JP4020356B2 - フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法 - Google Patents

フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4020356B2
JP4020356B2 JP2001114758A JP2001114758A JP4020356B2 JP 4020356 B2 JP4020356 B2 JP 4020356B2 JP 2001114758 A JP2001114758 A JP 2001114758A JP 2001114758 A JP2001114758 A JP 2001114758A JP 4020356 B2 JP4020356 B2 JP 4020356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fly ash
casing
particles
unburned carbon
rotor blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001114758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002079183A (ja
Inventor
泰寛 戸田
定俊 小島
武志 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd, Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP2001114758A priority Critical patent/JP4020356B2/ja
Priority to KR1020010036319A priority patent/KR20020001593A/ko
Priority to US09/891,102 priority patent/US6708909B2/en
Priority to EP01305508A priority patent/EP1166874A1/en
Publication of JP2002079183A publication Critical patent/JP2002079183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4020356B2 publication Critical patent/JP4020356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/06Combustion residues, e.g. purification products of smoke, fumes or exhaust gases
    • C04B18/10Burned or pyrolised refuse
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C19/00Other disintegrating devices or methods
    • B02C19/0012Devices for disintegrating materials by collision of these materials against a breaking surface or breaking body and/or by friction between the material particles (also for grain)
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C13/00Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills
    • B02C13/13Disintegrating by mills having rotary beater elements ; Hammer mills with horizontal rotor shaft and combined with sifting devices, e.g. for making powdered fuel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
    • B07B7/083Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by rotating vanes, discs, drums, or brushes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及びその分離方法に関し、特に、未燃カーボン含有量を低減し、かつ互いに凝集・附着した状態のフライアッシュの粒子を分離微細化し、その粒度を揃えて、フライアッシュを有効な資源として使用できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
石炭火力発電所では、図4に示すように、燃料となる石炭塊を粉砕機40により平均粒径で15〜40μ程度まで微粉砕し、ボイラの入口で空気と混合しボイラの燃焼室41内で燃焼する。この石炭にはカーボン分の他、灰分が5〜30%程度含まれており、この灰分が燃焼されずに石炭灰として排出される。
排出される石炭灰の成分は、酸化珪素40〜60%、酸化アルミ(酸化アルミナ)20〜30%の他、酸化カルシウム5〜10%、酸化鉄3〜8%、未燃カーボン2〜10%などであるが、排出された石炭灰は回収される場所により、クリンカアッシュ、シンダアッシュ、フライアッシュとに分類され、その成分も微妙に異なる。
クリンカアッシュは、ボイラ火炉底部42からガラス質の固形物として回収され、取り扱いしやすい0.5〜1mm程度に粉砕されて排出され、灰の10〜20%程度を占める。
シンダアッシュは、節炭器43で落下する灰であり、平均粒径30〜70μの球形の粒子または球形の粒子が互いに凝集した状態で回収され、灰の5%程度を占める。
フライアッシュは、電気集塵器44で回収される灰であり、平均粒径10〜30μの球形の粒子または球形の粒子が互いに凝集した状態で回収され、灰の70〜80%程度を占める。
シンダアッシュとフライアッシュは、燃焼の熱で灰分が気中で液化し、その後冷却されるので平均粒径10〜70μの真球粒子の集まりと、それらが互いに付着(凝集)した状態で回収される。未燃カーボンは灰分の真球粒子に付着あるいは単独で混在する。
【0003】
フライアッシュは排出される量も多いので、その大半は産業廃棄物として埋め立て廃棄処理されてきた。しかしながら、大量に発生するフライアッシュを埋立廃棄処理するには、廃棄する場所の問題、費用の問題がある。
そして、未燃カーボンが多いフライアッシュはセメントの粘土代替素材として使用しても、その消費量に限界があり、結果的には大量のフライアッシュを廃棄処理せざるをえなかった。また、未燃カーボンが少なく粒度が微細なフライアッシュは、セメントと混合される生コンクリートの混和材として使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フライアッシュの用途を新たに開発しようとしても、フライアッシュは、石炭の産出地や燃焼条件などにより粒度、色彩、残留カーボン量などが異なるので、新たな素材としての用途を開発することは容易でない。特に、未燃カーボンの含有量を許容範囲にまで低減することが、新たな素材として使用するためには不可欠である。
【0005】
この未燃カーボンの含有量低減については、今まで篩い分級、静電分級、湿式分級、振動分級、ジェットミル分級などの方式が試されてきたが、それぞれ一長一短であり、実際には実用に供されていない。その中で、フライアッシュの粒子同士を衝突粉砕後分級するジェットミル(微粉炭機)が注目されているが、構造が複雑で保守に手間がかかる等のため、実用化には多くの課題がある。
【0006】
そこで本発明の目的は、構造が簡単で、フライアッシュ中の未燃カーボンを容易に分離して効率良く除去することができる未燃カーボン分離装置、および分離方法を提供しようとするものである。
また、機器の摩耗を少なくし、粉体に合わせた粉体分級の調整ができ、保守容易な未燃カーボン分離装置、及び分離方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたもので、請求項1に記載のものは、ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに、該第2回転翼の回転中心軸から近い位置に第1排出口を、第2回転翼の外周から近い位置に第2排出口を開設し、該第1排出口に吸引装置を連通したことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置である。
なお、被処理フライアッシュは、主に酸化珪素の粒子、酸化アルミの粒子と未燃カーボン粒子とが混在した状態のフライアッシュである。
【0008】
請求項2に記載のものは、ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに排出口を開設し、該排出口には、排出口から排出したフライアッシュを粒子の質量差より分級する分級装置を連通するとともに、該分級装置を介して吸引装置を連通したことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置である。
【0009】
請求項3に記載のものは、少なくともいずれか一方の回転翼を回転中心線方向に移動可能とし、両回転翼間の隙間を調整可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載のフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置である。
【0010】
請求項4に記載のものは、同軸線上に対向した状態でケーシング内に設けた第1回転翼と第2回転翼とケーシング内面とに囲まれて形成された粉砕室内に第1回転翼側から被処理フライアッシュを供給し、第1回転翼の周りに発生する循環気流と、第2回転翼の周りに発生する循環気流とに被処理フライアッシュを乗せて移動せしめ、前記した各循環気流に乗って移動する被処理フライアッシュの粒子同士を衝突させてフライアッシュよりも崩壊しやすい未燃カーボンを被処理フライアッシュから選択的に粉砕してフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを混在させ、重さの違いで受ける遠心力が異なることにより、粉砕されてフライアッシュ粒よりも質量が小さい未燃カーボン粒を、第2回転翼の回転中心軸から近い位置の第2回転翼側ケーシングに開設した第1排出口から、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒を、第1排出口よりも遠い位置であって第2回転翼の外周近くの第2回転翼側ケーシングに開設した第2排出口からそれぞれ取り出し可能としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離方法である。
【0011】
請求項5に記載のものは、同軸線上に対向した状態でケーシング内に設けた第1回転翼と第2回転翼とケーシング内面とに囲まれて形成された粉砕室内に第1回転翼側から被処理フライアッシュを供給し、第1回転翼の周りに発生する循環気流と、第2回転翼の周りに発生する循環気流とに被処理フライアッシュを乗せて移動せしめ、前記した各循環気流に乗って移動する被処理フライアッシュの粒子同士を衝突させてフライアッシュよりも崩壊しやすい未燃カーボンを被処理フライアッシュから選択的に粉砕してフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを混在させ、粉砕したフライアッシュの粒子を、ケーシングに開設された排出口から分級装置に導入し、重さの違いで流され方が異なるフライアッシュ粒と未燃カーボン粒を分離して、フライアッシュ粒よりも質量が小さい未燃カーボン粒と、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒とを異なる排出口からそれぞれ取り出し可能としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離方法である。
【0012】
請求項6に記載のものは、ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに、第2回転翼の回転中心軸から近い位置に第1排出口を、第2回転翼の外周に近い位置に第2排出口を開設し、上記第1排出口分級装置を連通するとともに、該分級装置を介して吸引装置を連通したことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置である。
【0013】
請求項7に記載のものは、同軸線上に対向した状態でケーシング内に設けた第1回転翼と第2回転翼とケーシング内面とに囲まれて形成された粉砕室内に第1回転翼側から被処理フライアッシュを供給し、第1回転翼の周りに発生する循環気流と、第2回転翼の周りに発生する循環気流とに被処理フライアッシュを乗せて移動せしめ、前記した各循環気流に乗って移動する被処理フライアッシュの粒子同士を衝突させてフライアッシュよりも崩壊しやすい未燃カーボンを被処理フライアッシュから選択的に粉砕してフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを混在させ、重さの違いで受ける遠心力が異なることにより、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒を第2回転翼の回転中心軸から遠い位置の第2回転翼側ケーシングに開設した第2排出口から取り出し、該第2排出口から取り出されなかったフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを第2回転翼の回転中心軸から近い位置の第2回転翼側ケーシングに開設した第1排出口から分級装置に導入して、重さの違いで流され方が異なるフライアッシュ粒と未燃カーボン粒を分離して、フライアッシュ粒よりも質量が小さい未燃カーボン粒と、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒とを異なる排出口からそれぞれ取り出し可能としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、フライアッシュ中のカーボン分離装置1の第1実施形態の概略構成を示す断面図である。
このカーボン分離装置1は、図1に示すように、ケーシング2内に、モータ等の回転駆動源(図示せず)により回転駆動される第1回転翼3と第2回転翼4を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼3,4とケーシング2の内面とで囲まれた空部を粉砕室5とし、第1回転翼3側のケーシング2に被処理フライアッシュ用の投入口6を連通し、第2回転翼4側のケーシング2に、該第2回転翼4の回転中心軸から近い位置に第1排出口7を、第2回転翼の外周から近い位置に第2排出口8を開設し、第1排出口7に吸引力が変えられる吸引装置9を連通することにより概略構成されている。
【0015】
ケーシング2は、長手方向中央部分の内径が同一で左右隅部を傾斜させることにより左右両端方向に次第に内径を縮径した横向きの両端閉塞の円筒状部材であり、右端部の中心部分に、第1回転翼3の第1支軸10を回転自在に支持する第1軸受(図示せず)を設け、左端部の中心近傍を軸方向外方に延設して第1排出口7となる延出筒部11を形成し、この延出筒部11の先端部分あるいはその外側に第2回転翼4の第2支軸12を回転自在に支持する第2軸受(図示せず)を設け、第1回転翼3よりも外方(図中右側)の傾斜部分に投入口6に連通する開口部6′を開設し、第2回転翼4の先端が対向する傾斜部分に円周状の間隙である第2排出口8を設けてある。なお、回転翼3,4の回転速度は、例えば5000〜10000rpmというように、適宜変えられるように構成されている。
【0016】
そして、延出筒部11の先端に接続流路13の一端を接続し、この接続流路13の他端を吸引装置9側に接続し、吸引装置9の上流側に、気流中から未燃カーボンをフィルタ等により捕捉して取り出し可能な取り出し機構14を設け、該取り出し機構14の出口に、分離除去した未燃カーボンを貯留するカーボン貯留部15を設ける。なお、吸引装置9の吸引力は、フライアッシュの特性に応じて可変できるように構成されている。
また、前記した第2排出口8には、処理済みのフライアッシュを貯留するフライアッシュ貯留部16を設ける。
【0017】
第1回転翼3は、第1支軸10の先端に固定したボスに例えば4枚の翼を放射状に取り付けたものであり、各翼はボスの円周方向に等間隔に配置されている。なお、翼の数は適宜設定することができるが、後述する気流の通過上、翼同士の間の空間は広く設定することが望ましい。
また、第2回転翼4は、第1回転翼3と同様に、第2支軸12の先端に固定したボスに例えば4枚の翼を放射状に取り付けたものである。
【0018】
そして、本実施形態では第1支軸10を軸方向に移動可能とし、両回転翼3,4の間の隙間、即ち粉砕室5の幅を調整できるように構成し、これにより処理するフライアッシュの特性に応じて最適な間隔が得られるようにしてある。この粉砕室5の幅を調整する機構としては、第2支軸12を、あるいは両支軸を移動可能としてもよい。
なお、ケーシング2を中央から分割できるように構成し、保守点検等の作業を容易にできるようにしてもよい。
【0019】
次に、この様な構成からなるカーボン分離装置1における作用について説明する。なお、カーボン分離装置1は、吸引装置9を作動しつつ第1,第2回転翼3,4を回転した状態である。
【0020】
投入口6から被処理フライアッシュを投入すると、このフライアッシュが開口部6′からケーシング2内の右端部分に入って、その後、第1回転翼3の翼の間隙内を通過し、その一部の粒子は翼の回転により生成される気流に乗って第1回転翼3の周りを循環し、また、一部の粒子は第2回転翼4側に引かれ、同様に、第2回転翼4の周りを循環する。粉砕室5内における第1回転翼3の循環軌道(即ち、循環気流)と第2回転翼4の循環軌道では互いに逆向きの速度成分を持つため、それぞれの循環軌道上の粒子は互いに衝突するか剪断応力を受けて粉砕される。
【0021】
酸化珪素粒、酸化アルミ粒は非常に硬いため、それぞれが衝突しても凝集状態が分離するだけで容易に粉砕されないが、被処理フライアッシュは、酸化珪素や酸化アルミ(フライアッシュ)の粒子と未燃カーボンの粒子とが混在した粉状であり、酸化珪素の粒子(又は、酸化アルミ粒子)と未燃カーボンの粒子とが衝突した場合には、未燃カーボンの方が崩壊し易いので、未燃カーボンの粒子がより微細な粒子に粉砕される。したがって、被処理フライアッシュは、2つの循環軌道上を気流に乗って循環すると、未燃カーボンの選択的なサブミクロン粉砕が繰り返し行なわれて未燃カーボンが次第に微細な粒子となる。
【0022】
ところで、酸化珪素や酸化アルミ(フライアッシュ)の微細粒子は、同じ大きさの粒子であっても未燃カーボンの粒子よりも比重が大きくて重いので、循環軌道を循環する際に、特に回転翼の半径方向外側に向って流れるときに、未燃カーボンの粒子よりも大きな遠心力で外側に流れる。このため、酸化珪素や酸化アルミ(フライアッシュ)に比べて質量が小さく比重の軽い未燃カーボンの粒子が第2回転翼4の回転中心軸に沿って吸引されて第1排出口7から排出され易いのに対して、酸化珪素や酸化アルミ(フライアッシュ)の粒子は質量が大きく比重が重いため第2回転翼4の循環軌道を半径方向外側に流れ易い。換言すると、カーボンの粒子が比較的軽くて、フライアッシュの粒子が比較的重いので、循環軌道を循環する間に凝集状態にある粒子塊が分散され真球状の粒子に粉砕されるとともに、各粒子に作用する遠心力の相違により流される方向が異なり、これにより分離可能となる。
【0023】
したがって、比較的質量の大きく比重の重いフライアッシュの粒子は、第2回転翼4の先端に臨んだ状態で開口している第2排出口8に飛入し易く、これによりフライアッシュ貯留部16内にはフライアッシュの粒子が次第に貯留する。なお、フライアッシュ貯留部16に吸引装置を設けて、フライアッシュの粒子を緩やかにフライアッシュ貯留部16内に導入するように構成してもよい。
【0024】
そして、フライアッシュの粒子が次第に回収されて、比較的質量が小さく比重の軽い未燃カーボンの粒子が第1排出口7から吸引されてケーシング2の外に排出され、取り出し機構14を介してカーボン貯留部15に貯留される。この様にして、フライアッシュ貯留部16に貯留されたフライアッシュは、未燃カーボンの含有量が少なく、しかも凝集状態にある粒子が分散され真球状態の上質なフライアッシュである。
【0025】
なお、第1,第2回転翼3,4の回転速度を変えたり、投入量を変えたり、あるいは吸引装置9の吸引力を変えて粉砕時間を変えることにより、異なった種類のフライアッシュに対し未燃カーボンを適宜調整することができる。また、前記した実施形態では、第1回転翼3と第2回転翼4の回転方向を同じにしたが、回転方向を逆にすると、回転翼の半径方向のみならず回転方向にも剪断応力が発生するので、これにより粉砕効率が向上する。
【0026】
次に、図2に示すカーボン分離装置1の第2実施形態について説明する。
このカーボン分離装置1は、ケーシング2内に第1回転翼3と第2回転翼4を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼3,4とケーシング2の内面とで囲まれた空部を粉砕室5とし、第1回転翼3側のケーシング2に被処理フライアッシュ用の投入口6を連通し、第2回転翼4側のケーシング2の中心部分に排出口20を開設し、該排出口20に接続流路21を介して吸引装置9を連通するとともに、排出口20から排出したフライアッシュを分級する分級装置22を連通し、分級装置22の第1取り出し口23にカーボン貯留部24を、第2取り出し口25にフライアッシュ貯留部26を設けたものであり、第1実施形態と異なり、ケーシング2にはフライアッシュを分離して取り出すための排出口を設けない。したがって、この実施形態におけるケーシング2は、第2排出口8を開設していない点を除いて、前記第1実施形態におけるケーシング2と同様の構成である。また、第1,第2回転翼3,4の構成も同様である。
【0027】
次に、この様な構成からなるカーボン分離装置1における作用について説明する。なお、カーボン分離装置1は、吸引装置9及び分級装置22を作動しつつ第1,第2回転翼3,4を回転する。
【0028】
投入口6から被処理フライアッシュを投入すると、この被処理フライアッシュが開口部6′からケーシング2内の右端部分に入って、その後、第1回転翼3の翼の間隙内を通過し、その一部の粒子は翼の回転により生成される気流に乗って第1回転翼3の周りを循環し、また、一部の粒子は第2回転翼4側に引かれ、同様に、第2回転翼4の周りを循環する。粉砕室5内における第1回転翼3の循環軌道と第2回転翼4の循環軌道では互いに逆向きの速度成分を持つため、それぞれの循環軌道上の粒子は互いに衝突するか剪断応力を受けて粉砕される。
【0029】
この様にしてサブミクロンまで粉砕されたフライアッシュは、酸化珪素の粒子と未燃カーボンの粒子とが混在した状態で排出口20から吸引されてケーシング2の外部に排出され、分級装置22に供給される。そして、分級装置22内に供給された酸化珪素や酸化アルミ(フライアッシュ)と未燃カーボンとの混在においては、フライアッシュの粒子は微細に粉砕されても未燃カーボンの粒子よりも比重が重い(質量が大きい)ので、未燃カーボンの粒子よりも大きな遠心力で外側に流れる特性を有する。このため、比較的比重が軽い(質量が小さい)未燃カーボンの粒子と比較的比重が重いフライアッシュの粒子とを分離可能であり、比重の重いフライアッシュの粒子がフライアッシュ貯留部26に、比重の軽い未燃カーボンの粒子がカーボン貯留部24に次第に貯留される。
したがって、フライアッシュ貯留部26に貯留されたフライアッシュは、未燃カーボンの含有量が少なく、しかも凝集状態にある粒子が分散され真球状態の粒子に粉砕された上質なフライアッシュとなる。
【0030】
次に、図3に示すカーボン分離装置1の第3実施形態について説明する。
このカーボン分離装置1は、前記した図2のカーボン分離装置に図1のフライアッシュ貯留部16を付加したものである。すなわち、ケーシング2内に第1回転翼3と第2回転翼4を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシング2の内面とで囲まれた空部を粉砕室5とし、第1回転翼3側のケーシング2に被処理フライアッシュ用の投入口6を連通し、第2回転翼4側のケーシング2に、第2回転翼4の外周から近い位置に第2排出口8を設け、この第2排出口8にフライアッシュ貯留部16を設け、また、第2回転翼4のケーシング2の中心部分に排出口20を開設し、該排出口20に吸引装置9′を連通するとともに、排出口20から排出したフライアッシュを粒子の質量差と比重差により段階的に分級する分級装置22′を連通して構成される。
【0031】
なお、第1、第2回転翼3,4、フライアッシュ貯留部16、吸引装置9′、分級装置22′などは前記した各実施形態におけるものと同様の構成である。
【0032】
この様な構成からなるカーボン分離装置1においては、被処理フライアッシュがサブミクロンまで粉砕され、比重の大きなフライアッシュが第2排出口8からフライアッシュ貯留部16に回収される作用は前記各実施形態と同様であるが、第2排出口8から回収されずに未燃カーボンの粒子と共に排出口20からフライアッシュが排出されても、このフライアッシュを分級装置22′により未燃カーボンと分離して回収することができる。したがって、フライアッシュの回収能率を高めることができる。
【0033】
なお、本発明において、フライアッシュ粒子を取り出す第2排出口8は、前記実施形態では第2回転翼4の先端の延長線上に位置するケーシング2に開設したが、第1排出口7よりも回転翼の回転中心から離れた部位であればよく、例えば循環気流が当たり易いケーシング2のショルダー部でもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1および請求項4の発明によれば、ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに、該第2回転翼の回転中心軸から近い位置に第1排出口を、第2回転翼の外周から近い位置に第2排出口を開設したので、未燃カーボンを含んだ被処理フライアッシュから未燃カーボンを構造が簡単な分離装置で容易に分離することができる。
【0035】
したがって、未燃カーボンの含有量が多くて処分に困っていたフライアッシュであっても、カーボン含有量の少ないフライアッシュとして提供することができる。このため、フライアッシュを新たな資源として提供することができ、新たな用途を開発する場合に、資源の品質安定化を図ることができ、開発を促進することができる。例えば、処理後のフライアッシュをコンクリート混和材として使用すると、コンクリートの流動性を向上させることができ、これによりコンクリート混和材としての用途の拡大を図ることができる。これは、互に凝集しているフライアッシュ粒子が衝突、摩砕により粉砕分散されて球形の一次粒子となり、この球形の一次粒子によってベアリング効果が高まり、これによりコンクリートの流動性が高まるからである。
【0036】
また、未燃カーボン粒子を被処理フライアッシュから選択的且つ微細に粉砕することができ、しかも循環気流による粉砕なので、必要に応じてサブミクロンまで粉砕することができ、フライアッシュの用途を拡張できる。例えば、本発明による分級プロセスでは未燃カーボンの低減と同時にフライアッシュに含まれる微量元素が分離低減でき、環境汚染の元となる有害物質の分離低減が可能である。したがって、この有害物質元素の低減を図ることにより、フライアッシュの用途のさらなる拡大が期待できる。
【0037】
さらに、本発明は互いに逆向きの速度成分を持つ循環軌道上で粒子が互いに衝突して剪断応力を受けて粉砕される気体粉砕なので、機器の摩耗が少なく、これにより設備費も少なく押さえることができる。
【0038】
請求項2および請求項5の発明によれば、請求項1及び請求項4の発明と同様に、未燃カーボンを含んだ被処理フライアッシュから未燃カーボンを容易に分離することができ、未燃カーボンの含有量が多くて処分に困っていたフライアッシュであっても、カーボン含有量の少ないフライアッシュとして提供することができる。このため、フライアッシュを新たな資源として提供することができ、新たな用途を開発する場合に、資源の品質安定化を図ることができ、開発を促進することができる。
また、未燃カーボン粒子を被処理フライアッシュから選択的且つ微細に粉砕することができ、しかも循環気流による粉砕なので、必要に応じてサブミクロンまで粉砕することができ、フライアッシュの用途を拡張し易い。さらに、気体粉砕により粉砕するので、機器の摩耗が少なく、これにより設備費も少なく押さえることができる。
【0039】
そして、粉砕した後にカーボン粒子を珪素粒子との質量差と比重差により分級装置で分離するので、所望する粒度まで粉砕してからカーボン粒子を分離することができ、用途に応じた粒度のフライアッシュを提供し易い。また、粉砕能力に拘らず分級能力を設定することができ、設計の自由度を高めることができる。
【0040】
請求項3の発明によれば、少なくともいずれか一方の回転翼を回転中心線方向に移動可能とし、両回転翼間の隙間を調整可能としたので、被処理フライアッシュの特性に応じて最適な粉砕条件に調整し易い。
【0041】
請求項6及び7の発明によれば、未燃カーボンを含んだ被処理フライアッシュから未燃カーボンを一層効率良く分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーボン分離装置の第1実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図2】カーボン分離装置の第2実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図3】カーボン分離装置の第3実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図4】石炭火力発電所のボイラ等の概略説明図である。
【符号の説明】
1 カーボン分離装置
2 ケーシング
3 第1回転翼
4 第2回転翼
5 粉砕室
6 投入口
6′開口部
7 第1排出口
8 第2排出口
9、9′ 吸引装置
10 第1支軸
11 延出筒部
12 第2支軸
13 接続流路
14 取り出し機構
15 カーボン貯留部
16 フライアッシュ貯留部
20 排出口
21 接続流路
22、22′ 分級装置
23 第1取り出し口
24 カーボン貯留部
25 第2取り出し口
26 フライアッシュ貯留部
40 粉砕機
41 ボイラの燃焼室
42 ボイラの火炉底部
43 節炭器
44 電気集塵器

Claims (7)

  1. ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに、該第2回転翼の回転中心軸から近い位置に第1排出口を、第2回転翼の外周から近い位置に第2排出口を開設し、該第1排出口に吸引装置を連通したことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置。
  2. ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに排出口を開設し、該排出口には、排出口から排出したフライアッシュを粒子の質量差により分級する分級装置を連通するとともに、該分級装置を介して吸引装置を連通したことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置。
  3. 少なくともいずれか一方の回転翼を回転中心線方向に移動可能とし、両回転翼間の隙間を調整可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載のフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置。
  4. 同軸線上に対向した状態でケーシング内に設けた第1回転翼と第2回転翼とケーシング内面とに囲まれて形成された粉砕室内に第1回転翼側から被処理フライアッシュを供給し、第1回転翼の周りに発生する循環気流と、第2回転翼の周りに発生する循環気流とに被処理フライアッシュを乗せて移動せしめ、前記した各循環気流に乗って移動する被処理フライアッシュの粒子同士を衝突させてフライアッシュよりも崩壊しやすい未燃カーボンを被処理フライアッシュから選択的に粉砕してフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを混在させ、重さの違いで受ける遠心力が異なることにより、粉砕されてフライアッシュ粒よりも質量が小さい未燃カーボン粒を、第2回転翼の回転中心軸から近い位置の第2回転翼側ケーシングに開設した第1排出口から、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒を、第1排出口よりも遠い位置であって第2回転翼の外周近くの第2回転翼側ケーシングに開設した第2排出口からそれぞれ取り出し可能としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離方法。
  5. 同軸線上に対向した状態でケーシング内に設けた第1回転翼と第2回転翼とケーシング内面とに囲まれて形成された粉砕室内に第1回転翼側から被処理フライアッシュを供給し、第1回転翼の周りに発生する循環気流と、第2回転翼の周りに発生する循環気流とに被処理フライアッシュを乗せて移動せしめ、前記した各循環気流に乗って移動する被処理フライアッシュの粒子同士を衝突させてフライアッシュよりも崩壊しやすい未燃カーボンを被処理フライアッシュから選択的に粉砕してフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを混在させ、粉砕したフライアッシュの粒子を、ケーシングに開設された排出口から分級装置に導入し、重さの違いで流され方が異なるフライアッシュ粒と未燃カーボン粒を分離して、フライアッシュ粒よりも質量が小さい未燃カーボン粒と、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒とを異なる排出口からそれぞれ取り出し可能としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離方法。
  6. ケーシング内に第1回転翼と第2回転翼を同軸線上に対向した状態で設け、両回転翼とケーシングの内面とで囲まれた空部を粉砕室とし、第1回転翼側のケーシングに被処理フライアッシュ用の投入口を連通し、第2回転翼側のケーシングに、第2回転翼の回転中心軸から近い位置に第1排出口を、第2回転翼の外周に近い位置に第2排出口を開設し、上記第1排出口に分級装置を連通するとともに、該分級装置を介して吸引装置を連通したことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離装置。
  7. 同軸線上に対向した状態でケーシング内に設けた第1回転翼と第2回転翼とケーシング内面とに囲まれて形成された粉砕室内に第1回転翼側から被処理フライアッシュを供給し、第1回転翼の周りに発生する循環気流と、第2回転翼の周りに発生する循環気流とに被処理フライアッシュを乗せて移動せしめ、前記した各循環気流に乗って移動する被処理フライアッシュの粒子同士を衝突させてフライアッシュよりも崩壊しやすい未燃カーボンを被処理フライアッシュから選択的に粉砕してフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを混在させ、重さの違いで受ける遠心力が異なることにより、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒を第2回転翼の回転中心軸から遠い位置の第2回転翼側ケーシングに開設した第2排出口から取り出し、該第2排出口から取り出されなかったフライアッシュ粒と未燃カーボン粒とを第2回転翼の回転中心軸から近い位置の第2回転翼側ケーシングに開設した第1排出口から分級装置に導入して、重さの違いで流され方が異なるフライアッシュ粒と未燃カーボン粒を分離して、フライアッシュ粒よりも質量が小さい未燃カーボン粒と、未燃カーボン粒よりも質量が大きいフライアッシュ粒とを異なる排出口からそれぞれ取り出し可能としたことを特徴とするフライアッシュ中の未燃カーボン分離方法。
JP2001114758A 2000-06-26 2001-04-13 フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法 Expired - Fee Related JP4020356B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114758A JP4020356B2 (ja) 2000-06-26 2001-04-13 フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法
KR1020010036319A KR20020001593A (ko) 2000-06-26 2001-06-25 플라이애시 중의 미연탄소 분리장치 및 분리방법
US09/891,102 US6708909B2 (en) 2000-06-26 2001-06-25 Separation device for unburned carbon in fly ash and separation method
EP01305508A EP1166874A1 (en) 2000-06-26 2001-06-26 Separation device for unburned carbon in fly ash and separation method.

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000190874 2000-06-26
JP2000-190874 2000-06-26
JP2001114758A JP4020356B2 (ja) 2000-06-26 2001-04-13 フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002079183A JP2002079183A (ja) 2002-03-19
JP4020356B2 true JP4020356B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=26594648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001114758A Expired - Fee Related JP4020356B2 (ja) 2000-06-26 2001-04-13 フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6708909B2 (ja)
EP (1) EP1166874A1 (ja)
JP (1) JP4020356B2 (ja)
KR (1) KR20020001593A (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457377B1 (ko) * 2001-11-26 2004-11-16 코리아에프에이산기 주식회사 석탄회의 자연낙하에 따른 미연탄소 분리 회수방법
KR100469583B1 (ko) * 2002-10-28 2005-02-02 한국전력공사 회전 유도날개 장착 연속 운전식 반응로를 이용한 석탄회정제 방법 및 장치
JP2005334698A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Furukawa Co Ltd 微粉末回収装置
DE102005045591A1 (de) * 2005-09-23 2007-03-29 Polysius Ag Vorrichtung zum Sichten von Aufgabegut
US7472852B2 (en) * 2006-09-14 2009-01-06 Chiung-Cheng Huang Method for fining powder and apparatus employing the same
US9486755B2 (en) 2007-12-19 2016-11-08 Shiseido Company Ltd. Production method of a powder cosmetic
US8153533B2 (en) * 2008-09-24 2012-04-10 Lam Research Methods and systems for preventing feature collapse during microelectronic topography fabrication
KR100887159B1 (ko) * 2008-12-15 2009-03-04 주식회사 삼표 플라이 애시 분급장치
KR20120098974A (ko) 2009-04-03 2012-09-06 가부시키가이샤 시세이도 분말 고형 화장료와 그 제조 방법
US20120039971A1 (en) 2009-04-16 2012-02-16 Shiseido Company, Ltd. Solid Powder Cosmetic And Method For Producing The Same
KR101085939B1 (ko) * 2009-08-05 2011-11-22 부산대학교 산학협력단 화력발전소에 적용되는 석탄회의 재연소 시스템
JP2011131169A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Matsui Mfg Co 粉砕機及び粉砕システム
US9914132B2 (en) 2011-09-15 2018-03-13 Michael J. Pilgrim Devices, systems, and methods for processing heterogeneous materials
EP2755767A4 (en) * 2011-09-15 2015-07-08 Ablation Technologies Llc DEVICES, SYSTEMS AND METHOD FOR PROCESSING HETEROUS MATERIALS
CN102806131A (zh) * 2012-08-20 2012-12-05 闽西丰农食品有限公司 一种竹笋全粉机及竹笋粉的生产工艺
WO2015084417A1 (en) * 2013-12-02 2015-06-11 Ablation Technologies, Llc Devices, systems, and methods for processing heterogeneous materials
WO2016072540A1 (ko) * 2014-11-06 2016-05-12 군산대학교산학협력단 플라즈마를 이용한 플라이 애시의 미연탄소 제거방법
CN111788152B (zh) * 2018-03-30 2022-11-04 日本瑞翁株式会社 分离回收方法
US10889744B2 (en) 2019-04-26 2021-01-12 Signet Aggregates, Llc Clarification of colloidal suspensions
KR102152425B1 (ko) * 2019-10-31 2020-09-04 한국광물자원공사 유동층 석탄 화력발전소의 바닥회를 이용하는 중화제 제조방법
CN112058440B (zh) * 2020-08-31 2022-04-15 贵州紫日茶业科技有限公司 一种苗药颈椎茶枕加工装置
CN112237786B (zh) * 2020-10-14 2022-02-22 华东理工大学 一种煤气化细渣中残碳的分离方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1573017A (en) * 1922-07-01 1926-02-16 Podszus Emil Process of obtaining powders of great fineness
US1671678A (en) * 1925-11-07 1928-05-29 Hartstoff Metall Ag Eddy or whirling mill
DE509865C (de) * 1928-08-21 1930-10-13 William Albert White Zerkleinerungsvorrichtung mit entgegengesetzt umlaufenden, mit Schlagfluegeln versehenen schalenfoermig gewoelbten Mahlscheiben
US1798886A (en) * 1928-08-28 1931-03-31 Firm Hartstoff Metall Ag High-speed beetling mill
JPS59147648A (ja) * 1983-02-10 1984-08-24 ホソカワミクロン株式会社 竪型粉砕分級装置
US4538764A (en) * 1983-06-30 1985-09-03 Dunbar Richard M Method and apparatus for providing finely divided powder
JPS63158179A (ja) 1986-12-23 1988-07-01 石川島播磨重工業株式会社 静電選別装置
JPH0783840B2 (ja) 1990-06-01 1995-09-13 守一 宇佐美 粉砕機
JPH0783840A (ja) 1993-09-13 1995-03-31 Nikon Corp 回転型欠陥検査装置
JPH0970549A (ja) * 1995-09-04 1997-03-18 Kansai Matetsuku Kk 分級風式粉砕機
US6038987A (en) * 1999-01-11 2000-03-21 Pittsburgh Mineral And Environmental Technology, Inc. Method and apparatus for reducing the carbon content of combustion ash and related products

Also Published As

Publication number Publication date
KR20020001593A (ko) 2002-01-09
EP1166874A1 (en) 2002-01-02
JP2002079183A (ja) 2002-03-19
US6708909B2 (en) 2004-03-23
US20020014157A1 (en) 2002-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4020356B2 (ja) フライアッシュ中の未燃カーボン分離装置、及び分離方法
US6038987A (en) Method and apparatus for reducing the carbon content of combustion ash and related products
JP2007000780A (ja) 石炭灰処理設備
JP2007054773A (ja) 石炭灰中の未燃カーボン除去方法
US20040084556A1 (en) Hybrid turbine classifier
JP2004188368A (ja) 粉砕方法
US4848677A (en) Comminution/recovery ore mill
US4505435A (en) Apparatus for removal of troublesome mineral matter from pulverized coal
JP2005279489A (ja) フライアッシュ中の未燃炭素の破砕分級方法及びその破砕分級装置
JPH10109045A (ja) 竪型ローラミル
KR100206609B1 (ko) 입자이중분리기
JP2004351286A (ja) 粉砕方法
US5575824A (en) Coal preparation device
JP2004188292A (ja) フライアッシュ処理装置、及びフライアッシュ処理方法
JP3570265B2 (ja) 粉砕装置
JPH04135654A (ja) セメントクリンカの粉砕装置
JP3752964B2 (ja) 粉砕装置
JPH02115052A (ja) 回転分級式微粉砕機
JP4576577B2 (ja) 粉砕装置
JPH04346884A (ja) フライアッシュの処理方法
JP2650672B2 (ja) 材料分離器装置
JPH05285455A (ja) 砕砂ダスト除去装置
JP2786475B2 (ja) 粉砕および回収用鉱石ミル
JPH0226682A (ja) 粉砕分級装置
JP4288649B2 (ja) 竪型粉砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040520

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070921

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4020356

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees