JP4011451B2 - 後方押出方法および後方押出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイス穴に挿入されたワーク素材をダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチにより後方押出して、穴が形成された押出製品を得るための後方押出方法および後方押出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ダイス穴に挿入されたワーク素材をダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチとダイス穴に進入するパンチとで圧縮して、カウンターパンチにより後方押出を行い、穴が形成された押出製品を得る後方押出装置は、例えば図7乃至図9に示されるように構成されていた。ダイス1に形成され押出製品Pの外径を規定するダイス穴11の内部には、ダイス穴11に挿入されるワーク素材を後方押出して、押出製品Pに穴Paを形成するためのカウンターパンチ12が立設されている。カウンターパンチ12はダイス1と連結固定されるカウンターパンチホルダー13に根元部12aが固定されているとともに、その後端部12bがダイスプレート14に支持されており、ワーク素材の加工圧力を受止可能とされている。
【0003】
ダイス穴11とカウンターパンチ12の間には、ダイス穴11の内周面11aおよびカウンターパンチ12の外周面12cに嵌合する筒状のノックアウトスリーブ15が設けられており、ノックアウトスリーブ15はカウンターパンチ12にガイドされてスライド自在とされている。ノックアウトスリーブ15は、その後端部15bをスリーブスペーサー16に支持されており、カウンターパンチホルダー13に貫通形成されたガイド穴13cに貫挿されスリーブスペーサー16に連結されたノックアウトピン17の前後動に伴って、ダイス穴11内をスライド移動することができる。
【0004】
上記従来の押出加工装置の作動は次のとおりである。まず、ダイス穴11にワーク素材が挿入された後、スライド2がダイス1側に接近する方向に移動して、スライド2に固定されたパンチ21とダイス穴11の内部に設置されたカウンターパンチ12との間でワーク素材を圧縮する。ワーク素材は圧縮されることにより、その材料がダイス穴11の内周面11aとカウンターパンチ12の外周面12cの間に流入して、穴Paを有する押出製品Pが形成される(図7)。この後に、ノックアウトピン17がダイス穴11の方向に前進して、スリーブスペーサー16に支持されたノックアウトスリーブ15の先端部15cがダイス穴11より突出して、押出製品Pをダイス穴11から外部に押し出し排出する(図8)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、後方押出の際には、ダイス穴11の内周面11aとカウンターパンチ12の外周面12cの間に押出製品Pの成形空間18を確保するため、ノックアウトスリーブ15の後端側部分15a(寸法Xで示される部分)をダイス穴11からカウンターパンチホルダー13側へ退出させておく必要がある。そこで、ダイス穴11の後端部11bとカウンターパンチホルダー13の前端部13aの間には、ノックアウトスリーブ15の後端側部分15aを収容するスペースが必要となり、その収容スペース分だけカウンターパンチ12を長くせざるを得ず、ダイス1のサイズが大きくなっていた。
【0006】
また、カウンターパンチ12はノックアウトスリーブ15により直線状態を保たれるように外周面12cが支持されているが、後方押出が開始されると、図8に示されるようにノックアウトスリーブ15の後端側部分15aがダイス穴11内に移動して、支持の無いむき出し状態となる。また、ノックアウトスリーブ15は後方押出される押出製品Pの形状に合わせて設定されるため、押出製品Pの形状によっては厚みを十分取ることができず、カウンターパンチ12を直線状態に保つための強度を確保できない場合がある。
【0007】
したがって、カウンターパンチ12をあまり細長くすると、ワーク素材を後方押出した際の反力によって座屈変形するおそれがある。カウンターパンチ12の長さを抑えるには押出製品Pの長さを短くするしかなく、そのため、軸方向寸法Lと径方向寸法Dの寸法比L/Dを小さく抑えた押出製品しか製造できないという問題が生じていた。
【0008】
本発明は、斯かる実情に鑑み、カウンターパンチの長さを短く抑えて、寸法比L/Dの大きい押出製品を製造してもカウンターパンチの座屈が生じにくい押出加工方法および押出加工装置を提供しようとするものである。
【0009】
請求項1の発明は、ダイス穴に挿入されたワーク素材を、前記ダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチと前記ダイス穴に進入するパンチとで圧縮して、前記カウンターパンチにより後方押出を行う後方押出方法であって、
前記カウンターパンチの根元部を固定するカウンターパンチホルダーに、前記カウンターパンチの外周面を、周方向で間隔をおいて囲むように配置された複数個のガイド穴を、前記カウンターパンチの軸方向と平行に貫通形成し、
前記ガイド穴にノックアウトピンをスライド可能に貫挿し、
前記ノックアウトピンを前記カウンターパンチと平行に延長して前記カウンターパンチの外周面と前記ダイス穴の内周面の間に嵌合するように介在させて、前記ダイス穴内でカウンターパンチを周囲から支持し、
前記ダイス穴にワーク素材を挿入して前記パンチを進入させるときは、前記ダイス穴の内周面と前記カウンターパンチの外周面の間に押出製品の成形空間を確保するように、前記ノックアウトピンを前記カウンターパンチホルダー側に後退させ、
後方押出が終了して前記ダイス穴から前記パンチが退出した後は、前記ノックアウトピンの先端部を前記ダイス穴から突出させて前記ダイス穴から押出製品を排出するように、前記ノックアウトピンを前進させることを特徴とする後方押出方法を提供する。
【0010】
請求項2の発明は、ダイス穴に挿入されたワーク素材を、前記ダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチと前記ダイス穴に進入するパンチとで圧縮して、前記カウンターパンチにより後方押出を行う後方押出装置であって、
前記カウンターパンチの根元部を固定するカウンターパンチホルダーに、前記カウンターパンチの外周面を、周方向で間隔をおいて囲むように配置された複数個のガイド穴が、前記カウンターパンチの軸方向と平行に貫通形成されており、
前記ガイド穴にはノックアウトピンがスライド可能に貫挿されており、
前記ノックアウトピンは前記カウンターパンチと平行に延びて前記カウンターパンチの外周面と前記ダイス穴の内周面の間に嵌合するように介在して、前記ダイス穴内でカウンターパンチを周囲から支持しており、
ワーク素材を挿入された前記ダイス穴に前記パンチを進入させるときは、前記ダイス穴の内周面と前記カウンターパンチの外周面の間に押出製品の成形空間を確保するように、前記ノックアウトピンを前記カウンターパンチホルダー側に後退させ、
後方押出が終了して前記ダイス穴から前記パンチが退出した後は、前記ノックアウトピンの先端部を前記ダイス穴から突出させて前記ダイス穴から押出製品を排出するように、前記ノックアウトピンを前進させることを特徴とする後方押出装置を提供する。
【0011】
請求項1および2の発明によれば、従来の後方押出装置のように、押出製品の成形空間を確保するために、すなわちノックアウトスリーブの収容スペースを確保するために、わざわざカウンターパンチを長くする必要がない。また、ノックアウトピンの押出製品に接する部分以外については、ダイス穴の内周面およびガイド穴で支持されるノックアウトピンで直線状に保持されているため、大きな加工圧力が加わっても容易に座屈することはない。したがって、寸法比L/Dの大きい押出製品を製造してもカウンターパンチの座屈が生じにくいという作用効果を奏するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0013】
図1乃至図6は本実施形態の後方押出装置を説明する図である。本後方押出装置は、ダイス穴に挿入されたワーク素材をダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチにより後方押出して穴が形成された押出製品を得るものである。本後方押出装置は、ワーク素材Wを挿入するダイス穴31が形成されダイス穴31の内部にカウンターパンチ32が設置されたダイス3と、ダイス穴31に進入してワーク素材Wを圧縮するパンチ41が取り付けられたスライド4との組み合わせにより構成される。
【0014】
ダイス穴31は、後方押出加工の対象となる円柱状のワーク素材Wを受け入れるとともに、後方押出により得られる押出製品Pの外径を内周面31aで規定する。ダイス穴31の内部には、ダイス穴31に挿入されるワーク素材Wをパンチ41と協働して軸方向に圧縮するとともにワーク素材Wを後方押出するカウンターパンチ32がダイス穴31と同軸となるように設置されている。カウンターパンチ32は、ダイス3におけるダイス穴31の後端側に連結固定されるカウンターパンチホルダー33に根元部32aが固定されている。カウンターパンチ32およびカウンターパンチホルダー33はダイス3に連結固定されるダイスプレート5に後端部32b,33bを支持されており、ワーク素材Wを圧縮した際に生じる加工圧力を受止可能としている。
【0015】
カウンターパンチホルダー33には、図6に示されるように、カウンターパンチ32の外周面32cを周方向で間隔をおいて囲むように配置された3個(複数個)のガイド穴33cが、カウンターパンチ32の外周面32cに接するようにカウンターパンチ32の軸方向と平行に貫通形成されている。なお、カウンターパンチ32の根元部32aは、カウンターパンチ32の他の部分(外周面32c)に比べて径が太くなっているが、溝32dが形成されることによりガイド穴33c内に突出する部分が削り取られている。また、ダイスプレート5には、ガイド穴33cと同一断面を有する操作ピン穴51が、ガイド穴33cと接続されるように形成されている。
【0016】
ガイド穴33cには、ノックアウトピン34がスライド可能に貫挿されている。ノックアウトピン34は、カウンターパンチ32と平行に延び、カウンターパンチ32の外周面32cとダイス穴31の内周面31aの間に嵌合するように介在して、カウンターパンチ32を周囲から支持している。操作ピン穴51には、ノックアウトピン34の後端部34bを支持する操作ピン52が挿通されており、ノックアウトピン34を以下のタイミングで前後動させるように操作する。
【0017】
ダイス穴31にワーク素材Wが挿入されてパンチ41の進入により後方押出が行われるとき(図3)には、ノックアウトピン34がカウンターパンチホルダー33側に後退して、ダイス穴31の内周面31aとカウンターパンチ32の外周面32cの間に押出製品の成形空間35を確保する。また、後方押出が終了してダイス穴31からパンチ41が退出した後(図5)は、ノックアウトピン34は前進して、先端部34aをダイス穴31から突出させて押出製品Pを排出する。
【0018】
スライド4に取り付けられたパンチ41はダイス穴31と同軸となるように配置されており、根元部41aがパンチケース42により固定され、後端部41bがパンチスペーサ43に支持されて、ワーク素材Wを圧縮した際に生じる加工圧力を受止可能とされている。パンチ41はカウンターパンチ32と同様にワーク素材Wを後方押出するものであり、ダイス穴31との間にはパンチスリーブ44が嵌合する。パンチスリーブ44の後端部44aはスリーブセットプレート45に支持されており、スリーブセットプレート45にはノックアウトガイドピン46がパンチケース42に対して前後スライド可能に支持されている。ノックアウトガイドピン46は、ノックアウトプレート47を介して操作ロッド48によって前後スライドさせられるように構成されている。
【0019】
上記した実施の形態の作動を説明する。まず、スライド4がダイス3から離間した状態で、ワーク素材Wが不図示のマニプレータによりダイス穴31に挿入可能な位置にセットされる(図1)。マニプレータがワーク素材Wの一部をダイス穴31に挿入した後、スライド4がダイス3に接近することにより、パンチ41でダイス穴31の内部に完全に押し込む(図2)。なお、ワーク素材Wの両端部には凹部Wa,Wbが形成されており、ワーク素材Wとカウンターパンチ32およびパンチ41との芯決めが確実に行われるようになっている。
【0020】
スライド4がダイス3にさらに接近すると、パンチ41がダイス穴31に進入し、ワーク素材Wはカウンターパンチ32およびパンチ41に圧縮されて後方押出され、押出製品Pが形成される(図3)。このとき、ノックアウトピン34はスライド4の動きに連動してカウンターパンチホルダー33側に後退し、ダイス穴31の内周面31aとカウンターパンチ32の外周面32cの間に押出製品の成形空間35を確保する。また、スライド4の前進に伴い操作ロッド48がスライド4に対して相対的に後退し、パンチスリーブ44は、パンチ41とダイス穴31の間に流入するワーク素材Wの材料により成形空間35が確保されるように後退させられる。
【0021】
スライド4が後退し始めると、操作ロッド48によりパンチスリーブ44がパンチ41に対して相対的に前進させられ、押出製品Pがパンチ41から引き離される(図4)。そして、さらにスライド4が後退することにより、パンチ41およびパンチスリーブ44がダイス穴31から退出する。ノックアウトピン34はスライド4の動きに連動して前進し、ダイス穴31から押出製品Pを外部に押し出す(図5)。
【0022】
上記のとおり、ノックアウトピン34をダイス穴31内まで延設して、ノックアウトピン34で押出製品Pを直接押し出て外部に排出させるようにしたので、従来の後方押出装置で用いられていた筒状のノックアウトスリーブを廃止することができる。これにより、ノックアウトスリーブの収容スペースを確保するために、わざわざカウンターパンチを長くする必要がなくなり、座屈変形につながる原因を取り除くことができる。
【0023】
また、ノックアウトピン34を、カウンターパンチ32の外周面32cを囲むように、かつカウンターパンチ32の外周面32cとダイス穴31の内周面31aの間に挟み込まれるように介在させたので、カウンターパンチ32の押出製品Pに接する部分以外については、高強度のダイス穴31で直線状に保持されることになり、大きな加工圧力が加わっても容易に座屈することはない。
【0024】
本実施形態では、両端部に穴が形成された押出製品Pを成形するように、パンチ41にも後方押出をさせるようにしたが、これに限らず、パンチ41をダイス穴31と嵌合するサイズとして、ワーク素材Wを専らカウンターパンチ32に押し付けるだけのものとしても良い。
【0025】
本実施形態では、パンチ41をダイス穴31に対して前進後退させるようにしたが、ダイス穴31をパンチ41に対して前進後退させるようにしても良い。
【0026】
本実施形態では、ノックアウトピン32をスライド4の動きに連動させて後退させるようにしたが、これに限らず、ノックアウトピン32をフリー状態とし、カウンターパンチ32とダイス穴31の間に流入するワーク素材の材料に押されて後退するようにしてもよい。
【0027】
本発明の後方押出方法および後方押出装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、従来の後方押出装置のように、押出製品の成形空間を確保するために、すなわちノックアウトスリーブの収容スペースを確保するために、わざわざカウンターパンチを長くする必要がない。また、ノックアウトピンの押出製品に接する部分以外については、ダイス穴の内周面およびガイド穴で支持されるノックアウトピンで直線状に保持されているため、大きな加工圧力が加わっても容易に座屈することはない。したがって、ダイスの小型化を図ることができるとともに、寸法比L/Dの大きい押出製品を製造してもカウンターパンチの座屈が生じにくいという優れた効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る後方押出装置にワーク素材をセットした状態を示す図。
【図2】 本発明の実施形態に係る後方押出装置のダイス穴にワーク素材を押し込んだ状態を示す図。
【図3】 本発明の実施形態に係る後方押出装置による後方押出が完了した状態を示す図。
【図4】 本発明の実施形態に係る後方押出装置により後方押出された押出製品からパンチを引き離した状態を示す図。
【図5】 本発明の実施形態に係る後方押出装置のダイス穴から押出製品を外部に排出する状態を示す図。
【図6】 図1におけるA−A断面図。
【図7】 従来の後方押出装置による後方押出が完了した状態を示す図。
【図8】 従来の後方押出装置から押出製品が排出された状態を示す図。
【図9】 図7におけるB−B断面図。
【符号の説明】
3 ダイス
4 スライド
31 ダイス穴
31a 内周面
32 カウンターパンチ
32c 外周面
33c ガイド穴
33 カウンターパンチホルダー
34 ノックアウトピン
41 パンチ
P 押出製品
W ワーク素材
Claims (2)
- ダイス穴に挿入されたワーク素材を、前記ダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチと前記ダイス穴に進入するパンチとで圧縮して、前記カウンターパンチにより後方押出を行う後方押出方法であって、
前記カウンターパンチの根元部を固定するカウンターパンチホルダーに、前記カウンターパンチの外周面を、周方向で間隔をおいて囲むように配置された複数個のガイド穴を、前記カウンターパンチの軸方向と平行に貫通形成し、
前記ガイド穴にノックアウトピンをスライド可能に貫挿し、
前記ノックアウトピンを前記カウンターパンチと平行に延長して前記カウンターパンチの外周面と前記ダイス穴の内周面の間に嵌合するように介在させて、前記ダイス穴内でカウンターパンチを周囲から支持し、
前記ダイス穴にワーク素材を挿入して前記パンチを進入させるときは、前記ダイス穴の内周面と前記カウンターパンチの外周面の間に押出製品の成形空間を確保するように、前記ノックアウトピンを前記カウンターパンチホルダー側に後退させ、
後方押出が終了して前記ダイス穴から前記パンチが退出した後は、前記ノックアウトピンの先端部を前記ダイス穴から突出させて前記ダイス穴から押出製品を排出するように、前記ノックアウトピンを前進させることを特徴とする後方押出方法。 - ダイス穴に挿入されたワーク素材を、前記ダイス穴の内部に設置されたカウンターパンチと前記ダイス穴に進入するパンチとで圧縮して、前記カウンターパンチにより後方押出を行う後方押出装置であって、
前記カウンターパンチの根元部を固定するカウンターパンチホルダーに、前記カウンターパンチの外周面を、周方向で間隔をおいて囲むように配置された複数個のガイド穴が、前記カウンターパンチの軸方向と平行に貫通形成されており、
前記ガイド穴にはノックアウトピンがスライド可能に貫挿されており、
前記ノックアウトピンは前記カウンターパンチと平行に延びて前記カウンターパンチの外周面と前記ダイス穴の内周面の間に嵌合するように介在して、前記ダイス穴内でカウンターパンチを周囲から支持しており、
ワーク素材を挿入された前記ダイス穴に前記パンチを進入させるときは、前記ダイス穴の内周面と前記カウンターパンチの外周面の間に押出製品の成形空間を確保するように、前記ノックアウトピンを前記カウンターパンチホルダー側に後退させ、
後方押出が終了して前記ダイス穴から前記パンチが退出した後は、前記ノックアウトピンの先端部を前記ダイス穴から突出させて前記ダイス穴から押出製品を排出するように、前記ノックアウトピンを前進させることを特徴とする後方押出装置。
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