JP4009461B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
半導体装置のテスト方法に関し、特にテスト論理を当該半導体装置に内蔵させ、半導体装置に具備されるRAM或いは論理のテストを実施する半導体装置のテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置のテストを内蔵論理を使って行なう場合、どうしてもその半導体装置に本来求められる機能に比べてテストの優先度が低いためテストを実施する為の内蔵論理のボリュームなどがごく限られる傾向がある。当該半導体装置のテストを行う際に、テストの範囲、テスト項目、テスト時間と、内蔵テスト論理のボリュームが、トレードオフとなる。
【0003】
特開2000−266816号公報(以下、文献1)において、半導体装置に内蔵されたメモリに格納されたテストパターン発生プログラムがテストパターンを半導体装置内の被テスト回路に供給する例が開示されている。被テスト回路の特性評価後、測定データがメモリに内蔵されている判定プログラムに送られ判定される。上記文献1では、被テスト回路をテストするテストパターンが内蔵メモリのテストパターン発生プログラムのみから生成される為、テストパターンのボリュームが限定されるという問題が生じる。
【0004】
特開平10−241399号公報(以下、文献2)及び特開平11−213700号公報(以下、文献3)には、論理チップに組み込まれたDRAMアレイのテストを実施する為の組み込み自己検査(BIST)方法が開示されている。上記文献2、文献3では、DRAMアレイに限定した自己テストの検査法のみが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記文献1、2及び3では、半導体装置の外部にテストパターンを供給するテスタが備えられていない為、テストする範囲及びテスト項目が限定されている。ボリュームの少ない論理により広範囲、複雑、高速なテストを実現することが本発明の課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する為、本発明はRAMを含む半導体装置において、該半導体装置内に内蔵テスト論理を備え、前記半導体装置の外部に設けられたテスト装置により前記内蔵テスト論理に対しテストプログラムを書き込み、前記内蔵テスト論理により前記半導体装置のテストを行う事を特徴とする半導体装置を提供する。
【0007】
さらに、本発明はRAMを含む半導体装置のテスト方法において、前記半導体装置はテスト論理を備え、前記半導体装置の外部に設けられたテスト装置により前記テスト論理に対し、テストプログラムの書き込みを複数回に分けて実施するステップと、前記テスト論理が書き込まれた前記テストプログラムに従って前記半導体装置をテストするステップとを含むことを特徴とするテスト方法を提供することにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施例を図を用いて説明する。まず本発明の実施形態の1つを図1(a)を用いて説明する。図1(a)は半導体チップ101を中央に配置し、該半導体チップ101の外部にテスタ110を設けた構成例を示す図である。
【0009】
図1(a)において、108はDRAMを示す。半導体チップ101には、DRAMテスト用内蔵テスト論理102が搭載される。この内蔵テスト論理102内には、マイクロコード保持回路103、ナノコード内蔵回路104、モードビットレジスタ105、マイクロコード実行制御回路106及びDRAMへのリクエスト生成部107が設けられている。
【0010】
ここで、モードビットレジスタ105は半導体チップ101のテストを実施する際、テストモードを切り替える為のモード切換えビットを有するレジスタである。
【0011】
マイクロコード保持回路103は後述するように図6に示すマイクロコードを内蔵し、ナノコード内蔵回路104は図7に示すナノコードを内蔵している。マイクロコード実行制御回路106はマイクロコードの実行や中断を制御する。
【0012】
半導体チップ101の外部には、内蔵テスト論理102に対するマイクロプログラムの書き込みを行い、DRAM108からのテスト結果をモニタするテスタ110が設けられている。
【0013】
テスタ110からマイクロコード保持回路103に書き込まれたマイクロコードは、マイクロコード実行制御回路106にて実行される。マイクロコード実行制御回路106は、図1(b)に示すようにレジスタX106−1,レジスタY106−2,レジスタA106−3,レジスタB106−4,レジスタC106−5,レジスタDR106−6,レジスタE106−7,レジスタRX106−8を含む。
【0014】
マイクロコード実行制御回路106による制御のもと、106−6に示すデータレジスタDRを使用し、図6に示すマイクロコードを構成するコマンドの内、CYCLE_DRコマンドがデータレジスタ(DR)のRAM書き込み値及び読み出し期待値の入れ替えを行う。その入れ替えられたレジスタ値はリクエスト生成部107に入力される。
【0015】
ここで上記レジスタX,Y,A,B,C,DR,E,RXについて説明する。X、Yはアドレス用レジスタ、A,B,C、Eは予備レジスタ、RXはrefreshレジスタである。DRはDRAM書き込み値及び読み出し期待値を保持しており、加算、減算が可能なレジスタである。
【0016】
又、マイクロコード保持回路103に保持されるマイクロコードには上記レジスタX〜Yのセット、加算、減算、ナノコード内蔵回路104のナノコードの読み出し指示コマンドが記述されている。
【0017】
ナノコード内蔵回路104のナノコードにはDRAMへ供給するRow Address Set信号(RAS),Column Address Set信号(CAS)などが記述されている。しかも、上記マイクロコードにはテストパターン生成手順が記述されており、その生成手順には、DRAMへのアクセス手順も記述されている。
【0018】
さらに、テスタ110からナノコード内蔵回路104に書き込まれたナノコードは、図7に示すように、DRAM内蔵テストモード用14bitデータから構成される。さらに、その14bitデータが16個並んだ形式でリクエスト生成部107に供給される。
【0019】
上記レジスタX〜レジスタRXの値及び14bitデータに基づいてリクエスト生成部107にてDRAMへの書き込み値及び読み出し期待値が生成され出力される。ここで、上記14bitデータは後述するようにRAS,CAS及びもとのプログラムに戻るリターンコマンドRTNから構成される。又、ナノコード内蔵回路104は上述したビット列を保持する回路でも有る。
【0020】
DRAM108は、リクエスト生成部107からの書き込み値を基に実際の読み出し値を出力する。その後、比較回路109にてその読み出し値とリクエスト生成部107から供給される読み出し期待値が比較され、比較結果がテスト結果として上記テスタ110に出力され、モニタされる。
【0021】
ここで半導体チップ101内の内蔵テスト論理102、DRAM108及び比較回路109を含めた論理素子は高周波数クロックにて動作し、半導体チップの機能テストが実施される。他方、テスタ110は上記マイクロプログラムを内蔵テスト論理102に対し書き込むだけであるので、低周波数クロックにて動作すれば充分である。
【0022】
上記比較回路109からのテスト結果として、DRAMが正常に動作している場合、“0”が出力され、DRAMが異常動作の場合、“1”が出力される。テスタ110は、この異常値“1”をモニタしている。
【0023】
ここで比較回路109について、その機能をさらに詳細に説明する。複数のDRAM別々に読み出し値と読み出し期待値との一致チェックを行ない、全DRAMを別々にテストする方法がある。
【0024】
他に書込み時は全DRAMに対し同時に書込みを行ない、読み出し時は各DRAM別々に読み出し期待値との一致チェックを行なう事により全DRAMをテスト可能にする方法もある。全DRAMの読み出し値と読み出し期待値の比較結果をテスト結果として出力するのには時間を要するが、DRAMにエラーが有るか無いかを調べたい場合は、この情報は有益である。
【0025】
図2は本願発明に関わる半導体装置のテストを実行する為のフローチャートを示す。
【0026】
半導体チップの電源投入後、ステップ201にて半導体チップ101全体のリセットを行う。次のステップ202にて図1に示すテスタ110が1回目のマイクロプログラムを内蔵テスト論理102内のマイクロコード保持回路103及びナノコード内蔵回路104に書き込む。
【0027】
ステップ203で内蔵テスト論理102によるマイクロプログラムの解読を実施する。次にステップ204で解読されたマイクロプログラムに従い、DRAMのテストを実行する。ステップ205にて、テスト結果の判定を実施し、テスタ110にテスト結果が出力され、テスト終了となる。
【0028】
ここで、ステップ203からステップ205までの処理は、半導体チップ101(図1(a))内にて実施される。
【0029】
図3は、図2に示す1回目のマイクロプログラム書き込みから内蔵テスト論理による解読を経てテストの実行及びテストの判定を実施する処理を2回目以降n回目まで複数回実施する為のフローチャートを示している。このように複数回に分けて行うことにより、少ないマイクロプログラムの物量で広範囲、複雑かつ高速なテストの実行が可能となる。
【0030】
前述した半導体チップ101が備える内蔵テスト論理によるテストは上記DRAM以外にSRAMにも適用可能である。
【0031】
次に本発明の他の実施形態として、キャッシュチップ101の機能をテストする機能テストモードによるテストの構成例を図4に示す。
【0032】
図4に示されている内蔵テスト論理102内の各ブロックの働きは図1に示す内蔵テスト論理102と比較した場合、以下の事が述べられる。リクエスト生成部401、レスポンスの生成部402、テスト結果判定部403、リクエスト終了判定部404及びモードビットレジスタ105以外のブロックでは実質的に同じ機能を有する。
【0033】
図1との更なる相違点として、図4ではキャッシュを構成するDRAM405に加え、論理部414,415、制御部413が設けられ、セレクタ408〜412が追加されている。このセレクタ408〜412により、DRAM405、論理部414,415、制御部413の機能テストモードと通常動作モードが切替えられる。ここで、通常動作モードにおける信号線は点線にて明記され、機能テストモードにおける信号線は実線にて明記される。
【0034】
図4においてテスタ110が図1にて前述したようにキャッシュチップ101の外部に設けられる。テスタ110は内蔵テスト論理102に対し、マイクロプログラムの書き込みを行い、テスト結果判定部403からのテスト結果のモニタなどを実施している。
【0035】
次に上述した機能テストモードと通常動作モードについて以下に説明する。図5はプロセッサ430、キャッシュチップ101及びメインメモリコントローラ431から構成され、通常動作モードにおけるブロック構成図を示す。
【0036】
通常動作モードにおいて、キャッシュチップ101はプロセッサ430から出力されるリクエスト1を受けて以下に示す2通りの動作を実施する。
【0037】
(i)プロセッサ430からのリクエスト1を受けて、キャッシュチップ101は上記リクエスト1を処理する。次に、キャッシュチップ101はリクエスト1をリクエスト2としてメインメモリコントローラ431に転送する。メインメモリコントローラ431はリクエスト2を受信して、処理する。その後、メインメモリコントローラ431はレスポンス2をキャッシュチップ101に返信する。キャッシュチップ101はレスポンス2を受信し、処理する。その後、キャッシュチップ101はレスポンス2をレスポンス1としてプロセッサ430に転送する。
【0038】
(ii)プロセッサ430からのリクエスト1を受けて、キャッシュチップ101は上記リクエスト1を処理する。その後、キャッシュチップ101はレスポンス1をプロセッサ430に対し返信する。
【0039】
ここで、リクエスト1は図4に示すAddress/Control417及びData418であり、リクエスト2はAddress/Control421及びData422である。レスポンス1はControl416及びData419であり、レスポンス2はControl420及びData423である。
【0040】
次に機能テストモードにおける図4の各ブロックの動作について説明する。
【0041】
リクエスト生成部401は、モードビットレジスタ105から供給されるモード切換えビットに従い、キャッシュチップ101を機能テストモードに切り替える。内蔵テスト論理102によるマイクロコード保持回路103内のマイクロコード(図6)の解読により、CALLコマンドに従い、ナノコード内蔵回路104のナノコード(図7)が読み出される。
【0042】
リクエスト生成部401はナノコード内蔵回路104から出力される機能テストモードに使用される14bitデータ(図7)を受信する。この14bitデータを基に、リクエスト生成部401は、セレクタ410へ疑似プロセッサデータ425を供給する。又、上記14bitデータを基に、リクエスト生成部401は、セレクタ409へ疑似プロセッサリクエスト426を与える。セレクタ409は疑似プロセッサリクエスト426を制御部413に転送し、疑似プロセッサリクエスト426は制御部413にて処理される。制御部413はレスポンス生成部402に対しプロセッサへのレスポンス428を返信する。
【0043】
この際、制御部413はレスポンス428と同一の信号Control416を図5に示すプロセッサ430に対しレスポンスとして返信する。しかし、キャッシュチップ101が機能テストモードに切り替わっているので、Control416はプロセッサ430にて無視される。
【0044】
さらに、制御部413はテスト結果判定部403に対し、同様にプロセッサへのレスポンス428を返信する。セレクタ410は疑似プロセッサデータ425を論理部415に転送し、疑似プロセッサデータ425は処理される。
【0045】
疑似プロセッサリクエスト426はセレクタ409を介して制御部413に転送され、制御部413にて処理される。その後、制御部413からメモリコントローラへのリクエスト427をレスポンス生成部402に対し返信する。
【0046】
この際、制御部413はリクエスト427と同一の信号Address/control421を図5に示すメインメモリコントローラ431に対し、リクエストとして転送する。しかし、キャッシュチップ101が機能テストモードに切り替わっているので、Address/control421はメインメモリコントローラ431にて無視される。
【0047】
レスポンス生成部402は、制御部413からのメモリコントローラへのリクエスト427を受けて、疑似メモリコントローラレスポンス430をセレクタ411を介して制御部413に返信する。レスポンス生成部402は、同じリクエスト427を受けて、疑似メモリコントローラデータ431をセレクタ412を介し論理部415に返信する。レスポンス生成部402は、プロセッサへのレスポンス428を受けて、セレクタ408を介し、疑似プロセッサレスポンス429を制御部413に転送する。
【0048】
テスト結果判定部403は、Signature生成信号とプロセッサへのレスポンス428との内容が合っているか否かをパリテイをみてチェックする。Signature生成信号は、マイクロコード実行制御回路106からテスト結果判定部403に供給される信号である。
【0049】
テストが全て終了の際には、テスト結果判定部403は13bitデータであるSignature(テスト結果)を生成し、テスタ110に出力する。
【0050】
リクエスト終了判定部404は、リクエストの終了を判定し、その判定結果によりマイクロプログラムの実行の中断を制御並びに監視する。詳しく説明すると、DRAM405の機能テストを行なう際、DRAMが受付可能なリクエストには限りがあることがある。受付けてもらえる様にリクエストを作成するのは非常にむずかしいか、または機能テストが不十分にしか実行できなくなる。
【0051】
そこで受け付けられたリクエストの終了を監視しリクエストが受け付けてもらえるように、必要であれば、マイクロプログラムを中断させるような論理を設ける。当該論理が有ればテストパターンの作成者はDRAMが受付可能なリクエストの数などを気にせずに済み、複雑なテストパターンを作成せずに済む。
【0052】
図6は、図1(a)及び図4に示すマイクロコード103を詳細に示したフォーマットテーブルである。
【0053】
前述した図2及び図3に示すフローチャートにおける内蔵テスト論理102に依るマイクロプログラムの解読の際、マイクロコード103が読み出される。このマイクロコード103の内、CALLコマンドはナノコードを読み出すコマンドである。当該ナノコードが読み出された後、図7に示すナノコードの内、DRAM内蔵テストモード或いは半導体装置の機能テストモード用のRTNコマンドに従い、再度マイクロコードに戻る事が出来る。BRNCは、分岐指示コマンドである。CNTLは制御コマンドであり、LDIはレジスタに値を読み込むコマンドである。ADD及びSUBはレジスタの計算を実施するコマンドである。
【0054】
さらにCALLコマンドに関連したnanoAddrコマンドはナノアドレスが指定出来るコマンドである。
【0055】
上記BRNCコマンドは、BrConditionにより指示された条件成立でmicroAddrにより指定されたmicroCodeへの分岐指示をする。
条件不成立の場合は、後続microCodeを実行する。
【0056】
上記CNTLコマンドは、主に以下に示す各種命令コマンドに分けられ、そのコマンドの機能をさらに詳細に述べる。
【0057】
ENDはmicroCodeの終了指示コマンドを示す。CYCLE_DRはDRAMをテストする際にテストに使用されるプログラムを実行し易くするコマンドである。このCYCLE_DRコマンドの実際の動作は、先述したようにDRAMへの書込みデータ格納用データレジスタDR(0−15)とDRAM読み出しの期待値データ格納用のデータレジスタDR(16−31)の値を入れ替える事である。
【0058】
上記LDIコマンドは、immediate値(即値)をレジスタA(0−7)あるいはデータレジスタ(0−7)に読み込むコマンドである。上記ADDコマンドは、Source0(0−2)と Source1(0−2)で指示されたレジスタの格納値あるいは即値を加算して、その結果をDest(0−2)で指定されるレジスタに格納する。上記SUBコマンドは、Source0 − Source1 の減算を行う。
【0059】
図7は、ナノコード104を詳細に示したフォーマットテーブルである。このテーブルは、図1(a)に示すDRAM内蔵テストモード及び図4に示すキャッシュチップの機能テストモードから成る2つのテストモードにて使用されるナノコードを示す。
【0060】
先述したように図4に示す内蔵テスト論理102内のモードビットレジスタ105はモード切り替えビットを有する。このモード切り替えビットは上述した2つのテストモードの内、いずれかのモードに変更する為に設けられている。
【0061】
上記DRAM内蔵テストモードに用いられるナノコードは、主にRAS、CAS、RTNのコマンドから構成される。図1(a)に示すナノコード内蔵回路104は、このRAS、CAS、RTNコマンドを含む0から13bitまでの14bitデータをリクエスト生成部107へ供給する。
【0062】
上述した半導体チップの機能テストモードに用いられるナノコードは、主にCmd(0−5)及びRTNコマンドから構成される。ここで、Cmd(0−5)コマンドはリクエスト生成部401(図4)からセレクタ409を介して制御部413へ与えられるコマンドである。又、RTNコマンドは図6に示すマイクロコードに戻る為に設けられたコマンドである。
【0063】
この機能テストモードを表す14bitデータは図4にて前述した疑似リクエスト作成のためのコマンドに相当する。この14bitデータはナノコード内蔵回路104からリクエスト生成部401へ送信される14bitデータと同一である。
【0064】
以上に本発明の各実施形態に依る半導体装置の特徴を記述したが、さらに、本発明の半導体装置は、以下に示す項目(a)から(g)の特徴点を有する半導体装置として提供することも可能である。
【0065】
(a)RAMを含む半導体装置において、該半導体装置内に内蔵テスト論理を備え、前記内蔵テスト論理は前記半導体装置の外部に設けられたテスト装置により書き込まれるテストプログラムを解読し、前記半導体装置のテストを行うことを特徴とする半導体装置。
【0066】
(b)前記半導体装置内の前記内蔵テスト論理による前記テストを行う際に、複数回に分けて書き込まれた前記テストプログラムを解読し、テストを実行することを特徴とする、上記(a)に記載の半導体装置。
【0067】
(c)前記内蔵テスト論理による前記テスト装置から書き込まれた前記テストプログラムの解読、前記テストプログラムに従う前記テストの実行、及び前記テスト結果の判定を複数回実行することを特徴とする、上記(b)に記載の半導体装置。
【0068】
(d)前記内蔵テスト論理は前記RAMに対する書込み値と読み出し期待値を生成するテスト回路を有し、該テスト回路は前記書き込み値と読み出し期待値を使用し、前記RAMのテストを行うことを特徴とする、上記(c)に記載の半導体装置。
【0069】
(e)前記半導体装置はDRAMと論理の混載半導体装置から成り、前記内蔵テスト論理は前記DRAMのテストモード及び前記混載半導体装置の機能テストモードを切り替えテストする為のモード切換えビットを備え、前記モード切換えビットの設定に基づき、前記内蔵テスト論理は前記DRAM及び前記混載半導体装置の機能の何れかをテストすることを特徴とする、上記(b)に記載の半導体装置。
【0070】
(f)前記テストプログラムは、第1コード及び第2コードを含み、前記第1コードは前記第2コードを読み出す第1コマンドを有し、前記第1コードが前記内蔵テスト論理により解読されると、前記第1コマンドに従い前記第2コードが読み出され、前記第2コードが有する第2コマンドに従い、前記内蔵テスト論理は前記半導体装置の機能をテストすることを特徴とする、上記(e)に記載の半導体装置。
【0071】
(g)前記内蔵テスト論理は低周波数にて書き込まれた前記テストプログラムを解読し、前記半導体装置を高周波数にてテストすることを特徴とする、上記(f)に記載の半導体装置。
【0072】
しかも、前述した半導体装置をテストする方法として、以下に示す項目(I)から(III)の特徴を有するテスト方法を提供することも可能である。
【0073】
(I)RAMを含む半導体装置のテスト方法において、前記半導体装置はテスト論理を備え、前記半導体装置の外部に設けられたテスト装置により前記テスト論理に対し、テストプログラムの書き込みを複数回に分けて実施するステップと、
前記テスト論理が書き込まれた前記テストプログラムに従って前記半導体装置をテストするステップとを含むことを特徴とするテスト方法。
【0074】
(II)前記実施するステップは、前記テスト装置による前記テストプログラムの書き込み、前記テスト論理による前記テストプログラムの解読、前記テストプログラムに従うテストの実行、及び該テスト結果の判定を複数回実行するステップを含むことを特徴とする、上記(I)に記載のテスト方法。
【0075】
(III)前記テスト論理がモード切換えビットを有し、前記モード切換えビットは前記RAMのテストモードと前記半導体装置の機能テストモードを切り替えテストする為に前記テスト論理内に設けられることを特徴とする、上記(I)に記載のテスト方法。
【0076】
【発明の効果】
以上のように本発明によりDRAM、論理混載半導体装置の内蔵論理によるテストにおいて少ない物量で広範囲、複雑かつ高速なテストの実行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はキャッシュチップが備える内蔵テスト論理に対しテスタからマイクロプログラムを書き込み、DRAMのテストを実施する為の基本構成を示す図であり、図1(b)は図1(a)のマイクロコード実行制御回路106内部のレジスタ群を示した図である。
【図2】図1(a)に示す内蔵テスト論理に対しテスタによる1回目のマイクロプログラム書き込みから内蔵テスト論理による解読を経てテストの実行及びテストの判定を実施する処理を示すフローチャート図である。
【図3】図2に示す1回目のマイクロプログラム書き込みから内蔵テスト論理による解読を経てテストの実行及びテストの判定を実施する処理を2回目以降n回目まで複数回実施する為のフローチャート図である。
【図4】キャッシュチップが備える内蔵テスト論理による機能テストを実施する為の構成図である。
【図5】図4に示すキャッシュチップがプロセッサ及びメインメモリコントローラ間で通常動作する場合のブロック図である。
【図6】マイクロコードのフォーマットを示す図である。
【図7】ナノコードのフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
101…キャッシュチップ、102…内蔵テストユニット、103…マイクロプログラム保持回路、104…ナノコード内蔵回路、105…汎用レジスタ、107、401…リクエスト生成部、402…レスポンスの生成部、404…リクエスト終了判定部、404…Signature生成部、108…DRAM、405…論理部。
Claims (2)
- RAMと論理が混載する半導体装置において、該半導体装置内に内蔵テスト論理を備え、前記内蔵テスト論理は前記半導体装置の外部に設けられたテスト装置により複数回に分けて書き込まれるテストプログラムを順次解読し、前記半導体装置のテストを複数回に分けて行う半導体装置であって、
前記内蔵テスト論理は前記RAMのテストモード及び前記混載する半導体装置の機能テストモードを切り替えてテストするためのモード切換えビットを備え、前記モード切換えビットの設定に基づき、前記内蔵テスト論理が前記RAM及び前記混載する半導体装置の機能の何れかをテストする半導体装置であって、
前記テストプログラムは、テストパターン生成手順を記述したマイクロコード及びテスト対象へ供給する信号を記述した前記マイクロコードとはフォーマットが異なるナノコードを含み、前記内蔵テスト論理は前記マイクロコードを格納する第1の格納手段と前記ナノコードを格納する第2の格納手段を備え、前記マイクロコードは前記ナノコードを読み出す第1コマンドを有し、前記ナノコードはRAMテスト用と機能テスト用から成り、前記マイクロコードが前記内蔵テスト論理により解読されると、前記第1コマンドに従い前記RAMテスト用ナノコード又は機能テスト用ナノコードの何れかが読み出され、前記内蔵テスト論理は前記半導体装置のテストをすることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1において、
前記内蔵テスト論理は低周波数にて書き込まれた前記テストプログラムを解読し、前記半導体装置を高周波数にてテストすることを特徴とする半導体装置。
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