JP4009290B2 - ケース - Google Patents
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Description
本発明は、ディスク状情報媒体を回転自在に収納したカートリッジを収納するケースに関する。
ディスク状情報媒体を収容したカートリッジは、例えば光磁気ディスクカートリッジが知られている。当該カートリッジを係止収容するケースとしては、例えば特開平5−278772号公報(段落番号0021〜同0049、図1、図7)(特許文献1)に開示されているように、天板部と底板部とを突き合わせて結合したスリーブケースの切欠を備えた開口部から、カートリッジのシャッターを開放方向に挿入し、挿入奥に当該カートリッジのシャッター係合側面と当該シャッター係合側面に対応する側面とに備えた一対の穴に係合する係止部によりカートリッジを係合収容し、スリーブケースからカートリッジを取り出す際には、開口部に備えた切欠から露出するカートリッジを把持し引き出すディスクカートリッジ用ケースが提案されている。
上記特許文献1で提案されている技術は、カートリッジとケースとが摺動係合する面は、シャッターと上下ハーフとが摺動するシャッター摺動側面及び当該シャッター摺動側面に対向する側面であり、当該両側面は基本的には平坦面の中に凹みを部分的に備えるため、カートリッジの厚みを収納する溝を備えることが必須であり、ケースの厚みが厚くなる課題がある。
本発明の目的は、カートリッジに収納したディスクに対して略垂直な方向に沿った厚みを薄くすることができ、しかもカートリッジに収納したディスクに埃等の異物が付着することを抑制することができるケースを提供することにある。
本発明に係るケースは、略矩形形状の底板と、前記底板を形成する相対向する一対の辺からそれぞれ立設した第1側板および第2側板とを備え、前記一対の辺に直交する何れか一方の辺側を挿入口とし、他方の辺側に向けて収納物を挿入して収容するケースであって、前記第1側板と前記第2側板とが対面する前記第1側板の内面には、前記第1側板の内面に平行な頂上面を有する第1リブが、前記第1側板の内面と前記頂上面との間の立設距離D1で設けられており、前記第2側板と前記第1側板とが対面する第2側板の内面には、前記第2側板の内面に平行な頂上面を有する第2リブが、前記立設距離D1よりも短い立設距離D2で、前記第1リブと対向するように設けられており、前記第1リブよりも前記挿入口側の前記第1側板の内面には、前記第1側板の内面に平行な頂上面を有する第1突起部が前記立設距離D1よりも短い立設距離D3で設けられており、前記第2リブの頂上面と前記第1側板の内面との間の空間距離D4と、前記第1突起部の頂上面と前記第2側板の内面との間の空間距離D5とは共に、前記第1側板と前記第2側板との対向方向における前記収納物の幅D6が遊挿することができる長さになっていることを特徴とする。
本発明に係るカートリッジのシャッターを開放する方法は、円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁と、前記第1側壁および前記第2側壁と前記前壁との境界線からそれぞれ相対向する側壁側に段差を有する溝部とを備えるカートリッジを、請求の範囲1記載のケースに挿入して前記カートリッジの前記シャッターを開放する方法であって、前記カートリッジを前記ケースの前記挿入口へ挿入する第1の工程と、前記第1側壁に形成した前記溝部に沿って前記第1突起部を挿入する第2の工程と、前記前記第1側壁に形成した溝部に沿って前記第1リブを挿入し、かつ、前記第2側壁に形成した溝部に沿って前記第2リブを挿入する第3の工程と、前記第2の工程と前記第3の工程との間で、前記シャッターを開閉する開閉係合部が前記第1突起部に係合することで、前記シャッターを開放することを特徴とする。
本実施の形態に係るケースにおいては、第2リブの頂上面と第1側板の内面との間の空間距離D4と、第1突起部の頂上面と第2側板の内面との間の空間距離D5とは共に、ケースに収納する収納物が挿入口を通って挿入される挿入方向に直交する方向に沿った収納物の幅D6と略等しくなっている。このため、収納物を収納する際に、ケースの底板に対向する収納物の面が何れであっても、第1突起部と第2側板の内面との間の空間距離D5、及び第2リブと第1側板の内面との間の空間距離D4が収納物の挿入限界を規定すると共に、収納物のケースへの挿入方向さえ同一であれば、ケースの底板に対向する収納物の面の表裏に拘わらずケースに装着することができる。
この実施の形態では、前記第1突起部よりも前記挿入口側の前記第1側板の内面には、前記第1側板の内面に平行な頂上面を有する第2突起部が前記立設距離D3で設けられており、前記第1突起部と前記第2突起部との間における前記第1側板の内面には、前記立設距離D3以下の立設距離D7でラックが設けられていることが好ましい。
第2突起部及び/またはラック部に収納物の側壁が摺動係合するため、収納物挿入に際しての収納物の側壁方向に不均一な力を付与することで、例えばケースの第1突起部と第2側面とに収納物の前側の角が当接しながら挿入される抵抗が抑制でき、収納物のケースへの挿入精度が向上する。なお、第2リブを備える第2側板の内面であって第2突起部に対向する位置よりも挿入方向奥側に、第2リブよりも立設距離が短い第3リブを備える構成を採用すると、収納物の側壁方向への挿入抵抗がさらに軽減されるため望ましい。なお、第3リブの立設距離は第2リブの立設距離よりも短いため、第3リブ頂上面と第1リブを立設した側面との距離は、収納物をケースに挿入する方向に直交する収納物の幅よりも長くなるが、ケースに対する収納物の挿入開始時点では大凡のガイドができる遊挿関係であることが好ましいため、第3リブの立設距離を第2リブの立設距離と同一にする構成よりも好ましい。
前記収納物は、円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁とを備えるカートリッジであり、前記第1側壁が前記前壁に係合する係合線から前記後壁に向けて前記上ハーフおよび前記下ハーフの間隙の略中央部に前記第2側壁方向に段差を有する前記第1側壁の一部に形成された第1部分段差溝と、前記第1部分段差溝に対向する位置であって前記第2側壁に前記第1側壁方向に段差が形成された第2部分段差溝とを有しており、前記第1部分段差溝に前記第1突起部と前記第1リブとが摺接し、前記第2部分段差溝に前記第2リブが摺接することで、前記カートリッジを挿入する構成が好ましい。
挿入口からカートリッジを挿入する際には、先ず第1部分段差溝が第1突起部と係合し、次いで第1突起部の頂上面と第2側板の内面との空間距離D5が当該カートリッジの挿入方向に直交する幅方向(D6)を遊挿することで大凡の位置決めができ、ケースへの挿入動作が進行するに連れ、第1リブと第2リブとが第1部分段差溝と第2部分段差溝それぞれに摺接することで、ケースに対するカートリッジの位置が決定するため、カートリッジのケースに対する挿入精度を向上できる。なお、ケース底板に対向するカートリッジの上ハーフとしたハーフとを逆向きにして挿入する場合(すなわち、ケースの第1側板とカートリッジの第2側壁側を係合させる)であっても全く同様に挿入およびケースに対するカートリッジの位置が決定できる。
また、ケースに収納する収納物がカートリッジであって、当該カートリッジの前記前壁に係合する前記上ハーフおよび前記下ハーフの前辺は円弧形状を形成し、前記シャッターは前記円弧形状に沿って回動することによって前記開口窓部を開閉し、前記開閉係合部材は、前記第1側壁における前記上ハーフと前記下ハーフとの略中央部に前記第1側壁全長に亘り前記第2側壁側に段差を有する全長段差溝に備え、前記第2突起部が係合する第1の穴および第2の穴が形成されており、かつ、前記第1の穴と前記第2の穴との間に前記ラックと係合するギヤ部を含む構成が好ましい。
第1リブ、第1突起部、ラック部及び第2突起部を立設したケースの第1側板の内面である側面とカートリッジの全長段差溝とを係合させる方向でカートリッジをケースに挿入すると、ケースへの装着動作だけでカートリッジのシャッターを開放またはケースからの挿脱動作だけでカートリッジのシャッターを閉塞でき、逆に第2リブを立設したケースの側面とカートリッジの全長段差溝とを係合させる方向でカートリッジをケースに挿入すると、シャッターは開放・閉塞動作はせずにカートリッジをケースに装着でき、ケースに対するカートリッジの表裏の向きによりシャッターの開放・閉塞動作の有無を選択することができる。その結果、例えばカートリッジをケースに装着した状態で当該カートリッジに収納したディスク状情報媒体のクリーニングが可能と成す構成、例えばカートリッジの挿入方向の後ろ側に当該カートリッジに収納したディスク状情報媒体を取り出す扉を備えると当該扉から当該ディスク状情報媒体をカートリッジから取り出しカートリッジ非対応の記録再生装置に適用できる。
なお、ケースの前記底板を介して前記挿入口に対向する他方の辺から、前記第1側板および前記第2側板と同一高さで立設する第3側板を備える構成を採用すると、底板に第1側板と第2側板とを備える構成に比べ機械強度が向上すると共に、カートリッジ等の収納物の挿入方向に対する挿入限界を、第3側板で規定することができるため好ましい。
前記収納物は前記挿入口から挿入する前壁と、前記前壁の前記第1側板および前記第2側板それぞれに対向する第1側壁および第2側壁を備える箱状であり、前記底板と平行に前記第1の前壁と前記前壁との係合部分から延在しD8の陥没を有する第1の底部を有する第1の部分段差溝と、前記底板と平行に前記第2の前壁と前記前壁との係合部分から延在しD8の陥没を有する第2の底部を有する第2の部分段差溝とを備え、前記収納物が収納された状態において、前記第1の底部と前記第2の底部との間の距離D9が、前記第1リブの頂上面と第2リブの頂上面とが嵌合する構成を備える構成によると、挿入口側を下に傾けた場合でもカートリッジ等の収納物がケースから落下することを抑制できると共に、収納物の挿入方向の位置決めができるため好ましい。
前記底板に対して平行な前記第1側板の何れかの辺、前記底板に対して平行な前記第2側板の何れかの辺、前記挿入口を形成する前記底板の辺、前記挿入口を形成する前記底板の辺に前記底板を介して対向する辺、または前記底板に対して平行な第3側辺の何れかの辺を回動軸とする蓋体を備える構成を採用すると、カートリッジ等の収納物をケースに装着した状態で長期保存する場合でも、当該収納物に埃等が付着することを抑制できるため好ましい。
本実施の形態に係るカートリッジのシャッターを開放する方法においては、円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁と、前記第1側壁および前記第2側壁と前記前壁との境界線からそれぞれ相対向する側壁側に段差を有する溝部とを備えるカートリッジを、ケースに挿入して前記カートリッジの前記シャッターを開放する方法であって、前記カートリッジを前記ケースの前記挿入口へ挿入する第1の工程と、前記第1側壁に形成した前記溝部に沿って前記第1突起部を挿入する第2の工程と、前記前記第1側壁に形成した溝部に沿って前記第1リブを挿入し、かつ、前記第2側壁に形成した溝部に沿って前記第2リブを挿入する第3の工程と、前記第2の工程と前記第3の工程との間で、前記シャッターを開閉する開閉係合部が前記第1突起部に係合することによって、シャッターの開放動作を終了させる。
従って、ケースに対するカートリッジの挿入向きは同一であっても、ケースに対するカートリッジの装着・挿脱動作に応じてシャッターの開放・閉塞動作を生起する構成と、ケースに対するカートリッジの装着・挿脱動作によってもシャッターは開放・閉塞動作を生起しない構成とをケースに挿入するカートリッジの表裏で自由に選択することができ、しかもケースに対するカートリッジの装着・挿脱によりシャッターが開放・閉塞動作を行う場合は、シャッターが開放し開口窓から一部露出する円盤状情報媒体の面は、記録再生装置でき録再生を行う情報層の面であるため、例えば当該情報層のクリーニングを行う際に有用となる。
また、本実施の形態に係るカートリッジのシャッターを開放する方法においては、円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁と、前記前壁に係合する前記上ハーフおよび前記下ハーフの前辺は円弧形状を形成し、前記第1側壁および前記第2側壁と前記前壁との境界線からそれぞれ相対向する側壁側に段差を有する溝部と、前記シャッターは前記円弧形状に沿って回動することによって前記開口窓部を開閉させる前記第1側壁に形成し、第1の穴、第2の穴および前記第1の穴と前記第2の穴との間にギヤ部とを有する開閉係合部材とを備えるカートリッジを、請求の範囲2記載のケースに前記カートリッジを挿入して前記カートリッジのシャッターを開放する方法であって、前記カートリッジを前記ケースの前記挿入口へ挿入する第1の工程と、前記第1側壁に形成した前記溝部に沿って前記第2突起部を挿入し、前記開閉部材に備える第1の穴に前記第2突起部を係合させる第2の工程と、前記ケースの前記第1側板に設けられた前記ラックと前記ギヤ部とを係合させ前記シャッターを回動する第3の工程と、記第1側板に設けられた前記第1突起部と前記第2の穴とを係合させることによって、前記シャッターの開放動作を終了させる。
従って、カートリッジに備える第1の穴、ギヤ部及び第2の穴を備える開閉係合部材が、全長段差溝で第1突起部、ラック部及び第2突起部と係合することにより、シャッターを回動により開放することで開口窓部を開口することができる。また、ケースに装着状態で開放したシャッターを閉塞するには、カートリッジをケースから取り出すだけで逆の経路を辿ることで達成できる。なお、逆に全長段差溝を第2リブを立設した側面と係合させると、シャッターは開放することなくカートリッジをケースに装着することができる。
本発明に適用できるカートリッジとしては、基本的には下ハーフと上ハーフとの界面を融着、接着またはねじ等で一体化した形態であり、当該一対のハーフの中にディスク状情報媒体(以下、ディスクと称する)を収納するディスク収納部を備える。下ハーフには、ディスクの一部を露出し、記録及び/または再生(以下、録再と称す)を光学的に行う光ピックアップと、スピンドルモータ等のディスクを回転する回転手段と一体化しディスクを載置するターンテーブルとを挿入できる開口窓部とを備える。また、上ハーフはディスク収納部内にディスクを収納保持するように下ハーフと係合する機能を備えればよく、例えば上ハーフ全面を覆う板状であっても良く、下ハーフと同様の開口窓部を備えても良く、上ハーフ側のディスク面をほぼ全面露出しディスクの外周部近傍のみでディスク収容部を塞ぐ露出孔を備えても良い。さらに、カートリッジの一つの側壁、下ハーフ、または上ハーフの何れかに扉部を備え、当該扉部を解放することでカートリッジに収納したディスクを取り出せる構成を備えても良い。当該扉部を解放した履歴をカートリッジに残す履歴指示部を備えても良い。
また、カートリッジと係合するシャッターを備え、当該シャッターは、記録及び/または再生装置(以下、録再装置と称す)にカートリッジが装着されディスクが録再位置にあるときに開口窓部を解放し、録再位置から抜け出したときには当該開口窓部を閉塞状態にする機能を有すればよい。当該シャッターの開放・閉塞動作は、開口窓部の一対の直線に略直交する方向に直線往復移動する構成、またはディスクの略中心孔周りに往復回動する構成であっても何れでも良い。録再装置に備えるシャッターオープナと称される部材によってシャッターの開放・閉塞自体は生起されるが、当該シャッターオープナと係合するシャッター係合部はカートリッジに備える必要があり、シャッター係合部は例えば特許文献1に記載のカートリッジのようにディスクの周辺に垂直な方向(いわゆる厚み方向または高さ方向等と称されるが、本明細書では厚み方向と称す)のシャッター側壁に備えた凹部、シャッター側側壁が係合するカートリッジの側壁(以下、シャッター側側壁または全長段差溝側壁と称す)より当該シャッター側側壁が突出した構成の場合には当該突出部、シャッターと係合するシャッター側側壁に隣接しカートリッジの厚み方向を規制する側壁(以下、側端壁または前側側壁と称す)に備えシャッターに係合する凸状または凹状の被係合部の何れであっても適用可能である。但し、上記被係合部をシャッター係合部として採用する場合には、側端壁にカートリッジに収納したディスク方向に所定の深さを有する溝部を備え、当該溝部内に被係合部を略埋没させた構成を採用すると、カートリッジの側端壁から被係合部が突出しないため一般的である。また、シャッターが往復回動する構成の場合には、シャッターの外形形状を回動中心から円弧状に加工することでシャッターの回動動作が円滑に行える。なお、シャッターの外形形状を円弧状に加工する場合には、側側壁も円弧状に加工することもできる。
本発明のケースの形状は、カートリッジをケース内部に挿入し収容する構成を基本とするため、収容したカートリッジに対し略平行な板部と、カートリッジの挿入方向(以下、縦方向と称し、カートリッジの縦方向の長さをカートリッジの縦と称し、ケースの縦方向の長さをケースの縦と称す)に直交する当該板部の端面から一対の側面を立設したコの字状に、当該板部に略平行に当該側面から立設するリブ及び突起部を備える。また、本発明のケースにカートリッジを収容する際には、板部に対し略平行に側面からカートリッジを摺動挿入するため、板部の4つの端面の何れかは側面を備えない開放側面とする。
当該板部のカートリッジ挿入方向に関しては、カートリッジの長さ以上あれば基本的によいが、カートリッジの挿入側(以下、前側またはカートリッジの前側と称す)をケースの側面で係止する構成では、ケースの前側に第3側板の内面(以下、前側側面と称す)を備える構成となり、カートリッジの縦と前側側面の厚みとを勘案してケースの縦を設定すればよい。なお、前側側面を備えると、ケースの機械的強度が増加するため好ましい。また、底板のカートリッジ挿入方向に直交する方向(以下、幅方向と称し、カートリッジの幅方向の長さをカートリッジの幅と称し、ケースの横方向の長さはケースの幅と称す)に関しては、カートリッジの幅と底板の両端面から立設した一対の側板内面の空間距離とを基本とし、当該一対の側面の内側にカートリッジの幅が挿入できればよい。但し、両側面それぞれから立設するリブの立設距離は、カートリッジの上ハーフと下ハーフとの距離等の形状も勘案して決定される。
また、底板に対し垂直方向のケースの長さ(以下、ケースの厚みと称する)は、上述したようにケースの一対の側面がカートリッジの側壁に係合して保持収容する構成であるため、基本的にはカートリッジの厚みと底板の板厚の距離以下で良いが、例えばカートリッジに溝部を備える場合では上ハーフまたは下ハーフの主面から当該溝部までの厚みで対応できるため、ケースの厚みを薄くできる。なお、本発明のケースは上述したように底板に対向する面(以下、対向面と称す)は空洞を前提としているが、当該対向面を覆う蓋体を備えても良い。蓋体を備えると、カートリッジをケース内に収容してカートリッジを持ち歩く場合等に、埃等の異物にカートリッジが接することが抑制できるため好ましいが、蓋体の厚みだけケースの薄型化が損なわれる。
次に、本発明のケースに収容するカートリッジと、ケースを構成する要素との関係について説明する。なお、上述したように本発明のケースに対しカートリッジを挿入収容する要因は、カートリッジの側壁とケースの側面及び/または側面に立設したリブや突起部との係合及び相互の距離である。距離関係については前述したとおりであるため、以下係合関係を中心に説明する。
一般に、光学的に情報信号を録再するディスクを収納するカートリッジを録再装置に装着するには、当該カートリッジをトレイと称される受け皿に載置する。トレイ上にカートリッジを正確に載置するため、カートリッジに備える位置決め穴とトレイの凸部とを係合させるだけに留まらず、カートリッジの前側の両側面には前側側面から繋がるガイド凹部を設け当該ガイド凹部にトレイの爪を係合させる構成を採る。本発明のケースにおける第1リブ及び第2リブは、カートリッジをケースに収容し終える直前から当該ガイド凹部に係合する。このように第1リブ及び第2リブを備えることで、ケースに収容した後のカートリッジの位置決めを確定できる。
また、第1突起部頂上面と第2リブを立設した側面(以下、第2の側面と称す)との距離が収容するカートリッジの幅に略等しい構成により、第1突起部頂上面がカートリッジの側端壁と係合させることにより、第2側面と第1突起部との間でカートリッジが位置決めでき、カートリッジをケースに挿入することができる。このように、カートリッジが例えばシャッター側側壁のような溝を備えない平面(ガイド凹部は除く)状の両側壁を備える構成でも、片側の側壁のみ備えた構成でも、ガイド凹部を除いて溝部を備えない平面状の側壁(以下、平面側壁と称す)を第1突起部と係合させれば、カートリッジをケースに収容できる。
なお、収容するカートリッジの一方の側壁にシャッター側側壁を備え他方は平面側壁の備えるカートリッジで、第1突起部及び/または第2突起部とラック部とを第1リブを立設する側面(以下、第1の側面と称す)を備えたケースに収容すると、挿入するカートリッジの表裏に応じてシャッターを閉塞状態で収容することとシャッターを開放状態で収容することとを任意に選択でき、シャッター閉塞状態を選択すると通常のカートリッジ収納ケースとなり、シャッター開放を選択すると例えばカートリッジに収納したディスクのクリーニング、または取り出し可能のカートリッジの場合シャッターが開放することで露出したディスクの中心孔内周をディスク取り出し方向に指で押圧することでディスクの取り出しの補助ができる構成等がユーザーの選択により簡単に達成できる。
特に、シャッター側側壁を備えたカートリッジであって、上下ハーフの何れかと係合するリング部材が備える第1の穴、ギヤ部、及び第2の穴に、第1側壁に備えた第1突起部、ラック部及び第2突起部がそれぞれ係合することでシャッターを回動により開放・閉塞動作を行うカートリッジとケースとの組合せの場合では、次のような作用・効果を奏する。すなわち、シャッター側側壁を第2の側面に係合させる構成では、カートリッジ挿入開始時点では、略カートリッジの幅の距離のシャッター側側壁が第2の側面と面状で摺動し平面側壁が第2突起部に当接するが、第2の側面は面状であるのに対し第2突起部であるため第2突起部との係合はほぼ点状となり、カートリッジの幅方向を規制しながらカートリッジの挿入に際してのカートリッジ幅方向に対する自由度も確保し得、挿入開始動作に不要な力や気遣い等を抑制でき、カートリッジの挿入途上ではラック部が平面側壁をガイドしながら挿入動作を進め、第1突起部に平面側壁が係合することでカートリッジとケースとの幅方向を規定し、そのまま挿入終了時点の第1リブ及び第2リブにガイド凹部が係合する。
逆にシャッター側側壁を第1の側面に係合する構成では、シャッター側側壁の溝に第2突起部が挿入することで当該第2突起部がカートリッジ挿入開始時点におけるガイドとなり、次にラック部及び第1突起部にリング部材に備えたギヤ部及び第1の穴等が係合することでシャッターを開放しながらカートリッジの挿入も進行し、挿入終了時点では上述と同様にガイド凹部に第1及び第2リブが係合する。
なお、この構成において第2側面に第3リブを備えると、カートリッジ挿入開始時点で平面側壁と第3リブとが摺動係合すると共に、第2突起部がシャッター側側壁の溝のそこに係合するが、上述したように第2突起部の形状によりカートリッジ挿入開始時点における抵抗は低減しながらカートリッジ挿入開始に際してのガイドも確実にできる。以上のように、カートリッジの前側側壁からケースに挿入する構成を採用する限り、シャッター閉塞状態でもシャッター開放状態でも自由に選択することができる。
なお、上記説明から明らかなように、第2リブの立設距離は第1突起の立設距離にほぼ等しく、第3リブの立設距離はラック部の立設距離に略等しく、第1リブの立設距離はケースに対するカートリッジの収容面に応じてガイド凹部に係合させるため第2リブ、第1突起部、ラック部、第2突起部及び第3リブの何れの立設距離よりも長く構成する。
以上説明した構成の内、本発明のケース及び収容するカートリッジで好ましい構成を例に挙げた一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1A〜図1Dは、本実施の形態に係るケース1の構成を示す斜視図である。図1Aに示すケース1には、底板2を介して相対向する一対の辺からそれぞれ立設する第1側板3、第2側板4が設けられており、底板2に対向する第1側板3の頂上面から第1リブ7が第1側板3の内面から距離D1の高さで立設し、底板2に対向する第2側板4の頂上面から第2リブ8が、距離D1よりも短い距離D2の高さで立設し、第1リブ7と第2リブ8とは略対向する位置にそれぞれ配置されている。また、挿入口6側には、底板2の対向する第1側板3の頂上面に第1突起部9が距離D3の高さで第1側板3の内面から立設している。図1Bに示すケースは、基本的には図1Aと同じ第1リブ7、第1突起部9及び第2リブ8を備えているが、底板2を介して挿入口6に対向する底板2の辺から、第1側板3および第2側板4と同一立設高さで底板2から立設する第3側板5を備えている。
図1Cに示すケースは、図1Aに示すケースと同様に底板2を介して相対向する一対の辺からそれぞれ立設する第1側板3および第2側板4を備えるが、第1リブ7、第1突起部9および第2リブ8それぞれの底板2からの高さが、第1側板3および第2側板4の略中間位置である点で異なる。また、図1Dに示すケースは、図1Bに示すケースと同様に底板2を介して挿入口6に対向する底板2の辺から、第1側板3および第2側板4と同一立設高さで底板2から立設する第3側板5を備えるが、第1リブ7、第1突起部9および第2リブ8それぞれの底板2からの高さが、第1側板3および第2側板4の略中間位置である点で異なる。
本発明のケースの基本構成は、この図1A〜図1Dに示した構成を採るが、第1側板3および第2側板4と底板2との機械的強度の点では第3側板5を備える構成の方が優れている。また、第3側板5を備える構成の図1Bと図1Dとを比較すると、ケース1の第1側板3と第2側板4との底板2からの立設高さで収納物の高さを吸収できる構成が、一般的にケースとして好ましい場合が多い。この2点から、以下図1Dに示したケース1を例に採り、収納物をカートリッジとして説明する。
図2は、本実施の形態に係るケース1の構成を示す対向面側から見た平面図である。ケース1は、略矩形形状をした底板2を備えている。底板2の一辺には、側板3が立設して設けられている。底板2の前記一辺に対向する一辺には、側板4が側板3と対向するように立設して設けられている。底板2の前記一辺に垂直な一辺には、側板5が側板3および側板4と接続するように立設して設けられている。
底板2の側板5が設けられた一辺と反対側の一辺側には、後述するカートリッジを挿入するための挿入口6が、側板3および4と底板2とによって形成されている。
側板3の内面には、側板3の内面に平行な頂上面を有するリブ7が、側板3の内面と頂上面との間の立設距離D1で設けられている。側板4の内面には、側板4の内面に平行な頂上面を有するリブ8が、立設距離D1よりも短い立設距離D2でリブ7と対向するように設けられている。リブ7よりも挿入口6側の側板3の内面には、側板3の内面に平行な頂上面を有する突起部9が立設距離D1よりも短い立設距離D3で設けられている。
リブ8の頂上面と側板3の内面との間の空間距離D4と、突起部9の頂上面と側板4の内面との間の空間距離D5とは共に、図21に示したカートリッジ15Aが挿入口6を通って挿入される挿入方向に直交する方向に沿った前記カートリッジ15Aの幅と略等しくなっている。
カートリッジ15Aは、本体に例えば相変化型ライトワンスと称される1回記録のみ可能のディスク、または光磁気ディスク等が収容されている。本体は、摺動自在に設けられたシャッター22Aを有している。シャッター22Aは開放範囲29Aを摺動することで不図示の開口窓部を開放することができ、不図示のディスクが露出する。本体は、相対向する一対の側壁20A及び21Aとを有している。側壁20Aには前壁側に溝20Bが部分的に形成されており、側壁21Aには前壁側に溝21Bが部分的に形成されると共に、カートリッジ15Aのシャッター22Aと係合する面に対向する対向面の後壁15Bの方に摺動することで、シャッター22Aを開放するシャッター係合部22Bを備えている。
このように構成されたケース1にカートリッジ15Aを挿入するには、挿入口6から側板3及び4にカートリッジの幅方向の側壁20A及び21Aを係合させ側板5に向かって挿入する。上述した寸法関係から、ケース1にカートリッジ15Aの挿入を開始する時点では、側面3と側面4との間隙にカートリッジ15Aを挿入するため、カートリッジ15Aは底板2には摺動係合するが、側板3及び4に対しては挿入方向を何れか一方に傾けない限り側壁20A及び21Aが側板3及び4に同時に係合することはない。従って、挿入開始時点ではケース1の側板3及び4とカートリッジ15Aの幅方向の側壁20A及び21Aとの間には間隙がある。
カートリッジ15Aの挿入を進行させ、側板3から立設する突起部9にカートリッジ15Aの側壁20Aが到達すると、突起部9と側板4との間の距離D5が概ねカートリッジ15Aの幅であるため、側板3に対向するカートリッジ15Aの側壁20Aと、側板4に対向するカートリッジ15Aの側壁21Aとが側板3および側板4に同時に係合することとなる。側板4とカートリッジ15Aの側壁21Aとの係合は面状であるが、突起部9とカートリッジ15Aの側壁20Aとの係合は点状に近いため、係合する点を中心としてカートリッジ15Aの挿入方向に直交する向きに回動するが、図示したように突起部9は側板3の縦方向に沿った略中央部に立設しているため、ケース1内に挿入されているカートリッジ15Aの部分で当該回動に対する自由度は低減され、カートリッジ15Aの側壁21Aと側板4とが摺動係合できるようにケース1内におけるカートリッジ15Aは幅方向に沿って位置決めできる。カートリッジ15Aの側壁21Aと側板4とが摺動係合しながら挿入動作が進行し、突起部9がシャッター係合部22Bに係合し、カートリッジ15Aのケース1への挿入動作に応じてシャッター係合部22Bが後壁15Bの方に摺動し、シャッター22Aがシャッター開放範囲29Aに移動することで、カートリッジ15Aの開口窓部が開放される。なお、挿入終了直前でカートリッジ15Aのガイド凹部20B及び21Bに第1リブ及び第2リブ8がそれぞれ係合し、カートリッジ15Aの収容が完了する。この収容が完了した状態では、カートリッジ15Aのシャッター22Aは開放しカートリッジ15Aが収納するディスクの一部を開口窓部から露出した状態であるため、例えばディスクに付着した埃や指紋等の異物を除去するディスククリーニングを行うことができる。
なお、上記構成を有するケース1では、カートリッジ15Aの側壁20A及び21Aの少なくとも一方が平面側壁であれば、当該平面側壁(本実施の形態では21B)を側面3側として挿入することで上述と全く同様の挿入動作が実現できる。例えばシャッター係合部22Bを有するシャッター側側壁に側壁の長さ全体に亘り段差を有する全長段差溝を一方の側壁に備え、他方の側壁にはシャッター係合部22bを備えない全長段差溝を備えるカートリッジでは、突起部9が全長段差溝に埋没しないように例えば突起部9の立設位置を側板3の厚み方向に寄せる等で対応することができる。また、図示したように底板2から側板3及び4の立設位置近傍に段部10及び11を備えると、リブ7及び/または突起部9と段部10との間、及び、リブ8と段部11との間でカートリッジ側壁を係止することができるため、例えば収容後のカートリッジがケース1から脱落することを抑制できると共に、底板2に係合するカートリッジの上ハーフまたは下ハーフの何れかが底板2全面に対し面状で摺動する摩擦力も低減することもできる。
図22Aは、本実施形態に係るケースの蓋体を示す斜視図である。蓋体51は、ケース1の全体を覆うように、ケース1に向かって開口する略中空直方体形状をしている。蓋体51は、ケース1とは別体で設けられている。図22Bは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体を示す斜視図である。ケース1に側板5が設けられている以外は、図22Aに示した構成と同一である。
図22Cは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体51Cを示す斜視図である。蓋体51Cは、側板4の頂上面に回動軸を備えたヒンジ4Aの周りにケース全体を覆うように回動自在に設けられている。図22Dは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体51Dを示す斜視図である。蓋体51Dは、ヒンジ5Dを底板2、側板3及び側板4で囲まれた範囲に合わせ、ケース全体を覆うように回動自在に設けられている。図22Eは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体51Eを示す斜視図である。蓋体51Eは、リブ7およびリブ8と反対側の挿入口側底板2の一端の周りに備える回動軸を設けたヒンジ6Eで回動することで板部6Dで塞ぎ、ヒンジ6F及びヒンジ5Fで回動することで板部5Dでリブ7およびリブ8を備える側を塞ぐことで、ケース全体を覆うように回動自在に設けられている。図22Fは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体51Eを示す斜視図である。蓋体51Eは、リブ7およびリブ8側の底板2の一端の周りに備える回動軸を設けたヒンジ5Eで回動することで板部5Dで塞ぎ、ヒンジ5F及びヒンジ6Fで回動することでリブ7およびリブ8と反対側の挿入口を塞ぎ、ケース全体を覆うように回動自在に設けられている。図22Gは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体51Gを示す斜視図である。蓋体51Gは、側板5と反対側の挿入口側底板2の一端に備える回動軸を有するヒンジ6Eで回動することにより板部6Dで挿入口を塞ぎ、ヒンジ6Fで回動することによりケース全体を覆うように回動自在に設けられている。図22Hは、本実施の形態に係るケースの他の蓋体51Hを示す斜視図である。蓋体51Hは、側板5の周りにケース全体を覆うように回動自在に設けられている。
図22C〜図22Hに示す蓋体は、何れも蓋体の回動軸をヒンジで備えるように構成されているので、構成が簡単になるというメリットがある、挿入動作を鑑みると図22Cに示す構成では蓋体が挿入動作の妨げとなるが、図22D〜図22Hに示す他の構成は何れも挿入動作に際して蓋体が妨げとならない。図22Dに示す構成ではケース自体が図22A及び図22Bに示す構成波に大型化する。図22E及び図22Fに示す構成は挿入動作の妨げとはならないが、第1側板3及び第2側板4の機械的強度が劣る。従って、図22Gに示す構成が最も好ましいが、どのような構成にするかは好みに合わせて適宜選択できる。また、第1リブ7、突起部9、第2リブ8は側板の高さ内の構成であるが、図22Aまたはず22Bに示す構成のように側板の頂上部に備えてもよい。
図3は、本実施の形態に係る他のケース1Aの構成を示す対向面側から見た平面図である。図1Dおよび図2と同様の機能を有する要素は同一符号を付与し、説明は原則的に割愛する。
図3において新たに付け加えた要素は、突起部12、ラック13及びリブ14である。図3に示すように、リブ7及び突起部9を立設した側板3には、突起部9よりも挿入口6側に突起部12を備え、突起部9と突起部12との間に所定のピッチを有するラック13を備えている。リブ14はリブ8を立設した側板4の挿入口6側であって、突起部12が側板4に対向する位置よりもリブ8側に立設させる。
また、突起部12の立設距離は突起部9の立設距離D3と同一で、ラック13の頂上の立設距離D7は突起部9の立設距離D3(すなわち、突起部12の立設距離D3も同様)よりも短く、リブ14の立設距離D8はリブ8の立設距離D2よりも短い。
リブ7、突起部9、ラック13及び突起部12それぞれを立設する側板3に関する位置関係を、側板3側から見た側面図を図4に示し、リブ8及びリブ14それぞれを立設する側板4に関する位置関係を図5に示し、挿入口6から見たリブ7、突起部12(突起部9及びラック13は突起部12の背面で重なっている)、リブ8及びリブ14の側板3及び側板4に対する位置関係を図6に示す。
図4及び図5に示したように、リブ7、突起部9、ラック13、突起部12、リブ8及びリブ14はそれぞれ2段で構成されると共に、それぞれの厚みは略同一に構成されている。また、図6に示したように、リブ7の下面とリブ8の下面とは底板2からの距離は略同一であり、突起部12(突起部9、ラック13)の下面と突起部14の下面とは底板2からの距離が略同一である。また、段部10及び11の面とリブ7及びリブ8の下面との間にカートリッジのガイド凹部を形成する突出部が嵌合することで、カートリッジをケース1に係止できる。
次に、本実施の形態で用いたカートリッジについて説明する。図7及び8はカートリッジ15の上ハーフ16とシャッター22のみを抜き出した要部平面図である。図7および図8において、カートリッジ15は、カートリッジ15を録再装置及びケース1に挿入する方向を示すカートリッジ挿入方向指示部17と、カートリッジの側壁を形成する1つのカートリッジを挿入する方向の前側側壁18と、前側側壁18の反対側の側壁の後側側壁19と、カートリッジ15の側壁の内相対向する一対の側壁20及び21とを備えている。
側壁20は、シャッター22を開放・閉塞動作を生起するシャッター係合部を全長段差溝内に収納するシャッター側側壁であり、側壁21は、前側側壁18から連接するガイド凹部を備えた部分段差溝側壁である。
カートリッジ15には、シャッター22と係合しシャッター22の開放・閉塞を回動により制御するリング部材23が設けられている。シャッター22とリング部材23とは後述の下ハーフ28に係合する。カートリッジ15は、シャッター22が閉塞状態のときに、後述するディスク40を押圧保持するディスク押圧部24を有している。ディスク押圧部24は、シャッター22の外周面に形成している。
なお、カートリッジ15に収納したディスクを取り出すために、扉25を上ハーフ16の後側側壁近傍に備え、当該扉25を回避した履歴を指示する履歴指示部26と履歴指示部26を除去した後、扉25を回動により回避する扉回動軸26は下ハーフに備える。
図7はシャッター22が閉塞した状態を示す図であり、図8はシャッター22が開放した状態を示す図である。ディスク押圧部24はシャッター22の開放動作に応じて上ハーフ16と下ハーフ28との間に入り込み、シャッター22が開放状態の時ディスク40を抜き出すことが可能となる。
図9は、図7に示す状態を下ハーフ28側から見た平面図であり、下ハーフ28にはディスク40の一部を露出する開口窓部29が形成されている。
次に、当該カートリッジ15をケース1に収容する過程を説明する。図10及び図11は、上ハーフ16を底板2に対向させた状態でカートリッジ15をケース1Aに収容する様子を示している。
カートリッジ15をケース1Aに収容し始めると、図10に示すように、ケース1Aの側板3に設けられた突起部12がカートリッジ15の部分段差溝側壁21に当接係合し、側板4に設けられたリブ14は全長段差溝に入り込むためケース1Aの側板4とカートリッジ15のシャッター側側壁20とが面状で摺動係合する。
前述したように突起部12の頂上と側板4との間の空間距離D5は、カートリッジ15の幅と略等しいためほぼ収容開始時点でカートリッジ15とケース1とが幅方向に沿って位置決めされる。突起部12と部分段差溝側壁21との係合はほぼ点状であるため、カートリッジ15をケース1Aに収容開始時点では当該点状の係合を中心とし挿入方向に直交する方向に回動させることができる。このため、収容開始時点でカートリッジ15の挿入方向の修正ができる。
また、リブ14が全長段差溝に埋没しているため、ラック13と部分段差溝側壁21との間には間隙が形成される。このため、部分段差溝側壁21が摺動係合することによりラック13の頂上を損傷することはない。
図11は、カートリッジ15をケース1に収容し終えた状態を示し、突起部12と部分段差溝側壁21との当接係合が解除されているが突起部9が部分段差溝側壁21と当接係合している。
このように、上ハーフ16と底板2とを対向した状態でカートリッジ15を収容する際には、収容開始から収容終了まで突起部による当接係合と面状係合とでカートリッジ15の幅を規制する構成であるため、挿入動作に際しカートリッジ1が幅方向に沿って揺らぐことで無駄な抵抗が生じ、カートリッジ15及び/またはケース1Aの損傷を抑制することができる。
なお、カートリッジ1をケース1Aに収容し終えた状態では、リブ7及びリブ8がそれぞれ不図示のガイド凹部に係合することで、前側側板5と前側側壁18との挿入位置を規定できると共に、部分段差溝側壁21と突起部9との当接係合だけではなくリブ7がガイド凹部に係合することで、収容状態におけるカートリッジ15の部分段差溝側壁21側が上下振動して底板2に当接することにより発生する騒音を抑制することができ、カートリッジ15及び/またはケース1Aに傷が付くことも抑制することができる。
さらに、段部10及び11を備えることにより、段部10とリブ7との間、及び段部11とリブ8との間にガイド奥部を形成する庇を嵌合させることができ、カートリッジ15をケース1Aに係止することも可能である。
次に、底板2と下ハーフ28とを対向した状態でカートリッジ15をケース1Aに収容する過程を説明する。図12及び図14は、ケース1Aにカートリッジ15を収容する過程を下ハーフ28のみで説明した図であり、図13は後述の開閉係合部31の部分拡大図である。
下ハーフ28を底板2に対向させた状態では、部分段差溝側壁21は側板4に対向し、シャッター側側壁20は側板3に対向する。図12及び図14において、30はリング部材23に形成された第2の穴であり、41は全長段差溝部であり、42は部分段差溝部であり、39はガイド凹部44に係合することでカートリッジ15の挿入動作を補助するガイド部である。シャッター22は、リング部材23と第1の側面20に備える突起部12、ラック13、突起部9及びリブ7とが係合することで開口窓部29を開放する。これらの要素の係合関係を図13で詳述する。
図13において、32は開閉係合部材であり、開閉係合部材32は、リング部材23に形成された第1の穴33と形動シリング部材23との回動を抑制する回動抑制部34と、当該回動抑制部34を第1の穴33に回動部材回動軸35を中心とする回動力を付勢する回動部材付勢部36と、回動部材回動軸35を中心として第1の穴33に対する回動抑制部材34の係合を解除する係合解除部とで構成されている。
先ず、図12および図13に示すように、突起部12が第2の穴30と係合すると、ラック13の頂点が係合解除部37(図13)に当接することで、開閉係合部材32(図13)が回動部材付勢部の付勢力に抗して回動部材回動軸35(図13)周りに回動し、回動抑制部34と第1の穴33との係合を外し、リング部材23の回動を開始させる。
リング部材23の回動開始に連動して、シャッター22の先端部に設けた3つのディスク押圧部24が回動を始め、ディスク40の押圧を解除する。その後、リング部材23に備えたギヤ38とラック13とが噛合することで、シャッター22の開放動作を開始し、図14に示すように、突起部9がリング部材23に形成された第1の穴33に係合することでシャッター22の開放動作を終了する(なお、図14は突起部9と第1の穴33とが係合直前の状態を示し、シャッター22の開放動作を終了した状態ではない)。
一方、部分段差溝側壁21と側板4とは図示したように間隙を備えているため、カートリッジ15の幅方向を厳密には規制できない。そこで、例えばガイド凹部44に係合するガイド部39を備えることで、カートリッジ15とケース1Aとの幅方向の規制が達成できる。なお、図14の状態からさらにカートリッジ15の挿入を進めると、リブ8が部分係合溝部42と係合し、リブ7が全長段差溝41とシャッター側側壁20とが成す面に係合することで、カートリッジ15の収納が完了する。カートリッジ15の収納を終えた状態におけるリブ7及びリブ8の作用は図11と同様であり、また段部10及び11がもたらす作用も同様である。
次に、本実施の形態に係るカートリッジ15とディスク40との関係について説明する。図15は、上ハーフ16に形成された露出孔からディスク40のほぼ全面を視認できるカートリッジ15の平面図である。
上ハーフ16には、上ハーフ16の後側側壁19の一部を切り欠いた扉25が設けられている。扉25には、扉25を開いた履歴の有無を指示する履歴指示部26が設けられている。上ハーフ16には、扉25を回動により回避するための扉回動軸27が設けられている。
ディス幾40の中央には、円形をしたディスクセンターホール51が形成されている。シャッター22の中央には、シャッターセンターホール突起部52が形成されている。シャッター22が完全に閉じた状態では図7に示すように、シャッターセンターホール突起部52はディスクセンターホール51の内側に位置している。シャッターセンターホール突起部52は、図8に示すようにシャッタ22の回動に応じてディスクセンターホール51の内側からディスク40の面に対向する位置へ移動する。
シャッター22が閉塞状態では、前述したようにディスク押圧部24でディスク40を押圧しているため、履歴指示部26と下ハーフ28との係合を除去して扉25を開扉しても、ディスク40を取り出すことはできない。
そこで、図16に示したように、履歴指示部26と下ハーフ28との係合を解除して履歴指示孔43とした後、扉25を扉回動軸27周りに回動し、シャッター22を開放することで、前述したようにディスク押圧部24とディスク40との係合が解除されるため、ディスク40を取り出すことができる。なお、本実施の形態に係るケース1Aを適用すると、ケース1Aにカートリッジ15を収納することでディスク40をケース1Aから取り出すことができる。図17〜20を参照してこの動作を説明する。
図17は、図16に示した状態にしたカートリッジ15をケース1Aに収容し始めた状態を説明する図である。この図17は、図12に対応する。図17に示す状態から図18に示す状態までカートリッジ15をケース1Aに挿入すると、第1の穴33(図13)と回動抑制部34(図13)との係合が外れ、シャッター22の開放に先立ってディスク押圧部24のディスク40に対する押圧係合が解除される。
シャッター22は開放途上の状態にあるので、ディスク押圧部24は上ハーフ16によって隠蔽されているが、シャッターセンターホール突起部52はディスクセンターホール51の中に存在している。
その後、図19に示すように、カートリッジ15のケース1Aに対する挿入を進行させると、ラック13とギヤ38とが噛合し、図14で説明したようにシャッター22がほぼ開放される。シャッター22が開放されて状態となると、シャッターセンターホール突起部52はディスク40によって隠蔽される。図19に示す状態から更にカートリッジ15の挿入を進め、カートリッジ15をケース1Aに収容し終えると、ディスク40の中心孔に指等を挿入し、ディスク40の中心孔とディスク40の扉25側の外周とでディスク40を把持し、ケース1Aに収容されたカートリッジ15からディスク40を取り出すことができる。カートリッジ15をケース1に収容し終えた状態を、底板2側から見た平面図を図20に示す。図20に示すように、シャッター22が開放された結果、開口窓部29からディスク40の一部が露出している。
なお、上述の説明でカートリッジ15をケース1Aに収容し終えた後ディスク40を取り出す構成を説明した。例えば図19に示すカートリッジ15をケース1Aに収容し終える直前の状態であってもカートリッジ15からディスク40を取り出すこと自体は可能であるが、ディスク40に指紋が付着するおそれを鑑みると、カートリッジ15のケース1Aへの収容を完成させ、ケース1Aとカートリッジ15とが係止した状態でカートリッジ15からディスク40を取り出すことが好ましい。
また、上述の説明では予め扉25を開扉状態にした後ケース1Aに挿入する構成を説明したが、カートリッジ15をケース1Aに挿入する過程において、または収容し終えた後において扉25を開扉しても良いことは勿論である。
さらに、上記実施の形態ではシャッター22を下ハーフ28の内部に備える構成のカートリッジ15で説明したが、シャッター22は下ハーフ28の外部に備えても良く、上ハーフ16と下ハーフ28の両方に備えても良い。また、シャッター22が回動により開放・閉塞する構成のカートリッジ15で説明したが、前側側壁に沿って摺動するシャッターであってもシャッター側側壁20を備えれば、例えば第1の突起部9にシャッター係合部を係合させる等で適用できる。
また、上述の実施の形態では、対向面が空洞としたケースを例を挙げ説明したが、当該空洞部を塞ぐ蓋を備えても良い。蓋を備えると例えばカートリッジをケースに収容して持ち歩く等の場合、カートリッジに埃や傷が付くおそれを著しく低減できる。蓋はケースと別体で備えても良いが、蓋部のみを失うおそれがあるから、蓋はケースの側面を形成する何れかの辺に係合させる構成が好ましい。但し、ケースのみであれば側面はカートリッジの厚み以下で良いため、ケースの厚みは側面の厚みでよいが、蓋を備えると当該蓋の厚み分だけケースの厚みが増加する。
以上のように、本実施の形態に係るケースによれば、カートリッジまたはシャッターの形状に拘わらず収容でき、しかも従来構成に比べ薄型化が達成できる。また、好ましい形態を採用することにより、シャッターを閉塞状態で収容する通常の収容態様と、シャッターを開放状態で収容する態様とをユーザーが自由に選択することができると共に、ディスククリーニングキットを底板に取り付けることによりカートリッジに収納したディスクをクリーニングすることができ、またはディスクをカートリッジから取り出す際にはカートリッジを安定状態にした上で取り出せるため、ディスクに傷や指紋が付着することを防止でき、記録保証を向上させることができる。
以上のように本発明によれば、カートリッジに収納したディスクに対して略垂直な方向に沿った厚みを薄くすることができ、しかもカートリッジに収納したディスクに埃等の異物が付着することを抑制することができるケースを提供することができる。
Claims (10)
- 略矩形形状の底板と、前記底板を形成する相対向する一対の辺からそれぞれ立設した第1側板および第2側板とを備え、前記一対の辺に直交する何れか一方の辺側を挿入口とし、他方の辺側に向けて収納物を挿入して収容するケースであって、
前記第1側板と前記第2側板とが対面する前記第1側板の内面には、前記第1側板の内面に平行な頂上面を有する第1リブが、前記第1側板の内面と前記頂上面との間の立設距離D1で設けられており、
前記第2側板と前記第1側板とが対面する第2側板の内面には、前記第2側板の内面に平行な頂上面を有する第2リブが、前記立設距離D1よりも短い立設距離D2で、前記第1リブと対向するように設けられており、
前記第1リブよりも前記挿入口側の前記第1側板の内面には、前記第1側板の内面に平行な頂上面を有する第1突起部が前記立設距離D1よりも短い立設距離D3で設けられており、
前記第2リブの頂上面と前記第1側板の内面との間の空間距離D4と、前記第1突起部の頂上面と前記第2側板の内面との間の空間距離D5とは共に、前記第1側板と前記第2側板との対向方向における前記収納物の幅D6が遊挿することを特徴とするケース。 - 前記第1突起部よりも前記挿入口側の前記第1側板の内面には、前記第1側板の内面に平行な頂上面を有する第2突起部が前記立設距離D3で設けられており、
前記第1突起部と前記第2突起部との間における前記第1側板の内面には、前記立設距離D3以下の立設距離D7でラックが設けられている、請求の範囲1記載のケース。 - 前記収納物は、円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁とを備えるカートリッジであり、
前記第1側壁が前記前壁に係合する係合線から前記後壁に向けて前記上ハーフおよび前記下ハーフの間隙の略中央部に前記第2側壁方向に段差を有する前記第1側壁の一部に形成された第1部分段差溝と、前記第1部分段差溝に対向する位置であって前記第2側壁に前記第1側壁方向に段差が形成された第2部分段差溝とを有しており、
前記第1部分段差溝に前記第1突起部と前記第1リブとが摺接し、前記第2部分段差溝に前記第2リブが摺接することで、前記カートリッジを挿入する、請求の範囲1または2記載のケース。 - 前記前壁に係合する前記上ハーフおよび前記下ハーフの前辺は円弧形状を形成し、前記シャッターは前記円弧形状に沿って回動することによって前記開口窓部を開閉する開閉係合部材を備え、
前記開閉係合部材は、前記第1側壁における前記上ハーフと前記下ハーフとの略中央部に前記第1側壁全長に亘り前記第2側壁側に段差を有する全長段差溝に備え、前記第2突起部が係合する第1の穴および第2の穴が形成されており、かつ、前記第1の穴と前記第2の穴との間に前記ラックと係合するギヤ部を含む請求の範囲3記載のケース。 - 前記底板を介して前記挿入口に対向する他方の辺から、前記第1側板および前記第2側板と同一高さで立設する第3側板を備える請求の範囲1または2記載のケース。
- 前記収納物は前記挿入口から挿入する前壁と、前記前壁の前記第1側板および前記第2側板それぞれに対向する第1側壁および第2側壁を備える箱状であり、前記底板と平行に前記第1前壁と前記前壁との係合部分から延在しD8の陥没を有する第1の底部を有する第1の部分段差溝と、前記底板と平行に前記第2の前壁と前記前壁との係合部分から延在しD8の陥没を有する第2の底部を有する第2の部分段差溝とを備え、
前記収納物が収納された状態において、前記第1の底部と前記第2の底部との間の距離D9が、前記第1リブの頂上面と第2リブの頂上面とが嵌合する構成を備える請求の範囲4記載のケース。 - 前記底板に対して平行な前記第1側板の何れかの辺、前記底板に対して平行な前記第2側板の何れかの辺、前記挿入口を形成する前記底板の辺、前記挿入口を形成する前記底板の辺に前記底板を介して対向する辺、または前記底板に対して平行な第3側板の何れかの辺を回動軸とする蓋体を備える請求の範囲1、2または5記載のケース。
- 円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁と、前記第1側壁および前記第2側壁と前記前壁との境界線からそれぞれ相対向する側壁側に段差を有する溝部とを備えるカートリッジを、請求の範囲1記載のケースに挿入して前記カートリッジの前記シャッターを開放する方法であって、
前記カートリッジを前記ケースの前記挿入口へ挿入する第1の工程と、
前記第1側壁に形成した前記溝部に沿って前記第1突起部を挿入する第2の工程と、
前記第1側壁に形成した溝部に沿って前記第1リブを挿入し、かつ、前記第2側壁に形成した溝部に沿って前記第2リブを挿入する第3の工程と、
前記第2の工程と前記第3の工程との間で、前記シャッターを開閉する開閉係合部が前記第1突起部に係合することで、前記シャッターを開放するカートリッジのシャッターを開放する方法。 - 円盤状情報媒体を収納する間隙を隔てて対向する上ハーフおよび下ハーフと、前記上ハーフおよび/または前記下ハーフに前記円盤状情報媒体の一部を露出する開口窓部と、前記開口窓部を開閉するシャッターと、前記シャッターと係合し前記上ハーフおよび前記下ハーフとを連設する前壁と、前記上ハーフおよび前記下ハーフと前記前壁それぞれを連設する第1側壁および第2側壁と、前記前壁に対向する後壁と、前記前壁に係合する前記上ハーフおよび前記下ハーフの前辺は円弧形状を形成し、前記第1側壁および前記第2側壁と前記前壁との境界線からそれぞれ相対向する側壁側に段差を有する溝部と、前記シャッターは前記円弧形状に沿って回動することによって前記開口窓部を開閉させる前記第1側壁に形成し、第1の穴、第2の穴および前記第1の穴と前記第2の穴との間にギヤ部とを有する開閉係合部材とを備えるカートリッジを、請求の範囲2記載のケースに前記カートリッジを挿入して前記カートリッジのシャッターを開放する方法であって、
前記カートリッジを前記ケースの前記挿入口へ挿入する第1の工程と、
前記第1側壁に形成した前記溝部に沿って前記第2突起部を挿入し、前記開閉部材に備える第1の穴に前記第2突起部を係合させる第2の工程と、
前記ケースの前記第1側板に設けられた前記ラックと前記ギヤ部とを係合させ前記シャッターを回動する第3の工程と、
前記第1側板に設けられた前記第1突起部と前記第2の穴とを係合させることによって、前記シャッターの開放動作を終了させる第4の工程とを包含するカートリッジのシャッターを開放する方法。 - 前記カートリッジには、前記シャッターの回動を制御するために設けられた開閉係合部材をさらに備え、前記開閉係合部材は前記第1の穴に係合することで回動による前記シャッターの開放動作を抑制する回動抑制部と、前記回動抑制部と前記第1の穴との係合を解除する係合解除部とが形成されており、
前記第1の工程と前記第2の工程との間で、前記ラックが前記係合解除部材に当接して、前記回動抑制部と前記第1の穴との係合を解除する請求の範囲9記載のカートリッジのシャッターを開放する方法。
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