JP3584802B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関を点火するために用いられる点火装置は、内燃機関の回転情報を含む信号を出力する信号発生装置と、該信号発生装置の出力信号から得た回転情報に基づいて決定した点火時期に点火信号を発生する点火時期制御装置と、該点火信号が発生した時に点火用高電圧を発生する点火回路とを備えていて、該点火回路から得られる点火用高電圧を機関の気筒に取り付けられた点火プラグに印加することにより該点火プラグで火花を生じさせて機関を点火する。
【0003】
この種の点火装置を、2サイクル内燃機関のように、正方向にも逆方向にも回転し得る内燃機関に適用する場合には、該点火装置に、機関の逆回転を防止する機能を持たせることがしばしばある。
【0004】
内燃機関の逆回転を防止する機能を持たせた点火装置として、内燃機関により駆動される交流発電機内に設けられた発電コイルを利用して、該発電コイルの出力と信号発生装置の出力信号との位相関係から内燃機関が正回転していると判定されるときに点火用高電圧の発生を許可し、内燃機関が逆回転していると判定されるときに点火用高電圧の発生を阻止する点火許否手段を設けたものが知られている。
【0005】
図8は従来のこの種の点火装置の構成を示したもので、同図において1は内燃機関に取り付けられた磁石式交流発電機内に設けられた発電コイル、2は内燃機関に取り付けられた信号発電機内に設けられて機関の回転情報(機関のクランク軸の特定の回転角度位置を示す回転角度情報及び回転速度情報)を含む信号を発生する信号コイルである。
【0006】
発電コイル1は、機関のクランク軸の回転角度θに対して例えば図9(B)に示すような波形を呈する交流電圧Vaを、機関の回転に同期して発生する。
【0007】
信号発電機は、リラクタを有するロータと、該ロータのリラクタに対向する磁極部を有する鉄心に巻回された信号コイル2と、該鉄心に磁気結合された磁石とを備えた誘導子形の発電機からなっていて、信号コイル2は、図9(A)に示すように、機関が正回転しているときに、機関の上死点TDCに対して進角した位置に設定された基準位置θ1 、及び該基準位置よりも遅角した上死点付近の位置に設定された低速時点火位置θ2 でそれぞれパルス波形の第1の信号Vs1及び第2の信号Vs2を発生する。図示の例では、第1の信号Vs1が負極性の信号からなり、第2の信号Vs2が正極性の信号からなっている。
【0008】
発電コイル1の出力電圧Vaは電圧調整機能付きの電圧変換回路3を通して一定の直流電圧に変換されてバッテリ4に印加されている。図示の電圧変換回路3は、単相ブリッジ(Hブリッジ)接続されたダイオードD1 〜D4 からなる整流回路と、該整流回路のブリッジの下辺を構成するダイオードD3 及びD4 にそれぞれ逆並列接続されたサイリスタTh1及びTh2と、整流回路の正極性側の出力端子にカソードが接続されたツェナーダイオードZDと、ツェナーダイオードZDのアノードとサイリスタTh1及びTh2のゲートとの間に接続された抵抗R1 及びR2 とからなっている。
【0009】
この電圧変換回路3においては、バッテリ4の端子電圧が所定の値を超えた時にツェナーダイオードZDが導通してサイリスタTh1及びTh2にトリガ信号が与えられる。これにより、サイリスタTh1及びTh2が導通して、発電コイル1−サイリスタTh2−ダイオードD3 −発電コイル1の回路または発電コイル1−サイリスタTh1−ダイオードD4 −発電コイル1の回路により発電コイル1の正負の半波の出力を短絡して、バッテリ4に印加される電圧を低下させる。バッテリ4の端子電圧が設定値以下になるとサイリスタTh1及びTh2にトリガ信号が与えられなくなるため、両サイリスタを流れる電流が保持電流未満になった時点で両サイリスタが遮断状態になる。これにより発電コイル1の短絡が解除されるため、バッテリ4に印加される電圧が上昇する。これらの動作により、バッテリ4に印加される電圧がほぼ一定の範囲に保たれる。
【0010】
5は点火時期制御装置を構成するマイクロコンピュータのCPUで、このCPUの2つの入力ポートにそれぞれ抵抗R3 及びR4 を通してNPNトランジスタTR1 及びTR2 のコレクタが接続され、両トランジスタのエミッタは接地されている。
【0011】
信号コイル2の一端は接地され、他端はダイオードD5 のカソード及びダイオードD6 のアノードに接続されている。ダイオードD5 のアノードは波形整形回路6の非接地側の入力端子に接続され、ダイオードD6 のカソードは波形整形回路7の非接地側の入力端子に接続されている。波形整形回路6の出力は抵抗R5 を通してトランジスタTR1 のベースに与えられ、波形整形回路7の出力は抵抗R6 を通してトランジスタTR2 のベースに与えられている。
【0012】
波形整形回路6は信号コイル2が発生する負極性の第1の信号Vs1を波形整形して例えば、第1のパルス信号Vp1としてトランジスタTR1 のベースに与える。パルス信号Vp1が発生している間トランジスタTR1 が導通してそのコレクタの電位を低下させる。CPUはこの電位の低下により、信号Vs1が発生したこと(機関の回転角度位置が基準位置θ1 に一致したこと)を検出する。
【0013】
同様に、波形整形回路7は、信号コイル2が発生する第2の信号Vs2を第2のパルス信号Vp2に変換し、このパルス信号をトランジスタTR2 のベースに与える。第2のパルス信号Vp2が発生している間トランジスタTR2 が導通してそのコレクタの電位が低下する。CPU5はこの電位の低下により、信号Vs2が発生したこと(機関の回転角度位置が低速時点火位置θ2 に一致したこと)を検出する。
【0014】
CPU5は、信号Vs1が発生してから信号Vs2が発生するまでの時間(クランク軸がθ1 からθ2 までの一定の角度を回転するのに要する時間)から内燃機関の回転数を演算し、演算した回転数における機関の点火時期を演算する。CPU5は、信号コイル2が第1の信号Vs1を発生したときに、演算された点火時期の計測を開始し、演算された点火時期が計測されたときに、点火信号Vi を出力する。
【0015】
機関の始動時や低速時には、機関の回転数が安定せず、回転数を安定に演算できないため、点火時期を演算により決定することが困難である。そのため、内燃機関の低速時には、信号コイル2が低速時点火位置として設定された位置で第2の信号Vs2を発生したときにCPU5が点火信号Vi を出力するようになっている。
【0016】
トランジスタTR2 のベースに、エミッタが接地されたNPNトランジスタTR3 のコレクタが接続されている。トランジスタTR3 のベースはダイオードD7 を通して発電コイル1の一端に接続されるとともに、抵抗R7 を通して図示しない直流電源回路の出力端子に接続されている。またトランジスタTR3 のベースと接地間にアノードを接地側に向けたダイオードD8 が接続され、該ダイオードD8 を通して順方向電流が流れたときに、その両端に生じる電圧降下により、トランジスタTR3 のベースエミッタ間が逆バイアスされて、該トランジスタTR3 が遮断状態になるようになっている。
【0017】
発電コイル1の他端には、エミッタが接地されたNPNトランジスタTR4 のコレクタが抵抗R8 を通して接続され、該トランジスタTR4 のベースは抵抗R9 を通して図示しない直流電源回路の出力端子に接続されるとともに、CPU5の出力ポートに接続されている。CPU5は機関の回転速度が低く、機関が逆転するおそれがある間、例えば回転数が3000rpmに達するまでの間、トランジスタTR4 がオン状態になるのを許容し、3000rpmを超えたときには、該トランジスタTR4 を遮断状態にする。
【0018】
8は点火回路で、図示の点火回路は、一次コイル及び二次コイルを有する点火コイルIGと、該点火コイルの一次電流を制御する一次電流制御回路8aとからなり、CPU5の出力ポートから一次電流制御回路8aに点火信号Vi が与えられるようになっている。一次電流制御回路としては、コンデンサ放電式の回路や、電流遮断形の回路など、適宜の形式のものが用いられる。
【0019】
一次電流制御回路8aは、点火信号Vi が与えられたときに点火コイルIGの一次電流に急激な変化を生じさせて、該点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘起させる。点火コイルIGの二次コイルに誘起する点火用高電圧は、図示しない内燃機関の気筒に取り付けられた点火プラグPに印加され、該点火プラグに生じる火花放電により機関が点火される。
【0020】
図8に示した例では、信号コイル2と、波形整形回路6及び7と、ダイオードD5 及びD6 と、抵抗R5 及びR6 とにより、内燃機関の回転情報を含む信号を出力する信号発生装置が構成されている。
【0021】
またトランジスタTR3 及びTR4 と、抵抗R7 ないしR9 と、ダイオードD7 及びD8 とにより、発電コイル1の出力と信号発生装置の出力信号との位相関係から内燃機関が正回転していると判定されるときに点火用高電圧の発生を許可し、内燃機関が逆回転していると判定されるときに点火用高電圧の発生を阻止する点火許否手段が構成されている。
【0022】
図8に示した点火装置では、機関が正回転しているときに、図9(A)及び(B)に示すように、発電コイル1が負の半波の電圧を出力している期間に信号コイル2が信号Vs1及びVs2を発生するように、磁石発電機及び信号発電機が設けられている。
【0023】
機関が正回転していて、その回転速度が設定値以下のときには、CPUがトランジスタTR4 を導通状態(そのコレクタエミッタ間に順方向電圧が印加されればコレクタ電流が流れ得る状態)に保持しているため、発電コイル1が負の半波の電圧を発生しているときに発電コイル1から抵抗R8 と、トランジスタTR4 と、ダイオードD8 及びD7 とを通して図9(D)に示すように電流が流れる。この電流が流れている間ダイオードD8 の両端に生じる電圧降下によりトランジスタTR3 が遮断状態に保たれるため、信号コイル2が発生する第2の信号Vs2はCPU5により支障なく検出される。したがって、CPU5には、信号コイル2が出力する信号Vs1及びVs2から支障なく回転情報が与えられ、機関の点火動作は正常に行われる。
【0024】
これに対し、機関が逆転しようとした時には、発電コイル1の出力電圧波形が反転するため、該発電コイル1が正の半波の電圧を発生しているときに信号コイル2が信号Vs1及びVs2を発生する状態になる。発電コイル1が正の半波の電圧を発生している状態では、ダイオードD8 を通して電流が流れず、トランジスタTR3 が導通しているため、第2のパルス信号Vp2はトランジスタTR3 を通してCPU5(点火時期制御装置)から側路される。そのため、CPU5は第2の信号Vs2が発生したことを検出できなくなり、点火信号Vi を発生することができなくなる。このとき、点火回路8は点火用高電圧を発生することができなくなり、機関の点火動作が停止するため、機関の逆転が阻止される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示した従来の点火装置においては、内燃機関の回転数が低く、発電コイル1の出力が低いときにも、発電コイル1が負の半波の電圧を発生している期間ダイオードD8 を通してある程度の大きさの電流を流してトランジスタTR3 を遮断状態にする必要がある。そのため、抵抗R8 の抵抗値を大きくすることができず、発電コイル1が負の半波の電圧を発生している期間に図9(D)に示すように、トランジスタTR4 側に相当に大きな電流が流れる。このように、トランジスタTR4 を通して大きな電流が流れている状態では、発電コイル1の負の半波の電圧がバッテリ4の端子電圧を超えることができないため、発電コイル1の負の半波をバッテリの充電に利用することができず、低速時のバッテリの充電性能が低下するという問題があった。
【0026】
また抵抗R8 及びトランジスタTR4 を通して大きな電流が流れるため、抵抗R8 としては1W程度の大形の素子を用いる必要があり、またトランジスタTR8 としては電流容量が大きい電力用トランジスタを用いる必要があって、装置の制御回路部分が大形化する上に、コストが高くなるのを避けられなかった。
【0027】
なお図8に示した例では、発電コイル1の出力で充電されるバッテリ4を設けて、該バッテリの出力でCPU等を駆動するようにしているが、バッテリを省略して、発電コイル1の出力電圧を整流して直流定電圧を得る電源回路の出力電圧でCPU等を駆動するバッテリレスの点火装置の場合には、機関の極低速時にCPU等に充分な電力を与えることができなくなるため、機関の始動回転数が高くなって機関の始動性が悪くなるという問題があった。
【0028】
本発明の目的は、発電コイルに大きな電流を流すことなく発電コイルの出力電圧と信号コイルの出力との位相関係から機関の逆転を検出できるようにして、機関の低速時に発電コイルの負荷駆動能力が低下するのを防止した内燃機関用点火装置を提供することにある。
【0029】
本発明の他の目的は、電流容量が大きい高価な素子を用いることなく、機関の逆転を防止する機能を持たせることができるようにした内燃機関用点火装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内燃機関の回転情報を含む信号を出力する信号発生装置と、該信号発生装置の出力信号から得た回転情報に基づいて決定した点火時期に点火信号を発生する点火時期制御装置と、点火信号が発生した時に点火用高電圧を発生する点火回路と、内燃機関により駆動される交流発電機内に設けられた発電コイルの出力と信号発生装置の出力信号との位相関係から内燃機関が正回転していると判定されるときに点火用高電圧の発生を許可し、内燃機関が逆回転していると判定されるときに点火用高電圧の発生を阻止する点火許否手段とを備えた内燃機関用点火装置に係わるものである。上記発電コイルはその両端が非接地状態で設けられていて、該発電コイルの出力電圧が電圧調整機能付きの電圧変換回路を通して直流電圧に変換されてバッテリに印加されているものとする。
【0031】
本発明においては、内燃機関の正回転時に、発電コイルが一方の極性の半波の電圧を出力している期間に信号発生装置が信号を出力し、内燃機関の逆転時には発電コイルが他方の極性の半波の電圧を出力している期間に信号発生装置が信号を出力するように交流発電機及び信号発生装置が設けられる。
【0032】
また本発明で用いる点火許否手段は、発電コイルの出力電圧を入力として、該出力電圧が一方の極性の半波の期間にあるとき及び他方の極性の半波の期間にあるときにそれぞれ第1の状態及び第2の状態になる電圧応動デバイスを備えていて、該電圧応動デバイスが第1の状態にある期間に信号発生装置が信号を出力したときに点火用高電圧の発生を許可し、該電圧応動デバイスが第2の状態にある期間に信号発生装置が信号を出力したときに点火用高電圧の発生を阻止するように構成される。
【0033】
上記電圧応動デバイスとしては、発電コイルの実質的な負荷とならないように、十分に大きな入力インピーダンスを有するデバイスを用いる。
【0034】
上記のように、発電コイルの出力電圧を入力インピーダンスが十分に大きい電圧応動デバイスに入力して、該電圧応動デバイスの状態と信号発生装置の信号との位相関係から機関の回転方向を判定するようにすると、発電コイルに殆ど電流を流すことなく機関の回転方向を判定することができるため、機関の低速時に発電コイルの負荷駆動能力が低下するのを防ぐことができる。
【0035】
また上記のように構成すると、電流容量が大きい素子を用いる必要がないため装置の大形化を招いたり、コストの上昇を招いたりすることなく点火装置に逆転防止機能を持たせることができる。
【0036】
上記点火許否手段は、上記電圧応動デバイスが第1の状態にあるときに信号発生装置の出力信号が点火時期制御装置に入力されるのを許可して点火用高電圧の発生を許可し、電圧応動デバイスが第2の状態にあるときに信号発生装置の出力信号の少なくとも一部が点火時期制御装置に入力されるのを阻止して点火用高電圧の発生を阻止するように構成するのが好ましい。
【0037】
上記電圧応動デバイスとしては入力インピーダンスが十分に大きい電圧比較器を用いることができる。この場合、発電コイルの両端を非接地状態にして、該発電コイルの両端の対地電圧を電圧比較器に入力することにより、発電コイルの出力電圧が一方の極性の半波の期間にあるとき及び他方の極性の半波の期間にあるときにそれぞれ比較器の出力を第1の状態及び第2の状態にする。また導通した際に信号発生装置の出力信号の少なくとも一部を点火時期制御装置から側路するスイッチ素子を設けて、電圧比較器の出力が第1の状態にあるときに該スイッチ素子を遮断状態に保持し、電圧比較器の出力が第2の状態にあるときに該スイッチを導通状態にするように、電圧比較器の出力によりスイッチ素子を制御するようにする。
【0038】
上記記点火許否手段は、発電コイルの一端と接地間に接続された抵抗(R 21 )と、ソースが接地されるとともにゲートが前記発電コイルの他端に接続されて導通した際に信号発生装置の出力信号の少なくとも一部を点火時期制御装置から側路するように設けられたMOSFET(F 1 )と、MOSFETのゲートと接地間に接続された他の抵抗(R 22 )とにより構成することもできる。
【0039】
この場合、点火許否手段は、発電コイルの出力電圧が一方の極性の半波の期間にあるときにMOSFETが遮断状態を保持して信号発生装置の出力信号が点火時期制御装置に入力されるのを許可することにより点火用高電圧の発生を許可し、発電コイルの出力電圧が他方の極性の半波の期間にあるときにFETが導通状態になって信号発生装置の出力信号の少なくとも一部を点火時期制御装置から側路することにより点火用高電圧の発生を阻止する。
【0040】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係わる内燃機関用点火装置の構成例を示したもので、同図において図8に示した従来の点火装置の各部と同等の部分にはそれぞれ同一の符号を付してある。図2及び図4は機関が正回転しているときの各部の電圧波形とトランジスタTR3 のオンオフ動作とを示しており、図3及び図5は機関が逆回転しているときの各部の電圧波形とトランジスタTR3 のオンオフ動作とを示している。
【0041】
図1の点火装置においては、発電コイル1が非接地状態にされていて、該発電コイル1の一端が抵抗R11とダイオードD11とを通して電圧比較器CPの反転入力端子に接続され、発電コイル1の他端が抵抗R12とダイオードD12とを通して電圧比較器CPの非反転入力端子に接続されている。電圧比較器CPの反転入力端子と接地間には抵抗R13とコンデンサC1 とが並列に接続され、電圧比較器CPの非反転入力端子と接地間には抵抗R14とコンデンサC2 とが並列に接続されている。比較器CPの出力端子はコレクタがトランジスタTR2 のベースに接続され、エミッタが接地されたトランジスタTR3 のベースに接続されている。即ち、発電コイル1の一端の対地電位V1 及び他端の対地電位V2 がそれぞれ比較器CPの反転入力端子及び非反転入力端子に入力されている。電圧比較器CPと抵抗R13及びR14とが発電コイル1の実質的な負荷とならないようにするため、電圧比較器CPとしては、その入力インピーダンスが十分に高いものが用いられ、抵抗R13及びR14としては、抵抗値が十分に大きなものが用いられている。
【0042】
図1の点火装置においては、機関が正回転しているときに、発電コイル1が正の半波の電圧を発生している間に、信号コイル2が信号Vs1及びVs2(図2D)を出力し、機関が逆回転しているときには、発電コイル1が負の半波の電圧を発生している間に信号コイル2が信号Vs2´及びVs1´(図3D)を出力するように、磁石式交流発電機と信号発電機とが設けられている。
【0043】
図2(D)に示したように、信号発電機2は、機関が正回転しているときに、機関の上死点TDCよりも十分に進角した位置に設定された基準位置θ1 で第1の信号Vs1を発生し、機関の上死点付近に設定された低速時の点火位置θ2 で第2の信号Vs2を発生する。波形整形回路6及び7はそれぞれ第1及び第2の信号Vs1及びVs2を波形整形して図2(E)及び(F)に示すような第1及び第2のパルス信号Vp1及びVp2を発生する。
【0044】
機関の回転方向が反転したときには、信号コイル2は図3(D)に示すように、先ず機関の上死点よりも僅かに遅角した位置θ2 ´で負極性の信号Vs2´を発生し、次いでθ2 ´よりも更に遅角した位置θ1 ´で正極性の信号Vs1´を発生する。信号発電機は誘導子形の発電機からなっているため、信号コイルが先に発生する信号及び後から発生する信号の極性は、機関の回転方向が変化しても変わらない。
【0045】
図1に示した点火装置において、発電コイル1の波高値が設定電圧VB よりも高いときには、発電コイル1の一端及び他端の対地電位V1 及びV2 がそれぞれ図2(A)及び(B)または図3(A)及び(B)に示したような波形を呈し、発電コイル1の波高値が設定電圧VB よりも低いときには、発電コイル1の一端及び他端の対地電位V1 及びV2 がそれぞれ図4(A)及び(B)または図5(A)及び(B)に示したような波形を呈する。
【0046】
比較器CPは、電位V1 が電位V2 よりも高い期間その出力端子の電位を零レベルの状態(第1の状態)にし、電位V2 が電位V1 よりも高い期間その出力端子の電位を高レベル(第2の状態)にする。比較器CPの出力端子の電位が高レベルの状態にあるときにトランジスタTR3 が導通し、比較器CPの出力端子の電位が零ベル(接地電位)のときにトランジスタTR3 が遮断状態になる。
【0047】
したがって、図2ないし図5の(C)に示したように、トランジスタTR3 は、発電コイル1が正の半波(この例では一方の極性の半波)の電圧を発生している期間遮断状態になり、発電コイル1が負の半波(この例では他方の極性の半波)の電圧を発生している期間導通状態になる。
【0048】
機関が正回転しているときには、図2または図4に示したように、トランジスタTR3 が遮断状態にあるときに波形整形回路7がパルス信号Vp2を発生するため、該パルス信号Vp2がCPU5(点火時期制御装置)から側路されることはない。
【0049】
また機関が逆回転しているときには、トランジスタTR3 が導通状態にあるときに波形整形回路7がパルス信号Vp1´を発生するため、該パルス信号Vp1´がCPU5から側路される。
【0050】
このように、機関が正回転しているときには、波形整形回路7から出力されるパルス信号がCPU5に入力されるため、機関の点火動作は支障なく行われ、機関の運転が支障なく行われる。これに対し、機関が逆回転したときには、波形整形回路7から出力されるパルス信号Vp1´がCPUに入力されないため、点火動作が行われなくなる。そのため、機関が失火し、機関の逆転が阻止される。
【0051】
上記の例では、比較器CPと、抵抗R11ないしR14と、コンデンサC1 及びC2 と、ダイオードD11及びD12とにより、回転方向判定回路が構成され、この判定回路とトランジスタTR3 とにより点火許否手段が構成されている。
【0052】
上記のように構成すると、発電コイル1から回転方向判定回路側に殆ど電流が流れず、電圧比較器(電圧応動デバイス)CPが発電コイルの実質的な負荷とならないため、回転方向判定回路側で電力が消費されることが殆どない。そのため、機関の低速時の負荷駆動性能を何等低下させることなく、点火装置に逆転防止機能を持たせることができる。
【0053】
図6は本発明に係わる点火装置の他の構成例を示したもので、この例では、電圧変換回路3´として図1に示したものとは異なるものが用いられている。図6に示した例で用いられている電圧変換回路3´は、ダイオードD1 ,D2 及びサイリスタTh1及びTh2からなる周知の制御整流回路と、トランジスタTR5 及びTR6 と、ダイオードD13ないしD15とツェナーダイオードZDと、抵抗R15ないしR17とからなるサイリスタ制御回路とにより構成されている。
【0054】
図6に示した電圧変換回路3´において、発電コイル1の出力電圧の波高値が設定値VB よりも低いときには、ツェナーダイオードZDが遮断状態にあって、トランジスタTR6 が遮断状態にあるため、トランジスタTR5 が導通する。この状態では、トランジスタTR5 と抵抗R15とダイオードD13及びD14とを通してサイリスタTh1及びTh2にトリガ信号が与えられるため、発電コイル1の出力電圧は、ダイオードD1 ,D2 とサイリスタTh1,Th2とからなる制御整流回路を通して全波整流されてバッテリに供給される。
【0055】
これに対し、発電コイル1の出力電圧が設定値VB を超えた時には、ツェナーダイオードZDが導通状態になってトランジスタTR6 が導通し、トランジスタTR5 が遮断状態になるため、サイリスタTh1及びTh2へのトリガ信号の供給が停止する。したがって、電圧変換回路3´の出力が停止し、バッテリ4に印加される電圧が設定値を超えるのが防止される。
【0056】
図7は本発明に係わる点火装置の更に他の構成例を示したもので、この例では、電圧応動デバイスとして電圧制御素子であるFET(電界効果トランジスタ)F1 が用いられている。FET F1 のソースは接地され、ドレインはトランジスタTR2 のベースに接続されるとともに抵抗R 20 を通して電源に接続されている。また発電コイル1の一端は抵抗R21を通して接地され、発電コイル1の他端はFET F1 のゲートに接続されている。FETのゲートと接地間には抵抗R22が接続されている。
【0057】
この例では、FET F1 と抵抗R20ないしR22とにより、点火許否手段が構成されている。その他の点は図1に示した点火装置と同様に構成されている。
【0058】
図7に示した例では、発電コイル1の出力電圧が一方の極性の半波(正の半波)にあって、発電コイル1の一端の対地電位V1 が他端の対地電位V2 よりも高い状態にあるときにFET F1 が遮断状態を保持して、波形整形回路7の出力信号がトランジスタTR2 を通してCPU5に入力されるのを許容する。また発電コイル1の出力電圧が他方の極性の半波(負の半波)にあって、発電コイル1の一端の対地電位V1 が他端の対地電位V2 よりも低い状態にあるときにはFETF1 が導通状態を保持して、波形整形回路7から出力される信号をCPU5から側路することにより、波形整形回路7からトランジスタTR2 を通してCPU5に信号が入力されるのを禁止する。
【0059】
機関が正回転しているときには、FET F1 が遮断状態にある間に波形整形回路7がパルス信号Vp2を発生するため、点火動作は支障なく行われるが、機関が逆回転したときには、FET F1 が導通状態にあるときに波形整形回路7がパルス信号を発生するため、該波形整形回路7からCPU5に信号が与えられるのが阻止され、点火動作が停止させられる。
【0060】
上記の例ではCPU(マイクロコンピュータ)を用いて点火時期制御装置を構成しているが、本発明は、アナログ回路を用いて点火時期制御装置を構成する場合にも適用することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、発電コイルの出力電圧を入力インピーダンスが十分に大きい電圧応動デバイスに入力して、該電圧応動デバイスの状態と信号発生装置の信号との位相関係から機関の回転方向を判定するようにしたので、発電コイルに殆ど電流を流すことなく機関の回転方向を判定することができる。そのため、機関の低速時に発電コイルの負荷駆動能力を低下させることなく、点火装置に逆転防止機能を持たせることができる。
【0062】
また本発明では、電流容量が大きい素子を用いる必要がないため装置の大形化を招いたり、コストの上昇を招いたりすることなく点火装置に逆転防止機能を持たせることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる点火装置の構成例を示した回路図である。
【図2】機関が正回転していて、発電コイルの出力電圧の波高値が設定値を超えているときの図1の各部の電圧波形を示した波形図である。
【図3】機関が逆回転していて、発電コイルの出力電圧の波高値が設定値を超えているるときの図1の各部の電圧波形を示した波形図である。
【図4】機関が正回転していて、発電コイルの出力電圧の波高値が設定値よりも低いときの図1の各部の電圧波形を示した波形図である。
【図5】機関が逆回転していて、発電コイルの出力電圧の波高値が設定値よりも低いときの図1の各部の電圧波形を示した波形図である。
【図6】本発明に係わる点火装置の他の構成例を示した回路図である。
【図7】本発明に係わる点火装置の更に他の構成例を示した回路図である。
【図8】従来の点火装置の構成例を示した回路図である。
【図9】図8の点火装置の各部の電圧波形を示した波形図である。
【符号の説明】
1…発電コイル、2…信号コイル、3,3´…電圧変換回路、4…バッテリ、5…CPU、6,7…波形整形回路、8…点火回路、CP…電圧比較器(電圧応動デバイス)、TR3 …トランジスタ、F1 …FET(電圧応動デバイス)。

Claims (2)

  1. 内燃機関の回転情報を含む信号を出力する信号発生装置と、前記信号発生装置の出力信号から得た回転情報に基づいて決定した点火時期に点火信号を発生する点火時期制御装置と、前記点火信号が発生した時に点火用高電圧を発生する点火回路と、前記内燃機関により駆動される交流発電機内に設けられた発電コイルの出力と前記信号発生装置の出力信号との位相関係から前記内燃機関が正回転していると判定されるときに前記点火用高電圧の発生を許可し、前記内燃機関が逆回転していると判定されるときに前記点火用高電圧の発生を阻止する点火許否手段とを備え、前記発電コイルはその両端が非接地状態で設けられて、該発電コイルの出力電圧が電圧調整機能付きの電圧変換回路を通して直流電圧に変換されてバッテリに印加されている内燃機関用点火装置において、
    前記内燃機関の正回転時には前記発電コイルが一方の極性の半波の電圧を出力している期間に前記信号発生装置が信号を出力し、前記内燃機関の逆転時には前記発電コイルが他方の極性の半波の電圧を出力している期間に前記信号発生装置が信号を出力するように前記交流発電機及び信号発生装置が設けられ、
    前記発電コイルはその両端が非接地状態で設けられ、
    前記点火許否手段は、前記発電コイルの両端の対地電圧を比較して、該発電コイルの両端の電圧が前記一方の極性の半波の期間にあるとき及び他方の極性の半波の期間にあるときにそれぞれ出力が第1の状態及び第2の状態になる電圧比較器と、導通した際に前記信号発生装置の出力信号の少なくとも一部を前記点火時期制御装置から側路するように設けられていて前記電圧比較器の出力が第1の状態にあるときに遮断状態を保持し、前記電圧比較器の出力が第2の状態にあるときに導通状態になるように前記電圧比較器の出力により制御されるスイッチ素子とを備えてなり、
    前記電圧比較器は、前記発電コイルの実質的な負荷とならないように、十分に大きな入力インピーダンスを有していること、
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 内燃機関の回転情報を含む信号を出力する信号発生装置と、前記信号発生装置の出力信号から得た回転情報に基づいて決定した点火時期に点火信号を発生する点火時期制御装置と、前記点火信号が発生した時に点火用高電圧を発生する点火回路と、前記内燃機関により駆動される交流発電機内に設けられた発電コイルの出力と前記信号発生装置の出力信号との位相関係から前記内燃機関が正回転していると判定されるときに前記点火用高電圧の発生を許可し、前記内燃機関が逆回転していると判定されるときに前記点火用高電圧の発生を阻止する点火許否手段とを備え、前記発電コイルはその両端が非接地状態で設けられて、該発電コイルの出力電圧が電圧調整機能付きの電圧変換回路を通して直流電圧に変換されてバッテリに印加されている内燃機関用点火装置において、
    前記内燃機関の正回転時には前記発電コイルが一方の極性の半波の電圧を出力している期間に前記信号発生装置が信号を出力し、前記内燃機関の逆転時には前記発電コイルが他方の極性の半波の電圧を出力している期間に前記信号発生装置が信号を出力するように前記交流発電機及び信号発生装置が設けられ、
    前記点火許否手段は、前記発電コイルの一端と接地間に接続された抵抗(R 21 )と、ソースが接地されるとともにゲートが前記発電コイルの他端に接続されて導通した際に前記信号発生装置の出力信号の少なくとも一部を前記点火時期制御装置から側路するように設けられたMOSFET(F 1 )と、前記MOSFETのゲートと接地間に接続された他の抵抗(R 22 )とからなっていて、前記発電コイルの出力電圧が前記一方の極性の半波の期間にあるときに前記MOSFETが遮断状態を保持して前記信号発生装置の出力信号が前記点火時期制御装置に入力されるのを許可することにより前記点火用高電圧の発生を許可し、前記発電コイルの出力電圧が前記他方の極性の半波の期間にあるときに前記MOSFETが導通状態になって前記信号発生装置の出力信号の少なくとも一部を前記点火時期制御装置から側路することにより前記点火用高電圧の発生を阻止するように構成されている こと、
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
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