JP4011535B2 - コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 - Google Patents
コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4011535B2 JP4011535B2 JP2003366403A JP2003366403A JP4011535B2 JP 4011535 B2 JP4011535 B2 JP 4011535B2 JP 2003366403 A JP2003366403 A JP 2003366403A JP 2003366403 A JP2003366403 A JP 2003366403A JP 4011535 B2 JP4011535 B2 JP 4011535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thyristor
- exciter coil
- ignition
- output voltage
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
上記のような磁石発電機を用いたコンデンサ放電式の内燃機関用点火装置は、例えば特許文献1に示されている。
そこで本発明の好ましい態様では、逆バイアス回路によりゲートカソード間が逆バイアスされる第1のサイリスタと、ゲートカソード間が逆バイアスされることがない第2のサイリスタとの2つのサイリスタにより放電用スイッチ回路を構成して、第1のサイリスタをエキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生している間にトリガし、第2のサイリスタを回転速度に対して演算された点火位置でトリガすることにより、点火位置を自由に制御することができるようにする。
第1の実施形態
図1は本発明の第1の実施形態の構成例を示したものであり、この実施形態では、単気筒内燃機関を点火する場合を例にとっている。図1において、1は一次コイル1aと二次コイル1bとを有して両コイルの一端が接地された点火コイル、2は2サイクル内燃機関により駆動される外ウィザ型の磁石発電機内に設けられたエキサイタコイル、3はコンデンサ放電式の点火ユニットである。
内燃機関のクランク軸が回転し、図3(A)に示すようにクランク角位置θ2 においてエキサイタコイル2が正の半波の出力電圧Vpを発生すると、エキサイタコイル2−点火用コンデンサCi−点火コイルの一次コイル1a−第1の帰還ダイオードD1−第2の帰還ダイオードD2−エキサイタコイル2の経路で電流が流れ、点火用コンデンサCiが図示の極性に充電される。従って点火用コンデンサCiの両端の電圧Vcは図3(B)に示すように上昇していく。
図4を参照すると、本発明の第2の実施形態の構成が示されている。この実施形態においては、図1の実施形態で設けた逆バイアス回路に代えて、エキサイタコイル2側からサイリスタThのアノードカソード間を通して流れた電流を検出したとき及び点火用コンデンサCiの充電電流を検出したときにサイリスタThのゲートカソード間を短絡する短絡回路20が設けられている。
図5は本発明の第3の実施形態のハードウェアの構成を示したもので、同図において図1に示した実施形態の各部と同等の部分にはそれぞれ同一の符号を付してある。図5に示した実施形態では、第1のサイリスタTh1及び第2のサイリスタTh2を有して該第1及び第2のサイリスタのいずれかがオン状態になったときに点火用コンデンサCiに蓄積された電荷を点火コイルの一次コイル1aを通して放電させるように構成された放電用スイッチ回路30と、エキサイタコイル2の負の半波の出力電圧を電源電圧として内燃機関の点火位置で第1のサイリスタTh1及び第2のサイリスタTh2のいずれかにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路31とが設けられている。
Tig=Tn(θref−θig)/360 (1)
内燃機関のクランク軸が回転すると、図7(A)に示すように、エキサイタコイル2が出力電圧Vn1,Vp,Vn2を発生する。クランク角位置θ1でエキサイタコイル2の第1の負の半波の出力電圧Vn1がしきい値Vtに達すると、トランジスタTR2が導通するため、同図(B)に示すようにマイクロコンピュータのポートA1に第1のクランク角検出信号Vcr1が与えられる。このときマイクロコンピュータは図9の割込みルーチンを実行する。図9の割込みルーチンのステップ1でこの第1のクランク角検出信号を基準信号として認識することができたとすると、ステップ2で点火タイマに点火タイマ計時データがセットされた後、ステップ3で1回転の時間データTnが取り込まれ、図8のステップ3で回転速度データNEが更新される。このとき図8のステップ4で回転速度が設定回転速度よりも低いと判定されると、ステップ5が実行されてマイクロコンピュータのポートA2の電位(側路用スイッチ駆動信号)SdがLレベルにされ、トランジスタTR4がオフ状態にされる。この状態でクランク角位置θ2の位置で負の半波の出力電圧Vn1がしきい値Vtまで低下して、トランジスタTR1がオフ状態になると、第1のトリガ回路31Aのトリガ電源用コンデンサCtから抵抗R3と微分コンデンサCdとダイオードD6とを通して第1のサイリスタTh1のゲートにトリガ信号Vgkが与えられるが、このとき未だ点火用コンデンサCiは充電されていないため、サイリスタTh1は導通せず、点火動作は行われない。
図5に示した第3の実施形態では、エキサイタコイルが先に発生する第1の負の半波の出力電圧Vn1によりサイリスタTh1がトリガされるのを防止するために、ダイオードD1からなる逆バイアス回路を設けているが、逆バイアス回路に代えて、図4に示した実施形態で用いたものと同様の短絡回路20を用いる場合にも、第1及び第2のサイリスタTh1及びTh2からなる放電用スイッチ回路を設けて、第1のトリガ回路31A及び第2のトリガ回路31Bから第1及び第2のサイリスタTh1及びTh2にそれぞれトリガ信号を与えるように構成することができる。このように、逆バイアス回路に代えて短絡回路20を用いる場合の点火装置の構成を図10に示した。
上記のように、第1のサイリスタTh1及び第2のサイリスタTh2により放電用スイッチ回路を構成して、エキサイタコイル2の負の半波の出力電圧Vn2の波形により決まる点火位置で第1のサイリスタTh1をトリガし、演算された点火位置で第2のサイリスタTh2をトリガするようにすると、逆バイアス回路または短絡回路が働いていて、第1のサイリスタをトリガできない状態でも、第2のサイリスタをトリガすることにより点火動作を行わせることができるため、点火位置の進角幅を広くとることができる。しかしながら本発明において、放電用スイッチ回路は必ずしも上記のように第1のサイリスタと第2のサイリスタとにより構成する必要はなく、図11に示したように、放電用スイツチ回路を単一のサイリスタThにより構成して、第1のトリガ回路31A及び第2のトリガ回路31BからサイリスタThにトリガ信号を与えるように構成することもできる。この場合、マイクロコンピュータにより構成される手段を含めた点火装置の全体的な構成は図12に示した通りである。
図13は、本発明の第6の実施形態の全体的な構成を示したもので、この例では、エキサイタコイル2が先に発生する負の半波の出力電圧Vn1によりサイリスタThがトリガされるのを防ぐために短絡回路20を設けている。その他の点は、図11及び図12に示した例と同様に構成されている。短絡回路20は、図4に示した実施形態で用いられたものと同様に構成することができる。
2 エキサイタコイル
3 点火ユニット
4 フライホイール
6 磁石回転子
7 固定子
8 電機子鉄心
10 サイリスタトリガ回路
20 短絡回路
21 短絡用スイッチ
22 短絡用スイッチ駆動回路
30 放電用スイッチ回路
31A 第1のトリガ回路
31B 第2のトリガ回路
31B1 回転速度検出手段
31B2 クランク角検出信号発生回路
31B3 トリガ信号側路用スイッチ
31B4 マイクロコンピュータ
31B5 トリガ信号出力回路
D1 第1の帰還ダイオード
D2 第2の帰還ダイオード
D3 第3の帰還ダイオード
Ci 点火用コンデンサ
Th サイリスタ
Th1 第1のサイリスタ
Th2 第2のサイリスタ
D4 充電用ダイオード
Ct トリガ電源用コンデンサ
R2 充電時定数調整用抵抗
R3 放電用抵抗
Cd 微分コンデンサ
TR1〜TR5 トランジスタ
Claims (16)
- 正の半波の出力電圧と該正の半波の出力電圧の前後にそれぞれ発生する第1及び第2の負の半波の出力電圧とからなる1サイクル半の交流電圧を内燃機関のクランク軸が1回転する間に少なくとも1回発生するエキサイタコイルを有する磁石発電機と、
点火コイルと、
前記エキサイタコイルの正の半波の出力電圧により一方の極性に充電される点火用コンデンサと、
トリガ信号が与えられたときにオン状態になって前記点火用コンデンサに蓄積された電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させるように設けられたサイリスタと、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を電源電圧として前記内燃機関の点火位置で前記サイリスタにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、
前記エキサイタコイル側から前記サイリスタを通して流れた電流を検出したとき及び前記点火用コンデンサの充電電流を検出したときに前記サイリスタのゲートカソード間に逆バイアス電圧を印加する逆バイアス回路と、
前記エキサイタコイルが正の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために該エキサイタコイルの一端と接地間に設けられた正電流帰還回路と、
前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために前記エキサイタコイルの他端と接地間に設けられた負電流帰還回路と、
を備え、
前記正電流帰還回路は、カソードを前記サイリスタのゲート側に向けて前記サイリスタのゲートカソード間に接続された第1の帰還ダイオードと、前記サイリスタのゲートと前記エキサイタコイルの一端との間にアノードを前記サイリスタのゲート側に向けて接続された第2の帰還ダイオードとからなり、
前記負電流帰還回路は、前記エキサイタコイルの他端と接地間にアノードを接地側に向けて接続された第3の帰還ダイオードを備え、
前記第1の帰還ダイオードにより前記逆バイアス回路が構成されているコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 正の半波の出力電圧と該正の半波の出力電圧の前後にそれぞれ発生する第1及び第2の負の半波の出力電圧とからなる1サイクル半の交流電圧を内燃機関のクランク軸が1回転する間に少なくとも1回発生するエキサイタコイルを有する磁石発電機と、
点火コイルと、
前記エキサイタコイルの正の半波の出力電圧により一方の極性に充電される点火用コンデンサと、
トリガ信号が与えられたときにオン状態になって前記点火用コンデンサに蓄積された電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させるように設けられたサイリスタと、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を電源電圧として前記内燃機関の点火位置で前記サイリスタにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、
前記エキサイタコイル側から前記サイリスタを通して流れる電流を検出したとき及び前記点火用コンデンサの充電電流を検出したときに前記サイリスタのゲートカソード間を短絡する短絡回路と、
を備えてなるコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記エキサイタコイルが正の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために該エキサイタコイルの一端と接地間に設けられた正電流帰還回路と、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために前記エキサイタコイルの他端と接地間に設けられた負電流帰還回路とが設けられ、
前記正電流帰還回路は、カソードを前記サイリスタのゲート側に向けて前記サイリスタのゲートカソード間に接続された第1の帰還ダイオードと、前記サイリスタのゲートと前記エキサイタコイルの一端との間にアノードを前記サイリスタのゲート側に向けて接続された第2の帰還ダイオードとからなり、
前記負電流帰還回路は、前記エキサイタコイルの他端と接地間にアノードを接地側に向けて接続された第3の帰還ダイオードを備え、
前記短絡回路は、導通した際に前記サイリスタのゲートカソード間を短絡するように設けられた短絡用スイッチと、前記第1の帰還ダイオードの両端に生じる順方向電圧降下を検出したときに前記短絡用スイッチ回路を導通させる短絡用スイッチ駆動回路とにより構成されている請求項2に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記短絡用スイッチは、前記サイリスタのゲート及びカソードにそれぞれコレクタ及びエミッタが接続された第1のトランジスタからなり、
前記短絡用スイッチ駆動回路は、前記第1のトランジスタのベース及びエミッタにそれぞれコレクタ及びエミッタが接続されるとともに、前記第1の帰還ダイオードのカソードにベースが接続された第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタ及び第2のトランジスタにベース電流を供給する回路とからなっている請求項3に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記サイリスタトリガ回路は、前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧の特定の位相に対応するクランク角位置を前記内燃機関の点火位置として、該点火位置を検出した時に前記サイリスタにトリガ信号を与えるように構成されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
- 前記サイリスタトリガ回路は、一端が接地されるとともに他端が前記エキサイタコイルの一端に逆流阻止用ダイオードと充電時定数調整用抵抗とを通して接続されて前記エキサイタコイルが発生する負の半波の出力電圧で充電されるトリガ電源用コンデンサと、前記トリガ電源用コンデンサの非接地側端子に放電用抵抗を通してコレクタが接続されるとともにエミッタが接地され、かつベースがベース抵抗を通して前記エキサイタコイルの一端に接続されて前記エキサイタコイルがしきい値以上の負の半波の出力電圧を発生したときにオン状態になるトリガ制御用トランジスタと、前記トリガ電源用コンデンサの非接地側端子に前記放電用抵抗を通して一端が接続された微分コンデンサと、前記微分コンデンサの他端にアノードが接続され、カソードが前記サイリスタのゲートに接続されたトリガ信号供給用ダイオードとを備え、
前記エキサイタコイルが発生する負の半波の出力電圧がピークを過ぎた後しきい値レベル未満になって前記トリガ制御用トランジスタがオフ状態になったときに前記トリガ電源用コンデンサに残留している電荷により前記微分コンデンサを通して前記サイリスタにトリガ信号を与えるように構成され、
前記トリガ電源用コンデンサの充電用時定数及び放電時定数が、前記サイリスタにトリガ信号を与える際に必要な電荷を前記トリガ電源用コンデンサに残留させておくのに適した値に設定されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 正の半波の出力電圧と該正の半波の出力電圧の前後にそれぞれ発生する第1及び第2の負の半波の出力電圧とからなる1サイクル半の交流電圧を内燃機関のクランク軸が1回転する間に少なくとも1回発生するエキサイタコイルを有する磁石発電機と、
点火コイルと、
前記エキサイタコイルの正の半波の出力電圧により一方の極性に充電される点火用コンデンサと、
第1のサイリスタ及び第2のサイリスタを有して該第1及び第2のサイリスタのいずれかがオン状態になったときに前記点火用コンデンサに蓄積された電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させるように構成された放電用スイッチ回路と、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を電源電圧として動作するように設けられて、前記内燃機関の点火位置で前記第1のサイリスタ及び第2のサイリスタのいずれかにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、
前記エキサイタコイル側から前記第1のサイリスタを通して流れた電流を検出したとき及び前記点火用コンデンサの充電電流を検出したときに前記第1のサイリスタのゲートカソード間に逆バイアス電圧を印加する逆バイアス回路と、
を具備し、
前記サイリスタトリガ回路は、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生している間に該エキサイタコイルを信号源として前記第1のサイリスタにトリガ信号を与える第1のトリガ回路と、前記エキサイタコイルの出力から前記内燃機関の回転速度を検出して、検出した回転速度に対して演算した点火位置で前記第2のサイリスタにトリガ信号を与える第2のトリガ回路とを備えてなるコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 正の半波の出力電圧と該正の半波の出力電圧の前後にそれぞれ発生する第1及び第2の負の半波の出力電圧とからなる1サイクル半の交流電圧を内燃機関のクランク軸が1回転する間に少なくとも1回発生するエキサイタコイルを有する磁石発電機と、
点火コイルと、
前記点火コイルの一次側に設けられて前記エキサイタコイルの正の半波の出力電圧により充電される点火用コンデンサと、
第1のサイリスタ及び第2のサイリスタを有して該第1及び第2のサイリスタのいずれかがオン状態になったときに前記点火用コンデンサに蓄積された電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させるように構成された放電用スイッチ回路と、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を電源電圧として前記内燃機関の点火位置で前記第1のサイリスタ及び第2のサイリスタのいずれかにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、
前記エキサイタコイル側から前記第1のサイリスタを通して流れた電流を検出したとき及び前記点火用コンデンサの充電電流を検出したときに前記第1のサイリスタのゲートカソード間を短絡する短絡回路と、
を具備し、
前記サイリスタトリガ回路は、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧が発生している間に該負の半波の出力電圧を電源電圧として前記第1のサイリスタにトリガ信号を与える第1のトリガ回路と、前記エキサイタコイルの出力から前記内燃機関の回転速度を検出して、検出した回転速度に対して演算した点火位置で前記第2のサイリスタにトリガ信号を与える第2のトリガ回路とを備えてなるコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記エキサイタコイルが正の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために該エキサイタコイルの一端と接地間に設けられた正電流帰還回路と、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために前記エキサイタコイルの他端と接地間に設けられた負電流帰還回路とが設けられ、
前記正電流帰還回路は、カソードを前記第1のサイリスタのゲート側に向けて前記第1のサイリスタのゲートカソード間に接続された第1の帰還ダイオードと、前記第1のサイリスタのゲートと前記エキサイタコイルの一端との間にアノードを前記第1のサイリスタのゲート側に向けて接続された第2の帰還ダイオードとからなり、
前記負電流帰還回路は、前記エキサイタコイルの他端と接地間にアノードを接地側に向けて接続された第3の帰還ダイオードを備え、
前記第1の帰還ダイオードにより、前記逆バイアス回路が構成されている請求項7または8に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記第1のトリガ回路は、前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧の特定の位相に対応するクランク角位置を前記内燃機関の点火位置として、該点火位置を検出したときに前記サイリスタにトリガ信号を与えるように構成され、
前記第2のトリガ回路は、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧が一定値に達したときにクランク角検出信号を発生するクランク角検出信号発生回路と、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を入力として一定の直流電圧を出力する電源回路と、
前記クランク角検出信号を入力とし、前記電源回路の出力電圧を電源電圧として動作するように設けられて、前記第1の負の半波の出力電圧が一定値に達したときに発生する前記クランク角検出信号を基準信号として該基準信号の発生間隔から前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記回転速度検出手段により検出された回転速度に対して前記内燃機関の点火位置を演算する点火位置演算手段と、前記点火位置演算手段により演算された点火位置を検出した時にトリガ指令を発生するトリガ指令発生手段とを構成するマイクロコンピュータと、
前記トリガ指令発生手段がトリガ指令を発生したときに前記第2のサイリスタに与えるトリガ信号を出力するトリガ信号出力回路と、
を具備してなる請求項7,8または9に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - オン状態にあるときに前記第1のトリガ回路から前記第1のサイリスタに与えられるトリガ信号を該第1のサイリスタから側路するように設けられたトリガ信号側路用スイッチと、
前記内燃機関の回転速度が設定値以下のときに前記トリガ信号側路用スイッチをオフ状態に保ち、前記回転速度が設定値を超えているときに前記トリガ信号側路用スイッチをオン状態に保持する側路用スイッチ制御手段と、
を更に備えている請求項7,8,9または10に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 正の半波の出力電圧と該正の半波の出力電圧の前後にそれぞれ発生する第1及び第2の負の半波の出力電圧とからなる1サイクル半の交流電圧を内燃機関のクランク軸が1回転する間に少なくとも1回発生するエキサイタコイルを有する磁石発電機と、
点火コイルと、
前記点火コイルの一次側に設けられて前記エキサイタコイルの正の半波の出力電圧により充電される点火用コンデンサと、
オン状態になったときに前記点火用コンデンサに蓄積された電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させるように設けられたサイリスタと、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を電源電圧として前記内燃機関の点火位置で前記サイリスタにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、
前記エキサイタコイル側から前記サイリスタを通して流れた電流を検出したとき及び前記点火用コンデンサの充電電流を検出したときに前記サイリスタのゲートカソード間を短絡する短絡回路と、
を具備し、
前記サイリスタトリガ回路は、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生している間に該負の半波の出力電圧を電源電圧として前記サイリスタにトリガ信号を与える第1のトリガ回路と、前記エキサイタコイルの出力から前記内燃機関の回転速度を検出して、検出した回転速度に対して演算した点火位置で前記サイリスタにトリガ信号を与える第2のトリガ回路とを備えてなるコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記エキサイタコイルが正の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために該エキサイタコイルの一端と接地間に設けられた正電流帰還回路と、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために前記エキサイタコイルの他端と接地間に設けられた負電流帰還回路とが設けられ、
前記正電流帰還回路は、カソードを前記サイリスタのゲート側に向けて前記サイリスタのゲートカソード間に接続された第1の帰還ダイオードと、前記サイリスタのゲートと前記エキサイタコイルの一端との間にアノードを前記サイリスタのゲート側に向けて接続された第2の帰還ダイオードとからなり、
前記負電流帰還回路は、前記エキサイタコイルの他端と接地間にアノードを接地側に向けて接続された第3の帰還ダイオードを備え、
前記第1の帰還ダイオードにより、前記逆バイアス回路が構成されている請求項12に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 正の半波の出力電圧と該正の半波の出力電圧の前後にそれぞれ発生する第1及び第2の負の半波の出力電圧とからなる1サイクル半の交流電圧を内燃機関のクランク軸が1回転する間に少なくとも1回発生するエキサイタコイルを有する磁石発電機と、
点火コイルと、
前記エキサイタコイルの正の半波の出力電圧により一方の極性に充電される点火用コンデンサと、
オン状態になったときに前記点火用コンデンサに蓄積された電荷を前記点火コイルの一次コイルを通して放電させるように設けられたサイリスタと、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を電源電圧として前記内燃機関の点火位置で前記サイリスタにトリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路と、
前記エキサイタコイル側から前記サイリスタを通して流れた電流を検出したとき及び前記点火用コンデンサの充電電流を検出したときに前記サイリスタのゲートカソード間に逆バイアス電圧を印加する逆バイアス回路と、
を具備し、
前記サイリスタトリガ回路は、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生している間に該負の半波の出力電圧を電源電圧として前記サイリスタにトリガ信号を与える第1のトリガ回路と、前記エキサイタコイルの出力から前記内燃機関の回転速度を検出して、検出した回転速度に対して演算した点火位置で前記サイリスタにトリガ信号を与える第2のトリガ回路とを備え、
前記エキサイタコイルが正の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために該エキサイタコイルの一端と接地間に設けられた正電流帰還回路と、前記エキサイタコイルが負の半波の出力電圧を発生したときに該エキサイタコイルから流出する電流の帰路を構成するために前記エキサイタコイルの他端と接地間に設けられた負電流帰還回路とが設けられ、
前記正電流帰還回路は、カソードを前記サイリスタのゲート側に向けて前記サイリスタのゲートカソード間に接続された第1の帰還ダイオードと、前記サイリスタのゲートと前記エキサイタコイルの一端との間にアノードを前記サイリスタのゲート側に向けて接続された第2の帰還ダイオードとからなり、
前記負電流帰還回路は、前記エキサイタコイルの他端と接地間にアノードを接地側に向けて接続された第3の帰還ダイオードを備え、
前記第1の帰還ダイオードにより、前記逆バイアス回路が構成されているコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - 前記第1のトリガ回路は、前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧の特定の位相に対応するクランク角位置を前記内燃機関の点火位置として、該点火位置を検出したときに前記サイリスタにトリガ信号を与えるように構成され、
前記第2のトリガ回路は、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧が一定値に達したときにクランク角検出信号を発生するクランク角検出信号発生回路と、
前記エキサイタコイルの負の半波の出力電圧を入力として一定の直流電圧を出力する電源回路と、
前記クランク角検出信号を入力とし、前記電源回路の出力電圧を電源電圧として動作するように設けられて、前記第1の負の半波の出力電圧が一定値に達したときに発生する前記クランク角検出信号を基準信号として該基準信号の発生間隔から前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記回転速度検出手段により検出された回転速度に対して前記内燃機関の点火位置を演算する点火位置演算手段と、前記点火位置演算手段により演算された点火位置を検出した時にトリガ指令を発生するトリガ指令発生手段とを構成するマイクロコンピュータと、
前記トリガ指令発生手段がトリガ指令を発生したときに前記第2のサイリスタに与えるトリガ信号を出力するトリガ信号出力回路と、
を具備してなる請求項12,13または14に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。 - オン状態にあるときに前記第1のトリガ回路から前記サイリスタに与えられるトリガ信号を該サイリスタから側路するように設けられたトリガ信号側路用スイッチと、
前記内燃機関の回転速度が設定値以下のときに前記トリガ信号側路用スイッチをオフ状態に保ち、前記回転速度が設定値を超えているときに前記トリガ信号側路用スイッチをオン状態に保持する側路用スイッチ制御手段と、
を更に備えている請求項12,13,14または15に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003366403A JP4011535B2 (ja) | 2003-04-25 | 2003-10-27 | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 |
US10/771,270 US6889677B2 (en) | 2003-02-03 | 2004-02-03 | Capacitor discharge ignition device for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003121514 | 2003-04-25 | ||
JP2003366403A JP4011535B2 (ja) | 2003-04-25 | 2003-10-27 | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004340119A JP2004340119A (ja) | 2004-12-02 |
JP4011535B2 true JP4011535B2 (ja) | 2007-11-21 |
Family
ID=33543262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003366403A Expired - Fee Related JP4011535B2 (ja) | 2003-02-03 | 2003-10-27 | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4011535B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4577031B2 (ja) * | 2005-02-03 | 2010-11-10 | 国産電機株式会社 | 内燃機関用点火装置 |
-
2003
- 2003-10-27 JP JP2003366403A patent/JP4011535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004340119A (ja) | 2004-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6889677B2 (en) | Capacitor discharge ignition device for internal combustion engine | |
JP2001304034A (ja) | 内燃機関制御装置 | |
JP4011535B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP6913158B2 (ja) | 4ストロークエンジンの行程判別装置 | |
JP4731752B2 (ja) | 磁石発電機式点火装置 | |
JP4337470B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
US5584280A (en) | Ignition device of capacitor discharge type for internal combustion engine | |
JP2006328959A (ja) | エンジン用点火装置 | |
JP3578047B2 (ja) | 内燃機関点火制御方法及び内燃機関用点火制御装置 | |
JP3832287B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3838058B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3397162B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3794129B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP4063060B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3379328B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3974045B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3412458B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3125577B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3125563B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3089938B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3185686B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP4325377B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JP3584802B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP3252734B2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JP3097457B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4011535 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140914 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |