JP4010487B2 - スナップ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器等の基板に電子部品やケーブル等を実装するために用いるケーブルクランプ等の実装用部品に関し、特に実装用部品を基板に取着するためのスナップ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器を組み立てる場合には、パネル、シャーシ、基板等の組立基板(以下、これらを基板と称する)に電子部品を取り付けたり、ケーブル等の配線部品を延設配置する必要があり、そのために実装用部品が用いられる。例えば、基板の表面に沿ってケーブルを延設配置する場合には、ケーブルを保持した状態でシャーシへの取着を行うケーブルクランプが用いられる。一般に、ケーブルクランプをシャーシに取着する構造として、スナップ構造が採用されている。図17はその一例を示す図であり、ケーブルクランプ1Dは複数のケーブルCを束状に保持するクランプ部60と、当該クランプ部60と一体に設けられて基板2に開口された透孔3内に嵌合するスナップ部30Aとで構成され、樹脂成形等によって一体に形成される。クランプ部60は、上向きコ字状のベース61に対してカバー片62が一端部においてヒンジ結合され、その他端でロック部63によってロックされるようになっている。そして、カバー片62を開閉してケーブルCの挿脱が可能になる。また、前記スナップ部30Aは、下方に突出したポスト31の両側に矢尻型に張り出した一対のスナップ片52を有しており、基板2の表面側からスナップ部30Aを透孔内に挿入すると、一対のスナップ片52は弾性により縮径されて透孔3を通され、通過後は弾性復帰して拡径することでスナップ片52の末端部に設けた段部521が透孔3の内縁部に係合する。また、スナップ片52に対向して設けられているハ字状をした一対の脚片34が基板2の表面側に当接することで、前記段部521と透孔3との係合状態が保持される。これにより、基板2に取り付けられたケーブルクランプ1Dが透孔3から離脱することが防止される。
【0003】
ところで、近年における家電製品、OA機器、自動車、電子機器全般において環境問題の解決策として環境配慮型製品の販売が義務付けられている中で、例えば、電子機器に内装したプリント基板や配線を電子機器のシャーシやパネル等から解体可能にすることが要求されている。特に、解体作業を容易に行うために、工具等を用いることなく容易に解体することが要求されている。そのため、この種の実装用部品においては、電子機器の組立時に基板の透孔に対する取着作業を容易なものにする一方で、電子機器の解体時には素手で容易に透孔から外し易くすることが要求されている。このようなスナップ構造として、図18(a)に示すスナップ部30Bは後述するようなケーブルタイに適用したものであるが、直線板状のポスト51の先端両側に矢尻状のスナップ片52を形成するとともに、スナップ片52の先端部に連結した連結片53とにより段部521を形成し、さらに連結片53にはそれぞれ両外側に向けられて指で摘むことが可能な解除片55を一体に設けている。また、ここでは脚片54は解除片55から両側に向けて突出する構成としている。このスナップ構造では、透孔3にスナップ部30Bを嵌合した状態から解体する際には、同図に鎖線で示すように、解除片55を指で両側から摘んで内側に変形させることにより、これに連動してスナップ片52が縮径されるため、この縮径を容易なものとし、スナップ片52を透孔3から離脱させ易くして環境問題の解決策として有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このスナップ構造では、解除片55及び脚片54の弾性力を強く設計すると、スナップ部30Bを透孔3から離脱させる際に解除片55に加える指の力を小さくすることが可能になるが、解除片55や脚片54の弾性力によって内側に向けられる力が大きくなり、スナップ片52が縮径方向に付勢される状態になって透孔3に対する嵌合力が弱くなってしまう。一方、解除片55及び脚片54の弾性力を弱く設計すると、脚片54による支持力が小さくなって外力等によってポスト51が傾斜され易くなり、図18(b)のように、ポスト51の傾斜の程度が著しくなると一方のスナップ片52がポスト側に変形され、他方のスナップ片52が透孔3の開口縁部内に移動され、当該他方のスナップ片52の段部521が透孔3から外れてスナップ部30Bが透孔3から脱落されてしまうことになる。結局、スナップ片の縮径によってスナップ片の嵌合力が低下され、安定した信頼性の高いスナップ構造を得ることが困難になる。なお、以上の問題はケーブルクランプに限らず、同様なスナップ構造を備える実装用部品の全てについて言えるものである。
【0005】
本発明の目的は、基板に対する実装用部品の取り付け及び取り外しを容易に行うことを可能にする一方で、当該実装用部品が意に反して基板から離脱することを防止したスナップ構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ポストと、ポストの先端に設けられて径方向に弾性変形可能な矢尻型をしたスナップ片と、スナップ片に対向配置される脚片と、スナップ片の拡径された一端部にそれぞれ連結片によって連結され、手操作によってスナップ片を縮径可能な解除片とを備え、基板に設けられた透孔内に挿入されたときにスナップ片が径方向に弾性変形して透孔に嵌合され、かつ脚片との間に前記基板を挟持するスナップ構造において、ポストには透孔内においてポストが所定角度以上傾斜されることを阻止するストッパ部を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明のスナップ構造において、ストッパ部は、ポストが所定角度傾斜されたときに透孔の内縁部に衝接される衝接部と、ポストが所定角度以上傾斜されようとするときに基板の表面に当接される当接部とを備えており、ポストは透孔の径寸法よりも小さい幅寸法の板状に形成され、ストッパ部はポストの両側辺に沿った連結片及び脚片と干渉せず、スナップ片が縮径されたときに干渉しない領域においてのみ互いに反対の方向に向けて突出形成され、ストッパ片の下半分で構成される衝接部は、スナップ片が透孔に嵌合した状態のときに透孔内に進入位置される前記ポストの長さ方向の領域に形成され、ストッパ片の上半分で構成される当接部はスナップ片が透孔に嵌合した状態のときに基板の表面に接触ないし近接位置されるポストの長さ方向の領域に衝接部よりも厚肉に形成される。
【0008】
本発明によれば、基板の透孔内に嵌合されている状態においてポストが傾斜され始めると、僅かな角度だけ傾斜された時点でポストの両側のストッパ部の衝接部の一方の外側面が透孔の内縁部に衝接する状態となり、同時にその直上の当接部が透孔の開口縁部において基板の上面に当接する状態となり、これらストッパ部と透孔及びシャーシとの当接によってポストがそれ以上傾斜することが阻止され、スナップ片の縮径が防止されてスナップ部の離脱が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のスナップ構造をケーブルタイに適用した第1の実施形態の斜視図、図2はその正面図、図3(a)〜(e)は要部の拡大平面図、左側面図、底面図、AA線断面図、BB線断面図である。これらの図において、本実施形態のケーブルタイ1は、図外のケーブルを巻き締め状態にクランプするためのベルト部10と、このベルト部10をケーブルを巻き締めた状態にロックするロック部20と、前記ロック部20の下部ないし側部に形成されたスナップ部30とで構成されており、各部は樹脂成形により一体に形成されている。そして、シャーシ2に設けられた透孔3に嵌合状態に取着されるようになっている。
【0010】
前記ベルト部10及びロック部20の構成は既に広く知られている構造であり、簡単に説明すると、前記ベルト部10は、基端部11が前記ロック部20に連結された所要幅で所要長さのベルトとして形成されており、先端部12は若干幅寸法が徐々に縮小されて後述するロック部への挿通が容易にされるとともに、その長さ方向の中間部14の一側面には鋸歯部13が長さ方向の所要領域にわたって形成されている。前記ロック部20は矩形をした筒状部21を有しており、この筒状部21の内部には前記ベルト部10の先端部12ないし中間部14を挿通可能な挿通溝22が形成され、この挿通溝22内には前記ベルト部10の鋸歯部13に係合可能な舌片状のロック片23が内装支持されている。そのため、前記ベルト部10を図外のケーブルの周囲に沿って曲げ変形させながらその先端部12からロック部20の挿通溝22内に挿通し、ロック片23と鋸歯部13とを係合させることで、ベルト部10は挿通溝22からの離脱が係止され、ケーブルを巻き締めた状態が保持される。
【0011】
一方、前記スナップ部30は前記ロック部20の下面から垂直下方に向けて突出された細長い板状をしたポスト31と、前記ポスト31の先端の左右面両から外側斜め上方に向けて延長され、水平方向の断面が前記ポスト31を中心とした円弧状に形成された矢尻型の一対のスナップ片32,32と、前記各スナップ片32,32の上端部と前記ロック部20の下面とをそれぞれ連結する一対の連結片33,33と、前記各連結片33,33の外面からそれぞれ外側下方に向けて直線的に突出された一対の脚片34,34と、前記各連結片33,33の外面から前記ロック部20の上縁部との間にわたってそれぞれ外側に膨らんだ状態で延長された一対の解除片35,35とを備えている。
【0012】
また、前記ポスト31はロック部20の直下から前記連結片33の下端部よりも若干下側の領域において、当該ポスト31の両側辺に沿って互いに反対面方向に突出されたストッパ部36が設けられている。ストッパ部36のほぼ上半分は当接部37として厚肉に形成され、その外面には樹脂成形時の「ひけ」を回避するためのにげ溝371が設けられる。また、ストッパ部36の下半分は衝接部38として水平方向の断面が前記ポスト31の中央位置を中心とした円周に沿った外形の半円弧状に形成されている。この半円弧状は、図3(d)に示すように、前記スナップ片32,32の水平方向の断面の円弧状とほぼ同心の円周に近い形状であり、さらに言えば前記シャーシ2に開口された透孔3の内径寸法よりも幾分小さい径の円周とされている。また、前記衝接部38は前記スナップ片32,32がポスト31側に向けて弾性変形してその外径が縮径されたときにスナップ片32,32と干渉することがない領域に形成されている。
【0013】
前記スナップ片32,32の構成は従来のスナップ部のスナップ片とほぼ同じに上端部に向けて幅寸法が徐々に増大された矢尻型の形状であり、各スナップ片32,32の上端部の肉厚をこれに連結された連結片33,33よりも肉厚に形成することで、各スナップ片32,32の上端部の外側に連結片33,33との肉厚差に相当する段部321,321が形成されている。前記一対の脚片34,34は先端部が前記スナップ片32,32の両外側位置に配置されており、かつこれら先端部には前記シャーシ2の上面に当接する円形ロッド状の当接端部341,341が形成されている。前記解除片35,35は前記ロック部20の両側面の両外側において上端部から下端部にかけて徐々に膨らみが大きくなるように両外側方向に緩やかな向けられた形状であり、特に下端部は前記連結片の外側面に対して垂直に近い角度で連結されている。
【0014】
以上の構成のケーブルタイ1によれば、ケーブルタイ1をシャーシ2の透孔3に取着する際には、作業者はケーブルタイ1を指で摘んで図4(a)に示すように、スナップ片32,32をシャーシ2の上面側から透孔3に挿入する。このようにして挿入することにより、スナップ片32,32は内径方向に弾性変形されて縮径され、透孔3内の挿入を可能にする。なお、このとき指で解除片35,35を内側に向けて変形させることで連結片33,33を介してスナップ片32,32の縮径を助け、挿入し易くすることが可能である。また、スナップ片32,32が内径方向に縮径されても、ポスト31に設けたストッパ部36に干渉することはない。そして、図4(b)に示すように、スナップ片32,32が透孔3を貫通すると、スナップ片32,32は弾性力によって復元して外径方向に拡径し、段部321,321がシャーシ2の下面において透孔3の内縁部に係合する。また、脚片34,34は弾性力によってシャーシ2の上面に当接されているため、スナップ部30全体は透孔3に嵌合した状態が保持され、かつ段部321,321と透孔3の内縁部との係合によって脱落が防止される。また、このケーブルタイ1を取着した状態では、ポスト31に設けられているストッパ部36の下半分の衝接部38は透孔3内に進入された状態にあり、上半分の当接部37はシャーシ2の上面に接触、ないし近接された状態にある。
【0015】
しかる上で、シャーシ2の上面上に延設しようとするケーブルにベルト部10を巻き付け、当該ベルト部10の先端部12をロック部20の挿通溝22に挿入し、ロック片23と鋸歯部13とを係合させることで、ベルト部10は挿通方向と逆方向への離脱が係止され、ケーブルを巻き締めた状態が保持される。したがって、ケーブルはケーブルタイ1によってシャーシの上面に保持される。なお、図5に示すように、ベルト部10においてケーブルCを巻き締める作業はケーブルタイ1をシャーシに取着する前に行っていてもよく、その上でスナップ部30を透孔3に挿入して嵌合取着するようにしてもよい。
【0016】
一方、シャーシに対して取着状態にあるケーブルタイ1をシャーシから離脱させる際には、図6に示すように2本の指で解除片35,35を外側から摘み、かつ両側から力を加えて解除片35,35を内側に変形させる。この変形力は連結片33,33に伝えられ、連結片33,33が内側に変形されるため、これと一体のスナップ片32,32も内側に変形されて縮径され、段部321,321が透孔3の内縁部から外れる。したがって、そのままケーブルタイ1をシャーシ2の上方に引き上げることでスナップ部30を透孔3から引き抜くことができ、ケーブルタイ1の取り外しが容易に実現できる。
【0017】
また、このケーブルタイ1では、図7に示すように、シャーシ2に取着した状態において、例えば、ケーブルが移動される等の外力がケーブルタイ1に加わるとケーブルタイ全体がシャーシ2に対して傾斜されようとする。そして、スナップ部30のポスト31が一対のスナップ片32,32が存在する立面方向に沿って傾斜されると、図18(b)に示したと同様に、一方のスナップ片32がポスト31側に大きく変形され、他方のスナップ片32が透孔3から外れて離脱されてしまうおそれが生じる。しかしながら、この実施形態のケーブルタイでは、スナップ部30が傾斜され始めると、図8(a),(b)に正面図とシャーシ面に沿ったCC線断面図を示すように、僅かな角度だけ傾斜された時点でポスト31の両側のストッパ部36の衝接部38の外側面が必ず透孔3の内縁部に衝接する状態となり、同時にその直上の当接部37が透孔3の開口縁部においてシャーシ2の上面に当接する状態となる。そのため、このストッパ部36が透孔3やシャーシ2と当接することによってポスト31がそれ以上傾斜することが阻止され、スナップ片32,32が内側に変形されることが防止されるため、スナップ部30が透孔3から離脱されることはない。
【0018】
したがって、以上のことから、本実施形態のケーブルタイ1は、シャーシ2の透孔3にケーブルタイ1を取着する作業及び当該実装用部品の離脱作業を容易に行うことができ、環境問題の解決策として電気製品のプリント基板や配線をシャーシやパネル等から解体する際の作業を容易にする一方で、取着したケーブルタイがシャーシ2から容易に離脱することがなく、ケーブルタイによるケーブル保持の信頼性を向上することが可能になる。
【0019】
なお、このケーブルタイでは、一対のスナップ片32,32を含む方向の立面と直交する立面方向に傾斜した場合には、スナップ片32,32が縮径されることがないためスナップ部30が透孔3から離脱されるおそれはないが、この場合に極端に大きな角度で傾斜されるとポスト31に大きな力が加えられてポスト31が折損され、さらにはスナップ片32,32が破損されてスナップ部の機能が損なわれるおそれがあるが、この場合にも、ストッパ部30の下半分の衝接部38の外側面が透孔3の内縁部に衝接するとともに、上半分の当接部37がシャーシ2の上面に当接されるため、それ以上の傾斜が防止されることになり、ポスト31の折損及びスナップ片32,32の破損等を未然に防止することが可能になる。
【0020】
次に、本発明にかかるスナップ部の変形した実施形態について説明する。なお、各実施形態において、第1の実施形態と等価な部分には同一符号を付してある。図9は第2の実施形態であり、ここでは連結片33,33の上端部はロック部20に連結しておらず、解除片35,35とのみ連結した構成である。
【0021】
この第2の実施形態では、連結片33,33がロック部20に連結されていないためスナップ片32,32の縮径に要する力は第1の実施形態よりも小さくなる。そのため、スナップ部30をシャーシの透孔に挿入する作業を小さい力で行うことができ、作業性を高める上では有利である。また、スナップ部30がシャーシの透孔内に内装された状態で傾斜されようとしたときには、第1の実施形態と同様にストッパ部36の作用によって傾斜が抑制され、スナップ部30の離脱が防止される。
【0022】
図10は第3の実施形態であり、ここではポスト31の上端部のストッパ部36の上側領域内の両面に下方から上方に向けて径寸法を徐々に大きくしたテーパ片39,39を一体に形成したことを特徴としている。また、これに対応して連結片33,33はロック部20に対しては連結しておらずスナップ片32,32を連結片33,33を介して解除片35,35に対し連結したことは第2の実施形態と同じである。ただし、ここでは連結片33,33の上端部331,331が前記テーパ片39に対向するように若干上方に突出させている。
【0023】
この第3の実施形態では、連結片33,33がロック部20に連結されていないためスナップ片32,32の縮径に要する力が低減されることは第2の実施形態と同じであり、そのため、スナップ部30をシャーシの透孔に挿入する作業を小さい力で行うことができ、作業性を高める上では有利である。また、スナップ部30がシャーシの透孔内に内装された状態で傾斜されようとしたときには、第1及び第2の実施形態と同様にストッパ部36の作用によって傾斜が抑制され、スナップ部30の離脱が防止される。また、このとき、スナップ片32,32がある程度まで縮径されると連結片33,33の上端部331,331がテーパ片39,39に当接されるため、それ以上にスナップ片32,32が縮径されることが阻止されることになり、この面からもスナップ部30の離脱を防止することが可能になる。
【0024】
図11は第4の実施形態であり、ここではポスト31の上端部の両面に下方から上方に向けて径寸法を徐々に大きくしたテーパ片39,39を一体に形成したことは第3の実施形態と同じであるが、第1の実施形態に設けていたストッパ部36の当接部37は省略した構成とされている。なお、連結片33はロック部20に対しては連結しておらず、スナップ片32,32を連結片33,33を介して解除片35,35に対して連結し、かつその上で連結片33,33の上端部331,331を前記テーパ片39,39に対向配置している構成も第3の実施形態と同様である。
【0025】
この第4の実施形態では、連結片33,33がロック部20に連結されていないためスナップ片32,32の縮径に要する力を小さくし、スナップ部30をシャーシの透孔に挿入する作業を小さい力で行うことができ、作業性を高める上では有利であることは第2及び第3の実施形態と同様である。また、スナップ部30がシャーシの透孔内に内装された状態で傾斜されようとしたときには、ストッパ部36の衝接部38の作用によって傾斜が抑制され、スナップ部30の離脱が防止される。ただし、ストッパ部36に当接部が存在していないため傾斜防止の能力は前記各実施形態ほどのものは存在しないが、仮にスナップ部30が前記各実施形態よりも大きい角度に傾斜されたとしても、スナップ片32,32の縮径に伴って連結片33,33の上端部331,331がテーパ片39,39に当接されるため、それ以上の縮径が防止され、結局スナップ部30が透孔から離脱することを防止することができる。
【0026】
図12は第5の実施形態であり、第4の実施形態と同様にポスト31にストッパ部36の衝接部38を形成する一方で、ポスト31には特にテーパ片は設けてはいない。その一方で、連結片33,33の上端部331,331を内側のポスト31の方向に向けて若干傾斜した状態で突出していることが特徴とされている。
【0027】
この第5の実施形態では、連結片33,33がロック部20に連結されていないためスナップ片32,32の縮径に要する力を小さくし、スナップ部30をシャーシの透孔に挿入する作業を小さい力で行うことができ、作業性を高める上では有利であることは第2ないし第4の実施形態と同様である。また、スナップ部30がシャーシの透孔内に内装された状態で傾斜されようとしたときには、ストッパ部36の衝接部38の作用によって傾斜が抑制され、スナップ部30の離脱が防止される。ただし、ストッパ部30の当接部が存在していないため傾斜防止の能力は第1ないし第4の実施形態ほどのものは存在しないが、仮にスナップ部30が第1ないし第4の実施形態よりも大きい角度に傾斜されたとしても、スナップ片32,32の縮径に伴って連結片33,33の上端部331,331がポスト31の両外面にそれぞれ当接されるため、それ以上の縮径が防止され、結局スナップ部30が透孔から離脱することを防止することができる。
【0028】
図13は第6の実施形態であり、ここでは解除片35,35の上端部351,351をロック部20から切り離した構造したことが特徴とされている。すなわち、解除片35,35の上端部351,351を幾分内側に曲げた構造とし、この上端部351,351をロック部20の筒状部21の上面に設けた庇部211,211の下側に配設したものである。その他の構成は第1の実施形態と全く同じである。
【0029】
この第6の実施形態では、解除片35,35の上端部351,351がロック部20に連結されていないため、解除片35,35をより内側に向けて変形し易くされている。したがって、スナップ部30を透孔から離脱させる際に、解除片35,35を両側から指で掴んで内側に変形させる際の力を低減し、離脱をより容易に行うことが可能になる。なお、スナップ部30がシャーシの透孔内に内装された状態で傾斜されようとしたときには、ストッパ部36の作用によって傾斜が抑制され、スナップ部30の離脱が防止されることは第1の実施形態と同じである。
【0030】
ここで、本発明のスナップ構造、すなわち前記各実施形態のスナップ部の構造は前記各実施形態に適用したケーブルタイに限られるものではなく、シャーシに設けた開口に取着する実装用部品であれば同様に適用することが可能である。例えば、図14は本発明のスナップ構造をワイヤサドルに適用した第7の実施形態である。ワイヤサドル1Aはシャーシに沿ってワイヤやケーブルを延長支持させるものである。サドル部40は両側片42,42を有する上向きコ字状の本体部41と、この本体部41の両側片42,42の各上端部からそれぞれ若干下方に向けて内側に突出され、かつ各先端部が互いに重なり状態とされた係止片43,43とで構成されており、両係止片43,43の間から本体部41内にワイヤを挿通させれば、両係止片43,43によってワイヤの脱落が防止されるようになっている。なお、ここでは本体部41の両側片42,42には傾倒を防止するために三角状のリブ44,44を設けている。そして、このようなワイヤサドル1Aの本体部41の底面に前記第1の実施形態と同様なスナップ部30を形成している。また、ここではスナップ部30の解除片35,35は本体部41の底面から両側片42,42の各外側にまで膨らんだ状態で延長されている。
【0031】
この第7の実施形態では、第1の実施形態と同様にしてワイヤサドル1Aをシャーシに設けた透孔に取着し、かつ離脱することが可能である。また、この実施形態においても、シャーシの透孔に取着されているワイヤサドル1Aが傾斜されようとした場合に、僅かな角度だけ傾斜された時点でポスト31のストッパ部36の衝接部38の外側面が必ず透孔の内縁部に衝接する状態となり、同時にその直上の当接部37が透孔の開口縁部においてシャーシの上面に当接する状態となり、ポスト31がそれ以上傾斜することが阻止され、スナップ片32,32が縮径されることが防止され、スナップ部30が透孔から離脱されることが防止される。なお、解除片35,35を両側から摘んだ場合に、本体部41の内部に設けられたリブ44,44によって両側片42,42が内側に傾倒することが防止される。
【0032】
また、図15は本発明のスナップ構造を基板サポート1Bに適用した第8の実施形態である。基板サポート1Bはシャーシの表面に沿ってプリント回路基板等の基板を沿設支持させるものであり、その上端側スナップ部30Aが基板に設けられた透孔に基板の下面側から嵌合し、下側スナップ部30がシャーシの透孔に上面側から嵌合することで基板をシャーシ上に支持するものである。そして、この実施形態では、上端側スナップ部30Aには、図17に示した従来のスナップ構造を採用し、下端側のスナップ部30に本発明のスナップ構造を採用した構成となっている。すなわち、短円柱状をした主軸50の上端部にポスト51、一対のスナップ片52,52、当該スナップ片52,52の端部に段部521,521を形成するための突出片53,53、及び一対の脚片54,54を形成して上端側スナップ部30Aを構成する。また、前記主軸50の下端部にポスト31、一対のスナップ片32,32、一対の連結片33,33、一対の脚片34,34、一対の解除片35,35を形成し、さらに前記ポスト31に第1の実施形態と同様に当接部37と衝接部38を含むストッパ部36を形成し、これらで本発明のスナップ構造を構成する。
【0033】
この第8の実施形態では、基板サポート1Bの下端側スナップ部30において、第1の実施形態と同様に当該スナップ部30をシャーシに設けた透孔に取着し、かつ離脱することが可能である。また、この場合においても、シャーシの透孔に取着されている基板サポート1Bが傾斜されようとした場合に、僅かな角度だけ傾斜された時点でポスト31のストッパ部36の衝接部38の外側面が必ず透孔の内縁部に衝接する状態となり、同時にその直上の当接部37が透孔の開口縁部においシャーシの上面に当接する状態となり、基板サポート1Bがそれ以上傾斜することが阻止されてスナップ片32,32が内側に変形されることが防止され、スナップ部30が透孔から離脱されることが防止される。
【0034】
さらに、図16は本発明のスナップ構造を基板サポート1Cに適用した第9の実施形態であり、ここでは上端側スナップ部30aと下端側スナップ部30bの両方に本発明のスナップ構造を採用した構成となっている。すなわち、ポスト31を上端部から下端部にわたって直線状に延長した上で、上端部と下端部にそれぞれ一対のスナップ片32,32を形成し、これらのスナップ片32,32にそれぞれ一対の連結片33,33で連結し、かつ上端部と下端部のそれぞれにおいて前記各連結片33,33に一対の脚片34,34を形成する。また、上下の各スナップ部30a,30bの各連結片33,33を解除片35,35によって連結している。また、前記ポスト31の上端部から下端部までのほぼ全長はストッパ部36として構成されており、その中間領域は当接部37として、上下の各端領域は衝接部38,38としてそれぞれ形成されている。
【0035】
この第9の実施形態では、基板サポート1Cの上端側スナップ部30aは図外の基板に設けた透孔に、また、下端側スナップ部30bは図外のシャーシに設けた透孔にそれぞれ嵌合状態に取着し、かつ離脱することが可能である。これにより基板サポート1Cによってシャーシ上に基板を固定支持することが可能である。また、この実施形態においても、シャーシあるいは基板に対して基板サポート1Cが傾斜されようとした場合に、僅かな角度だけ傾斜された時点でポスト31のストッパ部36の衝接部37の外側面が必ず基板やシャーシの透孔の内縁部に衝接する状態となり、同時に当接部37が透孔の開口縁部において基板やシャーシの表面に当接する状態となり、基板サポート1Cがそれ以上傾斜することが阻止され、スナップ片32P32が内側に変形されることが防止され、各スナップ部30a,30bが各透孔から離脱されることが防止される。
【0036】
以上本発明を種々の実施形態に基づいて説明したが、本発明にかかるスナップ構造は前記各実施形態に記載の構成に限られるものではない。特に、前記各実施形態における連結片は、第8の実施形態からも判るように、解除片と一体でかつ解除片の一部として構成することが可能である。また、本発明のスナップ構造は、シャーシ等に設けられた透孔に取着する構成体のものであれば、当該構成体に対応して適宜一部を変更した形態で本発明を適用することが可能である。例えば、図17に示したケーブルクランプに適用することが可能であることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のスナップ構造は、スナップ片による透孔の嵌合状態を基板の表面側から解除する解除片を設けたスナップ構造において、スナップ片が形成されたポストに、ポストが所定角度以上傾斜されることを阻止するストッパ部を備えているので、基板の透孔内に嵌合されている状態においてポストが傾斜されようとした場合にストッパ部が透孔の内縁部や透孔の開口縁部の基板の上面に衝接し、これらストッパ部と透孔及びシャーシとの当接によってポストがそれ以上傾斜することが阻止され、スナップ片の縮径が防止されてスナップ片での離脱を防止することができる。特に、ストッパ部は板状をしたポストの両側辺に沿ったスナップ片、連結片及び脚片と干渉しない領域にのみ形成されているので、スナップ片と脚片との間で基板を挟持した状態を確保しながらもスナップ片の離脱を防止することができる。また、解除片を操作してスナップ片を縮径した際にもストッパ部がスナップ片に干渉することがなく、スナップ片を透孔との嵌合状態から離脱させることも可能である。これにより、基板の透孔に実装用部品を取着する作業及び当該実装用部品の離脱作業を容易に行うことができ、環境問題の解決策として電気製品のプリント基板や配線をシャーシやパネル等から解体する際の作業を容易にする一方で、取着した実装用部品が基板から簡単に離脱することがなく、部品実装の信頼性を向上した各種電子機器を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をケーブルタイに適用した第1の実施形態の斜視図である。
【図2】図1のケーブルタイの全体正面図である。
【図3】図1のケーブルタイの要部を拡大した正面図、右側面図、底面図、AA線断面図、BB線断面図である。
【図4】第1の実施形態の装着動作を説明する図である。
【図5】他の装着状態を示す斜視図である。
【図6】ケーブルタイを離脱させる動作を説明する図である。
【図7】ケーブルタイが傾斜した状態を示す斜視図である。
【図8】傾斜による離脱防止効果を説明するための正面図とCC線断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の正面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態の正面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態の正面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態の正面図である。
【図13】本発明の第6の実施形態の正面図である。
【図14】本発明をワイヤサドルに適用した第7の実施形態の正面図である。
【図15】本発明を基板サポートに適用した第8の実施形態の正面図である。
【図16】本発明を基板サポートに適用した第9の実施形態の正面図である。
【図17】従来のケーブルクランプの正面図である。
【図18】従来の他のスナップ構造とその問題点を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 ケーブルタイ(実装用部品)
2 シャーシ
3 透孔
10 ベルト部
13 鋸歯部
20 ロック部
22 挿通溝
23 ロック片
30 スナップ部
31 ポスト
32 スナップ片
33 連結片
34 脚片
35 解除片
36 ストッパ部
37 当接部
38 衝接部
C ケーブル
Claims (1)
- ポストと、前記ポストの先端に設けられて径方向に弾性変形可能な矢尻型をしたスナップ片と、前記スナップ片に対向配置される脚片と、前記スナップ片の拡径された一端部にそれぞれ連結片によって連結されて手操作によって前記スナップ片を縮径可能な解除片とを備え、基板に設けられた透孔内に挿入されたときに前記スナップ片が径方向に弾性変形して前記透孔に嵌合され、かつ前記脚片との間に前記基板を挟持するスナップ構造において、前記ポストには前記透孔内において前記ポストが所定角度以上傾斜されることを阻止するストッパ部を備え、前記ストッパ部は、前記ポストが所定角度傾斜されたときに前記透孔の内縁部に衝接される衝接部と、前記ポストが所定角度以上傾斜されようとするときに前記基板の表面に当接される当接部とを備え、前記ポストは前記透孔の径寸法よりも小さい幅寸法の板状に形成され、前記ストッパ部は当該ポストの両側辺に沿った前記連結片及び前記脚片と干渉せず、前記スナップ片が縮径されたときに干渉しない領域においてのみ互いに反対の方向に向けて突出形成され、前記ストッパ部の下半分で構成される衝接部は前記スナップ片が前記透孔に嵌合した状態のときに前記透孔内に進入位置される前記ポストの長さ方向の領域に形成され、前記ストッパ部の上半分で構成される当接部は前記スナップ片が前記透孔に嵌合した状態のときに前記基板の表面に接触ないし近接位置される前記ポストの長さ方向の領域に前記衝接部よりも厚肉に形成されていることを特徴とするスナップ構造。
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