JPS63105982A - 硬脆材料の超精密加工法 - Google Patents

硬脆材料の超精密加工法

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JPS63105982A
JPS63105982A JP25025786A JP25025786A JPS63105982A JP S63105982 A JPS63105982 A JP S63105982A JP 25025786 A JP25025786 A JP 25025786A JP 25025786 A JP25025786 A JP 25025786A JP S63105982 A JPS63105982 A JP S63105982A
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hard
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liquid
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JP25025786A
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JPS642673B2 (ja
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Suketsugu Enomoto
祐嗣 榎本
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は珪素化合物を含む硬脆材料の表面仕上げ粗さ
を、その結晶粒子の大きさより小さくし得る、超精密加
工法に関するものである。
[従来の技術1 最近、さまざまな橢能材料として無機結晶材やセラミッ
クス材料が多く利用される。これらのうち、炭化珪素、
窒化珪素、若しくはこれらの混合物を主成分とするもの
は、ダイアモンドに近い硬度を有し極めて硬くて摩耗し
にくく、かつ耐蝕性を備え、耐熱構造材料として優れた
特性を有することが知られている。しかし、硬くて脆い
ため、加工が難しいという問題がある。
構造材料一般に対する従来の加工法としてはダイアモン
ド砥石等による研削・研磨加工法とダイアモンド刃等に
よる切削加工法が公知である。
[発明が解決しようとする問題点] 切削加工法は、高効率でありかつ形状のvJ度を出すの
に有利な加工法であるが、前記硬脆材料に切削加工を行
うと、加工は結晶を破壊しながら進行するため、その加
工表面粗さは一般に単結晶粒子の大きさより粗くなり、
単結晶粒子より小さくすることは出来ない。
一方、研削・研磨加工法は、表面加工粘度を出すのに有
利な加工法であるが゛うねり″がないようにするのが難
しく形状精度が出しにくい上に、前記硬脆材料に研削・
研磨加工を行うと、摩耗しにくい特性の故に加工には非
常に時間がかかり、効率が低くかつ加工費が非常に高い
また、硬脆材料に対する効率の高い加工方法として、最
近、水酸化カリウム水溶液等の加工液に浸したセラミッ
クスに、アルゴンイオンレーザやYAGレーザを照射し
、局所的に高熱とし、かつ加工液のエツチング作用を促
進して、孔あけ・切断等の加工を行う、レーザケミカル
エツチング法の研究が盛んになっているが、この方法で
は前記表面の仕上げ加工は不可能である。
この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、珪素化合物を合む硬脆材料の精密加工において、形
状精度と仕上げ面の粗さの精度とが共に優れ、仕上げ面
の粗さを単結晶粒子の大きさより遥かに小さくすること
が可能であり、かつ、加工時間を大幅に短縮し得る高粘
度、高効率の超精密加工法を提供することを目的として
いる。
(ロ)発明の構成 [問題を解決するための手段] この目的に対応して、この発明の硬脆材料の超精密加工
法は、珪素を含む硬脆材料からなる被加工物の被加工面
をアモルファス化するアモルファス化工程と、前記アモ
ルファス化された被加工面に水系電解液の存在下で短波
長レーザを照射することにより前記被加工面の表層部に
酸化珪木の水和化物を含む軟質層を生成する軟質層生成
工程と、及び前記軟質層を除去する軟質層除去工程と、
を含むことを特徴とする特徴としている。
以下、この発明の詳細を一実旅例を示す図面について説
明する。
この発明の硬脆材料の超精密加工法を模式的に示す第1
図において、1は被加工物である。被加工物1は窒化珪
素513N4を主成分とする硬脆材料からなり、前工程
より移送されて来たものであり、方向2に移送されつつ
被加工面である上面に超精密加工法による表面仕上げ加
工を施される。
加工直前の未加工Jffi1aは粗い結晶粒子による粗
い表面をなしており、まず水系電解液3を供給される。
水系電解液3としては、水を水素イオンH+と水酸イオ
ンOH−とに電離し易くして酸化珪素の水和化反応を促
進し得るもの、例えば水酸化カルシウム水溶液を用いる
。供給の仕方としては、例えば水系電解液3を含浸した
多孔質の弾性体を備えた水系電解液供給器4に接触させ
てこれを塗布する。水系電解液供給器4には電極が取付
けられて通電され、水系゛市解液3中の水のH+。
OH−への電離が促進されている。
次に、ダイアモンド砥石5によるアモルファス化工程を
受ける。すなわち、極端な突出部13が機械的に削り去
られ表面高さがならされると共に、その表面はダイアモ
ンド砥石5の粗さに従った粗さの微結晶の集合体化し、
すなわちアモルファス化し、アモルファス化ff11b
となる。
水系電解液3を塗布された状態でアモルファス化された
アモルファス化ff11bは、次にレーザ照)1装置1
0による軟質層生成工程を受ける。すなわちレーザ発振
器6から発せられた短波長レーザ9は、凹レンズ7で拡
げられ、反射鏡8で反射されてアモルファス化Falb
に照射される。すると照射面では S 1 3 N 4  + (6+ n ) ト12 
0→3Si 02−nH20+4NH3 で示される反応が促進され、表層部の窒化珪素が酸化珪
素の水和化物に変化して軟質化し、アモルファス化層1
bに沿ってほぼ一定の厚みの軟質層1Cが表層部に生成
される。
次に、この軟質層1cを除去する軟質層除去工程を行う
。すなわちダイアモンド刃11によって、軟質層1Cの
厚み分の深さの切削を行い仕上げ而1dとする。この切
削に先立って軟質G1cのJ2み分の深さの切り込みを
入れると一層効果的である。
また、この軟質層除去工程の後に、仕上げ面1dに不動
態化処理を施すことも有効である。
第2図は実際にこの発明の硬脆材料の超精密加工法を実
燕する場合の装置を模式的に示したちのであり、円柱面
に仕上げようとする被加工物1をその@12の回りに方
向2aに回転させる一方、水系電解液供給34、砥石5
、レーザ照射装置10、及びダイアモンド刃11を、被
加工物1の外周面に沿って方向2aにこの順に配置し、
水系電解液3を供給しつつ、前記アモルファス化工程、
軟質膜生成工程、及び軟質膜除去工程からなる加工サイ
クルを反復して行うようにし、反復により仕上げ面の平
坦化の効果を更に高め(qるようにしたものである。
この実施例では被加工物1を構成する硬脆材料は窒化珪
素であったが、炭化珪素であってもよい。
この場合レーザ光による光反応として分解反応SiC→
3i +Cが促進され、 電離した水!−1”+OH−が電気化学反応Si −*
Si O−n (H2O)を促進するものと考えられる
。この場合も酸化珪素の水和化物の軟化層が生成され、
ダイアモンド刃11により高効率に切削できる。
[作用・効果] このように構成された硬脆材料の超精密加工法によれば
、被加工面は、まずアモルファス化工程により橢械的に
ある厚み分をアモルファス化され、次に軟質層生成工程
によりこの厚み部分が化学変化せられて軟質化され、更
にこの軟’f1s5の厚みの分を効率良く除去される。
このとき精々、単結晶粒程度の表面粗さであったアモル
ファス層1bは、その表面の凹凸部分が機械的にではな
く、化学反応により軟質化されてから除去されることに
なり、化学反応は単結晶の大きさより更にミクロの分子
レベルにおいて起るものであるから、あとに残る硬質部
分からなる仕上げ面1dの粗さは、単結晶粒の大きさよ
り遥かに小さくすることが可能で、従来に比して格段に
緻密となり、第3図に示すように、従来のダイアモンド
焼結工具による切削加工の仕上げ面の粗さが2〜10μ
m程度であったのに比し0.02μm〜0.13μm程
度と、およそ100分の1の粗さとなり、レーザケミカ
ルエツチング法と比してもこの点で優れている。
また加工効率においても従来のダイアモンド焼結工具に
よる切削加工では、単位工具幅当り1〜6mff12/
分であったのに対し、0、3〜1 、2rrn2/分と
ほぼ3倍に高まる。
以上の説明から明らかな通り、この発明によれば、珪素
化合物を含む硬脆材料の表面の仕上げ加工において形状
精度・面の精度共に加工精度を高め仕上げ面の粗さを結
晶粒子の大きさより遥かに小さくすることが可能で、か
つ加工時間を大幅に短縮し得る高効率の超精密加工法を
得ることができる。
[実験例] (1)まず、大気中の水熱気の存在下・下記実験条件で
ダイアモンド(ライダー)で硬脆材料(窒化珪素)の表
面を強く摩擦し、横の条痕を17だ。
(実験条件) 大気湿麿           50%ダイアモンドの
先端半径   100μmf’i!擦の荷重     
    750g庁隙の回数        1000
回(2)次に、横の条痕の部分の壁の軟かさを見るため
に、ダイアモンドビッカース圧子により10gの荷重で
引掻き、横の条痕に対して垂直に交わる縦の条痕を形成
したところ、横の条痕内の周辺で条痕内の反応生成物が
押し分けられ、この部分が軟かいことを示した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の硬脆材料の超精密加工法を示す模式
図、第2図は本発明を円柱面に仕上げようとする被加工
物に適用した場合を示す模式図、及び第3図は珪素化合
物を含む硬脆材料の従来の加工法と本発明とにおける仕
上げ面粗さ・加工効率の比較を示す図である。 1・・・被加工物  1a・・・加工前の部分  1b
・・・アモルファス化層  1C・・・軟質層  1d
・・・仕上げ面  2・・・方向  3・・・水系電解
液  4・・・水系電解液供給器  5・・・砥石  
6・・・レーザ発振器  7・・・凹レンズ  8・・
・反射鏡  9・・・短波長レーザ  10・・・レー
ザ照射装置  11・・・ダイアモンド刃  12・・
・IIF!113・・・突出部第2図 1゜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 珪素を含む硬脆材料からなる被加工物の被加工面をアモ
    ルファス化するアモルファス化工程と、前記アモルファ
    ス化された被加工面に水系電解液の存在下で短波長レー
    ザを照射することにより前記被加工面の表層部に酸化珪
    素の水和化物を含む軟質層を生成する軟質層生成工程と
    、及び前記軟質層を除去する軟質層除去工程と、を含む
    ことを特徴とする硬脆材料の超精密加工法
JP25025786A 1986-10-21 1986-10-21 硬脆材料の超精密加工法 Granted JPS63105982A (ja)

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JP25025786A JPS63105982A (ja) 1986-10-21 1986-10-21 硬脆材料の超精密加工法

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JPS642673B2 JPS642673B2 (ja) 1989-01-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5976347A (en) * 1996-11-26 1999-11-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Micro cutting method and system
JP2006255813A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Nissan Motor Co Ltd 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法
KR101012091B1 (ko) 2008-12-02 2011-02-07 한국과학기술연구원 다이아몬드막으로 코팅된 세라믹 몸체 및 그 제조방법

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JP4737710B2 (ja) * 2005-03-16 2011-08-03 日産自動車株式会社 微細凹部加工装置及び微細凹部加工方法
KR101012091B1 (ko) 2008-12-02 2011-02-07 한국과학기술연구원 다이아몬드막으로 코팅된 세라믹 몸체 및 그 제조방법

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JPS642673B2 (ja) 1989-01-18

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