JP4006041B2 - 半導体ウェハ包装容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハを破損、汚染することなく保管し、安全に輸送するための蓋体と本体ケースとを備えた半導体ウェハ包装容器に関し、特に前記本体ケースの成形時における変形を防止し且つ強靱性及び耐衝撃性が確保され、同時に前記蓋体との係着を確実にした半導体ウェハの包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体ウェハ包装容器は、複数の半導体ウェハを収容するウェハキャリア、ウェハキャリアを収納保持するボトムケース体、蓋体、ウェハ押圧部材等から構成されている。そして、前記ウェハキャリア及びボトムケース体の一般的な材質としては、ポリプロピレンが使われており、蓋体はポリプロピレン又はポリカーボネートから構成されている。また、前記ウェハ押圧部材にはポリプロピレン、ポリエステル、又はポリエチレン等が使われる。
【0003】
前記半導体ウェハはシリコン等の単結晶を薄くスライスして製造されるものであり、脆性が高い上に汚染による物性への影響が大きいため、包装時はもとより輸送中における破損や汚染を防止するための最大限の努力が払われなければならない。前記半導体ウェハ包装容器は、外部からの衝撃によるウェハの破損を防ぐばかりでなく、容器内におけるウェハ押圧部材との摩擦などで発生するパーティクルによる汚染、或いは容器の内外圧力差や変形による外気の侵入による汚染を避けるため、収容時のウェハ支持の安定性を確保するとともにウェハ押圧部材等との接触摩擦を防ぐことや、ボトムケース体及び蓋体からなる容器本体の強靱性、耐衝撃性及び気密性を確保すること等が厳しく要求される。
【0004】
容器本体のうち、蓋体は上記特性の他に外部からウェハを透視できるような透明素材であることが必要であるため、高価ではあっても特に耐衝撃性、強靱性及び耐熱性に優れた上述のポリカーボネートが多く使われるが、ボトムケース体は透明である必要がないため、ポリカーボネートと比較して格段に廉価であるポリプロピレンが多用されている。しかして、ポリプロピレンは耐衝撃性、強靱性、耐熱性等でポリカーボネートに劣るため、同一肉厚で成形された蓋体とボトムケース体とでは、その材質の違いが特に耐衝撃性や強靱性においてボトムケース体の方が蓋体よりも劣ることになる。 そこで、従来から、例えば国際公表 WO 94/ 25980 号公報に開示されているように、ボトムケース体の開放側端縁を外側に略逆U字状に屈曲した形態に成形するとともに、その外側屈曲部分と本体部分とを複数のリブで連結し、蓋体と同一肉厚でありながら、最も変形と破損のしやすい開放側の端縁部を強化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記国際公表 WO 94/ 25980 号公報に開示された半導体ウェハ包装容器にあっては、蓋体とボトムケース体との嵌合固定を別体からなるクリップにより容器の4側面においてなされる。そのため、蓋体の開放側端縁に沿って外方に突出するフランジ部の4側面の各中央部に前記クリップの上端係合部と係合する係合凹部が形成される共に、前記ボトムケース体に形成された逆U字状をなす開放側端縁部から垂直に延在する外側屈曲部分の4側面の中央部に前記クリップの下端係合部と係合する係合凹部が形成されている。
【0006】
しかして、前記蓋体及びボトムケース体の各係合凹部の部位では、蓋体の本体側壁とボトムケース体の本体側壁の肉厚が残るだけとなり、前記係合凹部と本体とをリブで連結はしているものの、強度的に他の部分より弱いものとなっている。また、前述のように蓋体とボトムケース体との嵌合固定に別体のクリップをしようすることから、蓋体及びボトムケース体のクリップ係合部における構造が複雑化するばかりでなく、両者の嵌合固定作業が煩雑化されている。更には、前記係合凹部の存在により、特に上記素材から成形されるボトムケース体にあっては、その成形時に前記係合凹部の部分で波打ち状態に変形しやすく、蓋体とボトムケース体との嵌合固定にあたって密封性に難があり、外気が侵入する恐れがある。
【0007】
本発明はこれらの課題を一挙に解決すべくなされたものであり、具体的には構造が簡略され、しかも蓋体との嵌合固定作業が容易で、且つ密封性に優れ、更には強度的にも何ら低下することのないボトムケース体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明の主要な構成である内部に複数の半導体ウェハを起立状態で並列支持するウェハキャリアが収納される蓋体とボトムケース体とからなる合成樹脂製の半導体ウェハ包装容器にあって、前記ボトムケース体の開放端部が、その全周にわたり連続して略同一の長さをもって外側に略逆U字状に屈曲した形態に成形されてなり、その相対する一対の外側壁部分に前記蓋体の対応する係着片と係着する係着部を有し、前記蓋体の天板部の内面に、前記ウェハキャリアに保持された各ウェハの上縁を弾性的に押圧するウェハ押圧部材を嵌着固定する嵌着手段を有してなり、前記嵌着手段は、蓋体の天板部の内面に形成され、前記ウェハ押圧部材の矩形枠体の長辺を構成する一対の枠材のほぼ全長にわたって平行に突設して各枠材を挟着する都合4組以上の2条の挟着リブを有してなることを特徴とする半導体ウェハ包装容器により達成される。
【0009】
そして、更に前記ボトムケース体の略逆U字状に形成された前記開放端部の強度を確保するため、同開放端部の本体部分と外側屈曲部分とが全周にわたり複数の補強リブにて連結されていることが望ましい。
【0010】
かかる構成から、本発明にあっては前記蓋体及びボトムケース体が略矩形状をなしており、係着孔を有する係着片が前記蓋体の少なくとも一組の対向する側壁の開放端縁中央から同一平面上を延設され、同係着片に対応する前記ボトムケース体の外側屈曲部分には前記係着片の肉厚に相当する深さの凹みが形成されるとともに、同凹みの前記係着孔に対応する部位に前記係着孔に嵌合する係着部としての嵌合膨出部を形成することを可能にする。この場合、前記凹みと嵌合膨出部はボトムケース体の外側屈曲部分の一部から構成されており、従って、前記外側屈曲部分が途中で欠落して開放端縁部がボトムケース体の本体部分のみとなることがなく、その部分での強度の低下を生じさせることもない。更に、蓋体の天板部の内面に、前記ウェハ押圧部材の矩形枠体の長辺を構成する一対の枠材のほぼ全長にわたって平行に突設して各枠材を挟着する都合4組以上の2条の挟着リブを形成しているため、同一構造の蓋体をもってウェハの種類により異なる寸法をもつウェハ押圧部材の交換固定を可能にする。
【0011】
また、前述の係着片と凹み及び嵌合膨出部とは単純な構造からなり、成形時に同時に形成できるため、従来と比較するとクリップなどが不要となり、しかも蓋体とボトムケース体とを嵌合固定する操作も簡単であって、蓋体をボトムケース体に被せて、蓋体を上方から押圧するだけで、前記係着片が弾性変形しながら前記嵌合膨出部に乗り上がりながら、同膨出部が前記係着片に形成された係着孔に嵌合する。ここで、係着片は弾性的に原形に戻り、前記膨出部が前記係着孔に嵌着係合する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図示実施例により具体的に説明する。図1は本発明の代表的な実施例を示す半導体ウェハ包装容器の組付け前の分解斜視図である。本発明のウェハ包装容器10はウェハキャリアに整然と収容支持される多数の半導体ウェハを保管、移動、輸送させる際に使用される。図1において、符号12はボトムケース体、13はウェハキャリア、14は蓋体、15はウェハ押圧部材、16はガスケットである。
【0013】
前記ウェハ包装容器10は、蓋体14とボトムケース体12とからなり、ボトムケース体12は内部にウェハキャリア13を遊嵌状態で収納できるような内面形状を有している。前記蓋体14は前記ボトムケース体12に外側から嵌合させるとともに、係着手段によって係着固定する。
【0014】
図示例にあって、前記ボトムケース体12、蓋体14及びウェハキャリア13は、一部を除いて上記国際公表公報に開示された構造と実質的に異なるところがないため、以下の説明では実質的に一致する構成部分に関してはその概略を簡単に説明するに止め、本発明の特徴部分に関して詳細に説明する。
【0015】
先ず、上記ウェハキャリア13は従来の構成と実質的に同じであり、その構造について図1を参照しながら簡単に説明すると、左右側板31,32、背板33及び前記左右の側板31,32の前端の略中央部を連結する連結バー34からなる、上下及び前方が開放したケース体からなり、前記左右側板31,32は前記連結バー34から上方が鉛直面部31a、32aを構成し、前記連結バー34の下方は下端に向けて左右側板31,32が漸次接近するように下方に湾曲した円弧面部31b、32bを構成している。
【0016】
そして、前記左右側板31,32の対向面に沿って下方に垂直に延びる多数のウェハ支持溝31b′,32b′が多数並列して形成されており、各ウェハ支持溝31b′,32b′に半導体ウェハが挿入されて、互いに接触することなく起立状に保持される。また、前記キャリア形態だけでは多数の半導体ウェハを保持して単独に載置する場合に不安定であるため、前記左右側板31,32の下端部から同側板31,32に直交させてリブ31c,32cを外方に突設させている。
【0017】
かかる要部形態を有するウェハキャリア13は、上述のようにボトムケース体12にガタツキがないように収容される。そのため、ボトムケース体12の内面形状は前記ウェハキャリア13の外形に適合させて形成されている。経済性を考慮しなければ、ボトムケース体12の内面形状だけをウェハケース体13の外形に合わせるだけで、外形を矩形のケース体として成形すれば足りるが、従来から材料費等が考慮されてボトムケース体12の外形も可能な限り前記ウェハキャリア13の外形に沿わせるような形状としている。すなわち、ボトムケース体12の主要部の形態は、図1〜図4に示すようにウェハキャリア13の上記左右側板31,32の形態に対応する対向する左右側壁部21,22の中央を前記左右側板31,32と同様に、上半部中央が鉛直面部21a,22aとされ、下半部中央が内側に湾曲する湾曲面部21b,22bとされている。
【0018】
また、前壁部23の中央を上端部を残して下端まで連続する凹み部23aが形成されており、他の壁部は前記鉛直面部21a,22aを含めて、全てが鉛直壁部とされて、外形全体としては略矩形の箱体形態をなしており、上部が開放されている。ボトムケース体12の底部25は、前記前壁部23と後壁部24の各下端中央部を結ぶ帯状部分25aが段部を介して上方に凹んだ状態で成形されており、従って前記底部25の左右側端部は、外側に開いたコ字型の基部25b,25bを構成する。本実施例においては、更に前記帯状部分25aの中央部25a′は下方に突出する円筒体の一部をなしている。一方、前壁部23における前記凹み部23aの上端位置は、上記ウェハキャリア13をボトムケース体12に収容したとき、上記連結バー34の下面が前記凹み部23aの上端に当接する位置である。
【0019】
図示例にあっては、特に前記ボトムケース体12の前記開放端部が本発明の特徴部をなしており、その全周にわたって略同一の長さをもって略360°外側に折り曲げられて、本体部分26aと外側屈曲部分26bとが略逆U字状の形態となるよう成形される。前記本体部分26aと外側屈曲部分26bとの間隔は本実施例では約11mmに設定されており、この場合には、操作の際に前記本体部分26aと外側屈曲部分26bとの間に指を入れることができ操作性が向上すると共に、同ボトムケース体12の成形時に同部をヒートパイプなどで冷却することができ成形の仕上がりが良好なものとなる。また、本実施例では前記開放端部の全周にわたり、その本体部分26aと外側屈曲部分26bとの間を所要の間隔をおいて複数の補強リブ27,27,…により連結している。かかる開放端部の形態を採ることにより、同端部の耐衝撃強度が増加するばかりでなく、成形時のひけ等による歪みが発生して同端部が波打ち状に変形することも防止され、蓋体14を被せたときに、蓋体14の開放端縁が全周にわたって嵌合し、後述するガスケットと相まって外気の侵入を確実に阻止する。これらの機能は、前記逆U字状の形態を開放端部の全周にわたって連続して形成する場合には、特に有効である。
【0020】
かかる観点から、本実施例では、更に蓋体14及びボトムケース体12の各開放端が略矩形をなしており、図5及び図6に示すように前記蓋体14の左右側壁41a,41bの開放端中央からそれぞれ一対の矩形状の係着片42a,42bが、各開放端部と略同一平面上を延設されており、各係着片42a,42bの中央にはそれぞれに矩形状の係着孔42a′,42b′が形成され、各係着片42a,42bはコ字状をなしている。一方、蓋体14を嵌合させたときの前記係着片42a,42bに対応する前記ボトムケース体12の外側屈曲部分26bは、図2に示すように前記係着片42a,42bの肉厚に相当する深さの凹み部26c,26cを構成するように屈曲して成形されている。
【0021】
そして、この凹み部26cの前記係着孔42a′,42b′に対応する部位には、同係着孔42a′,42b′に嵌合係止するほぼ同一形状を有する嵌合膨出部26c′,26c′を僅かに膨出させている。このようなボトムケース体12と蓋体14との嵌合固定構造を採用することにより、ボトムケース体12の逆U字状断面からなる開放端部の外側屈曲部分を同開放端部の全周にわたり欠落する部分がなく連続させて成形することが可能である。このように、開放端部の全周にわたり連続的に屈曲部分を成形するときは、局部的に歪みが発生せず、波打ち上の変形をもたらすことがなく、蓋体14との嵌合にあたっても密着性が確保される。
【0022】
また、前述のようにボトムケース体12の開放端部の全周にわたり連続的に外方に屈曲させることにより、蓋体14よりも衝撃性能に劣る材質を使っても、十分な強度が確保されるとともに、前述のような蓋体12との係着固定構造を採用することで、蓋体14を上面からボトムケース体12にに向けて押し付けるだけの簡単な操作で、係着片42a,42bが弾性変形して係着孔42a′,42b′に嵌合膨出部26c′,26c′が嵌着したのち原形に復帰することで、嵌合固定を確実に且つ容易になし得ることになる。また、蓋体14をボトムケース体12から外すときも、前記係着片42a,42bを弾性的に外方へ僅かに開きながら上方に引き上げれば容易に外すことができる。
【0023】
前記蓋体14は既述したように矩形箱状をなしており、図5〜図8に示すように下方に開放端部を有している。開放端部は段部を介した拡大フランジ部43から構成され、その左右フランジ部43a,43bからは略同一平面上を上記係着片42a,42bが垂設されている。蓋体14の天板部44の上面は平坦ではなく、その上面の複数部位には方形をなすブロック状の突出部44a〜44cが突設され、本発明の包装容器10を積み重ねる際に、上記ボトムケース体12の基部25b,25cなどの間に形成される嵌合凹部に嵌合する。本実施例では、前記突出部44aは前記ボトムケース体12の底部中央の帯状部分25aに嵌合するため、同様に帯状をなしており、その表面の更に中央部を帯状に円筒体の一部をなす円弧状の凹み面44a′としている。
【0024】
また、前記突出部44b,44cは前記帯状部分25aを挟んで左右の端部中央から上方に突設された方形ブロック状をなし、ボトムケース体12の上記左右の各コ字型基部25b,25bの間に形成される空間部25b′,25b′を本発明の嵌合凹部の一部として利用し、同空間部25b′,25b′に遊嵌する。
【0025】
ボトムケース体12及び蓋体14に形成される嵌合凹部と突設部は、いずれも容器内部に収納されるウェハの周縁と干渉しない部位であることが肝要である。また、本実施例では前記嵌合凹部の一部としてボトムケース体12の外形により形成される空間部25b′,25b′を利用しているが、これに限るものではなく別途独立させて形成するようにしてもよいことは勿論である。
【0026】
更に、蓋体14の上記天板部44の内面には、ウェハキャリア13に保持されて容器内部に収納された各ウェハの上縁を弾性的に押圧するウェハ押圧部材15を嵌着固定する嵌着手段を有している。前記ウェハ押圧部材15は、例えば図1に示すように、矩形枠体15aと、同矩形枠体51の長辺を構成する一対の枠材52a,52aのそれぞれに多数の弾性片53が各枠材52a,52aに直交して櫛歯状に延設される基本構造を有している。これらのウェハ押圧部材15はボトムケース体12と同様にポリプロピレンから成形されるが、他の素材、例えばポリエステルエラストマー樹脂等も使われる。いずれにしても、ウェハに直接接触するため、摩耗が少なく揮発成分の発生が少ない材質を使用することが好ましい。
【0027】
図1に示すウェハ押圧部材15は、従来から一般的に採用されている形態であって、前記弾性片53,53は各枠材52a,52aに左右対称に配され、それぞれが各枠材52a,52aを挟んでほぼ直角をなして左右に延設される第1弾性片53aと第2弾性片53bからなる。左右の枠材52a,52aに直交して同一直線上に配された左右の第1及び第2弾性片53a,53bの各先端には、ウェハを4点で弾性的に押圧するウェハ押圧部53a′,53b′が形成されており、前記ウェハ押圧部53a′は図示せぬウェハの円周面に接触し、ウェハ押圧部53b′はウェハ上端のオリエンテーションフラット部に接触する。
【0028】
このウェハ押圧部材15は、ウェハの種類により枠体51自体の寸法が異なるばかりでなく、その枠材52a,52c及び弾性片53c,53cの太さも異なる。すなわち、ウェハの種類によりウェハ押圧部材15の形態及び機械的性質も変更される。
【0029】
しかして、従来は包装容器10の天板部内面に形成されるウェハ押圧部材の固定構造は、例えばウェハ押圧部材の枠体を挟持し或いは係合させるべく、各枠体とほぼ同一形態をもつ複数条のリブやフック片からなり、しかも種類の異なる各ウェハに対応するように成形された異なる形態や物性をもつウェハ押圧部材に適合するウェハ押圧部材固定構造をもつ蓋体を個々に成形している。従って、生産性に乏しく、当然にコストアップにつながっていた。
【0030】
そこで、本実施例では多様な種類のウェハに同一構造の蓋体で対応できるように、異なる種類のウェハ押圧部材に対する交換固定を可能にしている。
図5〜図8に示した実施例にあっては、上述の2種類のウェハ押圧部材15を同一の蓋体14をもって嵌着固定できるように、上記長辺を構成する各一対の枠材52a,52aに対応する天板部44の内面部位に、それぞれ前記枠材52a,52aのほぼ全長にわたって挟着する都合4組の2条の挟着リブ44d,44dを平行に突設している。図示例では、左右側壁部41a,41bに近い各一対の前記2条の挟着リブ44d,44dのそれぞれ外側に位置する挟着リブ44dの一部が切り欠かれ、液体流路44d′を形成している。こうして、液体流路44d′を形成すると、ウェハを容器ごと洗浄・乾燥するとき、前記2条の挟着リブ44d,44dの間に洗浄液が滞留することなく、洗浄液の蒸発を促進させる。また、その液体流路44d′間に挟まれる部分に相当する位置に起立片44eを突設し、同起立片44eの先端部にウェハ押圧部材15を固着させたとき、前記枠材52a,52aの端縁に係止して押圧するための膨出係止部44e′を形成している。
【0031】
そして本実施例では、更に前記長辺を構成する各一対の枠材52a,52aは同一の長さであることから、上記短辺を構成する各一対の枠材52c,52cに対応する天板部44の内面部位には、各枠材52c,52cの外側面に当接するように短尺のリブ44fと、同短尺リブ44fに隣接させて前記各枠材52c,52cの上面の一部を押圧係止する係止突起44gとを突設している。この係止突起44fの先端の各枠材52c,52cの上面を押圧する位置には略裁頭角錐台状をなす膨出係止部44g′が形成されている。しかし、前記短尺のリブ44f及び係止突起44gは必ずしも必須ではない。
【0032】
そして、前記各枠材52a,52cは、その端部に向けて漸次肉薄に形成されるとともに、前記各リブや起立片及び係止突起を先端に向けて肉厚を漸次増加させている。しかも、図示例によれば前記各枠材52a,52cの嵌着端の肉厚を前記リブ等のの基端の肉厚より僅かに厚く設定してある。そのため、種類の異なるウェハ押圧部材15であっても、容易に嵌着位置が決めやすく、同時に嵌着操作を容易にし、矩形枠体51の長辺をなす枠材52a,52aを対応する部位にある前記2条の挟着リブ44d,44dの間に押し込むとともに、短辺をなす各枠材52c,52c;52d,52dを各一対の短尺リブ44f及び係止突起44gの内面に沿わせて押し込むにつれて、挟着リブ44d,44dによる挟持力が増加し、また短尺リブ44eによる短辺をなす各枠材52c,52cに対する外側からの当接力が増加し、同時に前記係止突起44gの膨出頭部44g′が同枠材52c,52cに係合し、上記起立片44eの膨出係止部44e′による押圧係止と相まって枠体51を蓋体14の天板部内面に強く押し付けて強力に固定する。
【0033】
ボトムケース体12の開放端部及び上記蓋体14の各開放端部の頂部にはU字状のガスケット挿入溝28, 45が全周にわたって形成されている。本実施例にあっては、前記ガスケット挿入溝27, 45は互いに同一の断面形状に形成されており、前記ボトムケース体12のガスケット挿入溝28は前記蓋体14のガスケット挿入溝45よりも深く形成されている。
【0034】
各ガスケット挿入溝28, 45に挿入されるガスケット16は、既述した従来の形態を有するガスケットであってもよいが、その材質は揮発性成分が非常に少ない樹脂であることが好ましく、機械的性質並びに成形性等からポリエステルエラストマー等が採用される。図9に示すガスケット16は前記ボトムケース体12及び蓋体14に形成された前記ガスケット挿入溝28, 45の開放端と同一の矩形環状体からなり、その全周にわたって外側面の中央部になだらかな膨出部16aを有すると共に、その内側面の中央部には略矩形断面を有する突部16bが同内側面に対して直角に突出している。
【0035】
更に、前記ガスケット16は、同図に破線で示すようにガスケット16の上下端縁部における前記内側面はほぼ平坦面16cを呈しているが、前記外側面は内側面の端縁に向けて傾斜する円弧面16dとされており、各端縁部ともに先細状に形成され、上下対称の断面形状をなしている。前記ガスケット16の縦方向(上下)の長さは、前記ボトムケース体12及び蓋体14に形成された各ガスケット挿入溝28, 45の深さの和よりも大きく設定されており、同ガスケット16の中央部における膨出部16a及び突部16bの肉厚は略同一に設定され、更に同膨出部16a及び突部16bの肉厚を含む中央部の全肉厚は前記ボトムケース体12のガスケット挿入溝28の溝幅よりも僅かに大きく設定されている。
【0036】
このガスケット16を前記ボトムケース体12のガスケット挿入溝28に、前記突部16bが同溝27内に完全に嵌着されるまで押し込む。このとき、同ガスケット16の中央部は前記溝28の幅よりも僅かに大きな厚みを有しているため多少の弾性抵抗を感じる。そのため、ガスケット16がボトムケース体12のガスケット挿入溝28内に保持され、容易に抜け出すことがない。そして、上述したように前記ガスケット16は上下対称の形状をなすため上下方向の確認が不要であるばかりでなく、従来のようにボトムケース体と蓋体とのガスケット挿入溝の端面間で挟持される突条がないため、前記ガスケット挿入溝28の溝端面に係合させる必要もなく、その挿入作業は格段に簡素化される。
【0037】
ところで、前記ガスケット挿入溝28内に嵌入されたガスケット16は、上述のようにその上下の高さが前記ボトムケース体12及び蓋体14の各ガスケット挿入溝28, 45の深さの和よりも大きく設定されているため、同ガスケット16の中央に形成された前記膨出部16a及び突条16bが前記ガスケット挿入溝28内に完全に挿入されるまで同ガスケット16を押し込むと、図9に実線で示すように、その下端部16cの円弧面16dがガスケット挿入溝27の底面に沿って案内され、必然的にボトムケース体12の内側方向に湾曲する。
【0038】
上述のようにガスケット16が装着された前記ボトムケース体12に半導体ウェハを起立して並列支持されている前記ウェハキャリア13を収容し、同ケース体12に蓋体14を被せると、前記ガスケット16の上端部16cが蓋体14のガスケット挿入溝45に嵌入する。このとき、前記蓋体14を上面からボトムケース体12に向けて強く押し付けると、蓋体14の前後中央部に垂設された係着片42a,42bが弾性変形しながらボトムケース体12の嵌合膨出部26c′,26c′に乗り上がり、更に押されると前記係着片42a,42bに形成されている係着孔42a′,42b′が前記ボトムケース体12の嵌合膨出部26c′,26c′と嵌着して原形に復帰し、ボトムケース体12と蓋体14との嵌合固定を更に強力なものとする。
【0039】
このとき、前記ガスケット16の上端部16cは、前述のように前記蓋体14のガスケット挿入溝45内に嵌入されるが、前記上端部16cの厚みは前記挿入溝45の溝幅よりも小さいため、その嵌入に手間取ることもなく確実に嵌入する。前記蓋体14のガスケット挿入溝45内に嵌入されたガスケット16の上端部16cは、同上端部16cの断面形状が下端部のそれと同一であるため、前記ボトムケース体12のガスケット挿入溝27内に嵌入された下端部16cと同様に必然的に内側に湾曲した状態となり、同挿入溝45の底面に密着する。また、本実施例ではガスケット16の上記膨出部16a及び突条16bの中央に上下端部16cを延設させているため、嵌入時の同ガスケット16は各ガスケット挿入溝28,45の底部中央に嵌入させられ、上下端部16cが必ず容器内方に湾曲すする。
この状態で、ウェハ包装容器10は、保管中に内外気圧の変化に伴って容器内の気圧が外部に対して異常に上昇することがある。このとき、図9に矢印で示す方向に内圧が作用し、ボトムケース体12と蓋体14とが離間する方向に僅かに移動するが、前記湾曲長さを十分に設定しておけば、前記ガスケット16の上端部16cの湾曲側内面で前記内圧を受けることになり、同上端部16cはより強く前記ガスケット挿入溝45の底面に押し付けられ、その密閉性を確保する。また、前述のように容器のない外圧の変化に限らず、外部からウェハ包装容器10に衝撃力が加わって、容器が僅かに変形しても前記ガスケット16は前記ボトムケース体12及び蓋体14のガスケット挿入溝37, 45の底部に接近分だけ大きく湾曲し、更に密閉性を高めるため、外気の侵入による容器内の空気汚染の恐れはない。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る半導体ウェハ包装容器におけるボトムケース体の構造によれば、その開放端部が全周にわたり連続して外方に屈曲しているため、成形時の歪み等による変形をもたらすことがなく、しかも所要の強度が確保される。また、本発明は前述のように開放端部の外方への屈曲を連続させることを可能にしているのは、蓋体から垂設される係着片に係着する係着部を前記屈曲部の外側屈曲部分を膨出させるように成形するためであり、この係着構造を採用することにより、構造が簡易化されるとともに、蓋体との嵌合固定にあたっても、蓋体をボトムケース体に外嵌させたのち上方から押し付けると、蓋体から垂設された係着片が弾性変形しながらボトムケース体の前記係着部に乗り上げ、続いて係着したのちに原形に復帰して簡単に嵌着固定される。蓋体を外すときも、前記係着片を弾性変形させながら斜め上方に引き上げれば簡単に外すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例を示す半導体ウェハ包装容器の分解斜視図である。
【図2】前記半導体ウェハ包装容器の構成部材であるボトムケース体の半部を断面で示す側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同ボトムケース体の底面図である。
【図5】前記半導体ウェハ包装容器の構成部材である蓋体の半部を断面で示す側面図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同蓋体の上面図である。
【図8】同底面図である。
【図9】前記ボトムケース体と蓋体との間の密閉シール構造を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
10 半導体ウェハ包装容器
12 ボトムケース体
13 ウェハキャリア
14 蓋体
15 ウェハ押圧部材
16 ガスケット
16a 膨出部
16b 突部
16c 上下端部
16d 円弧面
21,22 左右側壁部
21a,22a 鉛直面部
21b,22b 湾曲面部
23 前壁部
23a 凹み部
24 後壁部
25 底部
25a 帯状部分
25a′ 中央部
25b 基部
25b′ 空間部
26a 本体部分
26b 外側屈曲部分(外側面部分)
26c 凹み部
26c′ 嵌合膨出部
27 補強リブ
28 ガスケット挿入溝
31,32 左右側板
31a,32a 鉛直面部
31b,32b 円弧面部
31b′,32b′ ウェハ支持溝
31c,32c リブ
33 背板
34 連結バー
41a,41b 左右側壁
42a,42b 矩形状係着片
42a′,42b′ 矩形状係着孔
43a,43b 左右フランジ部
44 天板部
44a〜44c ブロック状突出部
44a′ 凹み面
44d 挟着リブ
44d′ 液体流路
44e 起立片
44e′ 膨出係止部
44f 短尺リブ
44g 係止突起
44g′ 膨出係止部
45 ガスケット挿入溝
51 矩形枠体
52a,52c 枠材
53 弾性片
53a,53b 第1及び第2弾性片
53a′,53b′ ウェハ押圧部

Claims (3)

  1. 内部に複数の半導体ウェハを起立状態で並列支持するウェハキャリアが収納される蓋体とボトムケース体とからなる合成樹脂製の半導体ウェハ包装容器にあって、
    前記ボトムケース体の開放端部が、その全周にわたり連続して略同一の長さをもって外側に略逆U字状に屈曲した形態に成形されてなり、その相対する一対の外側壁部分に前記蓋体の対応する係着片と係着する係着部を有し、
    前記蓋体の天板部の内面に、前記ウェハキャリアに保持された各ウェハの上縁を弾性的に押圧するウェハ押圧部材を嵌着固定する嵌着手段を有してなり、
    前記嵌着手段は、蓋体の天板部の内面に形成され、前記ウェハ押圧部材の矩形枠体の長辺を構成する一対の枠材のほぼ全長にわたって平行に突設して各枠材を挟着する都合4組以上の2条の挟着リブを有してなる、
    ことを特徴とする半導体ウェハ包装容器。
  2. 前記ボトムケース体の略逆U字状に形成された前記開放端部の本体部分と外側屈曲部分とが全周にわたり複数の補強リブにて連結されてなる請求項1記載の半導体ウェハ包装容器。
  3. 前記蓋体及びボトムケース体が略矩形状をなしており、係着孔を有する係着片が前記蓋体の少なくとも一組の対向する側壁の開放端中央から略同一平面上を延設され、同係着片に対応する前記ボトムケース体の外側屈曲部分には前記係着片の肉厚に相当する深さの凹み部が形成されるとともに、同凹み部の前記係着孔に対応する部位に前記係着孔に嵌合する嵌合膨出部が形成されてなる請求項1又は2記載の半導体ウェハ包装容器。
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