JP4737710B2 - 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法 - Google Patents
微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法 Download PDFInfo
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Description
上記の構成において、加工ローラはワークの円形孔内に挿入されて、その外周面の微細な凹凸を上記円形孔の内周面に押し付けつつワークの中心軸周りに旋回して加工を行うようにしてもよい。
さらに、加工ローラは中心軸周りに回転するワークの外周面に接近して、その外周面の微細な凹凸をワークの外周面に押し付けて加工を行うようにしてもよい。
さらにまた、軟化手段は指向性を有し、360°にわたって指向可能とした構成にしてもよく、軟化手段をレーザ照射器としてもよい。
また、微細凹部を形成すべき上記ワークの被加工部位を予測し、軟化手段により上記ワークの被加工部位を局所的に軟化させた後、押圧機構によって加工ローラの外周面を上記ワークの軟化した被加工部位に押し付けて微細凹部を形成してもよい。
さらに、軟化手段によりワークの被加工部位を局所的に軟化させる場合に、軟化させる度合を場所毎に変化させ、形成すべき微細凹部の中央の溝底面部分を局所的に軟化させ、若しくは形成すべき微細凹部の両側の溝壁部分を局所的に軟化させるようにしてもよい。
また、微細凹部が形成された位置と軟化手段により軟化させた位置との間にずれが生じた際に、迅速に修正し得ることとなる。
さらに、ワークの微細凹部が不要な加工不要部位を急速冷却する冷却手段を設けたときには、ワークの加工不要部位を急速冷却して高硬度化し得ることとなり、微細凹部を広範囲に形成する加工に適したものとなる。
11,51 加工ローラ
12 ローラ軸
15 レーザ照射器(軟化手段)
17 カメラ(位置測定手段)
20 押圧機構
21 圧縮コイルばね(押圧機構)
32 ガス噴射機(冷却手段)
B シリンダボア
Ba シリンダボアの内周面
Bl ピストンの下死点
Bm 工程中央部分
Bs ピストンのスカート部当接部位
Bu ピストンの上死点
C 加工不要部位
D ボルト孔
SB シリンダブロック
T 微細凹部
Tb 微細凹部の溝底面部分
Tw 微細凹部の溝壁部分
W エンジン用部材(ワーク)
Wa エンジン用部材の外周面
X ボルト孔からシリンダボアの内周面までの距離
d 微細凹部の深さ
Claims (21)
- ワークの内周面又は外周面に微細凹部を形成する微細凹部加工装置であって、外周面に微細な凹凸を具備してローラ軸周りに回転する加工ローラと、この加工ローラを上記ローラ軸と平行を成す中心軸に支持されるワークに接近離間させて加工ローラの外周面を上記ワークの内周面又は外周面に押し付け可能とした押圧機構と、微細凹部を形成すべき上記ワークの被加工部位を局所的に軟化させる軟化手段と、
ワークの微細凹部が形成された位置及び軟化手段により軟化させた位置をそれぞれ測定する位置測定手段とを備えていることを特徴とする微細凹部加工装置。 - ワークの内周面又は外周面に微細凹部を形成する微細凹部加工装置であって、
外周面に微細な凹凸を具備してローラ軸周りに回転する加工ローラと、
この加工ローラを上記ローラ軸と平行を成す中心軸に支持されるワークに接近離間させて加工ローラの外周面を上記ワークの内周面又は外周面に押し付け可能とした押圧機構と、
微細凹部を形成すべき上記ワークの被加工部位を局所的に軟化させる軟化手段と、
ワークの微細凹部が不要な加工不要部位を急速冷却する冷却手段とを備えていることを特徴とする微細凹部加工装置。 - 加工ローラはワークの円形孔内に挿入されて、その外周面の微細な凹凸を上記円形孔の内周面に押し付けつつワークの中心軸周りに旋回して加工を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の微細凹部加工装置。
- 加工ローラは中心軸周りに回転するワークの外周面に接近して、その外周面の微細な凹凸をワークの外周面に押し付けて加工を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置。
- 軟化手段は指向性を有し、360°にわたって指向可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置。
- 軟化手段をレーザ照射器としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いてワークに微細凹部を形成するに際して、軟化手段により微細凹部を形成すべき上記ワークの被加工部位を局所的に軟化させつつ、押圧機構によって加工ローラの外周面を上記ワークの被加工部位に押し付けて微細凹部を形成することを特徴とする微細凹部加工方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いてワークに微細凹部を形成するに際して、微細凹部を形成すべき上記ワークの被加工部位を予測し、軟化手段により上記ワークの被加工部位を局所的に軟化させた後、押圧機構によって加工ローラの外周面を上記ワークの軟化した被加工部位に押し付けて微細凹部を形成することを特徴とする微細凹部加工方法。
- 軟化手段によりワークの被加工部位を局所的に軟化させる場合に、軟化させる度合を場所毎に変化させることを特徴とする請求項7又は8に記載の微細凹部加工方法。
- 軟化手段によりワークの被加工部位を局所的に軟化させる場合に、形成すべき微細凹部の中央の溝底面部分を局所的に軟化させることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の微細凹部加工方法。
- 軟化手段によりワークの被加工部位を局所的に軟化させる場合に、形成すべき微細凹部の両側の溝壁部分を局所的に軟化させることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の微細凹部加工方法。
- 請求項1,2,4〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部を円形孔の内周面に有することを特徴とするワーク。
- 請求項1,2,4〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部をシリンダボアの内周面に有することを特徴とするシリンダブロック。
- シリンダボアの内周面におけるピストンの上死点及び下死点の近傍に形成された微細凹部の深さを両死点間の工程中央部分に形成された微細凹部の深さよりも深くしてあることを特徴とする請求項13に記載のシリンダブロック。
- シリンダボアの内周面におけるピストンのスカート部当接部位に形成された微細凹部の深さを上記スカート部当接部位以外の部位に形成された微細凹部の深さよりも深くしてあることを特徴とする請求項13に記載のシリンダブロック。
- シリンダボアの内周面に形成された微細凹部の深さは、シリンダヘッドを固定するのに用いるボルト孔からシリンダボアの内周面までの距離に比例して設定されていることを特徴とする請求項13に記載のシリンダブロック。
- 請求項1,3〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部を外周面に有することを特徴とするワーク。
- 請求項1,3〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部を外周面に有することを特徴とするクランクジャーナル。
- 請求項1,3〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部を外周面に有することを特徴とするクランクピン。
- 請求項1,3〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部を外周面に有することを特徴とするカムジャーナル。
- 請求項1,3〜7のいずれか1項に記載の微細凹部加工装置を用いて加工された微細凹部を外周面に有することを特徴とするカムロブ。
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