JP4019533B2 - シリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法 - Google Patents

シリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に用いられる内燃機関のシリンダボア内面の加工装置およびこれを用いた加工方法に関する。さらに詳しくは、コスト低減、加工時間の短縮を図ったシリンダボア内面の加工装置およびこれを用いた加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば鋳鉄製のシリンダライナを有するシリンダブロックのシリンダボア内周面の加工方法としては、先ず、切削工具を取り付けた回転工具によりボーリング加工を行ない、その後仕上げホーニングを行なう。このホーニング加工によりボア形状精度および面精度を向上させるのと同時に、シリンダの内周面に油溝を形成しピストンリングとの潤滑性を向上させようとするものである。また、ボーリング工具にホーニング砥石を付属させて、仕上げボーリングからホーニングまでを1台の機械で兼ねた装置もある。
【0003】
また、近年では、図6に示すように、ボア加工後の加工面にレーザ光線を照射して油溝を形成する方法も用いられている。この方法は、図6(a)に示すように、ボーリング工具2の先端にチップ1を設置し、ボーリング工具2を回転させながらシリンダ3の内周面を回転方向に移動させて、シリンダボア内面の仕上げ加工を行なう。次いで、図6(b)に示すように、ボーリング工具2をシリンダボアより取り出した後、レーザ光照射装置4を設置する。レーザ発振機5より照射されたレーザ光が照射ミラー6を介してボア加工面に照射される。このとき、ボーリング工具2はボア内周で軸方向に移動しながら回転しボア内面に油溝を形成する。レーザが照射された部位は、断面A−Aに示すように、油溝の周囲が溶融金属で盛り上がった形状となる。そこで、シリンダボアよりレーザ光照射装置4を取り出して、図6(c)に示すように、再度ホーニング砥石7の付いたホーニング工具を設置し、内周面の仕上げ加工を行なう。この仕上げ加工により、油溝は、断面B−Bに示すように、周囲の盛り上がった部分が削り取られて平滑な面が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシリンダボアの加工方法にあっては、ボーリング加工、油溝形成および仕上げ加工を行なうに当たり、それぞれ異なった加工機をシリンダボアに順番に出し入れさせて加工を行なうため、その都度段取りが必要となり工具軸合わせに多大な時間が必要であった。また、仕上げボーリング加工の精度が悪い場合には、レーザ加工により盛り上がった部分のみならず、油溝までも削り取ってしまうことがあり、シリンダ内面の表面性状を一定に保つことが困難である、という問題点があった。また、このような従来の異なった加工機を用いてレーザ加工による油溝を形成する方法では、加工部位の周辺に溶融した金属が残り付着する場合があり、ピストンとシリンダとの円滑な動きを阻害するだけでなく、溶融金属がエンジンオイル等に混入して各種摺動部分にダメージを与える可能性もあった。そこで、仕上げ加工のため、さらに別の手段を用いて完全に除去する方法も考えられるが、これ以上に段取り時間が必要となり、また、さらにボーリング精度にも影響を与えるようになる。
【0005】
そこで、シリンダボアの加工に当たり、加工時間の短縮を図り、シリンダ内周面の表面性状を一定の状態とするようなシリンダボアの加工装置およびこれを用いた加工方法を得ることが課題となっていた。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、レーザ等によりシリンダ内面の油溝加工を行なう装置および工法において、ボア加工工具と油溝加工を行なう装置および仕上げ加工装置とを一体にし、一段取りでシリンダボア内周面加工を終了できるようにすることにより、従来の課題を解決することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、ボーリング工具を回転させて内燃機関のシリンダボアのボーリング加工を行なうボーリング加工装置において、シリンダボア内周面のボーリングを行なう少なくとも1つ以上の切れ刃と、ボーリング加工後に油溝を形成する油溝形成手段と、次いで前記シリンダボア内周面の仕上げ加工を行なう仕上げ加工手段が、ボーリング工具に一体に具備されていることを特徴とするシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明すると、ボーリング工具2の先端にチップ1が取り付けられている。また、レーザ伝達光学系8が、ボーリング工具2内部に内蔵されている。照射ミラー6には、レーザ発振機5から伝達ミラー6aを介してレーザが伝達される。レーザ発振機5、レーザ制御装置9は、工作機械制御装置10と連動してレーザ発振機5を制御している。ボーリング工具2は、工具の摩耗等で刃先位置が変化したときのために、回転軸から偏芯機構11を有している。
【0009】
第1の実施の形態では、シリンダブロックを加工する際には、始めに、偏芯機構11によりボーリングヘッドが予め設定された位置に移動して、チップ1でボーリング加工を行なう。ボーリング加工取り代が大きい場合には、粗加工、仕上げ加工の2工程に分けて実施してもよい。
【0010】
ボーリング加工が行なわれた後に、レーザ光照射による油溝加工工程に移行する。ボーリング工具2は、制御信号に基づいて、所定の回転数、送り速度で回転し、該制御信号に連動してレーザ制御装置9がレーザ発振機5に信号を送り、レーザ光を照射する。ここで、レーザ光は断続的に照射され、ボーリング工具2の回転ならびに軸方向の動きを伴い、任意の角度、長さおよび深さの油溝をシリンダ3内周面に形成する。
【0011】
次いで、油溝の加工が終了した後、偏芯機構11が動作してボーリング工具2の先端を移動させ、チップ1をわずかに切り込む位置まで移動させ、レーザ加工により発生した溶着金属を除去して加工を行なう。
【0012】
第1の実施の形態では、ボーリング後のシリンダ3内面にレーザを用いて油溝を形成するレーザ加工装置とボーリング工具2を一体化することにより、一回の段取りでシリンダボアの加工が可能となり、さらに、レーザによる加工周辺の溶着金属等の付着物をボア精度を低下させることなく除去可能である。また、従来のホーニング加工に使用されていた大量の研削油剤を用いずに、極微量の切削油あるいは切削油を用いずに加工が可能である。
【0013】
(第2の実施の形態)
図2は、本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の第2の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明すると、回転するボーリング工具2の内部に円周方向に移動可能なように取り付けられた切削切れ刃12と、その後部で切削切れ刃12の突き出し制御用圧電素子13と、さらにその軸線上に取り付けられた切削切れ刃12への負荷検出用圧電素子14と、ボーリング加工に使用するチップ1から構成されている。
【0014】
始めに、チップ1を用いてボア内面のボーリング加工を行ない、内周面を仕上げる。
【0015】
次いで、図示しないボーリング工具2の偏芯機構11によりボーリング工具2を偏芯させて、切削切れ刃12を内周面に近づける。切削切れ刃12が近づいたところで、工作機械制御装置10の指令に基づいて駆動電圧発生装置15が切削切れ刃12の突き出し制御用圧電素子13に電圧信号を送り、突き出し制御用圧電素子13の伸び縮みにより切削切れ刃12を移動させて油溝加工を行なう。
【0016】
駆動電圧発生装置15は、伸び側と縮み側を交互に繰り返す信号を送り、最終的に仕上げたい油溝パターンに合わせて信号を送信する。負荷検出用圧電素子14は、加工中の反力を検出して、工作機械制御装置10に信号を伝達し、常に最適な接触圧となるようにフィードバック制御している。
【0017】
第2の実施の形態では、上記のようにして油溝を形成することにより、熱影響の少ない状態で形成することが可能となり、表面の性状を一定に保ち易いというメリットがある。
【0018】
(第3の実施の形態)
図3は、本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の第3の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明すると、ボーリング加工に使用するチップ1を備えたボーリング工具2に、先端が円錐形状になったセンターシャフト16が取り付けられており、その先端部には回転半径方向に移動可能なように、先端に硬質素材ピン17が取り付けられている。この硬質素材ピン17は、スプリング18でボーリング工具2に付勢される方向に力が作用している。センターシャフト16には、リニアモータ19が取り付けられており、センターシャフト16を上下に移動可能としている。
【0019】
第3の実施の形態では、従来技術と同様に、チップ1でボーリング加工を行ない、内周面を仕上げた後に、ボーリング工具2が回転させながら、センターシャフト16がリニアモータ19で上下に移動する。センターシャフト16が上下移動することにより、円錐面に接触している硬質素材ピン17は、半径方向に移動してボア内周面に押し付けられて打痕が付けられる。この一連の動作を繰り返すことにより、所定の油溝パターンが得られる。
【0020】
第3の実施の形態のように、シリンダボア内周面を塑性変形させて油溝を形成すると、打痕周辺部に盛り上がりを生じるため、これを除去するため、再度チップ1を用いて仕上げボーリング加工を行なう。
【0021】
第3の実施の形態も、第2の実施の形態と同様、熱的影響を受けないため、均質なシリンダボア内周面を形成することが可能である。
【0022】
(第4の実施の形態)
図4は、本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の第4の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明すると、ボーリング加工に使用するチップ1を備えたボーリング工具2を有するボーリング加工装置において、ボーリングヘッドを駆動するNC装置により蛇行円軌跡20を設定して、ボーリングヘッドの回転軸を半径方向に、2次元的にX−Y方向に移動可能としたものである。
【0023】
第4の実施の形態では、まず、ボーリング工具2に取り付けられたチップ1によりシリンダボア内周面を加工した後、ボーリングヘッドを駆動するNC装置により蛇行円軌跡20を設定して、ボーリング軸をX−Y方向に移動させて、チップ1の刃先をボーリング加工時の円軌跡上を蛇行しながら移動させて、ボア内周面に油溝を形成する。油溝の形状、長さおよび深さ等は、NC装置で設定する蛇行円軌跡20の大きさ、パターン等により決定される。
【0024】
(第5の実施の形態)
図5は、本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の第5の実施の形態を示す図である。
第5の実施の形態は、第1の実施の形態の装置と全く同様の装置を用い、ボーリング工具2の先端にブラシ21を取り付けたものである。
【0025】
第5の実施の形態では、レーザ光照射により油溝を形成した後、偏芯機構11により回転軸が移動して、ブラシ21がボア内周面に押し付けられ、ボア内周面に付着した異物や油溝加工部周辺の盛り上がり部分等を除去し、仕上げ加工を行なうものである。
【0026】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、その構成を、ボーリング工具を回転させて内燃機関のシリンダボアのボーリング加工を行なうボーリング加工装置において、シリンダボア内周面のボーリングを行なう少なくとも1つ以上の切れ刃と、ボーリング加工後に油溝を形成する油溝形成手段と、次いで前記シリンダボア内周面の仕上げ加工を行なう仕上げ加工手段が、ボーリング工具に一体に具備されているシリンダボア加工装置としたため、段取り替えを行なわずに、一つのボーリング装置により、ボーリング加工、油溝形成および仕上げ加工まで行なえるため、同軸精度が大幅に向上し、シリンダ内周面の表面性状が整えられる、という優れた効果を得ることができる。
【0027】
また、1台の加工装置で一貫して加工が可能となるため、コストおよび加工時間の短縮を図ることができる。
【0028】
さらに、従来使用されてきた大量の研削油剤を用いずに、切削油を全く用いないかまたは極微量の使用での加工が可能となるため、作業環境および地球環境の改善に大いに役立つと共に、コスト低減についても優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法の第1の実施の形態を説明する図である。
【図2】第2の実施の形態を説明する図である。
【図3】第3の実施の形態を説明する図である。
【図4】第4の実施の形態を説明する図である。
【図5】第5の実施の形態を説明する図である。
【図6】従来技術によるシリンダボア加工装置およびこれを用いた加工方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 チップ
2 ボーリング工具
3 シリンダ
4 レーザ光照射装置
5 レーザ発振機
6 照射ミラー
6a 伝達ミラー
8 レーザ伝達光学系
9 レーザ制御装置
10 工作機械制御装置
11 偏芯機構
12 切削切れ刃
13 突き出し制御用圧電素子
14 負荷検出用圧電素子
15 駆動電圧発生装置
16 センターシャフト
17 硬質素材ピン
18 スプリング
19 リニアモータ
20 NC装置による蛇行円軌跡
21 ブラシ

Claims (12)

  1. ボーリング工具を回転させて内燃機関のシリンダボアのボーリング加工を行なうボーリング加工装置において、
    シリンダボア内周面のボーリングを行なう少なくとも1つ以上の切れ刃と、ボーリング加工後に油溝を形成する油溝形成手段と、次いで前記シリンダボア内周面の仕上げ加工を行なう仕上げ加工手段が、ボーリング工具に一体に具備されていることを特徴とするシリンダボア加工装置。
  2. 請求項1に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング加工後に油溝を形成する前記油溝形成手段が、レーザ光線の照射により形成することを特徴とするシリンダボア加工装置。
  3. 請求項1に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング加工後に油溝を形成する前記油溝形成手段が、ボーリング工具の半径方向に移動可能な切削工具と、該切削工具を半径方向に移動させるアクチュエータと、該アクチュエータを駆動する回路および前記切削工具の切削中の負荷を検出する検出手段であることを特徴とするシリンダボア加工装置。
  4. 請求項3に記載のシリンダボア加工装置において、
    前記アクチュエータが圧電素子であることを特徴とするシリンダボア加工装置。
  5. 請求項1に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング加工後に油溝を形成する前記油溝形成手段が、リニアモータによりボーリング工具の軸方向に移動可能なセンターシャフトの円錐形状先端部が、油溝形成用ピンの斜面状後端部に接触付勢して、前記ピンを前記ボーリング工具の回転半径方向に突き出させてシリンダボア内周面に打痕を付ける油溝形成用ピンであることを特徴とするシリンダボア加工装置。
  6. 請求項1に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング加工後に油溝を形成する前記油溝形成手段が、ボーリング軸をX−Y方向に移動可能で、チップ刃先がボーリング加工時の円軌跡上を蛇行して油溝を形成するNC装置であることを特徴とするシリンダボア加工装置。
  7. 請求項1に記載のシリンダボア加工装置において、
    シリンダボア内周面の前記仕上げ加工手段が、ボーリング工具の先端に取り付けたブラシであることを特徴とするシリンダボア加工装置。
  8. 請求項1または2に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング工具に具備されたチップによりシリンダボアの内周面のボーリング加工を行ない、次いでボーリング工具と一体化したレーザ発振機により所定の回転数、送り速度で回転しながらレーザを照射して油溝を形成し、その後に前記ボーリング工具に具備されたチップによりシリンダボアの内周面の仕上げ加工を行なうことを特徴とするシリンダボア加工方法。
  9. 請求項3または4に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング工具に具備されたチップによりシリンダボアの内周面のボーリング加工を行なった後、ボーリング工具を回転させながら、ボーリング工具と一体化した切削切れ刃を工作機械制御装置の指令に基づいて圧電素子に電圧信号を送り、素子の伸び縮みにより切削切れ刃を移動させてシリンダボア内周面に油溝を形成することを特徴とするシリンダボア加工方法。
  10. 請求項5に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング工具に具備されたチップによりシリンダボアの内周面のボーリング加工を行なった後、ボーリング工具を回転させながら、ボーリング工具に取り付けられ先端が円錐形状のセンターシャフトをリニアモータによりボーリング工具の軸方向の上下に移動させて、前記センターシャフト端部の円錐面に接触するピンをボーリング工具の半径方向に移動させて、シリンダボア内周面に押し付けて打痕状の油溝を形成することを特徴とするシリンダボア加工方法。
  11. 請求項6に記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング工具に具備されたチップによりシリンダボアの内周面のボーリング加工を行なった後、ボーリングヘッドを駆動するNC装置により、ボーリングヘッドの回転軸を半径方向に2次元のX−Y方向に移動させ、チップ刃先がボーリング加工時の円軌跡上を蛇行移動させて、シリンダボア内周面に油溝を形成することを特徴とするシリンダボア加工方法。
  12. 請求項1乃至7のいずれかに記載のシリンダボア加工装置において、
    ボーリング工具に具備されたチップによりシリンダボアの内周面のボーリング加工を行なった後、所定の手段により油溝を形成し、次いでボーリング工具先端に取り付けたブラシによりシリンダボア内周面の仕上げ加工を行なうことを特徴とするシリンダボア加工方法。
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