JP4016678B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4016678B2
JP4016678B2 JP2002065147A JP2002065147A JP4016678B2 JP 4016678 B2 JP4016678 B2 JP 4016678B2 JP 2002065147 A JP2002065147 A JP 2002065147A JP 2002065147 A JP2002065147 A JP 2002065147A JP 4016678 B2 JP4016678 B2 JP 4016678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
path
forming apparatus
recording material
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002065147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003263093A (ja
Inventor
修 秋山
直樹 渡部
卓 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2002065147A priority Critical patent/JP4016678B2/ja
Publication of JP2003263093A publication Critical patent/JP2003263093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4016678B2 publication Critical patent/JP4016678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、特に、熱定着処理された記録材の搬送部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真法式により画像を形成する画像形成装置では、一般に、帯電、露光及び現像により像形成体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写し、転写により未定着のトナー像を担持した記録材を加熱して定着処理することが行われる。定着処理直後の記録材の温度はかなりの高いために、搬送過程で記録材から放熱されて画像形成装置の機内温度を上昇させる、像形成体を初めとする装置の各部品の温度を上昇させる、排紙され排紙皿に堆積された場合にトナーが接着材となって記録材間に接着が起こる等の問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−338727号公報では、前記の問題を解決するために、定着後の記録材を反転搬送して画像形成部に給紙する裏面画像形成用の反転搬送部に冷却手段を設けることが提案されている。
【0004】
しかるに、前記特開2000−338727号公報の冷却方法では搬送される記録材の紙面に対してほぼ直角な方向から冷却風を当てているために、冷却風が記録材に遮られて流通が悪く、十分な冷却効果が得られない。このために、前記した記録材の熱による前記の問題を十分に解決することができなかった。
【0005】
本発明は、十分な冷却効果が得られない従来技術を改良して前記の問題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記本発明の目的は下記の発明により達成される。
【0007】
1.記録材上に画像を形成する画像形成部及び画像を加熱して記録材に定着する熱定着手段並びに定着後の記録材を搬送する搬送部を有する画像形成装置において、
前記搬送部は、搬入路、反転路及び搬出路を有する搬送路を備え、記録材の表裏を反転するものであって、前記搬入路と前記搬出路の結合部の少なくとも一方の側部に設けた送風手段又は吸気手段を有する冷却手段を備え、
前記冷却手段は、記録材が前記搬入路を搬送される過程、前記搬出路を搬送される過程、のいずれに位置する場合においても、搬送される記録材に沿った冷却風の流れを生じさせる通風路を形成することを特徴とする画像形成装置。
【0008】
2.前記搬送部は平板状の前記搬送路を有し、前記通風路の方向は、前記平板状の搬送路における記録材の進行方向を含み搬送される記録材の紙面に直交する面内における前記進行方向に対する角度α及び前記紙面に平行な面内における前記進行方向に直交する方向に対する角度βが次の範囲内にある方向に設定されたことを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
【0009】
−20°≦α≦+20°、−45°≦β≦+45°
.前記通風路の方向は、前記搬入路と前記搬出路の結合部における記録材の進行方向に直交する軸に対する角度γが30°以下である範囲内に設定されたことを特徴とする前記1又は前記2に記載の画像形成装置。
【0010】
4.前記搬送路の一方の側に送風ファン及び送風口部からなる前記送風手段が設けられたことを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0011】
5.前記搬送路の他方の側に吸気口部からなる前記吸気手段が設けられたことを特徴とする前記4に記載の画像形成装置。
【0012】
6.前記搬送路の一方の側に吸気ファン及び吸気口部からなる前記吸気手段が設けられたことを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0013】
7.前記搬送路の他方の側に送風口部からなる前記送風手段が設けられたことを特徴とする前記6に記載の画像形成装置。
【0014】
8.前記搬送路の一方の側に送風ファン及び送風口部からなる前記送風手段及び前記搬送路の他方の側に吸気ファン及び吸気口部からなる前記吸気手段が設けられたことを特徴とする前記1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0015】
9.前記送風手段にダクトが接続されたことを特徴とする前記1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0016】
10.前記吸気手段にダクトが接続されたことを特徴とする前記1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0017】
11.搬送路の一方の側に送風口部及び吸気口部が設けられ、前記送風口部から導入された冷却風が前記搬送路を横切って前記搬送路の他方の側を通り、前記搬送路を横切って前記一方の側に到達する通風路を形成する仕切部材を有し、冷却風が前記搬送路を横切る往復経路において冷却が行われることを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
【0018】
12.紙面に沿って扁平な形状の送風口部又は吸気口部を有することを特徴とする前記1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0019】
13.前記送風手段及び前記吸気手段、またはそのいずれか一方は、少なくとも記録材が前記搬入路を進行するか又は前記搬出路を進行するかに応じて、前記搬入路の方向または前記搬出路の方向に変位し、搬送される前記記録材に沿った冷却風の流れを生じさせる通風路を形成することを特徴とする前記3に記載の画像形成装置。
【0020】
14.少なくとも冷却風の通路を記録材が通過する期間記録材の搬送速度を下げる制御を行う制御手段Aを有することを特徴とする前記1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0021】
15.装置内の温度を検知する温度センサを有し、前記制御手段Aは、該温度センサの検知温度に基づいて記録材の搬送速度を制御することを特徴とする前記14に記載の画像形成装置。
【0022】
16.前記通風路を記録材が通過する期間又は該期間に所定時間を付加した期間中前記冷却手段を作動させ、該期間以外は前記冷却手段を停止させる制御を行う制御手段Bを有することを特徴とする前記1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0023】
17.装置内の温度を検知する温度センサを有し、前記制御手段Bは、前記温度センサの検知温度に基づいて、前記冷却手段の作動・非作動を制御することを特徴とする前記16に記載の画像形成装置。
【0024】
18.前記制御手段Bは、温度閾値を用いて前記温度センサの検知温度を弁別し、弁別結果に基づいて前記冷却手段を制御することを特徴とする前記16又は前記17に記載の画像形成装置。
【0025】
19.記録材の処理枚数を計数する計数手段を有し、前記制御手段Bは、前記計数手段により計数された処理枚数が所定値以上に達したときは、前記冷却手段を連続作動させる制御を行うことを特徴とする前記16〜18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0026】
20.前記所定枚数は変更可能であることを特徴とする前記19に記載の画像形成装置。
【0027】
21.冷却風により冷却され、且つ、走行する記録材に接触して記録材を冷却する除熱部材を設けたことを特徴とする前記1〜20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0028】
22.前記除熱部材を、高熱伝導率を有する材料からなるローラで構成されたことを特徴とする前記21に記載の画像形成装置。
【0029】
23.前記ローラは中空ローラからなり、冷却風が中空部を通過することを特徴とする前記22に記載の画像形成装置。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略を示す図である。
【0033】
画像形成装置は原稿搬送装置A、画像読取部B、画像形成部C及び記録材搬送部Dで構成される。
【0034】
原稿搬送装置Aは多数枚の原稿が載置される原稿給紙台10、原稿給紙台10上の原稿Gを1枚ずつ搬出する原稿給紙部11、画像読取位置において原稿を搬送するプラテンローラ12及び読み取った原稿を集積する原稿排紙台13を有する。原稿搬送装置Aは片面読取機能及び両面読取機能を有し、画像読取部Bに対して開閉自在に結合されている。
【0035】
画像読取部Bは、ラインCCDからなる撮像素子20、原稿の画像を撮像素子20上に結像させる光学系21、原稿搬送装置Aにより搬送される原稿Gの読取位置を形成するスリットガラス22及び静止原稿の読取位置を形成するプラテンガラス23を有する。
【0036】
画像形成部Cは、電子写真方式による画像形成、即ち、帯電、露光、現像及び転写を行う画像形成部30、レーザを光源とし画像データに基づいて露光を行う露光部31及びトナー像を記録材Pに定着する定着部32を有する。
【0037】
記録材搬送部Dは記録材Pを収納する複数の給紙トレイを有する記録材搬送部40、記録材搬送部40から搬出された記録材Pを画像形成部Cに搬送する給紙搬送部41、排紙皿42、搬送路切換部43及び反転搬送部100を有する。
【0038】
反転搬送部100は定着後の記録材Pを搬送する搬送部の一例である。
画像形成においては、原稿搬送装置Aにより搬送される原稿G又はプラテンガラス23上に載置された原稿を画像読取部Bが読み取って、画像データを生成する。
【0039】
画像形成部Cは画像読取部Bが読み取った画像データ又は外部から受信した画像データに基づいて、記録材搬送部Dが搬送する記録材P上にトナー像を形成する。
【0040】
片面画像形成においては、記録材搬送部40から給紙された片面にトナー像を形成した記録材Pを定着部32による定着処理後に直進搬送し排紙するか又は表裏反転後に排紙する。両面画像形成においては、記録材Pの第1面にトナー像を形成し、定着部32による定着処理後に、反転搬送部100に搬送する。反転搬送部100において表裏反転した後に、再度記録材Pを画像形成部Cに給紙して第2面にトナー像を形成する。形成されたトナー像を定着部32において定着し、記録材Pを直進搬送して排紙皿42に搬送する。
【0041】
図2は反転搬送部100の要部の断面部、図3は反転搬送部100の要部の斜視図である。
【0042】
104は搬入路PS1を形成する案内板、105は反転路PS2を形成する案内板、106は搬出路PS3を形成する案内板である。搬入路PS1には搬送ローラ101が、搬出路PS3には搬送ローラ103がそれぞれ設けられ、反転路PS2には、反転ローラ102が設けられる。
【0043】
搬入路PS1と、反転路PS2と、搬出路PS3との結合部には、切換案内部材107が設けられる。切換案内部材107はPETフィルム等の弾性板又はバネで付勢された剛性板で構成され、記録材Pが搬入路PS1から反転路PS2に向かって進行する際には、記録材Pにより点線で示すように変位して記録材Pは切換案内板107を通過する。記録材Pが反転路PS2から反転路PS2に進行する際には、切換案内部材107は実線の位置にあるので、記録材Pは搬出路PS3に案内される。
【0044】
反転ローラ102は搬入時には、反時計方向に回転して、記録材を左から右方向に搬送し、記録材センサ108の記録材後端検知信号に基づいて、時計方向に回転方向を反転し、記録材Pを右から左に搬送して、記録材Pを反転路PS2に搬送する。回転方向を反転した反転ローラ102により搬送される記録材Pは切換案内部材107により搬出路PS3に案内され、搬送ローラ103により搬送されて図1における画像形成部3に給紙される。
【0045】
120は送風口部、121は送風ファン、122は吸気口部、123は吸気ファンであり、124、125はダクトである。送風口部120及び吸気口部122はそれぞれ搬入路PS1の先端部(図2における右端部)及び反転路PS2の後端部(図2における左下部)に臨むように配置される。図2では、吸気口部122及び吸気ファン123のみが示されている。送風ファン121と吸気ファン123とにより形成される図3の波矢印で示す冷却風の通風路Airは搬入路PS1及び搬出路PS3を包含しているので、搬送される記録材Pは、2度冷却されることになる。
【0046】
本実施の形態においては、このように記録材Pの面に沿った冷却風の流れを形成し冷却しているので、冷却風が記録材Pにより遮られて冷却効果が低下することがなく、しかも、狭い空間で記録材Pを効率よく冷却することが可能になる。
【0047】
次に本実施の形態における冷却手段の種々の変形例について説明する。
図4に示すように、送風口部120に送風ファン121を、吸気口部122に吸気ファン123をそれぞれ設ける図4(a)の例、送風口部120に送風ファン121を設け、吸気口部122には吸気ファンを設けない図4(b)の例、吸気手段を設けず、送風口部120及び送風ファン121からなる送風手段を設けた図4(c)の例、送風手段として送風口部120のみを設け、吸気手段として吸気口部122及び吸気ファン123を設けた図4(d)の例、送風手段を特に設けず、吸気手段として吸気口部122及び吸気ファン123を設けた図4(e)の例等がある。
【0048】
図4(f)は二つの送風口部120a、120bと二つの吸気口部122a、122bとを設けた例である。送風口部12aと吸気口部122aにより形成される通風路Air1は搬送路PSaを搬送される記録材を冷却し、送風口部120bと吸気口部122bとで形成される通風路Air2は搬送路PSbを搬送される記録材を冷却する。搬送路PSaは例えば、図2における反転路PS2であり、搬送路PSbは例えば、図2における搬出路PS3である。図4(f)の構成により、通風路の断面積が小さくなるので、冷却効果が向上する。
【0049】
図5は搬送路に対する冷却手段の配置例を示す。図5(a)の例では、直線状の案内板G及び搬送ローラR1、R2により構成された平板状の搬送路PSstに通風路Airを配置した例である。通風路Airは図2に示した送風口部120又は吸気口部122とにより形成される。図5(a)に示す通風路Airは図2における搬入路PS1、反転路PS2及び搬出路PS3の少なくとも一つに配置することができる。
【0050】
図5(b)は図2に示した例であり、通風路Airを搬入路PS1と、反転路PS2と搬出路PS3との結合部に配置した例である。
【0051】
図5(c)に示す例は、通風路Airを反転路PS2と搬出路PS3とに跨って配置した例である。
【0052】
図6は通風路の方向の設定角度を示す。図5(a)に示すように平板状の搬送部に通風路を配置する場合には、X方向に進行する記録材の面S1にほぼ平行に通風路を設定することが望ましい。通風路が記録材の面S1に対して平行から若干それてもよいが、その範囲は図示のように、進行方向Xを含み、記録材の面S1に直交する直交面S2の面内での進行方向Xに対する角度αが±20°内であることが望ましく、且つ、進行方向Xに直交し、記録材の面S1内にある搬送幅方向Yに対して、記録材の面S1内における角度βが±45°以内であることが望ましい。
【0053】
図6(b)は冷却手段を図2及び図5(b)に示すように、搬入路PS1と、反転路PS2と、搬出路PS3との結合部に配置する場合の通風路の方向の設定を説明する図である。前記結合部のように、記録材の進行方向が種々変化する搬送路においては通風路の方向は次のように設定することが望ましい。
前記結合部における記録材の種々変化する進行方向X1、X2〜Xmに直交する軸Yを想定する。そして、通風路の方向を軸Yに対する角度γが30°の角度範囲以内に設定する。このような通風路の設定により、冷却風の流れが記録材の面に沿って形成され、効率の高い冷却が行われる。
【0054】
前記角度αの絶対値が20°を超える場合及び角度γが30°を超える場合には冷却風の滞留が顕著になり、冷却効果が低下する。角度βの絶対値が45°を超えると冷却風の指向性が低下して冷却効果がが低下する。
【0055】
図6を用いて説明した通風路の方向は次のとおり定義される。これを図6(c)を用いて説明する。
【0056】
送風口部120を有する送風手段及び吸気口部122を有する吸気手段を備える冷却手段では、送風口部120の開口面120Sの中心と吸気口部122の開口面122Sの中心とを結ぶ直線Lが通風路の方向である。送風口部120を有する送風手段又は吸気口部122を有する吸気手段のみを備える場合には、送風口部120の開口面120S又は吸気口部122の開口面122Sに直交する直線Lが通風路Airの方向である。
【0057】
図7は、冷却手段の例を示す。
図7(a)の例は、送風口部及び吸気口部の双方又は送風口部若しくは吸気口部を可動にした例である。図7において送風口部及び吸気口部又は送風口部若しくは吸気口部を通風口部と言いAPで示す。記録材が搬入路PS1及び反転路PS2を進行する間は通風口部がAP1で示す位置にあって、搬入路PS1に通風路を形成して搬入路PS1を進行する記録材を冷却する。記録材が搬出路PS3を進行する期間では、通風口部はAP2で示す位置にあって搬出路PS3を進行する記録材を冷却する。
【0058】
図7(a)の構成により、通風路の断面積を小さくすることが可能になり、より高い冷却効果が得られる。
【0059】
図7(b)は除熱部材を用いた例である。図7(b)の例では、通風口部APにより形成される通風路に除熱部材COLが設けられる。除熱部材COLはアルミニウム等の高熱伝導率の材料からなるパイプで構成され通風路内に配置されており、冷却風により冷却されて搬送される記録材に接触し記録材を冷却する。図示の例では、搬入路PS1及び搬出路PS3を進行する記録材を冷却する。図7(b)の例では、記録材は高熱伝導率を有する除熱部材に接触して冷却されるのでより効果的に冷却される。除熱部材COLを記録材の走行線速度に等しい周速で回転駆動することが望ましい。
【0060】
図7(c)は搬送路の2箇所に通風路を設け、且つ、送風口部と吸気口部を搬送路の片側に設けた例である。
【0061】
送風手段を送風口部AP1と送風ファンFN1とで構成するとともに、吸気手段を吸気口部AP2と吸気ファンFN3とで構成し、搬送路PSの一方の側部に設ける。搬送路PSの反対側には、ダクトDT2及び通風ファンFN2を設ける。DT1は送風手段に接続されるダクト、DT3は吸気手段に接続されるダクトである。送風口部AP1により形成される通風路Air1と吸気口部AP2により形成される通風路Air2との間には、記録材通過用の開口BWAを設けた仕切部材としての仕切壁BWが設けられる。
【0062】
このような構成により、搬送路PSを搬送される記録材は通風路Air1及び通風路Air2において2度冷却されるので、効果的な冷却が行われる。
【0063】
なお、通風路Air1及びAir2を記録材通過用の開口を設けた仕切部材としてのダクトで構成してもよい。
【0064】
図8は本発明の実施の形態の制御系を示すブロック図である。
本実施の形態においては次のような制御を行うことが望ましい。
(1)制御手段Aとしての制御手段CRは冷却手段を記録材が通過する間、記録材の搬送速度を下げる制御を行う。
【0065】
冷却手段の上流部に、例えば、図1における記録材センサ108のように記録材を検知する記録材センサS1を設け、制御手段CRは記録材センサS1の検知信号に基づいて記録材が冷却手段を通過する期間搬送速度を下げるように搬送モータM1を制御する。なお、記録材センサS1の検知信号を用いないで、搬送シーケンスに基づいてプログラム制御により搬送速度を下げる制御にしてもよい。これにより記録材の冷却を効果的に行うことができる。
(2)機内温度を検知する温度センサS2を設け、制御手段Aとしての制御手段CRは温度センサS2の検知温度に基づいて、高温では搬送速度を下げるように温度に応じた搬送速度の制御を行う。
【0066】
これにより画像形成装置内の温度が上昇するのが防止され、温度上昇による画質の変動を防止することができる。
(3)制御手段Bとしての制御手段CRは、裏面画像形成時のみ、送風ファン又は吸気ファンを駆動するファンモータM2を駆動し、片面モード及び両面画像形成における表面画像形成時はファンモータM2を停止する制御を行う。
【0067】
これにより必要な記録材の冷却が行われるとともに、不要な電力の消費等が防止される。
(4)制御手段Bとしての制御手段CRは、また、所定温度以上のときにのみファンモータM2を駆動する制御を行う。即ち、制御手段CRは温度センサS2の検知温度を閾値により弁別し、検知温度が閾値以上のときに、ファンモータM2を駆動する。閾値を変更可能にし、例えば、少数枚の画像形成における閾値を高くすることにより、不要な送風ファン又は吸気ファンの作動をなくして消費エネルギーを下げることができる。
【0068】
これにより画像形成装置内の温度上昇が防止され、温度上昇による画質の変動を防止することができる。
(5)制御手段Bとしての制御手段CRは、更に、画像形成枚数に応じたファンモータM2の制御を行う。即ち、所定枚数以上の画像形成が行われる場合には、制御手段CRは計数手段としての枚数カウンタCTの画像形成枚数をカウントした値が前記所定枚数以上になったときに、ファンモータM2を駆動する。この画像形成枚数に応じた制御は温度センサS2の検知温度に基づく前記制御とは独立して実行することが望ましい。即ち、連続両面画像形成ジョブにおいて、画像形成枚数が前記所定以上になった場合には、温度センサによる検知温度が前記閾値に達していない場合でもファンモータM2を駆動する。
【0069】
これにより、連続両面画像形成における機内温度の上昇を防止することができる。
【0070】
以上説明した実施の形態は裏面画像形成用の反転搬送部100に冷却手段を設けた例であるが、本発明の冷却手段を定着部32と排紙皿42の間の搬送部中の適宜位置に設けることができる。このような構成により排紙される記録材が十分に冷却される。
【0071】
【発明の効果】
前記1〜10の発明により、定着処理後の搬送部を搬送される記録材が十分に冷却されるので、定着処理により温度が上昇した記録材による機内温度の上昇、各部の過熱、排紙後に堆積された記録材間の接着等の問題が解決される。しかも、搬送部において冷却を行うので、装置を大型化することなく十分な冷却を行うことができる。さらに、搬入路を搬送する過程と搬出路を搬送する過程において記録材を冷却するので効果的な冷却を行うことが可能になる。特に、裏面画像形成において、充分に冷却された記録材に画像形成が行われるので、裏面画像形成条件の変動が防止されるとともに、機内温度の上昇が効果的に防止され、安定して高画質の画像を形成する画像形成装置が実現される。
【0073】
前記11の発明により、記録材が搬送過程において2度冷却されるのでより効果的に記録材を冷却することができる。
【0074】
前記12の発明により、高い冷却効率となるので、小型のファン等のように、小規模な冷却手段を用いて効果的に記録材を冷却することができる。
【0075】
前記13の発明により、単一冷却手段を用いて搬入路を搬送する過程と搬出路を搬送する過程において記録材を冷却するので効果的な効果的な冷却を行うことが可能になる。
【0076】
前記14の発明により、記録材を冷却する時間を長くとることが出来るので記録材を十分に冷却することが可能になる。
【0077】
前記15、17又は18の発明により、機内温度を常に一定に保持するので、安定した画質の画像が形成される。
【0078】
前記16の発明により、必要時のみ冷却手段を作動させるので、少ない消費エネルギーで効果的な冷却を行うことが可能になる。
【0079】
連続画像形成においては、機内温度が上昇して画質が変化する傾向があるが、前記19又は20の発明において画像形成枚数により冷却手段の作動を制御することにより、連続両面画像形成における機内温度の上昇を良好に防止することができる。
【0080】
前記21、22又は23の発明により、記録材の冷却がより効果的に行われるので、記録材の温度上昇や機内温度の上昇による画質の変化がより効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略を示す図である。
【図2】反転搬送部の要部の断面図である。
【図3】反転搬送部の要部の斜視図である。
【図4】冷却手段の種々の変形例を示す図である。
【図5】通風路の搬送路に対する配置の例を示す図である。
【図6】通風路の設定角度を示す図である。
【図7】冷却手段の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 反転搬送部
101、103 搬送ローラ
102 反転ローラ
107 切換案内部材
120 送風口部
121 送風ファン
122 吸気口部
123 吸気ファン
124、125 ダクト
Air、Air1、Air2 通風路

Claims (23)

  1. 記録材上に画像を形成する画像形成部及び画像を加熱して記録材に定着する熱定着手段並びに定着後の記録材を搬送する搬送部を有する画像形成装置において、
    前記搬送部は、搬入路、反転路及び搬出路を備えた搬送路を有し、記録材の表裏を反転するものであって、前記搬入路と前記搬出路の結合部の少なくとも一方の側部に設けた送風手段又は吸気手段を有する冷却手段を備え、
    前記冷却手段は、記録材が前記搬入路を搬送される過程、前記搬出路を搬送される過程、のいずれに位置する場合においても、搬送される記録材に沿った冷却風の流れを生じさせる通風路を形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送部は平板状の前記搬送路を有し、前記通風路の方向は、前記平板状の搬送路における記録材の進行方向を含み搬送される記録材の紙面に直交する面内における前記進行方向に対する角度α及び前記紙面に平行な面内における前記進行方向に直交する方向に対する角度βが次の範囲内にある方向に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
    −20°≦α≦+20°、−45°≦β≦+45°
  3. 前記通風路の方向は、前記搬入路と前記搬出路の結合部における記録材の進行方向に直交する軸に対する角度γが30°以下である範囲内に設定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送路の一方の側に送風ファン及び送風口部からなる前記送風手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送路の他方の側に吸気口部からなる前記吸気手段が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送路の一方の側に吸気ファン及び吸気口部からなる前記吸気手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送路の他方の側に送風口部からなる前記送風手段が設けられたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送路の一方の側に送風ファン及び送風口部からなる前記送風手段及び前記搬送路の他方の側に吸気ファン及び吸気口部からなる前記吸気手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記送風手段にダクトが接続されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記吸気手段にダクトが接続されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 搬送路の一方の側に送風口部及び吸気口部が設けられ、前記送風口部から導入された冷却風が前記搬送路を横切って前記搬送路の他方の側を通り、前記搬送路を横切って前記一方の側に到達する通風路を形成する仕切部材を有し、冷却風が前記搬送路を横切る往復経路において冷却が行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 紙面に沿って扁平な形状の送風口部又は吸気口部を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記送風手段及び前記吸気手段、またはそのいずれか一方は、少なくとも記録材が前記搬入路を進行するか又は前記搬出路を進行するかに応じて、前記搬入路の方向または前記搬出路の方向に変位し、搬送される前記記録材に沿った冷却風の流れを生じさせる通風路を形成することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  14. 少なくとも冷却風の通路を記録材が通過する期間記録材の搬送速度を下げる制御を行う制御手段Aを有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 装置内の温度を検知する温度センサを有し、前記制御手段Aは、該温度センサの検知温度に基づいて記録材の搬送速度を制御することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記通風路を記録材が通過する期間又は該期間に所定時間を付加した期間中前記冷却手段を作動させ、該期間以外は前記冷却手段を停止させる制御を行う制御手段Bを有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 装置内の温度を検知する温度センサを有し、前記制御手段Bは、前記温度センサの検知温度に基づいて、前記冷却手段の作動・非作動を制御することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御手段Bは、温度閾値を用いて前記温度センサの検知温度を弁別し、弁別結果に基づいて前記冷却手段を制御することを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 記録材の処理枚数を計数する計数手段を有し、前記制御手段Bは、前記計数手段により計数された処理枚数が所定値以上に達したときは、前記冷却手段を連続作動させる制御を行うことを特徴とする請求項16〜18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 前記所定枚数は変更可能であることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 冷却風により冷却され、且つ、走行する記録材に接触して記録材を冷却する除熱部材を設けたことを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 前記除熱部材を、高熱伝導率を有する材料からなるローラで構成されたことを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記ローラは中空ローラからなり、冷却風が中空部を通過することを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
JP2002065147A 2002-03-11 2002-03-11 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4016678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065147A JP4016678B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065147A JP4016678B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003263093A JP2003263093A (ja) 2003-09-19
JP4016678B2 true JP4016678B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=29197602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065147A Expired - Fee Related JP4016678B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4016678B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4514221B2 (ja) * 2005-08-31 2010-07-28 キヤノン株式会社 シート搬送装置と画像形成装置
JP4882752B2 (ja) * 2007-01-11 2012-02-22 富士ゼロックス株式会社 記録装置および画像形成装置
JP5106217B2 (ja) 2008-04-03 2012-12-26 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2010145880A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5434238B2 (ja) * 2009-04-28 2014-03-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP5569179B2 (ja) * 2010-06-24 2014-08-13 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5962192B2 (ja) * 2012-05-09 2016-08-03 コニカミノルタ株式会社 用紙冷却装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003263093A (ja) 2003-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011008171A (ja) 画像形成装置
US9360838B2 (en) Cooling device and image forming apparatus incorporating same
JP2011090170A (ja) 画像形成装置
JP2010215311A (ja) 画像形成装置
JP4016678B2 (ja) 画像形成装置
US6741815B1 (en) Image forming apparatus with function of cooling sheet
JP2001255807A (ja) シート状媒体冷却装置、画像形成装置
JP2010020224A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2024015054A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2013088476A (ja) 画像形成装置
JP4946392B2 (ja) 画像形成装置
JP2003076253A (ja) 画像形成装置
JP4006258B2 (ja) 画像形成装置
JP2010072170A (ja) 画像形成装置
JPH11296053A (ja) 画像形成装置
JP2002251044A (ja) 画像形成装置
JP2000075709A (ja) 画像形成装置
JP2018049115A (ja) 画像形成装置
JP2010039116A (ja) 画像形成装置
JP2022176689A (ja) 画像形成装置
JP2001005367A (ja) 画像形成装置
JP2000305439A (ja) 画像形成装置
JP2021041600A (ja) 記録装置及びその制御方法
JP2007128002A (ja) 画像形成装置
JP2007017612A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees