JP4017264B2 - 電子部品供給装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてアキシャル型の電子部品の一対のリード線を一定間隔で一連にテーピングしてなる電子部品連を、回路基板に電子部品のリード線を挿入する部品挿入機構部に対し供給する電子部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アキシャル型電子部品は、図7(a)に示すように、部品挿入機構部への供給に際して、部品本体1aから延出する一対のリード線1b,1bを一定間隔で並列配置するとともに、そのリード線1b,1bの両端をそれぞれテープ2,2で一連にテーピングしてなる電子部品連3の形態として供給される。この電子部品連3は、同図(b)に示すように、テープ2をテープカッターで切断して個々の電子部品1に分離され、さらに、個々に分離された電子部品1は、両リード線1b,1bのテーピング部の縁部を切断されたのちに、同図(c)に示すように、両リード線1b,1bを折曲されて、そのリード線1b,1bの先端部を取付孔4a,4aに挿入して回路基板4に実装される。
【0003】
上記の電子部品連3として供給した電子部品1を回路基板4に自動的に実装する従来の電子部品実装装置は、図9に示す概略平面図のような構成になっている。すなわち、部品挿入機構部7に対する部品供給側(図の上方)には、左右一対の部品供給移動台8,9がボールねじ10の回転駆動により一対のガイドレール11,11に沿いながら移動して択一的に部品挿入機構部7に対向する部品供給エリアに移動するよう設置されている。各部品供給移動台8,9には複数の部品供給ユニット12が移動方向に沿った配置で積載されている。各部品供給ユニット12は、水平配置の電子部品連3をつづら折りしながら上下方向に積み重ねた状態で各々収納して、上下方向に複数段に設置された複数個の部品連収納箱13と、この各部品連収納箱13から各々引き出された電子部品連3を鉛直方向に向きを変換しながら複数枚のガイド板(図示せず)で仕切った複数の供給通路に沿って個々に案内する供給ガイド部14と、この供給ガイド部14から送られた各電子部品連3を電子部品1の配列間隔に対応するピッチで送り出す部品送出部17とを備えている。
【0004】
部品挿入機構部7に対向する部品供給エリアまで移動された部品供給移動台8または9は、間欠移動されることにより、供給すべき電子部品1の電子部品連3を選択して部品移載手段18の部品取出位置に順次位置決め停止される。この部品取出位置に位置決めされた電子部品連3は、その先端部を部品移載手段18のチャック部19に挟持されて一定長引き出されたのちに、テープカッター20で両側のテープ2,2を切断されて1個の電子部品1に分離され、この分離された1個の電子部品1は部品移載手段18に渡される。部品移載手段18に受け取られた電子部品1は、部品移載手段18の回転テーブル21の回転に伴って部品受渡し手段22を介し部品挿入機構部7に受け渡される。部品挿入機構部7は、両リード線1b,1bのテーピング部の縁部を切断したのちに、両リード線1b,1bを折曲して、そのリード線1b,1bの先端部を取付孔4aに挿入して電子部品1を回路基板4に実装する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電子部品実装装置における電子部品1の供給方法では、電子部品連3の搭載を終了した部品供給移動台8または9を間欠移動させながら部品移載手段18の部品取出位置に位置決めすることにより行っているが、この部品供給移動台8,9は、複数個の部品連収納箱13と供給ガイド部14と部品送出部17とを備えた部品供給ユニット12を複数個搭載して全体の重量が相当に大きいことから、移動速度を上げるのに限度がある上に、移動速度を上げ過ぎると位置決め精度を確保することができない。そのため、従来の電子部品1の供給方法では、生産性の向上を図ることが困難である。
【0006】
特に、生産すべき回路基板4の種類が多く、その回路基板4に多種類の電子部品を少数ずつ実装する場合には、実装する電子部品1を頻繁に切り替える必要から、移動速度の遅い部品供給移動台8,9の移動回数が増えるが、電子部品1の切り替えに時間がかかり過ぎて電子部品1の挿入タクトが低くなり、生産性の低下が顕著となる。しかも、部品供給移動台8,9は多種類の電子部品連3を搭載している上に移動速度が遅いので、電子部品1の挿入エラーのリカバリーに即対応できない問題もある。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、多種類の電子部品を少数ずつ供給する場合であっても、電子部品の切り替えを迅速に行いながら所要の電子部品を確実に供給できるようにして、生産性を高めることができる電子部品供給装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子部品供給装置は、部品本体から一対のリード線が延出した複数の電子部品を一定間隔に並列して両側の前記各リード線をそれぞれ一連にテーピングしてなる電子部品連を、前記リード線を回路基板の取付孔に挿入する部品挿入機構部に対し個々の電子部品に分離したのちに供給する電子部品の供給方法において、前記部品挿入機構部に対向する部品供給エリアとこの部品供給エリアから離間した部品補給エリアとの間に敷設した移動路に沿って往復移動する部品供給移動台と、前記部品供給移動台にその移動方向に沿った配置で複数個搭載され、前記部品補給エリアにおいて一定長の前記電子部品連が前記移動方向に対し直交方向からそれぞれ出入自在に収納されるパーツカセットと、前記部品供給エリアにおいて前記部品供給移動台が間欠移動されることによって部品取出位置に順次位置決めされた前記パーツカセットから前記電子部品連を電子部品1個分だけ引き出してテープを切断し、前記電子部品連から分離された1個の電子部品を保持して前記部品挿入機構部に送給する部品移載手段とを備え、部品供給エリアの両側にそれぞれ設けられた各部品補給エリアに、複数の部品供給ユニットが部品供給移動台の各パーツカセットの配列方向と同方向に配列して取り付けられた部品供給固定台が各々設置されているとともに、前記部品供給エリアと前記両部品補給エリアとの各間の移動路を個別に往復移動する2台の部品供給移動台が設置され、前記各部品供給ユニットは、水平配置の電子部品連がつづら折りしながら上下方向に積み重ねた状態で各々収納されて、上下方向に複数段に配置された複数個の部品連収納箱と、前記各部品連収納箱から各々引き出された前記電子部品連を鉛直方向に向きを変換しながら複数の仕切りガイド板の各間に形成した各供給通路に個々に案内する供給ガイド部とを有し、さらに、前記部品供給固定台と前記両部品供給移動台との各間に、前記供給ガイド部の前記電子部品連を一定長引き出して対向する前記パーツカセットに挿入させ、且つ前記電子部品連のテープにおける前記パーツカセットの近傍箇所を切断する部品連移載機構部が、前記各部品供給ユニットの各々の供給ガイド部に対向できる範囲内を移動可能にそれぞれ設置されている
【0012】
この電子部品供給装置では、第1に部品供給エリアから離間した部品補給エリアにおいて、部品供給移動台にこれの移動方向に沿った配置で搭載された複数個のパーツカセットに、それぞれ一定長の電子部品連を前記移動方向に対し直交方向に出入自在に収納し、この部品供給移動台を移動路に沿って部品供給エリアまで移動させたのちに、部品供給移動台を間欠移動すると、移動方向に沿って配列された各パーツカセットのうちの所要のものを部品取出位置に順次位置決めすることができる。部品移載手段は、その位置決めされたパーツカセットから前記電子部品連を移動方向と直交方向に電子部品1個分だけ引き出してテープを切断することにより、電子部品連から分離した1個の電子部品を保持して部品挿入機構部に送給する。したがて、部品供給移動台は、複数個のパーツカセットのみを搭載するだけであって、従来装置における部品連収納箱や供給ガイド部をも搭載した部品供給移動台に比較して全体の重量が極めて小さくなるから、比較的高速で移動させながらも所要の位置決め精度を確保することができ、従来に比し生産性が格段に向上する。特に、多種類の電子部品を少数ずつ供給する場合には、部品供給移動台の移動速度が速いことから、電子部品の切り替えを短時間で行えるので、実装する電子部品を頻繁に切り替えるのに伴って部品供給移動台の移動回数が増えても電子部品の挿入タクトがさほど低下することがなく、生産性の向上を図ることができる。しかも、部品供給移動台は移動速度が速く、且つ必要な種類の電子部品の電子部品連を一定長だけ搭載しているだけであるから、電子部品の挿入エラーのリカバリーに即対応できる利点がある。
【0014】
第2に、一方の部品供給移動台が部品供給エリアにおいて電子部品の供給を行っているときに、他方の部品供給移動台を対応する部品補給エリアに移動させて各パーツカセットに対し電子部品の補給を行うことができる。このパーツカセットへの電子部品連の補給に際しては、部品連移載機構部を移動させて所要の供給ガイド部に位置決めすることにより、部品供給固定台の各部品連収納箱に収納している多種類の電子部品連のうちの所要のものを選択できる。さらに、位置決めされた部品連移載機構部は、部品供給固定台の供給ガイド部の電子部品連を一定長引き出してテープカセットに挿入させたのちに、テープを切断するので、各パーツカセットを部品供給移動台に固定的に設けながらも、これら各パーツカセットに電子部品連を自動的に補給することができる。したがって、電子部品連の部品供給移動台に対する補給は、所要の電子部品連を予め収納したパーツカセットを一括して取り替える手段などにに比較して能率的、且つ自動的に行うことができる。
【0015】
また、上記部品供給装置において、部品連移載機構部は、部品連移載機構部が前記各部品供給ユニットの各々の供給ガイド部に対向できる範囲内を移動可能に設置された支持ブロックと、この支持ブロック上に固着されて部品供給固定台と部品供給移動台との間隙に沿って移動する取付フレームと、この取付フレームの上部から前記部品供給固定台の上方に向け突出した支持部材に移動自在に設けられて供給ガイド部に沿いながらこれの上方を移動する移動体と、この移動体の下部に開閉自在に設けられ、前記供給ガイド部内の電子部品連の上方のテープをチャッキングして前記移動体の移動に伴い前記電子部品連を移動させながら前記部品供給移動台の対向するパーツカセットに挿入するチャック部材と、前記取付フレームにおける前記電子部品連の通路の両側に設けられた駆動源に連結して取り付けられ、前記駆動源により互いに近接方向に作動されて前記電子部品連のテープを切断する一対のテープカッターとを備えている構成とすることができる。
【0016】
これにより、部品連移載機構部は、簡単な構成としながらも、移動体の移動ストロークの設定により供給ガイド部の前記電子部品連を確実に一定長だけ引き出して対向する前記パーツカセットに挿入させることができるとともに、部品供給固定台と部品供給移動台との間隙に沿って移動する取付フレームに取り付けられた一対のテープカッターの作動により、電子部品連のテープにおけるパーツカセットの近傍箇所を正確に切断することができる。
【0017】
さらに、上記部品供給装置において、部品供給移動台に搭載されている各パーツカセットは、電子部品連を出入自在に収納する収納溝と、上方外部に突出した変位可能な操作片と、通常時に前記収納溝内に突出して前記電子部品連をその移動を阻止するようロックし、且つ前記操作片の変位により前記収納溝の外部に退避して前記ロックを解除する係合部材とを有し、部品連移載機構部は、さらに、取付フレームの上部から前記部品供給移動台の前記パーツカセットの上方に向け突出した取付腕と、この取付碗に取り付けられた駆動体により作動されて前記操作片を変位させる作動部材とを備えている構成とすることができる。
【0018】
これにより、通常時には電子部品連を係合部材でロックしてパーツカセットの収納溝内に移動することなく保持することができるとともに、一定長の電子部品連を部品供給ユニットからパーツカセットに移載する場合には、係合部材によるロックを解除した状態で一定長の電子部品連をパーツカセットの収納溝に挿入したのちに、この挿入した電子部品連を係合部材でロックして移動を阻止した状態でテープカッターによりテープを切断することができる。そのため、パーツカセットには一定長の電子部品連を確実に補給することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係る電子部品の供給方法を具現化した電子部品供給装置を適用した電子部品実装装置を示す概略平面図である。同図において、部品挿入機構部7に電子部品1を送給する部品移載手段18に対向する部品供給エリアPの左右両側には、それぞれ部品供給固定台24,27が設置された部品補給エリアR,Rが設けられている。部品供給固定台24,27には、それぞれ複数個の部品供給ユニット28が後述の部品供給移動台29,30の移動方向に沿った配列に配置して搭載されている。部品供給固定台24,27は、従来装置における上下方向に複数段に積み上げられた部品連収納箱13と、この各部品連収納箱13から各々引き出された電子部品連3を鉛直方向の向きに変換しながら後述の仕切りガイド板で仕切った個々の供給通路に沿って案内する供給ガイド部14とを備えており、これの詳細については後述する。
【0020】
部品移載手段18に対向する部品供給エリアPと部品供給固定台24,27が各々設置された両部品補給エリアR,Rとの各間には、左右一対の部品供給移動台29,30がボールねじ31の回転駆動により一対のガイドレール32,32に沿いながら移動して択一的に部品移載手段18に対向するよう設置されている。各部品供給移動台29,30には複数のパーツカセット33が移動方向に沿った配列で設置されており、このパーツカセット33の詳細については後述する。
【0021】
さらに、各部品供給固定台24,27とこれらに個々に対応する部品供給移動台29,30との各間には、部品供給固定台24,27の電子部品連3を一定長だけ引き出して部品供給移動台29,30における所要のパーツカセット33に挿入して収納させる部品連移載機構部34,37が配設されている。この部品連移載機構部34,37は、それぞれボールねじ38,38の回転駆動により移動されて部品供給固定台24,27における所定の各部品供給ユニット28に位置決め停止される。なお、部品挿入機構部7は図9に示した従来装置と同一構成であり、この部品挿入機構部7以外の構成が電子部品供給装置である。
【0022】
図2は上記電子部品供給装置の一部破断した右側面図を示す。同図において、部品供給固定台24,27の上面および背面(図の右側面)には、部品供給ユニット28における略逆L字形状となったユニット本体39が取り付けられている。このユニット本体39は、図4の斜視図に明示するように、上下方向に所定間隔に配置して設けられた複数枚(図では4枚を例示)の支持棚40と、鉛直方向の配置で水平方向に向け一定間隔に並設された複数枚の仕切りガイド板41とを備えており、各仕切りガイド板41は供給ガイド部14を構成している。すなわち、隣接する各2枚の仕切りガイド板41の各間には、支持棚40と同数の電子部品連3の供給通路が形成されている。
【0023】
各支持棚40には、図2に示すように、水平配置の電子部品連3をつづら折りしながら上下方向に積み重ねた状態で各々収納した部品連収納箱13が載置されている。各部品連収納箱13から各々引き出された電子部品連3は、仕切りガイド板41により鉛直方向の向きに変換されながら個別の供給通路に個々に案内される。なお、仕切りガイド板41は、供給通路に鉛直方向の向きに変換して案内される電子部品連3に対し上方のテープ2分だけ低い高さに設定されている。これにより、供給通路内の電子部品連3は、後述の一対のチャック部材69,69で上方のテープ2をチャッキングして移動されるようになっている。
【0024】
図3は上記電子部品供給装置における部品連移載機構部34,37付近の斜視図を示す。部品供給移動台29,30に搭載されるパーツカセット33は、断面コ字形状のフレーム42における凹所側の上下両端面に、ガイド片43が上記凹所の前側に一部が突出する状態で固着され、このフレーム42とガイド片43との間にスライダー44が摺動自在に介設されている。スライダー44には、フレーム42のガイド孔45に摺動自在に挿通されて上方外部に突出した操作片46が連結されており、この操作片46により外部から操作されて摺動する。
【0025】
さらに、図5(a)は上記パーツカセット33の縦断右側面図、同図(b)は同パーツカセット33の縦断正面図、図6(a),(b)は同パーツカセット33の作用を説明するための横断面図をそれぞれ示す。これらの図において、スライダー44の上,下部には、それぞれ断面コ字形状の溝部47,47が設けられ、この上下の溝部47,47の内部には、それぞれ一対ずつの係合部材48が支軸49を支点に回動自在に取り付けられているとともに、各係合部材48は圧縮ばね50により外方に突出する方向に回動付勢されている。また、各係合部材48は、上下方向における内方側に保持面51が、且つ外方側に係止爪部52が形成されている。一方、ガイド片43の内面側には、図6に明示するように、電子部品連3における上下のテープ2,2を挿通させるための収納溝53が形成されているとともに、この収納溝53の内方の溝壁における係合部材48の保持面51および係止爪部52に対向する箇所に切欠き54が形成されている。
【0026】
つぎに、パーツカセット33の作用について説明する。通常時には、図6(a)に示すように、スライダー44が図示しない復帰ばねによりA矢印方向に付勢されて操作片46がガイド孔45の前縁部に当接する位置に保持されている。このとき、各係合部材48の保持面51および係止爪部52はガイド片43の切欠き54に対向するよう位置決めされている。したがって、保持面51は、圧縮ばね50の付勢力によって電子部品連3のテープ2をガイド片43の収納溝53の内面に押し付けて保持しているとともに、係止爪部52が収納溝53側に入り込んで電子部品1のリード線1bに接触している。これにより、パーツカセット33の収納溝53内に収納されている電子部品連3は移動不能状態にロックされる。
【0027】
つぎに、図6(b)に示すように、操作片46がガイド孔45の後縁部まで押圧移動されることによってスライダー44がB矢印方向に移動されると、このスライダー44に回動自在に取り付けられた各係合部材48もスライダー44と一体に移動される。このとき、係合部材48は、傾斜面57が切欠き54の縁部に摺接することにより、圧縮ばね50の付勢力に抗し回動されて、保持面51および係止爪部52が切欠き54から抜脱して収納溝53の外方に退避する。これにより、パーツカセット33のロックが解除されて、収納溝53内の電子部品連3は移動可能状態となる。或いは収納溝53内に新たな電子部品連3の挿入が可能な状態となる。
【0028】
つぎに、部品連移載機構部34,37について図1ないし図3を参照しながら説明する。部品連移載機構部34,37は、図2に示すように、部品供給固定台24,27の側面から突設された受け台58上に敷設された2条のガイドレール59,59上を移動するよう設けられている。すなわち、ガイドレール59,59上には、ボールねじ38の回転駆動より移動される支持ブロック60が移動自在に設置されており、支持ブロック60上には、図3に明示するように、電子部品連3の通路を中央部に設けた逆U字形状の取付フレーム61が立設されている。
【0029】
上記取付フレーム61の略中央部の後面には、パーツカセット33よりも若干長い角材状の支持部材62が部品供給固定台24,27側に突出して片持ち式に固着されている。この支持部材62の先端の取付片63と取付フレーム61との間には、図示しないマグネットが内部に移動可能に収納されたシリンダパイプ64が架け渡れており、さらに、シリンダパイプ64には、圧縮空気を供給および吸引するためのエアーホース67が連結されている。シリンダパイプ64には移動体68がスライド自在に外嵌されており、移動体68の底面部には供給ガイド部14の電子部品連3における上方のテープ2をチャッキングする一対のチャック部材69,69が上下動可能で且つ互いに開閉可能に設けられている。
【0030】
また、移動体68は、少なくともシリンダパイプ64との接触部分が強磁性体で形成され、空気制御装置(図示せず)からエアーホース67を介してシリンダパイプ64内に圧縮空気が供給または吸引されることにより、マグネットがシリンダパイプ64内を移動すると、移動体68がマグネットの磁力を受けてシリンダパイプ64の外周面にスライドしながらマグネットに対し追従して一体に移動するようになっている。なお、移動体68は、上面に設けたガイドローラ70が支持部材62の下面に転動することにより、シリンダパイプ64回りの回動を阻止されて円滑に移動するようになっている。また、一対のチャック部材69,69は、通常時に電子部品連3に係合しない上方に退避しており、移動体68に内蔵の制御機構により制御されて電子部品連3の上方のテープ2をチャキングできる位置まで下降したのちに、互いに閉じる方向に駆動されて電子部品連3における仕切りガイド板41の上方に突出したテープ2をチャキングする。
【0031】
さらに、取付フレーム61の略中央部の前面には、取付腕71が部品供給移動台29,30側に突出して片持ち式に固着されている。この取付腕71の先端部にはエアーシリンダ72が固着されており、このエアーシリンダ72のピストンロッド73は吐出したときに操作片46を押圧するよう対向している。また、取付フレーム61の前面における両端側には、それぞれテップカッター77,77を駆動させるための一対のエアーシリンダ74,74が固着されている。この一対のテップカッター77,77は、エアーシリンダ74,74の駆動により互いに近接方向に移動して電子部品連3の両側のテープ2,2を切断するとともに、エアーシリンダ74,74の駆動停止時に、復帰ばね78の復元力により元の位置に復帰する。
【0032】
つぎに、上記電子部品供給装置を備えた電子部品実装装置による電子部品1の実装動作について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。図1は、左方の部品供給移動台29が部品供給エリアPに移動されて電子部品1の供給を行っているとともに、右方の部品供給移動台30が各パーツカセット33に電子部品連3を補給するために部品補給エリアRに移動されて部品供給固定台27に対向している状態を示している。この部品供給移動台30の各パーツカセット33に対し部品供給ユニット28から電子部品連3の供給工程が実行される(ステップS1)。
【0033】
すなわち、部品連移載機構部37は、ボールねじ38の回転駆動により移動されて、生産すべき回路基板4に実装するための電子部品連3を収容している部品供給ユニット28に対しチャック部材69,69が対向するよう順次位置決め停止される。このとき、部品連移載機構部37におけるエアーシリンダ72のピストンロッド73は電子部品連3を供給するためのパーツカセット33の操作片46に対向するよう位置決めされる。部品連移載機構部37が位置決め停止されると、エアーシリンダ72が駆動されてピストンロッド73が操作片46を押圧移動させる。それにより、パーツカセット33では、係合部材48が内方に回動されて保持面51および係止爪部52が収納溝53の外部に退避し、収納溝53内に電子部品連3を挿入可能な状態となる。
【0034】
これと同時に、一対のチャック部材69,69は、供給ガイド部14の電子部品連3の上方側のテープ2の両側に位置するまで下降されたのちに、互いに閉じる方向に作動されて上記テープ2をチャッキングする。続いて、エアーホース67からシリンダパイプ64内に圧縮空気が供給されてシリンダパイプ64内に収容されているマグネットが取付フレーム61側に移送されていき、このマグネットに追従して移動体68がシリンダパイプ64にスライドしながら移動していく。これにより、移動体68の一対のチャック部材69に上方側のテープ2をチャッキングされた電子部品連3は、部品供給ユニット28の供給ガイド部14から送り出されてパーツカセット33の収納溝53内に挿入されていく。移動体68は、パーツカセット33内に一定長の電子部品連3が完全に収納された時点でシリンダパイプ64内への圧縮空気の送給が停止することにより、移動を停止される。すなわち、供給ガイド部14から引き出す電子部品連3の長さは移動体68の移動ストロークにより設定されており、パーツカセット33内に所定長さの電子部品連3を確実に挿入して収納できるようになっている。
【0035】
つぎに、エアーシリンダ72の吐出駆動が解除されると、操作片46が図示しない復帰ばねの復元力により元の位置に復帰するので、係合部材48が外方側に回動して保持面51がテープ2をガイド片43の収納溝53の溝壁面に押し付け、且つ係止爪部52がリード線1bに接触する。これにより、パーツカセット33内に挿入された所定長の電子部品連3は移動不能にロックされる。続いて、一対のエアーシリンダ74,74が駆動して一対のテープカッター77,77により電子部品連3の両側のテープ2,2が切断され、一つのパーツカセット33への電子部品連3の供給が終了する。このように、パーツカセット33内に挿入された所定長の電子部品連3は移動不能にロックした状態でテープ2,2を切断されるので、パーツカセット33には所定長の電子部品連3を確実に補給することができる。
【0036】
このように、上述の部品連移載機構部34,37は、簡単な構成としながらも、移動体68の移動ストロークの設定により供給ガイド部14の電子部品連3を確実に一定長だけ引き出して対向するパーツカセット33に挿入させることができるとともに、部品供給固定台24,27と部品供給移動台29,30との間隙に沿って移動する取付フレーム61のパーツカセット33側の前面に取り付けられた一対のテープカッター77,77の作動により、電子部品連3のテープ2,2におけるパーツカセット33の近傍箇所を正確に切断することができる。
【0037】
そののちに、一対のテープカッター77,77は、エアーシリンダ74の吐出駆動が停止されることにより復帰ばね78の付勢力で元の位置に復帰する。一方、移動体68は、一対のチャック部材69,69がテープ2のチャッキングを解除して上昇したのちに、エアーホース67を介しシリンダパイプ64内が吸気されることによって元の位置に復帰する。
【0038】
部品連移載機構部37は、間欠移動されて所要の電子部品連3を収容している各部品供給ユニット28に対しチャック部材69,69が対向するよう順次位置決め停止されていき、その位置決め停止される毎に上述と同様の動作を繰り返して、各パーツカセット33に部品供給ユニット28の所要の電子部品連3を個々に順次収納していく。生産すべき回路基板4に必要な全ての電子部品連3がパーツカセット33に収納されたならば、パーツカセット33への電子部品連3の供給工程が終了する。この電子部品連3の供給工程では、各パーツカセット33を部品供給移動台29,30に固定的に設けながらも、これら各パーツカセット33に電子部品連3を自動的に補給することができる。したがって、電子部品連3の部品供給移動台29,30に対する補給は、所要の電子部品連3を予め収納したパーツカセット33を一括して取り替える手段などに比較して能率的、且つ自動的に行うことができる。
【0039】
部品挿入機構部7に対し電子部品1を供給している部品供給移動台29に部品切れが生じた場合には、両部品供給移動台29,30の入れ替え工程が実行される(ステップS2)。すなわち、部品切れの生じた部品供給移動台29は、ボールねじ31の回転駆動により部品補給エリアRに向け移動されて、部品供給固定台24に対向するよう位置決め停止されるとともに、上述の必要な全ての電子部品連3をパーツカセット33に収納された部品供給移動台30は、部品供給エリアPに向け移動されて、部品移載手段18の部品取出位置に対し位置決め停止される。
【0040】
つぎに、部品移載手段18は、これの部品取出位置に位置決めされた部品供給移動台30のパーツカセット33に収納している電子部品連3から電子部品1を1個ずつ取り出す(ステップS3)。すなわち、図2において、部品移載手段18における電子部品1を取り出すべきパーツカセット33に対向しているチャック部19は、パーツカセット33側に前進して電子部品連3の両側のテープ2,2をそれぞれ挟持したのちに、その挟持状態を保持したまま後退して、電子部品連3をその電子部品1の配設間隔分に相当する所定ピッチだけ引き出す。この状態において、一対のテープカッター20,20が電子部品連3の両側のテープ2,2を切断する。この切断により、チャック部19に挟持されている電子部品1は、図7(a)に示す電子部品連3の状態から同図(b)に示す単一に分離した状態で取り出される。
【0041】
このチャック部19に挟持された電子部品1は、回転テーブル21の回転により下方の部品受渡し位置に移送されたときに、図1の部品受渡し手段22における図示しない受渡しチャックとセンタリングチャック79に保持される。この部品受渡し手段22に渡された電子部品1は、部品挿入位置において部品挿入機構部7に渡される(ステップS4)。部品挿入機構部7は、図7(c)に示すように、受け取った電子部品1のリード線1b,1bにおけるテープ2,2の近傍箇所を切断したのちに、そのリード線1b,1bの所要箇所を折曲して、リード線1b,1bの先端部を回路基板4の所定の取付孔4aに挿入する(ステップS5)ことにより、電子部品1を回路基板4に実装する。
【0042】
電子部品1の回路基板4への実装が終了する毎に、必要な種類の電子部品1に部品切れが生じたか否かを判別して(ステップS6)、部品切れでない場合には、部品実装工程の終了でないのを確認(ステップS7)したのちにステップS3にリターンして上述の同様の動作を繰り返し、回路基板4に対し所要の電子部品1が連続的に実装されていく。回路基板4に必要な電子部品1の部品切れが生じて1枚の回路基板4に対して電子部品1を連続挿入できなくなったと判別(ステップS6)した場合には、部品供給エリアPの部品供給移動台29または30を部品供給固定台24または27に対向する部品補給エリアRに向け移動させて部品供給移動台29,30の入れ替えを行い(ステップS8)、部品供給エリアPの部品供給移動台29または30の各パーツカセット33に対し部品供給ユニット28から電子部品連3の供給工程が実行される(ステップS1)。
【0043】
この電子部品実装装置における電子部品1の供給装置では、生産すべき回路基板4に必要な電子部品1の電子部品連3を、部品供給固定台24,27から一定長ずつ個々のパーツカセット33に収納して、それら各パーツカセット33のみを搭載した部品供給移動台29,30を間欠移動させながら部品挿入機構部7に位置決めすることにより行う。したがって、部品供給移動台29,30は、複数個のパーツカセット33のみを搭載するだけであるから、従来の部品連収納箱13や供給ガイド部14をも搭載する部品供給移動台8,9に比較して全体の重量が極めて小さくなるから、比較的高速で移動させながらも所要の位置決め精度を確保することができ、従来に比し生産性が格段に向上する。
【0044】
特に、回路基板4の種類が多い場合、或いは多種類の電子部品1を少数ずつ実装する回路基板4を生産する場合には、部品供給移動台29,30の移動速度が速いことから電子部品1の切り替えを短時間で行えるので、実装する電子部品1を頻繁に切り替えて部品供給移動台29,30の移動回数が増えても、電子部品1の挿入タクトを低下させることなく生産性を向上させることができる。しかも、部品供給移動台29,30は移動速度が速く、且つ必要な種類の電子部品1の電子部品連3を一定長だけ搭載しているだけであるから、電子部品1の挿入エラーのリカバリーに即対応できる利点がある。
【0045】
なお、部品供給固定台24,27は、部品補給エリアR以外の別の場所に設置して、一定長の各電子部品連3を個々のパーツカセット33に予め収納しておき、部品補給エリアRにおいて、生産すべき回路基板4に必要な電子部品連3を収納した全てのパーツカセット33を一括して部品供給移動台29,30に交換するようにしても、上述とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0046】
また、上記の電子部品実装装置では、従来の部品供給移動台8,9に搭載していた部品供給ユニット12における部品連収納箱13や供給ガイド部14を、部品補給エリアR,Rに設置した部品供給固定台24,27に部品供給ユニット28毎に区分して取り付けており、さらに、この部品供給固定台24,27の電子部品連3を一定長だけ引き出して部品供給移動台29,30のパーツカセット33に挿入したのちに切断することのできる部品連移載機構部34,37を、部品供給固定台24,27の各部品供給ユニット28に順次位置決めできるよう移動自在に設けたので、部品供給移動台29,30のパーツカセット33に電子部品連3を自動的に供給して収納することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明の電子部品給装置によれば、部品供給移動台にこれの移動方向に沿った配置で搭載された複数個のパーツカセットに、部品補給エリアにおいてそれぞれ一定長の電子部品連を部品供給移動台の前記移動方向に対し直交方向に出入自在に収納するようにしたので、この部品供給移動台を部品供給エリアにおいて間欠移動することにより、移動方向に沿って配列された各パーツカセットのうちの所要のものを部品供給位置に順次位置決めすることができる。さらに、その位置決めされたパーツカセットから前記電子部品連を移動方向と直交方向に電子部品1個分だけ引き出してテープを切断することにより、1個の電子部品を電子部品連から分離して移動路の側方に配置された部品移載手段に送給することができる。したがって、部品供給移動台は、一定長の電子部品連を出入自在に収納した複数個のパーツカセットのみを搭載するだけであるから、従来装置における部品連収納箱や供給ガイド部をも搭載した部品供給移動台に比較して全体の重量を極めて小さくできるため、比較的高速で移動させながらも所要の位置決め精度を確保することができ、従来に比し生産性が格段に向上する。特に、多種類の電子部品を少数ずつ供給する場合には、部品供給移動台の移動速度が速いことから、電子部品の切り替えを短時間で行えるので、実装する電子部品を頻繁に切り替えるのに伴って部品供給移動台の移動回数が増えても電子部品の挿入タクトがさほど低下することがなく、生産性の向上を図ることができる。しかも、部品供給移動台は移動速度が速く、且つ必要な種類の電子部品の電子部品連を一定長だけ搭載しているだけであるから、電子部品の挿入エラーのリカバリーに即対応できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子部品の供給方法を具現した電子部品供給装置を備えた電子部品実装装置を示す概略平面図。
【図2】同上電子部品供給装置の一部破断した右側面図。
【図3】同上電子部品供給装置の部品連移載機構部付近の斜視図。
【図4】同上電子部品供給装置における部品供給ユニットのユニット本体の斜視図。
【図5】(a)は同上電子部品供給装置のパーツカセットの縦断右側面図、(b)は同パーツカセットの縦断正面図。
【図6】(a)は同上パーツカセットのロック状態の横断面図、(b)は同パーツカセットのロック解除状態の横断面図。
【図7】(a)は電子部品連の平面図、(b)は同電子部品連を分離した電子部品の平面図、(c)は同電子部品を回路基板に実装した状態の縦断面図。
【図8】同上電子部品実装装置で電子部品を実装する処理を示すフローチャート。
【図9】従来の電子部品実装装置を示す概略平面図。
【符号の説明】
1 電子部品
1a 部品本体
1b リード線
2 テープ
3 電子部品連
4 回路基板
4a 取付孔
7 部品挿入機構部
13 部品連収納箱
14 供給ガイド部
18 部品移載手段
24,27 部品供給固定台
28 部品供給ユニット
29,30 部品供給移動台
32 ガイドレール(移動路)
33 パーツカセット
34,37 部品連移載機構部
41 仕切りガイド板
46 操作片
48 係合部材
53 収納溝
60 支持ブロック
61 取付フレーム
62 支持部材
68 移動体
69 チャック部材
71 取付腕
72 エアーシリンダ(駆動体)
73 ピストンロッド(作動部材)
74 エアーシリンダ(駆動源)
77 テープカッター
P 部品供給エリア
R 部品補給エリア

Claims (3)

  1. 部品本体から一対のリード線が延出する複数の電子部品を一定間隔に並列して両側の前記各リード線をそれぞれ一連にテーピングしてなる電子部品連を、前記リード線を回路基板の取付孔に挿入する部品挿入機構部に対し個々の電子部品に分離したのちに供給する電子部品供給装置において、
    前記部品挿入機構部に対向する部品供給エリアとこの部品供給エリアから離間した部品補給エリアとの間に敷設した移動路に沿って往復移動する部品供給移動台と、
    前記部品供給移動台にその移動方向に沿った配置で複数個搭載され、前記部品補給エリアにおいて一定長の前記電子部品連が前記移動方向に対し直交方向からそれぞれ出入自在に収納されるパーツカセットと、
    前記部品供給エリアにおいて前記部品供給移動台が間欠移動されることによって部品取出位置に順次位置決めされた前記パーツカセットから前記電子部品連を電子部品1個分だけ引き出してテープを切断し、前記電子部品連から分離された1個の電子部品を保持して前記部品挿入機構部に送給する部品移載手段とを備え、
    部品供給エリアの両側にそれぞれ設けられた各部品補給エリアに、複数の部品供給ユニットが部品供給移動台の各パーツカセットの配列方向と同方向に配列して取り付けられた部品供給固定台が各々設置されているとともに、前記部品供給エリアと前記両部品補給エリアとの各間の移動路を個別に往復移動する2台の部品供給移動台が設置され、
    前記各部品供給ユニットは、水平配置の電子部品連がつづら折りしながら上下方向に積み重ねた状態で各々収納されて、上下方向に複数段に配置された複数個の部品連収納箱と、前記各部品連収納箱から各々引き出された前記電子部品連を鉛直方向に向きを変換しながら複数の仕切りガイド板の各間に形成した各供給通路に個々に案内する供給ガイド部とを有し、
    さらに、前記部品供給固定台と前記両部品供給移動台との各間に、前記供給ガイド部の前記電子部品連を一定長引き出して対向する前記パーツカセットに挿入させ、且つ前記電子部品連のテープにおける前記パーツカセットの近傍箇所を切断する部品連移載機構部が、前記各部品供給ユニットの各々の供給ガイド部に対向できる範囲内を移動可能にそれぞれ設置されていることを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 部品連移載機構部は、
    部品連移載機構部が前記各部品供給ユニットの各々の供給ガイド部に対向できる範囲内を移動可能に設置された支持ブロックと、
    この支持ブロック上に固着されて部品供給固定台と部品供給移動台との間隙に沿って移動する取付フレームと、
    この取付フレームの上部から前記部品供給固定台の上方に向け突出した支持部材に移動自在に設けられて供給ガイド部に沿いながらこれの上方を移動する移動体と、
    この移動体の下部に開閉自在に設けられ、前記供給ガイド部内の電子部品連の上方のテープをチャッキングして前記移動体の移動に伴い前記電子部品連を移動させながら前記部品供給移動台の対向するパーツカセットに挿入するチャック部材と、
    前記取付フレームにおける前記電子部品連の通路の両側に設けられた駆動源に連結して取り付けられ、前記駆動源により互いに近接方向に作動されて前記電子部品連のテープを切断する一対のテープカッターとを備えている請求項に記載の電子部品供給装置。
  3. 部品供給移動台に搭載されている各パーツカセットは、電子部品連を出入自在に収納する収納溝と、上方外部に突出した変位可能な操作片と、通常時に前記収納溝内に突出して前記電子部品連をその移動を阻止するようロックし、且つ前記操作片の変位により前記収納溝の外部に退避して前記ロックを解除する係合部材とを有し、
    部品連移載機構部は、さらに、取付フレームの上部から前記部品供給移動台の前記パーツカセットの上方に向け突出した取付腕と、この取付碗に取り付けられた駆動体により作動されて前記操作片を変位させる作動部材とを備えている請求項に記載の電子部品供給装置。
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