度を検出する手段は、図3に示すジャーナル部11aに連なるクランクアーム13、及び、クランクウェイト14にそれぞれ締結され、取り付けられたタイミングプレート21と、図1に示すクランクケース4に固定されたセンサ31と、図示しないECU(Electronic Control Unit)とを含んで構成されている。
【0017】
図2及び図3、並びに、図3の部分Cの拡大図である図5に示すようにタイミングプレート21は、中央部分に開口部22を有するリング形状をなしている。この開口部22の径は、クランクアーム13に形成された段差部13aの外形、及び、クランクウェイト14に形成された段差部14aの外径よりも大きい。従って、タイミングプレート21は、シャフト軸11、及び、段差部13a、並びに、段差部14aに遊嵌しており、後に説明する締結部材等によりクランクシャフト1に取り付けられている。また、タイミングプレート21の外周部は、クランクアーム13、及び、クランクウェイト14に沿うように、シャフト軸11の軸方向に折り曲げられている。折り曲げにより形成される曲部の近傍から先端にかけては、切り欠き23によって、凸部である被検出歯24が形成されている。この被検出歯24は、一部を除いて、外周に沿って等間隔に配置されている。被検出歯24が等間隔に形成されていない部分25は、数個分の被検出歯24に相当する長さを有し、クランクシャフト1の回転角度を検出する際の基準点として用いられる。なお、符号26は、タイミングプレート21を取り付けた後のクランクシャフト1全体のバランスを調整するために形成されたバランス調整穴である。
【0018】
このようなタイミングプレート21をクランクシャフト1に取り付ける取付構造としては、タイミングプレート21をクランクシャフト1に強固に取り付けるための締結部材である第一ボルト41、第二ボルト42、及び、第三ボルト43と、クランクシャフト1に対するタイミングプレート21の位置決めを行うためのノックピン44,45とがあげられる。なお、本実施形態において位置決めとは、タイミングプレート21の中心軸とクランクシャフト1の回転軸とを一致させること、及び、タイミングプレート21の周方向の位相を所定位置に固定することである。
【0019】
第一ボルト41は、クランクアーム13とタイミングプレート21とを締結させており、その締結位置はクランクアーム13の周方向における中心位置である。第二ボルト42、及び、第三ボルト43は、クランクウェイト14とタイミングプレート21とを締結させている。第二ボルト42と第三ボルト43のそれぞれの締結位置は、クランクウェイト14の周方向における端部、つまり、周方向からみて位相差が最も大きくなるような位置である。このような締結部材の配置でタイミングプレート21を締結させて、クランクシャフト1に取り付けることで、タイミングプレート21の締付剛性を高めることができる。
【0020】
ノックピン44,45は、図2に示すように、タイミングプレート21がクランクウェイト14に重ね合わされる領域に装着されている。ノックピン44,45は、図2のB−B線断面図である図4に示すようにクランクウェイト14に形成された受け座部である装着穴46に装着される大径部47と、クランクウェイト14から突出し、タイミングプレート21に形成された位置決め穴25を貫通する小径部48とを有している。大径部47は、装着穴46の内径とほぼ等しい外径を有する円柱であり、装着穴46の深さ方向に摺動可能である。小径部48は、大径部47よりも相対的に小さい外径の円柱であり、タイミングプレート21の位置決め穴25の径とほぼ等しい外径を有している。
【0021】
ノックピン44,45、装着穴46、及び、位置決め穴25は、所定の精度で加工されているので、クランクウェイト14にノックピン44,45を挿入した状態でタイミングプレート21を取り付けると、位置決め穴25とノックピン44,45とが嵌め合い状態になる。さらに、ノックピン44,45が二つあることで各ノックピン44,45まわりの回転も防止される。よって、タイミングプレート21の半径方向の位置、及び、周方向の位相が固定され、所定位置にタイミングプレート21が位置決めされる。なお、位置決め穴25の開口径は、ノックピン44,45の大径部47の外径よりも小さくなっているので、ノックピン44,45が抜け落ちることはない。
【0022】
また、ノックピン44,45の装着位置は、図2に示すように第二ボルト42、第三ボルト43の締め付け位置の近傍であることが望ましい。このようにすると、第二ボルト42、第三ボルト43の締め付け作業中にノックピン44,45の存在を容易に確認できるからである。このような観点からは、クランクアーム13に対して下側にクランクウェイト14が位置するようにクランクシャフト1を配置した状態で、クランクピン44,45が第二ボルト42、第三ボルト43のそれぞれの直下方に装着穴46があることが望ましい。第二ボルト42、第三ボルト43の締結作業中にノックピン44,45の装着の確認がさらに容易になるからである。また、図示しないが、ノックピン44を第二ボルト42の側方で、ノックピン44と第二ボルト42とが並ぶように装着し、ノックピン45を第三ボルト43の側方で、ノックピン45と第三ボルト43とが並ぶように装着しても同様な効果を得ることができる。
【0023】
一方、クランクシャフト1の回転量を検出するセンサ31は、剛性の高いクランクケース4のロアケース4aに固定されており、電磁ピックアップを備えている。この電磁ピックアップは、永久磁石の周りにコイルを設け、磁束の変化により電圧を誘起する一種の交流発電機である。従って、クランクシャフト1の回転時に、一体となって回転するタイミングプレート21の被検出歯24が近接すると磁束変化により高い電圧(出力信号)を出力し、被検出歯24が離れる(切り欠き23が近接する)と相対的に低い電圧を出力する。なお、センサ31が、クランクシャフト1を支持すべきベアリングキャップが一体に形成されたロアケース4aに固定、すなわち、剛性の高いクランクケース4のロアケース4aに固定されることで、被検出歯24を精度良く検出できることも本実施形態の特徴の一つである。
【0024】
ECUは、CPU(Central Processing Unit)や、メモリなどから構成されており、センサ31で誘起する電圧の変化をパルス信号として取得し、パルス数をカウントしたり、パルス間隔を計測したりすることで、クランクシャフト1の回転角度や、回転数を導き、スパークプラグを放電させるタイミングなどを制御する制御信号を出力する。
【0025】
このようなタイミングプレート21の位置決めは、二つのノックピン44,45により行われるので、タイミングプレート21の開口部22で位置決めを行う必要がなくなり、開口部22の形状を精度良く加工する必要がない。さらに、タイミングプレート21が段差部13a,14aに乗り上げることを防止するための逃げ溝を設ける必要もなくなるので、応力集中を抑制でき、クランクアーム13やクランクウェイト14の強度を充分に確保することができる。
また、タイミングプレート21の外周部をクランクアーム13、クランクウェイト14に沿うように折り曲げているので、全体の径をコンパクトにまとめることができ、かつ、タイミングプレート21の剛性を高めることができる。
さらに、ノックピン44,45を第二ボルト42、第三ボルト43の近傍に装着することでノックピン44,45の装着状態を容易に確認できるので、ノックピン44,45の装着を忘れ、位置決めされないままでタイミングプレート21がクランクシャフト1に取り付けられることを確実に防止することができる。
【0026】
なお、ボルト41,42,43の数や、ノックピン44,45の数、又は、これらの配置については適宜選択することができる。また、ノックピン44,45は圧入によりクランクウェイト14に装着されても良い。
また、第二ボルト42とノックピン44の上下関係、及び、第三ボルト43とノックピン45の上下関係を逆転させても良い。すなわち、第一ボルト41、第二ボルト43、及び、第三ボルト43を120°間隔(等間隔)で配置することで、タイミングプレート21の締結剛性が向上すると共に、ノックピン44,45を第二ボルト、及び、第三ボルト43の上側スペースであるクランクウエイト14におけるクランクアーム13側の両端部に配置すれば、スペースの有効活用が可能である。さらに、第一ボルト41、第二ボルト42、及び、第三ボルト43は同一部品が用いられているが、第一ボルト41のねじ部の径よりも、第二ボルト42、及び、第三ボルト43のねじ部の径を小さくすることで、クランクウエイト14の大径化を抑制することもできる。
【0027】
【発明の効果】
本発明の請求項1によれば、プレートをクランクシャフトに確実に取り付けることができる。また、クランクシャフトとプレートとの嵌め合いによるクランクシャフトの強度低下や、製造作業の手間を省略することができ、クランクシャフトの製造コストの低減を図ることができる。
本発明の請求項2によれば、プレートの位置決め精度を向上させることができる。さらに、ノックピンによる位置決めが行われていることを容易に確認することができる。
本発明の請求項3によれば、クランクシャフトへのプレートの締付強度を大きくとることができ、ノックピンの装着の有無の確認がさらに容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるプレートが取り付けられたクランクシャフトを備える内燃機関の構成を示す図である。
【図2】図1の一部拡大図であり、クランクシャフトの正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図であり、クランクシャフトの側面を示す図である。
【図4】図2のB−B線断面図であり、ノックピンの装着状態を示す図である。
【図5】図3の部分Cの拡大図である。
【図6】従来のクランクシャフトの正面図である。
【図7】図6のD−D線断面図であり、クランクシャフトの側面を示す図である。
【図8】図6のE−E線断面図であり、ノックピンの装着状態を示す図である。
【図9】図7の部分Fの拡大図である。
【符号の説明】
1 クランクシャフト
11 シャフト軸
13 クランクアーム
13a 段差部
14 クランクウェイト
14a 段差部
21 タイミングプレート
22 開口部
24 被検出波
25 位置決め穴
31 センサ
41 第一ボルト(締結部材)
42 第二ボルト(締結部材)
43 第三ボルト(締結部材)
44,45 ノックピン

Claims (5)

  1. 内燃機関のクランクシャフトの回転角度を検出するための凸部が外周に配列されたリング状のプレートを前記クランクシャフトに締結部材により固定する取付構造であって、
    前記プレートは、中央部分に開口部を有し、
    前記開口部の内径は、前記クランクシャフトのうち前記開口部の内周に対面する部分の外径よりも大きく、
    前記プレートは、前記クランクシャフトに対して所定の遊びをもって挿入された状態で、前記クランクシャフトに装着された複数のノックピンにより、前記プレートの中心軸と前記クランクシャフトの回転軸とが一致させられ、かつ、前記プレートの周方向の位相が固定されることを特徴とするクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造。
  2. 前記締結部材は、クランクアームに前記プレートを締結する第一ボルトと、ランクウエイトの周方向の両端部において前記クランクウエイトと前記プレートとを締結する第二ボルト、及び、第三ボルトからなり、前記ノックピンは、前記クランクウエイトの周方向の両端部であって前記第二ボルト及び前記第三ボルトの近傍にそれぞれ装着されることを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造。
  3. 前記締結部材は、クランクアームと前記プレートとを締結する第一ボルトと、クランクウェイトの周方向の両端部において前記クランクウェイトと前記プレートとを締結する第二ボルト、及び、第三ボルトとからなり、前記ノックピンは、前記クランクウェイトを前記クランクアームに対して下側に位置させた場合に、前記第二ボルト、及び、前記第三ボルトのそれぞれ直下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造。
  4. 前記ノックピンは、前記クランクシャフトに設けられた装着穴の内径とほぼ等しい外径を有する部分と、前記プレートに設けられた位置決め穴の内径とほぼ等しい外径を有する部分と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造。
  5. 前記ノックピンは、前記クランクシャフトに設けられた装着穴の内径とほぼ等しい外径を有する大径部と、前記プレートに設けられた位置決め穴の内径とほぼ等しい外径を有する小径部と、を備え、前記小径部の外径は前記大径部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクランクシャフトの回転角度検出用のプレートの取付構造。
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